JP3253486B2 - 搬送テーブルの速度制御装置 - Google Patents
搬送テーブルの速度制御装置Info
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Description
機の入側及び出側に設けられる搬送テーブルの速度制御
に係り、特に、薄板材を搬送するために軸方向両端部の
直径が中央部から見て対称的に次第に大きくなる両テー
パ形のローラを有する搬送テーブルの速度制御装置に関
する。
の入側及び出側の各搬送テーブルのローラ形状は、図2
に示すように、軸方向両端部の直径が中央部から見て対
称的に次第に大きくなる両テーパ形になっているものが
多い。これは圧延材の表面に傷を付けることがないよう
に、下面両端の角部をローラ面に接触させて搬送するよ
うに考慮したものである。このように、両テーパ形のロ
ーラを用いた場合、図2の実線Xと破線Yで示したよう
に、圧延材の板幅の変化に応じてその端部が接触するロ
ール径Dも異なるため、板幅が変化する毎にミル速度に
対して板幅補正を行って搬送テーブルの速度を決定して
いた。
位計算機にて圧延スケジュールによって決定される。圧
延機の入側搬送テーブル及び出側搬送テーブルの各ロー
ラの回転速度(毎分回転数)は、この圧延機の速度と、
やはり上位計算機によって決定される後進率、先進率及
び板幅とを考慮して下記(1),(2) 式の如く決定される。
すなわち、出側搬送テーブルの回転速度Sd (rpm)
は
m)は
数Kw は下記(3) 式によって決定される。
と呼ばれるもの である。従って、Wr =WA の場合にKw =1となる。
の出側板厚は10mm程度の場合がある。この場合、圧
延材は自重によって幅方向中央部が下方にたわむことが
多く、その大小によって接触径も異なる。この様子を図
3に示す。すなわち、同図(a)に示したように、たわ
みが実質的に無いと想定すれば板幅Wi に対応して接触
径はDi であるが、同図(b)に示したように、たわみ
によって直線的な横幅がWt (<Wi )になれば接触径
はDt (<Di )となる。従って、たわみがあれば圧延
材とテーブルローラとの接触位置が変わることになり、
圧延材速度とテーブルローラ速度とが非同期状態とな
る。そのため、圧延材の材質及び粗仕上がり板厚を考慮
し、例えば、下記(4),(5) 式によって上記回転速度Sd
及びSe の補正を行う。 Sd ′=Sd (1+α) …(4) Se ′=Se (1+α) …(5) ただし、αを板たわみ補正値、(1+α)を板たわみ補
正係数と言う。
ミホットストリップミルの圧延機の周辺機器を示したも
のである。図中、1は粗圧延機であり圧延材4はA矢印
方向に圧延、搬送される。この粗圧延機1の入側に入側
搬送テーブルローラ群2が設置され、出側に出側搬送テ
ーブルローラ群3と、圧延材4に対する温度制御用シャ
ワー5とが設置されている。図5はこれらの設置機器に
対して、上述した板幅補正及び板たわみ補正を行う従来
の速度制御装置の構成を示すブロック図である。同図に
おいて、粗圧延機速度基準演算手段11は圧延スケジュー
ルに従って粗圧延機の速度基準を演算し、粗圧延機駆動
用電動機23に対する速度制御装置20と、入側テーブル速
度基準演算手段12と、出側テーブル速度基準演算手段13
とに加える。入側テーブル幅補正係数演算手段14は板幅
に基づいて粗圧延機入側の搬送テーブルローラの板幅補
正係数Kw を演算して入側テーブル速度基準演算手段12
に加えるもので、同様に、出側テーブル幅補正係数演算
手段15は板幅に基づいて粗圧延機出側の搬送テーブルロ
ーラの板幅補正係数Kw を演算して出側テーブル速度基
準演算手段13に加えるものである。入側テーブルたわみ
補正係数演算手段16は粗圧延機入側の搬送テーブルロー
ラの板たわみ補正係数(1+α)を演算するもので、そ
の出力と入側テーブル速度基準演算手段12の出力とが掛
算手段18によって掛け合わされて入側搬送テーブルロー
ラ駆動用電動機24に対する速度制御装置21に加えられ
る。出側テーブルたわみ補正係数演算手段17は粗圧延機
出側の搬送テーブルローラの板たわみ補正係数を演算す
るもので、その出力と出側テーブル速度基準演算手段13
の出力とが掛算手段19によって掛け合わされて出側搬送
テーブルローラ駆動用電動機25に対する速度制御装置22
に加えられる。
る。粗圧延機速度基準演算手段11に対して、図示省略の
上位計算機が圧延材に対する圧延材速度を設定する。粗
圧延機速度基準演算手段11はこの設定値に従って粗圧延
機用速度基準Vr を演算する。入側テーブル幅補正係数
演算手段14は、図示省略の上位計算機より与えられる圧
延材4の圧延材入側板幅を基に、(3) 式を用いて入側テ
ーブル幅補正係数Kwを演算する。そこで、入側テーブ
ル速度基準演算手段12は、粗圧延機速度基準演算手段11
で演算された速度基準Vr と、入側テーブル幅補正係数
演算手段14で演算された入側テーブル幅補正係数Kw と
を入力し、(2) 式を用いて入側搬送テーブルローラ群2
の回転速度Se を演算する。これによって板幅補正が行
われる。なお、後進率fd は上位計算機より与えられ
る。掛算手段18はこの回転速度Seに入側テーブルたわ
み補正係数演算手段16で演算された板たわみ補正係数
(1+α)を掛け算し、すなわち、(5) 式の演算を実行
し、回転速度Se ′を速度基準として速度制御装置21に
加える。これによつてたわみ補正も行われる。たわみ補
正が不要な時は、α=0として板たわみ補正係数=1と
する。
示省略の上位計算機より与えられる圧延材4の圧延材出
側板幅を基に、(3) 式を用いて出側テーブル幅補正係数
Kwを演算する。そこで、出側テーブル速度基準演算手
段13は、粗圧延機速度基準演算手段11で演算された速度
基準Vr と、出側テーブル幅補正係数演算手段15で演算
された出側テーブル幅補正係数Kw とを入力し、(1) 式
を用いて出側搬送テーブルローラ群3の回転速度Sd を
演算する。これによって板幅補正が行われる。なお、先
進率fs は上位計算機より与えられる。掛算手段19はこ
の回転速度Sdに出側テーブルたわみ補正係数演算手段1
7で演算された板たわみ補正係数(1+α)を掛け算
し、すなわち、(4) 式の演算を実行し、得られた回転速
度Sd ′を速度基準として速度制御装置22に加える。こ
れによつてたわみ補正も行われる。
従って速度制御装置20が粗圧延機駆動用電動機23の速度
を制御し、回転速度Se ′に従って速度制御装置21が入
側搬送テーブルローラ駆動用電動機24の速度を制御し、
回転速度Sd ′に従って速度制御装置22が出側搬送テー
ブルローラ駆動用電動機25の速度を制御する。一方、粗
圧延機1の出側に設けられた温度制御用シャワー5は、
図示省略の流量制御系を介して、圧延材4に冷却水を供
給するもので、圧延材4が粗圧延機1に拘束されながら
搬送されるときの冷却水供給状態と、粗圧延機1に拘束
されないで出側搬送テーブルローラ群3のみで搬送され
るときの冷却水供給状態とは等しく、従って、圧延材4
の尾端が温度制御用シャワー5を抜けきるまで出側搬送
テーブルローラ群3の速度はその拘束中と同一の速度に
保持することを要求される。
びたわみ補正は、それぞれ板幅及び板たわみ量の推定値
に基づいて行っているため、圧延材の速度とテーブルロ
ーラの速度とを同期させ得ない場合が多い。そこで、例
えば、圧延材速度がテーブルローラ速度より大きい場合
には、圧延中に圧延材が押されてテーブルローラとの間
に歪が生じることもある。
御をするに当たり、テーブルローラと圧延材との間に速
度差があれば、圧延中の圧延材速度と、圧延材が粗圧延
機を尻抜けした後の圧延材速度とが異なり、圧延材の全
体に亘って温度制御が均一の製品を得難いと言う問題も
あった。
されたもので、圧延材速度とテーブルローラの速度とを
一致させることにより圧延材の圧延品質を向上させるこ
とのできる搬送テーブルの速度制御装置を得ることを目
的とする。
ーブルの速度制御装置は、軸方向両端部の直径が中央部
から見て対称的に次第に大きくなる両テーパ形のローラ
を有する搬送テーブルを、圧延機の入側及び出側の少な
くとも一方に配置し、圧延機のロール周速に比例し、か
つ、基準板幅に対する圧延材の板幅偏差に関連付けられ
る板幅補正係数に反比例するようにローラの回転速度を
決定し、この回転速度を基準にしてローラ駆動電動機を
速度制御するに当たり、圧延中の圧延材速度及び圧延機
に拘束されずに搬送テーブルのみで搬送される圧延材速
度を検出する速度検出手段と、検出された二つの圧延材
速度の比によって板幅補正係数を修正し、修正された板
幅補正係数に関連する圧延材の板幅を演算する板幅演算
手段とを備え、今回演算された板幅に基づいて次回のロ
ーラの回転速度を決定することを特徴とする。
装置は、さらに、板幅演算手段によって演算された板幅
を記憶し、次回のローラの回転速度の演算に供すること
を特徴としている。
装置は、軸方向端部の直径が中央部から見て対称的に次
第に大きくなる両テーパ形のローラを有する搬送テーブ
ルを、圧延機の入側及び出側の少なくとも一方に配置
し、圧延機のロール周速に比例すると共に、圧延材の材
質及び厚み等に関連付けられる板たわみ補正係数に比例
し、かつ、基準板幅に対する圧延材の板幅偏差に関連付
けられる板幅補正係数に反比例するようにローラの回転
速度を決定し、この回転速度を基準にしてローラ駆動電
動機を速度制御するに当たり、圧延中の圧延材速度及び
圧延機に拘束されずに搬送テーブルのみで搬送される圧
延材速度を検出する速度検出手段と、検出された圧延材
の速度比によって板幅補正係数を修正し、修正された板
幅補正係数に関連する圧延材の板幅を演算する板幅演算
手段と、検出された圧延材の速度比によって板たわみ補
正係数を修正するたわみ補正係数演算手段とを備え、今
回演算された板幅及び修正された板たわみ補正係数に基
づいて次回のローラの回転速度を決定することを特徴と
する。
装置は、さらに、板幅演算手段によって演算された板幅
及びたわみ補正係数演算手段によって修正された板たわ
み補正係数を記憶し、次回のローラの回転速度の演算に
供することを特徴としている。
を説明する。圧延材の搬送速度を、例えば、ドップラー
速度計を用いることにより、非接触にて検出することが
できる。いま、圧延機に拘束されている場合の圧延材速
度をVrm、圧延機に拘束されない状態における圧延材速
度をVm とする。そして、圧延機に拘束されている場合
のローラ回転速度をSrdすれば、(1) 式は次のように変
形することができる。
材速度Vm に対するローラ回転速度をSd とすれば、
(1) 式は次のように変形することができる。
回転速度Srdと、圧延機に拘束されない場合のローラ回
転速度Sd とが等しいとすれば、(6) 式の右辺と(7) 式
の右辺とは等しく、次式が成立する。
って求められた板幅補正係数であり、板幅を正しく推定
しておれば、Vm =Vrmであり、板幅を正しく推定して
いなければVm とVrmとが相違することになる。換言す
れば、Krwの代わりに(9) 式に従ったKw ′を用いるこ
とにより、圧延機の拘束の有無に関係なく圧延材速度と
ローラ速度とを一致させることができる。
整理すると次式が得られる。
に拘束されない圧延材速度Vm と拘束されている場合の
圧延材速度Vrmとの比を乗算し、得られた板幅補正係数
Kw から真の板幅を演算することができる。この真の板
幅を次回の板幅補正係数の演算、又は、次回の圧延時の
板幅補正係数の演算に供することにより、圧延機に拘束
の有無に関係なく圧延材速度とローラ速度とを一致させ
ることができる。
いて考える。圧延機に拘束されている場合の圧延材速度
Vrmに相当するテーブルローラ回転速度をSrd′、圧延
機に拘束されない場合の圧延材速度Vm に相当するテー
ブルローラ回転速度をSmd′とすると、次式が成立す
る。
算された板幅補正係数(1+α)を圧延機に拘束されな
い圧延材速度Vm と拘束されている場合の圧延材速度V
rmとの比を乗算することにより修正された板たわみ補正
係数が得られる。
装置においては、圧延中の圧延材速度、圧延機に拘束さ
れずに搬送テーブルのみで搬送される圧延材速度をそれ
ぞれ検出し、検出された圧延材の速度比によって板幅補
正係数を修正し、修正された板幅補正係数に関連する圧
延材の板幅を演算し、今回演算された板幅に基づいて次
回のローラの回転速度を決定しているので、圧延材速度
とテーブルローラの速度とを一致させることができる。
装置においては、さらに、今回演算された板幅を、次回
に圧延する圧延材に対する真の板幅としているので、2
本目の圧延材から、好適な速度制御が行われる。
装置においては、検出された圧延材の速度比によって板
たわみ補正係数をも修正し、この板たわみ補正係数を次
回のローラ回転数の決定に供するので、板たわみがある
場合でも圧延材速度とテーブルローラの速度とを一致さ
せることができる。
装置においては、さらに、今回演算された板幅補正係数
及び板たわみ補正係数を記憶させ、次回のローラの回転
速度の演算に用いるので、板たわみがある場合でも、2
本目の圧延材から、好適な速度制御が行われる。
細に説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図中、図4及び図5と同一の要素には
同一の符号を付してその説明を省略する。ここでは、粗
圧延機1の入側にて圧延材4の速度を非接触にて検出す
る、例えば、ドップラー速度計でなる入側速度検出手段
6と、同様に、粗圧延機1の出側にて圧延材4の速度を
非接触にて検出する出側速度検出手段7と、入側速度検
出手段6の出力に基づいて、圧延中の圧延材速度と搬送
のみが行われている速度との速度比を演算する入側速度
比演算手段26と、出側速度検出手段7の出力に基づい
て、圧延中の圧延材材速度と搬送のみが行われている速
度との速度比を演算する出側速度比演算手段27と、入側
速度比演算手段26の出力に基づいて入側の圧延材の板幅
を演算し、この板幅を入側テーブル幅補正係数演算手段
14の演算に供する入側板幅演算手段28と、出側速度比演
算手段27の出力に基づいて出側の圧延材の板幅を演算
し、この板幅を出側テーブル幅補正係数演算手段15の演
算に供する出側板幅演算手段29とが新たに付加されてい
る。また、入側速度比演算手段26の出力が入側の板たわ
み補正係数の修正に供され、出側速度比演算手段27の出
力が出側の板たわみ補正係数の修正に供される。
ついて、特に、図5の構成に対して要素を新たに付加し
た部分を中心にして以下に説明する。入側速度検出手段
6は粗圧延機1の入側における圧延材4の速度を常時検
出する。同様に、出側速度検出手段7は粗圧延機1の出
側における圧延材4の速度を常時検出する。説明を簡単
にするために、これらの速度検出手段によってそれぞれ
検出された圧延中の圧延材速度をVrm、搬送のみが行わ
れている場合の搬送速度をVm とする。入側速度比演算
手段26及び出側速度比演算手段27は(9) 式および(11)式
に示す速度比Vm /Vrmを演算する。そこで、入側板幅
演算手段28および出側板幅演算手段29はそれぞれ(9) 式
に従って板幅補正係数Kw ′を演算し、続いて、(10)式
を用いて真の入側板幅および出側板幅をそれぞれ演算す
る。入側テーブル幅補正係数演算手段14および出側テー
ブル幅補正係数演算手段15はそれぞれ演算された真の板
幅を用いて板幅補正係数Kw を求める。
段16及び出側テーブルたわみ補正係数演算手段17は、予
め設定された板たわみ補正係数(1+α)に上記速度比
Vm/Vrmを乗じて修正された板たわみ補正係数(Vm
/Vrm)(1+α)を出力する。
材4の先端が粗圧延機1に噛込まれた時点にて入側搬送
テーブルローラ群2に対する回転速度が補正され、さら
に、圧延材4の尾端が粗圧延機1を抜けた時点で出側搬
送テーブルローラ群3に対する回転速度が補正される。
従って、粗圧延機1に拘束された場合の圧延材4と入側
搬送テーブルローラ群2との速度差を無くし、また、圧
延材4が粗圧延機1を抜けた後の圧延材4の搬送速度が
圧延中の速度に一致せしめられるので圧延材4の全長に
亘って均一な温度制御が行われる。
機1に拘束された場合の圧延材4と出側搬送テーブルロ
ーラ群3との速度差を解消し得ないが、入側テーブル幅
補正係数演算手段14及び出側テーブル幅補正係数演算手
段15でそれぞれ演算された真の板幅を図示しない上位計
算機によって収集することにより、テーブルローラとの
接触板幅として使用可能であり、同一スケジュールにて
圧延される2本目以降の圧延材4の設定値とすることが
でき、圧延材の全長に亘って圧延材4と出側搬送テーブ
ルローラ群3との速度差を解消することができる。
たるみ補正をも行ったが、このうち、板幅補正のみを行
うようにしても、圧延材速度とテーブルローラの速度と
を一致させるかなり大きな効果が得られる。
明によれば、圧延材速度とテーブルローラの速度とを一
致させることができ、これにより圧延材の圧延品質を向
上させることができる。
び板たるみ係数の修正値を記憶し、次回の圧延材に対す
る設定値とすることができ、圧延材の全長に亘って圧延
材と出側搬送テーブルローラとの速度差を解消すること
ができる。
及び板幅の変化による接触径の変化を説明するための説
明図。
及び板たるみによる接触径の変化を説明するための説明
図。
を、周辺機器と併せて示した説明図。
すブロック図。
Claims (4)
- 【請求項1】軸方向両端部の直径が中央部から見て対称
的に次第に大きくなる両テーパ形のローラを有する搬送
テーブルを、圧延機の入側及び出側の少なくとも一方に
配置し、前記圧延機のロール周速に比例し、かつ、基準
板幅に対する圧延材の板幅偏差に関連付けられる板幅補
正係数に反比例するように前記ローラの回転速度を決定
し、この回転速度を基準にしてローラ駆動電動機を速度
制御する搬送テーブルの速度制御装置において、 圧延中の圧延材速度及び前記圧延機に拘束されずに前記
搬送テーブルのみで搬送される圧延材速度を検出する速
度検出手段と、 検出された二つの前記圧延材速度の比によって前記板幅
補正係数を修正し、修正された板幅補正係数に関連する
前記圧延材の板幅を演算する板幅演算手段と、 を備え、今回演算された板幅に基づいて次回のローラの
回転速度を決定することを特徴とする搬送テーブルの速
度制御装置。 - 【請求項2】前記板幅演算手段によって演算された板幅
を記憶し、次回のローラの回転速度の演算に供すること
を特徴とする請求項1に記載の搬送テーブルの速度制御
装置。 - 【請求項3】軸方向端部の直径が中央部から見て対称的
に次第に大きくなる両テーパ形のローラを有する搬送テ
ーブルを、圧延機の入側及び出側の少なくとも一方に配
置し、前記圧延機のロール周速に比例すると共に、圧延
材の材質及び厚み等に関連付けられる板たわみ補正係数
に比例し、かつ、基準板幅に対する圧延材の板幅偏差に
関連付けられる板幅補正係数に反比例するように前記ロ
ーラの回転速度を決定し、この回転速度を基準にしてロ
ーラ駆動電動機を速度制御する搬送テーブルの速度制御
装置において、 圧延中の圧延材速度及び前記圧延機に拘束されずに前記
搬送テーブルのみで搬送される圧延材速度を検出する速
度検出手段と、 検出された前記圧延材の速度比によって前記板幅補正係
数を修正し、修正された板幅補正係数に関連する前記圧
延材の板幅を演算する板幅演算手段と、 検出された前記圧延材の速度比によって前記板たわみ補
正係数を修正するたわみ補正係数演算手段と、 を備え、今回演算された板幅及び修正された板たわみ補
正係数に基づいて次回のローラの回転速度を決定するこ
とを特徴とする搬送テーブルの速度制御装置。 - 【請求項4】前記板幅演算手段によって演算された板幅
及びたわみ補正係数演算手段によって修正された板たわ
み補正係数を記憶し、次回のローラの回転速度の演算に
供することを特徴とする請求項3に記載の搬送テーブル
の速度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11713495A JP3253486B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 搬送テーブルの速度制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11713495A JP3253486B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 搬送テーブルの速度制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08309422A JPH08309422A (ja) | 1996-11-26 |
JP3253486B2 true JP3253486B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=14704299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11713495A Expired - Fee Related JP3253486B2 (ja) | 1995-05-16 | 1995-05-16 | 搬送テーブルの速度制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3253486B2 (ja) |
-
1995
- 1995-05-16 JP JP11713495A patent/JP3253486B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH08309422A (ja) | 1996-11-26 |
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