JP3253422B2 - アセチレンの重合方法 - Google Patents
アセチレンの重合方法Info
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- JP3253422B2 JP3253422B2 JP14954593A JP14954593A JP3253422B2 JP 3253422 B2 JP3253422 B2 JP 3253422B2 JP 14954593 A JP14954593 A JP 14954593A JP 14954593 A JP14954593 A JP 14954593A JP 3253422 B2 JP3253422 B2 JP 3253422B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08F—MACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
- C08F38/00—Homopolymers and copolymers of compounds having one or more carbon-to-carbon triple bonds
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- Organic Chemistry (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Polymerization Catalysts (AREA)
- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアセチレン系不飽和化合
物の重合方法に関する。
物の重合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アセチレン系不飽和化合物を触媒と接触
させるアセチレンの重合方法は当業界で公知である。
させるアセチレンの重合方法は当業界で公知である。
【0003】米国特許第3,883,570号による
と、自発圧力下で、モノマー、触媒としてのビス(ジエ
チルアミノメチル)−1,2−フェニレン−ジパラジウ
ム化合物、及び溶媒としてのo−ジクロロベンゼンを2
00℃に8時間加熱してアセチレンを重合する。
と、自発圧力下で、モノマー、触媒としてのビス(ジエ
チルアミノメチル)−1,2−フェニレン−ジパラジウ
ム化合物、及び溶媒としてのo−ジクロロベンゼンを2
00℃に8時間加熱してアセチレンを重合する。
【0004】置換基として少なくとも1つのエチニル基
を有する芳香族化合物の重合方法は特開昭57−198
743に開示されている。触媒はパラジウム化合物、ト
リオルガノホスフィン、第一銅塩及び有機アミンからな
る。
を有する芳香族化合物の重合方法は特開昭57−198
743に開示されている。触媒はパラジウム化合物、ト
リオルガノホスフィン、第一銅塩及び有機アミンからな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】比較的緩和な反応条件
を使用できる触媒を使用して種々のアセチレン系不飽和
化合物を重合する方法を提供することは好都合である。
を使用できる触媒を使用して種々のアセチレン系不飽和
化合物を重合する方法を提供することは好都合である。
【0006】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、特定の
2座配位子をベースとする触媒系を使用することにより
改良された結果が得られることが判明した。
2座配位子をベースとする触媒系を使用することにより
改良された結果が得られることが判明した。
【0007】本発明は、モノマーを重合条件下で、 a)1つ以上のVIII族金属の陽イオン源、 b)リン、ヒ素及び/またはアンチモンを含む2座配位
子、及び c)陰イオン源を混用して得られる触媒系と接触させる
ことからなるアセチレン系不飽和化合物の重合方法に関
する。
子、及び c)陰イオン源を混用して得られる触媒系と接触させる
ことからなるアセチレン系不飽和化合物の重合方法に関
する。
【0008】本発明の触媒系のベースとなるVIII族
金属の陽イオン源としては、1つ以上のVIII族金属
の塩を使用するのが有利である。好ましいVIII族金
属はパラジウム、ロジウム、ルテニウム及びニッケルで
ある。パラジウムが特に好適である。所望に応じて、1
つ以上のVIII族金属の陽イオン、例えばパラジウム
陽イオンとロジウム陽イオンとからなる触媒を使用でき
る。
金属の陽イオン源としては、1つ以上のVIII族金属
の塩を使用するのが有利である。好ましいVIII族金
属はパラジウム、ロジウム、ルテニウム及びニッケルで
ある。パラジウムが特に好適である。所望に応じて、1
つ以上のVIII族金属の陽イオン、例えばパラジウム
陽イオンとロジウム陽イオンとからなる触媒を使用でき
る。
【0009】VIII族金属の好適な塩は無機塩、例え
ば硫酸塩、硝酸塩及びリン酸塩である。腐食性の点か
ら、ハロゲン化物は推奨されない。好適な塩の別な例
は、スルホン酸(例えばメタンスルホン酸、トリフルオ
ロメタンスルホン酸及びp−トルエンスルホン酸)の
塩、及びカルボン酸(例えば酢酸、トリフルオロ及びト
リクロロ酢酸のようなハロ酢酸、シュウ酸及びクエン
酸)の塩である。
ば硫酸塩、硝酸塩及びリン酸塩である。腐食性の点か
ら、ハロゲン化物は推奨されない。好適な塩の別な例
は、スルホン酸(例えばメタンスルホン酸、トリフルオ
ロメタンスルホン酸及びp−トルエンスルホン酸)の
塩、及びカルボン酸(例えば酢酸、トリフルオロ及びト
リクロロ酢酸のようなハロ酢酸、シュウ酸及びクエン
酸)の塩である。
【0010】VIII族金属の陽イオン源として、元素
の形または0価の状態、例えば一酸化炭素との錯体の形
の金属を使用することもできる。好ましくは、これらの
源をプロトン性の酸例えば硫酸または硝酸と共に使用す
る。
の形または0価の状態、例えば一酸化炭素との錯体の形
の金属を使用することもできる。好ましくは、これらの
源をプロトン性の酸例えば硫酸または硝酸と共に使用す
る。
【0011】2座配位子をベースとする触媒系は単座配
位子のみを持つ触媒に比べて顕著に高い活性を示すこと
が発見された。さらに、リン、ヒ素及び/またはアンチ
モン原子を含む配位子を含む触媒を使用すると、他の配
位原子例えば窒素または硫黄原子を含む配位子をベース
とした触媒を使用した場合に比べてより良い結果が得ら
れる。
位子のみを持つ触媒に比べて顕著に高い活性を示すこと
が発見された。さらに、リン、ヒ素及び/またはアンチ
モン原子を含む配位子を含む触媒を使用すると、他の配
位原子例えば窒素または硫黄原子を含む配位子をベース
とした触媒を使用した場合に比べてより良い結果が得ら
れる。
【0012】従って、本発明の好適な触媒系は、リン、
ヒ素及びアンチモン原子から選択した少なくとも2つの
原子をVIII族金属と配位して含む2座配位子を含
む。
ヒ素及びアンチモン原子から選択した少なくとも2つの
原子をVIII族金属と配位して含む2座配位子を含
む。
【0013】好ましくは、2つのヒ素原子、2つのアン
チモン原子、または特に2つのリン原子を含む配位子を
選択する。
チモン原子、または特に2つのリン原子を含む配位子を
選択する。
【0014】さらに1つ以上の、VIII族金属と配位
しうる他の原子、例えば別のリン原子を含む配位子を除
外する意図はない。
しうる他の原子、例えば別のリン原子を含む配位子を除
外する意図はない。
【0015】特に好ましい2座配位子グループは一般
式: R1 R2 M1 RM2 R3 R4 (I) [式中、M1 及びM2 はリン、ヒ素及びアンチモン原子
から選択した異なるまたは好ましくは同じ原子を表し、
Rは橋内に1−10個の原子を含む二価の有機架橋基を
表し、R1 、R2 、R3 及びR4 は各々独立して置換も
しくは非置換のヒドロカルビル基を表す]で示すことが
できる。
式: R1 R2 M1 RM2 R3 R4 (I) [式中、M1 及びM2 はリン、ヒ素及びアンチモン原子
から選択した異なるまたは好ましくは同じ原子を表し、
Rは橋内に1−10個の原子を含む二価の有機架橋基を
表し、R1 、R2 、R3 及びR4 は各々独立して置換も
しくは非置換のヒドロカルビル基を表す]で示すことが
できる。
【0016】二価の有機架橋基Rは好ましくは、橋内に
2から6個、より好ましくは2から4個の原子を含み、
その内の少なくとも2個は炭素原子である。従って、2
つの架橋原子しか存在しない場合には2つの架橋原子の
両方とも炭素原子である。より多くの架橋原子が存在す
る場合には、好ましくは、少なくとも2つの末端架橋原
子が炭素原子であり、残りの架橋原子が炭素原子であっ
てもヘテロ原子例えば酸素もしくは珪素原子であっても
よく、但し橋内では2つの炭素原子が各ヘテロ原子に隣
接している。
2から6個、より好ましくは2から4個の原子を含み、
その内の少なくとも2個は炭素原子である。従って、2
つの架橋原子しか存在しない場合には2つの架橋原子の
両方とも炭素原子である。より多くの架橋原子が存在す
る場合には、好ましくは、少なくとも2つの末端架橋原
子が炭素原子であり、残りの架橋原子が炭素原子であっ
てもヘテロ原子例えば酸素もしくは珪素原子であっても
よく、但し橋内では2つの炭素原子が各ヘテロ原子に隣
接している。
【0017】Rの好適な例には、基−CH2 −CH
2 −、−CH2 −CH2 −CH2 −、−CH2 −O−C
H2 −O−CH2 −、−CH2 −CH2 −CH2 −CH
2 −及び−CH2 −Si(CH3 )2 −CH2 −が包含
される。最も好ましいRは基−CH2 −CH2 −CH2
−である。
2 −、−CH2 −CH2 −CH2 −、−CH2 −O−C
H2 −O−CH2 −、−CH2 −CH2 −CH2 −CH
2 −及び−CH2 −Si(CH3 )2 −CH2 −が包含
される。最も好ましいRは基−CH2 −CH2 −CH2
−である。
【0018】式(I)中のR1 、R2 、R3 及びR4 で
表される置換もしくは非置換のヒドロカルビル基は脂肪
族、脂環式または芳香族であってよい。
表される置換もしくは非置換のヒドロカルビル基は脂肪
族、脂環式または芳香族であってよい。
【0019】好ましくは、R1 、R2 、R3 及びR4 は
同じまたは異なる炭素原子数1から10の置換もしくは
非置換の脂肪族基を表す。R1 とR2 及び/またはR3
とR4 は一緒になって二価の脂肪族基と形成し、よって
各M1 またはM2 と一緒になって環状構造を形成しても
よい。R1 、R2 、R3 及び/またはR3 で表される脂
肪族基は分岐鎖であっても直鎖であってもよい。
同じまたは異なる炭素原子数1から10の置換もしくは
非置換の脂肪族基を表す。R1 とR2 及び/またはR3
とR4 は一緒になって二価の脂肪族基と形成し、よって
各M1 またはM2 と一緒になって環状構造を形成しても
よい。R1 、R2 、R3 及び/またはR3 で表される脂
肪族基は分岐鎖であっても直鎖であってもよい。
【0020】好適な例は、メチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、n−ブチル、第二ブチル、第三ブチル、
ペンチル、n−ヘキシル、ネオヘキシル、シクロペンチ
ル及びオクチル基である。炭素原子数4から10の第三
アルキル基、特に第三ブチル基が好ましい。
イソプロピル、n−ブチル、第二ブチル、第三ブチル、
ペンチル、n−ヘキシル、ネオヘキシル、シクロペンチ
ル及びオクチル基である。炭素原子数4から10の第三
アルキル基、特に第三ブチル基が好ましい。
【0021】上記のように、式(I)中のR1 、R2 、
R3 及び/またはR4 は置換ヒドロカルビル基を表すこ
とができる。触媒系の触媒活性を実質的に損なうことの
ない好適な置換基としては、ハロゲン原子(例えば塩素
及び臭素原子)、アルコキシ基(例えばメトキシ及びエ
トキシ基)、シアノ基、アミノ−、モノアルキル−及び
ジアルキルアミノ基から選択することができる。
R3 及び/またはR4 は置換ヒドロカルビル基を表すこ
とができる。触媒系の触媒活性を実質的に損なうことの
ない好適な置換基としては、ハロゲン原子(例えば塩素
及び臭素原子)、アルコキシ基(例えばメトキシ及びエ
トキシ基)、シアノ基、アミノ−、モノアルキル−及び
ジアルキルアミノ基から選択することができる。
【0022】本発明の触媒系に含まれる陰イオン源は、
OH- 基源例えば水、(OR5 )-[式中、R5 はアル
キル基を表す]イオン源例えばアルカノール、好ましく
はメタノール、エタノールまたはイソプロパノールのよ
うな炭素原子数1から8のアルカノール、または
OH- 基源例えば水、(OR5 )-[式中、R5 はアル
キル基を表す]イオン源例えばアルカノール、好ましく
はメタノール、エタノールまたはイソプロパノールのよ
うな炭素原子数1から8のアルカノール、または
【0023】
【化2】
【0024】イオン源例えば酢酸またはプロピオン酸の
ようなカルボン酸であり得る。好ましい陰イオン源は、
上記のVIII族金属の塩が得られる酸から形成され
る。スルホン酸例えばメタンスルホン酸及びトリフルオ
ロメタンスルホン酸が特に推奨される陰イオン源であ
る。一般に、pKaが6未満、特に4未満の酸が非常に
好適である。pKaが2未満の酸が最も好ましい。
ようなカルボン酸であり得る。好ましい陰イオン源は、
上記のVIII族金属の塩が得られる酸から形成され
る。スルホン酸例えばメタンスルホン酸及びトリフルオ
ロメタンスルホン酸が特に推奨される陰イオン源であ
る。一般に、pKaが6未満、特に4未満の酸が非常に
好適である。pKaが2未満の酸が最も好ましい。
【0025】もう1つの好適な陰イオン源は上記の酸の
塩、特に貴金属以外の遷移金属例えば銅、クロム及びス
ズの塩から形成される。
塩、特に貴金属以外の遷移金属例えば銅、クロム及びス
ズの塩から形成される。
【0026】本発明方法に使用する触媒の量は臨界的で
はなく、広範囲に変化し得る。触媒中のVIII族金属
の量は、好ましくはアセチレン系不飽和化合物1モル当
り金属10-7〜10-1グラム原子の範囲、特に10-6〜
10-2グラム原子の範囲である。
はなく、広範囲に変化し得る。触媒中のVIII族金属
の量は、好ましくはアセチレン系不飽和化合物1モル当
り金属10-7〜10-1グラム原子の範囲、特に10-6〜
10-2グラム原子の範囲である。
【0027】2座配位子の量はVIII族金属1グラム
原子当り配位子0.5〜10モルの範囲で選択するのが
好ましいが、これ以外の量も所望に応じて使用できる。
特に、2座配位子の量は金属1グラム原子当り配位子1
〜4モルの範囲から選択する。
原子当り配位子0.5〜10モルの範囲で選択するのが
好ましいが、これ以外の量も所望に応じて使用できる。
特に、2座配位子の量は金属1グラム原子当り配位子1
〜4モルの範囲から選択する。
【0028】陰イオンのモル量はVIII族金属のグラ
ム原子量に対して過剰であるのが好ましい。好ましく
は、陰イオンのモル量は金属1グラム原子当り1〜10
0の範囲、好ましくは2〜50の範囲である。VIII
族金属塩が比較的弱い酸の塩である場合には、この塩を
比較的強い酸からなる陰イオン源と組合わせると、強酸
とVIII族金属との金属塩と弱酸が生成されうること
が理解されよう。
ム原子量に対して過剰であるのが好ましい。好ましく
は、陰イオンのモル量は金属1グラム原子当り1〜10
0の範囲、好ましくは2〜50の範囲である。VIII
族金属塩が比較的弱い酸の塩である場合には、この塩を
比較的強い酸からなる陰イオン源と組合わせると、強酸
とVIII族金属との金属塩と弱酸が生成されうること
が理解されよう。
【0029】本発明方法に使用する触媒系は、有利に
は、アセチレン系不飽和モノマーを加える前に別のステ
ップで調製する。好ましくは、触媒系は液相で、例えば
VIII族金属の塩を好適な溶媒に溶解し、次に他の触
媒成分またはその前駆物質を加えて形成する。好適な溶
媒は、アルコール例えばメタノール、エタノール、イソ
プロパノール、第二ブタノール及びエチレングリコー
ル、ケトン例えばアセトン及びメチルエチルケトン、エ
ーテル例えばジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル(ジグリム)、及
びエステル例えばプロピオン酸メチル及び酢酸エチルで
ある。周囲条件下でモノマーが液状の場合、このモノマ
ーは溶媒としても使用できる。
は、アセチレン系不飽和モノマーを加える前に別のステ
ップで調製する。好ましくは、触媒系は液相で、例えば
VIII族金属の塩を好適な溶媒に溶解し、次に他の触
媒成分またはその前駆物質を加えて形成する。好適な溶
媒は、アルコール例えばメタノール、エタノール、イソ
プロパノール、第二ブタノール及びエチレングリコー
ル、ケトン例えばアセトン及びメチルエチルケトン、エ
ーテル例えばジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジ
エチレングリコールジメチルエーテル(ジグリム)、及
びエステル例えばプロピオン酸メチル及び酢酸エチルで
ある。周囲条件下でモノマーが液状の場合、このモノマ
ーは溶媒としても使用できる。
【0030】好適な溶媒の他の例は、アセトニトリル、
N−メチルピロリドン及びジメチルスルホキシドであ
る。所望に応じて、溶媒の混合物も使用できる。
N−メチルピロリドン及びジメチルスルホキシドであ
る。所望に応じて、溶媒の混合物も使用できる。
【0031】本発明方法で重合されるアセチレン系不飽
和化合物は、式:
和化合物は、式:
【0032】
【化3】
【0033】[式中、X及びYは各々独立して水素原子
または適宜置換したヒドロカルビル基を表す]で表すこ
とができる。
または適宜置換したヒドロカルビル基を表す]で表すこ
とができる。
【0034】好ましいモノマーは式:
【0035】
【化4】
【0036】[式中、Xは前記と同義である]で表され
る。
る。
【0037】好適なモノマーの例は、アセチレン、プロ
ピン、フェニルアセチレン、3−ヒドロキシプロピン−
1(プロパルギルアルコール)、4−ヒドロキシブチン
−1、p−トリルアセチレン、1−ブチン及びp−ジエ
チニルベンゼンである。2つ以上のモノマーの混合物も
使用でき、この場合コポリマーが形成される。
ピン、フェニルアセチレン、3−ヒドロキシプロピン−
1(プロパルギルアルコール)、4−ヒドロキシブチン
−1、p−トリルアセチレン、1−ブチン及びp−ジエ
チニルベンゼンである。2つ以上のモノマーの混合物も
使用でき、この場合コポリマーが形成される。
【0038】好ましいモノマーはアセチレン、フェニル
アセチレン、イソプロペニルアセチレン及び3−ヒドロ
キシプロピン−1である。
アセチレン、イソプロペニルアセチレン及び3−ヒドロ
キシプロピン−1である。
【0039】本発明方法は緩和な温度及び圧力条件下で
実施する。好適な反応温度は一般に0〜180℃の範囲
であり、好ましくは0〜150℃の範囲である。多くの
場合、室温で許容できる反応速度が得られる。
実施する。好適な反応温度は一般に0〜180℃の範囲
であり、好ましくは0〜150℃の範囲である。多くの
場合、室温で許容できる反応速度が得られる。
【0040】好適な反応圧力は一般に0.1〜25バー
ルの範囲であり、好ましくは1〜20バールの範囲であ
る。自発圧力(autogenic pressur
e)が最も好ましい。所望であれば、さらに溶媒が存在
する中で重合を実施することができる。好適な溶媒は、
特に、触媒系の製造に関して上記した溶媒である。
ルの範囲であり、好ましくは1〜20バールの範囲であ
る。自発圧力(autogenic pressur
e)が最も好ましい。所望であれば、さらに溶媒が存在
する中で重合を実施することができる。好適な溶媒は、
特に、触媒系の製造に関して上記した溶媒である。
【0041】本発明方法で製造したポリマーは電気伝導
性を持つ。その電気伝導性は、適当な電子受容体(例え
ば五フッ化ヒ素、五フッ化アンチモン)、または適当な
電子供与体(例えばリチウムまたはナトリウムのような
アルカリ金属)を添加することにより増強または相殺す
ることができる。
性を持つ。その電気伝導性は、適当な電子受容体(例え
ば五フッ化ヒ素、五フッ化アンチモン)、または適当な
電子供与体(例えばリチウムまたはナトリウムのような
アルカリ金属)を添加することにより増強または相殺す
ることができる。
【0042】ポリマーは繊維または薄膜の形で製造する
ことができ、特に導体、半導体または絶縁材料の製造に
使用できる。
ことができ、特に導体、半導体または絶縁材料の製造に
使用できる。
【0043】
【実施例】本発明を以下の非限定的実施例を参照しなが
ら説明する。
ら説明する。
【0044】実施例1 0.1mmolの酢酸パラジウム、0.3mmolの
1,3−ビス−(ジ−第三ブチルホスフィノ)プロパン
及び0.25mmolのメタンスルホン酸を、窒素下、
グローブボックス中でメタノール10mlに溶解して触
媒溶液を作成した。
1,3−ビス−(ジ−第三ブチルホスフィノ)プロパン
及び0.25mmolのメタンスルホン酸を、窒素下、
グローブボックス中でメタノール10mlに溶解して触
媒溶液を作成した。
【0045】125mlのガラスの反応容器にメタノー
ル50mlとフェニルアセチレン15mlを入れた。窒
素雰囲気下、室温(約22℃)で、上記の触媒溶液1m
lを反応容器の下部から注入した。反応容器の内容物の
温度は急速に50−60℃に上昇し、瞬時にポリマーの
沈澱が生じた。約5分後に12gの橙黄色の生成物が形
成された。試料をクロロホルムに溶解後13C NMR分
析すると、生成物はポリフェニルアセチレンからなるこ
とが判明した。
ル50mlとフェニルアセチレン15mlを入れた。窒
素雰囲気下、室温(約22℃)で、上記の触媒溶液1m
lを反応容器の下部から注入した。反応容器の内容物の
温度は急速に50−60℃に上昇し、瞬時にポリマーの
沈澱が生じた。約5分後に12gの橙黄色の生成物が形
成された。試料をクロロホルムに溶解後13C NMR分
析すると、生成物はポリフェニルアセチレンからなるこ
とが判明した。
【0046】反応率を計算すると、1時間当りパラジウ
ム1g当りポリマー100,000g以上であった。
ム1g当りポリマー100,000g以上であった。
【0047】実施例2 メタノール10ml中に酢酸パラジウム0.1mmol
及び1,3−ビス−(ジ−第三ブチルホスフィノ)プロ
パン0.3mmolを含む溶液1mlを触媒として使用
して、実施例1に記載の実験を繰り返した。生成物の分
析により、ポリフェニルアセチレンが形成されたことが
判明し、反応率は1時間当りパラジウム1g当りポリマ
ー約4000gであった。
及び1,3−ビス−(ジ−第三ブチルホスフィノ)プロ
パン0.3mmolを含む溶液1mlを触媒として使用
して、実施例1に記載の実験を繰り返した。生成物の分
析により、ポリフェニルアセチレンが形成されたことが
判明し、反応率は1時間当りパラジウム1g当りポリマ
ー約4000gであった。
【0048】実施例3 メタノール10ml中に酢酸パラジウム0.1mmo
l、1,3−ビス−(ジ−第三ブチルホスフィノ)プロ
パン0.3mmol及びトリフルオロメタンスルホン酸
0.25mmolを含む溶液1mlを触媒として使用し
て、実施例1に記載の実験を行った。温度は急速に60
℃に上昇した。
l、1,3−ビス−(ジ−第三ブチルホスフィノ)プロ
パン0.3mmol及びトリフルオロメタンスルホン酸
0.25mmolを含む溶液1mlを触媒として使用し
て、実施例1に記載の実験を行った。温度は急速に60
℃に上昇した。
【0049】分析により、ポリフェニルアセチレンが形
成されたことが判明し、反応率は1時間当りパラジウム
1g当りポリマー100,000g以上であった。
成されたことが判明し、反応率は1時間当りパラジウム
1g当りポリマー100,000g以上であった。
【0050】実施例A(比較例) メタノール10ml中に酢酸パラジウム0.1mmo
l、トリシクロヘキシルホスフィン0.3mmol及び
トリフルオロメタンスルホン酸0.25mmolを含む
溶液を触媒として使用して、実施例1に記載の実験を繰
り返した。次に、触媒溶液1mlを3回連続注入した
が、ポリマーは形成されなかった。
l、トリシクロヘキシルホスフィン0.3mmol及び
トリフルオロメタンスルホン酸0.25mmolを含む
溶液を触媒として使用して、実施例1に記載の実験を繰
り返した。次に、触媒溶液1mlを3回連続注入した
が、ポリマーは形成されなかった。
【0051】実施例B(比較例) メタノール10ml中に酢酸パラジウム0.1mmo
l、トリ第三ブチルホスフィン0.6mmol及びトリ
フルオロメタンスルホン酸0.25mmolを含む溶液
を触媒として使用して、実施例1に記載の実験を繰り返
した。ポリマーは形成されなかった。
l、トリ第三ブチルホスフィン0.6mmol及びトリ
フルオロメタンスルホン酸0.25mmolを含む溶液
を触媒として使用して、実施例1に記載の実験を繰り返
した。ポリマーは形成されなかった。
【0052】実施例4 酢酸パラジウム0.1mmol、1,3−ビス−(ジ−
イソプロピルホスフィノ)プロパン0.3mmol及び
メタンスルホン酸0.25mmolを含む溶液1mlを
触媒として使用して、実施例1に記載の実験を行った。
60℃で、1時間当りパラジウム1g当り250gの反
応率でポリフェニルアセチレンが形成された。
イソプロピルホスフィノ)プロパン0.3mmol及び
メタンスルホン酸0.25mmolを含む溶液1mlを
触媒として使用して、実施例1に記載の実験を行った。
60℃で、1時間当りパラジウム1g当り250gの反
応率でポリフェニルアセチレンが形成された。
【0053】実施例5−8 実施例1に記載の手順で、種々のVIII族金属化合物
を触媒系に使用して4つの実験を実施した。メタノール
10mlに酢酸ニッケル0.1mmol、アセチルアセ
トン酸ロジウム(ジカルボニル)0.1mmol、ジ−
アセチルアセトン酸白金0.1mmolまたはジアセチ
ルアセトン酸ルテニウム0.1mmolを1,3−ビス
(ジ−第三ブチルホスフィノ)プロパン0.25mmo
l及びメタンスルホン酸0.25mmolと共に含む4
種の触媒溶液を製造した。
を触媒系に使用して4つの実験を実施した。メタノール
10mlに酢酸ニッケル0.1mmol、アセチルアセ
トン酸ロジウム(ジカルボニル)0.1mmol、ジ−
アセチルアセトン酸白金0.1mmolまたはジアセチ
ルアセトン酸ルテニウム0.1mmolを1,3−ビス
(ジ−第三ブチルホスフィノ)プロパン0.25mmo
l及びメタンスルホン酸0.25mmolと共に含む4
種の触媒溶液を製造した。
【0054】これらの溶液の各々1mlをメタノール5
0ml中のフェニルアセチレン10mlに加えた。室温
で24時間後、いずれにおいても少量のポリマーが形成
された。
0ml中のフェニルアセチレン10mlに加えた。室温
で24時間後、いずれにおいても少量のポリマーが形成
された。
【0055】実施例9 300mlのオートクレーブ(Hastelloy-C )にメタノ
ール40mlとプロピン15mlを入れた。次に、メタ
ノール中に酢酸パラジウム0.1mmol、1,3−ビ
ス−(第三ブチルホスフィノ)プロパン0.3mmol
及びメタンスルホン酸0.25mmolを含む溶液10
mlを加えた。
ール40mlとプロピン15mlを入れた。次に、メタ
ノール中に酢酸パラジウム0.1mmol、1,3−ビ
ス−(第三ブチルホスフィノ)プロパン0.3mmol
及びメタンスルホン酸0.25mmolを含む溶液10
mlを加えた。
【0056】70℃の発熱から明らかなように、急速に
瞬時に重合が起こった。2時間のうちに、8gのポリプ
ロピンが形成された。試料をクロロホルムに溶解後13C
NMR分析にかけると、構造
瞬時に重合が起こった。2時間のうちに、8gのポリプ
ロピンが形成された。試料をクロロホルムに溶解後13C
NMR分析にかけると、構造
【0057】
【化5】
【0058】が確認された。重合率は1時間当りパラジ
ウム1g当りポリマー約50000gであった。
ウム1g当りポリマー約50000gであった。
【0059】実施例10 フェニルアセチレン15mlの代わりにプロパルギルア
ルコール10mlを使用して、実施例1に記載の実験を
実施した。触媒溶液1mlを注入すると、温度は40℃
に上昇し、ポリマーは瞬時に沈澱した。残りの溶液のG
LC分析により、プロパルギルアルコールの変換率は
(30分以内で)約30%であることが判明した。触媒
溶液1mlをさらに2回注入すると、プロパルギルアル
コールの変換率は60%に上昇した。ポリプロパルギル
アルコール5gを濾別し、真空オーブン中70℃で乾燥
した。生成物はメタノールに不溶で、70℃のNMPに
ゆっくりと溶解する。生成物を13C固相NMR分析で特
性化した。
ルコール10mlを使用して、実施例1に記載の実験を
実施した。触媒溶液1mlを注入すると、温度は40℃
に上昇し、ポリマーは瞬時に沈澱した。残りの溶液のG
LC分析により、プロパルギルアルコールの変換率は
(30分以内で)約30%であることが判明した。触媒
溶液1mlをさらに2回注入すると、プロパルギルアル
コールの変換率は60%に上昇した。ポリプロパルギル
アルコール5gを濾別し、真空オーブン中70℃で乾燥
した。生成物はメタノールに不溶で、70℃のNMPに
ゆっくりと溶解する。生成物を13C固相NMR分析で特
性化した。
【0060】実施例11 プロパルギルアルコールの代わりに4−ヒドロキシブチ
ン−1を10ml使用して実施例10に記載の実験を実
施した。触媒溶液1mlを30分毎に連続して3回注入
した。等温線は40℃であった。メタノールを蒸発させ
ると、ポリブチノール7グラムが回収された。メタノー
ルに可溶な生成物の構造は−(C=(CH2 −CH2 O
H)−)n である。
ン−1を10ml使用して実施例10に記載の実験を実
施した。触媒溶液1mlを30分毎に連続して3回注入
した。等温線は40℃であった。メタノールを蒸発させ
ると、ポリブチノール7グラムが回収された。メタノー
ルに可溶な生成物の構造は−(C=(CH2 −CH2 O
H)−)n である。
【0061】実施例12 N−メチルピロリドン(NMP)50mlに酢酸パラジ
ウム0.01mmol、1,3−ビス−(ジ−第三ブチ
ルホスフィノ)プロパン0.03mmol及びメタンス
ルホン酸0.025mmolを溶解して触媒溶液を作成
した。
ウム0.01mmol、1,3−ビス−(ジ−第三ブチ
ルホスフィノ)プロパン0.03mmol及びメタンス
ルホン酸0.025mmolを溶解して触媒溶液を作成
した。
【0062】アセチレンを溶液に通し、1時間半反応さ
せると、ポリアセチレン3.5gが濾別された。
せると、ポリアセチレン3.5gが濾別された。
【0063】実施例13 反応溶媒としてフェニルアセチレンの代わりにイソプロ
ペニルアセチレン5ml、メタノールの代わりにトルエ
ン50mlを使用して、実施例1に記載の実験を実施し
た。
ペニルアセチレン5ml、メタノールの代わりにトルエ
ン50mlを使用して、実施例1に記載の実験を実施し
た。
【0064】触媒溶液1mlを2回連続して注入した。
全反応時間の1時間半の後に、ポリイソプロペニルアセ
チレン3.5gが濾別された。
全反応時間の1時間半の後に、ポリイソプロペニルアセ
チレン3.5gが濾別された。
【0065】実施例14 N−メチルピロリドン50mlに酢酸パラジウム0.0
1mmol、1,3−ビス−(ジ−第三ブチルホスフィ
ノ)プロパン0.03mmol及びメタンスルホン酸
0.025mmolを溶解して触媒溶液を作成した。
1mmol、1,3−ビス−(ジ−第三ブチルホスフィ
ノ)プロパン0.03mmol及びメタンスルホン酸
0.025mmolを溶解して触媒溶液を作成した。
【0066】この溶液にプロパルギルアルコール2ml
を加え、溶液にアセチレンを1時間通した。重合の間、
温度は40℃に上昇したが、アセチレンの供給を止める
と重合は止まった。
を加え、溶液にアセチレンを1時間通した。重合の間、
温度は40℃に上昇したが、アセチレンの供給を止める
と重合は止まった。
【0067】重合の間に混合物の粘度は上昇したが、暗
赤色のポリマーは、約1時間NMPに溶けなかった。約
2−3時間後にゲルとなった。
赤色のポリマーは、約1時間NMPに溶けなかった。約
2−3時間後にゲルとなった。
【0068】13C NMR分析(MAS固体状態)によ
り、プロパルギルアルコールとアセチレンのコポリマー
が形成されたことが判明した。
り、プロパルギルアルコールとアセチレンのコポリマー
が形成されたことが判明した。
【0069】実施例15 実施例1に記載の方法で、メタンスルホン酸の代わりに
トリフルオロメタンスルホン酸0.25mmolを使用
して触媒溶液を作成した。
トリフルオロメタンスルホン酸0.25mmolを使用
して触媒溶液を作成した。
【0070】触媒溶液1mlをフェニルアセチレン10
mlとプロパルギルアルコール2.5mlの混合物に注
入した。
mlとプロパルギルアルコール2.5mlの混合物に注
入した。
【0071】急速に重合反応が起こり、1時間当りパラ
ジウム1g当りポリマー約10,000gの速度で不溶
性ポリマーが生成された。
ジウム1g当りポリマー約10,000gの速度で不溶
性ポリマーが生成された。
【0072】ポリマーの融点は220℃であり、13C
NMR分析はフェニルアセチレンとプロパルギルアルコ
ールのコポリマーであることが判明した。
NMR分析はフェニルアセチレンとプロパルギルアルコ
ールのコポリマーであることが判明した。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−227608(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 38/00 - 38/02 C08F 138/00 - 138/02 C08F 4/26
Claims (9)
- 【請求項1】 重合条件下でモノマーを、 a)パラジウム及び/またはロジウムの陽イオン源、 b)リン、ヒ素及び/またはアンチモンを含む2座配位
子、及び c)陰イオン源を混用して得られる触媒系と接触させる
ことからなるアセチレン系不飽和化合物の重合方法。 - 【請求項2】 パラジウム陽イオンを含む触媒系を使用
することを特徴とする請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 一般式: R1R2M1RM2R3R4 (I) [式中、M1及びM2は各々独立してリン、ヒ素及びア
ンチモン原子を表し、R1、R2、R3及びR4は各々
独立して置換もしくは非置換のヒドロカルビル基を表
し、Rは橋内に2−6個の原子を含む二価の有機架橋基
を表す]の2座配位子を含む触媒系を使用することを特
徴とする請求項1または2のいずれかに記載の方法。 - 【請求項4】 式(I)の2座配位子において、M1と
M2の両方がリン原子を表し、基R1、R2、R3及び
R4が炭素原子数1から10の同じまたは異なる置換も
しくは非置換の脂肪族基を表すことを特徴とする請求項
3に記載の方法。 - 【請求項5】 式(I)の2座配位子において、R1、
R2、R3及びR4の少なくとも1つが第三ブチル基で
あることを特徴とする請求項3または4のいずれかに記
載の方法。 - 【請求項6】 水、1つ以上のアルカノール及び/また
は1つ以上のカルボン酸由来の陰イオンを含む触媒系を
使用することを特徴とする請求項1から5のいずれかに
記載の方法。 - 【請求項7】 陰イオン源が炭素原子数1から8のアル
カノールであることを特徴とする請求項6に記載の方
法。 - 【請求項8】 陰イオン源がpKa6未満のカルボン酸
であることを特徴とする請求項6に記載の方法。 - 【請求項9】 式: 【化1】 [式中、Xは水素またはフェニル基、イソプロペニル、
ヒドロキシメチルまたは1−ヒドロキシエチル基を表
す]のアセチレン系不飽和化合物を使用することを特徴
とする請求項1から8のいずれかに記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL92201847.8 | 1992-06-23 | ||
EP92201847 | 1992-06-23 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0656934A JPH0656934A (ja) | 1994-03-01 |
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Family
ID=8210713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14954593A Expired - Fee Related JP3253422B2 (ja) | 1992-06-23 | 1993-06-21 | アセチレンの重合方法 |
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Country | Link |
---|---|
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---|---|---|---|---|
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US6291606B1 (en) * | 1997-03-21 | 2001-09-18 | The Hong Kong University Of Science And Technology | Highly stereoregular polyacetylenes from organorhodium catalysts in aqueous media |
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---|---|---|---|---|
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JPS5989310A (ja) * | 1982-11-12 | 1984-05-23 | Mitsubishi Chem Ind Ltd | エチニル化合物重合体の製造方法 |
-
1993
- 1993-06-14 US US08/077,483 patent/US5373071A/en not_active Expired - Lifetime
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- 1993-06-21 CA CA002098900A patent/CA2098900C/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE69307605D1 (de) | 1997-03-06 |
US5373071A (en) | 1994-12-13 |
CA2098900C (en) | 2004-06-08 |
CA2098900A1 (en) | 1993-12-24 |
DE69307605T2 (de) | 1997-06-26 |
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