JP3253064B2 - ウイルスの感染性を阻止するヒトライノウイルス受容体タンパク質 - Google Patents

ウイルスの感染性を阻止するヒトライノウイルス受容体タンパク質

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ヒトライノウイルス(HRV)へ結合する、
動物細胞、とくに哺乳動物細胞からのタンパク質の分離
に関する。さらに詳しくは、本発明はHRVに結合するこ
とができ、これにより前記ウイルスの感染性を遮断する
ことができる、HRV受容体タンパク質の分離に関する。
この性質は、普通のかぜとしてよく知られている、HRV
の感染の開始または広がりを阻止するための基準として
働くことができる。
宿主細胞に感染するためには、ウイルスは細胞に結合
し、次いで細胞に侵入して感染を開始しなくてはならな
い。1959年以来、宿主細胞上の特異的結合部位部位(受
容体)の存在がある種のウイルスの組織向性の主要な決
定因子でありうることを示す証拠が文献に蓄積された。
[ホランド(Holland)、J.J.およびマクラレン(MacLa
ren)、L.C.、哺乳動物細胞−ウイルスの関係(The ma
mmalian cell−virus relationship).II.HeLa細胞に
よるポリオウイルスの吸収、受容、および衰微(Absorp
tion,reception,and eclipse of poliovirus by H
eLa cells)、ジャーナル・オブ・イクスペリメンタル
・メディシン(J.Exp.Med.)、109、487−504(195
9)。ホランド(Holland)、J.J.、ヒトにおけるエンテ
ロウイルスの組織向性の主要な決定因子としての受容体
の親和性(Recptor affinities as major determin
ants of enterovirus tissue tropisms in human
s)、ウイルス学(Virol.)、15、312−326(196
1)]。ピコルナウイルス、例えば、ポイオウイルス、
コクサッキーウイルス、およびライノウイルスのうち
で、宿主細胞への特異的結合性が実証された。競合実験
により、これらの受容体のあるものは、1つのウイルス
の受容体の飽和が第2のウイルスの結合に影響をもたな
いことにおいて、他のものと区別されることが実証され
た。[ロンバーグ−ホルム(Lonberg−Holm)、K、ク
ロウエル(Crowell)、R.L.およびフィルプソン(Phili
pson)、L.、無関係の動物ウイルスは受容体を共有する
(Unrelated animal viruses share receptors)、
ネイチャー(Nature)、259、679−681(1976)]。
ライノウイルスは、ピコルナウイルスの最大の族を形
成し、115の明確な血清型が今日までに同定されてい
る。ライノウイルスの大きい分画(80%であると推定さ
れる)はヒト細胞上で共通の受容体に結合するようにお
もわれる。[エイブラハム(Abraham)、G.およびコロ
ンノ(Colonno)、R.J.、多くのライノウイルスの血清
型は同一の細胞受容体を共有する(Many rhinovirus
serotypes share the same cellular recepto
r)、ウイルス学誌(J.Virology)、51、340−345(198
4)]。1985年において、主要なライノウイルス受容体
に対して向けられていると思われるモノクローナル抗体
の分離が記載された。[コロンノ(Colonno)、R.J.カ
ラハ(Callahan)、P.L.およびロング(Long)、W.J.、
ヒトライノウイルスの主要な群の取り付けを遮断するモ
ノクローナル抗体の分離(Isolation of a monoclo
nal antibody that blocks attchment of the m
ajor group of human rhinoviruse)、ウイルス学
誌(J.Virology)、57、7−12(1986)]。それはライ
ノウイルスの適当な血清型を阻害し、そして放射線標識
したライノウイルスの細胞への結合を阻止した。このグ
ループは引き続いて、モノクローナル抗体が90,000ダル
トンの見掛けの分子量をもつタンパク質に結合すること
を報告した。[トマシニ(Tomassini)、J.E.およびコ
ロンノ(Colonno)、R.J.、ヒトライノウイルスの取り
付けにおいて参加する受容体タンパク質の分離(Isolat
ion of receptor protain in attchment of hum
an rhinoviruse)、ウイルス学誌(J.Virology)、5
8、290−295(1986)]。このモノクローナル抗体は霊
長類を使用する臨床的実験において利用されてきてお
り、そしてライノウイルスの感染に対して多少の保護を
提供すると理解されている。
ライノウイルスの感染における仲介において、他のい
くつかの試みの報告が存在する。ヒトにおけるインター
フェロンの鼻内適用が試みられた。[ダグラス(Dugla
s)、R.M.ら、続の設定におけるライノウイルスの感染
に対する鼻内アルファ2−インターフェロンの予防的効
能(Prophylactic efficacy of intranasal alph2
−interferon against rhinovirus infections in
the family setting)、The New England J.of
Meddicine)、314、65−75(1986)]。この場合にお
いて、感染のひどさにおける有意な減少が見いだされた
が、副作用として鼻出血が観察された。また、ある数の
ピコルナウイルスの感染性を減少する(有効性は血清型
に依存して広く変化する)ジスオキサリル(「WIN」化
合物)のいくつかの類似体が組織培養物および動物のモ
デルにおいて試験された。[フォクス(Fox)、M.P.、
オット(Otto)、M.J.およびマクキンレイ(Mckinla
y)、M.A.、Antimicrob.Ag.and Chemotherapy)、30
110−116(1986)]。これらの化合物は、多分ウイルス
の脱外被のいくつかの段階において、受容体への結合に
引き続いて複製を阻害するように思われる。血清型HRV1
4のウイルスのカプシド内のこれらの化合物の結合部位
の原子の配位は、X線の結晶学により実証され、そして
カプシドのプロトマー単位の各々に存在する疎水性ポケ
ット内に位置する。[スミス(Smith)、T.J.ら、脱外
被を阻害する抗ウイルス剤についてのヒトライノウイル
ス14の取り付け部位(The site of attachment in
human rhinovirus 14 for antiviral agents t
hat inhibit uncoating)、サイエンス(Science)、
233、1286−1293(1986)]。結合ポケットの特定の機
能は、存在するとしても、知られていないが、この領域
における単一のアミノ酸の交換をもつ薬物抵抗性突然変
異は高い頻度で生じ、そして生存しうる。[バジャー
(Badger)、J.ら、ヒトライノウイルス14と複合した1
系列の抗ウイルス剤の構造分析(Structural analysis
of a seties of antiviral agents comlexed
with human rhinovirus 14)、PNAS、85、3304−3
308(1988)]。この結果はこのような化合物が薬物と
して効能をもつことを疑わしいものとする。ウサギにお
ける抗ペプチド抗体の産生は、「受容体カニオン(cany
on)」を並べる(line)ウイルスカプシドタンパク質の
アミノ酸配列から誘導したペプチドを使用して、報告さ
れた。[マククレイ(McCray)、J.およびウエルナー
(Werner)、G.、抗ペプチド抗体により中和された異な
るライノウイルス血清型(Differnt rhinovirus sero
types neutralized by antipeptide antibodie
s)、ネイチャー(Nature)、329、736−738(198
7)]。これらの血清型の力価は非常に低いが、ライノ
ウイルスの感染からの組織培養物の交差血清型の保護は
実証され、ワクチンの可能性を発生させた。
本発明の目的は、HRV感染を遮断する性質を有する細
胞から、HRV受容体タンパク質を分離することである。
ウイルスのその受容体についての高い親和性が与えられ
ると、HRV感染に対して有効な治療剤は受容体それ自体
であるか、あるいはより特定的には受容体のウイルス結
合部位であることが仮定された。ウイルス結合ドメイン
を構成するタンパク質、タンパク質断片またはペプチド
は、ウイルス上の受容体結合クレフト(cleft)を満た
す(遮断する)ことによって、宿主細胞へ結合するウイ
ルスの能力を遮断することができるであろう。さらに、
このような分子は受容体がする接触を分子のあるものま
たはすべてにウイルスカプシドに行わせるので、分子の
結合に悪影響を及ぼすウイルスの突然変異は受容体の結
合に悪影響を及ぼし、こうしてウイルスに悪影響を及ぼ
し、そして致死的となるであろう。したがって、薬物抵
抗性突然変異の可能性は非常に低いであろう。さらに、
このような分子はヒト分子であり、ヒトにおいて抗原性
である可能性を低下するであろう。
ヒトライノウイルス(HRV)の主要な受容体は、HRVカ
プシドへ結合しかつウイルスの感染性を実質的に減少さ
せる所望の性質を示す、水溶性調製物として分離するこ
とができることが発見された。調製物は、HRVの主要な
受容体を発現する動物細胞、好ましくは哺乳動物細胞か
ら分離された洗浄剤複合糖タンパク質の形態である。精
製された受容体タンパク質は、次のように特徴づけられ
る。それは95,000ダルトンの見掛けの分子量を有する糖
タンパク質であり、そしてHRVのための結合部位を含
む。糖タンパク質は6〜7のアスパラギン結合オリゴサ
ッカリド鎖を含有し、そして洗浄剤ミセル結合タンパク
質の形態の調製物で存在する。
一般に、本発明のHRVの主要な受容体の調製物は、HRV
の主要な受容体を発現することが知られている適当な動
物細胞を非イオン性洗浄剤で抽出し、次いで免疫沈澱す
ることによって得ることができる。多くのヒト細胞系、
例えば、HeLaおよびW138は受容体を発現する。HRV受容
体のこれらのヒト源のいずれも抽出することができる。
さらに、HRV受容体を発現する、ヒト以外の哺乳動物の
トランスフェクション体細胞は既知であるか、あるいは
調製することができ、これらは受容体の他の有用な源を
提供する。とくに、欧州特許出願公開第0 319 815号
に記載されているようなトランスフェクション体細胞系
は、受容体の入手容易な源を提供し、とくに受容体の過
剰発現に二次トランスフェクション体を選択した。この
分野において知られているか、あるいは以後開発された
他の動物細胞、例えば、遺伝子でトランスフェクション
し、そして受容体を発現する昆虫の組織培養細胞を、ま
た、使用することができる。
本質的に、任意の非イオン性洗浄剤を抽出に使用する
ことができるが、ただしタンパク質受容体の自然のコン
フォメーションが破壊されないことを条件とする。受容
体の変性は、ウイルスの感染性を阻害する抽出したタン
パク質の能力を監視することによるか、あるいはタンパ
ク質加水分解に対する感受性により決定することができ
る。受容体は60℃において30分間加熱するか、あるいは
1%のSDSで処理することによって変性できることが決
定され、HRV結合部位の自然のコンフォメーションを維
持するように注意を払うことが必要であることが示され
る。有用な非イオン性洗浄剤の例は、次のとおりであ
る:アルキルポリオキシエチレンエーテル(例えば、Br
ij)、アルキルフェニルポリオキシエチレンエーテル
(例えば、トリトンX−100およびNonidet P−40)、
アシルポリオキシエチレンソルビタンエステル(ツイー
ン)、およびベータ−D−アルキルグリコシド、トリト
ンX−100はとくに好ましいと考えられる。
受容体の精製における重要な工程は、高度に選択的な
抗受容体抗体を使用して分画することである。最も容易
な手段は、モノクローナル技術によりこのような抗体を
得ることである。ネズミ骨髄腫細胞およびHRV受容体を
発現するマウストランスフェクション体細胞の融合か
ら、ハイブリドーマ細胞系を発生することによって、マ
ウスモノクローナル抗体を産生ことはとくに好ましい。
それ以上の詳細は、欧州特許出願公開第0 319 815号
に記載されている。細胞の抽出から得られた洗浄剤−糖
タンパク質複合体を選択したモノクローナル抗体に結合
した後、抗体に結合した複合体を混合物の残部から分離
する。その後、抗体に結合した洗浄剤−受容体複合体を
解離し、再び変性を防止する工程を取り、そして得られ
る水溶性受容体の調製物を分離する。抗体から洗浄剤−
受容体複合体を解離するために適当な条件は、実験的に
決定することができ、そして多少抗体毎に変化すること
が期待される。pHを上昇させることによる解離はある場
合において最も有効であることが発見されたが、低いpH
または高い塩の条件は使用可能であるが、より低いタン
パク質の収率を生成する。
したがって、抗体を使用する精製の前に、中間の精製
を実施することは好ましい。このような中間の工程は、
洗浄剤抽出したタンパク質複合体をHRV受容体と結合す
ることができるレクチンに吸着させ、吸収した複合体を
混合物の残部から分離し、そしてこのような複合体を引
き続く抗体を使用する処置のために解離することからな
る。レクチンの選択および解離の条件は、通常実験的で
ある。HRV受容体は麦芽のアグルチンのレクチンに適当
に結合し、そしてN−アセチルグルコサミドの溶液で洗
浄することによって効果的に解離されることが発見され
た。受容体タンパク質上のオリゴサッカリドは完全に特
徴づけられず、そして受容体タンパク質は異なる細胞の
タイプ(例えば、マウス細胞のトランスフェクション
体)上で異なるようにグリコシル化されうるので、他の
レクチンは、また、適当であることが期待される。麦芽
のアグルチンおよび/または溶離剤の代替物の選択は当
業者によりなされることができる。
得られる調製物は、タンパク質加水分解剤、例えば、
プロテアーゼ、例えば、トリプシンで処置して、HRVと
結合しかつその感染性を減少する能力を保持する、小さ
い糖タンパク質断片を生成することができる。例えば、
ペプチド断片は糖タンパク質の末端領域、例えば、カル
ボキシ末端から切断して、HRV結合性を保持する糖タン
パク質断片を生成することができる。このような糖タン
パク質断片は、例えば、約80,000ダルトン〜約95,000ダ
ルトンの見掛けの分子量を有することができる。受容体
のHRV結合ドメインを保持する、より小さい断片は、ま
た、本発明の範囲内であることが考えられる。
本発明の受容体調製物は、多分HRVカプシドに結合し
て、次いでヒト細胞と結合しかつそれを感染する能力を
遮断することによって、ウイルスの感染性を阻止するこ
とが示された。このような観察は、受容体調製物が、ウ
イルスを調製物とウイルスへの結合に好適な条件下に接
触させることによって、生体内の宿主ヒト細胞の感染を
減少することにおいて有用であることを示す。治療の形
態は、受容体を溶液中に保持しかつその自然のコンフォ
メーションに維持する非イオン性洗浄剤の存在下におけ
る、受容体の水溶液の形態であろう。より低い臨界ミセ
ル濃度をもつ洗浄剤、例えば、アルキルポリオキシエチ
レンエーテル、例えば、Brij 58は、治療溶液中の洗浄
剤の濃度を減少するために好ましいであろう。受容体調
製物は、生体内で、HRVにより感染されやすい体の区域
との適当な接触により、例えば、鼻内噴霧により投与す
ることができる。
次の実施例によって、本発明をさらに説明するが、本
発明はこれらの実施例により限定されない。
精製したヒトライノウイルス受容体(HRR)タンパク質
の調製 (1)ヒト細胞(例えば、HeLa)またはマウスL−細胞
トランスフェクション体(例えば、欧州特許出願公開第
0 319 815号に記載されている細胞系、「主要なヒト
ライノウイルス受容体を発現するトランスフェクション
体細胞系」)を、大きい数で、細胞単層として、標準の
培地(10%の胎児子ウシ血清を含有するダルベッコ変性
必須培地;トランスフェクション体細胞はHAT(ハイポ
キサンチン/アミノプレリン/チミジン)を含有する同
一の培地で維持した)中で増殖させて、選択可能なマー
カー(Herpes TK)のために選択的圧力を維持した。細
胞を1時間4℃において非イオン性洗浄剤(例えば、ト
リトンX−100)および受容体の分解を防止するための
プロテアーゼ阻害剤のカクテル(アプロチニン、レウペ
リン、10μg/m、EDTA、1ミリモル)を含有する生理
学的緩衝液(リン酸塩緩衝液)中で可溶化した。不溶性
物質を0.22μのフィルターを使用する濾過により除去し
た。
(2)抽出物は、親和性樹脂(セファローズに18時間4
℃においておだやかに混合しながら架橋した麦芽のアグ
ルチン(WGA)(Sigma Chemical Co.、米国ミゾリー
州セントルイス)を含有する、5mgのWGA/m樹脂/109
胞を含有する)上へ吸収させた。次いで、親和性樹脂を
緩衝液でよく洗浄して、結合しない糖タンパク質を除去
し、そして単糖N−アセチルグルコサミド(T緩衝液中
の0.3モルのN−アセチルグルコサミド)で1時間室温
において溶離した。
(3)次いで、WGA−セファローズ溶離液を親和性樹脂
(HRRに対する精製したモノクローナル抗体(例えば、A
TCC HB 9a594、欧州特許出願公開第0 319 815号中
で言及されている)が結合されている)へ吸収させた。
モノクローナル抗体IgGを硫酸アンモニウム沈澱により
精製し(Parham,P.,Meth.Enzymol.92、110−138(198
3)]、次いでプロテインA−セファローズ[Ey,P.L.
ら、Immunochem.15、429−436(1978)]またはAbxカラ
ム[J.T.Baker Co.、米国ニュージャージイ州フィリプ
スバーグ]の親和クロマトグラフィーに製造業者により
記載される手順に従いかけた。モノクローナルIgG親和
性樹脂を、IgGを臭化シアン活性化セファローズ[Parha
m,P.,supra]にカップリングすることによって調製す
る。
10μg/mのヒトトランスフェリンを添加して樹脂へ
のトランスフェリン受容体への吸着を遮断した後、溶離
液を4℃において18時間樹脂とともに混合しながらイン
キュベーションし(40〜200μの樹脂、5mgのIgG/m
の樹脂/109細胞を含有する)、T緩衝液でよく洗浄して
結合しないタンパク質を除去し、次いで非変性条件下に
高いpHの緩衝液(0.05モルのジエタノールアミン(pH1
1.5)および0.1%のトリトンX−100)で1時間室温に
おいて溶離する。溶離液を取り出し、0.2体積の1モル
のHEPES(pH7.2)の添加により中和し、そして受容体の
可溶性を維持するために少量の非イオン性洗浄剤を含有
する生理学的緩衝液(0.01モルのHEPES、0.150モルのNa
Cl、0.001モルのCaCl2、0.1%のトリトンX−100、pH7.
5)の3回の交換に対して透析する。
受容体は、さらに、スクロースの勾配による速度沈降
により精製して、少量の高分子量(>200,000ダルト
ン)の群を除去することができる。受容体の調製物を15
〜35%のスクロース勾配(合計の体積約4.5m)の上部
に層状に配置し、そして4℃において18時間300,000に
おいて遠心する。分画を勾配から集め、ライノウイルス
受容体を含有する分画(これは勾配の約1/3の経過で沈
降する)をプールし、濃縮し(必要に応じて)、そして
透析する。
(4)HeLa細胞から得られる調製物は、95,000ダルトン
の見掛けの分子量をもつ糖タンパク質を含有することが
発見された。マウストランスフェクション体細胞から、
同一の分子量であるが、不均質性がより大きい(SDS−P
AGEにより分析する)タンパク質が分離された。分離し
たタンパク質は、下記によりライノウイルス受容体から
なることが示された: (a)125I−表面標識したHeLa細胞およびヒトライノウ
イルス受容体を発現するマウストランスフェクション体
からの、細胞へのライノウイルスの結合を阻止するモノ
クローナル抗体を使用する免疫沈澱。
(b)精製した125I−標識した受容体の、ATCC HB 95
94モノクローナル抗体を使用する免疫沈澱。
(5)トリプシン断片は、受容体を1%(重量E/重量受
容体タンパク質)のトリプシンで1時間37℃において消
化することによって調製した。反応混合物を1N緩衝液と
平衡化したGF−ゲル濾過カラム(デュポン)に適用し、
そしてタンパク質加水分解断片を酵素から分離した。SD
S−PAGEによる分析は、受容体の90,000ダルトンおよび8
3,000ダルトンの混合物を示した。これらの断片は、同
一位置において、ゲル濾過カラム上で完全な受容体とし
て溶離し、それが洗浄剤ミセルへ結合していることを示
唆した。断片のアミノ酸の配列決定は、配列を生成せ
ず、それらが、完全な受容体に似て、遮断されたN末端
を有することを示し、そしてさらに、90,000および83,0
00ダルトンの断片から損失したペプチドがタンパク質の
C末端からであることを示した。
調製物の特性づけ (1)受容体調製物の純度は、SDS−PAGEおよび引き続
いて銀の染色により評価した。タンパク質の定量は、銀
染色したタンパク質をSDS−PAGE上の1系列の標準の既
知量と比較することによって決定し、そしてアミノ酸分
析により確証し、タンパク質の分子量が50,000ダルトン
であることを仮定した(脱グルコシク化した受容体のSD
S−PAGE上のタンパク質の分子量の決定により決定し
た)。
(2)タンパク質は、コアグリコシル化受容体をエンド
グリコシダーゼHで消化することによって、6〜7のア
スパラギン結合オリゴサッカリド鎖を含有する糖タンパ
ク質であることが示された。ゲル濾過すると、受容体は
一定体積で250,000ダルトンのタンパク質分子量をもっ
て溶離された。このデータは、受容体がモノマーである
ことをしめす化学的架橋実験からの証拠と一緒に、洗浄
剤のミセルに結合したタンパク質に似た受容体の挙動と
一致する。
(3)精製した受容体タンパク質は、生体外でライノウ
イルスに結合することが示された。30分間34℃において
1μg/mのHRV14またはHRV3とともにインキュベーショ
ンすると、非標識、125I標識した、および35S0システイ
ンで代謝的に標識したHRRは、スクロース勾配における
沈降によるか、あるいは高速度の遠心により、ウイルス
と会合した(associate)ことを示すことができた。こ
の結合は、非標識受容体と放射線標識した受容体の結合
を競合させることによって、特異的であることが示すこ
とができた。生体外の反応は、生体内と同一の温度依存
性を有した:受容体はウイルスに37℃において結合した
が、4℃において結合しなかった。
(4)HRRをウイルスとともに(結合を実証できる、前
述と同一の条件下に)インキュベーションし、次いで得
られる混合物を標準の制限希釈感染性アッセイにより感
染性について試験することによって、受容体はライノウ
イルスの感染性を阻止することが示された。HeLa細胞の
懸濁液を0.03%のEDTA/PBSで10分間分離することによっ
て調製物し、細胞を2%のFBS/DMEM(I培地)および10
ミリモルのHEPES中で洗浄し、そして1.1×107細胞/m
の濃度に調節した。ウイルスまたはウイルス−受容体混
合物をI培地で系統的に希釈し、そして20μのウイル
スを180μの細胞と混合し、そして60分間室温におい
てインキュベーションした。次いで、この混合物を9体
積のI培地で希釈し、8〜10ウェルの96ウェルの組織培
養平板中にプレイティングし(ほぼ200μ/ウェ
ル)、そして34℃において5日間培養した。次いで、培
養物にCPE(細胞変性作用)でスコアをつけ、そしても
との原液の力価を次の式により決定した: #死亡ウェル/10×50×希釈係数=PFU/m 結果を下表に示す。
追加のHRV血清型を試験した。HRV 4、11、17および
89血清型(主要なクラス)はウイルスにより阻害された
が、HRV 1aおよび2(小さいクラス)は阻害されなか
った。
上の結果が示すように、精製したHRRはライノウイル
スの主要な受容体のクラスに属するライノウイルスの感
染性を遮断することができる。受容体タンパク質の感染
性阻害性質は、ウイルスに結合するその能力と相関関係
をもち、そしてウイルス上の受容体結合部位を遮断する
ことによって作用すると思われる。受容体のこの性質は
受容体タンパク質の低い濃度において現れ、そしてウイ
ルスについての受容体の高い親和性を示す。これらの結
果の意味は、精製した、可溶性の受容体を使用して、生
体内のライノウイルスの感染の開始または広がりを阻止
できることにある。精製したタンパク質は、また、完全
な受容体と同一の活性を有する、より小さいタンパク質
断片およびペプチドを誘導することができる、材料の源
を提供する。
次いで、精製したタンパク質を制限したまたは完全な
タンパク質加水分解にかけ、ペプチドを逆相クロマトグ
ラフィー、ゲル濾過、またはSDS−PAGEにより精製し、
次いで自動化タンパク質配列決定にかけた。これらの配
列を使用して、タンパク質の配列(HRFBおよびMIPSX)
およびDNA配列(Genbank)データベースをサーチした。
HRRタンパク質から決定したすべての既知ペプチドの配
列の合致を行った。(細胞間付着分子−1、Simmons e
t al、「ICAM、LFA−1の付着配位子、NCAMの神経細胞
付着分子と相同性であるか」、ネイチャー(Nature)、
331、624−627(1988))。ICAMは、Tリンパ球を種々
の異なる細胞タイプに付着する役割をもつため、他の研
究者らにより研究された。ICAM(線維芽、上皮細胞、白
血球、および内皮細胞上に存在する)は、Tリンパ球の
表面上に存在するLFA−1(リンパ球−機能関連抗原−
1)と呼ばれる構造体と相互作用し、これによりこれら
の細胞のタイプへの付着の原因となることが仮定され
る。
われわれはライノウイルス受容体の106アミノ酸の配
列を決定し、そしてすべての106はICAMの配列と精確に
合致した(ICAMについて予測される合計507アミノ酸の
うちから)。他の生物化学的情報はHRRとICAMとの同一
性を支持する。第1に、生体外翻訳系において合成され
た一次mRNA翻訳産生物は、ICAMと同一である、55,000ダ
ルトンの見掛けの分子量を有する。第2に、ツニカマイ
シンで被毒した細胞中に見いだされるHRRタンパク質
種、アスパラギン結合グリコシク化の特異的阻害因子
は、タンパク質のN末端からのシグナル配列の除去と一
致する、54,000ダルトンの見掛けの分子量を有する。第
3に、コアグリコシク化HRRタンパク質の部分的消化
は、7つのアスパラギン結合炭水化物の気相の存在を示
し、ICAMのアミノ酸配列における8つの潜在的炭水化物
受容体配列(N−S/T)の存在と一致する。最後に、HRR
の染色体地図の位置は、ICAMについて決定したそれと一
致する、ヒト染色体19であることが決定された。
ICAMの完全なヌクレオチドおよびアミノ酸配列は決定
され、そしてICAMおよびHRRが同一であるか、あるいは
非常に類似する分子であるという圧倒的なでないにして
も、実質的な証拠存在するので、ライノウイルス受容体
の完全なアミノ酸配列が今回わかった。このアミノ酸配
列の決定は、この分子の部分的な化学的構造であり、大
量の受容体タンパク質、断片、機能的ドメイン、および
切頭変異型、および受容体タンパク質の類似体、および
ライノウイルスおよびコクサッキーAウイルスの感染に
対して阻止活性を有するペプチド、を設計および産生す
る能力を提供する。完全なアミノ酸配列は、また、きわ
めて重要な分子の接触の同定に導き、新規な阻害分子の
設計に使用できる、ライノウイルス−受容体の相互作用
の生理学的および生物化学的研究に要求される情報を提
供する。
ICAM分子は染色体19にマッピングされる免疫グロブリ
ン超遺伝子の族の1員であり(ヨーロピアン・ジャーナ
ル・オブ・イムノロジー(Eur.J.Immunol.)、15、103
−106(1984)そして他のピコルナウイルス、例えば、
ポリオウイルスおよびコクサッキーウイルスは染色体19
上に位置する遺伝子をもつ受容体に結合するので、ICAM
をそれらの他のピコルナウイルスにより同様によく感染
に対して反作用するための治療の開発のための基準とし
て使用することができる。ICAMまたはその断片は他のウ
イルスおよび炎症の病気のための治療剤として直接有用
であろう。あるいは、ICAMの構造の知識はそれらのウイ
ルスの受容体の同定において有用であろう。さらに、IC
AM−1は大人の神経系、神経細胞の付着分子(NCAM)お
よびミエリン関連糖タンパク質(MAG)およびある族の
上皮細胞分子、例えば、CEA、NCA、TM−CEA、および妊
娠特異的B1−糖タンパク質の2つの付着(adhesion)タ
ンパク質に密接に関係する。NCAM、MAGおよびICAM−1
の各々は、5つの免疫グロブリン様ドメインを有する、
参照、ダスチン(Dustin)ら、「免疫系に存在する超遺
伝子の族(Supergene Families Meet In The Immu
e System)」、Elsevier Publications,ケンブリッ
ジ、1988。ピコルナウイルスとICAM、NCAMおよびMAGの
超遺伝子の族との関係は、ウイルスのこのクラスの感染
性を阻止するタンパク質、タンパク質断片、機能的ドメ
イン、類似体およびそれらの混合物を開発するための基
準を提供する。
アミノ酸配列の知識、およびICAMタンパク質について
の感染は、HHRおよびライノウイルスの知識と組み合わ
せて、ライノウイルスの感染を処置しそして炎症を処置
するためのタンパク質断片および類似体を設計するため
の、次のアプローチのための基準を提供する。
生物学的に活性な宿主細胞の可溶性の形態を使用し
て、常態で感染を促進する細胞膜の結合受容体と対照的
に、ウイルスの感染を阻止することができる。生物学的
に活性な受容体タンパク質、タンパク質断片、機能的ド
メインまたは類似体の可溶性の形態は、前述の洗浄剤の
使用を包含する。あるいは、C末端の排除はタンパク質
を可溶性とする。生物学的に活性なトリプシン断片は、
2つのカプシドの混合物であり、1つは83,000の見掛け
の分子量をもち、そして1つは90,000の見掛けの分子量
をもつ(95kDのHRRに関して)。両者の種のN末端は遮
断されており、それらが無傷のHRR分子の残基1から出
発し、そしてペプチドはC末端からなはれていることを
示す:最大の可能な断片は残基1から残基488であろ
う。無傷のHRRに関して見掛けの分子量の下方のシフト
は>5,000ダルトン、または45アミノ酸残基の損失を示
しこれは断片の新しいC末端をトランスメンブレンセグ
メントに近接する(N末端)の位置に配置するであろ
う。
可溶性断片の例は、全体の細胞外ドメイン(アミノ酸
480まで)を包含するか、あるいは受容体タンパク質の
アミノ酸配列の細胞外ドメイン(アミノ酸1〜200;200
〜460)びいずれかおよび/または両者の明確な部分を
包含することができるであろう。さらに、予測されるよ
うに、最小のペプチド断片はウイルスの感染を阻止する
ための生物学的に活性な類似体を提供することができ
る。
HRRの全長のcDNAクローンは、ICAM−1の発表された
配列から作られたオリゴヌクレオチドでスクリーニング
することによって、受容体を発現するHelまたは他の細
胞のcDNAライブラリーから分離されるであろう。HRRの
ドメイン断片の構成および発現は、確立された組み換え
体DNAの方法を使用して達成されるであろう(Fisher
ら、ネイチャー(Nature)、331、76−78(1988):Huss
eyら、ネイチャー(Nature)、331、78−81(198
8))。可溶性細胞外ドメインは、HRR解読配列のcDNAク
ローンをTha Iで切断してつくられ、このTha Iはトラン
スメンブレンドメインの開始前にシグナルペプチド領域
における位置37でおよび位置1415、12アミノ酸において
切断する。合成オリゴヌクレオチドリンカーを、分子の
5'および3'末端に段階的方法で付加して、シグナルペプ
チドおよびイニシェイターATGをN末端において修復
し、そしてフレーム翻訳停止コドンをC末端に導入す
る。停止コドンの位置を変更して、別の切頭形態の分子
を生成することができる。同様に、異なる頻繁ではない
切断制限酵素を使用して、分子の他の領域に停止コドン
挿入する。制限酵素部位は、リンカーの末端に含めて、
種々の発現ベクター中に方向的にクローニングする。普
通の方法を使用する、オリゴヌクレオチド部位特異的突
然変異誘発を使用して、便利な自然に発生する部位が存
在しない、制限酵素部位を導入する。さらに、ポリメラ
ーゼ鎖の反応(PCA)技術を使用して、分子のドメイン
および他の下位領域をエンコードする特異的DNA断片を
生成する。
前述のアプローチを、また、使用して、受容体の追加
の下位断片、例えば、5免疫グロブリン様ドメインを生
成する(残基1〜88、89〜185、186〜284、285〜385、3
86〜453、Stauntonら、細胞(Cell)、52、925〜933(1
988))。この場合において、使用する発現合成のため
のタンパク質の分泌を指令する適当なシグナル配列を含
める。種々の発現系、例えば、哺乳動物細胞(Smith
ら、プロシーディングス・オブ・ナショナル・アカデミ
ー・オブ・サイエンシズ(Proc.Natl.Acad.Sci.)USA、
82、8404−8408(1985);およびE.coli(Skerraおよび
pluckthun)、サイエンス(Science)、240、1038−104
1(1988))におけるウイルスのプロモーターを使用す
る。受容体の下位断片または上の方法において生成され
る下位断片を、主要なライノウイルスの血清型と結合し
かつウイルスの感染性を減少する能力について試験す
る。前述の細胞外ドメインの発現を、また、使用して、
構造の研究、例えば、X線結晶学のための可溶性細胞ド
メインの十分な量を誘導する。
非還元のICAM−1の酵素的または化学的断片化を使用
する構造の研究は、合計7つの潜在的対のうちから3つ
のジサルファイド結合をマッピングし、そして仮説的に
2つのジサルファイド結合をマッピングした。これらの
結果はC108およびC159の間、C210およびC263の間、およ
びC305およびC344の間のジサルファイド結合を示し;CNB
rを使用するM64における切断はC21およびC25の対および
C65およびC69を示し、そしてIg様の折り畳みに基づくモ
デルの構成は対C21対C65およびC25対C69を示す。これら
のデータは、3つのN末端のIg様ドメインをもつICAM−
1の構造のモデルを支持する証拠を提供する(第2図参
照)。
1系列のcDNA(tICAM、または切頭ICAM)をICAM−1
cDNAから構成して、成熟タンパク質のアミノ酸位置45
4、284または185に早熟停止コドンを含有させて、C末
端から漸進的に切頭される分泌されたタンパク質も産生
した。切頭の位置は、トランスメンブレインドメイン
(tICAM(1−453))、免疫グロブリン様ドメイン1+
2+3(tICAM(1−283))および免疫グロブリン様ド
メイン1+2(tICAM(1−183))および免疫グロブリ
ンドメイン1(tICAM(1−88))の予測した境界にに
基づいて選択した。これらの遺伝子のタンパク質生成物
は第2図に線図で示されている。そえあはポリメラーゼ
鎖反応(PCR)により5'および3'オリゴヌクレオチドプ
ライマーを使用して構成し、前記プライマーはICAM−2
解読配列と重複し、そして制限酵素部位を含有する;5'
プライマーは追加のEcoR I部位を含有し、そして3'プラ
イマーは追加の翻訳停止コドンおよびBam I部位を含有
した。これらのDNAはブルースクリプト(Bluescript)
−SKベクター(Strategene)中に方向をもたせてクロー
ニングし、Hind III/Xba消化で切断した。次いで、これ
らの遺伝子および対照の全長のICAM−1 cDNAを遺伝子
の5'末端においてHind IIIおよび3'末端においてXbaを
使用して、発現ベクターCDM8(Seedら)中に方向をもた
せてクローニングした。これらのプラスミドはCOS細胞
中にDEAE−デキストラン技術を使用してトランスフェク
ションし、そして細胞をアッセイの前に72時間培養し
た。表面の発現は、FACSにより間接免疫蛍光およびICAM
−1に対して特異的なモノクローナル抗体を使用して監
視した。培地中のICAM−1の分泌は、細胞の代謝的標識
つけにより7時間35Sシステインを使用して、次いでモ
ノクローナル抗ICAM−1−セファローズ樹脂を使用する
培養物の免疫吸収により監視した。FACS分析は、全長の
ICAM−1でトランスフェクションした細胞においてICAM
−1の表面の発現を明瞭に示した;CMS8またはtICAM(1
−453)ででトランスフェクションした細胞は表面の発
現を示さなかった。代謝的に標識した培養物の上澄み液
から分離した物質を、SDS−PAGEにより、次いでフルオ
ログラフィーにより分析したとき、ICAM−1は対照また
は全長のICAM−1トランスフェクション体において観察
されなかったが、80,000ダルトンの種はtICAM(1−45
3)トランスフェクション体より分泌され、65,000ダル
トンのタンパク質はtICAM(1−283)トランスフェクシ
ョン体により分泌された。同一物質を銀染色により染色
すると、tICAM(1−453)は実質的に純粋であることが
明らかにされた。安定なトランスフェクション体は、選
択可能なマーカーのための遺伝子と混合した同一のcDNA
(マウスL細胞についてチミジンキナーゼ、CHO細胞に
ついてジヒドロフォレートリダクターゼ)をマウスLtk-
細胞またはハムスターCHO(dhfr-)細胞中にトランスフ
ェクションし、そして薬物選択にかけた(Ltk-細胞につ
いてHAT選択およびCHO(dhfr-)についてメタトレキセ
ート)。生存する細胞をクローニングし、そしてこれら
の細胞からの培養物上澄み液をラジオイムノアッセイに
よりスクリーニングし、ここでMAb c78.5をマイクロタ
イター皿に吸着させ、精製したICAM−1または培養物上
澄み液をMAb被覆した皿とともにインキュベーション
し、次いで結合したICAM−1を125I標識MAb c78.5とと
もにインキュベーションすることによって検出した。い
くつかのL細胞トランスフェクション体およびtICAM
(1−453)を分泌する1つのCHO細胞のトランスフェク
ション体およびtICAM(1−183)を発現するL細胞を得
た。発現は前述の細胞の代謝的標識つけおよび引き続く
培養物上澄み液の免疫吸収により確証された。
tICAM(1−88)はE.coliにおいてイノウエのOmpA分泌
ベクターを使用して発現された。この系において、OmpA
シグナルペプチドを成熟ICAM−1タンパク質のN末端に
融合する。tICAM(1−88)およびtICAM(1−183)はO
mpAベクター中に配置された;これらのベクターで形質
転換したE.coliはタンパク質生成物を発現し、この生成
物はICAM−1のドメイン1内の配列に対する抗ペプチド
抗体を使用する細胞の抽出物のSDS−PAGEゲルのウェス
タン・ブロットにより検出する。
ICAM−1に対する6MAbのパネル(それらのすべてのは
ICAM−1へのウイルスの結合を阻止する)を使用する遮
断の研究は、これらの抗体により定められる2つの明確
なエピトープの存在を示し、1つはc78.4により定めら
れる(c78.1、c78.2、c92.1およびc92.5を含有する)。
ICAM−1のタンパク質加水分解断片および切頭ICAM−1
cDNAの生体外翻訳を使用する免疫沈澱の研究は、これ
らのエピトープの両者が第1Ig様ドメイン内にを含有さ
れることを示す。
放射線標識tICAM(1−453)および精製したライノウ
イルスを利用する生体外ウイルス結合研究は、それが溶
液中でライノウイルスに結合できることを示した。
追加の生物学的に活性な断片は、HRRタンパク質の一
部または全部に対応する10〜20残基の合成ペプチドの重
複する組みを利用して評価する。ペプチドをつくり、そ
して受容体へのウイルスの結合を阻止する能力につてい
個々に試験する。
これらのペプチド断片は、ライノウイルス受容体の一
部のコピーを指令することができるか、あるいは受容体
の非隣接領域からの配列を含有することができるであろ
う。
ICAMは、NCAMに対する相同性に基づいて、免疫グロブ
リン遺伝子の超科の1員であることが予測された。予測
されるように、ICAMにおける免疫グロブリン様ドメイン
は、この族の2つの他の員、ベータ−2−ミクログロブ
リンおよびHLA−A2アルファ−3ドメインについて示さ
れたように、基本的な「免疫グロブリンの折り畳み」を
有するであろう。この折り畳みは、2つの逆平行のベー
タ−プリーテッド(beta−pleated)シートから成る
「ベータ−バレル(barrel)」から成り、1つは3およ
び1つは4つのベータストランドから構成されている;2
つのシステイン残基の間のジサルファイド結合(鎖に沿
ってほぼ60アミノ酸により分離されている)は2つのシ
ートを接続する(Williams、A.F.、Immun.Today、、2
98−303(1987))。ジサルファイド結合の2つは、ド
メイン2(C110−C161)および3(C212−C265)に対応
し、われわれにより実験的に決定され、このモデルの支
持を提供する。構造についてのこのモデルは、ウイルス
の結合部位をまねることができ、かつ受容体の遮断体硫
酸アンモニウム有用であるうる独特の類似体を設計する
ための基準を提供する。ベータ−バレルにおいて逆平行
のベータストランドの各対は可変の大きさのヘヤピンの
回転により結合されている;第2構造から突起するこの
ような回転またはループは、しばしば、配位子の認識に
おいて役割を演ずることが発見された(Lezczynskiおよ
びRose、サイエンス(Science)、224、849−855(198
6)。このような突起する構造はライノウイルス受容体
においてとくに興味がある。なぜなら、ウイルスカプシ
ド上の受容体結合部位はくみぼのある空洞であることが
提案されているからである。HRRの配列を使用して、こ
のような回転およびループは、ベータ−バレルの構造に
基づいて予測し、そしてペプチドのN末端およびC末端
における新規なシステイン残基の付加をもつ合成ペプチ
ドとして産生されることができるであろう;次いで、ジ
サルファイド結合は同一ペプチド上のこのような残基の
間に形成されて、ループを共有結合的に閉じるであろう
(自然タンパク質と対照的、ここでループは隣接するベ
ータ−鎖の間の非共有結合的相互作用により閉じられる
であろう)。このようなペプチドはコンフォメーション
が簡単な直線のペプチドより自然タンパク質におけるコ
ンフォメーションに類似し、そしてウイルスの結合活性
について試験する。
ウイルス結合活性の原因となる分子の領域またはドメ
インを探す方法。HRRの特定の部分に対して向けられた
部位特異的抗体(免疫グロブリンの折り畳みに基づく使
用モデルから予測される)は、タンパク質の選択した領
域に対応する合成ペプチドをつくり、このようなペプチ
ドをより大きいタンパク質にカップリングし、そして標
準の方法によりこのような接合体でウサギまたは他の動
物を免疫化することによって産生することができるであ
ろう。このような抗体は、ウイルスの結合を阻止する能
力について試験することができるであろう;このような
抗体のサブセットを使用する阻止は特定のドメインまた
はドメインの部分に注意を向けるであろう。
受容体タンパク質上のいくつかのアミノ酸残基上の特
定の反応性基は、非変性条件下に化学的修飾することが
できる。いくつかの残基の修飾の結果、ウイルス結合能
力は損失されうる。修飾剤中の放射性トレーサーの使用
により、いくつかのアミノ酸残基の修飾は結合活性の損
失と相関関係づけることができ。認識においてそれらの
基を暗示する。これは、ウイルスの結合において特定の
役割を演ずるとして、分子の特定の部分または特定のア
ミノ酸残基に注意を向けるであろう。次いで、このよう
な残基は生体外突然変異誘発実験において実験的に修飾
することができる。一例として、放射性ボルトン/ハン
ター(Bolton)/Hunter)試薬(N−ヒドロキシスクシ
ンイミドエステル、これはN末端おびリジン残基を特異
的に修飾する)を使用するHRRの標識つけは、ライノウ
イルスへ結合するその活性を実質的に減少する。
X線結晶学および/またはNMRによりHRRのウイルス結
合ドメインの三次元構造の決定。HRV14の三次元の座標
(ブルックヘブンのデータバンク(Brookhaven Data
Bankから)は、コンピューターグラフィック法により2
つの分子の最適な「ドッキング」を発見する。次いで、
「ドッキングされた」複合体を使用して、受容体のタン
パク質またはペプチド断片の性質を精練しかつ改良する
ことができる。このような改良の例は、次のとおりであ
る:(1)ウイルス結合反応の親和性の増加;(2)よ
り小さい分子の生成;および(3)分子の他の領域、例
えば、LFA−1への結合に要求されるものの欠失または
損傷。LFA−1のための結合部位が異なるドメイン上に
存在する場合、このドメインは欠失することができる。
あるいは、LFA−1の結合部位がウイルス結合ドメイン
上に存在する場合、特異的アミノ酸の部位特異的突然変
異を使用して、結合する能力を阻止することができる。
ウイルスの結合に参加する受容体の重要な残基は、オ
リゴヌクレオチド部位特異的突然変異誘発により決定さ
れる。例えば、飽和突然変異誘発により産生した突然変
異体のプールをペターソン(Peterson)およびシード
(Seed)の方法(細胞(Cell)、54、65−72(1988))
により、陰性の選択としてHRV14またはモノクローナル
抗体/補体の殺し、および陽性の選択としてウサギポリ
クローナル抗体を使用してスクリーニングする。この方
法において同定される分子の領域に対応する合成ペプチ
ドをつくり、そしてウイルスの結合および感染性を減少
する能力について試験する。
タンパク質、タンパク質断片、機能的ドメインおよび
類似体の製剤学的組成物は、複数の病気において用途を
有する。HRVおよびLFA−1の両者がICAMに結合するとい
う知識を用いて、ライノウイルスに結合し、こうしてラ
イノウイルスの感染を阻止するが、ICAMおよびLFA−1
の相互作用を混乱させない、ICAMの類似体を設計するこ
とができることが予測される。あるいは、選択した残基
(アミノ酸)は構造の予測および生物化学的構造に基づ
いた作られるであろう。
再び、ICAMおよびHRRが同一の分子であるという知識
を用いて、それはLFA−1の断片、機能的ドメインまた
は類似体における用途を有し、HRRおよびライノウイル
スの間の相互作用を混乱し、これによりライノウイルス
の感染を処置することができることが予測される。
HRRまたはその断片は、ICAMとLFA−1との間の相互作
用の混乱において使用することができ、これは炎症の処
置のために有用である。
ライノウイルスの既知のカプシドタンパク質から誘導
されるペプチドは、HRRおよびLFA−1の間の相互作用を
混乱し、これによりライノウイルスの感染の処置に有用
である。生物学的活性を妨害しない炭水化物の基は除去
して、バクテリアにおけるペプチドの産生を増大するこ
とができる。
カプシドの部位特異的突然変異誘発は、生物学的に活
性なコンフォメーションへの再折り畳みを制限するため
に有用である。
本発明の主な特徴および態様は、次の通りである。
1、ヒトライノウイルス(HRV)の主要な受容体を発現
し、そしてHRVカプシドへ結合する能力を阻害しかつ前
記ウイルスの感染性を実質的に減少する動物細胞から分
離された洗浄剤複合糖タンパク質からなることを特徴と
する、水溶性ヒトライノウイルス(HRV)の主要な受容
体調製物。
2、HRVの主要な受容体を発現する哺乳動物細胞から分
離された上記第1項記載の調製物。
3、糖タンパク質は約95,000ダルトン以下の見掛けの分
子量を有する、上記第1または2項記載の調製物。
4、HeLa細胞の洗浄剤抽出により得られた、上記第1〜
3項のいずれかに記載の調製物。
5、HRVの主要な受容体を発現するヒト以外のトランス
フェクション体細胞の洗浄剤抽出により得られた上記第
1〜4項のいずれかに記載の調製物。
6、主要な受容体のクラスのヒトライノウイルスのカプ
シドへ結合する能力を示しかつ前記ウイルスの感染性を
阻止する、生物学的に活性な受容体タンパク質の断片、
機能的ドメインおよびそれらの類似体から成る群より選
択されたことを特徴とする、ヒトライノウイルス受容体
タンパク質。
7、工程: a)HRVの主要な受容体を発現する動物細胞を非イオン
性洗浄剤で抽出し、 b)得られる洗浄剤−糖タンパク質複合体を、HRV受容
体タンパク質への結合について選択的である抗体と結合
し、 c)洗浄剤−HRV糖タンパク質複合体を抗体から解離
し、そして e)得られるHRVの主要な受容体の水溶性調製物を分離
する、 からなることを特徴とする、上記第1〜6項のいずれか
に記載の水溶性ヒトライノウイルス(HRV)主要な受容
体調製物を得る方法。
8、工程a)における哺乳動物細胞から可溶化した洗浄
剤−糖タンパク質複合体を、HRVの主要な受容体のタン
パク質と結合することができるレクチンに吸着させ、前
記レクチンに吸着した複合体を混合物から分離し、そし
てレクチンから解離した洗浄剤−HRV糖タンパク質複合
体を工程b)の抗体に適用する、上記第7項記載の方
法。
9、有効量の上記第6項記載のタンパク質および製剤学
的に許容されうる賦形剤からなることを特徴とする、ヒ
トライノウイルスの処置において使用するための製剤学
的組成物。
10、ヒトライノウイルスの処置における上記第6項のタ
ンパク質の使用。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ICAM(マイナスシグナル配列)のアミノ酸配
列である。HRRのペプチド断片から得られた配列は、ICA
Mの対応する配列の下の点線または破線として示す。破
線は確信をもって帰属されるペプチドの配列を意味し、
点線は不明瞭な帰属を意味し、そしてxxは不明瞭な帰属
の正しくない決定を意味する。ペプチドの配列の下の数
字は、タンパク質配列決定実験のコード名である。 第2図は遺伝子のタンパク質生成物を示す線図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C12N 15/09 (C12P 21/02 C12P 21/02 ZNA C12R 1:91) //(C12P 21/02 C12N 15/00 A C12R 1:91) A61K 37/02 (72)発明者 アラン・マツクレランド アメリカ合衆国コネチカツト州06475 オールドセイブルツク・スクールハウル ロード 300 (72)発明者 ゲイリイ・デビス アメリカ合衆国コネチカツト州06460 ミルフオード・ホルブルツクストリート 42 (56)参考文献 Journal of Virolo gy(1986)Vol.25,No.2, p.290−295 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07K 14/705 A61K 38/00 - 38/58 A61P 11/02 A61P 31/14 A61P 31/16 C12N 15/09 C12P 21/00 - 21/02 BIOSIS(DIALOG) WPI(DIALOG) SwissProt/PIR/GeneS eq

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記のアミノ酸配列 【化1】 【式2】 【式3】 を有するヒトライノウイルスの主要受容体タンパク質
    (HRR)および上記HRRアミノ酸配列の1〜453のアミノ
    酸配列を有する断片から選ばれる物質を有効成分として
    含有することを特徴とする抗ウイルス組成物。
  2. 【請求項2】感冒の開始及び拡散を低減するための請求
    項1に記載の組成物。
  3. 【請求項3】主要受容体群のヒトライノウイルス(HR
    V)の阻害のための請求項1または2に記載の組成物。
  4. 【請求項4】ヒトライノウイルス(HRV)感染の処置の
    ための請求項1または2に記載の組成物。
  5. 【請求項5】鼻内噴霧剤である請求項2、3または4に
    記載の組成物。
  6. 【請求項6】該物質が請求項1に記載の該物質を発現す
    る細胞から単離されたものである請求項2、3または4
    に記載の組成物。
  7. 【請求項7】該物質が請求項1に記載の該物質をコード
    し、適当な宿主中で適当な発現系において発現するヌク
    レオチド配列の単離され且つ精製された発現生成物を含
    んでなる請求項1に記載の組成物。
  8. 【請求項8】コクサッキー(Coxsackie)Aウイルスの
    阻害のための請求項1または2に記載の組成物。
  9. 【請求項9】請求項1に記載の物質を有効成分として含
    有することを特徴とするコクサッキー(Coxsackie)A
    ウイルス感染の処置のための請求項1または2に記載の
    組成物。
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