JP3252996B2 - ボーリング加工装置 - Google Patents

ボーリング加工装置

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JP3252996B2
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勝二 谷口
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Kitamura Machinery Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B29/00Holders for non-rotary cutting tools; Boring bars or boring heads; Accessories for tool holders
    • B23B29/03Boring heads
    • B23B29/034Boring heads with tools moving radially, e.g. for making chamfers or undercuttings
    • B23B29/03432Boring heads with tools moving radially, e.g. for making chamfers or undercuttings radially adjustable during manufacturing
    • B23B29/03435Boring heads with tools moving radially, e.g. for making chamfers or undercuttings radially adjustable during manufacturing by means of screws and nuts
    • B23B29/03439Boring and facing heads
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B2229/00Details of boring bars or boring heads
    • B23B2229/16Boring, facing or grooving heads with integral electric motor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工作機械のスピンド
ルに設定して使用するボーリング加工装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ボーリング加工の中でも、フェーシング
加工、リセーシング加工、テーパ加工等は特殊な加工で
あり、特別のボーリング加工装置が用いられる。このボ
ーリング加工装置は、U軸用ツールホルダを有し、U軸
用サーボモータがヘッドに固定されている。電源部はサ
ーボモータの動力線に直接接続され、信号線はサーボモ
ータに接続されている。これらの接続は、いずれも有線
式で直接的に接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のボーリング加工
装置は、動力伝達機構が複雑かつ高コストであり、保守
面でも手間を要した。また、動力線と信号線の配線も複
雑であって、定常的なメンテナンスを必要としていた。
【0004】このような従来技術の問題点に鑑み、本発
明の目的は、モータの駆動力をバイトホルダに伝達する
ための動力伝達機構をシンプルにして、コストを抑え、
保守面でも有利なボーリング加工装置を提供することで
ある。
【0005】また、本発明の他の目的は、配線処理をシ
ンプルにし、配線に関しては実質的にメンテナンスフリ
ーとしたボーリング加工装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、工作機械のス
ピンドル(11)に設定する基部を有するボーリング加
工装置において、基部(15)に対してバイト(14)
を支持するためのバイトホルダ(13)と、相対的に
イトホルダ(13)をバイト(14)と一緒に基部(1
5)に対して移動させるための移動手段(20)を設
け、移動手段(20)はモータ(21)を有し、基部
(15)がスピンドル(11)と共に回転していると
き、基部(15)と一緒にバイトホルダ(13)及びモ
ータ(21)を含む移動手段(20)が回転し、かつ、
バイトホルダ(13)がモータ(21)の回転駆動力に
より所定方向に移動することができる構成になっている
ことを特徴とするボーリング加工装置を要旨としてい
る。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0008】図1は、本発明によるボーリング加工装置
を示す概念図である。図2と図3は、同じくボーリング
加工装置の概略を示す断面図である。なお、図3と図2
は互いに直交する断面を示している。
【0009】ボーリング加工装置10は、工作機械のス
ピンドル11に設定して、フェーシング加工、リセーシ
ング加工、テーパ加工等のボーリング加工を行うための
装置である。
【0010】ボーリング加工装置10は、スピンドル1
1先端のテーパ穴部18に対応した基部15を有してい
る。基部15は、ベースホルダ等と呼ばれることもあ
る。基部15の細径側には、スピンドル内のコレットチ
ャック(図示せず)と協働するスタッドボルト17が設
けてある。基部15の太径側には、把持部16が形成さ
れている。把持部16は、工具交換の際に工作機械のツ
ールチェンジャのアームに支持される。
【0011】基部15と把持部16は着脱可能な構成に
なっていても良いし、一体的に構成しても良い。いずれ
にせよ、使用時には、両者は固定関係に保たれる。
【0012】把持部16には、バイトホルダ設定部25
が接続されている。バイトホルダ設定部25には、バイ
ト14を支持するためのバイトホルダ13と、バイトホ
ルダ13を往復移動するための移動手段20が設けられ
ている。
【0013】移動手段20は、サーボモータ21、送り
ネジ22、検出器23から構成されている。検出器23
としては、例えばレゾルバを用いることができる。
【0014】バイトホルダ13は、送りネジ22に係合
するナット28、及び、断面楔形の足部27(図3参
照)を有している。足部27はバイトホルダ設定部25
のレール部26に支持され、レール部26に沿ってスラ
イド可能である。
【0015】バイトホルダ13のナット28と反対側に
は、バイト部材14を着脱可能に取り付けることができ
る。なお図2と図3では、別のバイト部材14が設定さ
れている。
【0016】このような構成になっているので、サーボ
モータ21で送りネジ22を駆動することによって、バ
イトホルダ13と共にバイト部材14をZ軸方向に移動
させることができる。
【0017】次に、サーボモータの動力と制御信号の伝
送方式について述べる。
【0018】スピンドル11の先端付近には、第1伝送
部31が設けられている。この実施例では、第1伝送部
は、2つの部分31a又は31bから成る。一方、ボー
リング加工装置の把持部16には、第2伝送部32が設
けられている。ボーリング加工装置をスピンドル11に
設定した時に、第1伝送部31(31a又は31b)と
第2伝送部32は所定距離をおいて非接触で対向するよ
うに配置されている。両者の間隔は、例えば、1ミリ〜
十数ミリ程度に設定できる。
【0019】ホルダ設定部25には伝送ユニット24が
設けてあり、第2伝送部からの電力及び/又は制御信号
をサーボモータ21と検出器23に送る構成になってい
る。一方、第1伝送部にも図示しない伝送ユニットが接
続されていて、この伝送ユニットは電源及び制御部(共
に図示せず)に接続されている。
【0020】第1伝送部31と第2伝送部32は、例え
ば非接触形の短絡器で構成することができる。非接触形
の短絡器は、他の分野で使用されているものをそのまま
使用可能である。もちろん、必要に応じて適宜変更を加
えても良い。第1伝送部31と第2伝送部32は、円盤
状、矩形状、棒状等様々な形状に構成できる。
【0021】次に、本発明のボーリング加工装置を用い
た加工例を示す。
【0022】図4は、リセーシング加工を示している。
バイト14を、移動手段20及びスピンドル11の送り
によって矢印Aのように移動し、所望のリセーシング加
工を行う。
【0023】図5は、テーパ加工を示しており、移動手
段20及びスピンドル11の送りによってバイト14が
矢印Bのように移動する。
【0024】図6は、フェーシング加工を示しており、
移動手段20及びスピンドル11の送りによってバイト
14が矢印Cのように移動する。
【0025】本発明のボーリング加工装置では、移動手
段が装置に組み込まれかつ非接触伝送システムを採用し
ているので、別のバイトを設定したボーリング加工装置
を自動交換すれば、多種のボーリング加工を連続的に行
うことができる。ボーリング加工装置を交換する際に、
配線を離脱・接続する必要は全くない。
【0026】
【発明の効果】本発明のボーリング加工装置は、モータ
の駆動力をバイトホルダに伝達するための動力伝達機構
がシンプルかつ低コストであり、保守面の手間も少な
い。
【0027】また、請求項2に記載のボーリング加工装
置では、配線処理がシンプルでメンテナンスフリーを実
現できる。さらに、装置の交換を全自動で行うことがで
きる。
【0028】なお、本発明は前述の実施例に限定されな
い。例えば、諸部材の形状や配置は、本発明の範囲内で
様々に変更可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のボーリング加工装置の実施例を示す概
念図。
【図2】本発明のボーリング加工装置の実施例の概略を
示す断面図。
【図3】図2と直交する断面を示す断面図。
【図4】本発明のボーリング加工装置を用いた加工例を
示す図。
【図5】本発明のボーリング加工装置を用いた他の加工
例を示す図。
【図6】本発明のボーリング加工装置を用いたさらに他
の加工例を示す図。
【符号の説明】
10 ボーリング加工装置 11 スピンドル 13 バイトホルダ 14 バイト部材 15 基部 16 把持部 17 スタッドボルト 18 テーパ穴部 20 移動手段 21 サーボモータ 22 送りネジ 23 検出器 24 伝送ユニット 25 バイトホルダ設定部 26 レール部 27 足部 28 ナット 31(31a,31b) 第1伝送部 32 第2伝送部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−39728(JP,A) 特開 昭63−29418(JP,A) 実開 昭61−146104(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 29/034

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械のスピンドル(11)に設定
    る基部を有するボーリング加工装置において、基部(1
    5)に対してバイト(14)を支持するためのバイトホ
    ルダ(13)と、相対的にバイトホルダ(13)をバイ
    ト(14)と一緒に基部(15)に対して移動させるた
    めの移動手段(20)を設け、移動手段(20)はモー
    タ(21)を有し、基部(15)がスピンドル(11)
    と共に回転しているとき、基部(15)と一緒にバイト
    ホルダ(13)及びモータ(21)を含む移動手段(2
    0)が回転し、かつ、バイトホルダ(13)がモータ
    (21)の回転駆動力により所定方向に移動することが
    できる構成になっていることを特徴とするボーリング加
    工装置。
  2. 【請求項2】 工作機械のスピンドル(11)に第1伝
    送部(31)を配置し、ボーリング加工装置に第2伝送
    部(32)を配置し、ボーリング加工装置をスピンドル
    (11)に設定した時に第1伝送部(31)と第2伝送
    部(32)が非接触で対向する構成にし、移動手段(2
    0)に供給する電力及び制御信号の少くとも一方を第1
    伝送部(31)と第2伝送部(32)の間で伝送できる
    構成にしたことを特徴とする請求項1に記載のボーリン
    グ加工装置。
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