JP3252993B2 - 白色ポリエステルフイルム - Google Patents

白色ポリエステルフイルム

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、白色ポリエステルフイ
ルムに関するものである。さらに詳しくは、建材用途な
ど隠蔽性が要求される分野に用いられる柔軟性、ヒート
シール性を有する隠蔽性の優れた白色ポリエステルフイ
ルムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルに二酸化チタンや炭酸カル
シウムなどを多量に添加して白色性ポリエステルフイル
ムを得ることはよく知られている。また、ポリエステル
にプロピレンを添加して白色性ポリエステルフイルムを
得ることもよく知られている。しかし、これらフイルム
は非常に硬くゴワゴワ感がある。そこで内部に微細気泡
を生成し低密度化することによりクッション性をあげた
もの(例えば、特開平3−76727)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、それらフイル
ムはクッション性はあるが柔軟性という意味においては
まだまだ不十分である。そのため、建材用途などで使用
する場合コーナー部や曲線部などへの加工が難しくなる
という問題がある。また、熱によるシール性が弱く、印
刷フイルムなどの隠蔽層として加工することができなか
った。
【0004】本発明の目的は、上記した従来の問題点を
解消することにあり、柔軟性、ヒートシール性を有する
隠蔽性の優れた白色ポリエステルフイルムを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、ポリエステルフイルムの少なくとも片
面にヒートシール層を有し、引張弾性率が1〜150k
g/mm2 、光学濃度が0.7以上1.6以下で実質的
に無配向であることを特徴とする白色ポリエステルフイ
ルムとするものである。
【0006】本発明において、ポリエステルとは、芳香
族二塩基酸とグリコールを主要な構成成分とするポリエ
ステルであり、芳香族二塩基酸としては、テレフタル
酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、
ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルエーテル
ジカルボン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、シク
ロヘキサンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジ
フェニルチオエーテルジカルボン酸、ジフェニルケトン
ジカルボン酸、フェニルインダンジカルボン酸、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸、5−リチウムスルホイソ
フタル酸や4−ナトリウムスルホ−2,6−ナフタレン
ジカルボン酸といった金属スルホネートを有する芳香族
ジカルボン酸などを挙げることができる。さらに、コハ
ク酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジオン酸、ダ
イマー酸などの脂肪族ジカルボン酸、ポリエチレンオキ
シジカルボン酸、ポリテトラメチレンオキシジカルボン
酸などのポリエーテルジカルボン酸等が共重合されてい
てもよい。好ましい芳香族二塩基酸としては、テレフタ
ル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸
を主体とするものであり、テレフタル酸が特に好まし
い。
【0007】また、グリコールとしては、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、
シクロヘキサンジメタノール、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシエトキシフェニル)プロパン、ビス(ヒドロキシフ
ェニル)スルホン、ジエチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、ハイドロキノン、シクロヘキサンジオー
ル、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングルコー
ル、ポリテトラメチレングリコール、エチレングリコー
ル−プロピレングリコール共重合体などのポリアルキレ
ングリコール等を挙げることができる。好ましいグルコ
ールとしては、ブチレングリコールである。
【0008】もちろん、複数の二塩基酸と複数のグリコ
ールからなる共重合体であってもよい。機械的強度等の
点から、ブチレンテレフタレートを主たる繰り返し単位
とするものが好ましく、繰り返し単位の少なくとも60
モル%以上をブチレンテレフタレートによって構成され
るポリエステルが好ましい。残る繰り返し単位の40モ
ル%未満については、脂肪族ジカルボン酸、特にセバシ
ン酸、ドデカンジオン酸、ダイマー酸といった長鎖の脂
肪族ジカルボン酸を共重合した単位からなることが好ま
しい。
【0009】本発明のポリエステルの固有粘度として
は、0.3〜2.0dl/gが好ましく、さらに好まし
くは、0.5〜1.5dl/gである。
【0010】本発明のポリエステルの融点(Tm)は、
130〜260℃であることが好ましく、さらに好まし
くは150〜240℃の範囲である。
【0011】また、ガラス転移温度(Tg)は、30℃
以下が好ましく、さらに好ましくは10℃以下である。
【0012】本発明のポリエステルフイルムの厚さとし
ては特に限定されないが、1〜1000μmが好まし
く、さらに好ましくは5〜700μm、より好ましくは
10〜500μmである。
【0013】本発明のポリエステルフイルムは実質的に
無配向である必要がある。実質的に無配向であるとは、
未延伸のままであり一軸または二軸に延伸されない状態
をいう。例えば、面配向度として0.10以下が好まし
く、さらに好ましくは0.05以下である。ここで面配
向度ΔPは、厚み方向の屈折率をnα、長手方向の屈折
率をnβ、幅方向の屈折率をnγとすると、 ΔP=(nβ+nγ)/2−nα で与えられる。
【0014】本発明のポリエステルフイルムは、引張弾
性率が1〜150kg/mm2 であり、好ましくは5〜
120kg/mm2 である。引張弾性率が1kg/mm
2 未満であると腰が弱過ぎて取り扱い性が悪くなるため
好ましくない。一方、150kg/mm2 を超えると柔
軟性が悪くなるため好ましくない。
【0015】本発明における白色ポリエステルフイルム
の光学濃度は、0.7以上1.6以下であり、好ましく
は、0.8以上1.6以下である。光学濃度が0.7未
満であるとフイルムの隠蔽性が小さいため裏側が透けて
見え好ましくない。また、光学濃度が1.6を超えると
フイルムの強度などの機械特性が大きく低下し好ましく
ない。
【0016】本発明ポリエステルフイルムには、白色無
機粒子を含有することが好ましく、白色無機粒子とし
て、酸化チタン、亜鉛華、硫酸亜鉛、リトポン、鉛白、
塩基性硫酸鉛、塩基性ケイ酸鉛、鉛亜鉛白などの白色顔
料を挙げることができる。なかでも、屈折率の高い酸化
チタン、特にルチル型酸化チタン、亜鉛華、硫酸亜鉛、
リトポンなどを好ましく用いることができる。白色無機
粒子の平均粒子径としては、0.01〜8μmの範囲の
ものが好ましいが、0.1〜0.5μmの範囲のものが
より優れた隠蔽性が得られることから好ましい。
【0017】本発明のポリエステルフイルムを構成する
ヒートシール層とは、ヒートシール性において融点12
0〜240℃のものが好ましく、特に140〜220℃
であると自己熱接着性だけでなく、他素材に対する熱接
着性が良好となるので好ましい。
【0018】また、ヒートシール層の厚みとしては、全
厚みに対して1/500〜1/3であることが好まし
く、さらに好ましくは1/300〜1/5である。ヒー
トシール層は、片面積層または両面積層のどちらでもよ
い。
【0019】ヒートシール層は、ポリエステルから構成
されることが好ましく、ポリエステルの組成としては、
酸成分として、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル
酸、ナフタレンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン
酸、ジフェニルスルホンジカルボン酸、ジフェニルエー
テルジカルボン酸、ベンゾフェノンジカルボン酸、など
の芳香族ジカルボン酸成分、セバシン酸、ダイマー酸な
どの脂肪族ジカルボン酸成分およびそのエステル形成性
誘導体等を挙げることができ、グリコール成分として
は、炭素数10以下の脂肪族、脂環族、芳香族ジオール
の中から選ばれる1種以上のグリコール成分、好ましく
は、1,4−ブタンジオール、エチレングリコールであ
る。例えば、イソフタル酸共重合ポリブチレンテレフタ
レート、ダイマー酸共重合ポリブチレンテレフタレート
などは好ましく使用することができる。
【0020】特に、経時変化、ヒートシール性を良好に
するには、ポリエステルが、炭素数8以上のアルキレン
基を有する長鎖脂肪族ジカルボン酸単位を全酸成分に対
して5〜30モル%、1,4−ブタンジオール単位を全
ジオール成分に対して80モル%以上含むことが好まし
い。炭素数8以上のアルキレン基を有する長鎖脂肪族ジ
カルボン酸とは、例えば、セバシン酸、ドデカンジオン
酸、ヘキサデカジオン酸、オクタデカジオン酸、ノナデ
カジオン酸、エイコサンジオン酸、ヘネイコサンジオン
酸、ドコサンジオン酸、トリコサンジオン酸、テトラコ
サンジオン酸、ペンタコサンジオン酸、ヘキサコサンジ
オン酸、ヘプタコサンジオン酸、オクタコサンジオン
酸、ノナコサンジオン酸、トリアコンタンジオン酸およ
びそれらのエステル形成性誘導体、炭素数8〜25の不
飽和脂肪酸を二量化して得られるダイマー酸およびその
水添体、およびそのエステル形成性誘導体等を挙げるこ
とができる。特にダイマー酸成分を含有するものは、透
明性、ヒートシール性に優れるので好ましい。
【0021】本発明のポリエステルフイルムの破断伸度
は、50%以上が好ましく、さらに好ましくは100%
以上である。
【0022】さらに、本発明のポリエステルフイルム
は、目的を損なわない範囲であればその用途に応じて結
晶核剤、酸化防止剤、着色防止剤、顔料、染料、紫外線
吸収剤、離型剤、易滑剤、難燃剤、帯電防止剤、無機お
よび/または有機粒子などを配合することができる。特
に易滑性をもたせるためにフイルム中に平均粒子径0.
01〜10μm程度の酸化珪素、炭酸カルシウム、アル
ミナなどの無機粒子をポリエステルに対して0.01〜
5重量%含有させることは好ましい。
【0023】次に、本発明のポリエステルフイルムの製
造方法について説明する。
【0024】まず、ポリエステルの製造方法は、この分
野において周知であり、いずれの方法をも採用すること
ができる。例えば、ジカルボン酸成分とグリコール成分
とを直接エステル化反応するか、または、ジカルボン酸
成分のジアルキルエステルを用いる場合はグリコール成
分とでエステル交換反応し、これを減圧下に加熱して余
剰のグリコール成分を除去することにより、ポリエステ
ルを得ることができる。この際必要に応じてエステル交
換反応触媒あるいは重合反応触媒を用い、あるいはリン
化合物等の安定剤を添加することができる。もちろん、
着色防止剤、酸化防止剤、結晶核剤、滑剤、安定剤、紫
外線吸収剤、帯電防止剤などを添加してもよい。
【0025】本発明のようなポリエステルフイルムは、
本発明で特定される範囲にある限り如何なる方法によっ
て製造されてもよいが、共押出によって最も好ましく製
造される。例えば、2層構成すなわちA層およびB層か
ら構成される場合、それぞれのポリエステルは溶融押出
装置と口金の間のポリマ流路内で合流積層されるが、口
金より上流(たとえばマニホールド)で合流積層される
のが好ましい。すなわち、別々の溶融押出装置に乾燥後
供給され、個々のポリエステルの融点以上に加熱、溶融
されたA層およびB層を構成するポリエステルは、押出
装置と口金出口の間に設けられた合流装置で溶融状態
で、所定の厚み比になるように積層され、スリット状の
口金出口より押出される。かかる溶融積層物を回転冷却
ドラム上で冷却し、実質的に非晶状態の未延伸フイルム
を得る。回転冷却ドラム上に冷却する際は、厚みの均一
性の点から静電印加キャスト法や特公平5−83063
号公報に記載された液体キャスト法を採用することが好
ましい。溶融押出装置は周知の装置が適用可能である
が、エクストルーダが簡便であり好ましい。
【0026】ここで、ベースとなる層には、ポリエステ
ルとともに着色剤を含有して押出される。以上のように
して得られたフイルムは必要に応じて、コロナ放電処
理、薬液処理、火炎処理、紫外線処理、プラズマ処理、
コーティングなどの各種表面処理を行なっても良い。
【0027】
【特性の評価法、測定法】ポリエステルフイルムの特性
は以下の方法により測定、評価した。
【0028】(1)固有粘度 ο−クロロフェロールを溶媒として、25℃で測定し
た。単位はdl/gである。
【0029】(2)融点(Tm)、ガラス転移温度(T
g) 示差走査型熱量計DSC−2(パーキンエルマー社製)
を用いて測定した。窒素気流下にて、280℃×5分間
溶融保持し、次いで液体窒素を用いて冷却した。こうし
て得られたサンプルを10℃/分の昇温速度で昇温して
いった際に、ガラス状態からゴム状態への転移に基づく
比熱変化を読み取り、この温度をガラス転移温度(T
g)とした。また、結晶融解に基づく吸熱ピーク温度を
融点(Tm)とした。
【0030】(3)機械特性 引張弾性率、破断伸度については、ASTM D−88
2−81(A)法に準じ測定した。
【0031】(4)フイルムヘイズ フイルムをJIS−K−6714に準じて測定し、次式
により100μm厚さに換算して求めた。
【0032】H100 (%)=(H/d)×100 ただし、Hはヘイズの実測値(%)、dは該ヘイズ測定
部のフイルム厚み(μm)。
【0033】(5)光学濃度 フイルムを150μmの近辺の厚みになるように重ね、
光学濃度計(マクベス社製TR927)で透過濃度を測
定する。厚みと光学濃度のプロットを行ない、150μ
mの厚みに相当する光学濃度を求めた。
【0034】(6)隠蔽性 文字の書かれた紙の上にフイルムを置き、文字の見え具
合を以下の基準で判定した。
【0035】◎:文字がまったく見えない ○:微かに何かが見える △:文字を読むことはできないが文字のようなものが見
える ×:はっきりと文字が見える
【0036】(7)ヒートシール性 フイルム同士を180℃、3kg/mm2 、加熱時間5
秒でシールした時のシール力を以下の基準で判定した。
なお、シール力測定は、サンプル幅10mm、引張速度
200mm/minで行なった。
【0037】○:シール力1.0kg/cm以上 △:シール力0.6kg/cm以上1.0kg/cm未
満 ×:シール力0.6kg/cm未満
【0038】
【実施例】以下実施例によって本発明を詳細に説明す
る。
【0039】実施例1 ポリブチレンテレフタレート・ドデカンジカルボン酸
(以下Dと略す)共重合体(D成分量=13モル%、融
点=210℃、IV=0.80)樹脂5kgを150
℃、3時間真空乾燥した後、ルチル型酸化チタン(平均
粒径0.25μm)5kgを加え、異方向回転二軸押出
機に供給して300℃で溶融し、3mmφの口金から押
出し、急冷後ペレット状に切断して、着色剤入りポリエ
ステルを得た。
【0040】こうして得られたポリエステルを芯層(A
層)にし、表層(B層)にポリブチレンテレフタレート
・水添ダイマー酸(以下DAと略す)共重合体(DA成
分量=17モル%、融点=190℃、IV=0.80)
樹脂をそれぞれ別の押出機を用いて溶融押出して、口金
内でB/A/B(積層比1:60:1)になるように3
層に積層して、150μmのシート状に押し出した。
【0041】こうして得られたフイルムは、表1に示し
たように引張弾性率90kg/mm2 と柔軟で、隠蔽
性、ヒートシール性が良好であった。
【0042】比較例1 実施例1と同様にして得られた着色剤含有ポリエステル
を単体で溶融押出して、150μmの単膜フイルムを得
た。得られたフイルムは、表2に示すようにヒートシー
ル性がなく加工性が悪くなった。
【0043】実施例2〜実施例4および比較例2〜比較
例4 表1、表2、表3に示したように、フイルムの厚み、構
成比、着色剤の添加量を変えた以外は、実施例1と同様
にしてフイルムを作成した。
【0044】表1、表2、表3から明らかなように本発
明のポリエステルフイルムは、隠蔽性、柔軟性、ヒート
シール性のすべてに優れていることがわかる。
【0045】比較例5 ポリエチレンテレフタレートポリマとポリプロピレンポ
リマを8:2の比率でブレンドし溶融押出し150μm
のフイルムを得た。得られたフイルムは、表3に示すよ
うに非常に硬く、加工性、取り扱い性が悪いものであっ
た。
【0046】実施例5 実施例1において、ヒートシール性ポリエステルがポリ
ブチレンテレフタレート・イソフタル酸(以下Iと略
す)共重合体(I成分=35モル%、融点160℃、I
V=0.78)樹脂とした以外は、実施例1と同様にし
てフイルムを得た。得られたフイルムは、表2に示すよ
うに柔軟性、隠蔽性、ヒートシール性が良好であった。
【0047】
【表1】
【表2】
【表3】
【0048】
【発明の効果】本発明の白色ポリエステルフイルムは、
柔軟性、ヒートシール性を有するだけでなく、隠蔽性に
優れるため化粧板をはじめとする建材用フイルムなど隠
蔽性を要求される用途に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−13584(JP,A) 特開 平6−79776(JP,A) 特開 平5−131601(JP,A) 特開 平2−219832(JP,A) 特開 平3−231929(JP,A) 特開 平6−190996(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 C08J 5/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエステルフイルムの少なくとも片面
    にヒートシール層を有し、引張弾性率が1〜150kg
    /mm2 、光学濃度が0.7以上1.6以下で実質的に
    無配向であることを特徴とする白色ポリエステルフイル
    ム。
  2. 【請求項2】 ポリエステルフイルムが繰り返し単位の
    少なくとも60モル%以上がブチレンテレフタレート単
    位によって構成されることを特徴とする請求項1に記載
    の白色ポリエステルフイルム。
  3. 【請求項3】 ポリエステルフイルムが酸化チタン、亜
    鉛華、硫酸亜鉛、リトポンから選ばれた白色無機粒子を
    含有することを特徴とする請求項1に記載の白色ポリエ
    ステルフイルム。
  4. 【請求項4】 ヒートシール層が炭素数8以上のアルキ
    レン基を有する長鎖脂肪族ジカルボン酸単位を全酸成分
    に対して5〜30モル%、1,4−ブタンジオール単位
    を全ジオール成分の80モル%以上含有することを特徴
    とする請求項1に記載の白色ポリエステルフイルム。
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