JP3252590B2 - セグメントのコーナーシール材 - Google Patents

セグメントのコーナーシール材

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JP3252590B2 JP04395094A JP4395094A JP3252590B2 JP 3252590 B2 JP3252590 B2 JP 3252590B2 JP 04395094 A JP04395094 A JP 04395094A JP 4395094 A JP4395094 A JP 4395094A JP 3252590 B2 JP3252590 B2 JP 3252590B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般シールド工法におい
て、セグメントの接続面の半周に帯状シール材を使用す
る場合のセグメントコーナー部のシール材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にシールド工法は予め製作された多
数のセグメント同士をボルト等によって接合し、図3に
示すように円筒その他の形状のシールド構築物等を組立
てている。この際、各セグメント1間の合わせ目からの
止水対策として種々の対策が採られている。一般には水
膨張性の帯状の弾性ゴムや、未加硫粘着ゴム等の帯状シ
ール材2をセグメント1の外周に装着し(図3にはその
一部を太線で示してある)、セグメント1同士をボルト
等によって組合わせる際のセグメント1間の圧縮により
帯状シール材2のゴムの復元力や接着力によって止水さ
せる方法が採られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の方法で
は隣接するセグメント1同士の接合面では止水出来る
が、セグメント1を接合したリング相互間で、セグメン
ト1のコーナー部(図3の円形で示したC部分で、3個
のセグメント1がT字形に接合された部分)では図4に
示すように帯状シール材2をセグメント1のコーナーに
沿って90°に曲げるために外側に扇形に似た丸みを帯
びた空隙2aが出来てしまう。このため、このT字形の
空隙2aからの止水は極めて困難である。
【0004】このT字形部分からの漏水に対して、例え
ば実公昭61−106600号にあるような予め断面が
L字形の帯状シール材をセグメントコーナー部に装着
し、このシール材と一般の帯状シール材を接着して止水
する方法や、通常にセグメント外周に帯状シール材を装
着し各セグメントコーナー部において特公平1−932
97号にあるような帯状シール材の角部に断面がL字形
のシール材を装着して止水する方法のものがある。
【0005】しかし、実公昭61−106600号では
確実な止水性は得られるものの、帯状シール材が細かく
分割されているため、施工性が悪く、コストも高い。
又、実公平1−93297号では止水を確実に行うため
に同じ形状のコーナーパッキングを2個つなげなくては
ならないため、施工性が悪い。
【0006】本発明は上述の問題を解決して、施工性が
良く、確実に止水が可能なセグメントコーナーのシール
材を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、シールド工法に使用するセグメント1の外周のう
ち、隣接する2辺にL字状に帯状シール材2を装着する
場合の帯状シール材2の両端のセグメントコーナー部に
装着するコーナーシール材において、帯状シール材2と
ほぼ同じ厚さの水膨張性ゴムシートよりなり、このゴム
シートを直角に折り曲げて使用する際に折り曲げられた
片面には帯状シール材2に当接する部分に帯状シール材
2と同じ幅で折り曲げ線までの切込み32が開設され、
装着時に帯状シール材2が切込み32に挿入され、コー
ナーシール材3と重なって部分的な突出部が生じないよ
うに構成したものである。
【0008】折り曲げる位置には折り曲げる内側の線に
直角二等辺三角形状のV字溝31が開設されているもの
である。
【0009】
【作用】上述のように、セグメントのコーナーシール材
3を折り曲げて使用する際、帯状シール材2はコーナー
シール材3の切込み32部分に挿入された形で使用され
るので、相互に重なり合って部分的な突出部が発生しな
い。
【0010】コーナーシール材3を折り曲げて使用する
場合、V字溝31に沿って折り曲げ易く、更に折り曲げ
部分の外側に出来る湾曲部は小さく、水に会うと水膨張
性ゴムが膨張して完全に空隙2aを閉塞してしまう。
【0011】
【実施例】本発明のセグメントのコーナーシール材3は
各セグメント相互間に装着する帯状シール材2とほぼ同
じ厚さの水膨張性ゴムシートよりなる。この水膨張性ゴ
ムとしては吸水性樹脂、無機形充填材及び軟化剤を含ん
だ公知の水膨張性ゴムであるが、水膨張性の材質であれ
ばゴムに限定はしない。
【0012】コーナーシール材3の構造は、シート状の
もので、その大きさは帯状シール材2を完全に覆うこと
が出来るものである。図1はその構造図で、(イ)は使
用状態に折り曲げた状態の斜視図、(ロ)は展開図、図
2は使用状態の説明図で、(イ)は使用場所を示す説明
図、(ロ)は締め付け前の装着状態の説明図、(ハ)は
締め付け後の密着状態の説明図(拡大図)である。
【0013】このシートは使用時に図1の(ロ)示の状
態から(イ)示の状態に直角に折り曲げて使用するが、
折り曲げられた状態での片面の帯状シール材2に当接す
る部分に折り曲げ線までの切込み32が開設されてい
る。この切込み32の幅は同時に使用する帯状シール材
2の幅と同じとして、帯状シール材2が密着して切込み
32に入るように調整されている。
【0014】又、このコーナーシール材3の厚さは同時
に使用する帯状シール材2の厚さを考慮して装着後に両
表面が同一面となるようにする必要がある。このため
に、セグメント1に帯状シール材2を装着する凹状の溝
がある場合には、予め溝の深さを計算に入れてその分だ
け薄いものを使用する必要がある。更に、折り曲げる位
置には折り曲げる内側の線に直角二等辺三角形状のV字
溝31が開設されている。
【0015】次にこのコーナーシール材3のセグメント
1への装着方法について説明する。先ず、セグメント1
の半周に帯状シール材2を接着剤で接着する。接着させ
る前にコンクリートレイタンスをワイヤーブラシ等で除
去する一般的な方法で下地処理し、この後セグメント1
及び帯状シール材2に接着剤を塗布する。この接着剤は
一般的な合成ゴム接着剤が良いが、特に限定するもので
はない。
【0016】続いてセグメント1のコーナー部及び展開
状態のコーナーシール材3のV字溝31の側に接着剤を
塗布する。塗布後コーナーシール材3をV字溝31に沿
って90°に折り曲げ、切込み32を既に接着してある
帯状シール材2に嵌め込むようにしてセグメント1のコ
ーナー部に接着する。
【0017】上述の準備工程後、各セグメント1を当接
してボルト等で緊締して組付ける。
【0018】
【発明の効果】上述のように、セグメント1のコーナー
シールの断面がL字形で水膨張性であるため、セグメン
ト1をボルトで組付けた際、セグメント1の合わせ目の
T字状ではセグメント1間にシール材が密着している状
態となる。しかも、本発明のコーナーシール材3でも9
0°に曲折して使用するため、曲折部の外側には多少の
空隙2aが出来るが、V字溝31のためにこの空隙2a
は非常に小さく、シール材の水膨張性で完全に閉塞して
しまう。
【0019】図2(ロ)において、コーナーシール材3
の厚みによって生じた空隙から考えられる漏水に関して
は、コーナーシール材3の厚みが無視出来る程薄く、ボ
ルトの締め付けトルクが3000〜5000kgf・c
m以上であれば漏水は起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコーナーシール材の構造図で、(イ)
は使用状態に折り曲げた状態の斜視図、(ロ)は展開図
である。
【図2】使用状態の説明図で、(イ)は使用場所を示す
説明図、(ロ)は締め付け前の装着状態の説明図、
(ハ)は締め付け後の密着状態の説明図(拡大図)であ
る。
【図3】セグメントを組付けた状態の構造物の説明図で
ある。
【図4】セグメント組付け後のT字状部分の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 セグメント 2 帯状シール材 2a 空隙 3 コーナーシール材 31 V字溝 32 切込み
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−93297(JP,U) 実開 昭63−165399(JP,U) 実開 昭61−106600(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 11/38 E21D 11/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド工法に使用するセグメントの外
    周のうち、隣接する2辺にL字状に帯状シール材を装着
    する場合の前記帯状シール材の両端のセグメントコーナ
    ー部に装着するコーナーシール材において、前記帯状シ
    ール材とほぼ同じ厚さの水膨張性ゴムシートよりなり、
    このゴムシートを直角に折り曲げて使用する際に折り曲
    げられた片面には前記帯状シール材に当接する部分に前
    記帯状シール材と同じ幅で折り曲げ線までの切込みが開
    設され、装着時に前記帯状シール材が前記切込みに挿入
    され、前記コーナーシール材と重なって部分的な突出部
    が生じないように構成したことを特徴とするセグメント
    のコーナーシール材。
  2. 【請求項2】 前記折り曲げ線の位置には折り曲げる内
    側の線に直角二等辺三角形状のV字溝が開設されている
    ことを特徴とする請求項1のセグメントのコーナーシー
    ル材。
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