JP3252377B2 - 操縦桿 - Google Patents

操縦桿

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JP3252377B2
JP3252377B2 JP07021197A JP7021197A JP3252377B2 JP 3252377 B2 JP3252377 B2 JP 3252377B2 JP 07021197 A JP07021197 A JP 07021197A JP 7021197 A JP7021197 A JP 7021197A JP 3252377 B2 JP3252377 B2 JP 3252377B2
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榮一 山川
健三 池内
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株式会社コミュータヘリコプタ先進技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、航空機を操縦する
ための操縦桿に関する。
【0002】
【従来の技術】固定翼を備えたジェット機等の航空機で
は、飛行中に、機首を大きく上方に傾斜させると失速し
て墜落するおそれれがあり、それ故に、失速状態になる
前に操縦者に知らせるスティックシェーカが操縦桿に装
備されているものがある。
【0003】従来のスティックシェーカは、所定方向に
回転駆動される電動モータと、この電動モータの出力軸
に偏心して装着された偏心質量部材とを備え、電動モー
タが操縦レバー部材に取付けられる。また、航空機本体
には失速検知センサが設けられる。この失速検知センサ
は、たとえば、機首の上昇傾斜角度を検出する傾斜角度
検出センサから構成される。
【0004】このようなスティックシェーカを装備した
操縦桿においては、航空機本体が上昇してその機首の傾
斜角度が大きくなる、換言すると失速状態に近づくと、
失速検知センサが失速状態に近づいたことを検知し、失
速検知センサからの検知信号に基づいて電動モータが付
勢される。このようにして電動モータが付勢されると、
偏心質量部材が電動モータの出力軸に偏心して装着され
ているので、偏心質量部材の回転によって操縦レバー部
材に振動が生じ、操縦者は、この振動を感知することに
よって失速状態に近づいたことを知ることができ、航空
機本体が失速状態になることを未然に防止することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
操縦桿においては、次のとおりの解決すべき問題が存在
する。すなわち、従来のスティックシェーカを備えた操
縦桿では、電動モータとともに偏心質量部材が回転され
ることによって振動が生成されるので、発生する振動
は、操縦レバー部材の軸線方向に対して垂直な方向とな
る。それ故に、操縦桿のストロークが大きい場合には、
このような振動は操舵入力に殆ど影響せず、操縦操作上
特に問題とはならない。これに対して、操舵ストローク
が小さいサイドスティック型の操縦桿では、操舵ストロ
ークが小さい故に、このような振動も操舵入力として入
力され、操縦操作上問題となるおそれがある。
【0006】本発明の目的は、操舵入力に影響を与える
ことなく、危険状態に近づいたことを操縦者に知らせる
ことができる操縦桿を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定方向に旋
回操作される操縦レバー部材と、この操縦レバー部材の
先端部に設けられた操縦グリップ部材とを備えた操縦桿
において、前記操縦レバー部材の軸線方向の振動を前記
操縦グリップ部材に与えるための振動付与手段が設けら
れていることを特徴とする操縦桿である。本発明に従え
ば、振動付与手段によって操縦レバー部材に付与される
振動は、操縦レバー部材の軸線方向の振動となる。それ
故に、操縦レバー部材がその軸線方向に対して実質上垂
直な方向に有害な振動を発生させることはなく、操舵ス
トロークの小さい操縦桿においてもその操舵入力に影響
を与えることはない。
【0008】また本発明は、前記振動付与手段は、前記
操縦レバー部材に装着されたリニアモータを備えてお
り、このリニアモータが付勢されるとその可動部分が前
記操縦レバー部材の軸線方向に往復移動されることを特
徴とする。本発明に従えば、振動付与手段がリニアモー
タから構成され、その可動部分が操縦レバー部材の軸線
方向に往復動される。それ故に、可動部分の往復動によ
って操縦レバー部材に振動が付与され、その振動の方向
は操縦レバー部材の軸線方向となる。
【0009】また本発明は、前記振動付与手段は、前記
操縦グリップ部材に内蔵された一対の電磁発生手段と、
一対の電磁発生手段の間に配設された磁性部材とを備え
ており、前記一対の電磁発生手段は交互に付勢され、こ
れによって前記磁性部材は一対の電磁発生手段の間を前
記操縦レバー部材の軸線方向に往復動されることを特徴
とする。本発明に従えば、振動付与手段は一対の電磁発
生手段とこれらの間に移動自在に配設された磁性部材か
ら構成され、一対の電磁発生手段が交互に付勢されるこ
とによって、磁性部材は一対の電磁発生手段の間を往復
動される。それ故に、磁性部材の往復動によって操縦レ
バー部材に振動が付与され、その振動の方向は操縦レバ
ー部材の軸線方向となる。
【0010】また本発明は、所定方向に旋回操作される
操縦レバー部材と、この操縦レバー部材の先端部に設け
られた操縦グリップ部材とを備えた操縦桿において、前
記操縦グリップ部材には可動片が突出可能に収容され、
この可動片に関連して作動手段が設けられており、前記
作動手段が付勢されると前記可動片が操縦グリップ部材
内から外部に突出することを特徴とする操縦桿である。
本発明に従えば、操縦グリップ部材には可動片が収容さ
れ、作動手段が付勢されると、可動片が操縦グリップ部
材の外部に突出する。したがって、操縦グリップ部材を
握っている操縦者は、内部から突出する可動片を容易に
感知し、これによって航空機本体が危険状態に近づいた
ことを知ることができる。また、可動片が突出する構成
であるため、操縦レバー部材に比較的大きな振動が生成
されることはなく、操舵入力に影響を及ぼすことはな
い。
【0011】また本発明は、所定方向に旋回操作される
操縦レバー部材と、この操縦レバー部材の先端部に設け
られた操縦グリップ部材とを備えた操縦桿において、前
記操縦グリップ部材の少なくとも一部は、膨張収縮自在
な弾性チューブによって覆われ、この弾性チューブは開
閉弁を介して流体供給源に接続されており、前記開閉弁
が開放されると流体供給源からの流体が前記弾性チュー
ブに送給され、送給された流体によって前記弾性チュー
ブが膨張することを特徴とする操縦桿である。本発明に
従えば、操縦グリップ部材が弾性チューブによって覆わ
れ、流体供給源からの流体が供給されると弾性チューブ
が膨張する。したがって、操縦グリップ部材を握ってい
る操縦者は、弾性チューブの膨張を容易に感知し、これ
によって航空機本体が危険状態に近づいたことを知るこ
とができる。また、弾性チューブが膨張する構成である
ため、操縦レバー部材に振動が実質上生成されることは
なく、操舵入力に影響を及ぼすことはない。
【0012】また本発明は、所定方向に旋回操作される
操縦レバー部材と、この操縦レバー部材の先端部に設け
られた操縦グリップ部材とを備え、前記操縦グリップ部
材には、手を支えるための手のせ部材が設けられている
操縦桿において、操縦グリップ部材と独立に振動するよ
うに、前記手のせ部材に振動を付与するための振動付与
手段が設けられていることを特徴とする操縦桿である。
本発明に従えば、振動付与手段は、操縦グリップ部材と
は独立して手のせ部材に振動を付与する。それゆえに、
振動付与手段による振動は操縦グリップ部材に直接伝達
されず、操縦操舵への影響をより少なくすることができ
る。
【0013】また本発明は、前記操縦グリップ部材に
は、警報音とその音圧による振動を発生する警報手段が
設けられていることを特徴とする。本発明に従えば、警
報手段は警報音とその音圧による振動を発するので、操
縦グリップ部材を握っている操縦者は、警報音と音圧に
よる振動を容易に感知し、それによって航空機本体が危
険状態に近づいたことを知ることができる。またこの危
険状態を音と振動によって感知できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してさらに
詳述する。
【0015】図1は、本発明に従う操縦桿の第1の実施
形態を示す簡略図である。図1において、図示の操縦桿
は操縦レバー部材2を備え、この操縦レバー部材2の一
端部(先端部)には操縦グリップ部材4が装着されてい
る。この実施形態では、操縦レバー部材2および操縦グ
リップ部材4を貫通して一対の取付ボルト6,7が装着
され、取付ボルト6,7によって両者が固定されてい
る。航空機本体の操縦席の近傍には、取付ブラケット8
が固定されており、この取付ブラケット8にピン10を
介して操縦レバー部材2の他端部近傍が旋回自在に装着
されている。操縦レバー部材2の他端部は取付ブラケッ
ト8から突出しており、この突出他端部にはピン12を
介して連結レバー14が旋回自在に連結されている。航
空機の操縦者は、操縦グリップ部材4を握って操縦し、
この操縦グリップ部材4を矢印18(または16)で示
す方向に操縦者の手前側(または奥側)に旋回すると、
操縦レバー部材2を介して連結レバー部材14が図1に
おいて左側(または右側)に移動され、これによって航
空機本体の機首が上昇(または下降)される。
【0016】操縦桿には、スティックシェーカ20が装
備されている。図示のスティックシェーカ20は、操縦
グリップ部材4に振動を付与するための振動付与手段2
2を備えている。この実施形態における振動付与手段2
2はリニアモータ24を備え、リニアモータ22の静止
部(ロッド部)26が操縦レバー部材2の先端部近傍に
装着され、その可動部(巻線を有する部分)28が、操
縦レバー部材2の軸線方向に静止部26に対して相対的
に移動自在に装着されている。
【0017】スティックシェーカ20は、さらに、航空
機本体が失速状態に近づいたことを検知する失速検知セ
ンサ30を含んでいる。失速検知センサ30は、たとえ
ば、機首の上昇傾斜角度を検出する傾斜角度検出センサ
から構成され、機首の上昇傾斜角度が特定角度を越える
と失速状態に近づいたとして失速検知信号を生成する。
失速検知センサ30からの失速検知信号は、たとえば制
御コンピュータから構成される制御手段32に送給さ
れ、制御手段32は上記失速検知信号に基づいて作動信
号を生成し、この作動信号によってリニアモータ24が
作動される。
【0018】次いで、上述した操縦桿の作用効果につい
て説明する。航空機本体の機首が大きく上昇して失速状
態に近づくと、失速検知センサ30は失速検知信号を生
成する。かくすると、制御手段32は作動信号を生成し
てリニアモータ24を付勢し、リニアモータ24の可動
部28はその静止部26に対して相対的に矢印34で示
す方向に往復移動される。このような可動部28の往復
動によって操縦グリップ部材4に振動が生じるので、操
縦者は航空機本体が失速状態に近づいたことを容易に知
ることができ、操縦レバー部材2を矢印16で示す奥側
に旋回させて機首を降下させることによって、失速状態
となることを未然に防止することができる。また、この
リニアモータ24の可動部28の往復動は、図1から理
解されるとおり、操縦レバー部材2の軸線方向であるの
で、かかる振動が操縦レバー部材2の操舵入力に影響を
与えることが実質上なく、操舵ストロークの小さい操縦
桿においても操縦操作上この振動が問題となることはな
い。
【0019】図2は、本発明に従う操縦桿の第2の実施
形態の要部を示す断面図である。図2において、図示の
操縦桿は、操縦レバー部材102と、この操縦レバー部
材102の一端部(先端部)に装着された操縦グリップ
部材104とを備えている。図2において図示していな
いが、操縦レバー部材102と操縦グリップ部材104
とは、取付ボルトを介して固定される。
【0020】操縦桿には、番号108で示すスティック
シェーカが装備されている。図示のスティックシェーカ
108は、操縦グリップ部材104に振動を付与するた
めの振動付与手段110を備えている。この実施形態に
おける振動付与手段110は、リニアモータ112を備
え、リニアモータ112の静止部(ロッド部)114が
操縦レバー部材102の先端部近傍に装着され、その可
動部(巻線を有する部分)116が、操縦レバー部材1
02の軸線方向に静止部114に対して相対的に移動自
在に装着されている。
【0021】この実施形態では、さらに、操縦グリップ
部材104には収容凹部118が形成され、この収容凹
部118に円筒スリーブ部材120が収容されている。
円筒スリーブ部材120は操縦レバー部材102の一端
部を被嵌してその軸線方向に移動自在に装着され、その
基部(図2において下端部)がリニアモータ112の可
動部116に固定され、可動部116と一体的に操縦レ
バー部材102の軸線方向に移動される。この円筒スリ
ーブ部材120の中間部にはピン122が装着され、こ
のピン122は操縦レバー部材102に形成された貫通
孔124を貫通して装着されている。貫通孔124は、
操縦レバー部材102の軸線方向に幾分細長く、上記ピ
ン122は、貫通孔124の一端に当接する位置(図2
に示す位置)とその他端に当接する位置との間を相対的
に移動することができる。円筒スリーブ部材120の先
端には環状壁126が一体的に設けられ、この環状壁1
26と操縦グリップ部材104の収容凹部118の底面
との間には、コイルばね128が介在されている。この
コイルばね128は、円筒スリーブ部材120を図2に
おいて下方に弾性的に偏倚し、これによってリニアモー
タ112の可動部116、円筒スリーブ部材120およ
びピン122は、図2に示す位置(ピン122が貫通孔
124の一端に当接する位置)に保持される。なお、こ
の第2の実施形態においても、図示していないが、第1
の実施形態と同様の失速検知センサおよび制御手段が設
けられる。
【0022】上述した構成の操縦桿の作用効果を説明す
ると、次のとおりである。航空機本体が失速状態に近づ
くと、第1の実施形態と同様に、失速検知センサ(図示
せず)からの失速検知信号に基づいてリニアモータ11
2の可動部116が静止部114に対して相対的に往復
動され、これに伴って円筒スリーブ部材120およびピ
ン122も往復動される。このリニアモータ112の可
動部116の往復動は、図2から理解されるとおり、操
縦レバー部材102の軸線方向であるので、第1の実施
形態と同様に、振動が操縦レバー部材2の操舵入力に影
響を与えることが実質上なく、操舵ストロークの小さい
操縦桿においても操縦操作上この振動が問題となること
はない。また、この実施形態では、リニアモータ112
の可動部116の往復動によってピン122が操縦レバ
ー部材102の貫通孔124の一端および他端に当接す
る構成であるため、ピン122が貫通孔124の一端お
よび他端に当接する衝撃によって、第1の実施形態に比
して大きな振動が得られ、操縦者はより容易に失速状態
に近づいたことを知ることができる。
【0023】図3は、本発明に従う操縦桿の第3の実施
形態の要部を示す断面図である。図3において、図示の
操縦桿は、操縦レバー部材202と、この操縦レバー部
材202の一端部(先端部)に装着された操縦グリップ
部材204とを備えている。第3の実施形態では、操縦
レバー部材202と操縦レバー部材202とは、これら
を貫通して装着される取付ボルト206を介して相互に
固定されている。
【0024】操縦桿には、番号208で示すスティック
シェーカが装備されている。図示のスティックシェーカ
208は、操縦グリップ部材204に振動を付与するた
めの振動付与手段210を備え、この振動付与手段21
0が操縦グリップ部材204に形成された収容凹部20
5に収容されている。この実施形態における振動付与手
段210は、一対の電磁発生手段212,214とこれ
ら電磁発生手段212,214の間に移動自在に配設さ
れた磁性部材216を備えている。電磁発生手段21
2,214は、たとえば電流が流れる磁界を生成する電
磁石手段から構成され、操縦グリップ部材204の収容
凹部205の底部に環状スペーサ218を介して所定間
隔を置いて配設されている。磁性部材216は、環状ス
ペーサ218に案内されて操縦レバー部材202の軸線
方向に移動自在に収容されている。したがって、電磁発
生手段212が付勢されると、磁性部材216はこれに
磁気的に吸引されて図3において上方に移動され、一方
他方の電磁発生手段214が付勢されると、磁性部材2
16はこれに磁気的に吸引されて図3において下方に移
動される。
【0025】スティックシェーカ208は、さらに、航
空機本体が失速状態に近づいたことを検知する失速検知
センサ220を含んでいる。失速検知センサ220は、
第1の実施形態と同様に、たとえば、機首の上昇傾斜角
度を検出する傾斜角度検出センサから構成することがで
きる。失速検知センサ220からの失速検知信号は、制
御手段222に送給され、制御手段222は上記失速検
知信号に基づいて作動信号を生成し、この作動信号によ
って一対の電磁発生手段212,214が交互に付勢さ
れる。
【0026】第3の実施形態の操縦桿の作用効果を説明
すると、次のとおりである。航空機本体が失速状態に近
づくと、第1の実施形態と同様に、失速検知センサ22
0が失速検知信号を生成し、この失速検知信号に基づい
て制御手段222が作動信号を生成する。制御手段22
2にて形成された作動信号は、電磁発生手段212,2
14に交互に送給され、これによって電磁発生手段21
2,214が交互に作動される。電磁発生手段212
(または214)が作動されると、磁性部材216は上
側(または下側)の電磁発生手段212(または21
4)に磁気的に吸引されてこれに当接され、このように
して磁性部材216は上下方向に往復動される。磁性部
材216の往復動は、図3から理解されるとおり、操縦
レバー部材202の軸線方向であるので、第1の実施形
態と同様に、振動が操縦レバー部材202の操舵入力に
影響を与えることが実質上なく、操舵ストロークの小さ
い操縦桿においても操縦操作上この振動が問題となるこ
とはない。また、この実施形態では、磁性部材216が
磁性発生手段212,214に磁気的に吸着されて当接
するので、この当接による衝撃によって、第1の実施形
態に比して大きな振動が得られ、操縦者はより容易に失
速状態に近づいたことを知ることができる。
【0027】図4は、本発明に従う操縦桿の第4の実施
形態の要部を示す断面図である。図4において、図示の
操縦桿は、操縦レバー部材302と、この操縦レバー部
材302の一端部(先端部)に装着された操縦グリップ
部材304とを備えている。第4の実施形態において
も、図示していないが、操縦レバー部材302と操縦グ
リップ部材204とは取付ボルトを介して固定されてい
る。
【0028】操縦桿には、番号308で示す作動ユニッ
ト308が装備されている。図示の作動ユニット308
は、操縦グリップ部材304に装着されるユニット本体
310を有し、このユニット本体310の底部に作動手
段312が配設され、またユニット本体310の開口側
に可動片314が図4において左右方向(操縦レバー部
材302の軸線方向に対して実質上垂直な方向)に移動
自在に配設されている。作動手段312は、たとえば電
磁石手段の如き電磁発生手段から構成され、また可動片
314は永久磁石片から構成される。ユニット本体31
0の開口側には、この開口を覆うとともにユニット本体
310の離脱を防止するためのカバー部材316が設け
られ、カバー部材316には小さい貫通孔318が形成
されている。また、可動片314には細長い突出部32
0が一体的に設けられ、この突出部320が上記貫通孔
318を通して突出自在に収容されている。
【0029】作動手段312が除勢されているときに
は、それ自体の磁力でもって可動片314が作動手段3
12に磁気的に吸着し、したがって可動片314は、図
4に示すとおり、操縦グリップ部材304(詳細には、
これに装着されたユニット本体310)内に収容され
る。一方、作動手段312が付勢されると、この作動手
段312には可動片314の磁極と同じ極性の磁極が生
成され(可動片314における作動手段312と対向す
る部位が、たとえばN極に着磁されている場合には作動
手段312における、可動片314と対向する部位が、
たとえばN極となるように磁化される)、作動手段31
2と可動片314の磁気的反発作用によって、この可動
片314が図4において右方に移動され、これによって
その突出部320の先端部は、二点鎖線で示すとおりに
カバー部材316の貫通孔318を通して外部に突出す
る。なお、この実施形態においても、図示していない
が、第1の実施形態と同様に、失速検知センサと、作動
手段312を作動制御するための制御手段が設けられ
る。
【0030】第4の実施形態の操縦桿の作用効果を説明
すると、次のとおりである。航空機本体が失速状態に近
づくと、第1の実施形態と同様に、失速検知センサ(図
示せず)が失速検知信号を生成し、この失速検知信号に
基づいて作動手段312が付勢される。作動手段312
が付勢されると、作動手段312と可動片314との磁
気的反発作用によって可動片314が外側に向けて移動
し、可動片314の突出部320の先端部がカバー部材
316から突出する。したがって、操縦者は、操縦グリ
ップ部材304から突出する突出部320によって、航
空機本体が失速状態に近づいたことを知り、操縦桿を適
切に操縦することによって失速状態になることを未然に
回避することができる。また、この実施形態では、可動
片314が大きな力でもって往復動されることがないの
で、振動が実質上発生せず、振動による影響を実質上無
くすことができる。
【0031】図5は、本発明に従う操縦桿の第5の実施
形態の要部を示す断面図である。図5において、図示の
操縦桿は、操縦レバー部材402と、この操縦レバー部
材402の一端部(先端部)に装着された操縦グリップ
部材404とを備えている。第5の実施形態でも、操縦
レバー部材402と操縦グリップ部材404とは、取付
ボルトを介して固定されている。
【0032】第5の実施形態では、操縦グリップ部材4
04の中間部(この中間部は両端部よりも外径が幾分小
さくなっている)には、薄い弾性チューブ406が装着
されている。この弾性チューブ406は伸縮自在なゴム
材料から形成され、実質上密閉された環状空間408を
規定する。弾性チューブ406の環状空間408は、接
続チューブ410を介して、流体としての空気を供給す
るエアポンプ412(流体供給源を構成する)に接続さ
れており、この環状空間408にエアポンプ412から
の加圧空気が供給されると弾性的に膨張し、また環状空
間408内の加圧空気が大気中に排出されると弾性的に
収縮される。また、接続チューブ410には弁手段41
4が配設されている。弁手段414は、通常、弾性チュ
ーブ406の環状空間408を大気に連通するが、後述
する如くして作動されるとエアポンプ412と環状空間
408とを連通する。
【0033】第5の実施形態では、弁手段414に関連
して、失速検知センサ416および制御手段418が配
設されている。失速検知センサ416は、航空機本体が
失速状態に近づいたときに失速検知信号を生成し、この
失速検知信号は制御手段418に送給される。制御手段
418は、上記失速検知信号に基づいて作動信号を生成
し、この作動信号によって弁手段414が作動される。
【0034】第5の実施形態の操縦桿の作用効果を説明
すると、次のとおりである。航空機本体が失速状態に近
づくと、第1の実施形態と同様に、失速検知センサ41
6が失速検知信号を生成し、この失速検知信号に基づい
て制御手段418は弁手段414を作動する。弁手段4
14が作動されると、エアポンプ412からの加圧空気
が接続チューブ410を介して弾性チューブ406の環
状空間408に送給され、これによって弾性チューブ4
06が弾性的に膨張される。したがって、操縦者は、弾
性チューブ406が膨張することによって、航空機本体
が失速状態に近づいたことを容易に知ることができ、操
縦桿を適切に操縦することによって失速状態になること
を未然に回避することができる。また、第5の実施形態
では、弾性チューブ406が弾性的に膨張するのみであ
るので、振動が実質上発生せず、振動による影響を実質
上無くすことができる。
【0035】図6は、本発明に従う操縦桿の第6の実施
形態の要部を示す断面図であり、図7は図6におけるV
II−VII線による断面図である。図6および図7に
おいて、図示の操縦桿は、中空筒状の操縦レバー部材5
02と、この操縦レバー部材502の一端部(先端部)
に装着された操縦グリップ部材504とを備えている。
この第5実施形態においても、図示していないが、操縦
レバー部材502と操縦グリップ部材504とは、取付
ボルトを介して固定されている。
【0036】この第6の実施形態では、操縦グリップ部
材504に、操縦者の手を支えるための手のせ部材50
6が設けられている。手のせ部材506、操縦レバー部
材502および操縦グリップ部材504の一方の壁を貫
通して設けられ、その先端側は操縦グリップ部材504
から外方に突出している。この手のせ部材506の基部
は、弾性を有するゴムブッシュ507介して操縦グリッ
プ部材504の開口に支持されている。また、手のせ部
材506の基部端には、フランジ部508が設けられ、
このフランジ部508が操縦レバー部材502に形成さ
れた開口510に上下方向に所定範囲にわたって移動自
在に配設されている。このように支持されているので、
手のせ部材506は操縦グリップ部材504に対して相
対的に上下方向(操縦レバー部材502の軸線方向)に
振動することができ、この振動の操縦グリップ部材50
4への伝達は、ゴムブッシュ507によって抑えられ
る。
【0037】第6の実施形態では、操縦グリップ部材5
04の下端部と、操縦レバー部材502の上端部の重合
している部位の内部に、手のせ部材506を振動させる
ための振動付与手段512が設けられている。振動付与
手段512は、たとえば矢印516で示す方向に回転さ
れる電動モータ514を有し、この電動モータ514の
出力軸には、周方向に複数個(図示の例では3個)の突
起を有する回転プレート518が装着されている。この
回転プレート518に関連して板ばね520が設けられ
ている。弾性変形可能な板ばね520の一端部は、操縦
レバー部材502に形成された開口を通して操縦グリッ
プ部材504に、ゴムブッシュ524を介して支持され
ている。また、板ばね520の他端部は、手のせ部材5
06の基部側に直接固定されている。なお、この実施形
態においても、第1の実施形態と同様に、失速検知セン
サと、電動モータ514を作動制御するための制御手段
が設けられる。
【0038】第6の実施形態の操縦桿の作用効果を説明
すると、次のとおりである。航空機が失速状態に近づく
と、第1の実施形態と同様に、失速センサが失速検知信
号を生成し、この失速検知信号に基づいて制御手段が電
動モータ514を付勢する。電動モータ514が付勢さ
れると、回転プレート518が矢符516で示す方向に
回転され、回転プレート518の突起部が板ばね520
に作用することによって、この板ばね520は図6にお
いて上下方向に振動される。かくすると、板ばね520
の振動が手のせ部材506に伝達され、手のせ部材50
6が板ばね520とともに上下方向に振動される。した
がって、操縦者は、手のせ部材506が上下方向に振動
するので、航空機本体が失速状態に近づいたことを知
り、操縦桿を適切に操縦することによって失速状態にな
ることを未然に回避することができる。また、この実施
形態では、電動モータ514によって振動されるのは手
のせ部材506であり、この手のせ部材506および板
ばね520はゴムブッシュ507,524を介して支持
されているので、手のせ部材506および板ばね520
から操縦グリップ部材504への振動の伝達が抑えら
れ、操縦操舵への影響を一層少なくすることができる。
【0039】図8は、本発明に従う操縦桿の第7の実施
形態の要部を示す断面図である。図8において、図示の
操縦桿は操縦グリップ部材602を有し、この操縦グリ
ップ部材602は、図示していないが、操縦レバー部材
の先端部に取付ボルトを介して固定される。操縦グリッ
プ部材602には、これと一体的に手のせ部材604が
設けられている。
【0040】この第7実施形態では、操縦グリップ部材
602の所定部位、詳細には操縦者が握る部位に、警報
手段としてのスピーカ手段606が設けられている。ス
ピーカ手段606は、操縦グリップ部材602の内部に
収納され、その出力スピーカ部610が操縦グリップ部
材602に形成された開口608から外部に露呈してい
る。この実施形態でも、図示していないが、第1の実施
形態と同様に、失速検知センサと、スピーカ手段606
を作動制御するための制御手段が設けられる。
【0041】第7の実施形態の操縦桿の作用効果を説明
すると、次のとおりである。航空機が失速状態に近づく
と、失速センサから失速検知信号に基づいて制御手段が
スピーカ手段606を付勢する。かくすると、スピーカ
手段606は警報音を発して操縦者に失速状態に近づい
たことを知らせる。また、警報音と同時に、その音圧に
よる振動が操縦者の手に伝達され、かかる振動によって
も操縦者は失速状態に近づいたことを知ることができ
る。したがって、操縦者は、警報音と音圧による振動の
双方でもって失速状態に近づいたことを知ることができ
る。また、スピーカ手段606を操縦グリップ部材60
2に設けるという簡単な構成でもって達成される。
【0042】上述した種々の実施形態では、失速状態に
近づいた危険状態のときに操縦者に知らせるように構成
しているが、これに加えて、航空機がたとえばヘリコプ
タである場合には、ロータの回転数の低下やマストモー
メント等に関連する他の危険状態も存在するので、この
ような危険状態のときにも、上述したように操縦者に知
らせるようにすることができる。
【0043】
【発明の効果】本発明の請求項1の操縦桿によれば、振
動付与手段によって操縦レバー部材に付与される振動
は、操縦レバー部材の軸線方向の振動となる。それ故
に、操縦レバー部材がその軸線方向に対して実質上垂直
な方向に有害な振動を発生させることはなく、操舵スト
ロークの小さい操縦桿においてもその操舵入力に影響を
与えることはない。
【0044】本発明の請求項2の操縦桿によれば、振動
付与手段がリニアモータから構成され、その可動部分が
操縦レバー部材の軸線方向に往復動される。それ故に、
可動部分の往復動によって操縦レバー部材に振動が付与
され、その振動の方向は操縦レバー部材の軸線方向とな
る。
【0045】本発明の請求項3の操縦桿によれば、振動
付与手段は一対の電磁発生手段とこれらの間に移動自在
に配設された磁性部材から構成され、一対の電磁発生手
段が交互に付勢されることによって、磁性部材は一対の
電磁発生手段の間を往復動される。それ故に、磁性部材
の往復動によって操縦レバー部材に振動が付与され、そ
の振動の方向は操縦レバー部材の軸線方向となる。
【0046】本発明の請求項4の操縦桿によれば、操縦
グリップ部材には可動片が収容され、作動手段が付勢さ
れると、可動片が操縦グリップ部材の外部に突出する。
したがって、操縦グリップ部材を握っている操縦者は、
内部から突出する可動片を容易に感知し、これによって
航空機本体が危険状態に近づいたことを知ることができ
る。また、可動片が突出する構成であるため、操縦レバ
ー部材に比較的大きな振動が生成されることはなく、操
舵入力に影響を及ぼすことはない。
【0047】本発明の請求項5の操縦桿によれば、操縦
グリップ部材が弾性チューブによって覆われ、流体供給
源からの流体が供給されると弾性チューブが膨張する。
したがって、操縦グリップ部材を握っている操縦者は、
弾性チューブの膨張を容易に感知し、これによって航空
機本体が危険状態に近づいたことを知ることができる。
また、弾性チューブが膨張する構成であるため、操縦レ
バー部材に振動が実質上生成されることはなく、操舵入
力に影響を及ぼすことはない。
【0048】本発明の請求項6の操縦桿によれば、振動
付与手段は、操縦グリップ部材とは独立して手のせ部材
に振動を付与する。それゆえに、振動付与手段による振
動は操縦グリップ部材に直接伝達されず、操縦操舵への
影響をより少なくすることができる。
【0049】本発明の請求項7の操縦桿によれば、警報
手段は警報音とその音圧による振動を発するので、操縦
グリップ部材を握っている操縦者は、警報音と音圧によ
る振動を容易に感知し、それによって航空機本体が危険
状態に近づいたことを知ることができる。またこの危険
状態を音と振動によって感知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う操縦桿の第1の実施形態を簡略的
に示す簡略図である。
【図2】本発明に従う操縦桿の第2の実施形態の要部を
示す断面図である。
【図3】本発明に従う操縦桿の第3の実施形態の要部を
示す断面図である。
【図4】本発明に従う操縦桿の第4の実施形態の要部を
示す断面図である。
【図5】本発明に従う操縦桿の第5の実施形態の要部を
示す断面図である。
【図6】本発明に従う操縦桿の第6の実施形態の要部を
示す断面図である。
【図7】図6におけるVII−VII線による断面図で
ある。
【図8】本発明に従う操縦桿の第7の実施形態の要部を
示す断面図である。
【符号の説明】 2,102,202,302,402,502 操縦レ
バー部材 4,104,204,304,404,504,602
操縦グリップ部材 20,108,208 スティックシェーカ 22,110,210,512 振動付与手段 24,122 リニアモータ 26,114 静止部 28,116 可動部 30,220,412 失速検知センサ 32,222,418 制御手段 212,214 電磁発生手段 216 磁性部材 312 作動手段 314 可動片 406 弾性チューブ 412 エアポンプ 506,604 手のせ部材 514 電動モータ 520 板ばね 606 スピーカ手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定方向に旋回操作される操縦レバー部
    材と、この操縦レバー部材の先端部に設けられた操縦グ
    リップ部材とを備えた操縦桿において、 前記操縦レバー部材の軸線方向の振動を前記操縦グリッ
    プ部材に与えるための振動付与手段が設けられているこ
    とを特徴とする操縦桿。
  2. 【請求項2】 前記振動付与手段は、前記操縦レバー部
    材に装着されたリニアモータを備えており、このリニア
    モータが付勢されるとその可動部分が前記操縦レバー部
    材の軸線方向に往復移動されることを特徴とする請求項
    1記載の操縦桿。
  3. 【請求項3】 前記振動付与手段は、前記操縦グリップ
    部材に内蔵された一対の電磁発生手段と、一対の電磁発
    生手段の間に配設された磁性部材とを備えており、前記
    一対の電磁発生手段は交互に付勢され、これによって前
    記磁性部材は一対の電磁発生手段の間を前記操縦レバー
    部材の軸線方向に往復動されることを特徴とする請求項
    1記載の操縦桿。
  4. 【請求項4】 所定方向に旋回操作される操縦レバー部
    材と、この操縦レバー部材の先端部に設けられた操縦グ
    リップ部材とを備えた操縦桿において、 前記操縦グリップ部材には可動片が突出可能に収容さ
    れ、この可動片に関連して作動手段が設けられており、
    前記作動手段が付勢されると前記可動片が操縦グリップ
    部材内から外部に突出することを特徴とする操縦桿。
  5. 【請求項5】 所定方向に旋回操作される操縦レバー部
    材と、この操縦レバー部材の先端部に設けられた操縦グ
    リップ部材とを備えた操縦桿において、 前記操縦グリップ部材の少なくとも一部は、膨張収縮自
    在な弾性チューブによって覆われ、この弾性チューブは
    開閉弁を介して流体供給源に接続されており、前記開閉
    弁が開放されると流体供給源からの流体が前記弾性チュ
    ーブに送給され、送給された流体によって前記弾性チュ
    ーブが膨張することを特徴とする操縦桿。
  6. 【請求項6】 所定方向に旋回操作される操縦レバー部
    材と、この操縦レバー部材の先端部に設けられた操縦グ
    リップ部材とを備え、前記操縦グリップ部材には、手を
    支えるための手のせ部材が設けられている操縦桿におい
    て、 操縦グリップ部材と独立に振動するように、前記手のせ
    部材に振動を付与するための振動付与手段が設けられて
    いることを特徴とする操縦桿。
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