JP3252089B2 - 油圧ショベルのオフセットブーム - Google Patents
油圧ショベルのオフセットブームInfo
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Description
フセットブームに関するものである。
走行体11に上部旋回体12が旋回可能に設けられ、この上
部旋回体12の一側にオペレータを防護するキャブ13が設
けられ、上部旋回体12のほぼ中央部にフロント作業機14
が設けられている。
横軸により第1ブーム21の基端部が上下方向回動自在に
軸支され、この第1ブーム21の先端部に縦軸22により第
2ブーム23の基端部が左右方向回動自在に軸支され、こ
の第2ブーム23の先端部に縦軸24により第3ブーム25が
左右方向回動自在に軸支され、この第3ブーム25に横軸
26によりアーム27が上下方向回動自在に軸支され、この
アーム27の先端に横軸によりバケット29が上下方向回動
自在に軸支されている。第1ブーム21から第3ブーム25
に至る一連の部材は、オフセットブームと呼ばれてい
る。
ームはオフセット機構30を備えている。オフセット機構
30は、第1ブーム21から突設されたブラケット31と、第
3ブーム25から突設されたブラケット32との間に、第2
ブーム23と平行かつ等しい長さのロッド33がピン34,35
により連結され、また、第1ブーム21から突設されたブ
ラケット36と、第2ブーム23から突設されたブラケット
37との間に、ピン38,39によりオフセットシリンダ41が
連結されたものである。
られたブームシリンダ42により上下方向に回動され、第
2ブーム23は前記オフセットシリンダ41により左右方向
に回動され、アーム27は第3ブーム25に取付けられたア
ームシリンダ43により上下方向に回動され、バケット29
はアーム27上に取付けられた図示されないバケットシリ
ンダにより上下方向に回動される。
23がオペレータから見て左右方向に折れ曲がる油圧ショ
ベルのオフセットブームでは、図3および図4に示され
るように第1ブーム21の上部の側面に照明用のブームラ
イト44が装着されている。
ンダ43および図示されないバケットシリンダへの圧油供
給用の油圧配管は、図4に示されるように第1ブーム2
1、第2ブーム23および第3ブーム25の側面にむき出し
で配設された油圧配管45である。
セットブームにおいて、ブームライト44が第1ブーム21
の右側面に取付けられている場合は、キャブ13内のオペ
レータよりこのブームライト44が見えないので、第2ブ
ーム23を図3に示されるようにオフセット動作して掘削
作業しているときに、ブームライト44を前方の外部障害
物にぶつける場合がある。
に第1ブーム21から第2ブーム23に至る部分においてオ
フセット動作に対応できるように、キャブ13より見えな
い右側面にて撓み部分45a があるから、オフセット動作
での掘削中に、外部障害物にこの油圧配管45の撓み部分
45a を引掛けるおそれもある。
ので、油圧ショベルのオフセットブームにおけるブーム
ライトおよび油圧配管を外部障害物から保護することを
目的とするものである。
明は、運転室が設けられた上部旋回体に上下方向回動自
在に軸支された第1ブームと、この第1ブームの先端部
に左右方向回動自在に軸支された第2ブームと、この第
2ブームの先端部にオフセット機構により第1ブームと
平行運動するように設けられた第3ブームとを備えた油
圧ショベルのオフセットブームにおいて、第1ブームの
上部であって少なくとも運転室と反対側の側面にて第2
ブーム側に向けて設けられた照明用のブームライトと、
このブームライトと同側の側面にて第1ブームから第2
ブームにわたって設けられた油圧配管と、第1ブームの
上部の側面に設けられブームライトおよび油圧配管を覆
って保護するプロテクタとを具備した油圧ショベルのオ
フセットブームである。
れたプロテクタにより、その側面の油圧配管をブームラ
イトとともに覆い、これらを外部障害物から保護する。
載の油圧ショベルのオフセットブームにおけるプロテク
タが、第2ブームと対向する前側の下部に形成された凹
部と、この凹部にて第2ブームと対向する面に形成され
たブームライト装着用のライト装着窓とを有するもので
ある。
やや後退した位置にライト装着窓を設置し、このライト
装着窓内にブームライトを装着して、ブームライトを前
方などから接近する外部障害物より保護する。
たは2記載の油圧ショベルのオフセットブームにおい
て、第2ブームの運転室と反対側の側面に、油圧配管を
覆うガードを取付けたものである。
運転室側の側面にあるブームライトおよび油圧配管を保
護するとともに、第2ブームの反運転室側の側面に延長
された油圧配管をガードにより保護する。
および図2を参照しながら説明する。なお、図3および
図4の従来例と同様の部分には同一符号を付して、その
説明を省略する場合もある。
帯などの下部走行体11に上部旋回体12が旋回可能に設け
られ、この上部旋回体12の左側部に運転室としてのキャ
ブ13が設けられている。また、上部旋回体12の中央に第
1ブーム21の基端部が上下方向回動自在に軸支され、こ
の第1ブーム21の先端部に縦軸22により第2ブーム23の
基端部が左右方向回動自在に軸支され、この第2ブーム
23の先端部に第1ブーム21と平行運動するように縦軸24
により第3ブーム25が回動自在に軸支されている。
び第3ブーム25は、オフセットブームを構成している。
このオフセットブームにはオフセット機構50が設けられ
ている。
よび第3ブーム25からキャブ側に突設されたブラケット
51,52間に、第2ブーム23と平行かつ等しい長さのロッ
ド53がピン54,55により連結され、また、同様に第1ブ
ーム21および第2ブーム23からキャブ側に突設されたブ
ラケット51,56間にオフセットシリンダ57がピン54,58
により連結されたものである。
2に2点鎖線で示されるように、オフセットシリンダ57
により第1ブーム21に対し第2ブーム23が回動するとと
もに、ロッド53により第1ブーム21に対し第3ブーム25
が平行に維持される平行運動を行うため、アーム27およ
びバケット29も左右方向に平行運動する。
部であってキャブ13と反対側の右側面にプロテクタ61が
取付けられている。
の右側面に取付けられたブームライト44と、第1ブーム
21から第2ブーム23に至る油圧配管45の撓み部分45a
(図4)とを共に覆い、ブームライト44および油圧配管
45を外部障害物より保護するためのものである。油圧配
管45は、少なくとも第1ブーム21に対する第2ブーム23
の回動に対応する部分では油圧ホースなどの可撓性を有
する配管を用いることが望ましい。
分の側面と同様の形状に形成された本体プレート62と、
本体プレート62を第1ブーム21の上部の側面に沿って脱
着可能に取付けるボルトおよびナットなどの取付手段と
により構成されている。
ほぼ平行の外面板部63と、この外面板部63の上側に一体
成形された上面板部64(図2)と、下側に一体成形され
た下面板部65と、上部旋回体側の後側に一体成形された
後面板部66と、第2ブーム23と対向する前側に一体成形
された前面板部67と、この前面板部67の下部から下面板
部65の前部にわたって形成された凹部68とを有してい
る。
にはブームライト装着用のライト装着窓71が開口形成さ
れ、このライト装着窓71の周囲にブームライト44を外部
障害物から保護するためのライト保護枠72が形成されて
いる。そして、このライト保護枠72の内部に、第2ブー
ム23の方向に向けて投光面をセットされた照明用のブー
ムライト44が設置されている。
形成され、この取付板部73には、固定用ボルト、ナット
が嵌着された取付穴74が設けられている。
設けられ、このひさし部75の分だけ前面板部67が前方へ
突出しているため、凹部68の上側に凸部76が相対的に形
成され、この凸部76により油配配管45の撓み部分45a
(図4)が可能な限り覆われている。
は、上部旋回体側の後面板部66および第2ブーム側の前
面板部67に油圧配管挿通用の配管挿通開口77,78が形成
され、上部旋回体12から第1ブーム21に沿って配管され
た油圧配管45および電気配線79は、後面板部66の配管挿
通開口77より本体プレート62内に引込まれ、前面板部67
の配管挿通開口78より引出された油圧配管45および電気
配線79は、第2ブーム23の側面に沿って配管、配線され
る。
ーム21の側面にピンで連結された一対のブームシリンダ
42のピストンロッド先端部と、ブームシリンダ42を保護
するためにブームシリンダ42に沿って摺動自在に設けら
れた保護板81とを本体プレート62内に挿入するための開
口82が切欠形成されている。
62の取付手段は、前記凹部68の下側に設けられた取付板
部73での固定に加えて、本体プレート62の後側の下部に
設けられた取付穴85と第1ブーム21の側面に固定された
ステー86とをボルト・ナット手段により固定し、さら
に、後面板部66の上部および上面板部64の前部にU字溝
部87,88をそれぞれ設け、これらのU字溝部87,88のブ
ーム側部に前記凹部68の取付板部73と同様の取付板部89
(図2)を設け、これらの取付板部89をボルト、ナット
により第1ブーム21の側面に固定する。
右側面にはコ字形断面のガード91が設けられ、プロテク
タ61の配管挿通開口78より引出された油圧配管45および
電気配線79をこのガード91により外部障害物から保護す
るようにしている。プロテクタ61とガード91との間に
は、第1ブーム21に対する第2ブーム23の回動時の干渉
を防止するための間隔92を確保しておく。
て固定されたプロテクタ62により、第1ブーム21から第
2ブーム23に至る油圧配管45の撓み部分を、ブームライ
ト44とともに覆い、これらを外部障害物から保護する。
面板部67より後退した位置にライト装着窓71が設けら
れ、ライト装着窓71の上側にひさし部75が形成されてい
るので、ライト装着窓71内のブームライト44を周囲のラ
イト保護枠72により保護するだけでなく、前面板部67な
ども前方から相対的に接近する外部障害物を係止してブ
ームライト44を保護することができる。
ブーム21から第2ブーム23に至る油圧配管45の撓み部分
45a (図4)および電気配線79をできる限り覆い、外部
障害物からこれらを保護する。
管45の接続作業などが完了した後に第1ブーム21の側面
にボルト、ナットにより取付け、メンテナンス上の必要
性などが生じたときは、プロテクタ61の本体プレート62
を第1ブーム21の側面から取外す。
機構50のロッド53およびオフセットシリンダ57をキャブ
13と同側に設け、油圧配管45をキャブ13と反対側にまと
めて設けることにより、キャブ13と反対側の第1ブーム
21の側面に位置する油圧配管45およびブームライト44を
一つのプロテクタ61によりコンパクトにまとめて保護す
ることができ、外観的に見た目も良い。
ロテクタによりブームライトとともに油圧配管を覆うの
で、構造の簡単なプロテクタにより、ブームライトおよ
び油圧配管をコンパクトに覆うことができ、これらを外
部障害物より保護して破損を防止できる。
の凹部内にて第2ブームと対向する面にブームライト装
着用のライト装着窓を形成したから、凹部自体にも外部
障害物から凹部内を保護する機能があるので、凹部内の
ライト装着窓によりブームライトを外部障害物から効果
的に保護できる。
対側の側面に位置する油圧配管およびブームライトを一
つのプロテクタによりまとめて保護できるとともに、第
2ブームの側面に延長された油圧配管をも、プロテクタ
と同側のガードにより効果的に保護できる。
の一実施形態を示す下側から見た斜視図である。
ある。
面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 運転室が設けられた上部旋回体に上下方
向回動自在に軸支された第1ブームと、この第1ブーム
の先端部に左右方向回動自在に軸支された第2ブーム
と、この第2ブームの先端部にオフセット機構により第
1ブームと平行運動するように設けられた第3ブームと
を備えた油圧ショベルのオフセットブームにおいて、 第1ブームの上部であって少なくとも運転室と反対側の
側面にて第2ブーム側に向けて設けられた照明用のブー
ムライトと、 このブームライトと同側の側面にて第1ブームから第2
ブームにわたって設けられた油圧配管と、 第1ブームの上部の側面に設けられブームライトおよび
油圧配管を覆って保護するプロテクタとを具備したこと
を特徴とする油圧ショベルのオフセットブーム。 - 【請求項2】 プロテクタは、第2ブームと対向する前
側の下部に形成された凹部と、この凹部にて第2ブーム
と対向する面に形成されたブームライト装着用のライト
装着窓とを有することを特徴とする請求項1記載の油圧
ショベルのオフセットブーム。 - 【請求項3】 第2ブームの運転室と反対側の側面に、
油圧配管を覆うガードを取付けたことを特徴とする請求
項1または2記載の油圧ショベルのオフセットブーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19370596A JP3252089B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 油圧ショベルのオフセットブーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19370596A JP3252089B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 油圧ショベルのオフセットブーム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1037225A JPH1037225A (ja) | 1998-02-10 |
JP3252089B2 true JP3252089B2 (ja) | 2002-01-28 |
Family
ID=16312421
Family Applications (1)
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JP19370596A Expired - Fee Related JP3252089B2 (ja) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | 油圧ショベルのオフセットブーム |
Country Status (1)
Country | Link |
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---|---|---|---|---|
JP4533691B2 (ja) * | 2004-07-16 | 2010-09-01 | キャタピラージャパン株式会社 | 作業機械 |
-
1996
- 1996-07-23 JP JP19370596A patent/JP3252089B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1037225A (ja) | 1998-02-10 |
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