JP3250772B2 - クレーン車の油圧回路 - Google Patents

クレーン車の油圧回路

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JP3250772B2 JP34580393A JP34580393A JP3250772B2 JP 3250772 B2 JP3250772 B2 JP 3250772B2 JP 34580393 A JP34580393 A JP 34580393A JP 34580393 A JP34580393 A JP 34580393A JP 3250772 B2 JP3250772 B2 JP 3250772B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はクレーン車の油圧回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】クレーン車のブームを制御する油圧回路
とウインチを制御する油圧回路を別系統とし、かつ必要
に応じてブーム用油圧ポンプの吐出油圧とウインチ用ポ
ンプの吐出油圧を合流できるようにした油圧回路におい
て、ブーム用油圧ポンプを可変容量ポンプとし、その吐
出量を制御可能とし、必要に応じたブーム速度に設定で
きるようにした油圧回路(例えば図1)がある。またウ
インチ用油圧ポンプにおいても可変容量ポンプを用い、
必要に応じてその吐出量を制御可能とした油圧回路(例
えば図2)が考えられる。
【0003】図1に示す油圧回路はブーム用油圧ポンプ
aの流量を電磁比例弁bにより制御し、またウインチ用
油圧ポンプcは固定ポンプとして、それぞれ油圧ポンプ
a、cより吐出された圧油をブーム操作弁d及びウイン
チ操作弁eを介してブーム用アクチュエータf及びウイ
ンチ用アクチュエータgへ供給するように構成されてい
る。
【0004】また図2に示す油圧回路は、図1と逆にブ
ーム用油圧ポンプaを固定ポンプとし、ウインチ用油圧
ポンプcの流量を最大、最小切換え弁hで制御するよう
に構成されている。さらに図1と図2とを組合せ、ブー
ム用油圧ポンプを連続可変、ウインチポンプを最大、最
小切換とした例、またはその逆等の組合せが考えられ
る。このように従来では、ポンプの連続変化によるアク
チュエータの速度制御や未操作時のポンプ最小容量制御
等が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし図1,図2にに
示す油圧回路では、ブームの速度制御を行わせたり、ウ
インチの未使用時にウインチポンプを最小吐出量とし動
力を低減させたりする各々別の機能を達成させるのに、
各々に制御弁及び電気回路を設けなければならず、ポン
プ制御装置が大掛かりなものとなり、弁自体が大型かつ
高価で、設置するのに多くのスペースを必要とする不具
合があった。
【0006】ウインチ操作時にブームポンプの吐出量を
合流させたいにも関わらず、ブーム側が未操作で、ブー
ムポンプの最小量制御が行なわれていて、ブームポンプ
からの応援流量が不足となる等の不具合もあった。この
発明は上記不具合を改善するためになされたもので、ブ
ームの速度可変が容易で、かつウインチ操作にブーム制
御の影響が少なく、動力損失も少ないクレーンの油圧回
路を簡単な構成で提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、ブーム用油圧回路とウインチ用油圧回路
を別系統で構成し、かつ必要に応じて合流させてブーム
用アクチュエータ及びウインチ用アクチュエータへ供給
できるようにしたクレーン車の油圧回路において、ブー
ム及びウインチ用油圧ポンプをパイロット圧力により可
変制御可能なネガティブタイプの可変容量ポンプを用
い、ブーム用油圧ポンプの吐出流量を電磁比例弁より供
給されるパイロット圧により連続可変制御すると共に、
ウインチ用油圧ポンプに、上記電磁比例弁からのパイロ
ット圧によりウインチ用油圧ポンプの吐出流量を最大、
最小に切換える最大、最小切換え弁を設け、かつその最
大,最小切換時のパイロット圧は、ブームポンプの最小
容量制御時のパイロット圧より高く設定したものであ
る。
【0008】
【作用】上記構成により最大、最小切換え弁にソレノイ
ドなどの駆動手段を必要とせずに、最大、最小流量の切
換えが可能になると共に、ウインチ用油圧ポンプをブー
ム用油圧ポンプの制御用パイロット圧により最小流量へ
切換えることにより、動力損失を低減できると共に、ブ
ームポンプとウインチポンプとの制御ブームを簡便にで
きる。またウインチの最大,最小切換パイロット圧がブ
ームの最小容量制御時のパイロット圧より高いので、ブ
ームポンプの未操作時にあっても、ウインチ及びブーム
ポンプを最大容量にできる。
【0009】
【実施例】この発明の一実施例を図3及び図4に示す図
面を参照して詳述する。図3において1はブーム用油圧
ポンプ、2はウインチ用油圧ポンプで、ともにサーボ機
構1a、2aにより流量制御が可能な可変ポンプより構
成されており、エンジンなどの駆動源3により同時駆動
されるようになっている。
【0010】図3中4はパイロットポンプで、このパイ
ロットポンプ4の吐出圧は、パイロットリリーフ弁5に
より一定圧に調圧された後、ブーム用油圧弁1のサーボ
機構1aに設けられたサーボ弁1bと、ウインチ用油圧
ポンプ2に設けられた最大、最小切換え弁2bを介し
て、各油圧ポンプ1、2のサーボシリンダ1c、2cへ
供給されていると共に、一部は電磁比例弁6を介して上
記サーボ弁1b及び最大、最小切換え弁2bへパイロッ
ト圧として供給されている。
【0011】そして電磁比例弁6より供給されるパイロ
ット圧P1 からP2 の範囲でブーム用油圧ポンプ1の吐
出流量が図4に示すように連続的に可変され、またパイ
ロット圧P3 でウインチ用油圧ポンプ2に設けられた最
大、最小切換え弁2bが最大流量より最小流量へ切換え
られると共に、最大、最小へ切換えるパイロット圧P3
は、ブーム用油圧ポンプ1を最小流量に制御するパイロ
ット圧P2 より高く、かつブーム用油圧ポンプ1の最小
流量より、ウインチ用油圧ポンプ2の最小流量が低くな
るように設定されている。
【0012】なお図3中8は駆動アンプで、図示しない
操作レバーからの制御信号に応じて電磁比例弁6を制御
するようになっている。
【0013】一方上記ブーム用油圧ポンプ1より吐出さ
れた圧油はブーム操作弁9を介してブーム用アクチュエ
ータ10へ、そしてウインチ用油圧ポンプ2より吐出さ
れた圧油はウインチ操作弁11を介してウインチ用アク
チュエータ12へそれぞれ供給され、ブーム用アクチュ
エータ10及びウインチ用アクチュエータ12により図
示しないブームやウインチが駆動されるようになってい
る。なお図3中13はブーム回路リリーフ弁、14はウ
インチ回路リリーフ弁である。
【0014】次に作用を説明すると、クレーン作業をす
べく図示しない操作レバーを操作すると、電磁比例弁6
の2次圧が減圧され(P1 以下)、ブーム用油圧ポンプ
1及びウインチ用油圧ポンプ2のサーボシリンダ1b,
2cへパイロット圧油がドレーンされる。そして必要に
応じてパイロット圧P1 〜P2 の範囲でブーム用アクチ
ュエータ10へ供給される吐出流量が連続可変され、こ
れによって図示しないブームの速度の連続可変が可能と
なる。
【0015】またパイロット圧P1 〜P2 により最大、
最小切換え弁2bが最大に切換えられて、ブームの操作
中ウインチ用油圧ポンプ2の吐出流量は最大流量に保持
されると共に、ブーム用油圧ポンプ1の吐出流量が最小
となり、かつパイロット圧がP3 に上ったところで最
大、最小切換え弁2bは最小に切換えられて、ウインチ
用油圧ポンプ2の吐出流量は最小となる。
【0016】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、ブーム
用油圧ポンプの吐出流量を連続可変する電磁比例弁のパ
イロット圧によりウインチ用油圧ポンプに設けられた最
大、最小切換え弁を切換えるようにしたことから、最
大、最小切換えるソレノイドなどを必要としないため、
構成が簡単で安価になると共に、設置スペースの低減も
図れる。
【0017】また最大、最小切換え弁を最小流量に切換
えるパイロット圧を、ブーム用油圧ポンプの吐出流量を
最小に制御するパイロット圧より高く設定したため、ブ
ーム用油圧ポンプ最小流量時でもウインチ用油圧ポンプ
に最大吐出流が得られ、これによってウインチ用油圧ポ
ンプの吐出流量を確保できるので、ブーム用ポンプの吐
出量を制御した後ブーム用油圧ポンプを最小流量とした
状態でもウインチによる降下が可能となり、作業性が損
なわれることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のクレーン車の油圧回路を示す回路図であ
る。
【図2】従来のクレーン車の油圧回路を示す回路図であ
る。
【図3】この発明の一実施例になるクレーン車の油圧回
路を示す回路図である。
【図4】この発明の一実施例になるクレーン車の油圧回
路の作用説明図である。
【符号の説明】
1 ブーム用油圧ポンプ 2 ウインチ用油圧ポンプ 2b 最大、最小切換え弁 6 電磁比例弁 10 ブーム用アクチュエータ 12 ウインチ用アクチュエータ P2 、P3 パイロット圧

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブーム用油圧回路とウインチ用油圧回路
    を別系統で構成し、かつ必要に応じて合流させてブーム
    用アクチュエータ10及びウインチ用アクチュエータ1
    2へ供給できるようにしたクレーン車の油圧回路におい
    て、ブーム用油圧ポンプ1の吐出流量を電磁比例弁6よ
    り供給されるパイロット圧により連続可変制御すると共
    に、ウインチ用油圧ポンプ2に、上記電磁比例弁6から
    のパイロット圧によりウインチ用油圧ポンプ2の吐出流
    量を最大、最小に切換える最大、最小切換え弁2bを設
    けてなるクレーン車の油圧回路。
  2. 【請求項2】 ウインチ用油圧ポンプ2の流量を最大、
    最小に切換える切換え弁2bを最小流量に切換えるパイ
    ロット圧P3 を、ブーム用油圧ポンプ1を最小流量に制
    御するパイロット圧P2 より高く設定してなる請求項1
    記載のクレーン車の油圧回路。
JP34580393A 1993-12-24 1993-12-24 クレーン車の油圧回路 Expired - Fee Related JP3250772B2 (ja)

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