JP3250423B2 - ワーク位置決め装置 - Google Patents

ワーク位置決め装置

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JP3250423B2 JP21310095A JP21310095A JP3250423B2 JP 3250423 B2 JP3250423 B2 JP 3250423B2 JP 21310095 A JP21310095 A JP 21310095A JP 21310095 A JP21310095 A JP 21310095A JP 3250423 B2 JP3250423 B2 JP 3250423B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばロボットハ
ンドによるワークのチャッキングやワーク同志の貼り合
わせに際してワークを規定の位置に高精度に位置決めす
る際に用いて好適なワーク位置決め装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置(LCD)の製造工程の中
には、カラー表示のためのカラーフィルタ基板とTFT
(薄膜トランジスタ)からなるアレイ基板とを貼り合わ
せるパネル組立工程がある。このパネル組立工程では図
12に示すような貼り合わせ装置が用いられる。図12
に示す貼り合わせ装置50には、ワークステージ51に
載置されたアレイ基板(ワーク)52上にカラーフィル
タ基板(ワーク)53を反転させて載せる反転機構54
が具備されている。反転機構54は、そのアーム55の
先端で吸着保持したカラーフィルタ基板53を、昇降機
構56の昇降動作とアーム55の反転動作によってアレ
イ基板52側に送り、両基板をシール剤を介して貼り合
わせるものである。その際、ワークステージ51上のア
レイ基板52の位置と、アーム55先端でのカラーフィ
ルタ基板53の位置を整合させるため、ワークステージ
51の近傍とアーム55先端の近傍には、それぞれワー
ク位置決め装置60が設けられている。また、貼り合わ
せ後の完成ワーク57が載置されるワークステージ58
の近傍にも、図示せぬロボットハンドのチャッキング動
作を確実に行わせるべく、同様のワーク位置決め装置6
0が設けられている。
【0003】図13は従来のワーク位置決め装置60の
構成を示す斜視図である。図示したワーク位置決め装置
60においては、一対のベースプレート61,62上に
それぞれ基準側ハンド63と突当側ハンド64とが取り
付けられている。これらのハンド63,64は、ワーク
ステージ65上に載置された平面視矩形状をなすワーク
66の対角線上において、図示せぬハンド駆動ユニット
によりワーク66に対して接離移動可能に配設されてい
る。このうち、基準側ハンド63は、一対の位置決めピ
ン67によってベースプレート61に位置決めされ、図
示せぬ取付ボルトにて固定されている。また基準側ハン
ド63にはその内角辺に沿って3個の位置決めローラ6
8が取り付けられている。一方、突当側ハンド64は、
上記基準側ハンド63と同様に、一対の位置決めピン6
9によってベースプレート62に位置決めされ、図示せ
ぬ取付ボルトにて固定されている。また突当側ハンド6
4にはその内角辺に沿って2個の位置決めローラ70が
取り付けられている。
【0004】上記構成からなるワーク位置決め装置60
では、図14に示すように、ワークステージ65上にワ
ーク66が載置されると、図示せぬハンド駆動ユニット
の駆動によって基準側ハンド63と突当側ハンド64と
が順にワーク6側に近づき、最終的には図15に示すよ
うに、基準側ハンド63の位置決めローラ68と突当側
ハンド64の位置決めローラ70によってワーク66が
4方向から挟み込まれ、これによりワーク66の位置決
めがなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のワ
ーク位置決め装置60では、取り扱うワーク66の寸法
が変更になると、それまで使用していた基準側ハンド6
3と突当側ハンド64ではワーク66の位置決め中心が
変わってしまうため、ワーク寸法に応じて基準側ハンド
63と突当側ハンド64とを交換する必要がある。しか
しながら、こうした段取り替えに際しては、ベースプレ
ート61,62にそれぞれ位置決めピン67,69によ
って各ハンド63,64を位置決め固定しても、各々の
ハンドの寸法誤差等により、位置決め動作時に基準側の
位置決めローラ68とワーク66との間に隙間があいて
しまうことがある。そうした場合従来では、基準側ハン
ド63の位置決めローラ68にワーク66をきちんと突
き当てるために、図示せぬハンド駆動ユニットに対する
ベースプレート1,2の取付位置を個別に調整する必要
があり、この調整作業に作業者の熟練を要し、時間がか
かるものとなっていた。また、こうした面倒な調整作業
は、ワーク寸法の変更に伴う段取り替えの度に行う必要
があり、これが各種工程での稼働率を低下させる要因に
もなっていた。
【0006】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、ワーク寸法の変更に伴う段取
り替えを短時間でかつスキルレスにて行うことができる
ワーク位置決め装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークステー
ジ上に載置された平面視矩形状をなすワークの対角線上
に、それぞれL字型をなす基準側ハンドと突当側ハンド
とをワークに対して接離移動可能に配設し、基準側ハン
ドに設けられた少なくとも3個の位置決めローラと突当
側ハンドに設けられた少なくとも2個の位置決めローラ
とでワークステージ上のワークを4方向から挟み込むこ
とによりワークの位置決めを行うワーク位置決め装置に
係わるもので、基準側ハンドと突当側ハンドのうち、少
なくとも基準側ハンドがワークステージ側への位置決め
ローラの突出量を微調整する調整手段を備えた構成にな
っている。
【0008】これにより、少なくとも基準側ハンドで
は、ワーク寸法の変更に伴う段取り替えを行うにあた
り、従来のようにベースプレートの取付位置を調整する
必要がなくなり、上記調整手段によってワークステージ
側への位置決めローラの突出量を微調整するだけで、ハ
ンド寸法の誤差等に伴う装置側の調整作業を簡易に行う
ことが可能となる。また、最初のハンド交換時に、位置
決めローラの位置を調整してしまえば、その後の段取り
替えでは、単にハンドを交換するだけで済むようにな
る。さらに、突当側ハンドにも上記同様にワークステー
ジ側への位置決めローラの突出量を微調整する調整手段
を設けるようにすれば、突当側ハンドでも調整作業のス
キルレス化と段取り替え作業の簡略化が図られる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係わるワーク位置
決め装置の一実施形態を説明する図である。先ず、図1
(a)に示すワーク位置決め装置においては、後述する
ハンド駆動ユニットに一対のベースプレート1,2が連
結されている。このうち、一方のベースプレート1上に
は基準側ハンド3が取り付けられ、もう一方のベースプ
レート2上には突当側ハンド4が取り付けられている。
上記基準側ハンド3と突当側ハンド4とは、いずれもL
字型をなすもので、ワークステージ5上に載置された平
面視矩形状をなすワーク6の対角線上に配設されてい
る。
【0010】基準側ハンド3は、ベースプレート1上に
設けられた一対の位置決めピン7に嵌合しつつ、図示せ
ぬボルトによってベースプレート1に位置決め固定され
ている。また基準側ハンド3にはその内角辺に沿って3
個の位置決めローラ8が取り付けられている。これらの
位置決めローラ8は、図1(b)に示すように、基準側
ハンド3に回転可能に挿入された調整支軸8aと、この
調整支軸8aに軸着されたローラ部8bとから構成され
ており、ローラ部8bの最外輪8cのみが回転する構造
になっている。また、ワークステージ6側への位置決め
ローラ8の突出量を微調整する調整手段として、上述の
調整ピン8aとローラ部8bとは互いに偏心した状態で
結合されている。また調整支軸8aの上端面には、微調
整用の溝部8dが形成されている。さらに、基準側ハン
ド3の端面には上記位置決めローラ8の各取付位置に対
応したかたちでそれぞれローラ固定ネジ9が挿入されて
おり、このローラ固定ネジ9の先端部が基準側ハンド3
の内部で調整支軸8aに突き当てられることにより、各
調整支軸8aの回転動作が個別に規制されるようになっ
ている。
【0011】一方、突当側ハンド4は、そのバンド屈曲
部がベースプレート2上に設けられた支軸10によって
回動自在に支持されている。また突当側ハンド4の外角
辺の交差部近傍にはバネポスト11が設けられており、
このバネポスト11とベースプレート2側に設けられた
バネポスト12との間に、ワーク6の対角線に沿って引
っ張りコイルバネ13が張設されている。これにより突
当側ハンド4の姿勢(初期角度)は、引っ張りコイルバ
ネ13の付勢力によって保持される。さらに突当側ハン
ド4にはその内角辺に沿って2個の位置決めローラ14
が取り付けられている。これらの位置決めローラ14
は、図1(c)に示すように、突当側ハンド4に挿入固
定された支軸14aと、この支軸14aに軸着されたロ
ーラ部14bとから構成されており、上記基準側ハンド
3の位置決めローラ8と同様にローラ部13bの最外輪
14cのみが回転する構造になっている。
【0012】ここで、上記基準側ハンド3と突当側ハン
ド4とは、それぞれベースプレート1,2を介してハン
ド駆動ユニットに支持され、このハンド駆動ユニットの
駆動力をもってワーク6に対し接離移動可能に配設され
ている。図2はハンド駆動ユニットの構成例を示す平面
図で、図3はそのA−A矢視図である。図2及び図3に
示すハンド駆動ユニットは、ステージ20の下面側に組
み込まれている。ステージ20には長孔21があけられ
ており、この長孔21を貫通したかたちで一対の連結ブ
ロック22,23が挿入配置されている。このうち、一
方の連結ブロック22の上端には基準側のベースプレー
ト1が取り付けられており、もう一方の連結ブロック2
3の上端には突当側のベースプレート2が取り付けられ
ている。
【0013】ここで、基準側の連結ブロック22の下端
部は、図4にも示すように、リニアスライドガイド24
の可動ブロック24aに取り付けられたスライダ25の
一側面にネジ止めされている。またスライダ25の他側
面にはバネポスト26が設けられており、このバネポス
ト26とステージ20下面に設けられたバネポスト27
との間に引っ張りコイルバネ28が張設されている。さ
らにスライダ25の後端部にはホルダ29を介してスト
ッパーピン30が配設されており、このストッパーピン
30の先端部が上記引っ張りコイルバネ29の付勢力を
もってリニアスライドガイド24の固定ガイド24b側
に突き当てられている。
【0014】一方、突当側の連結ブロック23の下端部
は、上記基準側と同様にリニアスライドガイド31に取
り付けられたスライダ32の一側面にネジ止めされ、そ
の他側面に設けられたバネポスト33とステージ20下
面に設けられたバネポスト34との間に引っ張りコイル
バネ35が調整されている。この引っ張りコイルバネ3
5の張力は、上記基準側の引っ張りコイルバネ28のそ
れよりも弱めに設定されている。またスライダ31の下
面にはシリンダ36が取り付けられており、このシリン
ダ36の出力ロッド36aが引っ張りコイルバネ35の
付勢力をもって他方のスライダ25の突片25aに突き
当てられている。さらにステージ20の下面には、スラ
イダ31の後端部から所定の距離を隔ててストッパーピ
ン37が配設されている。
【0015】上記構成からなるハンド駆動ユニットにお
いては、図3の状態からシリンダ36を駆動させると、
その出力ロッド36aの延出とともに突当側のスライダ
31がリニアスライドガイド30の可動ブロック(不図
示)と一体に図中C方向にスライドする。そして、図示
せぬ可動ブロックがストッパーピン37に突き当たった
時点で、今度は基準側のスライダ25がリニアスライド
ガイド24aと一体に図中D方向にスライドし、出力ロ
ッド36aが完全に延びきったところで停止する。これ
により、各々の連結ブロック22,23に取り付けられ
たベースプレート1,2も図中B方向、C方向にそれぞ
れ移動し、これに共動して基準側ハンド3と突当側ハン
ド4がワーク6から離反する。
【0016】また、この状態からシリンダ36を非駆動
状態に戻すと、その出力ロッド36aの引き込みととも
に、先ず引っ張り力の強い基準側のスライダ25が図中
D方向と反対方向にスライドする。そして、スライダ2
5の後端部に設けたストッパーピン30がリニアスライ
ドガイド24の固定ガイド24bに突き当たった時点
で、今度は突当側のスライダ31が図中C方向と反対方
向にスライドし、出力ロッド36aが完全に引っ込んだ
ところで停止する。これにより、各々の連結ブロック2
2,23に取り付けられたベースプレート1,2を介し
て基準側ハンド3と突当側ハンド4とがワーク6側に接
近する。なお、実際のワーク位置決め動作にあたって
は、基準側ハンド3と突当側ハンド4をワーク6に近づ
けた際、各々の位置決めローラ8,14がワーク6に突
き当たるため、シリンダ36の出力ロッド36aが完全
に引っ込む前に突当側のスライダ31が停止することに
なる。
【0017】このように上記構成からなるハンド駆動ユ
ニットでは、ワークステージ6上に載置されたワーク6
に対して基準側ハンド3と突当側ハンド4とを接近させ
た場合、双方の引っ張りコイルバネ28,35の張力の
違いにより、先に基準側ハンド3の停止位置が、スライ
ダ25後端のストッパーピン30と固定ガイド24bと
の接触によって規制され、その後、突当側ハンド4の停
止位置が位置決めローラ14とワーク6との接触によっ
て規制される。したがって位置決め対象となるワーク6
は、図5に示すように、先に接近して停止した基準側ハ
ンド3の位置決めローラ8に対し、これに続いて接近し
てきた突当側ハンド4の位置決めローラ14によって押
しつけられる。これによりワーク6は基準側ハンド3と
突当側ハンド4によって4方向から挟み込まれた状態と
なり、この状態でワーク6の位置決めがなされる。こう
してワーク6の位置決めが完了すると、図6に示すよう
に、基準側ハンド3と突当側ハンド4とは再びワーク6
から離反し、次のワーク6を位置決めするための待機状
態となる。
【0018】ここでワーク寸法が例えば大きいものから
小さいものに変更になった場合、本実施形態では変更後
のワーク寸法に応じて基準側ハンド3の交換作業が行わ
れる。ベースプレート1に対する基準側ハンド3の位置
決めは先に述べたように一対の位置決めピン7によって
なされる。しかし、基準側ハンド3そのものに寸法誤差
等があると、実際に位置決め動作を行ってみたときに、
例えば図7に示すように基準側ハンド3の位置決めロー
ラ8でワーク6を正規の位置に位置決めできずに、ワー
ク6が傾いてしまうことがある。
【0019】そうした場合、本実施形態では傾いたワー
ク6の位置を補正するため、先ずローラ固定ネジ9(図
1)を少し緩めた状態にする。次に、位置決めローラ8
の主軸となる調整支軸8a(図1)をドライバー等を用
いて所定方向に回転させる。調整支軸8aを回転させる
と、その回転方向に応じてワークステージ5に対する位
置決めローラ8の突出量が変化するため、例えば図7に
示すように中央の位置決めローラ8をワークステージ5
側に突出させることでワーク6の傾きが補正できる場合
は、その調整支軸8a(図1)をθ方向に回転させる。
これにより調整支軸8aの回転動作に連動して位置決め
ローラ8がワークステージ5側に徐々に突出するため、
その最外輪8c(図1)との接触によって図8に示すよ
うにワーク6の傾きが補正された時点で調整支軸8aの
回転を止め、再びローラ固定ネジ9によって位置決めロ
ーラ8の回転動作を規制する。こうして一旦基準側ハン
ド3のローラ位置を調整してしまえば、その後のワーク
寸法の変更による段取り替え作業は、ベースプレート1
に対する基準側ハンド3の交換作業だけで済むようにな
る。
【0020】一方、突当側ハンド4については、そのハ
ンド屈曲部がワーク対角線上の支軸10によって回動自
在に支持されているため、たとえワーク寸法が変更にな
っても、ハンド自身が図7中の矢印で示すように各種寸
法のワーク6に倣って回動するようになる。したがっ
て、基準側ハンド3の位置決めローラ8に対しては、各
種寸法のワーク6を共通(単一)の突当側ハンド4をも
って押し当てることが可能となり、これによってワーク
寸法の変更に伴う突当側ハンド4の交換作業が不要とな
る。
【0021】このように本実施形態においては、各種寸
法のワーク6に対して共通の突当側ハンド4をもって対
応できるとともに、基準側ハンド3では調整支軸8aを
回転させるだけの簡単な作業でローラ突出量を微調整
し、ハンド側での寸法誤差等に伴うワーク6の傾きを補
正することができる。また、ベースプレート1に対する
基準側ハンド3の位置が位置決めピン7によって一義的
に決まることから、一旦、基準側ハンド3のローラ位置
を調整してしまえば、その後の段取り替えに際してはロ
ーラ位置の調整が不要となり、単に基準側ハンド3を交
換するだけで済むようになる。
【0022】なお、上記実施形態においては、基準側ハ
ンド3に対してのみワークステージ5側への位置決めロ
ーラ8の突出量を微調整する調整手段を設けるようにし
たが、例えば突当側ハンド4の取付形態として従来同様
にベースプレート2に取付ボルト等にて位置決め固定す
る構成を採用した場合には、突当側ハンド4にもワーク
ステージ5側への位置決めローラ14の突出量を微調整
する調整手段を設けることで、突当側ハンド4でも調整
作業のスキルレス化が図られるとともに、ワーク寸法の
変更に伴う段取り替えが基準側ハンド3と突当側ハンド
4の交換作業だけで済むようになる。しかしながら、段
取り替えの所要時間を考慮すると、先の実施形態の如く
突当側ハンド4の共用化を図る方が交換部品の数が少な
くて済むため、より好適である。
【0023】また、ワークステージ5側への位置決めロ
ーラ8(又は14)の突出量を微調整する調整手段とし
ては、先述の構成以外にも、例えば図9に示すように、
基準側ハンド3の各々のローラ位置に対応してすり割り
部3aを設け、このすり割り部3aを例えばボルト等に
よる押し出しや引き込みによって拡げたり縮めたりする
ことでも、位置決めローラ8の突出量を微調整すること
ができる。
【0024】さらに、突当側ハンド4の共用化を実現す
る構成としても、例えば図10に示すように突当側ハン
ド4を一対のハンド片4a,4bで構成するとともに、
これらのハンド片4a,4bの基端部(ハンド屈曲部)
を支軸10で回動自在に支持し、かつ引っ張りコイルバ
ネ15にて互いに近接する方向に付勢した構成を採用し
たり、或いは図11に示すように、突当側ハンド4を支
軸10にて回動自在に支持するとともに、その回転角を
一対の規制ピン16a,16bにて規制した構成を採用
することでも、各種寸法のワーク6に対して突当側ハン
ド4が倣い動作するようになるため、ハンドの共用化を
図ることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明のワーク位置
決め装置によれば、基準側ハンドと突当側ハンドのう
ち、少なくとも基準側ハンドに対して、ワークステージ
側への位置決めローラの突出量を微調整する調整手段を
設けることにより、ワーク寸法の変更に伴う段取り替え
に際しては、装置側での調整作業をスキルレスにて行う
ことができる。また、上記調整手段によって一旦、位置
決めローラの突出量を調整してしまえば、その後の段取
り替えでは単にハンドそのものを交換するだけで済むよ
うになる。そのため、従来よりも段取り替えを短時間で
行うことが可能となり、これによって各種工程での稼働
率の向上も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるワーク位置決め装置の一実施形
態を説明する図である。
【図2】実施形態におけるハンド駆動ユニットの構成例
を示す平面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】図3のB−B矢視図である。
【図5】実施形態におけるワーク位置決め動作の説明図
(その1)である。
【図6】実施形態におけるワーク位置決め動作の説明図
(その2)である。
【図7】段取り替え時の調整作業を説明する図である。
【図8】調整作業後の装置状態を説明する図である。
【図9】調整手段の他の実施形態を説明する図である。
【図10】突当側ハンドの変形例を説明する図である。
【図11】突当側ハンドの他の変形例を説明する図であ
る。
【図12】LCD用貼り合わせ装置を説明する図であ
る。
【図13】従来のワーク位置決め装置の構成を示す斜視
図である。
【図14】従来例でのワーク位置決め動作の説明図(そ
の1)である。
【図15】従来例でのワーク位置決め動作の説明図(そ
の2)である。
【図16】従来の課題を説明する図である。
【符号の説明】
1 ベースプレート(基準側) 2 ベース
プレート(突当側) 3 基準側ハンド 4 突当側
ハンド 5 ワークステージ 6 ワーク 8 位置決めローラ 8a 調整
支軸 8b ローラ部 8c 最外
輪 10 支軸 14 位置
決めローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/13 101 G02F 1/1333 500 G09F 9/00 341 B23Q 3/18 H01L 21/68

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークステージ上に載置された平面視矩
    形状をなすワークの対角線上に、それぞれL字型をなす
    基準側ハンドと突当側ハンドとを前記ワークに対して接
    離移動可能に配設し、前記基準側ハンドに設けられた少
    なくとも3個の位置決めローラと前記突当側ハンドに設
    けられた少なくとも2個の位置決めローラとで前記ワー
    クステージ上のワークを4方向から挟み込むことにより
    ワークの位置決めを行うワーク位置決め装置において、 前記基準側ハンドと前記突当側ハンドのうち、少なくと
    も前記基準側ハンドが前記ワークステージ側への前記位
    置決めローラの突出量を微調整する調整手段を備えてい
    ることを特徴とするワーク位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記突当側ハンドは、そのハンド屈曲部
    が支軸によって回動自在に支持されていることを特徴と
    する請求項1記載のワーク位置決め装置。
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