JP3249733B2 - コンバインの穀粒搬出装置 - Google Patents
コンバインの穀粒搬出装置Info
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Description
した穀粒タンクから穀粒を搬出する装置で、詳しくは、
穀粒貯留タンクから排出される穀粒を揚送するための縦
送り筒を設け、その縦送り筒の上端に、その縦送り筒か
らの穀粒を受け取って横方向に搬送する横送り搬出筒を
水平軸芯周りに起伏揺動自在に接続連結し、その横送り
搬出筒を起伏揺動させる駆動手段を設けてあるコンバイ
ンの穀粒搬出装置に関する。
に、縦送り筒と横送り搬出筒との間に、駆動伸縮するこ
とにより、横送り搬出筒を起伏揺動させる油圧シリンダ
を設けていた。
術によるときは、油圧シリンダを作動させる上で、油圧
ポンプや制御バルブ、油圧配管などからなる大掛かりな
周辺設備が必要であり、しかも、太くて硬い油圧配管が
必要であり、その上、リークに対するメンテナンス性を
考慮して油圧配管などを設置する必要があるから、周辺
設備の配備に困難を伴い、全体が構造複雑でコストが高
く付くものになっていた。
易で構造簡単なもので済み、かつ、安価に実施できるよ
うにする点にある。
よる第1発明の構成及び作用並びに効果は次の通りであ
る。
粒を揚送するための縦送り筒を設け、その縦送り筒の上
端に、その縦送り筒からの穀粒を受け取って横方向に搬
送する横送り搬出筒を水平軸芯周りに起伏揺動自在に接
続連結し、その横送り搬出筒を起伏揺動させる駆動手段
を設けてあるコンバインの穀粒搬出装置であって、前記
駆動手段を構成するに、電動駆動で伸縮する電動シリン
ダを、その伸縮で前記横送り搬出筒を起伏揺動させるよ
うに横送り搬出筒と縦送り筒との間に架設し、前記横送
り搬出筒に起立方向への揺動付勢力を付与するスプリン
グを設けてある点にある。
搬出筒が起伏揺動するのであって、横送り搬出筒を起伏
揺動させるアクチュエータとして電動シリンダを設けて
あるから、周辺設備として、電動シリンダを電源に接続
させるための電線、スイッチなど軽少なもので済み、ま
た、電線は取り回し良く、かつ、小さなスペースに配置
でき、メンテナンスもほとんど不要である。
に起立方向への揺動付勢力を付与して、電動シリンダに
よる横送り搬出筒の重量に抗した起立方向への揺動駆動
を補助するようにしてあるから、電動シリンダとして、
パワーの小さなもの、つまり、低価格のもので済む。
は、周辺設備として配備が容易で構造簡単なもので済
み、かつ、安価に実施できるようになった。
成及び作用並びに効果は次の通りである。
記スプリングとして、シリンダに封入されたガスの圧力
でピストンロッドをシリンダからの突出方向に移動させ
るガスシリンダを設けてある点にある。
が、電動シリンダと同様に、シリンダに対してピストン
ロッドを移動させるといったシリンダ装置の形態となる
から、ガスシリンダ、つまり、スプリングを電動シリン
ダと同様に取り扱うことができる。
は、スプリングであるガスシリンダの取り付け構造を電
動シリンダの取り付け構造と同形態にできて、取り付け
構造の設計及び取り付け作業を容易にすることができ
る。
成及び作用並びに効果は次の通りである。
記電動シリンダの長手方向一端部及びガスシリンダの長
手方向一端部を縦送り筒に共通の第1軸芯周りに回転自
在に取り付け、電動シリンダの長手方向他端部及びガス
シリンダの長手方向他端部を横送り搬出筒に共通の第2
軸芯周りに回転自在に取り付けてある点にある。
を電動シリンダの取り付け構造と同形態にできることを
有効利用して、電動シリンダ及びガスシリンダの一端部
のそれぞれを第1軸芯周りに回転自在に縦送り筒に取り
付け、電動シリンダ及びガスシリンダの他端部のそれぞ
れを第2軸芯周りに回転自在に横送り搬出筒に取り付け
てあるから、縦送り筒及び横送り搬出筒に付設する取り
付け用のブラケットを電動シリンダとガスシリンダとで
共用することができる。
から起立させるときに最も大きな起伏揺動力を必要とす
る、つまり、電動シリンダに最も負荷が掛かるのである
が、横送り搬出筒が最も倒伏した状態にあるときにガス
シリンダが最も短縮してガスを一番圧縮していることで
最も大きな付勢力を発揮する状態にあるから、電動シリ
ンダによる横送り搬出筒を起立させることに対するガス
シリンダによる補助を効果的に行うことができる。
シリンダの取り付け構造の簡素化を図ることができると
同時に、電動シリンダによる横送り搬出筒の起立揺動を
ガスシリンダで最も効率良く補助できて、より一層、電
動シリンダとして出力の小さなもので済んでコストダウ
ンを図ることができる。
に、クローラ走行装置1を備えた自走機体2の前部に、
植立穀稈を刈り取って後方に搬送する刈り取り部3を揺
動昇降自在に連結し、前記自走機体2に前記刈り取り部
3から搬送されてくる穀稈を受け取って脱穀処理する脱
穀装置4と、乗用運転席5と、前記脱穀装置4からスク
リューコンベア6を介して搬送されてくる穀粒を貯留す
る穀粒貯留タンク7とを搭載し、前記穀粒貯留タンク7
から穀粒を取り出す穀粒搬出装置8を設けて構成されて
いる。前記刈り取り部3は油圧シリンダで昇降操作され
るものである。
の底部からスクリュー7Aを介して取り出された穀粒を
揚送する揚送コンベア10と、それにより揚送されてき
た穀粒を横方向に搬送する横送りコンベア11とを備え
ている。
すように、縦送り筒12と、その縦送り筒12の軸芯周
りに回転することにより縦送り筒12内に沿って穀粒を
揚送する縦スクリュー13とからなり、縦送り筒12の
上端部分は前記の軸芯周りに回転自在な旋回筒12Aに
構成されている。
示すように、前記旋回筒12Aに水平軸芯X周りに起伏
揺動自在に取り付けられており、旋回筒12Aに長手方
向の一端において連通接続し、長手方向の他端部に穀粒
を排出するための排出口14aが形成された横送り搬出
筒13と、その横送り搬出筒13の軸芯周りに回転する
ことにより旋回筒12Aから横送り搬出筒13内に移入
した穀粒を横送り搬出筒13内に沿って排出口14aに
まで搬送する横スクリュー15とからなる。
連動することで駆動され、横スクリュー15は縦スクリ
ュー13に連動することで駆動されるものである。
は、図2、図3に示すように、旋回筒12Aに軸芯周り
に沿った姿勢の大径ギア16を固着し、この大径ギア1
6に噛み合う小径ギア17を駆動する電動モータ18を
縦送り筒12のうち固定部分に固定し、電動モータ18
の正回転により旋回筒12Aを一方向に回転させ、電動
モータ18の逆回転により旋回筒12Aを反対方向に回
転させるように構成されている。
搬出筒13を起伏揺動させる駆動手段は、図2〜図4に
示すように、電動駆動で伸縮する電動シリンダ19を、
その伸縮で横送り搬出筒13を起伏揺動させるように横
送り搬出筒13と旋回筒12Aとの間に架設し、前記横
送り搬出筒13に起立方向への揺動付勢力を付与するス
プリング20を設けて構成されている。
と、それに摺動自在に挿入保持させたピストンロッド1
9pと、正回転することによりねじ送り機構を介してピ
ストンロッド19pをシリンダ19cに対して突出方向
に摺動させ、かつ、逆回転することによりねじ送り機構
を介してピストンロッド19pをシリンダ19cに対し
て引退方向に摺動させる電動モータ19mとを設けて構
成されている。
と、それに摺動自在に挿入保持されるとともに、シリン
ダ20c内に封入されたガスの圧力でシリンダ20cか
らの突出方向に移動させられるピストンロッド20pと
からなるガスシリンダである。そして、ガスシリンダ2
0も、電動シリンダ19と同様に、その伸長で横送り搬
出筒13を起立方向に揺動させるように横送り搬出筒1
3と旋回筒12Aとの間に架設されている。
取り付け構造を説明すると、図2〜図4に示すように、
電動シリンダ19の長手方向の一端部、つまり、ピスト
ンロッド19p先端の連結部19aを旋回筒12Aに具
備させた一対の第1ブラケット21にその第1ブラケッ
ト21で連結部19aを挟む状態で第1ピン22を介し
て回転自在に取り付け、電動シリンダ19の長手方向の
他端側部、つまり、シリンダ19cを横送り搬出筒13
に具備させた一対の第2ブラケット23にその第2ブラ
ケット23でシリンダ19cを挟む状態で第2ピン24
を介して回転自在に取り付け、ガスシリンダ20の長手
方向一端部、つまり、シリンダ20cの底部に付設の連
結部20bを前記第1ピン22に回転自在に取り付け、
ガスシリンダ20の長手方向他端部、つまり、ピストン
ロッド20p先端の連結部20aを第2ピン24に回転
自在に取り付けて構成されている。なお、第2ブラケッ
ト23の取り付け手段は、横送り搬出筒13に取り付け
た取り付け台9Aと、旋回筒12Aに水平軸芯X周りに
起伏揺動自在に取り付けたステー9Bとを介して取り付
ける手段である。
端側部及びガスシリンダ20の長手方向一端側部とは、
旋回筒12Aに共通の第1軸芯X1周りに回転自在に取
り付けられ、電動シリンダ19の長手方向他端側部及び
ガスシリンダ20の長手方向他端側部とは、横送り搬出
筒13に共通の第2軸芯X2周りに回転自在に取り付け
られている。
は、電動シリンダ19を伸長させることにより、その電
動シリンダ19による駆動力とガスシリンダ20による
付勢力とにで起立揺動し、電動シリンダ19を短縮させ
ることにより、その電動シリンダ19の短縮に追従して
コンベア重量で倒伏揺動するのである。
リング20としてガスシリンダを用いたが、スプリング
20としては、圧縮コイルスプリングや引っ張りコイル
スプリングなどであっても良い。
ガスシリンダ20とを共通の第1軸芯X1及び第2軸芯
X2周りに回転自在に縦送り筒12及び横送り搬出筒1
3に取り付けたが、軸芯は共通していなくても良い。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
Claims (3)
- 【請求項1】 穀粒貯留タンク(7)から排出される穀
粒を揚送するための縦送り筒(12)を設け、その縦送
り筒(12)の上端に、その縦送り筒(12)からの穀
粒を受け取って横方向に搬送する横送り搬出筒(14)
を水平軸芯(X)周りに起伏揺動自在に接続連結し、そ
の横送り搬出筒(14)を起伏揺動させる駆動手段を設
けてあるコンバインの穀粒搬出装置であって、前記駆動
手段を構成するに、電動駆動で伸縮する電動シリンダ
(19)を、その伸縮で前記横送り搬出筒(14)を起
伏揺動させるように横送り搬出筒(14)と縦送り筒
(12)との間に架設し、前記横送り搬出筒(14)に
起立方向への揺動付勢力を付与するスプリング(20)
を設けてあるコンバインの穀粒搬出装置。 - 【請求項2】 前記スプリング(20)として、シリン
ダ(20c)に封入されたガスの圧力でピストンロッド
(20p)をシリンダ(20c)からの突出方向に移動
させるガスシリンダを設けてある請求項1記載のコンバ
インの穀粒搬出装置。 - 【請求項3】 前記電動シリンダ(19)の長手方向一
端部及びガスシリンダ(20)の長手方向一端部を縦送
り筒(12)に共通の第1軸芯(X1)周りに回転自在
に取り付け、電動シリンダ(19)の長手方向他端部及
びガスシリンダ(20)の長手方向他端部を横送り搬出
筒(14)に共通の第2軸芯(X2)周りに回転自在に
取り付けてある請求項2記載のコンバインの穀粒搬出装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34228095A JP3249733B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | コンバインの穀粒搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34228095A JP3249733B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | コンバインの穀粒搬出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09172852A JPH09172852A (ja) | 1997-07-08 |
JP3249733B2 true JP3249733B2 (ja) | 2002-01-21 |
Family
ID=18352507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34228095A Expired - Fee Related JP3249733B2 (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | コンバインの穀粒搬出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3249733B2 (ja) |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP34228095A patent/JP3249733B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH09172852A (ja) | 1997-07-08 |
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