JP3248793B2 - 艶消しポリカーボネート成形コンパンド用粉末混合物 - Google Patents

艶消しポリカーボネート成形コンパンド用粉末混合物

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JP3248793B2 JP23926793A JP23926793A JP3248793B2 JP 3248793 B2 JP3248793 B2 JP 3248793B2 JP 23926793 A JP23926793 A JP 23926793A JP 23926793 A JP23926793 A JP 23926793A JP 3248793 B2 JP3248793 B2 JP 3248793B2
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    • C08L67/02Polyesters derived from dicarboxylic acids and dihydroxy compounds

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】数多くのゴムポリマー類、例えばポリブタ
ジエンなどは、ポリカーボネート類に相溶性を示さな
い。ポリブタジエンゴムの上に特定のモノマー類、例え
ばスチレン/アクリロニトリル混合物をグラフト重合す
ることによって、ポリカーボネートに部分的相溶性を示
すABSグラフトポリマー類が得られる。
【0002】ポリカーボネート類とABSポリマー類の
熱可塑性成形コンパンドは長い間知られている。従っ
て、例えばDE-A 1 170 141には、ポリブタジエン上のア
クリロニトリルと芳香族ビニル炭化水素のモノマー混合
物から成るグラフトポリマー類とポリカーボネート類の
成形コンパンドが良好な加工性を示すことが記述されて
いる(乳化ABS)。
【0003】US-P 4,624,986に従い、塊状もしくは塊状
/懸濁重合によって製造されたABSポリマー類とポリ
カーボネート類の成形コンパンドは、改良された低温特
性と減少した光沢を有している。
【0004】US-P 4,677,162は、ポリカーボネート類と
塊状ABSポリマー類と乳化ABSグラフトポリマー類
の混合物が高い粘り強さと減少した光沢を有すると主張
している。
【0005】乳化重合で製造されたグラフトポリマー類
を基とするポリカーボネート成形コンパンドは、一般
に、数多くの用途(例えば電話の外装、または玩具の部
品)で望まれている高い光沢性を示す表面を有してい
る。しかしながら、ある用途分野(自動車の内装)で
は、ラッカー処理されていない部品の場合、艶消し表面
を有する成形物を与える材料に対する必要性も増大して
きている。このような要求は、部分的には、塊状ABS
を基とするポリカーボネートブレンド物(上を参照)で
満足させられるが、これらのブレンド物が示す応力亀裂
挙動(ラッカー処理されていない、従って保護されてい
ない表面に接触し得る数多くの化学品を模擬した燃料代
表例に対する)は不適当である。
【0006】驚くべきことに、例えばゴムおよびゴムポ
リマー上のグラフトポリマー類の特別な粉末混合物を含
んでいるポリカーボネート成形コンパンドを射出成形も
しくは押し出しで加工することにより、模擬燃料、例え
ばトルエン/イソオクタンなどに対して好ましい応力亀
裂挙動を示す艶消し表面を有する成形物が得られること
を見い出した。
【0007】これらの特別な粉末組成物は、相当するラ
テックスを混合し、この得られる混合ラテックスを共沈
澱させた後、乾燥することによって粉末形態で得られ
る、特定比率のポリマー類と未グラフト化ゴム類の混合
物である。
【0008】未グラフト化ゴムを用いているにも拘ら
ず、予想外に、耐ノッチ衝撃強度の低下は全く生じな
い。
【0009】従って、本発明は、 A.ポリカーボネートもしくはポリエステルカーボネー
トを10から99、好適には20から90重量部、 B.成分Aに相溶性を示すか或は部分的相溶性を示す、
ゴムが入っていない樹脂を0から90、好適には5から
80重量部、 C.成分Aに相溶性を示すか或は部分的相溶性を示す、
ゴム改質樹脂を0から90、好適には5から80重量
部、および D.成分Aに相溶性を示さない、ガラス転移温度が0℃
未満のゴム成分を、A+B+Cの100重量部を基準に
して0.5から10重量部、好適には1から7.5重量
部、より好適には1.5から5重量部、含んでいる熱可
塑性成形コンパンドにおいて、成分Dを、a.1から5
0重量部の、ガラス転移温度が0℃未満であり平均粒子
直径d50が0.05から5μmである、ラテックス形態
の粒子状未グラフト化ゴム、該未グラフト化ゴムは上記
のゴム成分Dに相当する、およびb.50から99重量
部の、ラテックス形態の成分Bか成分Cか或は成分Bと
の混合物、から製造した粉末混合物D*の形態で用
い、ここで、上記のa成分およびb成分を、最初にラテ
ックスとして互いに混合した後、一緒に処理することで
粉末混合物D*を生じさせ、そしてゴム成分Dの含有量
すなわちD*によって成形コンパンドの中に導入される
ゴム成分Dの量が、上記のとおり、A+B+Cの100
重量部を基準にして0.5から10重量部であり、成分
B及び成分Cは、全部がD*によって該成形コンパンド
の中に導入されるか、或いは、一部がD*によって残部
がD*によることなく該成形コンパンドの中に導入さ
れ、そしてBかCか或はBとCの混合物の含有量すな
わちD*によって該成形コンパンドの中に導入される
及び/又はCの量とD*によることなく該成形コンパン
ドの中に導入されるB及び/又はCの量との合計が、A
+B+Cの100重量部を基準にして90重量部を越え
ない、ことを特徴とする熱可塑性成形コンパンドに関す
る。
【0010】成分A 成分Aのための芳香族ポリカーボネート類および/また
は芳香族ポリエステルカーボネート類は、文献から公知
であるか、或は文献で公知の方法によって製造され得る
(芳香族ポリカーボネート類の製造に関しては、例えば
Schnell著「ポリカーボネート類の化学および物理」(C
hemistry and Physics of Polycarbonates)、Intersci
ence Publishers、 1964およびDE-AS 1 495 626、 DE-OS
2 232 877、 DE-OS 2 703 376、 DE-OS 2 714 544、 DE-OS
3 000 610、 DE-OS 3 832 396参照;芳香族ポリエステ
ルカーボネート類の製造に関しては、例えばDE-OS 3 00
7934参照)。
【0011】芳香族ポリカーボネート類および/または
芳香族ポリエステルカーボネート類は、例えば、ジフェ
ノール類と炭酸のハロゲン化物、好適にはホスゲンおよ
び/または芳香族ジカルボン酸のジハロゲン化物、好適
にはベンゼンジカルボン酸のジハロゲン化物とを、任意
に連鎖停止剤、例えばモノフェノール類を用いそして任
意に三官能もしくは三官能以上の分枝剤、例えばトリフ
ェノール類もしくはテトラフェノール類を用いた界面方
法で反応させることによって製造される。
【0012】該芳香族ポリカーボネート類および/また
は芳香族ポリエステルカーボネート類を製造するための
ジフェノール類は、好適には、式(I)
【0013】
【化1】
【0014】[式中、R1は、単結合、C1-5アルキレ
ン、C2-5アルキリデン、C5-6シクロアルキリデン、−
O−、−SO−
【0015】
【化2】
【0016】または式(II)
【0017】
【化3】
【0018】に相当する基であり、R2は、塩素または
臭素であり、x=0、1または2であり、n=1または
0であり、そしてここで、R3およびR4は、各々のX1
に対して独立して選択されてもよく、そして互いに独立
して、水素またはC1-6アルキルを表し、X1は、炭素で
あり、そしてmは、4から7、好適には4または5の整
数である]に相当するジフェノール類である。
【0019】従って、好適なジフェノール類は、ヒドロ
キノン、レゾルシノール、ジヒドロキシジフェノール
類、ビス−(ヒドロキシフェニル)−C1-5−アルカン
類、ビス−(ヒドロキシフェニル)−C5-6−シクロア
ルカン類、ビス−(ヒドロキシフェニル)−エーテル
類、ビス−(ヒドロキシフェニル)−スルホキサイド
類、ビス−(ヒドロキシフェニル)−ケトン類、ビス−
(ヒドロキシフェニル)−スルホン類、α,α−ビス−
(ヒドロキシフェニル)−ジイソプロピルベンゼン類お
よびそれらの核臭素置換および/または核塩素置換誘導
体である。
【0020】特に好適なジフェノール類は、ビスフェノ
ールA、2,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−
2−メチルブタン、1,1−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−シクロヘキサン、1,1−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキ
サン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルフィド、
4,4’−ジヒドロキシジフェニルスルホンおよびそれ
らのジおよびテトラ臭素置換もしくは塩素置換誘導体、
例えば2,2−ビス−(3−クロロ−4−ヒドロキシフ
ェニル)−プロパン、2,2−ビス−(3,5−ジクロ
ロ−4−ヒドロキシフェニル)−プロパンまたは2,2
−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパンなどである。
【0021】2,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)−プロパン(ビスフェノールA)が特に好適であ
る。
【0022】これらのジフェノール類は単独か或は互い
の混合物として用いられ得る。
【0023】これらのジフェノール類は文献から公知で
あるか或は文献で公知の方法で入手可能である。
【0024】該熱可塑性芳香族ポリカーボネート類の製
造に適切な連鎖停止剤は、例えばフェノール、p−クロ
ロフェノール、p−t−ブチルフェノールまたは2,
4,6−トリブロモフェノール、そして長鎖アルキルフ
ェノール類、例えばDE-OS 2 842 005に従う4−(1,
3−テトラメチルブチル)−フェノール、或はアルキル
置換基の中に全体で8から20個の炭素原子を有するモ
ノアルキルフェノールもしくはジアルキルフェノール
類、例えば3,5−ジ−t−ブチルフェノール、p−イ
ソオクチルフェノール、p−t−オクチルフェノール、
p−ドデシルフェノールおよび2−(3,5−ジメチル
ヘプチル)−フェノールおよび4−(3,5−ジメチル
ヘプチル)−フェノールなどである。用いる連鎖停止剤
の量は、用いるジフェノールの全モルを基準にして一般
に0.5モル%から10モル%である。
【0025】該熱可塑性芳香族ポリカーボネート類が有
する平均的な重量平均分子量(例えば超遠心分離もしく
は散乱光測定で測定したMw)は10,000から20
0,000の範囲、好適には20,000から80,0
00の範囲である。
【0026】該熱可塑性芳香族ポリカーボネート類を、
公知様式で、用いるジフェノール類の全モルを基準にし
て好適には0.05から2.0モル%の三官能もしくは
三官能以上の化合物、例えば3個以上のフェノール基を
含んでいる化合物を組み込むことによって分枝させても
よい。
【0027】ホモポリカーボネート類およびコポリカー
ボネート類の両方が適切である。本発明に従うコポリカ
ーボネート類A)の製造では、式(III)
【0028】
【化4】
【0029】[式中、R1は、式(I)に関して上に定
義したのと同じであり、n=1または0であり、R
5は、同一もしくは異なっていてもよく、線状C1-20
ルキル、分枝C3-20アルキルまたはC6-20アリール、好
適にはCH3を表し、そしてpは、5から100、好適
には20から80の整数である]に相当するジフェノー
ル類を1から25重量%、好適には2から25重量%
(用いるジフェノール類の全重量を基準)用いることも
可能である。
【0030】式(III)に相当するヒドロキシアリー
ルオキシ末端のポリジオルガノシロキサン類は公知(例
えばUS-PS 3,419,634参照)であるか或は文献で公知の
方法で製造され得る。ポリジオルガノシロキサン含有コ
ポリカーボネート類の製造は、例えばDE-OS 3 334 782
の中に記述されている。
【0031】好適なポリカーボネート類は、ビスフェノ
ールAのホモポリカーボネート類に加えて、ジフェノー
ル類の全モルを基準にして15モル%以下の量で他の好
適もしくは特に好適な上記ジフェノール類、より詳細に
は2,2−ビス−(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシ
フェニル)−プロパンを含んでいるビスフェノールAの
コポリカーボネート類である。
【0032】該熱可塑性芳香族ポリエステルカーボネー
ト類を製造するための芳香族ジカルボン酸のジハロゲン
化物は、好適には、イソフタル酸、テレフタル酸、ジフ
ェニルエーテル−4,4’−ジカルボン酸およびナフタ
レン−2,6−ジカルボン酸の二酸ジクロライド類であ
る。
【0033】比率が1:20から20:1のイソフタル
酸とテレフタル酸の二酸ジクロライド混合物が特に好適
である。
【0034】ポリエステルカーボネート類の製造におけ
る二官能酸誘導体として、追加的に炭酸のハロゲン化
物、好適にはホスゲンを用いる。
【0035】該芳香族ポリエステルカーボネート類の製
造に適切な連鎖停止剤には、既に述べたモノフェノール
類に加えて、これらのモノフェノール類のクロロ炭酸エ
ステル類、および芳香族モノカルボン酸の酸クロライド
類(これらは任意にC1-22アルキル基もしくはハロゲン
原子で置換されていてもよい)、並びに脂肪族C2-22
ノカルボン酸クロライド類が含まれる。
【0036】連鎖停止剤の量は、フェノール系連鎖停止
剤の場合ジフェノール類のモルを基準にして、そしてモ
ルカルボン酸クロライド連鎖停止剤の場合ジカルボン酸
クロライド類のモルを基準にして、0.1から10モル
%である。
【0037】該芳香族ポリエステルカーボネート類はま
た、組み込まれた芳香族ヒドロキシカルボン酸類を含ん
でいてもよい。
【0038】これらの芳香族ポリエステルカーボネート
類は、公知様式で線状および分枝の両方であってもよい
(DE-OS 2 940 024およびDE-OS 3 007 934も参照)。
【0039】適切な分枝剤は、例えば三官能もしくは三
官能以上のカルボン酸クロライド類、例えばトリメシン
酸トリクロライド、シアヌール酸トリクロライド、3,
3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸テト
ラクロライド、1,4,5,8−ナフタレンテトラカル
ボン酸テトラクロライドまたはピロメリット酸テトラク
ロライド[これらは、0.01か1.0モル%(用いる
ジカルボン酸ジクロライド類を基準)の量で用いられ
る]、或は三官能もしくは三官能以上のフェノール類、
例えばフロログルシノール、4,6−ジメチル−2,
4,6−トリ−(4−ヒドロキシフェニル)−ヘプテ−
2−エン、4,6−ジメチル−2,4,6−トリ−(4
−ヒドロキシフェニル)−ヘプタン、1,3,5−トリ
−(4−ヒドロキシフェニル)−ベンゼン、1,1−ト
リ−(4−ヒドロキシフェニル)−エタン、トリ−(4
−ヒドロキシフェニル)−フェニルメタン、2,2−ビ
ス−[4,4−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−シ
クロヘキシル]−プロパン、2,4−ビス−(4−ヒド
ロキシフェニルイソプロピル)−フェノール、テトラ−
(4−ヒドロキシフェニル)−メタン、2,6−ビス−
(2−ヒドロキシ−5−メチルベンジル)−4−メチル
フェノール、2−(4−ヒドロキシフェニル)−2−
(2,4−ジヒドロキシフェニル)−プロパン、テトラ
−(4−[4−ヒドロキシフェニルイソプロピル]−フ
ェノキシ)−メタン、1,4−ビス−[4,4”−ジヒ
ドロキシトリフェニル)−メチル]−ベンゼン[これら
は、0.01から1.0モル%(用いるジフェノール類
を基準)の量で用いられる]である。フェノール系分枝
剤は、最初に該ジフェノール類と一緒に導入され得る
が、一方酸クロライド分枝剤は、該酸ジクロライド類と
一緒に導入され得る。
【0040】カーボネート構造単位のパーセント含有量
は、該熱可塑性芳香族ポリカーボネート類における要求
として変化させ得る。
【0041】カーボネート基のパーセント含有量は、エ
ステル基とカーボネート基の全体を基準にして、好適に
は100モル%以下、より好適には80モル%以下、最
も好適には50モル%以下である。
【0042】該芳香族ポリエステルカーボネート類のエ
ステル成分およびカーボネート成分の両方共、ブロック
の形態でか或は統計学的分布でその重縮合物の中に存在
していてもよい。
【0043】該芳香族ポリエステルカーボネート類の相
対溶液粘度(ηrel)は、1.18から1.4の領域、
好適には1.22から1.3の領域(25℃の100m
LのCH2Cl2溶液中0.5gのポリエステルカーボネ
ートから成る溶液を基にして測定)である。
【0044】該熱可塑性芳香族ポリカーボネート類およ
びポリエステルカーボネート類は、単独か或は互いの混
合物として用いられ得る。
【0045】成分B 適切な成分Bは、(コ)ポリマー類、ポリアルキレンテ
レフタレート類またはそれらの混合物である。
【0046】芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル類
(不飽和ニトリル類)、(メタ)アクリル酸
(C1-8)、不飽和カルボン酸および不飽和カルボン酸
の誘導体(例えば無水物およびイミド類)から成る群か
らの少なくとも1種のモノマーの(コ)ポリマー類が適
切である。
【0047】B.1 50から99、好適には60から
95重量部の、芳香族ビニル化合物、核置換されている
芳香族ビニル化合物(例えばスチレン、α−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、p−クロロスチレンな
ど)、メタアクリル酸(C1-4)アルキル(例えばメタ
アクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル)、或はそれ
らの混合物、および B.2 1から50、好適には5から40重量部の、シ
アン化ビニル類(不飽和ニトリル類、例えばアクリロニ
トリルおよびメタアクリロニトリル)、(メタ)アクリ
ル酸(C1-8)アルキル(例えばメタアクリル酸メチ
ル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチル)、
不飽和カルボン酸(例えばマレイン酸)、不飽和カルボ
ン酸の誘導体(例えば無水物およびイミド類)(例えば
無水マレイン酸およびN−フェニルマレイン酸イミ
ド)、或はそれらの混合物、の(コ)ポリマー類が特に
適切である。
【0048】これらの(コ)ポリマー類Bは、樹脂様で
あり、熱可塑性であると共に、ゴムを含んでいない。
【0049】B.1のスチレンとB.2のアクリロニト
リルとのコポリマーが特に好適である。
【0050】成分Bのコポリマー類は、特に少量のゴム
C.2の上に多量のモノマー類C.1をグラフト化させ
る場合、しばしば成分Cのグラフト重合における二次生
成物として生じる。
【0051】本発明に従って用いるBの量には、このよ
うなCのグラフト重合の二次生成物は含まれていない。
【0052】成分Bの(コ)ポリマー類は公知であり、
そしてラジカル重合、より詳細には乳化、懸濁、溶液も
しくは塊状重合で製造され得る。成分Bの(コ)ポリマ
ー類の分子量Mw(光散乱もしくは沈降で測定した重量
平均)は、一般に15,000から200,000の範
囲、好適には30,000から175,000の範囲で
ある。
【0053】成分Bとして適切なポリアルキレンテレフ
タレート類は、芳香族ジカルボン酸(或はそれらの反応
性誘導体、例えばジメチルエステルまたは無水物)と脂
肪族、脂環式もしくはアリール脂肪族ジオール類との反
応生成物、および上記反応生成物の混合物である。
【0054】好適なポリアルキレンテレフタレート類
は、テレフタル酸(或はそれら反応性誘導体)と、2か
ら10個の炭素原子を有する脂肪族および脂環式ジオー
ル類とから、公知方法で製造され得る(Kunststoff-Han
dbuch、 VIII巻、 695頁以降、 Carl Hanser Verlag、 Muen
chen 1973)。
【0055】好適なポリアルキレンテレフタレート類
は、このジカルボン酸成分を基準にして80から100
モル%、好適には90から100モル%のテレフタル酸
単位と、このジオール成分を基準にして80から100
モル%、好適には90から100モル%のエチレングリ
コールおよび/またはブタン−1,4−ジオール単位を
含んでいる。テレフタル酸単位に加えて、8から14個
の炭素原子を有する他の芳香族ジカルボン酸または4か
ら12個の炭素原子を有する脂肪族ジカルボン酸、例え
ばフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、こはく
酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼライン酸またはシク
ロヘキサンジ酢酸などの単位を0から20モル%単位存
在させてもよい。エチレングリコールおよび/またはブ
タン−1,4−ジオール単位に加えて、3から12個の
炭素原子を有する他の脂肪族ジオール類または6から1
2個の炭素原子を有する脂環式ジオール類、例えばペン
タン−1,5−ジオール、ヘキサン−1,6−ジオー
ル、シクロヘキサン−1,4−ジメタノール、3−メチ
ルペンタン−1,3−および−1,6−ジオール、2−
エチルヘキサン−1,3−ジオール、2,2−ジエチル
プロパン−1,3−ジオール、ヘキサン−2,5−ジオ
ール、1,4−ジ−(β−ヒドロキシエトキシフェニ
ル)−プロパン、2,4−ジヒドロキシ−1,1,3,
3−テトラメチルシクロブタン、2,2−ビス−(3−
β−ヒドロキシエトキシフェニル)−プロパンおよび
2,2−ビス−(4−ヒドロキシプロポキシフェニル)
−プロパン(DE-OS 2 407 647、 2 407 776、 2 715 93
2)などの単位も0から20モル%存在させてもよい。
【0056】これらのポリアルキレンテレフタレート類
は、例えばDE-A 1 900 270およびUS-PS 3,692,744に記
述されているような3価もしくは4価アルコール類もし
くは三塩基性もしくは四塩基性カルボン酸を比較的少量
組み込むことで分枝させられていてもよい。好適な分枝
剤の例は、トリメシン酸、トリメリット酸、トリメチロ
ールエタンおよびプロパン、並びにペンタエリスリトー
ルである。酸成分を基準にして1モル%以上の量で該分
枝剤を用いないことが推奨される。
【0057】単にテレフタル酸(或はそれの反応性誘導
体、例えばジアルキルエステル)とエタンジオールおよ
び/またはブタン−1,4−ジオールそしてまたそれら
の混合物から製造されたポリアルキレンテレフタレート
類が特に好適である。
【0058】他の好適なポリアルキレンテレフタレート
類は、上述したジオール類の少なくとも2種から製造さ
れるコポリエステル類であり、特に好適なコポリエステ
ル類はポリ−(エチレングリコール/ブタン−1,4−
ジオール)−テレフタレート類である。種々のジオール
単位が、ブロックの形態でか或は統計学的分布で該コポ
リエステル類の中に存在していてもよい。
【0059】成分Bのポリアルキレンテレフタレート類
の固有粘度は、25℃のフェノール/o−ジクロロベン
ゼン(1:1重量部)の中で測定して、一般に0.4か
ら1.5dl/g、好適には0.5から1.3dl/
g、より好適には0.6から1.2dl/gである。
【0060】成分C 本発明に従う成分Cは、 C.2 5から90重量部のゴム弾性を示す基材上の、 C.1 10から95重量部のモノマー類、から成るグ
ラフトコポリマー類である。
【0061】モノマー類C.1は、好適には 群C.1.1 50から99、好適には60から95重
量部の、芳香族ビニル化合物、核置換されている芳香族
ビニル化合物(例えばスチレン、α−メチルスチレン、
p−メチルスチレン、p−クロロスチレン)、メタアク
リル酸C1-4アルキル(例えばメタアクリル酸メチル、
メタアクリル酸エチル)、或はそれらの混合物、および 群C.1.2 1から50、好適には5から40重量部
の、シアン化ビニル類(不飽和ニトリル類、例えばアク
リロニトリルおよびメタアクリロニトリル)、(メタ)
アクリル酸(C1-8)アルキル(例えばメタアクリル酸
メチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−ブチ
ル)、不飽和カルボン酸(例えばマレイン酸)、不飽和
カルボン酸の誘導体(例えば無水物およびイミド類)
(例えば無水マレイン酸およびN−フェニルマレイン酸
イミド)、或はそれらの混合物、からの混合物である。
【0062】特に好適なモノマー類C.1.1は、スチ
レン、α−メチルスチレンおよびメタアクリル酸であ
り、特に好適なモノマー類C.1.2はアクリロニトリ
ル、無水マレイン酸およびメタアクリル酸メチルであ
る。
【0063】C.1.1のスチレンとC.1.2のアク
リロニトリルが特に好適である。
【0064】該ゴム改質グラフトポリマー類Cに適切な
ゴムC.2は、例えばジエンゴム、EP(D)Mゴム、
即ちエチレン/プロピレンと任意のジエン、アクリレー
ト、ポリウレタン、シリコン、クロロプレンおよびエチ
レン/酢酸ビニルゴムを基とするゴムである。
【0065】好適なゴムC.2は、ジエンゴム(例えば
ブタジエン、イソプレンなどを基とする)、或はジエン
ゴム類の混合物、或はジエンゴム類もしくはそれらの混
合物と他の共重合可能モノマー類とのコポリマー類(例
えばC.1.1およびC.1.2に従う)であるが、但
し成分C.2のガラス転移温度は0℃未満であることを
条件とする。
【0066】純粋なポリブタジエンゴムが特に好適であ
る。
【0067】特に好適なポリマー類Cは、例えばDE-OS
2 035 390(=US-PS 3,644,574)またはDE-OS 2 248 24
2(=GB-PS 1,409,275)の中そしてUllmann、 Enzyklopa
edieder Technischen Chemie、 19巻 (1980)、 280頁以降
に記述されている如きABSポリマー類(乳化、塊状お
よび懸濁ABS)などである。
【0068】グラフト化後グラフトポリマー中のグラフ
ト基材C.2のゲル含有量は少なくとも50重量%(ト
ルエン中で測定)であるが、このグラフトポリマーCの
平均粒子直径d50は0.05から5μm、好適には0.
075から0.6μmである。
【0069】この平均粒子直径d50は、この直径の上に
これらの粒子の50重量%が存在しており、そしてこの
直径の下にこれらの粒子の50重量%が存在している、
直径である。これは、超遠心分離測定(W. Scholtan、
H. Lange、 Kolloid Z. und Z.Polymere 250 (1972)、 78
2-796)で測定され得る。
【0070】該グラフトコポリマー類Cは、ラジカル重
合、例えば乳化、懸濁、溶液または塊状重合、好適には
乳化重合で製造される。
【0071】これらのグラフトモノマー類は、そのグラ
フト化反応において、該グラフト基材上で必ずしも完全
にグラフト化されていないことから、本発明に関連した
グラフトポリマー類Cは、該グラフト基材の存在下で該
グラフトモノマー類を重合させることによって得られる
生成物も包含している。
【0072】該ポリマー類Cの適切なアクリレートゴム
C.2は、好適には、C.2を基準にして40重量%以
下の量で任意に他の重合可能エチレン系不飽和モノマー
類を含んでいるアクリル酸アルキルのポリマー類であ
る。好適な重合可能アクリレート類は、アクリル酸C
1-8アルキル、例えばアクリル酸メチル、エチル、ブチ
ル、n−オクチルおよび2−エチルヘキシルなど、ハロ
アルキルエステル類、好適にはハロ−C1-8−アルキル
エステル類、例えばアクリル酸クロロエチルなど、およ
びこれらのモノマー類の混合物である。
【0073】重合可能な二重結合を2個以上含んでいる
モノマー類を共重合させることで架橋を生じさせてもよ
い。架橋用モノマー類の好適な例は、3から8個の炭素
原子を有する不飽和モノカルボン酸と、3から12個の
炭素原子を有する不飽和一価アルコールまたは2から4
個のOH基および2から20個の炭素原子を有する飽和
ポリオール類とのエステル類、例えばジメタアクリル酸
エチレングリコール、メタアクリル酸アリルなど、多不
飽和複素環式化合物、例えばトリビニルおよびトリアリ
ルシアヌレートなど、多官能ビニル化合物、例えばジビ
ニルおよびトリビニルベンゼン類など、そしてまたトリ
アリルホスフェートおよびジアリルフタレートなどであ
る。
【0074】好適な架橋用モノマー類は、メタアクリル
酸アリル、ジメタアクリル酸エチレングリコール、フタ
ル酸ジアリル、並びに少なくとも3個のエチレン系不飽
和基を含んでいる複素環式化合物である。
【0075】特に好適な架橋用モノマー類は、環状モノ
マー類であるトリアリルシアヌレート、トリアリルイソ
シアヌレート、トリビニルシアヌレート、トリアクリロ
イルヘキサヒドロ−s−トリアジン、トリアリルベンゼ
ン類である。
【0076】該架橋用モノマー類の使用量は、該グラフ
ト基材C.2を基準にして好適には0.02から5重量
%、より好適には0.05から2重量%である。
【0077】少なくとも3個のエチレン系不飽和基を含
んでいる環状の架橋用モノマー類の場合、該グラフト基
材C.2の1重量%未満の量に制限するのが有利であ
る。該グラフト基材C.2を製造する目的で該アクリレ
ート類に加えて任意に用いられ得る好適な「他の」重合
可能エチレン系不飽和モノマー類は、例えばアクリロニ
トリル、スチレン、α−メチルスチレン、アクリルアミ
ド類、ビニル−C1-6−アルキルエーテル類、メタアク
リル酸メチル、ブタジエンなどである。該グラフトC.
2として好適なアクリレートゴムは、ゲル含有量が少な
くとも60重量%の乳化ポリマー類である。
【0078】他の適切なグラフト基材C.2は、DE-OS
3 704 657、 DE-OS 3 704 655、 DE-OS 3 631 540およびD
E-OS 3 631 539の中に記述されている如き、グラフト活
性部位を含んでいるシリコンゴムである。
【0079】このグラフト基材C.2のゲル含有量は、
25℃の適切な溶媒中で測定される(M. Hoffman、 H. K
roemer、 R. Kuhn、 Polymeranalytik I und II、 Georg T
hieme-Verlag、 Stuttgart 1977)。
【0080】成分D 成分Dは、本質的にAに相溶性を示さない、ガラス転移
温度が0℃未満の未グラフト化ゴムである。本発明に関
連した「相溶性を示さない」は、Aの溶融物の中にDを
混合することによって得られる混合生成物(通常にAを
加工する範囲の温度−通常200から350℃であり、
そして通常のコンパンド化単位を含んでいる)が、Aに
関しては有意なガラス転移温度(Tg)低下を示さない
か、或はDに関してはTg上昇を示さないことを意味し
ている。
【0081】適切なゴム成分D[a)に相当している]
は、Aに相溶性を示さないことを条件として、C.2の
下で挙げた生成物のいずれか、即ち例えばジエンゴム、
EP(D)Mゴム(即ちエチレン/プロピレンと任意の
ジエン)、アクリレート、ポリウレタン、シリコン、ク
ロロプレンおよびエチレン/酢酸ビニルゴムなどであ
り、これらは、粒子直径d50が0.05から5μmであ
りガラス転移温度が0℃未満である微細粒子の懸濁液も
しくはラテックスの形態で入手可能である。
【0082】好適なゴムDは、ジエンゴム(例えばブタ
ジエン、イソプレンなどを基とする)、或はジエンゴム
類の混合物、或はジエンゴムもしくはそれらの混合物と
他の共重合可能モノマー類(例えばスチレン)とのコポ
リマー類であるが、但し成分Dのガラス転移温度は0℃
未満でなくてはならないことを条件とする。平均粒子直
径d50が0.05から5μm、好適には0.075から
0.6μmである純粋なポリブタジエンゴムが特に好適
である。
【0083】該成形コンパンド中のD含有量は、A+B
+Cの100重量部を基準にして0.5から10重量
部、好適には1から7.5重量部、より好適には1.5
から5重量部である。
【0084】本発明に従い、成分Dは、 a.1から50、好適には2から30重量部の、ガラス
転移温度が0℃未満であり平均粒子直径d50が0.05
から5μmである、ラテックス形態の未グラフト化粒子
状グラフト基材、および b.50から99、好適には70から98重量部の、成
分Bか成分Cか或は成分BとCの混合物、から製造され
る粉末混合物D*の形態で用いられる。
【0085】成分bは、BおよびCの下で記述した、ラ
テックス形態で得られるポリマー類のいずれか、より詳
細にはSANおよびABS乳化ポリマー類から選択され
てもよく、D*の製造に必要とされるbの量は既にBお
よびCの量の中に含まれており、そしてD*によって該
成形コンパンドの中に導入されるDの全含有量は、上述
した制限の範囲内である。
【0086】該粉末混合物D*を製造するためには、成
分aとbを最初に互いにラテックスとして混合した後、
標準的方法のいずれか(沈澱、スプレー乾燥など)で一
緒に処理することにより、該粉末D*を生じさせる。
【0087】本発明に従う最良の粉末品質D*は、D*
中のD含有量(ラテックスaの形態で導入される)を2
から30重量部にしたとき得られる。
【0088】加うるに、本発明に従う成形コンパンド
は、他の公知添加剤、例えば安定剤、顔料、離型剤、流
動助剤、充填材および補強用材料、防燃剤および帯電防
止剤を通常量で含んでいてもよい。
【0089】本発明に従う成形コンパンドは、これらの
構成要素を公知様式で混合した後、典型的な装置、例え
ば内部ニーダー、単軸押出し機または2軸押出し機を用
い、上昇させた温度、好適には200から350℃で、
その得られる混合物を溶融コンパンド化もしくは溶融押
し出しすることによって製造され得る。
【0090】本発明に従う成形コンパンドは、例えば射
出成形、押し出しまたは押し出しブロー成形などによ
り、成形物または全ての種類のものを製造する目的で使
用され得る。成形物の例は、外装部品(例えば家庭用器
具、例えばジュース圧縮機、コーヒーメーカー、ミキサ
ーなど)、建築産業用カバーパネル、特に自動車部品で
ある。加うるに、これらは、非常に良好な電気特性を有
していることから電気装置、例えばマルチウエイ連結器
などで用いられる。
【0091】予め加工したシートまたはフィルムから熱
成形することでも、成形物を製造することができる。
【0092】従って、本発明はまた、上述した成形コン
パンドを成形物製造で用いることにも関する。
【0093】
【実施例】
1. 使用成分 部は重量部である。
【0094】成分A 25℃の塩化メチレン中0.5g/100mLの濃度で
測定した相対溶液粘度ηrelが1.26から1.28
の、ビスフェノールAを基とする線状ポリカーボネー
ト。
【0095】成分B 固有粘度[η]が0.55dl/g(20℃のジメチル
ホルムアミド中で測定)のスチレン/アクリロニトリル
コポリマー(スチレン対アクリロニトリルの重量比7
2:28)。
【0096】成分C 成分CはD*として加え、個別には加えない(ラテック
スb.1およびb.2参照)。
【0097】粉末混合物D* ラテックスb.1(D*1からD*4参照) キュメンヒドロパーオキサイドとアスコルビン酸の酸化
還元活性化剤システム(DE-OS 3 738 143の実施例B.
Iに従う方法)を用いた乳化重合で得られる、0.4μ
mの平均粒子直径(d50)を有する、55重量%の粒子
状ポリブタジエン上45重量%の、スチレンとアクリロ
ニトリル(重量比72:28)の混合物のSANグラフ
トポリマー(成分C)。D*1からD*4で用いるb.
1は、フェノール系抗酸化剤[2,2′-メチレン-ビス-
(4-メチル-6-シクロヘキシルフェノール)]で安定
化されている、固体含有量が33.3重量%のラテック
スである。
【0098】ラテックスb.2(D*5からD*8参
照) 過(二)硫酸カリウムを活性化剤として用いた乳化重合
(DE-OS 3 738 143の実施例B.IIに従う方法)で得
られる、0.4μmの平均粒子直径(d50)を有する、
55重量%の粒子状ポリブタジエン上45重量%の、ス
チレンとアクリロニトリル(重量比72:28)の混合
物のSANグラフトポリマー(成分C)。D*5からD
*8で用いたb.2は、フェノール系抗酸化剤(2,6-
ジ-t-ブチル-p-クレゾール)で安定化されている、固
体含有量が34.5重量%のラテックスである。
【0099】ラテックスa. 平均粒子直径(d50値)が0.113μmでありゲル含
有量が97.2重量%の、部分的に架橋させた粒子状ポ
リブタジエンゴム(成分D)のラテックス。ラテックス
aはポリマー固体を36.48重量%含んでいる。
【0100】粉末混合物D*の製造 ラテックスaとb.1そしてaとb.2を一緒に、表1
の中に示した重量比で、5リットルの容器中100r.p.
m.で約10分間撹拌する。次に、酢酸(1重量%)と硫
酸マグネシウム(1重量%)の水溶液を用いて、ポリマ
ー固体を90℃で沈澱させ、濾過した後、真空中70℃
で乾燥する。
【0101】白色粉末形態の固体D*1からD*8がほ
とんど100%の収率(aとb.1そしてaとb.2か
ら、用いた固体の量を基準:組成に関しては表1を参
照)で得られる。
【0102】
【表1】 表1 成分D*1からD*8の組成(重量部のポリマー固体) 粉末混合物 D*1 D*2 D*3 D*4 比較 ラテックスa 0 4.4 8.9 27.4 ラテックスb.1 100 95.6 91.1 72.6 粉末混合物 D*5 D*6 D*7 D*8 比較 ラテックスa 0 4.4 8.9 27.4 ラテックスb.2 100 95.6 91.1 72.6 2. 本発明に従う成形コンパンドの製造および試験 3.5リットルの内部ニーダーを用い、成分A(50重
量部)、B(20重量部)およびD*(30重量部)を
210から250℃で溶融させた後、均一にした(実施
例1から8)。
【0103】これらの成形コンパンドから、寸法が80
x10x4mm3の試験片を射出成形(260℃の加工
温度)した後、これらを用い、室温で耐ノッチ衝撃強度
(方法ISO 180 1A)を測定した。
【0104】耐ガソリン性(応力亀裂挙動)を、DIN 53
449/3に従い、80x10x4mm3のフラットバーを
用いて測定した。模擬燃料として、50重量%のトルエ
ンと50重量%のイソオクタンから成る混合物を用い
た。正確な型板を用いてこれらの試験片を前引張りし、
そしてその模擬燃料の中に23℃で10分間貯蔵した。
この前引張り(pre-extension)εxは2.4%であっ
た。生じて来る亀裂と破壊を基準にして応力亀裂挙動を
評価した。より高い耐ガソリン性を示す材料は、トルエ
ン/イソオクタンの試験浴の中で完全な材料の損傷(破
壊)が生じるまで長期間貯蔵され得る。
【0105】DIN 67 530(60°、装置:Malinckroft
Multigloss)に従い、寸法が60x40x2mm3の小
さいサンプルプレート(260℃の加工温度)を用いて
光沢(%で表す)を測定した。
【0106】本発明に従う成形コンパンドの特性を表2
に示す。
【0107】
【表2】
【0108】表2が示すように、本発明に従う粉末混合
物D*を添加すると、耐ガソリン性が改良されると共に
光沢が低くなる。未グラフト化ポリブタジエンゴムが存
在しているにも拘らず、この粘り強さレベルは同じまま
であるか或は若干改良されてもいる。
【0109】実施例1から4および5から8は、互いに
比較できる成形コンパンドを表している(1から4およ
び5から8において、D*中のグラフトポリマー成分は
同じ)。Dが入っていない比較実施例は1および5であ
る。D*中に種々のグラフトポリマー成分を用いること
で(比較1および5)耐燃料性および光沢の出発レベル
が異なっているにも拘らず、本発明に従う粉末組成物D
*(未グラフト化ポリブタジエンゴムDに関する)を用
いると常に上記特性の改良が得られる。
【0110】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0111】1.A.ポリカーボネートもしくはポリエ
ステルカーボネートを10から99重量部、 B.成分Aに相溶性を示すか或は部分的相溶性を示す、
ゴムが入っていない樹脂を0から90重量部、 C.成分Aに相溶性を示すか或は部分的相溶性を示す、
ゴム改質樹脂を0から90重量部、および D.成分Aに相溶性を示さない、ガラス転移温度が0℃
未満のゴム成分を、A+B+Cの100重量部を基準に
して0.5から10重量部、含んでいる熱可塑性成形コ
ンパンドにおいて、成分Dを、 a.1から50重量部の、ガラス転移温度が0℃未満で
あり平均粒子直径d50が0.05から5μmである、ラ
テックス形態の粒子状未グラフト化ゴム、該未グラフト
化ゴムは上記のゴム成分Dに相当する、および b.50から99重量部の、ラテックス形態の成分Bか
成分Cか或は成分BとCの混合物、から製造した粉末
混合物D*の形態で用い、ここで、上記のa成分および
b成分を、最初にラテックスとして互いに混合した後、
一緒に処理することで粉末混合物D*を生じさせ、そし
てゴム成分Dの含有量すなわちD*によって成形コンパ
ンドの中に導入されるゴム成分Dの量が、上記のとお
り、A+B+Cの100重量部を基準にして0.5から
10重量部であり、成分B及び成分Cは、全部がD*に
よって該成形コンパンドの中に導入されるか、或いは、
一部がD*によって残部がD*によることなく該成形コ
ンパンドの中に導入され、そしてBかCか或はBとC
の混合物の含有量すなわちD*によって該成形コンパン
ドの中に導入されるB及び/又はCの量とD*によるこ
となく該成形コンパンドの中に導入されるB及び/又は
Cの量との合計が、A+B+Cの100重量部を基準に
して90重量部を越えない、ことを特徴とする熱可塑性
成形コンパンド。
【0112】2. 2から30重量部のaと70から9
8重量部のbのラテックス混合物から成分D*を製造す
ることを特徴とする、第1項記載の熱可塑性成形コンパ
ンド。
【0113】3. 成分Aが、式(I)
【0114】
【化5】
【0115】[式中、R1は、単結合、C1-5アルキレ
ン、C2-5アルキリデン、C5-6シクロアルキリデン、−
O−、−SO−
【0116】
【化6】
【0117】または式(II)
【0118】
【化7】
【0119】に相当する基であり、R2は、塩素または
臭素であり、x=0、1または2であり、n=1または
0であり、そしてここで、R3およびR4は、各々のX1
に対して独立して選択されてもよく、そして互いに独立
して、水素またはC1-6アルキルを表し、X1は、炭素で
あり、そしてmは、4から7、好適には4または5の整
数である]に相当するジフェノール類を基とするポリカ
ーボネートであり、これが、式(III)
【0120】
【化8】
【0121】[式中、R1は、式(I)に関して上に定
義したのと同じであり、n=1または0であり、R
5は、同一もしくは異なっていてもよく、線状C1-20
ルキル、分枝C3-20アルキルまたはC6-20アリール、好
適にはCH3を表し、そしてpは、5から100、好適
には20から80の整数である]に相当するジフェノー
ル類を1から25重量%(用いるジフェノール類の全重
量を基準)含んでいてもよいことを特徴とする、第1項
記載の熱可塑性成形コンパンド。
【0122】4. 成分Bが、 B.1 50から99重量部の、芳香族ビニル化合物、
核置換されている芳香族ビニル化合物、メタアクリル酸
(C1-4)アルキル、或はそれらの混合物、および B.2 1から50重量部の、シアン化ビニル、(メ
タ)アクリル酸(C1-8)アルキル、不飽和カルボン
酸、不飽和カルボン酸の誘導体、或はそれらの混合物、
から製造されるコポリマーであることを特徴とする、第
1項記載の熱可塑性成形コンパンド。
【0123】5. 成分Bがポリアルキレンテレフタレ
ートであることを特徴とする、第1項記載の熱可塑性成
形コンパンド。
【0124】6. 成分Cが、 C.2 5から90重量部のゴム弾性を示す基材の上
に、 C.1 10から95重量部のモノマー類、をグラフト
共重合することによって製造されるゴム改質ポリマーで
あることを特徴とする、第1項記載の熱可塑性成形コン
パンド。
【0125】7. 該モノマー類C.1が、 C.1.1 芳香族ビニル化合物、核置換されている芳
香族ビニル化合物、メタアクリル酸(C1-4)アルキ
ル、或はそれらの混合物が50から99重量部であり、
そして C.1.2 シアン化ビニル、(メタ)アクリル酸(C
1-8)アルキル、不飽和カルボン酸、不飽和カルボン酸
の誘導体、或はそれらの混合物が1から50重量部であ
る、混合物であることを特徴とする、第1項記載の熱可
塑性成形コンパンド。
【0126】8. 該成分C.2がポリブタジエンもし
くはアクリレートゴムであることを特徴とする、第1項
記載の熱可塑性成形コンパンド。
【0127】9. 安定剤、顔料、離型剤、流動助剤、
充填材および補強用材料、防燃剤および帯電防止剤から
成る群からの少なくとも1種の添加剤を含んでいること
を特徴とする、第1項記載の熱可塑性成形コンパンド。
【0128】10.成形物製造のための第1項記載成形
コンパンドの使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホルスト・バイヒヤー ドイツ連邦共和国デー47918テニスフオ ルスト・ザイデンシユトラーセ11 (72)発明者 カルル−エルビン・ピージコ ドイツ連邦共和国デー51467ベルギツシ ユグラートバツハ・ウンテルシヤイダー ベーク7アー (72)発明者 クルト・バイラウホ ドイツ連邦共和国デー51467ベルギツシ ユグラートバツハ・アムフオゲルヘルト 32 (56)参考文献 欧州特許出願公開429957(EP,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 67/00 C08L 69/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.ポリカーボネートもしくはポリエス
    テルカーボネートを10から99重量部、 B.成分Aに相溶性を示すか或は部分的相溶性を示す、
    ゴムが入っていない樹脂を0から90重量部、 C.成分Aに相溶性を示すか或は部分的相溶性を示す、
    ゴム改質樹脂を0から90重量部、および D.成分Aに相溶性を示さない、ガラス転移温度が0℃
    未満のゴム成分を、A+B+Cの100重量部を基準に
    して0.5から10重量部、 含んでいる熱可塑性成形コンパンドにおいて、 成分Dを、 a.1から50重量部の、ガラス転移温度が0℃未満で
    あり平均粒子直径d50が0.05から5μmである、ラ
    テックス形態の粒子状未グラフト化ゴム、該未グラフト
    化ゴムは上記のゴム成分Dに相当する、および b.50から99重量部の、ラテックス形態の成分Bか
    成分Cか或は成分BとCの混合物、 から製造した粉末混合物D*の形態で用い、ここで、上
    記のa成分およびb成分を、最初にラテックスとして互
    いに混合した後、一緒に処理することで粉末混合物D*
    を生じさせ、そしてゴム成分Dの含有量すなわちD*に
    よって成形コンパンドの中に導入されるゴム成分Dの量
    が、上記のとおり、A+B+Cの100重量部を基準に
    して0.5から10重量部であり、成分B及び成分C
    は、全部がD*によって該成形コンパンドの中に導入さ
    れるか、或いは、一部がD*によって残部がD*による
    ことなく該成形コンパンドの中に導入され、そしてBか
    Cか或はBとCの混合物の含有量すなわちD*によっ
    て該成形コンパンドの中に導入されるB及び/又はCの
    量とD*によることなく該成形コンパンドの中に導入さ
    れるB及び/又はCの量との合計が、A+B+Cの10
    0重量部を基準にして90重量部を越えない、 ことを特徴とする熱可塑性成形コンパンド。
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