JP3248699B2 - カートリッジおよびそのシャッタ取付方法 - Google Patents

カートリッジおよびそのシャッタ取付方法

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JP3248699B2
JP3248699B2 JP08954593A JP8954593A JP3248699B2 JP 3248699 B2 JP3248699 B2 JP 3248699B2 JP 08954593 A JP08954593 A JP 08954593A JP 8954593 A JP8954593 A JP 8954593A JP 3248699 B2 JP3248699 B2 JP 3248699B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気テープあるいは
ディスク等の記録媒体をケース内に収納し、ケースに形
成されたヘッド挿入口あるいはピックアップ挿入口等の
開口をシャッタで開閉可能に覆って記録媒体を保護する
カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルコンパクトカセット(DCC)
やマイクロフロッピィディスク(MFD)等のカートリ
ッジは、ヘッド挿入口やピックアップ挿入口等の開口を
シャッタで開閉可能に覆い、内部に塵埃等が進入するこ
とを防止している。このようなカートリッジは、通常、
シャッタがヘッド挿入口(ピックアップ挿入口)を閉止
するようにシャッタがスプリングで付勢され、記録再生
機器による記録再生時にのみシャッタを移動させてヘッ
ド挿入口を開口するように構成されている。
【0003】ところが、DCC等のカートリッジは小型
で余裕空間に乏しいため、スプリングの小型、薄型化が
強く求められる。そこで、本出願人にあっては、特願平
4−54163号(平成4年2月6日提出)等でコイル
スプリングによりシャッタを付勢するカートリッジを提
案している。
【0004】特願平4−54163号で提案したカート
リッジは、コイル部の両端に直線状の腕部を有するコイ
ルスプリングを用い、ケースにコイル部嵌入凹部、摺動
凹部および係止部を形成し、コイルスプリングのコイル
部を嵌入凹部に嵌挿させて取り付け、一方の腕部をケー
スの係止部に係止させ、また、他方の腕部を摺動凹部を
経てシャッタの内面の係止突起に係止させるものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た先願にかかるカートリッジにあっては、シャッタのス
トローク等の関係でスプリングをシャッタの内面側に、
すなわちシャッタ内面とケース表面との間に配置せざる
を得ず、シャッタを取り付ける際にシャッタにコイルス
プリングの腕部を係止させる作業が困難であり、また、
スプリングが脱落しやすいという問題があった。この発
明は、上記問題に鑑みてなされたもので、シャッタの取
付が容易に行えるカートリッジとそのシャッタ取付方
法、また、シャッタの取付時にスプリングの脱落を防止
できるカートリッジを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、情報記録媒体が開口に臨み収容された
ケースにシャッタを摺動自在に設けて該シャッタにより
前記開口を開閉可能に構成するとともに、前記シャッタ
に一端側の腕部が係止し、前記ケースに他端側の腕部が
係止したばねを設け、前記シャッタが前記開口を閉塞す
る方向に付勢するカートリッジにおいて、前記ばねの一
端側の腕部の摺動範囲外で且つ前記シャッタの付勢方向
と逆方向側に前記ばねの一端側の腕部を仮止め可能とす
る仮止め片を前記ケースのシャッタ対向面に設けた(請
求項1)。
【0007】そして、この発明のカートリッジは、仮止
め状態にある前記ばねの一端側の腕部の少なくとも一部
が前記シャッタ組付け状態において前記シャッタより露
呈する態様(請求項2)に、また、前記シャッタの内面
に前記ばねの一端側の腕部が係止可能な第1ばね係止部
を突設するとともに、前記ケースに、前記第1ばね係止
部が摺動可能な摺動溝を前記シャッタの摺動方向に沿っ
て設け、前記ばねを保持するばね位置決め部、該ばね位
置決め部に連なり前記ばねの一端側の腕部の揺動を許容
する摺動凹部および前記ばねの他端側の腕部が係止可能
な第2ばね係止部を形成し、前記摺動凹部に前記摺動溝
と前記仮止め片とを配置し、該仮止め片が前記第1ばね
係止部の摺動範囲外に位置する態様(請求項3)に構成
することができる。
【0008】また、この発明に係るカートリッジのシャ
ッタ取付方法は、情報記録媒体が開口に臨み収容された
ケースにシャッタを摺動自在に設けて該シャッタにより
前記開口を開閉可能に構成するとともに、前記シャッタ
に一端側の腕部が係止し、前記ケースに他端側の腕部が
係止したばねを設け、前記シャッタが前記開口を閉塞す
る方向に付勢するカートリッジにおいて、前記ばねの一
端側の腕部の摺動範囲外で且つ前記シャッタの付勢方向
と逆方向側に前記ばねの一端側の腕部を仮止め可能とす
る仮止め片を前記ケースのシャッタ対向面に設け、前記
ケースに前記ばねを一端側の腕部が前記仮止め片に係止
し他端側の腕部が前記ケースに係止した状態で載設し、
前記ばねが前記ケースに載設された状態で前記シャッタ
を前記ケースに取り付け、この後、前記仮止め片から前
記ばねの一端側の腕部を離脱させて該ばねの一端側の腕
部を自身の弾性で前記シャッタに係止させるように構成
される(請求項4)。
【0009】そして、この発明のシャッタ取付方法は、
前記シャッタを前記ケースに取り付けた後、前記シャッ
タを摺動させて前記ばねの一端側の腕部の少なくとも一
部を露呈させ、該腕部の露出した部分を変位させて前記
仮止め片から離脱させる態様に構成される(請求項
5)。
【0010】また、この発明のシャッタ取付方法は、前
記シャッタの内面に前記ばねの一端側の腕部が係止可能
な第1ばね係止部を突設するとともに、前記ケースに、
前記第1ばね係止部が摺動可能な摺動溝を前記シャッタ
の摺動方向に沿って設け、前記ばねを保持するばね位置
決め部、該ばね位置決め部に連なり前記ばねの一端側の
腕部の揺動を許容する摺動凹部および前記ばねの他端側
の腕部が係止可能な第2ばね係止部を形成し、前記摺動
凹部に前記摺動溝と前記仮止め片とを該仮止め片が前記
第1ばね係止部の摺動範囲外に位置するように配置し、
前記ばねを前記位置決め部に保持され、かつ前記他端側
の腕部が前記第2ばね係止部に係止した状態で前記ケー
スに載設した後、前記ばねの一端側の腕部を前記仮止め
片に仮止めし、前記シャッタを前記ケースに取り付け、
次いで、前記仮止め片から前記ばねの一端側の腕部を離
脱させて自身の弾性で前記第1ばね係止部に係止させる
態様に構成することができる(請求項6)。
【0011】さらに、この発明は、情報記録媒体が開口
に臨み収容されたケースにシャッタを摺動自在に設けて
該シャッタにより前記開口を開閉可能に構成するととも
に、前記シャッタに一端側の腕部が係止し、前記ケース
に他端側の腕部が係止したばねを設け、前記シャッタが
前記開口を閉塞する方向に付勢するカートリッジにおい
て、前記ばねの中間部を保持する位置決め部を前記ケー
スに配備するとともに、前記ケースの表面、前記ケース
の表面より起立する係止壁および該係止壁から延出し前
記ケースの表面に対向する水平片により画成された略コ
字状の係止空間を前記ケースに設け、前記係止空間に前
記ばねの他端側の腕部を嵌入状態で係止するように構成
した(請求項7)。
【0012】そして、この発明は、前記ばねの他端部の
先端が前記ケースの表面と垂直な方向に屈曲し前記係止
空間内に弾着する態様(請求項8)に、また、前記係止
壁から平行方向に所定距離離間して前記ケースの表面か
ら起立する当接部を形成し、前記ばねの他端部の先端が
前記ケースの表面と平行な面内で屈曲する態様(請求項
9)に構成することができる。
【0013】さらに、この発明は、前記係止壁から平行
方向に所定距離離間して前記ケースの表面から起立する
当接部を形成するとともに、前記ばねの他端部の先端に
前記ケースの表面と平行な方向に屈曲した屈曲部を設
け、該屈曲部を前記係止壁と前記当接部との間の距離よ
りも長くする態様(請求項10)に、またさらに、前記
係止壁から平行方向に所定距離離間して前記ケースの表
面から起立する当接部を形成するとともに、前記ばねの
他端部の先端が、前記ケースの表面と平行な面内で屈曲
し、且つ垂直な方向に屈曲する態様(請求項11)に構
成される。
【0014】また、この発明は、前記ばねをコイルスプ
リングで構成するとともに、前記位置決め部に前記ばね
のコイル部が嵌合可能な支持用ボスを突設した態様(請
求項12)に構成することができる。
【0015】
【作用】請求項1に記載のカートリッジによれば、ばね
をシャッタと係止する一端側の腕部が仮止め片に仮止め
された状態でシャッタを取り付けることができ、ばねの
脱落やばねとの干渉を考慮することなくシャッタをケー
スに取り付けることができ、シャッタの取付が容易に行
える。そして、ばねの一端側の腕部はシャッタ付勢方向
と逆方向で仮止め片に係止するため、この腕部の仮止め
片との係止を解いて解放するとばねは自身の弾性でシャ
ッタに係止し、ばねの腕部とシャッタとの係止も容易で
ある。
【0016】また、請求項4に記載のシャッタの取付方
法によれば、ばねのシャッタと係止する腕部を仮止め片
に仮止めした状態でシャッタを取り付け、シャッタの取
付後にばねの腕部と仮止め片の係止を解くと腕部が自身
の弾性でシャッタに係止するため、ばねの腕部をシャッ
タに係止させる等の作業が不要で、シャッタの取付が容
易に行える。
【0017】さらに、請求項7に記載のカートリッジに
よれば、ケース表面、係止壁および水平片により画成さ
れる係止空間にばねの端部が嵌着して保持されるため、
シャッタの取付時等にばねの腕部とケースとの係止状態
が解かれることもなく、ばねがケースから脱落すること
を防止できる。
【0018】特に、この請求項8に記載の発明は、ばね
の腕部を屈曲させて前記係止空間内に弾着する態様に構
成することで、その弾性によりより確実に脱落等を防止
でき、作業の信頼性を改善することができる。
【0019】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1から図13はこの発明の一実施例にかかる
カートリッジであるDCCを示し、図1がDDCの全体
斜視図、図2が同DDCの平面図、図3が図2と異なる
状態の平面図、図4がシャッタによる開放状態の平面
図、図5がシャッタを取り去った状態の平面図、図6が
シャッタを取り去った図5と異なる状態の部分平面図、
図7が図6と異なる状態の部分平面図、図8が図2のA
−A矢視断面図、図9が図2のB−B矢視断面図、図1
0が図2のC−C矢視断面図、図11が図6のD−D矢
視断面図、図12がコイルスプリングの平面図、図13
が同コイルスプリングの側面図である。
【0020】図中、11は中空矩形状のケースであり、
ケース11内には記録媒体である磁気テープあるいはク
リーニングテープがリールに巻装されて収容されてい
る。このケース11には、一方(図1中、手前側)の長
辺側の側面にヘッド挿入口(開口、図示せず)が形成さ
れ、また、この長辺側に表裏および側面にわたってスラ
イドエリアSが形成されている。なお、図示しないが、
ケース11には、上述した磁気テープ等が内部に一対の
リールハブ間に巻装されて収容され、一面にリールハブ
と対応してテープ走行駆動軸挿入用の一対の穴18、1
9(図5等参照)が形成されている。
【0021】スライドエリアSは、ケース11表面を窪
ませてなり、断面コ字状のシャッタ51がヘッド挿入口
を開閉可能に摺動自在に、すなわち図中左右方向の摺動
自在に設けられている。このスライドエリアSには図中
上部に凹溝17が、また、凹溝17上に延出する一対の
ガイド片16が長手方向に離間して形成され、この凹溝
17にガイド片16の下側に潜るようにしてシャッタ5
1の抜け止め片(後述)が摺動自在に嵌合する。
【0022】また、ケース11にはスライドエリアSの
上面右側部に略矩形状の凹部12と略扇状の摺動凹部1
3とが連続して形成され、凹部12の図2中左側部にば
ね係止部(第2ばね係止部)21が、摺動凹部13の図
2中下部に摺動溝22が形成され、さらに、この摺動溝
22の右側に仮止め片23が形成されている。ばね係止
部21は、図8および図11に示すように、凹部12の
底面から垂直に起立した係止壁21gの先端に水平片2
1aを図11中右方に延設して構成される。水平片21
aはスライドエリアSの表面と略同一平面をなし、この
水平片21aの内面、係止壁21gおよび凹部12底面
の間に図11中右方に開口する略コ字状の係止空間21
bが画成されている。後述するように、このばね係止部
21には係止空間21b内にコイルスプリングの腕部が
嵌入状態で係止する。
【0023】摺動溝22は、図中左右方向、すなわちシ
ャッタ51の摺動方向に延在し、シャッタ51に形成さ
れたばね係止用の突起(後述する)が摺動自在に嵌合す
る。仮止め片23は、摺動溝22内にスライドエリアS
の範囲内で、かつ、シャッタ51に形成されたばね係止
用の突起の摺動範囲外の位置、より具体的には、シャッ
タ51がヘッド挿入口を閉止する位置(付近)に位置し
た状態(図3参照)でシャッタ51外に露呈する位置に
形成されている。
【0024】仮止め片23は、図9に示すように、高さ
がスライドエリアS表面とほぼ等しく略同一面をなし、
図9中右側にスライドエリアS表面にほぼ垂直な係止面
23aが、また、左側に斜面23bが形成されている。
後述するが、この仮止め片23にはシャッタ51の組付
け時においてコイルスプリングの腕部が仮止め、すなわ
ち、一時的に係止される。
【0025】さらに、上述した凹部12,13間には支
持用ボス14が一体に突設され、この支持用ボス14に
コイルスプリング40が取り付けられている。コイルス
プリング40は、コイル部41の両端に腕部42,43
を有し、コイル部41が支持用ボス14に嵌着され、ボ
ス14の先端側に位置する腕部42がシャッタ51に、
ボス14の基端側に位置する腕部43が上述したばね係
止部21に係止し、スライドエリアSに装着されたシャ
ッタ51をヘッド挿入口を閉止する方向(図2中左方
向)に付勢する。
【0026】そして、腕部43は、図12および図13
に詳示するように、先端部分がコイル部41の中心軸方
向に、すなわちスライドエリアS表面と垂直な面内でス
ライドエリアS表面側に所定角度α、例えば、5°〜1
0°程度屈曲されている。この腕部43は、装着状態
で、係止空間21b内において自身の弾性で凹部12底
面と水平片21a下面との双方に弾性的に当接する。
【0027】また、腕部42は、先端部がシャッタ51
に係止した状態で、上述した略扇状の摺動凹部13内に
支持用ボス14を中心として揺動自在に配置される。後
述するが、コイルスプリング40は、シャッタ51の組
付け前にコイル部41をボス14に嵌合して取り付けら
れた後、腕部42が上述した仮止め片23に一時的に係
止され、この後、シャッタ51がスライドエリアSに取
り付けられ、腕部42が仮止め片23との係止が解かれ
て自身の弾性でシャッタ51の内面の係止部に係止す
る。
【0028】シャッタ51は、合成樹脂あるいは金属薄
板から断面略コ字状に形成され、上述したようにスライ
ドエリアSに摺動自在に取り付けられる。このシャッタ
51には、自由端に抜け止め片52が形成され、また、
内面側に突出する突起(第1ばね係止部)53が設けら
れている。なお、54,55は嵌挿孔、56は駆動軸
孔、57,58は窓孔であり、駆動軸孔56の図2中右
縁部にはリールハブ固定用のストッパ片56aが内側に
向けて突設されている。
【0029】抜け止め片52は、自由端に所定の長さに
わたって折り曲げ成形され、シャッタ51のスライドエ
リアSへの装着状態で前述したガイド片16の下側で凹
溝17に摺動自在に嵌合する。図10に詳示されるよう
に、突起53は、金属薄板からなるシャッタ51であれ
ば上板を打ち抜き、折り曲げ成形して構成され、先端が
図10中右方に向かって延出する鉤型状に形成されてい
る。この突起53は、シャッタ51の裏面との間にコイ
ルスプリング40の腕部42が係止可能な係止空間53
aを画成する。この突起53はシャッタ51のスライド
エリアSへの装着状態で、摺動溝22に摺動自在に嵌合
し、また、係止空間53aにコイルスプリング40の腕
部42が嵌挿する。
【0030】この実施例にあっては、カートリッジを組
み立てる場合、シャッタ51が未装着(図5の状態)の
ケース11にコイルスプリング40を取り付ける。この
時、コイルスプリング40は、先ず、コイル部41が支
持用ボス14に嵌合され、また、腕部43がばね係止部
21に係止される。この状態では、図6に示すように、
コイルスプリング40は自由状態にあり、腕部42が駆
動軸挿入孔19上に位置する。
【0031】続いて、この状態から腕部42を仮止め片
23に係止させる(スプリングの仮止め状態、図7参
照)。この時、仮止め片23は斜面23bを有するた
め、腕部42はコイル部41を中心とした図中反時計回
転方向の揺動により斜面23bに沿って仮止め片23の
頂部を越え、係止面23aに係止される。
【0032】また、この状態では、コイルスプリング4
0は、図8に示すように、屈曲された腕部43が自身の
弾性で水平片21aの下面と凹部12表面とに弾接して
保持される。このため、腕部43をばね係止部21に強
固に係止させることができ、衝撃や振動が作用した場合
でも腕部43がばね係止部21から離脱することを防止
でき、コイルスプリング40の脱落が防止できる。
【0033】次に、上述したスプリングの仮止め状態
で、シャッタ51をスライドエリアSに取り付ける。こ
の時、先ず、シャッタ51をストッパ片56aが駆動軸
挿入用の穴19上に位置するように位置を合わせ、この
位置でシャッタ51の抜け止め片52をガイド片16の
下側に潜らせて摺動溝17に摺動自在に嵌挿し、また、
突起53を摺動溝22内に摺動自在に嵌挿する(図2参
照)。そして、この状態で、コイルスプリング40の仮
止め片23に係止された腕部42を仮止め片23から開
放すると、図10に矢印で示すように仮止め片23が自
身の弾性で突起53の係止空間53aに嵌合して係止す
る(図3参照)。
【0034】ここで、コイルスプリング40の腕部42
を仮止め片23から離脱させる場合においては、仮止め
片23はシャッタ51が前述した閉止位置でシャッタ5
1外に位置するように設けられているため、シャッタ5
1を閉止位置に位置させて取り付けることで、あるい
は、取り付け後に閉止位置まで移動させると、仮止め片
23、すなわち、腕部42はシャッタ51によって覆わ
れることなく露呈する。このため、腕部42を仮止め片
23から容易に離脱させることができ、ロボット等によ
る自動化も可能となる。
【0035】特に、図7に明示されるように、仮止め片
23は摺動溝22の途中に形成、すなわち、仮止め片2
3の図7中右方には摺動溝22が存在し、コイルスプリ
ング40は仮止め状態で腕部42が摺動溝22上で横切
るように位置する。したがって、作業用の工具、例え
ば、先端が細い針状の治具等を腕部42の下側へ差し込
むことも容易であり、腕部42を仮止め片23から離脱
させる作業が容易であり、自動組立装置等への対応も有
利である。
【0036】また、シャッタ51の取付後においても、
仮止め片23はシャッタ51の突起53の摺動範囲外に
位置するため、仮止め片23と突起53とがシャッタ5
1の摺動時に干渉することがなく、確実、かつ、スムー
スなシャッタ51の摺動を実現できる。
【0037】上述のように、この実施例のカートリッジ
にあっては、シャッタ51の取付がコイルスプリング4
0との係止を考慮すること無く行えるためシャッタ51
の取付が容易に行え、また、仮止め片23に仮止めされ
たコイルスプリング40の腕部42は仮止め片23への
係止が解かれると自身の弾性でシャッタ51の突起53
に係止するため工程を簡素化できる。
【0038】なお、上述した実施例では、摺動溝22上
に仮止め片23を配設するが、仮止め片23は図14お
よび図15に示すように摺動溝22外に配設することも
可能である。そして、これら図13および図14の態様
でも、仮止め状態においてコイルスプリング40の腕部
42が摺動溝22上を横切るように位置するため、腕部
42を仮止め片23から離脱させる治具の挿入が容易で
あり、自動組立装置等への対応が容易となる。
【0039】また、上述した実施例においては、シャッ
タ51に所定位置で穴を形成し、この穴から仮止め片2
3を露呈するように構成することもできる。そして、こ
の態様に構成することで、仮止め片23の位置がシャッ
タ51の摺動範囲や大きさに制約を受けなくなるため、
設計等に大きな自由度が得られる。
【0040】図16から図18にはこの発明の他の実施
例にかかるシャッタ取付方法を示し、図16がコイルス
プリングの平面図、図17が同スプリングの側面図、図
18がシャッタを取り去った状態のケースの一部拡大平
面図である。なお、この実施例および後述する実施例で
は、前述した実施例と同一の部分には同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0041】この実施例は、コイルスプリング40の腕
部43の先端を所定長さtにわたってコイル部41の中
心軸と直角な方向、すなわち、スライドエリアS表面と
平行な面内で所定角度β、例えば直角に屈曲させたもの
である。この腕部43の屈曲された部分(屈曲部43
a)の長さtは、前述したケース11表面の凹部12の
幅寸法d(図18参照)に応じた寸法に設定されてい
る。なお、この実施例においては凹部12の係止壁21
gに対向した縁部の段差が当接部12gとなり、係止壁
21gと当接部12gとの距離が幅寸法dに相当する。
【0042】この実施例にあっては、図18に示すよう
に、シャッタ51の取付時等において、コイルスプリン
グ40がボス14の廻りに回動する等の変位を生じる
と、屈曲部43aの先端が凹部12の当接部12gに当
接し、コイルスプリング40がより大きな変位を生じる
ことを禁止する。すなわち、コイルスプリング40は屈
曲部43aと凹部12の当接部12gとの当接で過大な
変位が規制される。この時、腕部43の長さおよび屈曲
部43aの屈曲角度βと長さtとを、腕部43がばね係
止部21に係止され得る範囲内でコイルスプリング40
の変位が規制されるように設定することによって、コイ
ルスプリング40はコイル部41がボス14から外れる
ことがなく、衝撃や振動が作用した場合でもその脱落が
防止される。
【0043】また、屈曲部43aがスライドエリアS表
面と平行な方向に屈曲されているので、コイルスプリン
グ40は腕部43を軸とする回転方向の変位が規制され
る。すなわち、シャッタ51と係止される腕部42がス
ライドエリアS表面から離れる方向への移動が阻止され
るとともにコイル部41がボス14へ確実に嵌着される
ことにより、コイルスプリング40のケース11への取
付が安定化される。そして、組み込みの際には、コイル
部41をボス14に嵌着させ、腕部43をばね材の弾性
の範囲で撓ませつつ、ばね係止部21に係止する。
【0044】図19および図20にはこの発明のまた他
の実施例にかかるシャッタの取付方法を示し、図19お
よび図20がシャッタを取り去った状態でスプリングの
取付を時系列的に示している。この実施例は、コイルス
プリング40の腕部43に凹部12の寸法dと対応した
相当の長さの湾曲部43gを形成し、この湾曲部43g
を凹部12内に位置させて前述した係止壁21gと係止
壁21gに対向する凹部12の当接部12gとの間に弾
性で嵌着させるものである。
【0045】この実施例では、コイルスプリング40を
取り付ける場合、先ず、腕部43の先端を相当の長さで
L字状に折り曲げて折り曲げ部分43fを形成し、図1
9に示すように、この腕部43が折り曲げられた状態で
コイル部41をボス14に嵌合させて取り付ける。そし
て、この後、図20に示すように、腕部43の折り曲げ
部分43fをボス14側に向けてU字状に湾曲して湾曲
部43gを成形し、腕部43の先端を凹部12の当接部
12gに弾着させるようにする。この実施例では、腕部
43の係止部21との係止状態をより確実に保持でき、
脱落等も有効に防止できる。
【0046】図21および図22にはこの発明のさらに
他の実施例にかかるシャッタ取付方法を示し、図21が
コイルスプリングの平面図、図22が同コイルスプリン
グの正面図である。この実施例は、コイルスプリング4
0の腕部43の先端部分を長さtにわたってスライドエ
リアSの表面と直角な面内で角度α、また、スライドエ
リアS表面に水平な面内でβ(90°)屈曲させ、屈曲
部43aを形成したものである。
【0047】前述した各実施例と同様に、上記角度αは
腕部43が水平片21aの内面と凹部12表面とに弾着
するために十分な値として定められ、また、角度βは腕
部43の長さおよび屈曲部43aの長さtと関連させて
凹部12の幅寸法dに対応して、すなわち、コイルスプ
リング40の変位を阻止するように定められる。
【0048】この実施例にあっては、コイルスプリング
40は腕部43がスライドエリアS表面に直角方向と平
行方向とに屈曲した屈曲部43aが形成されているた
め、腕部43が自身の弾性で水平片21aと凹部12表
面とに弾接し、また、コイルスプリング40が変位を生
じると屈曲部43aが凹部12の縁部の当接部12gに
当接して過大な変位が規制される。このため、上述した
各実施例の作用を併せて発揮し、コイルスプリング40
の脱落をより確実に防止することができる。
【0049】図23にはこの発明のまたさらに他の実施
例を示し、シャッタを取り去った状態のケースの一部の
平面図である。この実施例は、コイルスプリング40の
腕部43の長さと凹部12の寸法とを関連させて形成、
すなわち、コイルスプリング40の腕部43を真直状態
で凹部12の寸法と対応した比較的大きな長さに成形
し、構成したものである。
【0050】この実施例にあっても、コイルスプリング
40が過大な変位を生じた場合に腕部43の端部が凹部
12の当接部12gに当接するため、コイルスプリング
40の過大な変位が規制され、シャッタ51の取付時等
においてコイルスプリング40の脱落等を有効に防止で
きる。
【0051】なお、上述した各実施例では、DCCに適
用したものを示すが、この発明はDCCに限らず光ディ
スクやハードディスク等のシャッタを有する種々のカー
トリッジに適用することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
カートリッジによれば、ばねのシャッタと係止する腕部
が仮止め可能な仮止め片をケースのスライドエリアにば
ねによるシャッタの付勢方向と逆側位置で形成し、シャ
ッタを取り付ける際には、コイルスプリングの当該腕部
を仮止め片に仮止めした状態でシャッタを取り付け、こ
の後に、当該腕部を仮止め片から外して自身の弾性でシ
ャッタの係止部に係止するようにしたため、シャッタの
取付を容易に行うことができ、また、組立工程を簡素化
できるという効果が得られる。
【0053】また、この発明にかかるカートリッジによ
れば、ケース表面、係止壁および水平片によって画成さ
れる係止空間内にシャッタ付勢用のばねの腕部を嵌着さ
せて係止させるように構成したため、シャッタ組付け時
等においてばねが脱落することを有効に防止でき、組立
作業の容易化が図れるという効果を得られる。
【0054】特に、上記発明のカートリッジは、ばねの
腕部をケース表面と垂直な平面内で屈曲させ、この腕部
が水平片とケース表面との間に弾着した状態で、すなわ
ち自身の弾性で係止するように構成したため、ばねの腕
部とケースとの係止状態を確実に保持でき、振動や衝撃
でばねが脱落することを防止できるという効果が得られ
る。
【0055】また、上記発明にかかるカートリッジは、
ばねの腕部をケース表面と平行な面内で屈曲させること
で、ばねのケース表面と平行な軸廻りの回動変位も規制
でき、より有効にばねの脱落を防止できる。
【0056】さらに、上記発明にかかるカートリッジ
は、ばねの腕部をケース表面と水平および垂直な方向の
双方に屈曲成分を有するように屈曲し、ばねの腕部を水
平片とケース表面との間に弾着させるとともに、ばねが
過大な変位を生じた場合に腕部が当接部と当接するよう
に構成したため、より確実にばねの脱落を防止できると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるカートリッジであ
るDCCの全体斜視図である。
【図2】同DCCにおいてコイルスプリング係止前の状
態の説明図である。
【図3】同DCCにおいてコイルスプリング係止後の状
態の説明図である。
【図4】同DCCのシャッタがヘッド挿入口を開いた状
態の平面図である。
【図5】同DCCのシャッタを取り去った状態の平面図
である。
【図6】同DCCにおいてコイルスプリング組み込み状
態の説明図である。
【図7】同DCCにおいて図5と異なるコイルスプリン
グ組み込み状態の説明図である。
【図8】図2のA−A矢視断面図である。
【図9】図2のB−B矢視断面図である。
【図10】図2のC−C矢視断面図である。
【図11】図6のD−D矢視断面図である。
【図12】コイルスプリングの平面図である。
【図13】同コイルスプリングの側面図である。
【図14】同DCCの要部の他の態様を示す平面図であ
る。
【図15】同DCCの要部のまた他の態様を示す平面図
である。
【図16】この発明の他の実施例にかかるカートリッジ
のコイルスプリングの平面図である。
【図17】同コイルスプリングの側面図である。
【図18】同シャッタ取付方法のシャッタを取り去った
状態のケースの一部拡大平面図である。
【図19】この発明のまた他の実施例にかかるカートリ
ッジの要部の平面図である。
【図20】同カートリッジの要部の図19と異なる状態
の平面図である。
【図21】この発明のさらに他の実施例にかかるカート
リッジのコイルスプリングの平面図である。
【図22】同コイルスプリングの正面図である。
【図23】この発明のまたさらに他の実施例にかかるカ
ートリッジのシャッタを取り去った状態のケースの一部
の平面図である。
【符号の説明】
11 ケース 12 凹部 12g 当接部(段差) 13 摺動凹部 14 支持用ボス(位置決め部) 21 ばね係止部 21a 水平片 21b 係止空間 21g 係止壁 22 摺動溝 23 仮止め片 40 コイルスプリング 41 コイル部 42 腕部(一端側) 43 腕部(屈曲部、他端側) 43a 屈曲部 43f 折り曲げ部 43g 湾曲部 51 シャッタ 53 突起(ばね係止部) S スライドエリア d 係止壁と当接部との距離 t 屈曲部の長さ α ケース表面と垂直な方向の屈曲角度 β ケース表面と平行な方向の屈曲角度
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芝 晴男 東京都中央区日本橋一丁目13番1号 テ ィーディーケイ株式会社内 (56)参考文献 特開 平5−217333(JP,A) 特開 平2−230579(JP,A) 特開 昭61−233483(JP,A) 特開 昭63−281287(JP,A) 特開 平4−307486(JP,A) 特開 平3−183078(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 23/087

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体が開口に臨み収容されたケ
    ースにシャッタを摺動自在に設けて該シャッタにより前
    記開口を開閉可能に構成するとともに、前記シャッタに
    一端側の腕部が係止し、前記ケースに他端側の腕部が係
    止したばねを設け、前記シャッタが前記開口を閉塞する
    方向に付勢するカートリッジにおいて、 前記ばねの一端側の腕部の摺動範囲外で且つ前記シャッ
    タの付勢方向と逆方向側に前記ばねの一端側の腕部を仮
    止め可能とする仮止め片を前記ケースのシャッタ対向面
    に設けたことを特徴とするカートリッジ。
  2. 【請求項2】 仮止め状態にある前記ばねの一端側の腕
    部の少なくとも一部が前記シャッタ組付け状態において
    前記シャッタより露呈していることを特徴とする請求項
    1に記載のカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記シャッタの内面に前記ばねの一端側
    の腕部が係止可能な第1ばね係止部を突設するととも
    に、前記ケースに、前記第1ばね係止部が摺動可能な摺
    動溝を前記シャッタの摺動方向に沿って設け、前記ばね
    を保持するばね位置決め部、該ばね位置決め部に連なり
    前記ばねの一端側の腕部の揺動を許容する摺動凹部およ
    び前記ばねの他端側の腕部が係止可能な第2ばね係止部
    を形成し、前記摺動凹部に前記摺動溝と前記仮止め片と
    を配置し、該仮止め片は前記第1ばね係止部の摺動範囲
    外に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    カートリッジ。
  4. 【請求項4】 情報記録媒体が開口に臨み収容されたケ
    ースにシャッタを摺動自在に設けて該シャッタにより前
    記開口を開閉可能に構成するとともに、前記シャッタに
    一端側の腕部が係止し、前記ケースに他端側の腕部が係
    止したばねを設け、前記シャッタが前記開口を閉塞する
    方向に付勢するカートリッジにおいて、前記ばねの一端
    側の腕部の摺動範囲外で且つ前記シャッタの付勢方向と
    逆方向側に前記ばねの一端側の腕部を仮止め可能とする
    仮止め片を前記ケースのシャッタ対向面に設け、前記ケ
    ースに前記ばねを一端側の腕部が前記仮止め片に係止し
    他端側の腕部が前記ケースに係止した状態で載設し、前
    記ばねが前記ケースに載設された状態で前記シャッタを
    前記ケースに取り付け、この後、前記仮止め片から前記
    ばねの一端側の腕部を離脱させて該ばねの一端側の腕部
    を自身の弾性で前記シャッタに係止させることを特徴と
    するカートリッジのシャッタ取付方法。
  5. 【請求項5】 前記シャッタを前記ケースに取り付けた
    後、前記シャッタを摺動させて前記ばねの一端側の腕部
    の少なくとも一部を露呈させ、該腕部の露出した部分を
    変位させて前記仮止め片から離脱させることを特徴とす
    る請求項4に記載のカートリッジのシャッタ取付方法。
  6. 【請求項6】 前記シャッタの内面に前記ばねの一端側
    の腕部が係止可能な第1ばね係止部を突設するととも
    に、前記ケースに、前記第1ばね係止部が摺動可能な摺
    動溝を前記シャッタの摺動方向に沿って設け、前記ばね
    を保持するばね位置決め部、該ばね位置決め部に連なり
    前記ばねの一端側の腕部の揺動を許容する摺動凹部およ
    び前記ばねの他端側の腕部が係止可能な第2ばね係止部
    を形成し、前記摺動凹部に前記摺動溝と前記仮止め片と
    を該仮止め片が前記第1ばね係止部の摺動範囲外に位置
    するように配置し、前記ばねを前記位置決め部に保持さ
    れ、かつ前記他端側の腕部が前記第2ばね係止部に係止
    した状態で前記ケースに載設した後、前記ばねの一端側
    の腕部を前記仮止め片に仮止めし、前記シャッタを前記
    ケースに取り付け、次いで、前記仮止め片から前記ばね
    の一端側の腕部を離脱させて自身の弾性で前記第1ばね
    係止部に係止させることを特徴とする請求項4又は5に
    記載のカートリッジのシャッタ取付方法。
  7. 【請求項7】 情報記録媒体が開口に臨み収容されたケ
    ースにシャッタを摺動自在に設けて該シャッタにより前
    記開口を開閉可能に構成するとともに、前記シャッタに
    一端側の腕部が係止し、前記ケースに他端側の腕部が係
    止したばねを設け、前記シャッタが前記開口を閉塞する
    方向に付勢するカートリッジにおいて、 前記ばねの中間部を保持する位置決め部を前記ケースに
    配備するとともに、 前記ケースの表面、前記ケースの表面より起立する係止
    壁および該係止壁から延出し前記ケースの表面に対向す
    る水平片により画成された略コ字状の係止空間を前記ケ
    ースに設け、 前記係止空間に前記ばねの他端側の腕部を嵌入して係止
    したことを特徴とするカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記ばねの他端部の先端が前記ケースの
    表面と垂直な方向に屈曲し前記係止空間内に弾着してい
    ることを特徴とする請求項7に記載のカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記係止壁から平行方向に所定距離離間
    して前記ケースの表面から起立する当接部を形成すると
    ともに、前記ばねの他端部の先端が前記ケースの表面と
    平行な面内で屈曲していることを特徴とする請求項7に
    記載のカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記係止壁から平行方向に所定距離離
    間して前記ケースの表面から起立する当接部を形成する
    とともに、前記ばねの他端部の先端に前記ケースの表面
    と平行な方向に屈曲した屈曲部を設け、該屈曲部を前記
    係止壁と前記当接部との間の距離よりも長くしたことを
    特徴とする請求項7に記載のカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記係止壁から平行方向に所定距離離
    間して前記ケースの表面から起立する当接部を形成する
    とともに、前記ばねの他端部の先端が、前記ケースの表
    面と平行な面内で屈曲し、且つ垂直な方向に屈曲してい
    ることを特徴とする請求項7に記載のカートリッジ。
  12. 【請求項12】 前記ばねをコイルスプリングで構成す
    るとともに、前記位置決め部に前記ばねのコイル部が嵌
    合可能な支持用ボスを突設したことを特徴とする請求項
    7、8、9、10又は11に記載のカートリッジ。
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