JP3248386B2 - 自動券売機の搬送ローラ - Google Patents

自動券売機の搬送ローラ

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JP3248386B2
JP3248386B2 JP04107895A JP4107895A JP3248386B2 JP 3248386 B2 JP3248386 B2 JP 3248386B2 JP 04107895 A JP04107895 A JP 04107895A JP 4107895 A JP4107895 A JP 4107895A JP 3248386 B2 JP3248386 B2 JP 3248386B2
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roller
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衛 倉世古
晃一 松本
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神鋼電機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気ヘッドとの間に
乗車券等を挟み込み、搬送するローラに好適な自動券売
機の搬送ローラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動券売機で発券される鉄道乗車
券等は磁気層を有しており、発券の際に紙面に発行駅名
や運賃を印刷すると共に、同じ情報が磁気層に記録され
るようになっている。これは、駅の改札や料金清算が自
動化され、乗車券等も自動化に対応するためにほかなら
ない。
【0003】図3は、従来の磁気記録部1aの構成例を
示す正面図である。この磁気記録部1aは、小型の乗車
券の有する磁気層に諸情報を書き込むためのものであ
る。図3において、2は自動券売機のフレーム3に取り
付けられ、図示しない乗車券の有する磁気層に情報を書
き込むための磁気ヘッドである。この例では、乗車券の
磁気層には3本のデータトラックが形成されるが、磁気
ヘッド2の頭頂部には、このデータトラックと対応する
位置に、それぞれギャップ2a、2b、2cを有してい
る。
【0004】5aおよび5bは、一体に形成され、フレ
ーム3に垂直に取り付けられたシャフトである。4は円
筒状の金属によって構成された搬送ローラであり、この
中心部をシャフト5bが貫通することにより、フレーム
3に回転可能に取り付けられている。また搬送ローラ4
は、回転駆動用タイミングベルトが掛けられるプーリ部
4aと、これと同軸且つ一体に形成され、円筒を樹脂で
モールドしたローラ部4bとからなる。
【0005】磁気ヘッド2と搬送ローラ4との間には一
定長L(一例として0.07〜0.12mm)の間隙を
有しており、この間に乗車券を挟み込み、タイミングベ
ルトによって搬送ローラ4を回転駆動して乗車券を搬送
しつつ、磁気層に情報を書き込む。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のローラ部4b
は、乗車券を発券し続けると、摩耗して乗車券を的確に
搬送することが困難になる。このため、乗車券を所定枚
数発券する毎に交換する必要がある。しかしながら、こ
のローラ部4bは、金属製の円筒に一体的に形成されて
搬送ローラ4を構成しており、ローラ部4bが摩耗した
場合には、搬送ローラ4ごと交換しなければならず、経
費が高くつく。
【0007】また、前述の磁気ヘッド2の乗車券との接
触面には、乗車券の磁気層から剥離した磁性材や、その
他の粉塵が付着するため、定期的に搬送ローラ4を図3
に示す矢印A方向に抜き取り、磁気ヘッド2の表面を清
掃する必要がある。しかしながら、従来の搬送ローラ4
は、その軸長が短いために作業員等が手に把持しにく
く、着脱に手間がかかるという問題が生じた。この発明
は、このような背景の下になされたもので、寿命が長
く、また着脱が容易である自動券売機の搬送ローラを提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1に記載の発明にあっては、磁気ヘッド
との間に乗車券等を挟み込み、搬送する自動券売機の搬
送ローラにおいて、金属によって形成され、タイミング
ベルトが掛けられるプーリ部と、樹脂によって前記プー
リ部の回転軸と同軸に、且つ前記プーリ部の両側に形成
され、前記磁気ヘッドとの間に乗車券等を挟み込み、搬
送する第1のローラ部および第2のローラ部と、を具備
し、前記自動券売機に固定されたシャフトが前記第1お
よび第2のローラ部の中心部を貫通し、前記シャフトの
先端部に着脱可能に取り付けられる脱落防止手段によっ
て、前記シャフトに着脱可能且つ回転可能に取り付けら
れ、前記シャフトが前記第1のローラ部側から前記第1
および第2のローラ部の中心部を貫通する場合には、前
記第1のローラ部と前記磁気ヘッドとの間に前記乗車券
等を挟み込み搬送し、前記シャフトが前記第2のローラ
部側から前記第1および第2のローラ部の中心部を貫通
する場合には、前記第2のローラ部と前記磁気ヘッドと
の間に前記乗車券等を挟み込み搬送するように構成され
ことを特徴とする。
【0009】また、請求項2に記載の発明にあっては、
請求項1に記載の自動券売機の搬送ローラでは、前記シ
ャフトが前記第1のローラ部側から前記第1および第2
のローラ部の中心部を貫通する場合には、前記第2のロ
ーラ部は、前記磁気ヘッドの一端部より突出し、前記シ
ャフトが前記第2のローラ部側から前記第1および第2
のローラ部の中心部を貫通する場合には、前記第1のロ
ーラ部は、前記磁気ヘッドの一端部より突出することを
特徴とする。
【0010】
【作用】この発明によれば、金属によって形成されタイ
ミングベルトが掛けられるプーリ部と、樹脂によってプ
ーリ部の回転軸と同軸に且つプーリ部の両側に形成され
磁気ヘッドとの間に乗車券等を挟み込み搬送する第1の
ローラ部および第2のローラ部とからなる搬送ローラの
回転軸部の貫通孔を、自動券売機に固定されたシャフト
が貫通し、シャフトの先端部に着脱可能に取り付けられ
る脱落防止手段によって、搬送ローラがシャフトに着脱
可能且つ回転可能に取り付けられ、シャフトが第1のロ
ーラ部側から貫通孔を貫通する場合には、第1のローラ
部と磁気ヘッドとの間に乗車券等を挟み込み搬送し、第
2のローラ部は磁気ヘッドの一端部より突出する。ま
た、シャフトが第2のローラ部側から貫通孔を貫通する
場合には、第2のローラ部と磁気ヘッドとの間に乗車券
等を挟み込み搬送し、第1のローラ部は磁気ヘッドの一
端部より突出する。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の一実施例にかかる自動券売
機の搬送ローラについて説明する。図1は、本実施例の
搬送ローラ14が、磁気記録部1bに取り付けられた状
態の構成を示す正面図である。この磁気記録部1bは、
小型の乗車券の有する磁気層に諸情報を書き込むための
ものであり、図3に示す各部と対応する部分には同一の
符号を付し、その説明は省略する。
【0012】6aおよび6bは、一体に形成されたシャ
フトである。14は、円筒状の金属によって構成された
搬送ローラである。シャフト6bは、ベアリング10
a、10bを介して搬送ローラ14の中心部を貫通して
いる。またシャフト6bの先端中心部にはネジ穴6cが
形成されている。このネジ穴6cに、つまみ11の一端
部に形成されたネジ部11aが螺合されことにより、搬
送ローラ14の脱落を防止する。即ち搬送ローラ14
は、シャフト6b部に、着脱可能且つ回転可能に取り付
けられる。搬送ローラ14は、駆動用タイミングベルト
が掛けられるプーリ部14aと、これを挟む形で同軸且
つ一体に形成され、金属の円筒を樹脂でモールドしたロ
ーラ部14b、14cとからなる。
【0013】磁気ヘッド2と搬送ローラ14との間には
一定長L(本実施例では0.07〜0.12mm)の間
隙を有しており、この間に乗車券を挟み込み、タイミン
グベルトによって搬送ローラ14を回転駆動して乗車券
を搬送しつつ、磁気層に情報を書き込む。
【0014】図1においては、ローラ部14bと磁気ヘ
ッド2との間に乗車券を挟み込み、搬送する。このた
め、樹脂により形成されているローラ部14bは、乗車
券を発券し続けると摩耗して、乗車券を的確に搬送する
ことが困難になる。そこで、乗車券を所定枚数発券した
ならば、つまみ11をシャフト6bより取り外す。これ
により、搬送ローラ14は抜き取ることが可能となるの
で、矢印B方向に抜き取り、今度は図2に示すように、
ローラ部14cと磁気ヘッド2との間に乗車券を挟み込
ませるように搬送ローラ14を取り付け直す。
【0015】この場合、図1に示すようにローラ部14
cは乗車券の搬送に使用されておらず、このため摩耗し
ていない。従って、図2に示すようにローラ部14cと
磁気ヘッド2との間に乗車券を挟み込ませることによ
り、乗車券を的確に搬送することが可能となる。さらに
ローラ部14cを用いて乗車券を発券し続けると、摩耗
して乗車券を的確に搬送することが困難になる。この場
合は、つまみ11を取り外して搬送ローラ14を図2に
示す矢印B方向に抜き取り、新しい搬送ローラ14を取
り付ける。
【0016】即ち、本実施例にかかる搬送ローラ14
は、ローラ部14bと14cの双方が摩耗した場合に、
新しい搬送ローラ14と交換すればよく、このため、搬
送ローラ14の寿命が長くなっている。
【0017】また、磁気ヘッド2は、乗車券の有する磁
気層の表面と直接接触し、また乗車券が搬送されること
により摺接されるので、種々の汚れが付着して磁気情報
の読み書きが困難になる。そこで、定期的につまみ11
を取り外して搬送ローラ14を図1あるいは図2に示す
矢印B方向に抜き取り、磁気ヘッド2の表面を清掃する
必要がある。
【0018】この場合、図1および図2に示すように、
搬送ローラ14の一端部は、磁気ヘッド2のそれより突
出している。このため、作業員等は手に搬送ローラ14
を把持し易い。従って、搬送ローラ14の着脱を、的確
且つ迅速に行うことができる。
【0019】さらに、図1において、ローラ部14bと
磁気ヘッド2との間に乗車券を挟み込み、搬送する際
に、これらの間に、乗車券と共に異物等を噛み込む場合
等が起こり得る。このような場合には、ローラ部14b
に致命的な損傷が発生するため、乗車券を所定枚数発券
する以前であっても、搬送ローラ14を交換しなければ
ならない。しかし本実施例では、このような場合にあっ
ても、図1に示すようにローラ部14cが未使用状態で
あれば、この部分を使用することで迅速に対処すること
ができる。
【0020】なお本実施例は、小型券を発券する自動券
売機に適用した例を示したが、大型券を発券する自動券
売機や、プリペイドカード発売機にあっても適用可能で
ある。
【0021】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
金属によって形成されタイミングベルトが掛けられるプ
ーリ部と、樹脂によってプーリ部の回転軸と同軸に且つ
プーリ部の両側に形成され磁気ヘッドとの間に乗車券等
を挟み込み搬送する第1のローラ部および第2のローラ
部とからなる搬送ローラの回転軸部の貫通孔を、自動券
売機に固定されたシャフトが貫通し、シャフトの先端部
に着脱可能に取り付けられる脱落防止手段によって、搬
送ローラがシャフトに着脱可能且つ回転可能に取り付け
られ、シャフトが第1のローラ部側から貫通孔を貫通す
る場合には、第1のローラ部と磁気ヘッドとの間に乗車
券等を挟み込み搬送し、第2のローラ部は磁気ヘッドの
一端部より突出する。また、シャフトが第2のローラ部
側から貫通孔を貫通する場合には、第2のローラ部と磁
気ヘッドとの間に乗車券等を挟み込み搬送し、第1のロ
ーラ部は磁気ヘッドの一端部より突出するので、寿命が
長く、また着脱が容易である自動券売機の搬送ローラを
実現することが可能であるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる搬送ローラ14を磁
気記録部1bに取り付けた状態の第1の構成を示す正面
図である。
【図2】同実施例の搬送ローラ14を磁気記録部1bに
取り付けた状態の第2の構成を示す正面図である。
【図3】従来の搬送ローラの構成の一例を示す正面図で
ある。
【符号の説明】 1b 磁気記録部 2 磁気ヘッド 5b シャフト 11 つまみ 14 搬送ローラ 14a プーリ部 14b、14c ローラ部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ヘッドとの間に乗車券等を挟み込
    み、搬送する自動券売機の搬送ローラにおいて、 金属によって形成され、タイミングベルトが掛けられる
    プーリ部と、 樹脂によって前記プーリ部の回転軸と同軸に、且つ前記
    プーリ部の両側に形成され、前記磁気ヘッドとの間に乗
    車券等を挟み込み、搬送する第1のローラ部および第2
    のローラ部と 具備し、 前記自動券売機に固定されたシャフトが前記第1および
    第2のローラ部の中心部を貫通し、 前記シャフトの先端部に着脱可能に取り付けられる脱落
    防止手段によって、前記シャフトに着脱可能且つ回転可
    能に取り付けられ、 前記シャフトが前記第1のローラ部側から前記第1およ
    び第2のローラ部の中心部を貫通する場合には、前記第
    1のローラ部と前記磁気ヘッドとの間に前記乗車券等を
    挟み込み搬送し、 前記シャフトが前記第2のローラ部側から前記第1およ
    び第2のローラ部の中心部を貫通する場合には、前記第
    2のローラ部と前記磁気ヘッドとの間に前記乗車券等を
    挟み込み搬送するように構成されたことを特徴とする自
    動券売機の搬送ローラ。
  2. 【請求項2】 前記シャフトが前記第1のローラ部側か
    前記第1および第2のローラ部の中心部を貫通する場
    合には、前記第2のローラ部は、前記磁気ヘッドの一端
    部より突出し、 前記シャフトが前記第2のローラ部側から前記第1およ
    び第2のローラ部の中心部を貫通する場合には、前記第
    1のローラ部は、前記磁気ヘッドの一端部より突出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動券売機の搬送ロ
    ーラ。
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