JP3248299B2 - 圧縮空気ねじ締機 - Google Patents

圧縮空気ねじ締機

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JP3248299B2
JP3248299B2 JP10675293A JP10675293A JP3248299B2 JP 3248299 B2 JP3248299 B2 JP 3248299B2 JP 10675293 A JP10675293 A JP 10675293A JP 10675293 A JP10675293 A JP 10675293A JP 3248299 B2 JP3248299 B2 JP 3248299B2
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screw
cylinder
rotor
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昇一 平井
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Hitachi Koki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は反動を低減するようにし
た圧縮空気ねじ締機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は本出願人が先に出願した特願平4
−139512号で提案した圧縮空気ねじ締機を示した
ものである。ハウジング1には圧縮空気により回転され
るエアモータのロータ2(以下単にロータという)と、
ロータ2及び該ロータ2の中央内壁に形成されたシリン
ダ3への圧縮空気の入排気を行う主弁4と、主弁4を開
閉する操作可能な操作弁5とを有している。ロータ2の
回転軸を兼ねた前記シリンダ3内には、ロータ2の回転
をねじ6に伝達するドライブビット7を下端部に一体に
形成したピストン8が上下動可能に嵌装されている。前
記ドライブビット7はロータ2の下端において例えばス
プラインによりロータ2に結合されている。ピストン8
の外周には、Oリング9が装着されており、シリンダ3
内を、ピストン8の上方を形成するシリンダ上室10
と、ピストン8の下方を形成するシリンダ下室11とに
仕切っている。また、ドライブビット7の下方には、ね
じ6を保持する射出部12が前記ハウジング1と一体に
形成されている。
【0003】圧縮空気取入口13を圧縮空気源に接続し
て操作弁5を操作すれば、主弁4が作動上昇し、ロータ
2内に圧縮空気が供給されてロータ2が回転する。同時
にシリンダ上室10に供給された圧縮空気により、ピス
トン8とドライブビット7が回転しながら被締付材14
に向けて下降する。下降行程の途中で、ドライブビット
7の先端部が射出部12内に保持されているねじ6の頭
部と嵌合し、ねじ6はドライブビット7と共に被締付材
14に向けて下降する。ねじ6が被締付材14に到達す
ると、ねじ6はドライブビット7の回転により被締付材
14にねじ込まれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した圧縮空気ねじ
締機でのピストン8の下降速度は、下降開始後、ドライ
ブビット7の先端部に頭部で嵌合したねじ6が被締付材
14に到達するまでの空走時には、主としてシリンダ上
室10内の圧縮空気がピストン8に及ぼす押圧力で決ま
り、ねじ6が被締付材14に到達してからのねじ込み時
には、ねじ6のピッチとロータ2の回転数により決定さ
れる。ここで、空走時のピストン8の下降速度がねじ込
み時に比べかなり速い場合、ねじ6が被締付材14に到
達した瞬間にピストン8が急激に減速され、その反作用
によりねじ締機本体が浮き上がる。すなわち反動が大き
いという問題がある。この反動を小さくするには、空走
時のピストン8の下降速度をねじ込み時と同程度とすれ
ばよい。すなわちピストン8にかかる押圧力を小さくす
る必要がある。一方、ねじ込み時にドライブビット7の
先端部とねじ6の頭部との嵌合を確保するには、一定以
上の荷重でドライブビット7をねじ6に押し付けておく
必要がある。そのためには、ピストン8にかかる押圧力
を一定以上確保せねばならない。上記のように、ねじ6
が被締付材14に到達した瞬間の反動の低減と、ねじ込
み時のドライブビット7の先端とねじ6の頭部との嵌合
の確保は、お互いを両立させるのが困難であった。本発
明の目的は、反動を低減する同時にドライブビットの先
端とねじの頭部との嵌合を確保することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、圧縮空気を
動力源として回転するロータと、ロータの回転をねじに
伝達するドライブビットと、シリンダ内に上下動可能に
嵌装され、圧縮空気によりドライブビットを被締付材に
向けて下降させるピストンと、シリンダ及びロータへの
圧縮空気の入排気を行う主弁とを有し、ねじを被締付材
にねじ込む圧縮空気ねじ締機において、シリンダ内でピ
ストンの上方を形成するシリンダ上室と、下方を形成す
るシリンダ下室とを、ピストンの下降行程の初期におい
ては圧縮空気の出入りが可能に連通させ、下降行程の途
中からは圧縮空気の出入りを減ずるかまたは遮断するこ
とにより達成される。
【0006】
【作用】上記のように構成された圧縮空気ねじ締機は、
次のように動作する。操作弁を操作すると、圧縮空気が
ロータに供給されてロータが回転する。同時に、圧縮空
気はシリンダ上室へも供給され、ピストンは被締付材に
向けて下降する。この時点では、シリンダ上室の圧縮空
気はシリンダ下室に流出するため、ピストンにかかる押
圧力は小さく、従ってピストンの下降速度は遅い。次
に、ねじの先端が被締付材に到達するまでピストンが下
降すると、シリンダ上室からシリンダ下室への圧縮空気
の流出が減じられかまたは遮断されるので、ピストンに
かかる押圧力がこれより先増大していく。この押圧力に
よってドライブビットの先端とねじの頭部との嵌合が確
保され、ねじはドライブビットの回転により、被締付材
にねじ込まれていく。
【0007】
【実施例】図1は本発明の実施例である。ハウジング1
には圧縮空気源に連結する圧縮空気取入口13と、圧縮
空気を動力源として回転するロータ2と、ロータ2及び
シリンダ3への圧縮空気の入排気を行う主弁4と、主弁
4を開閉させる操作可能な操作弁5を有している。ロー
タ2の回転軸を兼ねたシリンダ3内には、ロータ2の回
転をねじ6に伝達するドライブビット7を下端部に有し
たピストン8が、上下動可能に嵌装されている。ピスト
ン8の外周には、Oリング9が装着されており、シリン
ダ3内を、ピストン8の上方を形成するシリンダ上室1
0と、ピストン8の下方を形成するシリンダ下室11と
に仕切っている。また、ドライブビット7の下方には、
ねじ6を保持する射出部12が形成されている。シリン
ダ3の内壁には軸方向に沿って延びた溝15が形成され
ている。溝15が形成されている軸方向の範囲は、シリ
ンダ3の上端部から、ねじ6の先端が被締付材14に到
達した時にピストン上端面17が位置するところまでで
ある。
【0008】上記構造における動作を説明する。圧縮空
気源に圧縮空気取入口13を接続し、操作弁5を操作す
ると、図2の如く主弁4の上室の空気が排気され主弁4
が上昇して圧縮空気がロータ2へ供給され、ロータ2が
回転する。同時に、シリンダ上室10に供給された圧縮
空気により、ピストン8は回転しながらシリンダ3内を
下降する。この間シリンダ上室10の圧縮空気は溝15
を通りシリンダ下室11に流出するため、ピストン8に
かかる押圧力は小さく、従ってピストン8及びドライブ
ビット7の下降速度は遅い。ピストン8の下降行程の途
中で、ドライブビット7の先端が射出部12内に保持さ
れているねじ6の頭部と嵌合し、ねじ6はドライブビッ
ト7と共に被締付材14に向けて下降する。
【0009】更にピストン8が下降すると、ねじ6の先
端が被締付材14に到達し、これ以降ねじ込みの下降速
度は、ロータ2の回転数とねじ6のピッチによって決ま
る。一方、この時のピストン8の下降速度は、その後の
ねじ込みの下降速度と同程度になるよう設定しているた
め、ピストン8はねじ込み行程に入ってもほとんど減速
されず、本体が受ける反動も小さい。ねじ込みが始まる
と、図3の如くピストン上端面17が溝15の下端部よ
りも下方になり、シリンダ上室10とシリンダ下室11
はピストン外周のOリング9により密閉される。すると
シリンダ上室10からシリンダ下室11への圧縮空気の
流出が止まり、これより先ピストン8にかかる圧力が増
大する。この圧力によってドライブビット7が下方に押
圧され、ねじ込みに必要なドライブビット7の先端とね
じ6の頭部との嵌合が確保され、ねじ6はドライブビッ
ト7の回転により被締付材14にねじ込まれていく。
【0010】図4は本発明の他の実施例を示すものであ
る。図1〜図3に示した上記実施例ではシリンダ3の内
壁に溝15を設けるとしたが、この実施例では溝15に
代わりシリンダ3の内径を上部のみ一定範囲間広げるこ
とによりシリンダ上室10とシリンダ下室11を連通さ
せるようにしている。
【0011】図5も本発明の更に他の実施例を示すもの
である。この実施例では前記溝15に代わり、シリンダ
3の壁の内部に空気通路16を設け、該空気通路16を
介してシリンダ上室10とシリンダ下室11を連通させ
ている。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、シリンダ
上室とシリンダ下室とを、ピストンの下降行程の初期に
おいては圧縮空気の出入りが可能に連通させ、下降行程
の途中からはピストンにより圧縮空気の出入りを減ずる
かまたは遮断するようにしたので、ねじの先端が被締付
材に到達した瞬間のピストンの下降速度を遅くして反動
を低減できると共にねじ込み時にはねじの頭部とドライ
ブビットの先端との嵌合を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明圧縮空気ねじ締機の一実施例を示す側断
面図。
【図2】図1の動作状態を示す側断面図。
【図3】図1の動作状態を示す側断面図。
【図4】本発明圧縮空気ねじ締機の他の実施例を示す要
部拡大図。
【図5】本発明圧縮空気ねじ締機の更に他の実施例を示
す要部拡大図。
【図6】従来の圧縮空気ねじ締機の一例を示す側断面
図。
【符号の説明】
2はロータ、3はシリンダ、4は主弁、6はねじ、7は
ドライブビット、8はピストン、10はシリンダ上室、
11はシリンダ下室、14は被締付材である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮空気を動力源として回転するロータ
    と、該ロータの回転をねじに伝達するドライブビット
    と、シリンダ内に上下動可能に嵌装され、圧縮空気によ
    り前記ドライブビットを被締付材に向けて下降させるピ
    ストンと、前記シリンダ及び前記ロータへの圧縮空気の
    入排気を行う主弁とを有し、ねじを被締付材にねじ込む
    圧縮空気ねじ締機であって、 前記シリンダ内で前記ピストンの上方を形成するシリン
    ダ上室及びピストンの下方を形成するシリンダ下室と
    を、前記ピストンの下降行程の初期においては圧縮空気
    の出入りが可能に連通させ、下降行程の途中からは圧縮
    空気の出入りを減ずるかまたは遮断するようにしたこと
    を特徴とする圧縮空気ねじ締機。
JP10675293A 1993-05-07 1993-05-07 圧縮空気ねじ締機 Expired - Lifetime JP3248299B2 (ja)

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