JP3247466U - 折り畳み式コンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】突出部を溝部の内部に円滑に配置でき、さらに、溝部と突出部との間から異物や不純物などのコンタミが折り畳み式コンテナの内部に侵入することを抑制できる折り畳み式コンテナを提供する。【解決手段】折り畳み式コンテナ10は、折畳位置および組立位置に配置可能な一対の第1パネル14および一対の第2パネル15を備える。第1パネルの両側には溝部51が設けられ、第2パネルの両側には突出部72が設けられる。突出部は、第1パネルおよび第2パネルが組立位置に配置された状態において溝部の内部に配置可能に突出する。突出部は、先細りに形成され、溝部における一対の溝側壁52に接触可能なガイド部75を有する。【選択図】図9

Description

本考案は、折り畳み式コンテナに関する。
例えば、ペットボトル容器をブロー成型する前のペレット(プリフォーム)などを運搬するコンテナとして折り畳み式コンテナが知られている。折り畳み式コンテナは、パレットにコンテナ底部が固定され、コンテナ底部に4枚のパネルがそれぞれ立上可能、折畳可能に支持されている。4枚のパネルは、使用時に組み立てられ、不使用時にパレット側に折り畳まれる。よって、折り畳み式コンテナによれば、不使用時の保管スペースを小さくできる(例えば、特許文献1参照)。
この折り畳み式コンテナは、4枚のパネルとして一対の第1パネルが対向する位置に配置され、一対の第2パネルが一対の第1パネルの間において対向する位置に配置されている。第1パネルの両側に溝部を有し、第2パネルの両側に突出部を有する。折り畳み式コンテナによれば、突出部が溝部の内部に配置されることにより、一対の第1パネルおよび一対の第2パネルが使用位置に組み立てられる。
実用新案登録第3162618号公報
しかし、従来の折り畳み式コンテナは、突出部が溝部の内部に配置された状態において、溝部と突出部との間に比較的大きな隙間が生じる。このため、溝部と突出部との隙間から塵埃などの異物や不純物(以下、コンタミということがある)が折り畳み式コンテナの内部に侵入するおそれがある。
コンテナの内部にコンタミが侵入することを抑える方法として、例えば、溝部と突出部との間の隙間を小さく抑えることが考えられる。しかし、溝部と突出部との間の隙間を小さく抑えた場合、折り畳み式コンテナを組み立てる際に、突出部を溝部の内部に円滑に配置することが難くなるおそれがある。
本考案は、突出部を溝部の内部に円滑に配置でき、さらに、溝部と突出部との間から異物や不純物などのコンタミが折り畳み式コンテナの内部に侵入することを抑制できる折り畳み式コンテナを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本考案は以下の手段を提案している。
(1)本考案に係る折り畳み式コンテナは、搬送可能なパレットと、前記パレットのうち対向する側縁に支持され、前記パレットに沿って折り畳まれた折畳位置と、前記パレットから立ち上げられた組立位置とに配置可能な一対の第1パネルと、前記パレットのうち前記一対の第1パネルの間において対向する側縁に支持され、前記パレットに沿って折り畳まれた折畳位置と、前記パレットから立ち上げられた組立位置とに配置可能な一対の第2パネルと、を備える折り畳み式コンテナにおいて、前記第1パネルの両側に設けられ、前記第1パネルが前記組立位置に配置された状態において前記折り畳み式コンテナの内側に開口する溝部と、前記第2パネルの両側に設けられ、前記第2パネルが前記組立位置に配置された状態において前記溝部の内部に配置可能に突出する突出部と、を有し、前記突出部は、先細りに形成され、前記溝部の両側壁に接触可能なガイド部を有している。
この構成によれば、第1パネルの両側に溝部を設け、第2パネルの両側に突出部を設けた。突出部は、第1パネルおよび第2パネルが組立位置に配置された状態において、溝部の内部に配置可能に突出されている。この突出部にガイド部を有する。ガイド部を先細りに形成し、さらに、ガイド部を溝部の両側壁に接触可能に形成した。
ガイド部を先細りに形成することにより、突出部を溝部の内部に円滑に配置できる。さらに、ガイド部を溝部の両側壁に接触可能に形成することにより、ガイド部と溝部との間の隙間を小さく抑えることや、隙間を生じさせないようにできる。これにより、溝部と突出部との間から異物や不純物などのコンタミが折り畳み式コンテナの内部に侵入することを抑制できる。
加えて、ガイド部を溝部の両側壁に接触可能に形成することにより、突出部を溝部の内部において移動しないように適切に保持できる。よって、折り畳み式コンテナを強固に組み立てることができる。これにより、折り畳み式コンテナを運搬する際に、折り畳み式コンテナにガタつきが発生することを抑制できる。
(2)上記態様において、前記ガイド部は、円柱であってもよい。
この構成によれば、ガイド部を円柱に形成することにより、ガイド部の表面を緩やかな曲面に形成できる。よって、ガイド部の一部に応力が集中することを防止できる。これにより、ガイド部の損傷を防止でき、ガイド部の耐久性を高めることができる。
(3)上記態様において、前記第1パネルおよび前記第2パネルは、両側部から突出する支持ピンを有し、前記支持ピンを回転可能で、かつ取外可能に支持する支持溝部を前記パレット側に有してもよい。
この構成によれば、第1パネルおよび第2パネルの両側部から支持ピンを突出させた。また、パレット側に支持溝部を設けた。この支持溝部で支持ピンを回転可能で、かつ取外可能に支持するようにした。よって、支持ピンを支持溝部で回転可能に支持することにより、第1パネルを折畳位置と組立位置とに配置できる。さらに、支持ピンを支持溝部から取り外すことにより、第1パネルをパレット側から取り外すことができる。また、支持ピンを支持溝部で回転可能に支持することにより、第2パネルを折畳位置と組立位置とに配置できる。さらに、支持ピンを支持溝部から取り外すことにより、第2パネルをパレット側から取り外すことができる。
ここで、第1パネルや第2パネルは、例えば、折り畳み式コンテナをフォークリフトで運搬する際にフォークなどに干渉して変形することや、損傷することが考えられる。この場合、第1パネルおよび第2パネルをパレット側から取り外して、新たな第1パネルや新たな第2パネルに容易に交換できる。
(4)上記態様において、前記第2パネルに設けられ、前記第1パネルおよび前記第2パネルを前記組立位置にロックするロック部を備え、前記ロック部は、前記溝部に係止可能なロックピンと、前記ロックピンを前記溝部に係止するロック位置に付勢する弾性部材と、前記弾性部材を受ける受け部と、を備え、前記受け部は、前記弾性部材の端部を受ける平坦な受け面を有してもよい。
この構成によれば、ロック部にロックピン、弾性部材、および受け部を備えた。ロック部は、ロックピンをロック位置に弾性部材で付勢することにより、ロックピンを溝部に係止する。これにより、第1パネルおよび第2パネルを組立位置にロック部でロックできる。
ここで、受け部は、平坦な受け面を有する。よって、弾性部材における端部の全体を平坦な受け面に接触(すなわち、面接触)させることができる。これにより、弾性部材の端部を安定的に受け面で受けることができ、弾性部材のばね力をロックピンに安定的に付勢させることができる。したがって、ロックピンを弾性部材で溝部に適切に係止可能にでき、第1パネルおよび第2パネルをロック部で組立位置に確実にロック可能にできる。
さらに、弾性部材における端部の全体を平坦な受け面に面接触させることにより、受け面から端部に作用する反力を端部の全体に分散できる。これにより、弾性部材の一端部に応力が集中することを抑えることができ、弾性部材の耐久性を高めることができる。
本考案によれば、突出部を溝部の内部に円滑に配置でき、さらに、溝部と突出部との間から異物や不純物などのコンタミが折り畳み式コンテナの内部に侵入することを抑制できる。
本考案に係る実施形態の折り畳み式コンテナを斜め上方からみた斜視図である。 図1の折り畳み式コンテナを分解した分解斜視図である。 実施形態の折り畳み式コンテナに備えたコンテナ底部を斜め上方からみた斜視図である。 実施形態におけるコンテナ底部の支持ブラケットに設けられた第1支持溝部を示す斜視図である。 図4に示す第1支持溝部から第1支持ピンを分解した側面図である。 実施形態における第1底部フレームの第2支持溝部から第2支持ピンを分解した斜視図である。 実施形態の第1パネルおよび第2パネルを組立位置に配置した状態を示す斜視図である。 実施形態の第1パネルおよび第2パネルを組立位置に配置した状態を示す平面図である。 図8のIX部を拡大した平面図である。 実施形態のロック部を示す斜視図である。 実施形態の折り畳み式コンテナが折り畳まれた状態を示す斜視図である。 実施形態の蓋部をコンテナ底部に保持する保持部を示す斜視図である。 実施形態の蓋部をパレットから取り外す例を示す斜視図である。 実施形態の第1パネルを折畳位置から組立位置に立ち上げる例を示す斜視図である。 実施形態の第2パネルを折畳位置から組立位置に立ち上げる例を示す斜視図である。 実施形態の第1パネルおよび第2パネルを組立位置に立ち上げた状態を示す斜視図である。 実施形態の第1パネルおよび第2パネルに蓋部を取り付ける例を示す斜視図である。
以下、図面を参照し、本考案の一実施形態に係る折り畳み式コンテナを説明する。なお、実施形態では、例えば、折り畳み式コンテナの使用例として、ペットボトル容器をブロー成型する前のペレット(すなわち、プリフォーム)などを運搬する例について説明するが、折り畳み式コンテナを他の運搬物に使用してもよい。
<折り畳み式コンテナ>
図1は、実施形態の折り畳み式コンテナを斜め上方からみた斜視図である。図2は、図1の折り畳み式コンテナを分解した分解斜視図である。
図1、図2に示すように、折り畳み式コンテナ10は、例えば、パレット12と、コンテナ底部13と、一対の第1パネル14と、一対の第2パネル15と、4つのロック部16(図8も参照)と、蓋部17と、を備える。
以下、折り畳み式コンテナ10において蓋部17側を上方、パレット12側を下方として説明する。また、一対の第1パネル14に対して交差する方向を前後方向、一対の第2パネル15に対して交差する方向を左右方向として説明する。また、図中において、上方をUP、前方をFR、左方向をLHで示す。
<パレット>
パレット12は、例えば、不図示のフォークリフトで搬送可能な一般に使用されている通常のパレットである。パレット12は、例えば、再生PP(ポリプロピレン)で矩形体に形成されている。パレット12は、一対の第1挿通穴21と、一対の第2挿通穴22と、を有する。一対の第1挿通穴21は、対向する一対の第1側縁(側縁)12aに挿通されている。一対の第2挿通穴22は、対向する一対の第2側縁(側縁)12bに挿通されている。一対の第1側縁12aは、前後方向において間隔をあけて配置されている。一対の第2側縁12bは、左右方向において間隔をあけて配置されている。
一対の第1挿通穴21および一対の第2挿通穴22は、不図示のフォークリフトに備えた一対のフォークを差し込み可能に形成されている。一対の第1挿通穴21あるいは一対の第2挿通穴22に一対のフォークを挿し込むことにより、パレット12をフォークリフトで運搬することが可能である。パレット12の上面(上部)にコンテナ底部13が固定されている。
<コンテナ底部>
図3は、折り畳み式コンテナに備えたコンテナ底部を斜め上方からみた斜視図である。
図3に示すように、コンテナ底部13は、一対の第1底部フレーム24と、一対の第2底部フレーム25と、底部パネル26と、4つの支持ブラケット27と、を備える。一対の第1底部フレーム24は、パレット12の上面において第1側縁12aに沿って固定されている。一対の第2底部フレーム25は、パレット12の上面において第2側縁12bに沿って固定されている。底部パネル26は、一対の第1底部フレーム24および一対の第2底部フレーム25で囲まれた枠体の内部に配置され、パレット12の上面に固定されている。
4つの支持ブラケット27は、第1底部フレーム24と第2底部フレーム25との交差部にそれぞれ固定されている。支持ブラケット27は、第1プレート31と、第2プレート32と、を有する。第1プレート31および第2プレート32は、平面視においてL字状に折り曲げられている。第1プレート31は、第1底部フレーム24に沿って固定されている。第2プレート32は、第2底部フレーム25に沿って固定されている。
図4は、コンテナ底部の支持ブラケットに設けられた第1支持溝部を示す斜視図である。図5は、図4に示す第1支持溝部から第1支持ピンを分解した側面図である。
図4、図5に示すように、第2プレート32は、第1支持溝部(支持溝部)35を有する。第1支持溝部35は、第2底部フレーム25の上方に設けられている。第1支持溝部35は、第1溝36と、第2溝37と、を有する。
第1溝36は、第2プレート32において第1プレート31寄りの部位に設けられている。第1溝36は、第1プレート31寄りの部位において、第2底部フレーム25の上縁25a近傍から第2プレート32の上縁32a近傍まで第2プレート32の先端縁32b側に向けて上り勾配で傾斜状に延びている。第1溝36の下端部36aは、下方に膨出する円弧状に形成されている。第1溝36の上端部36bは、上方に膨出する円弧状に形成されている。第1溝36の上端部36bに第2溝37の下端部37aが連結されている。
第2溝37は、第1溝36の上端部36bから第2プレート32の上縁32aまで第2プレート32の先端縁32b側に向けて上り勾配で傾斜状に延出されている。第2溝37の下端部37aは、下方に膨出する円弧状に形成されている。第2溝37の上端部37bは、第2プレート32の上縁32aに開口されている。第1支持溝部35(すなわち、第1溝36および第2溝37)については後で詳しく説明する。
図6は、第1底部フレームの第2支持溝部から第2支持ピンを分解した斜視図である。
図6に示すように、第1底部フレーム24に第2支持溝部(支持溝部)38が設けられている。第2支持溝部38は、第1底部フレーム24において第2プレート32寄りの部位に設けられている。第2支持溝部38は、第1底部フレーム24において下縁24a近傍から上縁24bまで上方に向けて延びている。第2支持溝部38の上端部38aは、第1底部フレーム24の上縁24bに開口されている。第2支持溝部38の下端部38bは、下方に膨出する円弧状に形成されている。第2支持溝部38については後で詳しく説明する。
<第1パネル>
図2、図4、図5に示すように、一対の第1パネル14は、一対の第1底部フレーム24に沿って支持されている。一対の第1底部フレーム24は、パレット12において対向する第1側縁12aに沿って固定されている。よって、第1パネル14は、第1底部フレーム24を介して第1側縁12aに沿って支持されている。
第1パネル14は、左右の第2プレート32(左側の第2プレート32を図3に示す)の第1支持溝部35において組立位置と折畳位置とに配置可能に支持されている。組立位置は、第1パネル14および第2パネル15(後述する)がパレット12(具体的には、底部パネル26)から鉛直に立ち上げられた位置である(図16参照)。折畳位置は、第1パネル14および第2パネル15がパレット12(具体的には、底部パネル26)に沿って折り畳まれた位置である。ここで、一対の第1パネル14および一対の第2パネル15が折畳位置に折り畳まれた状態において、一対の第1パネル14が一対の第2パネル15の上側に配置される(図12参照)。
第1パネル14は、第1パネル本体41と、第1下側フレーム42と、第1上側フレーム43と、第1左側フレーム44と、第1右側フレーム45と、を有する。第1パネル本体41は、例えば、PPを原材料とするプラスチックダンボールで矩形状に形成されている。
第1パネル本体41の下縁、上縁、左縁、および右縁は、第1下側フレーム42、第1上側フレーム43、第1左側フレーム44、および第1右側フレーム45により囲われている。第1下側フレーム42、第1上側フレーム43、第1左側フレーム44、および第1右側フレーム45は、例えば、アルミニウム合金で形成されている。
第1下側フレーム42は、両端部(左右端部)から突出する一対の第1支持ピン(支持ピン)47を有する。右側の第1支持ピン47のみ図示する。一対の第1支持ピン47は、第1パネル14の両側部から突出されている。第1支持ピン47は、第1支持溝部35(すなわち、第1溝36および第2溝37)に移動可能に支持されている。第1支持ピン47は、第1溝36の下端部36aにおいて回転可能に支持される。第1支持ピン47が第1溝36の下端部36aに支持された状態において、第1パネル14が組立位置に配置される。
また、第1支持ピン47は、第2溝37の下端部37aにおいて回転可能に支持される。第1支持ピン47が第2溝37の下端部37aに支持された状態において、第1パネル14が折畳位置に配置される。
ここで、一対の第1パネル14は、折畳位置に折り畳まれた状態において、一方の第1パネル14が他方の第1パネル14の上側に配置される。すなわち、他方の第1パネル14は、一対の第1支持ピン47が第1溝36の下端部36aに支持された状態において、一対の第2パネル15(後述する)の上側に折り畳まれた状態で折畳位置に配置される。
また、一方の第1パネル14は、一対の第1支持ピン47が第2溝37の下端部37aに支持された状態において、他方の第1パネル14の上側に折り畳まれた状態で折畳位置に配置される。
さらに、第2溝37の上端部37bは、第2プレート32の上縁32aに開口されている。よって、第1支持ピン47を第2溝37の上端部37bから取り外すことができる。
すなわち、第1支持ピン47は、第1溝36の下端部36aおよび第2溝37の下端部37aに回転可能に支持され、第2溝37の上端部37bから取外可能に支持される。
図7は、第1パネルおよび第2パネルを組立位置に配置した状態を示す斜視図である。図8は、第1パネルおよび第2パネルを組立位置に配置した状態を示す平面図である。図9は、図8のIX部を拡大した平面図である。
図7から図9に示すように、第1右側フレーム45は、溝部51を有する。第1右側フレーム45は、第1パネル本体41の右縁に沿って固定されている。よって、溝部51は、第1パネル本体41の右縁に沿って設けられている。溝部51は、第1パネル14が組立位置に配置された状態において、折り畳み式コンテナ10の内側に開口する。溝部51は、一対の溝側壁(側壁)52と、溝底部53と、を有する。溝部51は、一対の溝側壁(両側壁)52および溝底部53によりU字状に形成されている。
図2、図9に示すように、第1左側フレーム44は、第1右側フレーム45と同様に、溝部51(図示せず)を有する。第1左側フレーム44の溝部51は、第1右側フレーム45の溝部51に対して左右対称に形成されている。実施形態では、第1右側フレーム45の溝部51と第1左側フレーム44の溝部51とに同じ符号を付して説明する。すなわち、溝部51は、第1パネル14において左右の両側に設けられる。
<第2パネル>
図2、図3に示すように、一対の第2パネル15は、一対の第2底部フレーム25に沿って支持されている。一対の第2底部フレーム25は、パレット12において対向する第2側縁12bに沿って固定されている。一対の第2側縁12bは、一対の第1パネル14の間において対向して配置されている。よって、第2パネル15は、一対の第1パネル14の間において、第2底部フレーム25を介して第2側縁12bに支持されている。
図2、図6に示すように、第2パネル15は、組立位置と折畳位置とに配置可能に第2支持溝部38に支持されている。第2支持溝部38は、第2プレート32に設けられている。第2パネル15は、第2パネル本体61と、第2下側フレーム62と、第2上側フレーム63と、第2前側フレーム64と、第2後側フレーム65と、を有する。第2パネル本体61は、例えば、PPを原材料とするプラスチックダンボールで矩形状に形成されている。
第2パネル本体61の下縁、上縁、前縁、および後縁は、第2下側フレーム62、第2上側フレーム63、第2前側フレーム64、および第2後側フレーム65により囲われている。第2下側フレーム62、第2上側フレーム63、第2前側フレーム64、および第2後側フレーム65は、例えば、アルミニウム合金で形成されている。
第2下側フレーム62は、両端部から突出する一対の第2支持ピン(支持ピン)67を有する。前側の第2支持ピン67のみ図示する。一対の第2支持ピン67は、第2パネル15の両側部から突出されている。第2支持ピン67は、第2支持溝部38に移動可能に支持されている。第2支持ピン67は、第2支持溝部38の下端部38bにおいて回転可能に支持される。第2支持ピン67が第2支持溝部38の下端部38bに支持された状態において、第2パネル15が組立位置に配置される。
また、一対の第2パネル15は、折畳位置に折り畳まれた状態において、一方の第2パネル15が他方の第2パネル15の上側に配置される。すなわち、他方の第2パネル15は、一対の第2支持ピン67が第2支持溝部38の下端部38bに支持された状態において、底部パネル26の上側に折り畳まれた状態で折畳位置に配置される。
さらに、一方の第2パネル15は、一対の第2支持ピン67が第2支持溝部38の下端部38bに対して上方に持ち上げられた状態において、他方の第2パネル15の上側に折り畳まれた状態で折畳位置に配置される。
加えて、第2支持溝部38の上端部38aは、第1底部フレーム24の上縁24bに開口されている。よって、第2支持ピン67を第2支持溝部38の上端部38aから取り外すことができる。すなわち、第2支持ピン67は、第2支持溝部38の下端部38bに回転可能に支持され、第2支持溝部38の上端部38aから取外可能に支持される。
図7、図8に示すように、第2前側フレーム64は、張出部71と、突出部72と、を有する。張出部71は、第1パネル14および第2パネル15が組立位置に配置された状態において、第1パネル14に向けて突出されている。突出部72は、張出部71に設けられている。ここで、第2前側フレーム64は、第2パネル本体61の前縁に沿って固定されている。よって、突出部72は、第2パネル本体61の前縁に沿って設けられている。突出部72は、第2パネル15が組立位置に配置された状態において、溝部51の内部に配置可能に折り畳み式コンテナ10の外側へ向けて突出する。
図9に示すように、突出部72は、突起本体74と、ガイド部75と、を有する。突起本体74は、第2パネル15が組立位置に配置された状態において、溝部51の内部に配置可能に折り畳み式コンテナ10の外側へ向けて突出する。突起本体74の先端にはガイド部75が設けられている。ガイド部75は、円柱に形成されている。よって、ガイド部75は、中央における両側部75aから先端75bに向かうに従って先細りに形成されている。また、ガイド部75の両側部75aは、溝部51における一対の溝側壁52に対して接触可能に張り出されている。
ここで、ガイド部75の両側部75aを一対の溝側壁52に接触可能とするために、例えば、両側部75aを溝部51の溝幅より大きく、または、溝幅と同じに設定してもよい。あるいは、両側部75aを溝部51の溝幅より僅かに小さく設定しても。また、実施形態では、ガイド部75を円柱に形成する例について説明するが、ガイド部75を他の形状に形成してもよい。
また、ガイド部75の先端75bは、第1パネル14および第2パネル15が組立位置に配置された状態において、溝部51の溝底部53に対して接触可能に形成されている。なお、ガイド部75の先端75bを溝底部53に対して非接触に形成してもよい。
第2後側フレーム65は、第2前側フレーム64と同様に、突出部72(図示せず)を有する。第2後側フレーム65の突出部72は、第2前側フレーム64の突出部72に対して前後対称(同様)に形成されている。実施形態では、第2前側フレーム64の突出部72と第2後側フレーム65の突出部72とに同じ符号を付して説明する。すなわち、突出部72は、第2パネル15において前後の両側に設けられる。
<ロック部>
図2、図7に示すように、第2パネル15の第2上側フレーム63に一対のロック部16が設けられている。具体的には、一対のロック部16は、第1ロック部16および第2ロック部16で構成される。第1ロック部16は、第2上側フレーム63の前部63aに設けられている。第2ロック部16は、第2上側フレーム63の後部63bに設けられている。第1ロック部16および第2ロック部16は、前後対称に形成されている。よって、第1ロック部16および第2ロック部16を「ロック部16」として説明する。
図10は、ロック部を示す斜視図である。
図7、図8、図10に示すように、ロック部16は、例えば、受け部81と、ロックピン82と、突起83と、弾性部材84と、を備える。受け部81は、取付プレート86と、受け本体部87と、を備える。取付プレート86は、第2上側フレーム63の前部63aにボルト88で固定されている。受け本体部87は、取付プレート86から第2上側フレーム63の内部に向けて突出されている。受け本体部87は、受け面87aと、貫通孔87bと、を有する。受け面87aは、平坦に形成されている。受け面87aは、後述する弾性部材84の一端部(端部)84aを受ける面である。貫通孔87bは、受け面87aに貫通されている。貫通孔87bには、ロックピン82が支持されている。
ロックピン82は、例えば、ガイドピン91と、ストッパ部(図示せず)と、ピン本体92と、を備える。ガイドピン91は、ピン本体92に対して外径が小さく形成されている。ガイドピン91は、受け本体部87の貫通孔87bに移動可能に貫通されている。不図示のストッパ部は、ガイドピン91の一端部に設けられている。ストッパ部は、ガイドピン91に対して拡径された状態に形成されている。ストッパ部は、ガイドピン91が受け本体部87の貫通孔87bから抜け出すことを防止する。
ピン本体92は、ガイドピン91の他端部に設けられている。ピン本体92は、ガイドピン91に対して拡径された状態に形成されている。ピン本体92は、先端部92aが第2前側フレーム64に移動自在に貫通されている。ピン本体92は、先端部92aに傾斜面92bを有する。傾斜面92bは、第1パネル14および第2パネル15が組立位置に配置された状態において、第1パネル14の溝部51に対向する位置に配置される。ピン本体92には、突起(つまみ部)83が設けられている。
突起83は、例えば、ピン本体92にねじ結合されている。突起83は、ピン本体92の軸方向に対して直交するように、ピン本体92から第2上側フレーム63(具体的には、前部63a)の外側に向けて突出されている。突起83は、前部63aのガイド孔93から外側に突出されている。ガイド孔93は、ピン本体92の軸方向に向けて長孔に形成されている。
弾性部材84は、受け本体部87の受け面87aとピン本体92の基端面との間に配置されている。弾性部材84は、例えば、圧縮コイルばねが使用される。弾性部材84は、一端部84aが受け面87aに接触(面接触)され、他端部84bがピン本体92の基端面に接触(面接触)されている。
ここで、受け面87aは、平坦に形成されている。よって、受け面87aは、弾性部材84における一端部84aの全体に接触可能である。このように、受け面87aを平坦に形成することにより、平坦な受け面87aで一端部84aの全体を受けることができる。
また、弾性部材84は、ピン本体92をロック位置にばね力により付勢する。ピン本体92がロック位置に配置された状態において、例えば、突起83がガイド孔93の前端93aに接触する。よって、ピン本体92が弾性部材84のばね力によりロック位置に保持される。
ピン本体92がロック位置に保持された状態において、第1パネル14が組立位置に配置した後、第2パネル15を折畳位置から組立位置に移動する。第2パネル15が組立位置に移動することにより、ピン本体92の傾斜面92bが第1パネル14の第1上側フレーム43(具体的には、溝部51)に接触する。よって、ピン本体92が弾性部材84のばね力に抗して受け本体部87の受け面87a側に押し込まれる。第2パネル15を継続して組立位置に移動することにより、ピン本体92の先端部92aが溝部51の挿通孔(図示せず)に挿通する。
ピン本体92の先端部92aが溝部51の挿通孔(図示せず)に挿通することにより、ピン本体92が弾性部材84の付勢力でロック位置に保持される。よって、ピン本体92は、溝部51に係止可能である。これにより、第1パネル14および第2パネル15をピン本体92(すなわち、ロック部16)により組立位置に配置した状態に自動的にロックできる。
一方、突起83をガイド孔93の後端93bまで人手で移動することにより、ピン本体92を弾性部材84のばね力に抗してロック解除位置に移動できる。よって、ピン本体92を溝部51の挿通孔から抜き出し、溝部51に対するロックを解除できる。これにより、第1パネル14および第2パネル15を組立位置から折畳位置に折り畳むことができる。
<蓋部>
図1、図2に示すように、折り畳み式コンテナ10は、一対の第1パネル14および一対の第2パネル15が組立位置に配置された状態において、一対の第1パネル14および一対の第2パネル15により頂部10a(図16参照)が形成される。折り畳み式コンテナ10の頂部10aは、上方に向けて開口されている。折り畳み式コンテナ10の頂部10aには蓋部17が配置される。蓋部17は、頂部10aに配置されることにより頂部10aの開口を塞ぐ。
具体的には、蓋部17は、蓋部パネル本体101と、一対の第1蓋部フレーム102と、一対の第2蓋部フレーム103と、を備える。蓋部パネル本体101は、例えば、PPを原材料とするプラスチックダンボール、あるいはアルミニウム合金製の板材で矩形状に形成されている。蓋部パネル本体101の前縁および後縁は、一対の第1蓋部フレーム102に囲われている。蓋部パネル本体101の左縁および右縁は、一対の第2蓋部フレーム103に囲われている。一対の第1蓋部フレーム102および一対の第2蓋部フレーム103は、例えば、アルミニウム合金で形成されている。
一対の第1蓋部フレーム102は、一対の第1パネル14および一対の第2パネル15が組立位置に配置された状態の頂部10aにおいて、一対の第1上側フレーム43に沿って配置される。一対の第2蓋部フレーム103は、第1パネル14および第2パネル15が組立位置に配置された状態の頂部10aにおいて、一対の第2上側フレーム63に沿って配置される。これにより、蓋部17が頂部10aに配置され、頂部10aの開口が蓋部17で塞がれる。
<折り畳み式コンテナの組み立て>
つぎに、折り畳み式コンテナ10を使用状態に組み立てる手順を図11から図17に基づいて説明する。
図11は、折り畳み式コンテナが折り畳まれた状態を示す斜視図である。
図11に示すように、折り畳み式コンテナ10は、一対の第1パネル14および一対の第2パネル15(双方、図2参照)が折畳位置に折り畳まれている。折畳位置に折り畳まれた一対の第1パネル14および一対の第2パネル15を覆うように蓋部17が配置されている。
図12は、蓋部をコンテナ底部に保持する保持部を示す斜視図である。
図11、図12に示すように、一対の第1蓋部フレーム102および一対の第1底部フレーム24には、保持部112が設けられている。保持部112は、バンド114と、フック115と、備える。バンド114は、一対の第1蓋部フレーム102に両端部が設けられている。フック115は、バンド114の中央に設けられている。フック115は、第1底部フレーム24の係止部116に係止される。第1底部フレーム24は、パレット12の上面に固定されている。これにより、蓋部17が保持部112によりパレット12に保持された状態に保たれる。
図13は、蓋部をパレットから取り外す例を示す斜視図である。
図13に示すように、フック115を第1底部フレーム24の係止部116(図12参照)から外し、フック115による係止部116への係止を解除する。この状態において、蓋部17をパレット12の上方に取り外す。蓋部17を取り外すことにより、パレット12の上側に折り畳まれた一対の第1パネル14が露出する。
ここで、図4、図13に示すように、一対の第1パネル14の一方が折畳位置に折り畳まれた状態において、第1支持ピン47が第1支持溝部35(具体的には、第2溝37の下端部37a(図4参照))に支持されている。第2溝37は、上り勾配で傾斜状に延びている。よって、一方の第1パネル14において第1支持ピン47が上方に移動することを第2溝37で防止できる。
また、一対の第1パネル14の他方が折畳位置に折り畳まれた状態において、第1支持ピン47が第1支持溝部35(具体的には、第1溝36の下端部36a)に支持されている。第1溝36は、上り勾配で傾斜状に延びている。よって、他方の第1パネル14において第1支持ピン47が上方に移動することを第1溝36で防止できる。
さらに、一対の第1パネル14の下側には、一対の第2パネル15(図2参照)が配置されている。これにより、一対の第1パネル14および一対の第2パネル15は、折畳位置に折り畳まれた状態において、パレット12にコンテナ底部13を介して安定的に保持されている。
図14は、第1パネルを折畳位置から組立位置に立ち上げる例を示す斜視図である。
図14に示すように、一対の第1パネル14の一方を折畳位置から組立位置に一対の第1支持ピン47(図4参照)を支点にして矢印Aの如く立ち上げる。一方の第1パネル14を組立位置に立ち上げた後、一対の第1パネル14の他方を折畳位置から組立位置に一対の第1支持ピン47(図示せず)を支点にして一方の第1パネル14と同様に立ち上げる。
図15は、第2パネルを折畳位置から組立位置に立ち上げる例を示す斜視図である。
図15に示すように、一対の第1パネル14を立ち上げた後、一対の第2パネル15の一方を折畳位置から組立位置に一対の第2支持ピン67(図6参照)を支点にして矢印Bの如く立ち上げる。一方の第2パネル15を組立位置に立ち上げた後、一対の第2パネル15の他方を折畳位置から組立位置に一対の第2支持ピン67(図示せず)を支点にして一方の第2パネル15と同様に立ち上げる。
図16は、第1パネルおよび第2パネルを組立位置に立ち上げた状態を示す斜視図である。
図16に示すように、一対の第1パネル14および一対の第2パネル15を組立位置に立ち上げた状態に組み付ける。第2パネル15を組立位置に立ち上げる際に、ロック部16(図8も参照)により第2パネル15を第1パネル14に自動的にロックできる。
ここで、図4、図6に示すように、第1パネル14を組立位置に立ち上げた状態において、第1支持ピン47が第1支持溝部35(具体的には、第1溝36の下端部36a)に支持されている。第1溝36は、上り勾配で傾斜状に延びている。また、第2支持ピン67が第2支持溝部38の下端部38bに支持されている。第2支持溝部38は、上方に向けて延びている。上り勾配で傾斜状に延びている。
よって、第2パネル15を第1パネル14にロック部16(図8参照)でロックすることにより、第1支持ピン47が第1溝36から抜け出すことを防止でき、かつ、第2支持ピン67が第2支持溝部38から抜け出すことを防止できる。これにより、一対の第1パネル14および一対の第2パネル15をパレット12にコンテナ底部13を介して組立位置に安定的に固定できる。
図17は、第1パネルおよび第2パネルに蓋部を取り付ける例を示す斜視図である。
図16、図17に示すように、一対の第1パネル14および一対の第2パネル15を組立位置にロックした状態において、例えば、頂部10aの開口からペレットなどを折り畳み式コンテナ10の内部に収納(充填)する。折り畳み式コンテナ10の内部にペレットなどを収納した後、頂部10aに蓋部17を配置する。これにより、頂部10aの開口を蓋部17で塞ぐことができる。これにより、折り畳み式コンテナ10を使用状態に組み立てる手順が完了する。
以上説明したように、実施形態の折り畳み式コンテナ10によれば、図9に示すように、第1パネル14の両側に溝部51を設け、第2パネル15の両側に突出部72を設けた。図9では、右側の溝部51および前側の突出部72のみを図示する。突出部72は、第1パネル14および第2パネル15が組立位置に配置された状態において、溝部51の内部に配置可能に突出されている。この突出部72にガイド部75を有し、ガイド部75を円柱に形成した。よって、ガイド部75を先細りに形成できる。さらに、ガイド部75を溝部51における一対の溝側壁52に接触可能に形成できる。
ガイド部75を先細りに形成することにより、突出部72を溝部51の内部に円滑に配置できる。さらに、ガイド部75を溝部51における一対の溝側壁52に接触可能に形成することにより、ガイド部75と溝部51との間の隙間を小さく抑えることや、隙間を生じさせないようにできる。これにより、溝部51と突出部72との間から異物や不純物などのコンタミが折り畳み式コンテナの内部に侵入することを抑制できる。
加えて、ガイド部75を溝部51における一対の溝側壁52に接触可能に形成することにより、突出部72を溝部51の内部において移動しないように適切に保持できる。よって、折り畳み式コンテナ10を強固に組み立てることができる。これにより、折り畳み式コンテナ10を運搬する際に、折り畳み式コンテナ10にガタつきが発生することを抑制できる。
また、ガイド部75を円柱に形成することにより、ガイド部75の表面を緩やかな曲面に形成できる。よって、ガイド部75の一部に応力が集中することを防止できる。これにより、ガイド部75の損傷を防止でき、ガイド部75の耐久性を高めることができる。
さらに、図4、図5に示すように、第1パネル14の両側部から第1支持ピン47(右側の第1支持ピン47のみを図示する。)を突出させた。また、パレット12側の支持ブラケット27に第1支持溝部35を設けた。第1支持溝部35で第1支持ピン47を回転可能で、かつ取外可能に支持するようにした。よって、第1支持ピン47を第1支持溝部35で回転可能に支持することにより、第1パネル14を折畳位置と組立位置とに配置できる。さらに、第1支持ピン47を第1支持溝部35から取り外すことにより、第1パネル14をパレット12側の支持ブラケット27から取り外すことができる。
また、図6に示すように、第2パネル15の両側部から第2支持ピン67(前側の第2支持ピン67のみを図示する。)を突出させた。また、パレット12側の第1底部フレーム24に第2支持溝部38を設けた。第2支持溝部38で第2支持ピン67を回転可能で、かつ取外可能に支持するようにした。よって、第2支持ピン67を第2支持溝部38で回転可能に支持することにより、第2パネル15を折畳位置と組立位置とに配置できる。さらに、第2支持ピン67を第2支持溝部38から取り外すことにより、第2パネル15をパレット12側の第1底部フレーム24から取り外すことができる。
ここで、図1、図2に示すように、第1パネル14や第2パネル15は、例えば、折り畳み式コンテナ10をフォークリフトで運搬する際にフォークなどに干渉して変形することや、損傷することが考えられる。この場合、第1パネル14および第2パネル15をパレット12側から取り外して、新たな第1パネルや新たな第2パネルに容易に交換できる。
さらに、図8に示すように、ロック部16に受け部81(具体的には、受け本体部87)、ロックピン82、および弾性部材84を備えた。ロック部16は、ロックピン82をロック位置に弾性部材84で付勢することにより、ロックピン82を溝部51に係止する。これにより、第1パネル14および第2パネル15を組立位置にロック部16でロックできる。
ここで、受け部81の受け本体部87は、平坦な受け面87aを有する。よって、弾性部材84における一端部84aの全体を平坦な受け面87aに接触(すなわち、面接触)させることができる。これにより、弾性部材84の一端部84aを安定的に受け面87aで受けることができ、弾性部材84のばね力をピン本体92に安定的に付勢させることができる。したがって、ピン本体92を弾性部材84で溝部51に適切に係止でき、第1パネル14および第2パネル15をロック部16で組立位置に確実にロックできる。
さらに、弾性部材84における一端部84aの全体を平坦な受け面87aに面接触させることにより、受け面87aから一端部84aに作用する反力を一端部84aの全体に分散できる。これにより、弾性部材84の一端部84aに応力が集中することを抑えることができ、弾性部材84の耐久性を高めることができる。
なお、本考案の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
その他、本考案の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 折り畳み式コンテナ
10a 頂部
12 パレット
12a 第1側縁(側縁)
12b 第2側縁(側縁)
14 第1パネル
15 第2パネル
16 ロック部
17 蓋部
35 第1支持溝部(支持溝部)
38 第2支持溝部(支持溝部)
47 第1支持ピン(支持ピン)
51 溝部
52 溝部における一対の溝側壁(両側壁)
67 第2支持ピン(支持ピン)
72 突出部
75 ガイド部
81 受け部
82 ロックピン
84 弾性部材
84a 弾性部材の一端部(弾性部材の端部)
87 受け本体部
87a 受け面

Claims (4)

  1. 搬送可能なパレットと、
    前記パレットのうち対向する側縁に支持され、前記パレットに沿って折り畳まれた折畳位置と、前記パレットから立ち上げられた組立位置とに配置可能な一対の第1パネルと、
    前記パレットのうち前記一対の第1パネルの間において対向する側縁に支持され、前記パレットに沿って折り畳まれた折畳位置と、前記パレットから立ち上げられた組立位置とに配置可能な一対の第2パネルと、を備える折り畳み式コンテナにおいて、
    前記第1パネルの両側に設けられ、前記第1パネルが前記組立位置に配置された状態において前記折り畳み式コンテナの内側に開口する溝部と、
    前記第2パネルの両側に設けられ、前記第1パネルおよび前記第2パネルが前記組立位置に配置された状態において前記溝部の内部に配置可能に突出する突出部と、を有し、
    前記突出部は、
    先細りに形成され、前記溝部の両側壁に接触可能なガイド部を有する、
    ことを特徴とする折り畳み式コンテナ。
  2. 前記ガイド部は、円柱である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式コンテナ。
  3. 前記第1パネルおよび前記第2パネルは、両側部から突出する支持ピンを有し、
    前記支持ピンを回転可能で、かつ取外可能に支持する支持溝部を前記パレット側に有する、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の折り畳み式コンテナ。
  4. 前記第2パネルに設けられ、前記第1パネルおよび前記第2パネルを前記組立位置にロックするロック部を備え、
    前記ロック部は、
    前記溝部に係止可能なロックピンと、
    前記ロックピンを前記溝部に係止するロック位置に付勢する弾性部材と、
    前記弾性部材を受ける受け部と、を備え、
    前記受け部は、
    前記弾性部材の端部を受ける平坦な受け面を有する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み式コンテナ。
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