JP3247358U - クレーンゲーム装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】獲得可能な最大景品数を大きくするとともに、獲得動作の視覚的効果を高める魅力的なクレーンゲーム装置を提供する。【解決手段】閉止されるプレイ空間21が内部に形成される筐体部20に配置されており、基部を起点に回動して先端が開閉する複数のアーム部31をそれぞれ有する第1~第N(Nは3以上15以下の整数)把持部30と、第1~第N把持部がプレイ空間の幅方向である第1方向に沿って設けられており、第1方向に沿って延びる水平バーと、水平バーを上下方向に移動させる上下駆動部と、上下駆動部および水平バーをプレイ空間の奥行方向である第2方向に移動させる水平駆動部と、プレイ空間の外部に配置されており制御部を介して水平駆動部を駆動し、第1~第N把持部の第2方向の位置を操作する操作部60と、を有するクレーンゲーム装置10。【選択図】図1

Description

新規性喪失の例外適用申請有り
本考案は、クレーンを操作して景品を獲得するクレーンゲーム装置に関する。
クレーンゲーム装置は、プレイ空間内に設置されたクレーンを、プレイ空間外部の操作部を介してプレイヤーが操作することにより、閉止されるプレイ空間内の景品載置領域にある景品を景品落下口まで移動させて獲得する装置である。
従来のクレーンゲーム装置では、基本的に所定のプレイヤーは、1つのプレイゾーンに対して1つのクレーン(把持部ともいう)を2次元方向に移動させ、所定の1地点にある景品に狙いを定め、狙った地点の獲得を目指すものである(特許文献1参照)。
しかしながら、従来のクレーンゲーム装置では、原則的に1つのプレイゾーンに対して1つのクレーンを操作するため、プレイゾーンの1か所についてしか景品の獲得を狙うことができず、獲得可能な最大景品数が大きくなく、振れ幅の大きい成功を発生させることが難しいという問題がある。
特開2017-164317号公報
本考案は、獲得可能な最大景品数を大きくするとともに、獲得動作の視覚的効果を高めた魅力的なクレーンゲーム装置を提供する。
本考案に係るクレーンゲーム装置は、
閉止されるプレイ空間が内部に形成される筐体部内に配置されており、基部を起点に回動して先端が開閉する複数のアーム部をそれぞれ有する第1~第N(Nは3以上20以下の整数)把持部と、
前記プレイ空間の幅方向である第1方向に沿って延びており、前記第1~第N把持部が設けられる水平バーと、
前記水平バーに接続しており、前記水平バーを上下方向に移動させる上下駆動部と、
前記上下駆動部および前記水平バーを前記プレイ空間の奥行方向である第2方向に移動させる水平駆動部と、
前記アーム部を開閉する開閉駆動部、前記上下駆動部および前記水平駆動部の動作を制御する制御部と、
前記プレイ空間の外部に配置されており、前記制御部を介して前記水平駆動部を駆動し、前記第1~第N把持部の前記第2方向の位置を操作する操作部と、
前記プレイ空間に接続する接続開口と、前記筐体部の外面に形成される景品取出口と、を接続する景品排出通路と、を有する。
本考案に係るクレーンゲーム装置では、第1~第N把持部を有しており、それがプレイ空間の幅方向である第1方向に沿って延びる水平バーに沿って設けられている。このようなクレーンゲーム装置では、多数の把持部により、プレイ空間における多数のポイントでの景品獲得を同時に行うことができるため、獲得可能な最大景品数が多く、大量獲得のような振れ幅の大きい成功を発生させることが可能である。また、プレイ空間の幅方向に第1~第N把持部が配列される水平バーにより、多数の把持部が同時にプレイ空間を移動することにより、景品獲得の成功期待を伴う視覚的効果を高めることができ、強い魅力を生じさせることができる。なお、Nは3以上20以下の整数であることがゲーム性および視覚効果の観点で好ましく、5以上15以下の整数であることが同様の理由からさらに好ましく、7以上12以下の整数であることが最も好ましい。
また、たとえば、前記第1~第N把持部は略等間隔で前記第1方向に沿って配置され、前記第1~第N把持部のうち任意の1つのアーム部開状態における前記アーム部間の前記第1方向に関する最大長さは、前記第1~第N把持部の前記第1方向に関する平均配置間隔の50%以上であってもよい。
このようなクレーンゲーム装置では、プレイ空間において、景品獲得を狙う領域を点ではなく線でイメージすることができるため、従来のクレーンゲーム装置にはない新たなゲーム性を生じる。
また、たとえば、前記第1把持部から前記第N把持部までのアーム部開状態における前記第1方向に関する最大長さは、前記プレイ空間の前記第1方向の最大長さの50%以上100%未満であってもよい。
このようなクレーンゲーム装置によれば、プレイ空間の幅方向に関する全体に対して、第1~第N把持部を用いて同時に景品獲得を狙うことが可能となるため、従来のクレーンゲーム装置にはない新たなゲーム性を生じる。
また、たとえば、前記景品排出通路の前記接続開口は、前記プレイ空間において前記第2方向に関して前記筐体部の前面側に形成されており、前記第1方向に関して前記筐体部の中央を跨いで形成されてもよい。
このようなクレーンゲーム装置は、景品をプレイ空間のコーナー部分から下方に落とす従来機とは異なり、第1方向に延びる水平バーに吊設される第1~第N把持部と相まってプレイ空間コーナー部分だけでなく中央部分からも景品が排出されるため、景品獲得時の視覚的効果が高く、強い魅力を生じることができる。
また、たとえば、前記接続開口の前記第1方向に関する最大長さは、前記プレイ空間の前記第1方向の最大長さの30%以上100%以下であってもよい。
このようなクレーンゲーム装置は、接続開口の長さがプレイ空間の長さの大きな部分を占めるため、景品獲得を狙う領域を点ではなく線でイメージできるためゲーム性が高く、また、プレイ空間の幅方向に長く配置された把持部からの景品排出を、シンプルな動作で行うことが可能である。
また、たとえば、前記プレイ空間における景品設置面と、前記景品排出通路における前記接続開口の間には、前記第1方向および前記上下方向に延びる透明の仕切板が配置されていてもよい。
透明な仕切板を配置することで、把持部によって上方に持ち上げられて仕切板を超えたものだけが接続開口から排出されるため、景品の持ち上げを可能とする把持部を多数有する特徴を、クレーンゲーム装置のゲーム性との関連において強調することができる。
また、たとえば、前記第1~第N把持部が接続する前記水平バーは、前記第2方向および上下方向に移動可能であり、前記第1方向には移動できなくてもよい。
このようなクレーンゲーム装置は、水平バーおよび各把持部を第1方向に移動させないため、構造がシンプルである。また、多数の把持部が第1方向に配列されているため、把持部自体を第1方向に移動させることができなくても、プレイ空間の広い範囲の景品の獲得を狙うことが可能である。
また、たとえば、前記プレイ空間の前記第2方向の最大長さは、前記水平バーの前記第1方向に沿う最大長さより短くてもよい。
このようなクレーンゲーム装置は、第1方向に配置した多数の把持部による景品獲得動作を、ゲームを行うプレイヤーに対して効果的に見せることが可能である。
また、たとえば、前記上下駆動部は、前記第1方向における互いに異なる位置で前記水平バーに対して接続する第1垂直柱部および第2垂直柱部を有し、
前記第1垂直柱部と前記第2垂直柱部とは、前記第1方向に関して前記水平バーの中央位置を基準として互いに対称に配置されていてもよい。
このようなクレーンゲーム装置の上下駆動部は、第1方向に長い水平バーを、安定して保持および移動させることが可能である。
また、たとえば、前記プレイ空間の外部に配置されており、前記制御部を介して前記第1~第N把持部の前記第2方向の位置を決定し、前記水平バーの下降を開始させる決定操作部を有してもよい。
このような決定操作部を有するクレーンゲーム装置は、プレイヤーが把持部の第2方向の位置を決めるまでの間に、第2方向を操作する操作部から手を離すことが可能となるため、プレイヤーがクレーンゲーム装置の回りを移動してクレーンの位置を確認しながらゲームを行うことが可能である。
図1は、本考案の一実施形態に係るクレーンゲーム装置の外観斜視図である。 図2は、図1に示すクレーンゲーム装置を前面側から見た正面図である。 図3は、図1に示すクレーンゲーム装置を側面側から見た側面図である。 図4は、図1に示すクレーンゲーム装置における把持部の動きの第1段階を示す概念図である。 図5は、図1に示すクレーンゲーム装置における把持部の動きの第2段階を示す概念図である。 図6は、図5に示す把持部の動きの第2段階を、正面図を用いて説明した概念図である。
図1は、本考案の一実施形態に係るクレーンゲーム装置10を斜め上方から見た概略図である。図1に示すように、クレーンゲーム装置10は、略矩形の筐体部20を有する。筐体部20の内部には、プレイ空間21が形成されている。プレイ空間21は、筐体部20の一部を構成する透明のスライド扉部24などによって閉止されている。
クレーンゲーム装置10の筐体部20内におけるプレイ空間21には、第1~第N(Nは3以上20以下の整数)把持部30が配置されている。正面図である図2にから明らかなように、実施形態に係るクレーンゲーム装置10におけるNは10である。すなわち、クレーンゲーム装置10は、第1把持部30a、第2把持部30b、第3把持部30c、第4把持部30d、第5把持部30e、第6把持部30f、第7把持部30g、第8把持部30h、第9把持部30i、第10把持部30jを有する。
図2において第1把持部30aを用いて示しているように、第1~第N把持部30は、基部31aを起点に回動して先端31bが開閉する複数(実施形態では3つ)のアーム部31をそれぞれ有する。図1および図2等では、第1~第N把持部30の複数のアーム部31は、先端31bが開いたアーム部開状態となっている。後述するように、第1~第N把持部30が下降した際(図5および図6参照)、それぞれの第1~第N把持部30が有するアーム部31は、先端31bが閉じたアーム部閉状態となり、第1~第N把持部30は、プレイ空間21内に設置される景品を把持することが可能である。
すなわち、第1~第N把持部30を構成する各把持部30a~30jは、アーム部31の先端31bを開閉する開閉駆動部32(図3参照)を有する。各把持部30a~30jは、ソレノイドを有する開閉駆動部32によって複数のアーム部31を開閉するソレノイド型であってもよく、回転モーターを有する開閉駆動部32によって複数のアーム部31を開閉するモーター型であってもよく、各把持部30a~30jのタイプは特に限定されない。
図2に示すように、クレーンゲーム装置10は、プレイ空間21の幅方向である第1方向D1に沿って延びており第1~第N把持部30が設けられる水平バー52を有する。なお、プレイ空間21の幅方向である第1方向D1は、図2に示すようにクレーンゲーム装置10を正面から見た場合における左右方向である。水平バー52は、第1方向D1に延びる棒状の部材で構成されるが、第1方向D1に延びる板状、格子状その他の形状であっても構わない。
第1~第N把持部30は、第1~第N把持部30の各アーム部31が水平バー52から下方に延びるように、水平バー52に対して吊設されている。また、第1~第N把持部30を構成する各把持部30a~30jは、略等間隔で第1方向D1に沿って配置されている。さらに、第1~第N把持部30を構成する各把持部30a~30jは、水平バー52に設置される位置が異なるだけで、互いに同様のものである。
ただし、クレーンゲーム装置10の第1~第N把持部30としては、同様の把持部30a~30jを第1方向D1に沿って等間隔に配置するもののみには限定されない。たとえば、第1~第N把持部30のなかには、大きさやアーム部31の本数が互いに異なる把持部が含まれていてもよく、把持部30a~30jの間隔も不均一であってもかまわない。
図6は、第1~第N把持部30の動きの第2段階を、正面図を用いて説明した概念図であり、図6では、下降中の第1~第N把持部30の位置が実線で示してある。図6に示すように、第1~第N把持部30および水平バー52は、後述する上下駆動部50により上下に移動することが可能である。また、第1~第N把持部30のうち任意の1つの把持部30a~30jがアーム部開状態におけるアーム部31間の第1方向D1に関する最大長さW5(アーム部31における先端31aの第1方向D1に関する開き幅)は、第1~第N把持部30に含まれる把持部30a~30jの第1方向D1に関する平均配置間隔W4の50%以上150%以下であることが好ましく、80%以上100%以下であることがより好ましい。
アーム部31の先端31bの開き幅W5と把持部30a~30jの平均配置間隔W4をこのような範囲とすることにより、クレーンゲーム装置10は、プレイヤーに対して景品獲得を狙う領域を点ではなく線でイメージさせることができ、従来のクレーンゲーム装置にはない新たなゲーム性を生じる。なお、アーム部31の先端31bの開き幅W5が、平均配置間隔W4の100%以上となるような場合は、近接するアーム部31の位置を前後にずらして配置することで、隣接する把持部30a~30j間の接触を避けることができる。
図2および図6に示すように、クレーンゲーム装置10は、水平バー52に対して上方から接続しており、水平バー52を上下方向に移動させる上下駆動部50を有する。上下駆動部50は、第1方向D1における互いに異なる位置で水平バー52に対して接続する第1垂直柱部50aと第2垂直柱部50bとを有する。第1垂直柱部50aと第2垂直柱部50bとは、第1方向D1に関して水平バー52の中央位置52aを基準として互いに対称に配置されている。
第1垂直柱部50aと第2垂直柱部50bとは、それぞれ入れ子状になる外筒部と内筒部とを有しており、不図示のモーター等の駆動力により、上下方向に伸縮する。第1垂直柱部50aと第2垂直柱部50bの下端は水平バー52に接続しており、第1垂直柱部50aと第2垂直柱部50bの上端は水平駆動部54に接続している。
図3は、図1に示すクレーンゲーム装置10を側面側から見た側面図である。図2および図3に示すように、クレーンゲーム装置10は、上下駆動部50、水平バー52および第1~第N把持部30をプレイ空間21の奥行方向である第2方向D2に移動させる水平駆動部54を有する。水平駆動部54は、プレイ空間21の天井部分に設けられており、水平バー52と略平行であり第2方向D2に移動する可動梁部54aや、可動梁部54aの移動をガイドするガイド部(不図示)等を有する。なお、プレイ空間21の奥行方向である第2方向D2は、図3に示すようにクレーンゲーム装置10を側面から見た場合における左右方向である。第1方向D1と第2方向D2とは互いに垂直であり、第1方向D1および第2方向D2は、いずれも上下方向である第3方向D3に対して垂直である。
図4は、第1~第N把持部30の動きの第1段階を、側面図を用いて説明した概念図である。図3と図4の比較から理解できるように、水平駆動部54は、モーター等の駆動力により、水平バー52および第1~第N把持部30をプレイ空間21の奥行方向である第2方向D2に移動させる。図4では図示していないが、水平駆動部54は、第1~第N把持部30および水平バー52が接続開口72の直上に位置する前面側の位置から、第1~第N把持部30および水平バー52が筐体部20の背面側の壁に近接する位置まで、第1~第N把持部30および水平バー52を往復移動させることができる。
図1に示すように、プレイ空間21の底部は、クレーンゲーム装置10における獲得対象となる景品を設置する景品設置面26と、景品排出通路70に通じる接続開口72とを有する。クレーンゲーム装置10の景品排出通路70は、プレイ空間21に連通する接続開口72と、筐体部20の外面に形成される景品取出口74とを接続する通路であり、第1~第N把持部30の動作によって獲得された景品は、景品排出通路70を介してプレイ空間21の外部へ排出される。
接続開口72は、プレイ空間21に向かって上方に開口しており、景品取出口74は、筐体部20の前面側23に開口している。景品取出口74は、後述する操作部60および決定操作部62の下方に形成されている。
図4に示すように、接続開口72は、第2方向に関して、プレイ空間21において筐体部20の前面側23に形成されている。一方、景品設置面26は、第2方向D2に関して、プレイ空間21において筐体部20の背面側に形成されている。接続開口72を前面側23に形成することにより、景品獲得時において、第1~第N把持部30により把持された景品が、操作部60近傍にいるプレイヤーに向かって移動するため、景品の獲得期待度の高まりを、効果的に演出できる。
また、接続開口72は、第1方向D1に関して筐体部20の中央23aを跨いで形成されることも好ましい。さらに、図6に示すように、接続開口72の第1方向D1に関する最大長さW2は、プレイ空間21の第1方向D1の最大長さW1の30%以上100%以下であることも好ましい。このようなクレーンゲーム装置10は、景品獲得時において、第1~第N把持部30により把持された景品がプレイヤーに向かって近づいてくる動きが、プレイヤーに対して強調される視覚的効果を奏する。なお、最大長さW2は、最大長さW1の70%以上100%以下であることが、より好ましい。
また、図6に示すように、第1把持部30aから第N把持部である第10把持部30jまでのアーム開状態における第1方向D1に関する最大長さW3は、プレイ空間21の第1方向D1の最大長さW1の50%以上100%以下であることも、同様の理由から好ましい。なお、最大長さW3は、最大長さW1の70%以上100%以下であることが、より好ましい。
図1~図3に示すように、プレイ空間21の底面における景品設置面26と景品排出通路70における接続開口72との間には、第1方向D1および上下方向である第3方向D3に延びる透明の仕切板58が配置されている。仕切板58を配置することで、第1~第N把持部30によって上方に持ち上げられて仕切板58を超えたものだけが接続開口72から排出されるため、景品の持ち上げを可能とする把持部30a~30jを多数有するクレーンゲーム装置10の特徴を、ゲーム性との関連において強調することができる。また、仕切り板38を透明とすることにより、第1~第N把持部30による景品の把持動作をプレイヤーが視認しやすくなる。ただし、仕切板58は必ずしも設置しなくてもよく、クレーンゲーム装置10は、景品設置面26の景品が接続開口72へ流れ込む動きが可能な仕様であってもよい。
図1~図3に示すように、クレーンゲーム装置10は、プレイ空間21の外部に配置されており、制御部56(図3参照)を介して水平駆動部54を駆動し、第1~第N把持部30の第2方向D2の位置を操作する操作部60を有する。操作部60は、たとえばプレイヤーが操作するレバーなどで構成されるが、操作部60の具体的な形態は、ボタン、キーまたはタッチパネルのようなレバー以外の形態であっても構わない。操作部60は、筐体部20の前面側23であって、スライド扉部24の下方に配置されている。
また、クレーンゲーム装置10は、操作部60と同様にプレイ空間21の外部に配置されており、制御部56(図3参照)を介して第1~第N把持部30の第2方向D2の位置を確定し、上下駆動部50による水平バー52の下降を開始させる決定操作部62を有してもよい。決定操作部62を有するクレーンゲーム装置10においては、プレイヤーが、第1~第N把持部30の第2方向D2の位置調整中に、操作部60から手を離して正面とは異なる角度から第1~第N把持部の位置を確認することができる。ただし、クレーンゲーム装置10は、決定操作部62を有していなくてもよく、この場合、プレイヤーが操作部60から手を離すことで、自動的に第1~第N把持部の第2方向D2の位置が確定し、水平バー52の下降が開始される制御であってもよい。
図3に示すように、クレーンゲーム装置10は、アーム部31を開閉する開閉駆動部32、上下駆動部50および水平駆動部54の動作を制御する制御部56を有する。制御部56には、操作部60や決定操作部62等からの操作信号が入力される。制御部56は、操作部60等からの操作信号を受けて開閉駆動部32、上下駆動部50および水平駆動部54の動作を制御し、プレイヤーによる第1~第N把持部30の操作を実現する。制御部56は、たとえばマイクロコントローラやメモリ等などを含むが、制御部56の具体的な構成は特に限定されない。
以下、図3~図6を用いて、第1~第N把持部30の具体的な動作の一例を説明する。図3に示すように、第1~第N把持部30(図3では第1把持部30aのみ表示)は、プレイヤーによる操作が開始される前には、第1の位置P1に停止している。第1の位置P1は、たとえば、プレイ空間21の第2方向D2に関して、景品設置面26における前面側23の端部とすることができる。第1~第N把持部30が有する各把持部30a~30jのアーム部31はアーム部開状態であり、第1~第N把持部30および水平バー52は上昇位置にある。
図4は、クレーンゲーム装置10における第1~第N把持部30の動きの第1段階を示す概念図である。プレイヤーがコイン等をクレーンゲーム装置10に投入し、操作部60を操作することにより図3に示す制御部56に操作信号が入力し、制御部56は、操作部60からの操作信号に応じて水平駆動部54を駆動する。これにより、第1~第N把持部30、水平バー52および上下駆動部50は、矢印81に示すように第2方向D2の背面側に移動する。第1段階の動きにより、第1~第N把持部30は、図4に示す第2の位置P2に移動する。
図5は、クレーンゲーム装置10における第1~第N把持部30の動きの第2段階を示す概念図である。プレイヤーが決定操作部62を操作するか、または操作部60から手を離すことにより、決定操作部62または操作部60から操作信号が制御部56に入力し、制御部56は水平駆動部54を停止した後、上下駆動部50を駆動する。これにより、図5において矢印82で示すように、水平バー52およびこれに設けられる第1~第N把持部30が景品設置面26に近づくように下降する。第2段階の動きにより、第1~第N把持部30は、図5に示す第3の位置P3に移動する。
図6は、図5に示す第1~第N把持部30の動きの第2段階を、クレーンゲーム装置10の正面図によって説明した概念図である。図6に示すように、水平バー52に設けられる第1~第N把持部30は、アーム部開状態のまま同時に下降する。図3に示す制御部56は、下降して第3の位置P3(図5参照)に到達した第1~第N把持部30の開閉駆動部32を駆動し、各把持部30a~30jにおけるアーム部31の先端31bを閉じるように、第1~第N把持部30を駆動する。これにより、第1~第N把持部30は、景品設置面26に置かれた景品(不図示)を掴むことができる。各把持部30a~30jがアーム部31を閉じる動作は、同時に行われてもよく、各把持部30a~30jに応じて若干時間をずらして順番に行われてもよい。
次に、制御部56は、第1~第N把持部30のアーム部31をアーム部閉状態に維持したまま上下駆動部50を駆動し、第1~第N把持部30および水平バー52を上昇させる。さらに、制御部56は、水平駆動部54を駆動して、第1~第N把持部30および水平バー52を接続開口72の直上まで移動させたのち、第1~第N把持部30の開閉駆動部32を駆動し、各把持部30a~30jにおけるアーム部31の先端31bを開く。これにより、第1~第N把持部30がプレイ空間21において掴んだ景品が、接続開口72を介して景品排出通路70へ排出される。最後に、制御部56は、アーム部31がアーム部開状態となった第1~第N把持部30を、図3に示すホームポジション(第1の位置P1)に移動させる。
図1~図6に示すクレーンゲーム装置10では、多数の把持部30a~30jにより、プレイ空間21における多数のポイントでの景品獲得を同時に行うことができるため、獲得可能な最大景品数の変動幅が大きく、振れ幅の大きい成功および失敗を発生させることが可能である。また、クレーンゲーム装置10では、プレイ空間21の幅方向に第1~第N把持部30を吊設する水平バー52により、多数の把持部30a~30jが同時にプレイ空間21を移動する。これにより、クレーンゲーム装置10では、景品獲得の成功期待を伴う視覚的効果を高めることができ、強い魅力を生じさせることができる。なお、Nは3以上20以下の整数であることがゲーム性および視覚効果の観点で好ましく、5以上15以下の整数であることが同様の理由からさらに好ましく、7以上12以下の整数であることが最も好ましい。Nの値が小さすぎると獲得可能な最大景品数の変動幅が小さくなり、Nの値が大きすぎると両端の把持部がプレイヤーから見えにくくなる傾向がある。
なお、クレーンゲーム装置10において、図5に示すプレイ空間21の第2方向D2の最大長さW7は、図2に示す水平バー52の第1方向D1に沿う最大長さW6(図2参照)より短くてもよい。これにより、プレイ空間21の背面側の景品を狙う場合にも、プレイヤーに対して、多数の把持部30a~30jによる迫力のある景品獲得動作を見せることができる。
また、図1~図6に示すクレーンゲーム装置10では、第1~第N把持部30が接続する水平バー52は、第2方向D2および高さ方向である第3方向D3に移動可能であるが、第1方向D1には移動できない。このようなクレーンゲーム装置10は、把持部を第1方向D1、第2方向D2および第3方向D3に移動させる従来のクレーンゲーム装置にくらべて構造がシンプルである。しかも、クレーンゲーム装置10では、多数の把持部30a~30jが第1方向D1に沿って配列されているため、把持部30a~30j自体を第1方向D1に移動させることができなくても、景品設置面26の広い範囲に対して、景品の獲得を狙うことが可能である。
また、クレーンゲーム装置10では、プレイ空間21において景品獲得を狙う領域を、点ではなく線でイメージすることができるため、従来のクレーンゲーム装置にはない新たなゲーム性を生じる。
以上のように、本考案に係るクレーンゲーム装置10について実施形態を挙げて説明してきたが、本考案は上述した実施形態のみには限定されず、他の多くの実施形態や変形例を有することは言うまでもない。たとえば、第1~第N把持部30は一列に配置されることが、景品設置面26を広く確保する観点で好ましいが、第1~第N把持部30は2列以上に配置されていてもよい。また、水平バー52は、第2方向D2および第3方向D3に移動するだけでなく、第1方向D1にも移動可能であってもよい。
10…クレーンゲーム装置
20…筐体部
21…プレイ空間
23…前面側
23a…中央
24…スライド扉部
26…景品設置面
30…第1~第N把持部
30a…第1把持部
31…アーム部
31a…基部
31b…先端
32…開閉駆動部
30b…第2把持部
30c…第3把持部
30d…第4把持部
30e…第5把持部
30f…第6把持部
30g…第7把持部
30h…第8把持部
30i…第9把持部
30j…第10把持部
50…上下駆動部
50a…第1垂直柱部
50b…第2垂直柱部
52…水平バー
52a…中央位置
54…水平駆動部
56…制御部
58…仕切板
60…操作部
62…決定操作部
70…景品排出通路
72…接続開口
74…景品取出口
81…矢印
82…矢印
W1…プレイ空間21の第1方向D1の最大長さ
W2…接続開口72の第1方向D1に関する最大長さ
W3…第1把持部30aから第N把持部である第10把持部30jまでのアーム開状態における第1方向D1に関する最大長さ
W4…把持部30a~30jの第1方向D1に関する平均配置間隔
W5…第1~第N把持部30のうち任意の1つの把持部30a~30jがアーム部開状態におけるアーム部31間の第1方向D1に関する最大長さ
D1…第1方向
D2…第2方向
D3…第3方向

Claims (10)

  1. 閉止されるプレイ空間が内部に形成される筐体部内に配置されており、基部を起点に回動して先端が開閉する複数のアーム部をそれぞれ有する第1~第N(Nは3以上20以下の整数)把持部と、
    前記プレイ空間の幅方向である第1方向に沿って延びており、前記第1~第N把持部が設けられる水平バーと、
    前記水平バーに接続しており、前記水平バーを上下方向に移動させる上下駆動部と、
    前記上下駆動部および前記水平バーを前記プレイ空間の奥行方向である第2方向に移動させる水平駆動部と、
    前記アーム部を開閉する開閉駆動部、前記上下駆動部および前記水平駆動部の動作を制御する制御部と、
    前記プレイ空間の外部に配置されており、前記制御部を介して前記水平駆動部を駆動し、前記第1~第N把持部の前記第2方向の位置を操作する操作部と、
    前記プレイ空間に接続する接続開口と、前記筐体部の外面に形成される景品取出口と、を接続する景品排出通路と、
    を有するクレーンゲーム装置。
  2. 前記第1~第N把持部は略等間隔で前記第1方向に沿って配置され、前記第1~第N把持部のうち任意の1つのアーム部開状態における前記アーム部間の前記第1方向に関する最大長さは、前記第1~第N把持部の前記第1方向に関する平均配置間隔の50%以上である請求項1に記載のクレーンゲーム装置。
  3. 前記第1把持部から前記第N把持部までのアーム部開状態における前記第1方向に関する最大長さは、前記プレイ空間の前記第1方向の最大長さの50%以上100%以下である請求項1に記載のクレーンゲーム装置。
  4. 前記景品排出通路の前記接続開口は、前記プレイ空間において前記第2方向に関して前記筐体部の前面側に形成されており、前記第1方向に関して前記筐体部の中央を跨いで形成される請求項1に記載のクレーンゲーム装置。
  5. 前記接続開口の前記第1方向に関する最大長さは、前記プレイ空間の前記第1方向の最大長さの30%以上100%未満である請求項1に記載のクレーンゲーム装置。
  6. 前記プレイ空間における景品設置面と、前記景品排出通路における前記接続開口の間には、前記第1方向および前記上下方向に延びる透明の仕切板が配置されている請求項1に記載のクレーンゲーム装置。
  7. 前記第1~第N把持部が接続する前記水平バーは、前記第2方向および高さ方向に移動可能であり、前記第1方向には移動できない請求項1に記載のクレーンゲーム装置。
  8. 前記プレイ空間の前記第2方向の最大長さは、前記水平バーの前記第1方向に沿う最大長さより短い請求項1に記載のクレーンゲーム装置。
  9. 前記上下駆動部は、前記第1方向における互いに異なる位置で前記水平バーに対して接続する第1垂直柱部および第2垂直柱部を有し、
    前記第1垂直柱部と前記第2垂直柱部とは、前記第1方向に関して前記水平バーの中央位置を基準として互いに対称に配置されている請求項1に記載のクレーンゲーム装置。
  10. 前記プレイ空間の外部に配置されており、前記制御部を介して前記第1~第N把持部の前記第2方向の位置を確定し、前記水平バーの下降を開始させる決定操作部を有する請求項1に記載のクレーンゲーム装置。
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