JP3246650B2 - 積層成形体の成形装置 - Google Patents

積層成形体の成形装置

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    • B29L2031/3041Trim panels

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用ドアトリ
ム等の内装材に使用されて良好な積層成形体の成形装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車室内に内装される内装
材としての自動車用ドアトリム1は、図1に示すよう
に、所定の曲面形状に成形された樹脂芯材2と、この樹
脂芯材2の表面側に積層され、クッション性を備える表
皮材3との積層成形体Sから構成されている。
【0003】前記積層成形体Sの成形方法としては、成
形性の優れたプレスモールド成形工法が多用されてい
る。
【0004】従来の積層成形体Sの成形装置10は図6
に示すように、所望の型面11aを備えたプレスモール
ド成形用下型11と、この下型11の上方に位置し、ほ
ぼ同一の型面15aを有するプレスモールド成形用上型
15とから大略構成されている。
【0005】前記上型15の周縁部には、表皮材3の周
縁部を保持する保持装置4が設置されている。この保持
装置4は、上型15の一辺側に配置された可動保持装置
5と他辺側に配置された固定の保持針7とからなってい
る。
【0006】前記可動保持装置5は、断面がL字状のサ
ポート枠6と、このサポート枠6の端部に沿って所定間
隔に設置された保持針7と、サポート枠6のフランジ6
aを挿通して上型15の側面15bに固定された支持杆
8と、この支持杆8の外周側に配置され、フランジ6a
を上型15の側面15bから離れる方向に付勢するスプ
リング9とを主要素として構成している。これにより、
前記可動保持装置5は、サポート枠6が図中矢印方向に
移動可能である。
【0007】前記積層成形体Sは次のようにして成形さ
れる。即ち、図6に示すように、まず、前記保持装置4
によって表皮材3の周縁部を保持して、この表皮材3を
上型15の所定位置に配置する。具体的には、前記保持
装置4の保持針7(可動保持装置5の保持針7及び固定
の保持針7)に表皮材3の周縁部を突き刺すことにより
保持し、配置する。次に、前記上型15を下降させて、
上下型11、15間に所定の型クリアランスを維持した
状態で、下型11の型面11a上に、下型11に設けた
射出機13からホットランナ14aと複数のゲート14
bとを通じて溶融樹脂Mを供給した後、上下型11、1
5を型締めする。これにより、前記溶融樹脂Mを所定形
状に成形して樹脂芯材2を成形すると共に、この樹脂芯
材2の表面側に表皮材3を一体化して積層成形体Sが成
形され、自動車用ドアトリム1が得られる。
【0008】前記積層成形体Sの成形の過程において、
前記表皮材3には上下型11、15の型面形状に馴染む
ように引張力が加わることになるが、可動保持装置5の
サポート枠6が図中左方向に移動することにより、表皮
材3に過大な引張力が加わることを防止するようにして
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記成
形装置10では、成形完了の時点まで表皮材3の周縁部
が保持針7によって保持されたままであるので、型締め
動作の間、表皮材3は可動保持装置5のスプリング9に
よる引張力を受け続けることになる。さらに、前記上型
15の離型時にも、同様の状態であるためスプリング9
の引張力を受けていることになる。
【0010】従って、この状態で前記上型15を離型し
た後に成形した積層成形体Sを取出すべく表皮材3の周
縁部を保持針7から抜き、保持装置4による保持を解放
しても、成形した積層成形体Sには、スプリング9によ
る引張力による変形が残留している虞がある。そしてこ
の残留は、特に、表皮材が多く引張り込まれる高展開率
の部位や製品の剛性が低い部位においては顕著となる。
このためには、予めこの変形を見込んで型11、15の
設計をするか、或いは変形を矯正治具によって矯正する
必要がある。その結果、型設計が複雑になったり、製造
工数が嵩む虞がある。
【0011】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、成形完了時には表皮材に引張力が作用せず、変形を
生じることがない積層成形体の成形装置を提供すること
を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、発明は、プレ
スモールド成形用上下型間で溶融樹脂を所定形状の樹脂
芯材に成形すると共に、この樹脂芯材の成形時に、周縁
部が保持装置によって保持されて前記成形型の一方の型
側に配置された表皮材と前記樹脂芯材とを一体化するよ
うに積層成形体の成形装置において、前記保持装置が、
前記一方の型の少なくとも一辺側に配置され、前記表皮
材の引張力に応じて移動可能で、且つ前記上下型の所定
ストローク位置で前記表皮材の保持を釈放可能なクラン
プ装置を備えた構成にしてある。
【0013】また、本発明の前記クランプ装置には、前
記表皮材の保持及び釈放動作を司るシリンダ装置を設け
た構成にしてある。そして、シリンダ装置としては、エ
アシリンダ装置或いは油圧シリンダ装置等が考えられ
る。
【0014】本発明によれば、前記保持装置のクランプ
装置で表皮材の周縁部を保持し、この表皮材を型の所定
位置に配置する。その後成形用上下型間で溶融樹脂を所
定形状の樹脂芯材に成形すると共に、この樹脂芯材
形時に、この樹脂芯材と表皮材とを一体化し、積層成形
体を得る。
【0015】前記積層成形体の成形の過程において、表
皮材には上下型の型面形状に馴染むように引張力が加わ
ることになるが、表皮材を保持しているクランプ装置が
表皮材の引張力応じて移動可能であることにより、表
皮材に過大な引張力が加わることが防止される。
【0016】また、前記上下型の所定のストローク位置
でクランプ装置による表皮材の周縁部の保持を釈放する
から、以後、表皮材には引張力が作用しないことにな
り、成形が完了した積層成形体に表皮材に加わるクラン
プ装置のスプリング力による引張力による変形が生じる
ことがない。
【0017】したがって、成形完了時には表皮材に引張
力が作用せず、変形を生じることがない積層成形体の成
形装置が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態を、自動
車用ドアトリムに適用した積層成形体の成形装置とし
て、図面に基づいて説明する。尚、前記従来例と同一構
成部分には同一符号を付して説明する。
【0019】図1は積層成形体によって形成された自動
車用ドアトリムの斜視図、図2は本発明の実施の形態を
示す積層成形体の成形装置の断面図、図3はクランプ装
置の要部を示す斜視図である。
【0020】積層成形体Sによって形成される自動車用
ドアトリム1は、図1に示すように、所定形状に成形さ
れた樹脂芯材2と、この樹脂芯材2の表面側に積層され
た表皮材3を主要素として構成されている。前記樹脂芯
材2は、ポリプロピレン樹脂等を溶融状態で所定の曲面
形状を備えたプレスモールド成形用型間に供給した後、
プレスモールド成形により成形されている。また、前記
表皮材3としてはPVCシートとポリプロピレンフォー
ムとの積層シートが使用されており、樹脂芯材2側にポ
リプロピレンフォーム層が配置されている。
【0021】前記積層成形体Sとしての自動車用ドアト
リム1のプレスモールド成形に使用される成形装置10
は、図2に示すように、所望の型面11aを備えたプレ
スモールド成形用下型11と、この下型11の上方に位
置し、ほぼ同一の型面15aを有し昇降用シリンダ16
により上下動可能なプレスモールド成形用上型15と、
前記下型11に設けられて、下型11の型面11a上に
溶融樹脂Mを供給する材料供給機構12と、前記上型1
5に設置され、表皮材3の周縁部を保持して、この表皮
材3を上型15の所定位置に配置する保持装置4とを主
要素として構成してある。
【0022】前記材料供給機構12は、下型11に臨ん
で配置された図外の射出機と、この射出機に接続するホ
ットランナ14aと、このホットランナ14aに連通し
て下型11の型面11aに開口する複数のゲート14b
とから構成してある。
【0023】前記保持装置4は、上型15の一辺側に配
置されたクランプ装置20と、他辺側に配置された固定
の保持針7とから構成してある。ここで上型15の一辺
側とは、たとえば表皮材3に比較的に引張力が大きくか
かる高展開率の部位或いは剛性が比較的低いドアトリム
1のウエストガーニッシュ側1a(図1参照)である。
そして前記クランプ装置20は、前記表皮材3の引張力
に応じて移動可能で、且つ前記上下型15、11の所定
ストローク位置で前記表皮材3の保持を釈放可能にして
ある。即ち、前記クランプ装置20は、図2乃至図5に
示すように、サポート部材21と、このサポート部材2
1を移動可能に支持する支持杆22と、この支持杆22
の外周に配置されたスプリング23と、前記サポート部
材21に連結されたブラケット24と、このブラケット
24に付属して設けられたクランプ部材25と、このク
ランプ部材25を操作可能なシリンダ装置たとえば油圧
シリンダ装置或いはエアシリンダ装置29とを主要素と
して構成されている。
【0024】前記サポート部材21は、上型15の側面
15b植設した支持杆22によって移動可能に支持され
ていると共に、スプリング23によって上型15の型面
15bから離れる方向(図2において左方向)に付勢さ
れている。
【0025】前記クランプ部材25は、断面がL字状の
固定部材26と、この固定部材26のL字条の角部26
aに枢支連結された可動部材27から構成され、前記固
定部材26の一端側26bがブラケット24に固定され
ている。前記可動部材27はその一端側に形成された傾
斜部27aの端部がピン28によって固定部材26に枢
支連結されている。また、前記可動部材27の他端側に
は固定部材26との間で表皮材3の周縁部を掴む突条2
7bが形成されている。
【0026】また、前記サポート部材21には、エアシ
リンダ装置29が、シリンダ29aの端部においてピン
30を介して上下方向に揺動可能に取付けられている。
前記エアシリンダ装置29のピストンロッド29bの先
端はピン31を介して可動部材27に枢動可能に連結さ
れている。なお、29c,29dはシリンダ29aの両
端側に形成されたエアの給排口である。
【0027】前記クランプ装置20は、エアシリンダ装
置29の給排口29cからエアを供給してピストンロッ
ド29bを突出方向に作動させると、可動部材27がピ
ン31を介して押され、この可動部材27はピン28を
支点として反時計方向に回動し、先端の突条27bと固
定部材26との間で表皮材3の周縁部を保持する(図4
参照)。また、前記エアシリンダ装置29の給排口29
dからエアを供給してピストンロッド29bを短縮方向
に作動させると、可動部材27が時計方向に回動して、
先端の突条27bと固定部材26とによる表皮材3の周
縁部の保持が釈放される。尚、前記クランプ装置20に
よる表皮部材3の周縁部の保持及び釈放は、エアシリン
ダ装置29へのエアの給排を制御する図外の制御装置に
よって制御される。
【0028】前記成形装置10による自動車用ドアトリ
ム1のプレスモールド成形工程について説明する。
【0029】まず、前記保持装置4によって表皮材3の
周縁部を保持して、この表皮材3を上型15の所定位置
に配置する。具体的には、前記保持装置4のクランプ装
置20で表皮材3の一端部を保持すると共に、他端部を
固定の保持針7に突き刺すことにより保持し、配置す
る。このとき、前記クランプ装置20で周縁部が保持さ
れた表皮材3は、クランプ装置20のサポート部材21
がスプリング23によって図2において右方向に移動す
る力を与えられているから、僅かな一定の張力が与えら
れている。尚、前記一定の張力は、表皮材3に皺が生じ
ることを防止する程度の僅かな張力である。
【0030】次いで、前記昇降用シリンダ16の作動に
より上型15を下降させて、上下型11、15間の型ク
リアランスが所定寸法になる位置で上型15の下降動作
を停止し、図外の射出機から溶融樹脂Mをホットランナ
14aと複数のゲート14bとを通じて下型11の型面
11a上の所定個所に分配供給する。
【0031】その後、前記上型15を再び下死点位置ま
で下降させて上下型11、15を型締めすることによ
り、溶融樹脂Mを所定の形状に成形して樹脂芯材2を成
形する。前記樹脂芯材2の成形と同時に、この樹脂芯材
2の表面側に表皮材3を積層一体化して、自動車用ドア
トリム1が形成される。
【0032】前記自動車用ドアトリム1の成形の過程に
おいて、表皮材3には上下型11、15の型面形状に馴
染むように引張力が加わることになるが、クランプ装置
20のサポート部材21がスプリング23のばね力に抗
して図2において右方向に移動することにより、表皮材
3に過大な引張力が加わることが防止される。
【0033】また、前記上型15が下死点位置に達した
時、図外の制御装置による制御の下に、エアシリンダ装
置29へのエアの給排を制御し、前記クランプ装置20
による表皮材3の周縁部の保持を釈放する。尚、前記図
外の制御装置の作動は、上型15または下型11にリミ
ットスイッチ等を付属させ、このスイッチ信号を利用す
ることによって、上型15の移動に同期して制御するこ
とが可能である。
【0034】したがって、前記上型15が下死点位置に
達して型締め工程に至ると、表皮材3の周縁部はクラン
プ装置20による保持から釈放され、表皮材3には引張
力が作用しないことになるから、成形が完了した自動車
用ドアトリム1に表皮材3に加わるクランプ装置20の
スプリング23のばね力による変形が生じることがな
い。
【0035】以上、実施の形態を図面に基づいて説明し
たが、具体的構成はこの実施の形態に限られるものでは
なく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
【0036】例えば、保持装置4を、上型15の一辺側
に配置されたクランプ装置20と、他辺側に配置された
固定の保持針7とから構成して、クランプ装置20を上
型15の一辺側にのみ配置した実施の形態について述べ
たが、固定の保持針7を廃止してクランプ装置20を上
型15の両端側に配置し、これらクランプ装置20で表
皮材3の周縁部を保持するようにしてもよい。
【0037】また、前記表皮材3の保持及び釈放動作を
司るエアシリンダ装置29に変えて、油圧シリンダ装置
や電磁ソレノイド等を使用することは任意に可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、成形完了時には表皮材に引張力が作用せず、変形
を生じることがない積層成形体の成形装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層成形体によって形成された自動車用ドアト
リムの斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態を示す積層成形体の成形装
置の断面図である。
【図3】同成形装置のクランプ装置の要部を示す斜視図
である。
【図4】同成形装置のクランプ装置の作動状態を示す説
明図で、表皮材が保持された状態を示す図面である。
【図5】同成形装置のクランプ装置の作動状態を示す説
明図で、表皮材の保持が釈放された状態を示す図面であ
る。
【図6】従来の積層成形体の成形装置の断面図である。
【符号の説明】
1 自動車用ドアトリム 2 樹脂芯材 3 表皮材 10 成形装置 11 下型 15 上型(一方の型) 20 クランプ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 43/18 - 43/20 B29C 43/32 - 43/42 B29C 33/12 - 33/18 B29C 51/04 - 51/38

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレスモールド成形用上下型間で溶融樹
    脂を所定形状の樹脂芯材に成形すると共に、この樹脂芯
    材の成形時に、周縁部が保持装置によって保持されて前
    記成形型の一方の型側に配置された表皮材と前記樹脂芯
    材とを一体化するように積層成形体の成形装置におい
    て、 前記保持装置が、前記一方の型の少なくとも一辺側に配
    置され、前記表皮材の引張力に応じて移動可能で、且つ
    前記上下型の所定ストローク位置で前記表皮材の保持を
    釈放可能なクランプ装置を備えており該クランプ装置には、前記表皮材の保持及び釈放動作を
    司るシリンダ装置を設けた ことを特徴とする積層成形体
    の成形装置。
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