JP3246503U - 巻取部材 - Google Patents

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Abstract

Figure 0003246503000001
【課題】紐状部を容易かつ確実にコイル状に巻き取ることができる巻取部材を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示の一態様に係る巻取部材は、上方から送られる紐状部をコイル状に巻き取るために用いられる巻取部材であって、鉛直軸回りに回転可能な支持部と、平面視において上記鉛直軸とは間隔を空けて上記支持部に取り付けられ、上記紐状部が導入されるガイド部とを備え、上記ガイド部は、上記紐状部のガイド時に上記紐状部によって押されるガイド面を有しており、上記ガイド面は、上記紐状部に押されることで上記支持部に回転応力を加える。
【選択図】図1

Description

本開示は、巻取部材に関する。
建設機械では、ブームやジブ等のアタッチメントを支持すること等を目的として複数の紐状部が用いられている。これらの紐状部としては、ウインチによって巻き取って保管されるものと、ウインチとは別途に保管されるものとがある。例えばアタッチメントを支持するためのガイケーブルは、ウインチに巻き取られる起伏ロープとはスプレッダを介して接続されている。このガイケーブルは、アタッチメントの分解時には、スプレッダから取り外してウインチとは別途に保管される(特許文献1参照)。
特開2016-222397号公報
ガイケーブル等の紐状部は、例えばトレイ状の容器に収容して保管される。この紐状部は、相番機やレッカー等で吊り上げて、上方から容器内に送られる。
上記紐状部は、乱雑に保管すると劣化や破損につながる。そのため、従来では、作業者が紐状部をコイル状に巻かれるようにアシストしつつ、紐状部を容器内に収めている。しかしながら、この手順によると、作業者の負担が大きいとともに、紐状部を確実に所望の形状に巻き取り難いことがある。
本開示は、このような事情に基づいてなされたもので、紐状部を容易かつ確実にコイル状に巻き取ることができる巻取部材を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る巻取部材は、上方から送られる紐状部をコイル状に巻き取るために用いられる巻取部材であって、鉛直軸回りに回転可能な支持部と、平面視において上記鉛直軸とは間隔を空けて上記支持部に取り付けられ、上記紐状部が導入されるガイド部と
を備え、上記ガイド部は、上記紐状部のガイド時に上記紐状部によって押されるガイド面を有しており、上記ガイド面は、上記紐状部に押されることで上記支持部に回転応力を加える。
本開示の一態様に係る巻取部材は、紐状部を容易かつ確実にコイル状に巻き取ることができる。
図1は、本開示の第1実施形態に係る巻取部材を示す模式的斜視図である。 図2は、図1の巻取部材におけるガイド部を示す模式的平面図である。 図3は、図2のガイド部の模式的側面図である。 図4は、図2のガイド部のIV-IV線断面図である。 図5は、図1の巻取部材による紐状部の巻き取り途中の状態を示す模式的斜視図である。 図6は、本開示の第2実施形態に係るガイド部を示す模式的斜視図である。 図7は、図6のガイド部の模式的側面図である。 図8は、本開示の第3実施形態に係る巻取部材を示す模式的側面図である。 図9は、図8の巻取部材におけるガイド部を示す模式的斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
(1)本開示の一態様に係る巻取部材は、上方から送られる紐状部をコイル状に巻き取るために用いられる巻取部材であって、鉛直軸回りに回転可能な支持部と、平面視において上記鉛直軸とは間隔を空けて上記支持部に取り付けられ、上記紐状部が導入されるガイド部とを備え、上記ガイド部は、上記紐状部のガイド時に上記紐状部によって押されるガイド面を有しており、上記ガイド面は、上記紐状部に押されることで上記支持部に回転応力を加える。
当該巻取部材は、上方から送られる紐状部によって上記ガイド面が押されることで、上記支持部に回転応力が加えられる。そのため、上記ガイド部は、上記紐状部を上方から下方にガイドしつつ上記鉛直軸の回りに回転する。その結果、当該巻取部材は、上記ガイド部の回転に基づいて上記紐状部を上記鉛直軸の回りに旋回させることができる。したがって、当該巻取部材は、上記紐状部を容易かつ確実にコイル状に巻き取ることができる。
(2)上記(1)において、上記ガイド面は、回転方向下流側に向けた上り傾斜を有するとよい。この構成によれば、簡易な構成で、上記ガイド部を上記鉛直軸の回りに容易に回転させることができる。
(3)上記(1)または(2)において、上記支持部は、上記鉛直軸回りに回転する回転部と、上記回転部と上記ガイド部とを連結する支持腕とを有するとよい。この構成によれば、簡易な構成で、上記ガイド部を上記鉛直軸の回りに容易に回転させることができる。
(4)上記(1)から(3)のいずれかにおいて、上記ガイド部は筒状であるとよい。この構成によれば、上記紐状部を容易かつ確実に上記ガイド部に通過させることができる。
(5)上記(1)から(4)のいずれかにおいて、上記ガイド部は、上記紐状部を案内するガイドローラを有するとよい。この構成によれば、上記紐状部を容易に上記ガイド部を通過させることができる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、上記ガイド部は、上記紐状部の導入路および上記紐状部の排出路の少なくとも一方を拡げる拡路部を有するとよい。この構成によれば、上記紐状部を容易に上記ガイド部に導入し、または上記紐状部を容易に上記ガイド部から排出することができる。
(7)上記(1)から(6)のいずれかにおいて、上記支持部は、上記ガイド部が上下するように伸縮可能なばね部材を有するとよい。この構成によれば、ばね部材の伸縮を利用して、上記紐状部が上記ガイド部から排出される高さ位置と、上記紐状部が巻き取られる高さ位置との間隔を調整することができる。その結果、上記紐状部をより確実にコイル状に巻き取ることができる。
(8)上記(1)から(7)のいずれかにおいて、上記紐状部はワイヤロープであるとよい。この構成によれば、上記ワイヤロープの自重によって上記ガイド部を容易に回転させることができる。その結果、上記ワイヤロープを容易に巻き取ることができる。
(9)上記(1)から(8)のいずれかにおいて、上記紐状部は、建設機械のガイケーブルであるとよい。建設機械のガイケーブルは、アタッチメントの分解時にウインチによって巻き取り難い。そのため、当該巻取部材は、上記ガイケーブルを容易に保管するための巻取部材として適している。
[本開示の実施形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本開示の実施の形態を詳説する。本開示において、各図は模式的なものであって、実際の寸法や比率等とは一致しないことがある。
[第1実施形態]
<巻取部材>
図1の巻取部材1は、上方から送られる紐状部をコイル状に巻き取るために用いられる。当該巻取部材1は、鉛直軸V回りに回転可能な支持部10と、平面視(鉛直軸方向視)において鉛直軸Vとは間隔を空けて支持部10に取り付けられ、上記紐状部が導入されるガイド部20とを備える。図2から図4に示されるように、ガイド部20は、紐状部Rのガイド時に紐状部Rによって押されるガイド面21aを有する。ガイド面21aは、紐状部Rに押されることで支持部10に回転応力を加える。
当該巻取部材1は、上方から送られる紐状部Rによってガイド面21aが押されることで、支持部10に回転応力が加えられる。そのため、ガイド部20は、紐状部Rを上方から下方にガイドしつつ鉛直軸Vの回りに回転する。その結果、当該巻取部材1は、ガイド部20の回転に基づいて紐状部Rを鉛直軸Vの回りに旋回させることができる。したがって、当該巻取部材1は、紐状部Rを容易かつ確実にコイル状に巻き取ることができる。
(支持部)
支持部10は、鉛直軸V上に延びる支柱11と、鉛直軸V上で支柱11に回転可能に連結されている回転部12と、回転部12とガイド部20とを連結する支持腕13とを有する。また、支持部10は、設置面に対して支柱11を直立に支持する支持台14と、ガイド部20の回転時等において支柱11を安定的に保持するための複数の脚部15とを有する。
支柱11は、例えば鉛直方向に延びる直線状部材である。支柱11は設置面に対して回転不能に配置される。支柱11は、例えば棒状であってもよく、管状であってもよい。支柱11が棒状である場合、支柱11の上端部には回転部12が回転可能に外篏されてもよい。支柱11が管状である場合、支柱11の上端部には回転部12が回転可能に外篏または内篏されてもよい。
回転部12は、鉛直軸V回りに回転可能に構成されている。回転部12は、例えば支柱11の上端部に外篏または内篏されて鉛直軸V回りに回転する軸部を有する。回転部12は、鉛直軸V回りにのみ回転するように設けられていることが好ましい。すなわち、回転部12は、鉛直軸V回りに回転可能であるとともに、鉛直軸Vに対して傾斜する運動はしないように設けられていることが好ましい。
支持腕13は、回転部12に連結されて、回転部12と一体的に回転する。支持腕13は、例えば鉛直軸Vに対して垂直な方向に延びている。支持腕13の長さとしては、特に限定されるものではないが、平面視で脚部15の外側にガイド部20が配置される程度の長さを有していることが好ましい。
当該巻取部材1は、支持部10が回転部12と支持腕13とを有することで、簡易な構成で、ガイド部20を鉛直軸Vの回りに容易に回転させることができる。
支持部10は、ガイド部20が上下するように(図2から図4におけるZ軸方向の正側および負側に移動するように)伸縮可能なばね部材(不図示)を有していてもよい。上記ばね部材は、例えば支柱11と回転部12との篏合部分に配置されてもよく、支柱11における任意の部分に配置されていてもよい。
当該巻取部材1は、上記ばね部材を有することで、上記ばね部材の伸縮を利用して、紐状部Rがガイド部20から排出される高さ位置と、紐状部Rが巻き取られる高さ位置との間隔を調整することができる。より詳しくは、ガイド面21aに対して上方(Z軸方向方向正側)から紐状部Rが送られる場合、紐状部Rの巻き取りが進むにつれてガイド面21aに加えられる荷重が小さくなり得る。ガイド面21aに加えられる荷重が小さくなると、それにあわせて上記ばね部材が伸長する。そのため、紐状部Rが保管場所(例えば図5における容器30)に巻かれていくにつれて、紐状部Rのガイド部20からの排出高さが高くなる。このように構成されることで、紐状部Rの排出初期には容器30の底面と紐状部Rの排出高さとの間隔を小さくして、所望の位置で紐状部を巻き取りやすくするとともに、紐状部Rの巻き取りが進み、容器30の底面に紐状部Rが積み上げられていった場合には、紐状部Rの排出高さが自動的に調整されることで、紐状部Rの排出高さ位置と紐状部Rの巻き取り高さ位置との間隔を保つことができる。その結果、紐状部Rをより確実にコイル状に巻き取ることができる。
(ガイド部)
ガイド部20は、自らが鉛直軸V回りに回転しつつ、上方から送られる紐状部Rを案内して下方に排出する。ガイド部20は、ガイド面21aが紐状部Rに押されることで支持部10に回転応力を加えることができるので、モータ等の動力や、人手を要することなく、紐状部Rを鉛直軸V回りに旋回させることができる。
図2から図4において、ガイド部20は筒状である。この構成によれば、当該巻取部材1は、紐状部Rを容易かつ確実にガイド部20内を通過させることができる。なお、「筒状」とは、略筒状を含む概念であり、内部空間の外周が完全に覆われている構成に限定されない。本開示における「筒状」とは、内部空間を覆う周壁が部分的に隙間を有していてもよく、互いに間隔を空けつつ連結された複数の部材によって全体的に筒状に構成されたものであってもよい。
図2から図4において、ガイド部20は、四角筒状である。また、図3および図4に示すように、ガイド部20は、側面視(X軸方向視。図3参照)平行四辺形状である。ガイド部20は、周壁を構成する4つのパネル21~24が連結されることで構成されている。周壁を構成される4つパネル21~24のうち、ガイド部20の回転方向A(図1参照)下流側のパネル(後パネル21)には上述の支持腕13が連結されている。
上述のように、ガイド部20は、紐状部Rのガイド時に紐状部Rによって押されるガイド面21aを有する。ガイド面21aは、上記4つのパネル21~24のうち、後パネル21の内面に形成されている。
ガイド面21aは、回転方向A下流側に向けた上り傾斜を有する。この上り傾斜は、直線状であってもよく、湾曲、あるいは折曲していてもよい。ただし、装置の簡素化を図るとともに、所望の効果を容易に得る観点等からは、直線状とすることが好ましいことがある。当該巻取部材1は、ガイド面21aが上り傾斜を有することで、簡易な構成で、ガイド部20を鉛直軸Vの回りに容易に回転させることができる。また、ガイド面21aが上り傾斜を有することで、紐状部Rをガイド部20の下方に容易に排出することができる。
ガイド面21aは、紐状部Rによって間接的に押されることで、支持部10に回転応力を加えるように設けられていてもよい。このような構成としては、例えば後述のガイドローラ25を介して紐状部Rに押される構成が挙げられる。一方で、ガイド面21aは、紐状部Rに直接接触するように設けられていてもよい。ガイド面21aが紐状部Rに直接接触することで、容易かつ確実に支持部10に回転応力を加えることができる。
ガイド部20は、紐状部Rを案内するガイドローラ25を有する。ガイド部20は、ガイドローラ25を有することで、紐状部Rを容易にガイド部20を通過させることができる。
ガイドローラ25は、鉛直軸Vに対して垂直な回転軸を有する。このように構成されていることで、紐状部Rの案内機能を高めることができる。ガイド部20におけるガイドローラ25の配置および個数は特に限定されない。ガイドローラ25は、例えばガイド部20における紐状部Rの導入部に配置されていてもよく、紐状部Rの排出部に配置されていてもよい。
図2から図4に示すように、当該巻取部材1では、ガイドローラ25は、後パネル21の内面の上縁部と、ガイド部20の回転方向Aにおける上流側のパネル(前パネル22)の内面の上縁部および下縁部とに配置されている。また、ガイドローラ25は、鉛直軸V側のパネル(内パネル23)の上縁から延出する後述の導入側拡路部26の内面にも配置されている。当該巻取部材1を使用するにあたっては、紐状部Rは、鉛直軸V上から送られることがある。この場合、紐状部Rは、ガイド部20に導入される際に、後パネル21、前パネル22および内パネル23のいずれかに接する可能性が高くなる。この点、当該巻取部材1は、後パネル21の上縁部と前パネル22の上縁部と、導入側拡路部26とにそれぞれガイドローラ25が配置されていることで、ガイド部20に紐状部Rが導入される際に、この紐状部Rを最初にガイドローラ25に当たりやすくすることができる。また、当該巻取部材1は、前パネル22の下縁部にガイドローラ25が配置されることで、紐状部Rの排出後の軌道を適切に制御しやすいように構成されている。このように構成されていることで、当該巻取部材1は、ガイド部20を通過する際に紐状部Rの移動が妨げられることをより確実に抑制している。
ガイド部20は、紐状部Rの導入路および紐状部Rの排出路の少なくとも一方を拡げる拡路部26、27を有する。より詳しくは、ガイド部20は、紐状部Rの導入路を拡げる導入側拡路部26と、紐状部Rの排出路を拡げる排出側拡路部27とを有する。当該巻取部材1は、導入側拡路部26を有することで、紐状部Rを容易にガイド部20に導入することができる。また、当該巻取部材1は、排出側拡路部27を有することで、紐状部Rを容易にガイド部20から排出することができる。
ガイド部20における導入側拡路部26および排出側拡路部27の配置および個数は特に限定されない。図2から図4において、導入側拡路部26は、前パネル22、内パネル23、外パネル24(内パネル23に対向するパネル)の上縁からそれぞれ延出している。導入側拡路部26は、前パネル22、内パネル23、および外パネル24の上縁から延出する突片である。導入側拡路部26は、4つのパネル21~24によって囲まれる内部空間を拡張するように、前パネル22、内パネル23、および外パネル24の上縁から径方向の外側に向けて延出している。導入側拡路部26は、前パネル22、内パネル23、および外パネル24の上縁から延出する一方、後パネル21の上縁からは延出していない。このように構成されていることで、紐状部Rがリンク接続部を有しているような場合であっても、リンク接続部がガイド部20への導入時に導入側拡路部に引っかかることを防止できる。その結果、リンク接続部を例えばガイドローラ25によって確実に案内させることで、ガイド部20内における紐状部Rの滞りを抑制することが容易となる。
図2から図4において、排出側拡路部27は、後パネル21、前パネル22、内パネル23、外パネル24の下縁からそれぞれ延出している。排出側拡路部27は、後パネル21、前パネル22、内パネル23、外パネル24の下縁から延出する突片である。排出側拡路部27は、4つのパネル21~24によって囲まれる内部空間を拡張するように、後パネル21、前パネル22、内パネル23、および外パネル24の下縁から径方向の外側に向けて延出している。
(紐状部)
紐状部Rの種類としては、特に限定されるものではないが、例えばワイヤロープが挙げられる。
紐状部Rとしては、建設機械のガイケーブルが好適に用いられる。建設機械のガイケーブルは、アタッチメントの分解時にウインチによって巻き取り難い。そのため、当該巻取部材1は、上記ガイケーブルを容易に保管するための巻取部材として適している。
(巻取手順)
図5を参照して、当該巻取部材1による紐状部Rの巻取手順の一例を説明する。図5において、当該巻取部材1は、トレイ状の容器30に配置されている。当該巻取部材1は、平面視において、ガイド部20の回転領域が容器30の周壁31内に収まるように配置されている。
図5では、紐状部Rは鉛直軸V上から下方に送られるように構成されている。紐状部Rは、相番機やレッカー等(不図示)で吊り上げられて鉛直軸V上を送られている。紐状部Rは、鉛直軸V上からガイド部20内に導入されて、ガイド部20を通過した後に容器30内に排出されている。紐状部Rは、ガイド部20内を通過する際に、ガイド面21aに接触する。紐状部Rとの接触によって、ガイド面21aはガイド部20の内側から外側に向けて押される。その結果、支持部10には鉛直軸V回りに回転応力が加えられ、支持部10はガイド部20とともに鉛直軸V回りに回転する。このようにすることで、紐状部Rは、容器30の上方で旋回しつつ、容器30内に排出されていく。その結果、紐状部Rは、容器30内でコイル状に巻き取られる。
[第2実施形態]
<ガイド部>
図6および図7に、図2から図4のガイド部20とは異なる形態に係るガイド部40を示す。ガイド部40は、図2から図4のガイド部20に代えて、図1の巻取部材1に用いることができる。ガイド部40は、上記紐状部のガイド時に上記紐状部によって押されるガイド面41aを有する。ガイド面41aは、上記紐状部に押されることで上記支持部に回転応力を加える。
ガイド部40は、自らが鉛直軸回りに回転しつつ、上方から送られる上記紐状部を案内して下方に排出する。ガイド部40は、ガイド面41aが上記紐状部に押されることで上記支持部に回転応力を加えることができるので、モータ等の動力や、人手を要することなく、上記紐状部を上記鉛直軸回りに旋回させることができる。
当該巻取部材は、ガイド部40の回転に基づいて上記紐状部を上記鉛直軸の回りに旋回させることができる。したがって、当該巻取部材は、上記紐状部を容易かつ確実にコイル状に巻き取ることができる。
ガイド部40は円筒状である。ガイド部40は、複数の長板状のパネル41が、側縁同士を隣接させながら円筒状に連結されることで構成されている。ガイド部40の中心軸Cは、鉛直方向に対して傾いている。
ガイド面41aは、回転方向下流側に向けた上り傾斜を有する。ガイド面41aは、ガイド部40を構成する全てのパネル41のうち、1または複数のパネル41の内面によって構成されている。ガイド面41aは、中心軸Cを垂直な方向から見た側面視(図7参照)において、その内面が上側に向いているパネル41の内面によって構成することができる。
ガイド部40は、ガイド面41aを構成しているパネル41の外面に支持部(不図示)が連結されるように構成されている。
ガイド部40は、上記紐状部の導入路および上記紐状部の排出路に拡路部46、47(上記紐状部の導入路に配置される導入側拡路部46、および上記紐状部の排出路に配置される排出側拡路部47)を有する。導入側拡路部46は、パネル41の長手方向の一方側の端部から延出している。排出側拡路部47は、パネル41の長手方向の他方側の端部から延出している。導入側拡路部46および排出側拡路部47は、それぞれ全体として筒状である。導入側拡路部46は、複数のパネル41の一方側においてラッパ状に拡径している。排出側拡路部47は、複数のパネル41の他方側においてラッパ状に拡径している。
[第3実施形態]
<巻取部材>
図8の巻取部材51は、図1の巻取部材1に代えて用いることができる。図8の巻取部材51は、上方から送られる紐状部(不図示)をコイル状に巻き取るために用いられる。当該巻取部材51は、鉛直軸V回りに回転可能な支持部60と、平面視において鉛直軸Vとは間隔を空けて支持部60に取り付けられ、上記紐状部が導入されるガイド部70とを備える。ガイド部70は、上記紐状部のガイド時に上記紐状部によって押されるガイド面71aを有する。ガイド面71aは、上記紐状部に押されることで支持部60に回転応力を加える。
当該巻取部材51は、上方から送られる上記紐状部によってガイド面71aが押されることで、支持部60に回転応力が加えられる。そのため、ガイド部70は、上記紐状部を上方から下方にガイドしつつ鉛直軸Vの回りに回転する。その結果、当該巻取部材51は、ガイド部70の回転に基づいて上記紐状部を鉛直軸Vの回りに旋回させることができる。したがって、当該巻取部材51は、上記紐状部を容易かつ確実にコイル状に巻き取ることができる。
(支持部)
支持部60は、鉛直軸V上に延びる支柱61と、鉛直軸V上で支柱61に回転可能に連結されている回転部62と、回転部62とガイド部70とを連結する支持腕63とを有する。また、支持部60は、設置面に対して支柱61を直立に支持する支持台64を有する。さらに、支持部60は、ガイド部70の回転時等において支柱61を安定的に保持するための複数の脚部を有していてもよい。支柱61、回転部62、支持腕63および支持台64の具体的な構成は、図1の巻取部材1と同様とすることができる。また、図1の巻取部材1と同様に、支持部60は、ガイド部70が上下するように伸縮可能なばね部材(不図示)を有していてもよい。
(ガイド部)
ガイド部70は、自らが鉛直軸回りに回転しつつ、上方から送られる上記紐状部を案内して下方に排出する。ガイド部70は、ガイド面71aが上記紐状部に押されることで支持部60に回転応力を加えることができるので、モータ等の動力や、人手を要することなく、上記紐状部を鉛直軸V回りに旋回させることができる。
図9に示すように、ガイド部70は、樋状である。ガイド部70は、底パネル71と、底パネル71の一対の側縁に立設する一対の側部72とを有する。また、ガイド部70は、一対の側部72に接続される梁部73を有する。ガイド部70は、底パネル71と一対の側部72と梁部73とで囲まれる通路を有する。底パネル71と一対の側部72と梁部73とは全体として環状に接続されている。
ガイド面71aは、底パネル71の上面(一対の側部72が延びている側の面)によって構成されている。ガイド面71aは、回転方向下流側に向けた上り傾斜を有する。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。したがって、上記実施形態は、本明細書の記載および技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換または追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
当該巻取部材は、容器と一体的に構成されていてもよく、容器とは別体として設けられていてもよい。当該巻取部材が容器と一体的に構成されている場合、例えば上述の支持台が容器の底部に固定されていてもよい。
上記実施形態では、上記紐状部を容器内に巻き取る構成について説明した。ただし、当該巻取部材は、上記紐状部を容器以外の場所に巻き取ってもよい。例えば上記紐状部は、地面上に巻き取られてもよい。
上記実施形態で説明したように、上記ガイド面は、回転方向下流側に向けた上り傾斜を有することが好ましいことがある。ただし、上記ガイド面は、紐状部に押されることで支持部に回転応力を加えることができる限り、上記上り傾斜を有しない構成を採用することも可能である。例えば上記ガイド面が、他の部材を介して紐状部に押されるような場合、上記ガイド面は上り傾斜を有しない構成とすることもできる。
上記支持部の具体的な構成は、上記実施形態に記載された構成に限定されない。例えば上記支持部は、上記回転体に上記ガイド部が直接連結されるように構成されていてもよい。また、上記支持部が上記支持腕を有する場合において、上記支持腕が伸縮可能に設けられていてもよい。
上記ガイド部の具体的な構成は、上記実施形態に記載の構成に限定されない。例えば上記ガイド部は、筒状以外の形状とすることも可能である。また、上記ガイド部は、第2実施形態または第3実施形態の構成において、紐状部を案内するガイドローラを有していてもよい。さらに、上記ガイド部は、第3実施形態の構成において、紐状部の導入路および排出路の少なくとも一方を拡げる拡路部を有していてもよい。
1、51 巻取部材
10、60 支持部
11、61 支柱
12、62 回転部
13、63 支持腕
14、64 支持台
15 脚部
20、40、70 ガイド部
21 後パネル
21a、41a、71a ガイド面
22 前パネル
23 内パネル
24 外パネル
25 ガイドローラ
26、46 導入側拡路部
27、47 排出側拡路部
30 容器
31 周壁
41 パネル
71 底パネル
72 側部
73 梁部
A ガイド部の回転方向
C ガイド部の中心軸
R 紐状部
V 鉛直軸

Claims (9)

  1. 上方から送られる紐状部をコイル状に巻き取るために用いられる巻取部材であって、
    鉛直軸回りに回転可能な支持部と、
    平面視において上記鉛直軸とは間隔を空けて上記支持部に取り付けられ、上記紐状部が導入されるガイド部と
    を備え、
    上記ガイド部は、上記紐状部のガイド時に上記紐状部によって押されるガイド面を有しており、
    上記ガイド面は、上記紐状部に押されることで上記支持部に回転応力を加える巻取部材。
  2. 上記ガイド面は、回転方向下流側に向けた上り傾斜を有する請求項1に記載の巻取部材。
  3. 上記支持部は、上記鉛直軸回りに回転する回転部と、
    上記回転部と上記ガイド部とを連結する支持腕と
    を有する請求項1または請求項2に記載の巻取部材。
  4. 上記ガイド部は、筒状である請求項1または請求項2に記載の巻取部材。
  5. 上記ガイド部は、上記紐状部を案内するガイドローラを有する請求項1または請求項2に記載の巻取部材。
  6. 上記ガイド部は、上記紐状部の導入路および上記紐状部の排出路の少なくとも一方を拡げる拡路部を有する請求項1または請求項2に記載の巻取部材。
  7. 上記支持部は、上記ガイド部が上下するように伸縮可能なばね部材を有する請求項1または請求項2に記載の巻取部材。
  8. 上記紐状部は、ワイヤロープである請求項1または請求項2に記載の巻取部材。
  9. 上記紐状部は、建設機械のガイケーブルである請求項1または請求項2に記載の巻取部材。
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