JP3246049B2 - 畳み込み符号化信号の復号方法 - Google Patents

畳み込み符号化信号の復号方法

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JP3246049B2
JP3246049B2 JP06997593A JP6997593A JP3246049B2 JP 3246049 B2 JP3246049 B2 JP 3246049B2 JP 06997593 A JP06997593 A JP 06997593A JP 6997593 A JP6997593 A JP 6997593A JP 3246049 B2 JP3246049 B2 JP 3246049B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所謂ビタビ・アルゴリ
ズムを用いる畳み込み符号化信号の復号方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】所謂ビタビ・アルゴリズムを用いる畳み
込み符号化信号の復号方法が実施されている。
【0003】すなわちこの復号方法においては、受信シ
ンボルから1符号ブロック分の枝メトリックを計算す
る。この計算された枝メトリック及び前復号ステップに
おける各状態の生き残りパスのパスメトリックをもとに
新しい生き残りパスを選択する。この計算された各状態
の新しい生き残りパスに対するパスメトリック及び対応
する符号器入力データ系列をパスメモリに記憶する。
【0004】一方、各状態の生き残りパスの中からその
時点で尤度の最も高いものを選び出す。そして記憶され
た符号器入力データ系列の選ばれたパスに沿ってパスメ
モリ長分遡った時点の符号器入力ビットを復号データと
して出力する。このような復号アルゴリズムを用いて復
号が行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば移動
体無線通信に用いられるCDMA等の通信システムで
は、送信側で送信データを畳み込み符号化して送信を行
っているが、その中には、 フレーム単位にテールビ
ットを付けずに、連続的にデータを送信し、送信される
データのデータレートを予め知らせて送信するシンク・
チャンネルと、 フレーム単位にテールビットを付け
て、フレーム単位にバースト的にデータを送信し、送信
されるデータのデータレートを予め知らせずに送信する
トラフィック・チャンネルとが存在している。
【0006】このような通信を受信する場合に、従来の
ビタビ・アルゴリズムを用いる畳み込み符号化信号の復
号方法では、いずれのチャンネルに対しても上述の復号
アルゴリズムを用いた復号を行っている。このため特に
のトラフィック・チャンネルの復号では無駄な動作が
多く、1フレーム分のデータの復号を複数レートで行う
場合、シリアルに処理すると処理時間が長くなり遅延量
が大きくなる。また無駄な動作が多いため消費電力が大
きくなるなどの問題点があった。この出願はこのような
点に鑑みて成されたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の手段
は、受信シンボルから1符号ブロック分の枝メトリック
を計算し、この計算された枝メトリック及び前復号ステ
ップにおける各状態の生き残りパスのパスメトリックを
もとに新しい生き残りパスを選択し、計算された各状態
の新しい生き残りパスに対するパスメトリック及び対応
する符号器入力データ系列をパスメモリに記憶するよう
にした第1の復号アルゴリズムAと、受信シンボルから
1符号ブロック分の枝メトリックを計算し、この計算さ
れた枝メトリック及び前復号ステップにおける各状態の
生き残りパスのパスメトリックをもとに新しい生き残り
パスを選択し、計算された各状態の新しい生き残りパス
に対するパスメトリック及び対応する符号器入力データ
系列をパスメモリに記憶すると共に、上記各状態の生き
残りパスの中からその時点で尤度の最も高いものを選び
出し、上記記憶された符号器入力データ系列の選ばれた
パスに沿って上記パスメモリ長分遡った時点の上記符号
器入力ビットを復号データとして出力する第2の復号ア
ルゴリズムBとが設けられ、可能性のあるデータレート
の1フレーム分のビット数が上記パスメモリ長より長い
ときは上記第1の復号アルゴリズムAによる処理を上記
パスメモリ長分行った後に、上記第2の復号アルゴリズ
ムBによる処理を行い、可能性のあるデータレートの1
フレーム分のビット数が上記パスメモリ長より短いとき
は上記第1の復号アルゴリズムAによる処理を上記パス
メモリ長分行うようにしたことを特徴とする畳み込み符
号化信号の復号方法である。
【0008】本発明による第2の手段は、上記第1の手
段記載の畳み込み符号化信号の復号方法において、さら
に、上記各状態の生き残りパスの中からその時点で尤度
の最も高いものを、上記記憶された符号器入力データ系
列の選ばれたパスに沿って上記パスメモリ長分遡る毎に
復号データとして出力する第3の復号アルゴリズムCが
設けられ、上記可能性のあるデータレートの1フレーム
分のビット数が上記パスメモリ長より長いときは上記第
2の復号アルゴリズムBによる処理を行った後に、上記
第3の復号アルゴリズムCによる処理を行い、上記可能
性のあるデータレートの1フレーム分のビット数が上記
パスメモリ長より短いときは上記第1の復号アルゴリズ
ムAによる処理を行った後に、上記第3の復号アルゴリ
ズムCによる処理を行うようにしたことを特徴とする畳
み込み符号化信号の復号方法である。
【0009】本発明による第3の手段は、フレーム単位
にテールビットが付加され、このフレーム単位でバース
ト的にデータが送信されると共に、データレートが不明
の畳み込み符号化信号を復号するに当たり、受信シンボ
ルから1符号ブロック分の枝メトリックを計算し、この
計算された枝メトリック及び前復号ステップにおける各
状態の生き残りパスのパスメトリックをもとに新しい生
き残りパスを選択し、計算された各状態の新しい生き残
りパスに対するパスメトリック及び対応する符号器入力
データ系列をパスメモリに記憶するようにした第1の復
号アルゴリズムAと、受信シンボルから1符号ブロック
分の枝メトリックを計算し、この計算された枝メトリッ
ク及び前復号ステップにおける各状態の生き残りパスの
パスメトリックをもとに新しい生き残りパスを選択し、
計算された各状態の新しい生き残りパスに対するパスメ
トリック及び対応する符号器入力データ系列をパスメモ
リに記憶すると共に、上記各状態の生き残りパスの中か
らその時点で尤度の最も高いものを選び出し、上記記憶
された符号器入力データ系列の選ばれたパスに沿って上
記パスメモリ長分遡った時点の上記符号器入力ビットを
復号データとして出力する第2の復号アルゴリズムB
と、上記各状態の生き残りパスの中からその時点で尤度
の最も高いものを、上記記憶された符号器入力データ系
列の選ばれたパスに沿って上記パスメモリ長分遡る毎に
復号データとして出力する第3の復号アルゴリズムCと
が設けられ、可能性のあるデータレートの1フレーム分
のビット数が上記パスメモリ長より長いときは上記第1
の復号アルゴリズムAによる処理を上記パスメモリ長分
行った後に、上記第2の復号アルゴリズムBによる処理
と上記第3の復号アルゴリズムCによる処理とを行い、
可能性のあるデータレートの1フレーム分のビット数が
上記パスメモリ長より短いときは上記第1の復号アルゴ
リズムAによる処理を上記パスメモリ長分行った後に、
上記第3の復号アルゴリズムCによる処理を行うように
したことを特徴とする畳み込み符号化信号の復号方法で
ある。
【0010】本発明による第4の手段は、上記第3の手
段記載の畳み込み符号化信号の復号方法において、フレ
ーム単位にテールビットが付加されず、データレートが
既知の畳み込み符号化信号を復号する場合には、上記第
2の復号アルゴリズムBによる処理を1フレーム分のデ
ータビット数だけ繰り返し行うようにし、上記フレーム
単位にテールビットが付加され、このフレーム単位でバ
ースト的にデータが送信されると共に、データレートが
不明の畳み込み符号化信号を復号する場合と選択できる
ようにしたことを特徴とする畳み込み符号化信号の復号
方法である。
【0011】
【作用】これによれば、第1及び第2の復号アルゴリズ
ムA、Bを適宜選択して用いることにより、無駄な動作
を無くして、効率の良い畳み込み符号化信号の復号を行
うことができる。また特に移動体無線通信に用いられる
CDMA等の通信システムでの受信復号を極めて効率良
く行うことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。なお以下の説明で使用される畳み込
み符号は、符号化率1/2、拘束長9、パスメモリ長4
8の符号である。そしてこの信号には、 フレーム単
位にテールビットを付けずに、連続的にデータを送信
し、送信されるデータのデータレートを予め知らせて送
信するシンク・チャンネルと、 フレーム単位にテー
ルビットを付けて、フレーム単位にバースト的にデータ
を送信し、送信されるデータのデータレートを予め知ら
せずに送信するトラフィック・チャンネルとが存在して
いる。なお表1に、シンク・チャンネルとトラフィック
・チャンネルの仕様を示す。
【0013】
【表1】
【0014】なお、表1中のモデュレーション・シンボ
ル数は、データレートが9600(bps)の場合は畳み込み符
号化された受信シンボルと同じ値である。これに対して
データレートが4800(bps) の場合は畳み込み符号化され
たシンボルの値を2回繰り返して使用し、2400(bps) の
場合は畳み込み符号化されたシンボルの値を4回繰り返
して使用し、1200(bps) の場合は畳み込み符号化された
シンボルの値を8回繰り返して使用する。従ってビタビ
復号器の入力バッファは、1フレーム分のデータの復号
を行う場合には、データレートによらず1フレーム分3
84のモデュレーション・シンボルを記憶すればよい。
【0015】そこで図1は、このようなシンク・チャン
ネルとトラフィック・チャンネルの2つのチャンネルを
切り換えて受信を行い、畳み込み符号化されたデータを
ビタビ・アルゴリズムにより最尤復号を行うビタビ復号
器の一例を示すブロック図である。この図において、1
はフレーム単位に受信シンボルを記憶し、シンボルの読
み出しを行う入力バッファである。
【0016】この入力バッファ1からの1符号ブロック
分の読み出された受信シンボルが枝メトリック計算回路
2に供給されて、この受信シンボルをもとに、符号のト
レリス上の各枝に対する枝メトリックが計算される。そ
してこの計算回路2で計算された枝メトリックと、前復
号ステップにおける各状態の生き残りパスのパスメトリ
ックをもとに、ACS回路3にて新しい生き残りパスが
選択される。
【0017】また4はACS回路3で計算された各状態
の新しい生き残りパスに対するパスメトリックを記憶す
るパスメトリック記憶回路である。さらに5は記憶回路
4に対応する符号器入力データ系列を記憶するパスメモ
リ回路、6は復号データを記憶する出力バッファであ
る。
【0018】そして7はタイミング・コントローラであ
る。このコントローラ7にて使用チャンネル、データレ
ートの判定と、それらの判定結果から1フレーム中のデ
ータビット数と復号アルゴリズムが決定される。これに
よって復号中はイネーブル信号VD_EBがロー、待機中は
イネーブル信号VD_EBがハイにされ、選択された復号ア
ルゴリズムに従って1〜6の回路が制御される。
【0019】なお図2は、復号データを記憶する出力バ
ッファのアドレスの割当を示した図である。図におい
て、(a-1) はシンク・チャンネル9600(bps) 、(a-2) は
シンク・チャンネル4800(bps) 、(a-3) はシンク・チャ
ンネル2400(bps) 、(a-4) はシンク・チャンネル1200(b
ps) で、(b) はトラフィック・チャンネルである。
【0020】そしてこの装置において、以下のような復
号アルゴリズムA、B、Cが設けられる。
【0021】〔復号アルゴリズムA=図3参照〕入力バ
ッファ1に記憶しているモデュレーション・シンボル
を、フレームの先頭から順にnrp(nrpは9600(bps) 、
4800(bps) 、2400(bps) 、1200(bps) のそれぞれについ
て2、4、8、16)個読み出して、枝メトリック計算
回路2で1符号ブロック(nrp個のモデュレーション・
シンボル)分の枝メトリックを計算する。この動作の
間、イネーブル信号BMC _EBはローである。
【0022】次に、ACS回路3で、計算回路2で計算
された枝メトリックと、前復号ステップにおける各状態
の生き残りパスのパスメトリックをもとにACS操作に
より新しい生き残りパスを選択する。そしてパスメトリ
ック記憶回路4とパスメモリ回路5に、ACS回路3で
計算された各状態の新しい生き残りパスに対するパスメ
トリックと、記憶回路4に対応する符号器入力データ系
列をそれぞれ記憶する。この動作の間、イネーブル信号
ACS _EBはローである。
【0023】〔復号アルゴリズムB=図4参照〕入力バ
ッファ1に記憶しているモデュレーション・シンボル
を、フレームの先頭から順にnrp(nrpは9600(bps) 、
4800(bps) 、2400(bps) 、1200(bps) のそれぞれについ
て2、4、8、16)個読み出して、枝メトリック計算
回路2で1符号ブロック(nrp個のモデュレーション・
シンボル)分の枝メトリックを計算する。この動作の
間、イネーブル信号BMC _EBはローである。
【0024】次に、ACS回路3で、計算回路2で計算
された枝メトリックと、前復号ステップにおける各状態
の生き残りパスのパスメトリックをもとにACS操作に
より新しい生き残りパスを選択する。そしてパスメトリ
ック記憶回路4とパスメモリ回路5に、ACS回路3で
計算された各状態の新しい生き残りパスに対するパスメ
トリックと、記憶回路4に対応する符号器入力データ系
列をそれぞれ記憶する。この動作の間、イネーブル信号
ACS _EBはローである。
【0025】さらにパスメモリ回路5で、各状態の生き
残りパスの中からその時点での尤度が最大のものを選び
出し、そのパスに沿って長さnp のパスメモリ長分だけ
遡った時点の符号器入力ビットを復号データとして出力
バッファ6に出力する。この出力バッファ6は、1フレ
ーム分の復号データを復号順に8ビット毎に、アドレス
をnc からnd まで、順に1づつ増加させて記憶する。
この動作の間、イネーブル信号CBK _EBはローである。
【0026】〔復号アルゴリズムC=図5参照〕パスメ
モリ回路5で、各状態の生き残りパスの中からその時点
での尤度が最大のものを選び出し、そのパスに沿って長
さnp のパスメモリ長分だけ遡る毎に、記憶されている
符号器入力ビットをnp ビット分の復号データとして出
力バッファ6に出力する。この出力バッファ6は、1フ
レーム分の復号データを復号順に8ビット毎に、アドレ
スをnx からny まで、順に1づつ減少させて記憶す
る。この動作の間、イネーブル信号CBK _EBはローであ
る。
【0027】そこで表1の仕様のシンク・チャンネルと
トラフィック・チャンネルを、図1のビタビ復号器で、
シンク・チャンネル( 9600(bps))、トラフィック・チ
ャンネルの順に復号する場合の復号例を説明する。
【0028】シンク・チャンネルの復号を行う場合、ま
ずシンク・チャンネルの復調に成功した後、シンク・チ
ャンネルを受信していることを知らせる信号と、データ
レート( 9600(bps))を知らせる信号がタイミング・コ
ントローラ7に入力される。そして図6に示すように、
シンク・チャンネル/9600(bps) の復号を行うために、
回路1〜3、及び5、6の初期設定をし、パスメトリッ
ク記憶回路4をクリアし、イネーブル信号VD_EBをロー
にした直後、入力バッファ1に、1フレーム分384の
モデュレーション・シンボルを記憶する。
【0029】シンク・チャンネルの復号は、復号アルゴ
リズムBをnc =0、nd =23として、192回行う
ことで、1フレーム分のデータの復号を終わり、イネー
ブル信号VD_EBをハイにして復号データをCPUに転送
し、次のフレームのモデュレーション・シンボルが入力
するのを待つ。
【0030】次に、シンク・チャンネルからトラフィッ
ク・チャンネルに切り換え、トラフィック・チャンネル
の復号を行う場合には、トラフィック・チャンネルの復
調に成功した後、トラフィック・チャンネルを受信して
いることを知らせる信号が、タイミング・コントローラ
7に入力される。そして図7〜9に示すように、トラフ
ィック・チャンネルの復号を行うために、回路1〜3、
及び5、6の初期設定をし、パスメトリック記憶回路4
をクリアし、イネーブル信号VD_EBをローにした直後、
入力バッファ1に、1フレーム分384のモデュレーシ
ョン・シンボルを記憶する。
【0031】さらにトラフィック・チャンネルの復号
は、以下のように、9600(bps) 、4800(bps) 、2400(bp
s) 、1200(bps) の順に復号アルゴリズムA、B、Cに
より行う。
【0032】9600(bps) の復号は、(1フレーム分のデ
ータビット数−パスメモリ長)>0なので、まず復号ア
ルゴリズムAをパスメモリ長分48回行う。次に、復号
アルゴリズムBを、nc =0、nd =17として、14
4回(192−48)行う。そして最後に復号アルゴリ
ズムCを、nx =23、ny =18として1回行い、1
フレーム分のデータの復号を終わる。その後、パスメト
リック記憶回路4をクリアし、4800(bps) の復号を行
う。
【0033】4800(bps) の復号は、(1フレーム分のデ
ータビット数−パスメモリ長)>0なので、まず復号ア
ルゴリズムAをパスメモリ長分48回行う。次に、復号
アルゴリズムBを、nc =24、nd =29として、4
8回(96−48)行う。そして最後に復号アルゴリズ
ムCを、nx =35、ny =30として1回行い、1フ
レーム分のデータの復号を終わる。その後、パスメトリ
ック記憶回路4をクリアし、2400(bps) の復号を行う。
【0034】2400(bps) の復号は、(1フレーム分のデ
ータビット数−パスメモリ長)≦0なので、まず復号ア
ルゴリズムAをパスメモリ長分48回行う。次に、復号
アルゴリズムCを、nx =41、ny =36として1回
行い、1フレーム分のデータの復号を終わる。その後、
パスメトリック記憶回路4をクリアし、1200(bps) の復
号を行う。
【0035】1200(bps) の復号は、(1フレーム分のデ
ータビット数−パスメモリ長)≦0なので、まず、復号
アルゴリズムAを1フレーム分のデータビット数24回
行い。次に、復号アルゴリズムCを、nx =45、ny
=42として1回行い、1フレーム分のデータの復号を
終わる。
【0036】9600(bps) 、4800(bps) 、2400(bps) 、12
00(bps) 、4つのレート の復号が終わった後、イネーブル
信号VD_EBをハイにして、復号データをCPUに転送
し、次のフレームのモデュレーション・シンボルが入力
するのを待つ。
【0037】こうして上述の装置によれば、第1及び第
2の復号アルゴリズムA、Bを適宜選択して用いること
により、無駄な動作を無くして、効率の良い畳み込み符
号化信号の復号を行うことができるものである。また特
に移動体無線通信に用いられるCDMA等の通信システ
ムでの受信復号を極めて効率良く行うことができるもの
である。
【0038】ここで、トラフィック・チャンネルの復号
ステップ数を、上記の実施例に基づき以下の表2の値を
用いて、復号アルゴリズムBのみ(従来の方法)の場合
と、本発明の場合について求める。
【0039】
【表2】
【0040】9600(bps) の復号 復号アルゴリズムBのみ [(-a) ++] ×192 =35328 (1) 本発明 [(-a) +] ×48+[(-a) ++] ×144 +×1 =33072 (2)
【0041】4800(bps) の復号 復号アルゴリズムBのみ [(-b) ++] ×96=18432 (3) 本発明 [(-b) +] ×48+[(-a) ++] ×48+×1 =16176 (4)
【0042】2400(bps) の復号 復号アルゴリズムBのみ [(-c) ++] ×48=9984 (5) 本発明 [(-c) +] ×48+×1 =7728 (6)
【0043】1200(bps) の復号 復号アルゴリズムBのみ [(-d) ++] ×24=5760 (7) 本発明 [(-d) +] ×24+×1 =4656 (8)
【0044】従って、 復号アルゴリズムBのみの合計ステップ数 +(1) +(3) +(5) +(7) =384 +69504 =69888 (9) 本発明の合計ステップ数 +(2) +(4) +(6) +(8) =384 +61632 =62016 (10) となる。
【0045】従って本発明によるトラフィック・チャン
ネル、1フレーム分の削減率(%)は、 {1−(10)/(9) }×100 = 11.3(%) (11) となる。
【0046】このように、トラフィック・チャンネル復
号時に、復号アルゴリズムBだけでなく、本発明のよう
に復号アルゴリズムA、Cを併用することにより、1
1.3(%)の復号ステップ数の削減が図られる。また
この削減率は、パスメモリ長が長くなるほど大きくな
る。さらに上述の実施例に従えば、シンク・チャンネル
とトラフィック・チャンネルの切り換えも容易に行うこ
とができる。
【0047】さらに図10に、タイミング・コントロー
ラ7の詳細図を示す。この図において、11は、受信チ
ャンネル、シンク・チャンネルのデータレートを知らせ
るチャンネル制御信号から、復号モードを設定するチャ
ンネル設定部であって、このチャンネル設定部11に
て、カウンタ12から入力するリップル・キャリー・ア
ウトに従って、カウンタ12に1フレーム分の各ブロッ
クのカウント数の初期値を出力する。
【0048】このカウンタ12は、チャンネル設定部1
1から入力するカウント数の初期値からカウントを始
め、カウントを終了するとリップル・キャリー・アウト
をチャンネル設定部11と、後述するイネーブル信号設
定部13に出力する。
【0049】またイネーブル信号設定部13は、チャン
ネル設定部11から入力するイネーブル信号の選択を行
う制御信号と、カウンタ12から入力するリップル・キ
ャリー・アウトがイネーブル信号設定部13から、後段
の各回路の制御部14〜19にイネーブル信号を設定
し、各ブロックに出力する。
【0050】さらに14は、イネーブル信号設定部13
からのイネーブル信号INB _EBがローの間、入力の動作
に必要な制御信号を作成し、入力バッファ1に出力する
入力バッファ制御部である。15は、イネーブル信号設
定部13からのイネーブル信号BMC _EBがローの間、枝
メトリック計算の動作に必要な制御信号を作成し、枝メ
トリック計算回路2に出力する枝メトリック計算回路制
御部である。
【0051】また16は、イネーブル信号設定部13か
らのイネーブル信号ACS _EBがローの間、ACSの動作
に必要な制御信号を作成し、ACS回路3に出力するA
CS回路制御部である。17は、イネーブル信号設定部
13からのイネーブル信号ACS _EB、CBK _EBがローの
間、パスメトリック記憶の動作に必要な制御信号を作成
し、パスメトリック記憶回路4に出力するパスメトリッ
ク記憶回路制御部である。
【0052】さらに18は、イネーブル信号設定部13
からのイネーブル信号ACS _EB、CBK _EBがローの間、
パスメモリの動作に必要な制御信号を作成し、パスメモ
リ回路5に出力するパスメモリ回路制御部である。19
は、イネーブル信号設定部13からのイネーブル信号OU
B _EBがローの間、出力の動作に必要な制御信号を作成
し、出力バッファ6に出力する出力バッファ制御部であ
る。
【0053】従って上述の第1の復号アルゴリズムAを
行う場合には、図3のフローチャートにおいて、まずス
テップ〔A1〕でカウンタ1のカウント数cref 1をm
s/192に設定し、カウンタ1をリセット(c1
0)し、イネーブル信号BMC _EBをハイからローにす
る。
【0054】次にステップ〔A2〕でc2 (後述する)
ビット目の枝メトリック計算を行い、c1 =c1 +1と
する。さらにステップ〔A3〕でc1 ≧cref 1が判断
され、ノーのときはステップ〔A2〕が繰り返し実行さ
れる。
【0055】またステップ〔A3〕でイエスのときは、
ステップ〔A4〕でイネーブル信号BMC _EBがローから
ハイにされ、カウンタ1のカウント数cref 1を128
に設定し、カウンタ1をリセット(c1 =0)し、イネ
ーブル信号ACS _EBをハイからローにする。
【0056】次にステップ〔A5〕でc1 番目のACS
ペアの計算を行い、c1 =c1 +1とする。さらにステ
ップ〔A6〕でc1 ≧cref 1が判断され、ノーのとき
はステップ〔A5〕が繰り返し実行される。
【0057】またステップ〔A6〕でイエスのときは、
ステップ〔A7〕でイネーブル信号ACS _EBをローから
ハイにして、第1の復号アルゴリズムAの1周期の処理
を終了する。
【0058】続いて上述の第2の復号アルゴリズムBを
行う場合には、図4のフローチャートにおいて、まずス
テップ〔B1〕〜〔B7〕は上述のステップ〔A1〕〜
〔A7〕と同様である。そこでステップ〔B8〕以降の
みを説明すると、ステップ〔B8〕でカウンタ1のカウ
ント数cref 1をpmに設定し、カウンタ1をリセット
(c1 =0)し、イネーブル信号CBK _EBをハイからロ
ーにする。
【0059】次にステップ〔B9〕でc1 時刻の最尤ス
テートの遡りを行い、c1 =c1 +1とする。さらにス
テップ〔B10〕でc1 ≧cref 1が判断され、ノーの
ときはステップ〔B9〕が繰り返し実行される。
【0060】またステップ〔B10〕でイエスのとき
は、ステップ〔B11〕でイネーブル信号CBK _EBがロ
ーからハイにされ、c1 時刻前の最尤ステートをデータ
とする。さらにステップ〔B12〕で取り出されたデー
タ(1ビット)を出力バッファに書き込み第2の復号ア
ルゴリズムBの1周期の処理を終了する。
【0061】さらに上述の第3の復号アルゴリズムCを
行う場合には、図5のフローチャートにおいて、まずス
テップ〔C1〕でカウンタ1のカウント数cref 1を、
9600(bps) のときn1 、4800(bps) のときn1 、2400(b
ps) のときpm 、1200(bps)のときpm に設定し、カウ
ンタ1をリセット(c1 =0)し、イネーブル信号CBK
_EBをハイからローにする。
【0062】次にステップ〔C2〕でc1 時刻の最尤ス
テートの遡りを行い、c1 =c1 +1とする。さらにス
テップ〔C3〕でc1 時刻前の最尤ステートをデータと
し、取り出されたデータ(1ビット)を出力バッファに
書き込む。
【0063】そしてさらにステップ〔C4〕でc1 ≧c
ref 1が判断され、ノーのときはステップ〔C2〕〔C
3〕が繰り返し実行される。またステップ〔C4〕でイ
エスのときは、ステップ〔C5〕でイネーブル信号CBK
_EBがローからハイにされ、第3の復号アルゴリズムC
の1周期の処理を終了する。
【0064】そこで上述のシンク・チャンネルの復号を
行う場合には、図6のフローチャートにおいて、まずス
テップ〔S1〕で初期値が設定される。すなわちシンク
・チャンネルのときはms=348、またデータレート
が9600(bps) のときはn=192、4800(bps) のときは
n=96、2400(bps) のときはn=48、さらにパスメ
モリ長pm =48が設定される。また各イネーブル信号
INB _EB、BMC _EB、ACS _EB、CBK _EB、OUB _EB、
VD_EBはすべてハイとされる。
【0065】次にステップ〔S2〕でフレーム同期信号
の入力を判別し、ノーのときはこのステップ〔S2〕が
繰り返される。またステップ〔S2〕でイエスのとき
は、ステップ〔S3〕でイネーブル信号VD_EBがハイか
らローにされ、カウンタ1のカウント数cref 1をms
に設定し、カウンタ1をリセット(c1 =0)し、イネ
ーブル信号INB _EBをハイからローにする。
【0066】次にステップ〔S4〕で1モデュレーショ
ン・シンボルを入力し、c1 =c1+1とする。さらに
ステップ〔S5〕でc1 ≧cref 1が判断され、ノーの
ときはステップ〔S4〕が繰り返し実行される。
【0067】またステップ〔S5〕でイエスのときは、
ステップ〔S6〕でイネーブル信号INB _EBがローから
ハイにされ、イネーブル信号OUB _EBがハイからローに
され、カウンタ2のカウント数cref 2をnに設定し、
カウンタ2をリセット(c2=0)にする。
【0068】次にステップ〔S7〕で上述の第2の復号
アルゴリズムB(図4)が実行される。またステップ
〔S8〕でc2 =c2 +1とする。さらにステップ〔S
9〕でc2 ≧cref 2が判断され、ノーのときはステッ
プ〔S7〕〔S8〕が繰り返し実行される。
【0069】またステップ〔S9〕でイエスのときは、
ステップ〔S10〕でイネーブル信号OUB _EBがローか
らハイにされ、イネーブル信号VD_EBがローからハイに
される。そしてステップ〔S11〕でチャンネル制御信
号が判別され、シンク・チャンネルのときはステップ
〔S2〕に戻される。またステップ〔S11〕でトラフ
ィック・チャンネルのときは、トラフィック・チャンネ
ルに進められる。
【0070】さらに上述のトラフィック・チャンネルの
復号を行う場合には、図7〜図9のフローチャートにお
いて、まずステップ〔T1〕で初期値が設定される。す
なわちシンク・チャンネルのときはms=348、また
1 =192、n2 =96、n3 =48、n4 =24、
さらにパスメモリ長pm =48が設定される。また各イ
ネーブル信号INB _EB、BMC _EB、ACS _EB、CBK _E
B、OUB _EB、VD_EBはすべてハイとされる。
【0071】次にステップ〔T2〕でフレーム同期信号
の入力を判別し、ノーのときはこのステップ〔T2〕が
繰り返される。またステップ〔T2〕でイエスのとき
は、ステップ〔T3〕でイネーブル信号VD_EBがハイか
らローにされ、カウンタ1のカウント数cref 1をms
に設定し、カウンタ1をリセット(c1 =0)し、イネ
ーブル信号INB _EBをハイからローにする。
【0072】次にステップ〔T4〕で1モデュレーショ
ン・シンボルを入力し、c1 =c1+1とする。さらに
ステップ〔T5〕でc1 ≧cref 1が判断され、ノーの
ときはステップ〔T4〕が繰り返し実行される。
【0073】またステップ〔T5〕でイエスのときは、
ステップ〔T6〕でイネーブル信号INB _EBがローから
ハイにされ、イネーブル信号OUB _EBがハイからローに
される。さらにステップ〔T7〕で9600(bps) の復号と
してカウンタ2のカウント数cref 2をpm に設定し、
カウンタ2をリセット(c2 =0)にする。
【0074】次にステップ〔T8〕で上述の第1の復号
アルゴリズムA(図3)が実行される。またステップ
〔T9〕でc2 =c2 +1とする。さらにステップ〔T
10〕でc2 ≧cref 2が判断され、ノーのときはステ
ップ〔T8〕〔T9〕が繰り返し実行される。
【0075】またステップ〔T10〕でイエスのとき
は、ステップ〔T11〕でカウンタ2のカウント数c
ref 2をn1 −pm に設定し、カウンタ2をリセット
(c2 =0)にする。
【0076】次にステップ〔T12〕で上述の第2の復
号アルゴリズムB(図4)が実行される。またステップ
〔T13〕でc2 =c2 +1とする。さらにステップ
〔T14〕でc2 ≧cref 2が判断され、ノーのときは
ステップ〔T12〕〔T13〕が繰り返し実行される。
またステップ〔T14〕でイエスのときは、ステップ
〔T15〕で上述の第3の復号アルゴリズムC(図5)
が実行される。
【0077】さらにステップ〔T16〕で4800(bps) の
復号としてカウンタ2のカウント数cref 2をpm に設
定し、カウンタ2をリセット(c2 =0)にする。次に
ステップ〔T17〕で上述の第1の復号アルゴリズムA
(図3)が実行される。またステップ〔T18〕でc2
=c2 +1とする。さらにステップ〔T19〕でc2
ref 2が判断され、ノーのときはステップ〔T17〕
〔T18〕が繰り返し実行される。
【0078】またステップ〔T19〕でイエスのとき
は、ステップ〔T20〕でカウンタ2のカウント数c
ref 2をn2 −pm に設定し、カウンタ2をリセット
(c2 =0)にする。次にステップ〔T21〕で上述の
第2の復号アルゴリズムB(図4)が実行される。また
ステップ〔T22〕でc2 =c2 +1とする。さらにス
テップ〔T23〕でc2 ≧cref 2が判断され、ノーの
ときはステップ〔T21〕〔T22〕が繰り返し実行さ
れる。またステップ〔T23〕でイエスのときは、ステ
ップ〔T24〕で上述の第3の復号アルゴリズムC(図
5)が実行される。
【0079】さらにステップ〔T25〕で2400(bps) の
復号としてカウンタ2のカウント数cref 2をn3 に設
定し、カウンタ2をリセット(c2 =0)にする。次に
ステップ〔T26〕で上述の第1の復号アルゴリズムA
(図3)が実行される。またステップ〔T27〕でc2
=c2 +1とする。さらにステップ〔T28〕でc2
ref 2が判断され、ノーのときはステップ〔T26〕
〔T27〕が繰り返し実行される。またステップ〔T2
8〕でイエスのときは、ステップ〔T29〕で上述の第
3の復号アルゴリズムC(図5)が実行される。
【0080】さらにステップ〔T30〕で1200(bps) の
復号としてカウンタ2のカウント数cref 2をn4 に設
定し、カウンタ2をリセット(c2 =0)にする。次に
ステップ〔T31〕で上述の第1の復号アルゴリズムA
(図3)が実行される。またステップ〔T32〕でc2
=c2 +1とする。さらにステップ〔T33〕でc2
ref 2が判断され、ノーのときはステップ〔T31〕
〔T32〕が繰り返し実行される。またステップ〔T3
3〕でイエスのときは、ステップ〔T34〕で上述の第
3の復号アルゴリズムC(図5)が実行される。
【0081】そしてステップ〔T35〕でイネーブル信
号OUB _EBがローからハイにされ、イネーブル信号VD_
EBがローからハイにされる。そしてステップ〔T36〕
でチャンネル制御信号が判別され、トラフィック・チャ
ンネルのときはステップ〔T2〕に戻される。またステ
ップ〔T36〕でシンク・チャンネルのときは、シンク
・チャンネルに進められる。
【0082】さらに図11のAに復号アルゴリズムAの
タイミング・チャート、同図のBに復号アルゴリズムB
のタイミング・チャート、同図のCに復号アルゴリズム
Cのタイミング・チャートをそれぞれ示す。また図12
のAにシンク・チャンネルの1フレーム分のデータ復号
のタイミング・チャート、同図のBにトラフィック・チ
ャンネルの1フレーム分のデータ復号のタイミング・チ
ャートをそれぞれ示す。なおそれぞれの動作はイネーブ
ル信号がローの間に行われる。
【0083】
【発明の効果】この発明によれば、第1及び第2の復号
アルゴリズムA、Bを適宜選択して用いることにより、
無駄な動作を無くして、効率の良い畳み込み符号化信号
の復号を行うことができるようになった。また特に移動
体無線通信に用いられるCDMA等の通信システムでの
受信復号を極めて効率良く行うことができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されるビタビ復号器の一例を示す
ブロック図である。
【図2】その復号データを記憶する出力バッファのアド
レスの割当を示した図である。
【図3】第1の復号アルゴリズムAを行う場合のフロー
チャート図である。
【図4】第2の復号アルゴリズムBを行う場合のフロー
チャート図である。
【図5】第3の復号アルゴリズムCを行う場合のフロー
チャート図である。
【図6】シンク・チャンネルの復号を行う場合のフロー
チャート図である。
【図7】トラフィック・チャンネルの復号を行う場合の
1のフローチャート図である。
【図8】トラフィック・チャンネルの復号を行う場合の
2のフローチャート図である。
【図9】トラフィック・チャンネルの復号を行う場合の
3のフローチャート図である。
【図10】タイミング・コントローラの詳細を示す構成
図である。
【図11】復号アルゴリズムA〜Cを行う場合のタイミ
ングチャート図である。
【図12】シンク・チャンネル及びトラフィック・チャ
ンネルの復号を行う場合のタイミングチャート図であ
る。
【符号の説明】
1 入力バッファ 2 枝メトリック計算回路 3 ACS回路 4 パスメトリック記憶回路 5 パスメモリ回路 6 出力バッファ 7 タイミング・コントローラ

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信シンボルから1符号ブロック分の枝
    メトリックを計算し、この計算された枝メトリック及び
    前復号ステップにおける各状態の生き残りパスのパスメ
    トリックをもとに新しい生き残りパスを選択し、計算さ
    れた各状態の新しい生き残りパスに対するパスメトリッ
    ク及び対応する符号器入力データ系列をパスメモリに記
    憶するようにした第1の復号アルゴリズムAと、 受信シンボルから1符号ブロック分の枝メトリックを計
    算し、この計算された枝メトリック及び前復号ステップ
    における各状態の生き残りパスのパスメトリックをもと
    に新しい生き残りパスを選択し、計算された各状態の新
    しい生き残りパスに対するパスメトリック及び対応する
    符号器入力データ系列をパスメモリに記憶すると共に、
    上記各状態の生き残りパスの中からその時点で尤度の最
    も高いものを選び出し、上記記憶された符号器入力デー
    タ系列の選ばれたパスに沿って上記パスメモリ長分遡っ
    た時点の上記符号器入力ビットを復号データとして出力
    する第2の復号アルゴリズムBとが設けられ、 可能性のあるデータレートの1フレーム分のビット数が
    上記パスメモリ長より長いときは上記第1の復号アルゴ
    リズムAによる処理を上記パスメモリ長分行った後に、
    上記第2の復号アルゴリズムBによる処理を行い、 可能性のあるデータレートの1フレーム分のビット数が
    上記パスメモリ長より短いときは上記第1の復号アルゴ
    リズムAによる処理を上記パスメモリ長分行うようにし
    たことを特徴とする畳み込み符号化信号の復号方法。
  2. 【請求項2】 上記請求項1記載の畳み込み符号化信号
    の復号方法において、 さらに、上記各状態の生き残りパスの中からその時点で
    尤度の最も高いものを、上記記憶された符号器入力デー
    タ系列の選ばれたパスに沿って上記パスメモリ長分遡る
    毎に復号データとして出力する第3の復号アルゴリズム
    Cが設けられ、 上記可能性のあるデータレートの1フレーム分のビット
    数が上記パスメモリ長より長いときは上記第2の復号ア
    ルゴリズムBによる処理を行った後に、上記第3の復号
    アルゴリズムCによる処理を行い、 上記可能性のあるデータレートの1フレーム分のビット
    数が上記パスメモリ長より短いときは上記第1の復号ア
    ルゴリズムAによる処理を行った後に、上記第3の復号
    アルゴリズムCによる処理を行うようにしたことを特徴
    とする畳み込み符号化信号の復号方法。
  3. 【請求項3】 フレーム単位にテールビットが付加さ
    れ、このフレーム単位でバースト的にデータが送信され
    ると共に、データレートが不明の畳み込み符号化信号を
    復号するに当たり、 受信シンボルから1符号ブロック分の枝メトリックを計
    算し、この計算された枝メトリック及び前復号ステップ
    における各状態の生き残りパスのパスメトリックをもと
    に新しい生き残りパスを選択し、計算された各状態の新
    しい生き残りパスに対するパスメトリック及び対応する
    符号器入力データ系列をパスメモリに記憶するようにし
    た第1の復号アルゴリズムAと、 受信シンボルから1符号ブロック分の枝メトリックを計
    算し、この計算された枝メトリック及び前復号ステップ
    における各状態の生き残りパスのパスメトリックをもと
    に新しい生き残りパスを選択し、計算された各状態の新
    しい生き残りパスに対するパスメトリック及び対応する
    符号器入力データ系列をパスメモリに記憶すると共に、
    上記各状態の生き残りパスの中からその時点で尤度の最
    も高いものを選び出し、上記記憶された符号器入力デー
    タ系列の選ばれたパスに沿って上記パスメモリ長分遡っ
    た時点の上記符号器入力ビットを復号データとして出力
    する第2の復号アルゴリズムBと、 上記各状態の生き残りパスの中からその時点で尤度の最
    も高いものを、上記記憶された符号器入力データ系列の
    選ばれたパスに沿って上記パスメモリ長分遡る毎に復号
    データとして出力する第3の復号アルゴリズムCとが設
    けられ、 可能性のあるデータレートの1フレーム分のビット数が
    上記パスメモリ長より長いときは上記第1の復号アルゴ
    リズムAによる処理を上記パスメモリ長分行った後に、
    上記第2の復号アルゴリズムBによる処理と上記第3の
    復号アルゴリズムCによる処理とを行い、 可能性のあるデータレートの1フレーム分のビット数が
    上記パスメモリ長より短いときは上記第1の復号アルゴ
    リズムAによる処理を上記パスメモリ長分行った後に、
    上記第3の復号アルゴリズムCによる処理を行うように
    したことを特徴とする畳み込み符号化信号の復号方法。
  4. 【請求項4】 上記請求項3記載の畳み込み符号化信号
    の復号方法において、 フレーム単位にテールビットが付加されず、データレー
    トが既知の畳み込み符号化信号を復号する場合には、 上記第2の復号アルゴリズムBによる処理を1フレーム
    分のデータビット数だけ繰り返し行うようにし、 上記フレーム単位にテールビットが付加され、このフレ
    ーム単位でバースト的にデータが送信されると共に、デ
    ータレートが不明の畳み込み符号化信号を復号する場合
    と選択できるようにしたことを特徴とする畳み込み符号
    化信号の復号方法。
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