JP3245892U - 切り餅 - Google Patents
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Abstract
【課題】食品の切り餅において食するに適した調理時間の短縮と加熱後の柔軟性の向上による食者が食する手段の自由度を高めて楽しめる、カップ入り切り餅の実現に効果が大きい厚さ寸法と形状の特定と、製造コストミニマムでの製品を提供する。【解決手段】製造において普及品の製造後に厚さを約半分にする切断工程を追加した製造完成でコストミニマムが実現でき、更に切断時に切断面に凹凸を付加すことは容易であり、凹凸切断の本考案品を耐熱容器に重ねて入れた場合に凹凸面に湯道が確保されるため熱湯を入れて待つだけで柔らかくできる。このためカップ入り切り餅1の製品が可能となる。【選択図】図1
Description
本考案は、食品の切り餅において食するに適した調理時間の短縮と加熱後の柔軟性の向上による食者が食する手段の自由度を高めて楽しめる、カップ入り切り餅の実現に効果が大きい厚さ寸法と形状の特定と製造コストミニマムでの製品完成に関するものである。
現在で多く市場に供給されている横寸法が約40mmで長さ寸法が約65mmで厚さ寸法が約16mmの切り餅(以下「普及品」と記載し、他の寸法を含めた総称として「切り餅」と記載)は、煮る場合は鍋に水と入れて水が沸騰後も約2分の追加加熱を必要とし厚さの中心部(芯)まで柔らかくなった後に食する、焼く場合はオ-ブント-スタ-では約5分加熱して全体が膨らんで芯まで柔らかくなった後に食することを供給業者は推奨している。焼いた場合は単独では醤油を付したり海苔を周囲に巻いて食するが普及品は厚さの関係で焼き加熱で柔らかくしても丸棒状に巻いて食することが困難の欠点があり食者が食べ方を工夫して楽しめる自由度は小さい。また耐熱容器に普及品の複数個を収納して熱湯を入れるだけでは厚さと平面同志の重なりの関係もあり時間を待っても個々の芯まで柔らかくならない。
切り餅に加熱後の柔軟性を高くする特性を与える、または熱湯に入れるだけで芯まで柔らかくなる特性を与えるには厚さを薄くすれば良いことは容易に思い付く。このため厚さ寸法を約5mm以下に薄くした切り餅が市場に供給されているが薄いと噛み応えが弱くなる欠点がある。薄い切り餅は普及品を食者が包丁などの刃物で自由な厚さ寸法で切断する手段で得ることは出来るが、加熱前の切り餅は硬いため刃物の使用で切断時に怪我を引き起こす恐れがあり、更に切断品の厚さ寸法を均一にすることが困難と切断の手間暇を必要とする欠点がある。前記の欠点の解決には需要の拡大が見込める(食者に好まれる)厚さ寸法の特定が重要なるも、普及品の製造で経営が成り立っている現状では厚さ寸法の特定品は新規の製造ラインの設備投資を要し需要の不透明もあり経営上で参入リスクが大きい欠点もある。
切り餅は加熱状況により表面に粘着物質が露出して加熱器具や容器にくっついて冷えて固まると粘着力が強いため洗い落とす作業が困難となる欠点がある。普及品は厚さの関係で中心部の芯まで柔らかくすると表面に粘着物質が露出する欠点がある。このため焼く場合はくっついても剥がし易い金網の上に置いて加熱が多く用いられる。加熱器具に電子レンジがあり一般家庭に普及しているがお皿に置いて加熱するとお皿にくっつく、柔らかくなっても普及品は厚さの関係で柔軟性が悪くソ-セ-ジなどの他の食品を中に入れて丸い棒状に巻けない欠点があり、食べ方の工夫の余地が少なく食の面白さや楽しみに欠ける。このため普及品は正月を含む冬の食品の印象が強く他の季節での需要減少が見られる。このため食者が食の手段を工夫して四季を問わず食を楽しめる、カップ入り切り餅の出現に繋がる製品としての切り餅は需要拡大に有効である。本考案は、前述の欠点を解決しようとするものである。
解決には厚さ寸法の特定が重要であることにに気付く。厚さ寸法の特定には試作し試食の試行錯誤が必要になる。本考案は厚さ寸法を8mm近辺に特定することで薄からず厚からず噛み応えもある切り餅を実現できることに気付きが基本である。このため本考案効果の発揮範囲の厚さを6mm以上10mm以下に特定とする。
本考案の厚さ寸法8mm近辺の製品の製造は新規設備の設備投資で可なるも需要が不透明の段階では経営リスクが大きい。このため厚さ寸法8mm近辺は普及品の約半分の厚さに気付きが必要となる。従って厚さ約8mmの製品は普及品の製造後に厚さ寸法を半分に切断の工程を追加することで製品完成となることに気付く。このため新規の製造ラインの増設より設備投資を抑制できコストミニマムが可能となることに気付く。切断面は平面状となる切断刃の他に切断刃に凹凸を付しての分割は容易に可能であることに気付く。切断面が凹凸製品を耐熱容器に複数個を収納して熱湯を入れた時の熱の吸収効率を高める効果に気付く。本考案による課題の解決は厚さ寸法を8mm近辺に特定を基本に多くの気付きの成果としての製品完成にある。
発明考案はどんな便利なものが欲しいかなどの「目的意識」を持たないと解決方法が説明後では簡単に見えても説明前では容易には気付かないことに留意した判断が必要である。更に考案による完成品の実用効果にも着目した総合の評価において本考案品は後述の多くの効果を発揮するため今までに市場提供がなかった切り餅の新製品の市場提供として新規性と進歩性はある。
切断工程の追加では、切断面の凹凸は普及品の厚さ寸法の中心線を基準に相手側への切り込みを最大1mm以上4mm以下に特定する。切り込みが小さいと熱吸収効果も小さくなり、大きいと熱吸収効果は大きくなるが噛み応えの食感が悪くなる。凹凸の形状と幅寸法と配置箇所と設置数は組み合わせの各種類が容易に考えられ任意とするが形状では波形が適していると考える。
普及品の厚さ約16mmの中心部が表面より約8mmなるも本考案の普及品の厚さを約半分に切断品では中心部は表面より約4mmのため芯まで柔らかくなる加熱時間の短縮と焼いた後の柔軟性が高く丸棒状に巻いて食するなどの食者の食べ方の工夫による楽しみを増やすことが可能の効果は明白である。
切断面に凹凸を付した製品を耐熱容器に複数個を収納して熱湯を入れた場合では重なり合う面に凹凸形状の湯道の確保が出来る効果でカップ入り切り餅の実現が可能となる。
普及品の製造ラインと本考案の厚さ製品の製造ラインの2ライン製造設備ではなく普及品の製造後に切断工程の追加設備投資で本考案の切り餅を完成させることでコストミニマムの製造となる効果があり、需要が不透明での本考案品の市場提供は経営リスク軽減となる効果がある。
勿論、需要が多くなった場合は本考案品の新規設備投資は量産効果でコストミニマムに有効は論を待たない。更に製造ラインを本考案品の1ラインとし、完成品を2個重ねれば普及品の厚さ寸法と同等の製品供給となる効果もある。
切り餅は穀類を加熱加工して製造完成しており常温での保存後の加熱なしで食しても可なるも食べる時の噛応え(食感)が悪く食者には好まれない。切り餅の加熱後の状態にはA状態:芯部を含む全体の硬さが取れた状態で柔軟性が弱く力を加えても伸びない、B状態:力を加えれば容易に伸ばす事が出来る柔らかさの状態、に分類できる。普及品ではB状態での食を推奨している。しかしながらA状態でも食することに支障なくB状態の普及品より噛み応えがあり新しい食感を食者に提供できる。普及品は加熱で芯部まで硬さが取れた状態にすると厚さの関係で必然の結果として全体がB状態となる。今までA状態での食でも可とする切り餅が市場に提供されていないだけであることに気付きも新規性の効果発揮として重要である。
電子レンジでは加熱時間の調節が容易のため意識して本考案品をA状態で得ることは容易である。このため焼き加減がレア-の餅ステ-キとしての食も楽しめ新しい切り餅の食文化を生む効果がある。電子レンジの活用は販売時に調理レシピを添付すれば可能となる。更に、耐熱容器入り切り餅では熱湯を入れるだけで追加加熱なしでA状態以上を得ることができる。A状態での食が市場に受け入れられるか否かは市場に提供して見ないと不明。このためコストミニマムで製造できる本考案品は経営リスク低減の効果もある。
本考案の厚さと形状を特定の切り餅は普及品として製造の製造後の追加工程で厚さ寸法を約半分に切断後の2分割において切断面を平面状または凹凸状で製造完成、または本考案で特定する厚さ寸法での新規製造ラインでの製造完成となる。
考案の登録請求の範囲の記載は他業者の参入防止となる権利範囲の囲い込みであるため本考案の優位の発揮となる切断前の切り餅の寸法を普及品をカバ-する横寸法が50mm以下で長さ寸法が80mm以下で厚さ寸法が12mm以上20mm以下に特定する。新規製造では厚さ寸法を6mm以上10mm以下に特定する。
以下、添付図面に従って一実施例を説明する。図1は普及品1を厚さを約半分に切断後の2分割品を側面図で示す1aと1bが本考案品である。普及品1の厚さの中心線をイで示す。
本考案品1aと1bと2aと2bの4個を並べて電子レンジでの加熱の実施例を図2に示す。お皿(図示省略)に加熱後のくっつき防止を兼ねて海苔3を下敷きとしている。本考案品が普及品より薄いため加熱時間が短縮となり加熱後は丸棒状に巻ける効果は明白である。図2では本考案品4個の実施例で示したが1個単独でも2個並べても同じ効果が得られる。電子レンジでの加熱ではくっつき防止に海苔の使用は有効なるも味付シ-トや味付袋などのくっつき防止と併せて食する食品の開発の道を開く派生効果もある。
凹凸を付加して切断の本考案品の使用例を図3に側面図で示す。切断面に波形を付加した本考案品4aと4bを重ねた下面に湯道を確保でき、本考案品を複数個を容器に収納し熱湯を入れて加熱時の熱吸収効率向上に役立つ。容器(容易に想像できるため図示省略)の底面線をロで示す。これは食者が自分のお椀に複数個を入れて熱湯を入れて時間を待ってから食する他に、耐熱容器に複数個を収納保管して食する時は熱湯を入れて時間を待てば食することができるカップ入り切り餅の製品出現の道を開く効果もある。
本考案品を2個を重ねれば普及品と同じ厚さになる。3個を重ねた状態で加熱では普及品の1.5倍のビッグ切り餅、柔軟性を利用して1個の凹凸形状の凹部にジャムなどを塗布して横方向に二つ折りで食する、6個を並べて電子レンジで加熱して面積が特大の切り餅など食者が工夫次第で調理と食を楽しことが出来る。更に両面が平面と片面に凹凸付加品の2種類を市場に提供し、どちらを好むかは食者の判断に任せれば需要拡大に繋がり新しい食の実現が可能となる。
1 普及品の切り餅
1a、1b 平面状で切断分離の2個の本考案品
イ 普及品の厚さ寸法の中心線
2a、2b 平面状で切断分離の2個の本考案品
3 下敷きに使用の海苔
4a、4b 切断面に波形の凹凸を付加して分離の2個の本考案品
ロ 収納容器の底面の表示線
1a、1b 平面状で切断分離の2個の本考案品
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Claims (3)
- 横寸法を50mm以下で長さ寸法を80mm以下で厚さ寸法を12mm以上20mm以下の任意の寸法で製造の切り餅に、厚さ寸法の約半分で切断面が平面状となる切断刃を用いた切断工程を追加して、2個に分離で製造完成としたところを特徴とする切り餅
- 横寸法を50mm以下で長さ寸法を80mm以下で厚さ寸法を12mm以上20mm以下の任意の寸法で製造の切り餅に、厚さ寸法の約半分で切断面が凹凸状となる切断刃を用いた切断工程を追加して、2個に分離で製造完成において、凹凸状の付与に切断前の厚さ寸法の約中心線より相互への切り込み最大寸法を1mm以上4mm以下の任意および形状と幅寸法と配置箇所と配置数を任意とした切断刃を用いたところを特徴とする切り餅
- 横寸法を50mm以下で長さ寸法を80mm以下で厚さ寸法を6mm以上10mm以下の任意の寸法で製造完成としたところを特徴とする切り餅
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2023
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