JP3245775U - サウナ用ポンチョ - Google Patents
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Abstract
【課題】サウナ内で視界をシャットアウトして集中力を高めることができ、かつ、ロッカーの鍵等の小物類を入れたポーチやタオル等の比較的に大きな収容物を収容できる収容ポケットを備えるサウナ用ポンチョの提供。【解決手段】サウナ用ポンチョ10は、着用者の胴部を覆うポンチョ本体30と、着用者の頭部を覆うフード部20を備え、ポンチョ本体30は、前身頃31と、後身頃32と、一対の袖部33とを有する。前身頃31には、一対のポケット開口43を有する収容ポケット40が配置されている。【選択図】図1
Description
この考案は、サウナ内で着用するサウナ用ポンチョに関する。
従来、サウナ内で着用する着衣は、公知である。例えば、特許文献1には、首刳りを有する、着用者の身体を覆う着衣本体を備えたサウナ用着衣が開示されている。
特許文献1に開示のサウナ用着衣の着衣本体は、難吸収性の生地で形成されていることから、汗などの体液や水分が染みこみ難く、また、垢等の老廃物が付着しても、流水などによる簡単な水洗いで簡単に洗い落すことができ、かつ、洗浄後は速やかに乾燥することから、カビや雑菌等の繁殖を防ぎ、衛生面に優れているといえる。
しかしながら、着衣本体は、着用者の頭部を覆うフードを有するものではないことから、着用者の身体全体を覆うことができず、効果的な発汗作用を発揮することができず、また、他人の目が気になり、サウナに集中することができない。また、貴重品や小物類、それらを入れたポーチやタオル等の比較的に大きな収容物を収容するポケット等を有するものではないことから、利便性が悪いといえる。
本考案の目的は、上記従来の技術的課題を解決するために、サウナ内で視界をシャットアウトして集中力を高めることができ、かつ、ロッカーの鍵等の小物類入れたポーチやタオル等の比較的に大きな収容物を収容できる収容ポケットを備えるサウナ用ポンチョを提供することである。
本考案は、互いに交差する上下方向Yと横方向Xとを有し、着用者の胴部を覆うポンチョ本体を含むサウナ用ポンチョに関する。
本考案に係るサウナ用ポンチョは、着用者の頭部を覆うフード部をさらに備え、前記ポンチョ本体は、前身頃と、後身頃と、一対の袖部とをさらに有し、前記前身頃には、一対のポケット開口を有する収容ポケットが配置されていることを特徴とする。
本考案に係るサウナ用ポンチョにおいては、フード部によってサウナ内で視界をシャットアウトして集中力を高めることができるとともに、ポンチョ本体の前身頃に一対のポケット開口を有する収容ポケットが配置されていることから、ロッカーの鍵等の小物類を入れたポーチやタオル等の比較的に大きな収容物を収容できることができる。
図面は、本開示に係るサウナ用ポンチョの考案の特定の実施の形態を示し、考案の不可欠な構成ばかりでなく、選択的及び好ましい実施の形態を含む。
本考案に係るサウナ用ポンチョの正面図。
サウナ用ポンチョの背面図。
(a)フード部の拡大図。(b)フード部が開いた状態の図。
収容ポケットの拡大図。
サウナ用ポンチョの着用状態を示す図。
添付の図1~図5を参照し、本考案に係るサウナ用ポンチョ10の詳細を説明すると、以下のとおりである。また、以下の実施形態は、本考案の欠くことのできない要件を含む他に、選択的に採用することのできる要件及び適宜に組み合わせることができる。
図1~図4を参照すると、本考案に係るサウナ用ポンチョ10は、互いに交差する上下方向Yと横方向Xとを有し、着用者の頭部を覆うフード部20と、フード部20と一体形成された、着用者の胴部を覆うポンチョ本体30とを含む。
ポンチョ本体30は、前身頃31と、後身頃32と、前後身頃31,32を形成する生地が重ね合わされて縫着されることで形成された首刳り部分及び一対の袖刳り部分と、袖刳り部分に縫着された生地からなる一対の袖部33とを有する。首刳り部分には、フード部20を形成する生地が縫着されている。
前身頃31を形成する本体生地と後身頃32を形成する本体生地との縫着ラインは、肩部側から下方へ向かってポンチョ本体30の下端縁の手前まで延びている。ポンチョ本体30の下方部分には、前後身頃31,32が互いに接合されていない分離部分35が位置している。
フード部20とポンチョ本体30とは、本体生地から形成されている。本体生地は、木綿、ウール、麻、植物性の材料、または、ポリエステル等の化学繊維で形成された布地であって、好ましくは、吸湿性又は吸水性を有する生地から形成されていて、例えば、タオル生地、フェルト生地またはニット生地であってもよい。
本実施形態において、本体生地は、図示していないが、上下方向Yへ延びる複数条の縫着糸と横方向へ延びる複数条の縫着糸とが互いに交差し、それらによって形成された複数の格子状の凹部によって構成された立体模様を有する。このように、本体生地が立体模様を有することによって、意匠性及びクッション性に富むとともに、着用者が大量の汗を掻いた場合であっても、複数の凹部に汗が留まって、床に流れ落ちるのを抑制することができる。
図3(a)を参照すると、フード部20は、袋状であって、ポンチョ本体30に縫着された固定部21と、固定部21から上方へ延びる開口縁部22と、開口縁部22に囲まれた、着用者の顔面を露出するための開口部23とを有する。開口縁部22は、静置状態において、互いに重なり合うように形成されていて、開口部が完全に閉じられた態様となる。
具体的には、フード部20の開口縁部22が互いに重なり合う部分の横方向の寸法W1は、3~6cmであって、このように、開口縁部22が互いに重なり合うような態様を有することから、サウナ室内の着用状態において、開口部23を呼吸できる程度の小さな隙間が形成される程度の大きさにして、顔面全体がフード部に覆われるようにすることで、他人の視線を気にすることなく、サウナ室で集中することができる。
図3(b)を参照すると、フード部20は、袋状であるから、開口縁部22を開いて開口部23を形成した状態において、上方側の部分は垂下したような態様となり、自重により着用者の頭部に覆いかぶさるようにして、自然と安定した状態で頭部全体を覆うことができる。
通常、サウナ室用で使用する着衣には、フード部を有しないものが多いが、本考案に係るサウナ用ポンチョ10のようにフード部20を有することによって、顔面が強く火照るのを抑制することができる。さらに、髪の長い女性は髪が焼けないようにタオルを巻いたりする必要があるが、フード部20を被ることでタオルを巻く手間が省け、また、タオルが解けたときに結び直す手間等も省くことができる。
また、ポンチョ本体30とフード部20とが一体に形成されていて、着衣とは別にハットを用意することがないことから、利便性に優れる。
また、シートに首刳り部分や袖刳り部分を設けただけのポンチョの形態を有する場合、袖部がないことも多いが、本考案に係るサウナ用ポンチョ10では、一対の袖部33を有することで、身体全体を覆って、発熱効果を高めることができるとともに、腕が高温に晒されて火照りつくのを抑制することができる。
図4を参照すると、ポンチョ本体30の前身頃31には、収容ポケット40が位置している。収容ポケット40は、ポンチョ本体30に縫着されたポケット生地40aから形成されていて、横方向Xへ延びる部分とその両側から上方へ延びる部分とからなる下方固定部41と、横方向Xへ延びる上方固定部42と、上下方固定部41,42間に画成された、斜めに延びる一対のポケット開口43と、内部空間を有する収容部44とを有する。
ポケット生地40aは、好ましくは、本体生地と同じ材料から形成されていて、ポケット開口43は、ポケット生地40aの一部を折り曲げて縫着することで形成されており、ポケット生地40aを2枚重ねて形成されていることから、1枚のみで形成されている場合に比べて、高い強度を有するといえる。
収容ポケット40の下方隅部の外面には、装飾要素を有する装飾部45が配置されている。装飾部45は、ポケット生地40aとは別体の生地、薄いポリエチレン製又はポリプロピレン製のプラスチックシートから形成されていて、その表面には、商品のブランド名、ブランドロゴ、キャラクター、装飾デザイン等の装飾要素が印刷されている。
本体生地並びにポケット生地が無地であることから、収容ポケット40の外面に装飾部45が位置することによって、装飾部45がより目立って、着用者又は/及びサウナの利用者の注意を惹きつけることができ、商品ブランド名等の宣伝効果を期待することができる。また、装飾部45は、収容ポケット40の下方隅部の外面ではなく、中央部分の外面に配置されていてもよいし、複数配置されていてもよい。
さらに、複数の装飾部45を配置する場合には、互いにデザイン的又は/及び観念的に関連性のあるものであることが好ましい。
収容ポケット40の大きさについていえば、サウナ用ポンチョ10のサイズにもよるが、例えば、収容ポケット40の上下方向Yの寸法25~30cm、横方向Xの寸法が28~35cmである。
ポンチョ本体30の前身頃31に収容ポケット40が位置することによって、収容部にタオル、サウナ施設のロッカーの鍵、家の鍵、小銭等の小物類を入れたポーチや貴重品等を収容することができる。通常、サウナ室内に持ち込めるのはタオル等の限られた備品のみであるから、このように、サウナ用ポンチョ10は、フード部20による顔面や髪の焼け(乾燥)を防ぐという本体の機能に加えて、タオル、小物類を入れたポーチ等の比較的に大きなものや貴重品等の収容物50を収容できる機能を備えることで、より機能性、利便性に優れるといえる。
さらに、収容ポケット40に保冷剤を収容することで、身体の火照りを抑制することもできる。
収容ポケット40は、斜めに延びる一対のポケット開口43を有することから、左右どちらの手を収容部44に差し入れても収容物50を取り出すことができ、便利である。また、両手をポケット開口43から収容部44に差し入れた状態でサウナ室に入浴することによって、手先が高温下で痛くなるのを抑制することができる。
図示していないが、収容ポケット40のポケット開口43を被覆するカバーを配置してもよい。カバーは好ましくは、ボタン止めやファスナー等によって開閉可能であって、カバーを設けることで、収容部に収容されたタオルやポーチ等が外部に不意に出てしまうことはない。
また、ポンチョ本体30及び/またはフード部20が複数のプリーツ、リボン、デザイン性のある折り目等を有し、趣向性に富んだ形状を有していてもよい。
また、ポンチョ本体30又はフード部20に、サウナ用ポンチョ10の折り畳まれた状態を維持するためのメカニカルファスナからなる止着手段が設けられていてもよいし、ポンチョ本体30の胴回り寸法のサイズを調整するためのアジャスター手段が設けられていてもよい。
本考案に係るサウナ用ポンチョ10の材料には、この種の分野において通常使用される各種公知の材料を制限なく用いることができる。
本考案に係るサウナ用ポンチョ10は、少なくとも下記実施形態を含むことができる。実施形態は、分離して又は互いに組み合わせて採択することができる。
(1)前記フード部は、前記ポンチョ本体と一体に形成されている。
(2)前記収容ポケットの外面には、装飾要素が配置されている。
(1)前記フード部は、前記ポンチョ本体と一体に形成されている。
(2)前記収容ポケットの外面には、装飾要素が配置されている。
10 サウナ用ポンチョ
20 フード部
30 ポンチョ本体
31 前身頃
33 袖部
40 収容ポケット
43 ポケット開口
45 装飾部
X 横方向
Y 上下方向
20 フード部
30 ポンチョ本体
31 前身頃
33 袖部
40 収容ポケット
43 ポケット開口
45 装飾部
X 横方向
Y 上下方向
Claims (3)
- 互いに交差する上下方向と横方向とを有し、着用者の胴部を覆うポンチョ本体を含むサウナ用ポンチョであって、
着用者の頭部を覆うフード部をさらに備え、前記ポンチョ本体は、前身頃と、後身頃と、一対の袖部とをさらに有し、前記前身頃には、一対のポケット開口を有する収容ポケットが配置されていることを特徴とするサウナ用ポンチョ。 - 前記フード部は、前記ポンチョ本体と一体に形成されている請求項1に記載のサウナ用ポンチョ。
- 前記収容ポケットの外面には、装飾要素が配置されている請求項1又は2に記載のサウナ用ポンチョ。
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- 2023-12-25 JP JP2023004624U patent/JP3245775U/ja active Active
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