JP3245739B2 - 熱交換器用樹脂タンクのオイルクーラ取付構造 - Google Patents
熱交換器用樹脂タンクのオイルクーラ取付構造Info
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
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- F28F9/02—Header boxes; End plates
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂タンクを有す
る自動車用熱交換器に取付けられるオイルクーラの取付
構造に関する。
る自動車用熱交換器に取付けられるオイルクーラの取付
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用熱交換器の冷却水を利用し、オ
イルを冷却するオイルクーラは従来図4の如く取付けら
れていた。この図4はその取付部におけるオイルクーラ
の一部を表現した縦断面図であり、一例としてプレート
タイプのオイルクーラである。そのプレートタイプのオ
イルクーラ1のエレメント16は、両端部に連通孔を有す
る細長い小判型の一対の皿状プレートを互いに逆向きに
重ね合わせると共に、内部にインナーフィン18を設けた
ものである。そして複数のエレメント16をスペーサ17を
介して夫々の連通孔で液密に連結すると共に、その最上
段にボス部7を接合したものである。
イルを冷却するオイルクーラは従来図4の如く取付けら
れていた。この図4はその取付部におけるオイルクーラ
の一部を表現した縦断面図であり、一例としてプレート
タイプのオイルクーラである。そのプレートタイプのオ
イルクーラ1のエレメント16は、両端部に連通孔を有す
る細長い小判型の一対の皿状プレートを互いに逆向きに
重ね合わせると共に、内部にインナーフィン18を設けた
ものである。そして複数のエレメント16をスペーサ17を
介して夫々の連通孔で液密に連結すると共に、その最上
段にボス部7を接合したものである。
【0003】このボス部7は、その基部にフランジ2を
有し、そこに環状溝が形成され、その環状溝にOリング
14が嵌着される。ボス部7は全体が短管状に形成され、
外周に外ネジを有し、先端側が凸となる円錐台形面に形
成されている。そして、樹脂タンク12の内面側からボス
部7が取付孔13内に挿入され、その中間部より先端がタ
ンク外面に突出する。そして、ナット20を介してオイル
クーラ1が樹脂タンク12に締結固定され、次いで、ボス
部7の先端のテーパ面に袋ナット19を介してオイルパイ
プ9の先端の拡開部が締結固定されるものである。
有し、そこに環状溝が形成され、その環状溝にOリング
14が嵌着される。ボス部7は全体が短管状に形成され、
外周に外ネジを有し、先端側が凸となる円錐台形面に形
成されている。そして、樹脂タンク12の内面側からボス
部7が取付孔13内に挿入され、その中間部より先端がタ
ンク外面に突出する。そして、ナット20を介してオイル
クーラ1が樹脂タンク12に締結固定され、次いで、ボス
部7の先端のテーパ面に袋ナット19を介してオイルパイ
プ9の先端の拡開部が締結固定されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来型のオイルクーラ
の取付構造は、オイルクーラ1自体を樹脂タンク12に取
付けるためのナット20と、オイルパイプ9をボス部7に
取付けるための袋ナット19とが、ボス部7の外ネジに直
列に螺着されていた。そのため、ボス部7の軸方向長さ
が長くなり、タンク外面側に突出する取付部分が長くな
る欠点があった。そのボス部7の軸方向長さが長いた
め、樹脂タンク12の内面側からそれを取付孔13内に挿入
する際、自動車用熱交換器のように比較的幅の狭い樹脂
タンク12の場合には、その挿入が面倒で取付性が悪い欠
点があった。そこで本発明は、樹脂タンク12の外面側に
突出するボス部7の突出量を可能な限り小さくすると共
に、その取付けを容易に行えることを課題とし、その課
題解決のために次の手段をとる。
の取付構造は、オイルクーラ1自体を樹脂タンク12に取
付けるためのナット20と、オイルパイプ9をボス部7に
取付けるための袋ナット19とが、ボス部7の外ネジに直
列に螺着されていた。そのため、ボス部7の軸方向長さ
が長くなり、タンク外面側に突出する取付部分が長くな
る欠点があった。そのボス部7の軸方向長さが長いた
め、樹脂タンク12の内面側からそれを取付孔13内に挿入
する際、自動車用熱交換器のように比較的幅の狭い樹脂
タンク12の場合には、その挿入が面倒で取付性が悪い欠
点があった。そこで本発明は、樹脂タンク12の外面側に
突出するボス部7の突出量を可能な限り小さくすると共
に、その取付けを容易に行えることを課題とし、その課
題解決のために次の手段をとる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、オイルクーラ
(1) の内部に連通するように、一端がそのオイルクーラ
(1) に接続された内フランジ部(7a)の開口を有し、その
オイルクーラ寄りの一端部の基部外周にフランジ(2) を
有する短管状に形成され、その基部内周面にOリング嵌
着部(3) が設けられると共に、その嵌着部(3) の軸線方
向他端部側に環状の座部(4) が前記内周面に形成され、
外周に外ネジ(5) が形成され且つ、内周に内ネジ(6) が
形成されたパイプ取付用のボス部(7) と、前記環状の座
部(4) に整合する環状の鍔部(8) が先端部に曲折形成さ
れ、その鍔部(8) より先端側に短い筒部(9a)が残され、
その短い筒部(9a)の外周が前記内フランジ部(7a)の開口
の内周に整合するオイルパイプ(9) と、前記内ネジ(6)
に螺着され、その筒部内周が前記オイルパイプ(9) の外
周に整合する内ナット(11)と、前記外ネジ(5) に螺着さ
れ、その筒状外周(10a) が熱交換器用樹脂タンク(12)の
オイルクーラの取付孔(13)に整合する外ナット(10)と、
を具備し、前記ボス部(7) の前記フランジ(2) と前記外
ネジ(5) に螺着された前記外ナット(10)とにより、樹脂
タンク(12)の取付孔(13)の孔縁部が挟持され、前記環状
の前記座部(4) は、その全幅に渡って、内面円錐形に形
成されたすり鉢状のテーパ面を有し、 前記鍔部(8) は、
その少なくとも先端側縁部の断面が弧状に湾曲してな
り、 前記内ナット(11)が前記ボス部(7) の内ネジ(6) に
螺着締結され、その内ナット(11)の端面と前記座部(4)
により前記オイルパイプ(9) の前記鍔部(8) が挟持締結
されて、その鍔部(8) の先端側縁部の湾曲面の全周が前
記すり鉢状のテーパ面に圧接されることにより、そのオ
イルパイプ(9) の軸線とボス部(7) の軸線とが整合さ
れ、オイルパイプ(9) がその軸線方向及び軸線と直交す
る方向に移動しないと共に、その軸線回りの回動を拘束
するように位置決めされ、その状態で前記Oリング嵌着
部(3) に挿入されたOリング(14)が前記オイルパイプ
(9) の先端部の前記短い筒部(9a)の外周に圧接されて、
そのオイルパイプ(9) とボス部(7) との間に液密構造が
形成された熱交換器用樹脂タンクのオイルクーラ取付構
造である。
(1) の内部に連通するように、一端がそのオイルクーラ
(1) に接続された内フランジ部(7a)の開口を有し、その
オイルクーラ寄りの一端部の基部外周にフランジ(2) を
有する短管状に形成され、その基部内周面にOリング嵌
着部(3) が設けられると共に、その嵌着部(3) の軸線方
向他端部側に環状の座部(4) が前記内周面に形成され、
外周に外ネジ(5) が形成され且つ、内周に内ネジ(6) が
形成されたパイプ取付用のボス部(7) と、前記環状の座
部(4) に整合する環状の鍔部(8) が先端部に曲折形成さ
れ、その鍔部(8) より先端側に短い筒部(9a)が残され、
その短い筒部(9a)の外周が前記内フランジ部(7a)の開口
の内周に整合するオイルパイプ(9) と、前記内ネジ(6)
に螺着され、その筒部内周が前記オイルパイプ(9) の外
周に整合する内ナット(11)と、前記外ネジ(5) に螺着さ
れ、その筒状外周(10a) が熱交換器用樹脂タンク(12)の
オイルクーラの取付孔(13)に整合する外ナット(10)と、
を具備し、前記ボス部(7) の前記フランジ(2) と前記外
ネジ(5) に螺着された前記外ナット(10)とにより、樹脂
タンク(12)の取付孔(13)の孔縁部が挟持され、前記環状
の前記座部(4) は、その全幅に渡って、内面円錐形に形
成されたすり鉢状のテーパ面を有し、 前記鍔部(8) は、
その少なくとも先端側縁部の断面が弧状に湾曲してな
り、 前記内ナット(11)が前記ボス部(7) の内ネジ(6) に
螺着締結され、その内ナット(11)の端面と前記座部(4)
により前記オイルパイプ(9) の前記鍔部(8) が挟持締結
されて、その鍔部(8) の先端側縁部の湾曲面の全周が前
記すり鉢状のテーパ面に圧接されることにより、そのオ
イルパイプ(9) の軸線とボス部(7) の軸線とが整合さ
れ、オイルパイプ(9) がその軸線方向及び軸線と直交す
る方向に移動しないと共に、その軸線回りの回動を拘束
するように位置決めされ、その状態で前記Oリング嵌着
部(3) に挿入されたOリング(14)が前記オイルパイプ
(9) の先端部の前記短い筒部(9a)の外周に圧接されて、
そのオイルパイプ(9) とボス部(7) との間に液密構造が
形成された熱交換器用樹脂タンクのオイルクーラ取付構
造である。
【0006】このように構成することにより、オイルパ
イプ9はその先端部がボス部7の内フランジ部7aの開
口に支持され、オイルパイプ9の中間部が内ネジ6、ボ
ス部7の中間部、外ネジ5を介して取付孔13に安定的に
支持される。それと共に、ボス部7自体も取付孔13に安
定的に支持される。しかもシール用のOリング14がOリ
ング嵌着溝3に挿入されてオイルパイプ9の先端部の短
い筒部9aの外周に圧接されるので、オイルパイプ9と
ボス部7とのシールを確実に行なえる。そしてボス部7
の内外周に外ナット10と内ナット11とが螺着される構造
を有するため、ボス部7の高さを従来のそれに比べて低
くできると共に、取付部のコンパクト化を図れる。
イプ9はその先端部がボス部7の内フランジ部7aの開
口に支持され、オイルパイプ9の中間部が内ネジ6、ボ
ス部7の中間部、外ネジ5を介して取付孔13に安定的に
支持される。それと共に、ボス部7自体も取付孔13に安
定的に支持される。しかもシール用のOリング14がOリ
ング嵌着溝3に挿入されてオイルパイプ9の先端部の短
い筒部9aの外周に圧接されるので、オイルパイプ9と
ボス部7とのシールを確実に行なえる。そしてボス部7
の内外周に外ナット10と内ナット11とが螺着される構造
を有するため、ボス部7の高さを従来のそれに比べて低
くできると共に、取付部のコンパクト化を図れる。
【0007】しかも本発明は、環状の座部(4) がその全
幅に渡って、内面円錐形に形成されたすり鉢状のテーパ
面を有し、そのテーパ面に鍔部(8) の先端側縁部の湾曲
面の全周が圧接されることにより、そのオイルパイプ
(9) の軸線とボス部(7) の軸線とが整合される。その整
合により、Oリング嵌着部(3) 内でOリング(14)が均一
に圧接されて、信頼性の高い液密構造を形成できる。 ま
た、座部(4) と内ナット(11)の先端部とでオイルパイプ
(9) の鍔部(8) を挟持したとき、鍔部(8) の湾曲面の全
周がすり鉢状のテーパ面に圧接されることにより、その
接触面に一種の楔的効果が生じ、オイルルパイプ(9) が
その回りに回転するのを防止できる。
幅に渡って、内面円錐形に形成されたすり鉢状のテーパ
面を有し、そのテーパ面に鍔部(8) の先端側縁部の湾曲
面の全周が圧接されることにより、そのオイルパイプ
(9) の軸線とボス部(7) の軸線とが整合される。その整
合により、Oリング嵌着部(3) 内でOリング(14)が均一
に圧接されて、信頼性の高い液密構造を形成できる。 ま
た、座部(4) と内ナット(11)の先端部とでオイルパイプ
(9) の鍔部(8) を挟持したとき、鍔部(8) の湾曲面の全
周がすり鉢状のテーパ面に圧接されることにより、その
接触面に一種の楔的効果が生じ、オイルルパイプ(9) が
その回りに回転するのを防止できる。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の実
施の形態を説明する。図1は本オイルクーラ取付構造の
要部縦断面図であって、図3における I− I矢視断面図
である。また、図2は同取付構造におけるボス部7とオ
イルパイプ9との関係を説明する部分斜視図であり、図
3は本オイルクーラが取付けられた熱交換器の要部正面
図である。なお、従来技術と同一の部品には同一番号を
付し、その共通部分の説明は従来技術の説明に譲る。こ
の取付構造のオイルクーラ1はプレートタイプの例であ
るが、対象となるオイルクーラはこのタイプに限らず二
重管型の公知のものにも適用できる。このオイルクーラ
取付構造は、ボス部7がオイルクーラ1の連通孔に連通
するように液密にそれに接合され、そのボス部7のフラ
ンジ2の平面に環状溝が設けられ、そこにOリング14が
嵌着される。フランジ2の表面から突出したボス部7の
軸方向長さは、樹脂タンク12の外面よりも少し突出する
程度に形成されている。
施の形態を説明する。図1は本オイルクーラ取付構造の
要部縦断面図であって、図3における I− I矢視断面図
である。また、図2は同取付構造におけるボス部7とオ
イルパイプ9との関係を説明する部分斜視図であり、図
3は本オイルクーラが取付けられた熱交換器の要部正面
図である。なお、従来技術と同一の部品には同一番号を
付し、その共通部分の説明は従来技術の説明に譲る。こ
の取付構造のオイルクーラ1はプレートタイプの例であ
るが、対象となるオイルクーラはこのタイプに限らず二
重管型の公知のものにも適用できる。このオイルクーラ
取付構造は、ボス部7がオイルクーラ1の連通孔に連通
するように液密にそれに接合され、そのボス部7のフラ
ンジ2の平面に環状溝が設けられ、そこにOリング14が
嵌着される。フランジ2の表面から突出したボス部7の
軸方向長さは、樹脂タンク12の外面よりも少し突出する
程度に形成されている。
【0009】さらに、ボス部7の基部内面は2段の段付
きに形成され、その最下段に環状の内フランジ7aが設
けられている。段付きの上段側の上面には座部4が形成
され、それがオイルクーラ1側に先細り傾斜面をなして
いる。そして、ボス部7の内フランジ7aの上側にOリ
ング14が嵌着される。またボス部7の前記フランジ2よ
り上方側の外周には、外ネジ5が形成され、内周には内
ネジ6が形成されている。その外ネジ5には内周にネジ
部を有する外ナット10が螺着され、内ネジ6には外周に
ネジ部を有する内ナット11が螺着される。外ナット10
は、軸方向端面に環状突出部10aが形成され、それが樹
脂タンク12の取付孔13とボス部7の外周との間に挿入さ
れる。次にオイルパイプ9は、その外周直径がボス部7
の内フランジ7aの内周にほぼ整合し、先端部外周に環
状の鍔部8が曲折形成されている。この鍔部8の外周直
径は、ボス部7の座部4に整合する大きさとなってい
る。なお、鍔部8の先端側には短い筒部9aが形成され
ている。
きに形成され、その最下段に環状の内フランジ7aが設
けられている。段付きの上段側の上面には座部4が形成
され、それがオイルクーラ1側に先細り傾斜面をなして
いる。そして、ボス部7の内フランジ7aの上側にOリ
ング14が嵌着される。またボス部7の前記フランジ2よ
り上方側の外周には、外ネジ5が形成され、内周には内
ネジ6が形成されている。その外ネジ5には内周にネジ
部を有する外ナット10が螺着され、内ネジ6には外周に
ネジ部を有する内ナット11が螺着される。外ナット10
は、軸方向端面に環状突出部10aが形成され、それが樹
脂タンク12の取付孔13とボス部7の外周との間に挿入さ
れる。次にオイルパイプ9は、その外周直径がボス部7
の内フランジ7aの内周にほぼ整合し、先端部外周に環
状の鍔部8が曲折形成されている。この鍔部8の外周直
径は、ボス部7の座部4に整合する大きさとなってい
る。なお、鍔部8の先端側には短い筒部9aが形成され
ている。
【0010】このようにしてなる熱交換器用樹脂タンク
のオイルクーラ取付構造は、ボス部7の内フランジ7a
とその上面から立ち上げられた内周壁との間に形成され
たOリング嵌着部3にOリング14が嵌着されると共に、
フランジ2の環状溝にもOリング14が嵌着される。そし
て、ボス部7が樹脂タンク12の内面側から取付孔13に挿
入される。次いで、外ナット10がタンクの外面側からボ
ス部7の外ネジ5に螺着締結される。さらに、内ナット
11を挿通したオイルパイプ9の先端部がボス部7の内周
にタンクの外面側から挿入され、その鍔部8が座部4に
着座される。次いで、内ナット11がボス部7の内ネジ6
に螺着締結され、その先端と座部4との間に鍔部8が挟
持締結される。このようなオイルクーラの取付構造は、
図3の如くオイルクーラ1の長手方向両端部に形成され
る。なお、図3の符号21は熱交換器コアであり、22は出
口パイプである。
のオイルクーラ取付構造は、ボス部7の内フランジ7a
とその上面から立ち上げられた内周壁との間に形成され
たOリング嵌着部3にOリング14が嵌着されると共に、
フランジ2の環状溝にもOリング14が嵌着される。そし
て、ボス部7が樹脂タンク12の内面側から取付孔13に挿
入される。次いで、外ナット10がタンクの外面側からボ
ス部7の外ネジ5に螺着締結される。さらに、内ナット
11を挿通したオイルパイプ9の先端部がボス部7の内周
にタンクの外面側から挿入され、その鍔部8が座部4に
着座される。次いで、内ナット11がボス部7の内ネジ6
に螺着締結され、その先端と座部4との間に鍔部8が挟
持締結される。このようなオイルクーラの取付構造は、
図3の如くオイルクーラ1の長手方向両端部に形成され
る。なお、図3の符号21は熱交換器コアであり、22は出
口パイプである。
【0011】
【発明の作用・効果】本発明の熱交換器用樹脂タンクの
オイルクーラ取付構造は、オイルパイプ9を取付ける内
ナット11とオイルクーラ1を取付ける外ナット10とが、
ボス部7の内周面及び外周面に夫々並列して螺着締結さ
れるから、樹脂タンク12の外面側に突出するボス部7の
軸方向長さを短くしてコンパクトな構造とすることがで
きる。そして、そのボス部7の突出長さを短くできるた
め、それを樹脂タンク12の取付孔13にその内面側から容
易に取付けることが可能となる。さらに、オイルパイプ
9の鍔部8の先端側に短い筒部9aが残され、その部分
がフランジ部7aの開口の内周に整合されるように構成
したから、オイルパイプ9を内ナット11及びボス部7で
挟持締結したときの安定性が良い。また、Oリング嵌着
部3に挿入されたOリング14がオイルパイプ9の先端部
の短い筒部9aの外周に圧接されたときの安定性がよ
い。そしてオイルパイプ9に外力が加わっても、その根
元部を安定的に保持して信頼性の高いオイルクーラ取付
構造となる。オイルパイプ9はその先端部がボス部7の
内フランジ部7aの開口に支持され、オイルパイプの中
間部が内ネジ6、ボス部7の中間部、外ネジ5を介して
取付孔13に安定的に支持される。それと共に、ボス部7
自体も取付孔13に安定的に支持される。
オイルクーラ取付構造は、オイルパイプ9を取付ける内
ナット11とオイルクーラ1を取付ける外ナット10とが、
ボス部7の内周面及び外周面に夫々並列して螺着締結さ
れるから、樹脂タンク12の外面側に突出するボス部7の
軸方向長さを短くしてコンパクトな構造とすることがで
きる。そして、そのボス部7の突出長さを短くできるた
め、それを樹脂タンク12の取付孔13にその内面側から容
易に取付けることが可能となる。さらに、オイルパイプ
9の鍔部8の先端側に短い筒部9aが残され、その部分
がフランジ部7aの開口の内周に整合されるように構成
したから、オイルパイプ9を内ナット11及びボス部7で
挟持締結したときの安定性が良い。また、Oリング嵌着
部3に挿入されたOリング14がオイルパイプ9の先端部
の短い筒部9aの外周に圧接されたときの安定性がよ
い。そしてオイルパイプ9に外力が加わっても、その根
元部を安定的に保持して信頼性の高いオイルクーラ取付
構造となる。オイルパイプ9はその先端部がボス部7の
内フランジ部7aの開口に支持され、オイルパイプの中
間部が内ネジ6、ボス部7の中間部、外ネジ5を介して
取付孔13に安定的に支持される。それと共に、ボス部7
自体も取付孔13に安定的に支持される。
【0012】しかも本発明は、環状の座部(4) がその全
幅に渡って、内面円錐形に形成されたすり鉢状のテーパ
面を有し、そのテーパ面に鍔部(8) の先端側縁部の湾曲
面の全周が圧接されることにより、そのオイルパイプ
(9) の軸線とボス部(7) の軸線とが整合される。その整
合により、Oリング嵌着部(3) 内でOリング(14)が均一
に圧接されて、信頼性の高い液密構造を形成できる。 ま
た、座部(4) と内ナット(11)の先端部とでオイルパイプ
(9) の鍔部(8) を挟持したとき、鍔部(8) の湾曲面の全
周がすり鉢状のテーパ面に圧接されることにより、その
接触面に一種の楔的効果が生じ、オイルルパイプ(9) が
その回りに回転するのを防止できる。
幅に渡って、内面円錐形に形成されたすり鉢状のテーパ
面を有し、そのテーパ面に鍔部(8) の先端側縁部の湾曲
面の全周が圧接されることにより、そのオイルパイプ
(9) の軸線とボス部(7) の軸線とが整合される。その整
合により、Oリング嵌着部(3) 内でOリング(14)が均一
に圧接されて、信頼性の高い液密構造を形成できる。 ま
た、座部(4) と内ナット(11)の先端部とでオイルパイプ
(9) の鍔部(8) を挟持したとき、鍔部(8) の湾曲面の全
周がすり鉢状のテーパ面に圧接されることにより、その
接触面に一種の楔的効果が生じ、オイルルパイプ(9) が
その回りに回転するのを防止できる。
【図1】本発明のオイルクーラ取付構造の要部縦断面図
であって、図3における I−I矢視断面図。
であって、図3における I−I矢視断面図。
【図2】同取付構造のオイルパイプ9とボス部7との関
係を説明する分解斜視図。
係を説明する分解斜視図。
【図3】本取付構造によって樹脂タンク12に取付けられ
たオイルクーラ1を有する熱交換器の要部正面図。
たオイルクーラ1を有する熱交換器の要部正面図。
【図4】従来のオイルクーラ取付構造の要部縦断面図。
1 オイルクーラ 2 フランジ 3 Oリング嵌着部 4 座部 5 外ネジ 6 内ネジ 7 ボス部 7a 内フランジ部 8 鍔部 9 オイルパイプ 9a 短い筒部 10 外ナット 10a 環状突出部 11 内ナット 12 樹脂タンク 13 取付孔 14 Oリング 15 座金 16 エレメント 17 スペーサ 18 インナーフィン 19 袋ナット 20 ナット 21 熱交換器コア 22 出口パイプ
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭61−25528(JP,U) 実公 平2−49517(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28F 9/00 - 9/26
Claims (1)
- 【請求項1】 オイルクーラ(1) の内部に連通するよう
に、一端がそのオイルクーラ(1) に接続された内フラン
ジ部(7a)の開口を有し、そのオイルクーラ寄りの一端部
の基部外周にフランジ(2) を有する短管状に形成され、
その基部内周面にOリング嵌着部(3) が設けられると共
に、その嵌着部(3) の軸線方向他端部側に環状の座部
(4) が前記内周面に形成され、外周に外ネジ(5) が形成
され且つ、内周に内ネジ(6) が形成されたパイプ取付用
のボス部(7) と、 前記環状の座部(4) に整合する環状の鍔部(8) が先端部
に曲折形成され、その鍔部(8) より先端側に短い筒部(9
a)が残され、その短い筒部(9a)の外周が前記内フランジ
部(7a)の開口の内周に整合するオイルパイプ(9) と、 前記内ネジ(6) に螺着され、その筒部内周が前記オイル
パイプ(9) の外周に整合する内ナット(11)と、 前記外ネジ(5) に螺着され、その筒状外周(10a) が熱交
換器用樹脂タンク(12)のオイルクーラの取付孔(13)に整
合する外ナット(10)と、 を具備し、 前記ボス部(7) の前記フランジ(2) と前記外ネジ(5) に
螺着された前記外ナット(10)とにより、樹脂タンク(12)
の取付孔(13)の孔縁部が挟持され、前記環状の前記座部(4) は、その全幅に渡って、内面円
錐形に形成されたすり鉢状のテーパ面を有し、 前記鍔部(8) は、その少なくとも先端側縁部の断面が弧
状に湾曲してなり、 前記内ナット(11)が前記ボス部(7) の内ネジ(6) に螺着
締結され、その内ナット(11)の端面と前記座部(4) によ
り前記オイルパイプ(9) の前記鍔部(8) が挟持締結され
て 、その鍔部(8) の先端側縁部の湾曲面の全周が前記す
り鉢状のテーパ面に圧接されることにより、そのオイル
パイプ(9) の軸線とボス部(7) の軸線とが整合され、オ
イルパイプ(9) がその軸線方向及び軸線と直交する方向
に移動しないと共に、その軸線回りの回動を拘束するよ
うに位置決めされ、その状態で前記Oリング嵌着部(3)
に挿入されたOリング(14)が前記オイルパイプ(9) の先
端部の前記短い筒部(9a)の外周に圧接されて、そのオイ
ルパイプ(9) とボス部(7)との間に液密構造が形成され
た熱交換器用樹脂タンクのオイルクーラ取付構造。
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---|---|---|---|
JP28265797A JP3245739B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 熱交換器用樹脂タンクのオイルクーラ取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP3245739B2 true JP3245739B2 (ja) | 2002-01-15 |
Family
ID=17655370
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JP28265797A Expired - Lifetime JP3245739B2 (ja) | 1997-09-30 | 1997-09-30 | 熱交換器用樹脂タンクのオイルクーラ取付構造 |
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