JP3244431B2 - 液晶表示ユニット駆動回路及び液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示ユニット駆動回路及び液晶表示装置

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JP3244431B2
JP3244431B2 JP18647696A JP18647696A JP3244431B2 JP 3244431 B2 JP3244431 B2 JP 3244431B2 JP 18647696 A JP18647696 A JP 18647696A JP 18647696 A JP18647696 A JP 18647696A JP 3244431 B2 JP3244431 B2 JP 3244431B2
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英樹 山本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオ信号から映
像信号を抽出して液晶表示ユニットへ出力することによ
り、液晶表示ユニットを駆動する液晶表示ユニット駆動
回路及びこれを備える液晶表示装置の改良に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の液晶表示装置の構成を示
すブロック図である。この液晶表示装置は、ビデオ信号
に含まれる輝度信号Yと、赤色信号R及び輝度信号Yの
色差信号R−Yと、青色信号B及び輝度信号Yの色差信
号B−Yとが、ビデオ信号処理回路1により処理され変
換された赤色信号R、緑色信号G及び青色信号Bが、液
晶表示ユニット駆動回路16に与えられる。液晶表示ユ
ニット駆動回路16では、A/D変換回路2により赤色
信号R、緑色信号G及び青色信号Bが、それぞれディジ
タル変換され、ラインメモリ3に入力される。
【0003】一方、ビデオ信号から抽出された水平同期
信号Hsyncがラインメモリコントロール回路6に入力さ
れており、ラインメモリコントロール回路6は、A/D
変換回路2と同じクロックをライトクロック及びリード
クロックとし、水平同期信号Hsyncに同期して映像信号
の走査線毎に、ディジタル変換された各色信号R,G,
Bをそれぞれラインメモリ3に書き込み、また、読み出
す。ラインメモリ3により映像信号の走査線毎に区切ら
れ、読み出された赤色信号R´、緑色信号G´及び青色
信号B´は、それぞれ、D/A変換回路4によりアナロ
グ変換され、液晶表示ユニット駆動回路16から出力さ
れる。
【0004】液晶表示ユニット駆動回路16から出力さ
れた、アナログ信号の各色信号R´、G´、B´は、そ
れぞれ、極性反転手段である色信号ドライバ5に入力さ
れ、液晶セルに電荷が溜まらないようにするために、映
像信号の走査線毎に極性反転されて出力される。映像信
号の走査線毎に極性反転された各色信号R´、G´、B
´は、液晶表示ユニット12内のそれぞれのソースドラ
イバ14に与えられる。
【0005】図2は、ソースドライバ14の回路構成を
示す回路図である。ソースドライバ14は、液晶表示ユ
ニット12(図5)が有する液晶パネル13の液晶セル
11の列毎に、並列接続された2つのサンプルホールド
回路SH1,SH2を備えている。液晶パネル13は、
1フレームの水平走査線数の半数の液晶セル11の行を
有し、液晶セル11の各行は、インターレースにより、
1フレームにおいて第1フィールドと第2フィールドと
の2回作動する。
【0006】サンプルホールド回路SH1は、映像信号
が入力される端子に一方が接続されたスイッチ回路SW
a1と、スイッチ回路SWa1の他方に一方が接続さ
れ、他方が接地されたコンデンサC1と、コンデンサC
1及びスイッチ回路SWa1の接続節点に一方が接続さ
れ、他方がバッファ10の入力端子に接続されたスイッ
チ回路SWb1とで構成されている。
【0007】サンプルホールド回路SH2は、映像信号
が入力される端子に一方が接続されたスイッチ回路SW
a2と、スイッチ回路SWa2の他方に一方が接続さ
れ、他方が接地されたコンデンサC2と、コンデンサC
2及びスイッチ回路SWa2の接続節点に一方が接続さ
れ、他方がバッファ10の入力端子に接続されたスイッ
チ回路SWb2とで構成されている。
【0008】サンプルホールド回路SH1,SH2は、
スイッチ回路SWa1,SWa2が、水平同期信号Hsy
ncと同一周期で、液晶セル11の列の位置に応じた位相
でオン/オフすることによりサンプリングしており、一
方がサンプリングしている時、他方は、スイッチ回路S
Wb1,SWb2をオン/オフすることにより、バッフ
ァ10を介して、液晶セル11の列へ保持電圧を印加す
る。液晶セル11は、TFT(Thin Film Transister)
型液晶であり、バッファ10の出力は、同一列にある全
ての液晶セル11のトランジスタのソース(又はドレイ
ン)へ印加される。
【0009】液晶セル11のトランジスタのドレイン
(又はソース)は液晶に接続され、トランジスタのゲー
トがオンされた時に、液晶にバッファ10の出力電圧が
与えられ、液晶はその電圧に応じた光透過性を示す。液
晶セル11のトランジスタのゲートは、液晶パネル13
(図5)の液晶セル11の行毎にまとめられて、液晶表
示ユニット12内のゲートドライバ14に接続されてい
る。ゲートドライバ14は、水平同期信号Hsyncと垂直
同期信号Vsyncとに合わせて、同一行にある全ての液晶
セル11のゲートをオンして行き、そのとき、その行に
ある液晶セル11は、トランジスタのドレイン(又はソ
ース)に印加されている電圧に応じて光を透過する。
【0010】尚、ソースドライバ14、ゲートドライバ
15及び液晶パネル13は、各色信号R´、G´、B´
毎に1つ(合計3)備えられ、3枚の液晶パネル13で
は、各液晶パネルの同一行、同一列の液晶セル11が重
なって、1つの画素を形成している。
【0011】このような液晶表示装置では、ビデオ信号
処理回路1により処理され変換された赤色信号R、緑色
信号G及び青色信号Bが、液晶表示ユニット駆動回路1
6に与えられる。液晶表示ユニット駆動回路16では、
A/D変換回路2により赤色信号R、緑色信号G及び青
色信号Bが、それぞれディジタル変換され、ラインメモ
リ3に入力される。
【0012】一方、ラインメモリコントロール回路6
は、ライトクロック及びリードクロックにより、水平同
期信号Hsyncに同期して映像信号の走査線毎に、ディジ
タル変換された各色信号R,G,Bをそれぞれラインメ
モリ3に書き込み、また、読み出す。ラインメモリ3に
より映像信号の走査線毎に区切られ、読み出された赤色
信号R´、緑色信号G´及び青色信号B´は、それぞ
れ、D/A変換回路4によりアナログ変換され、液晶表
示ユニット駆動回路16から出力される。液晶表示ユニ
ット駆動回路16から出力された、アナログ信号の各色
信号R´、G´、B´は、それぞれ、色信号ドライバ5
に入力され、映像信号の走査線毎に極性反転されて出力
され、液晶表示ユニット12内のソースドライバ14に
与えられる。
【0013】ソースドライバ14内の、各色信号R´、
G´、B´それぞれのサンプルホールド回路SH1,S
H2は、互いに極性反転された奇数番、偶数番の映像信
号を、水平同期信号Hsyncと同一周期で、液晶セル11
の列の位置に応じた位相でサンプリングしており、一方
がサンプリングしている時、他方は、バッファ10を介
して、液晶セル11の列へ保持電圧を印加する。
【0014】ゲートドライバ14は、水平同期信号Hsy
ncと垂直同期信号Vsyncとに合わせて、同一行にある全
ての液晶セル11のゲートをオンして行き、そのとき、
その行にある液晶セル11は、トランジスタのドレイン
(又はソース)に印加されている電圧に応じて光を透過
する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従来、前述したよう
に、映像信号は走査線毎に色信号ドライバ5にて極性反
転されている。そのため、フィールド内の奇数番目の映
像信号をサンプリングするサンプルホールド回路SH1
が、あるフィールドで正極性の映像信号を抽出保持して
おり、その図6(b)に示すようなフィールドの映像信
号のライン数が、図6(a)に示すように奇数2n+1
であれば(例えば、1フレームの水平走査線数が525
本であれば、第1フィールドの水平走査線数は263
本、第2フィールドの水平走査線数は262本とな
る)、その次のフィールドでは、サンプルホールド回路
SH1は、図6(a)に示すように極性反転された負極
性の映像信号を抽出保持することになる。
【0016】つまり、サンプルホールド回路SH1が抽
出保持する信号電圧の極性が、フィールド毎に変化する
ことになり、電圧変化が大きくなる。このような動作の
液晶表示装置に、例えばコンピュータからの出力信号の
ような、水平同期信号の周波数が高い映像信号が入力さ
れた場合、サンプルホールド回路SH1のサンプリング
及び液晶セルへ保持電圧の印加も高速動作が要求され
る。
【0017】この場合、液晶セル11の列数分存在する
サンプルホールド回路SH1のコンデンサC1の充放電
の時定数にばらつきがあるとき、サンプルホールド回路
SH1毎に、抽出保持する電圧の変化に対する追従性能
が異なるため、同じ電圧の信号を抽出したとしても、保
持電圧がサンプルホールド回路SH1毎にばらつく。特
に、サンプルホールド回路SH1が抽出保持する信号電
圧の極性が変化すれば、電圧変化が大きくなるので、保
持電圧のばらつきが大きくなり、液晶表示装置の画面上
に縦線状の輝度むらが発生する不具合があった。これ
は、フィールド内の偶数番目の映像信号をサンプリング
するサンプルホールド回路SH2においても、極正は逆
になるが、同様である。
【0018】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであり、画面上に縦線状の輝度むらが発生し
ない液晶表示ユニット駆動回路及び液晶表示装置を提供
することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明に係る
液晶表示ユニット駆動回路は、ビデオ信号に含まれた映
像信号を抽出して、映像信号を走査線毎に極性反転する
極性反転手段に与えることにより、該極性反転手段が出
力した奇数番及び偶数番の映像信号からそれぞれ一部を
抽出保持し、交互に出力する2つのサンプルホールド回
路を液晶セルの列毎に備えた液晶表示ユニットを、駆動
する液晶表示ユニット駆動回路において、前記ビデオ信
号に含まれた水平同期信号及び垂直同期信号が与えら
れ、該垂直同期信号間の前記水平同期信号数を計数する
計数手段と、該計数手段の計数結果が奇数であるとき
は、出力すべき映像信号を1走査線分増加させる増加手
段又は1走査線分減少させる減少手段とを備え、1つの
前記サンプルホールド回路が抽出保持する信号の極性を
常時同一とすべくなしてあることを特徴とする。
【0020】第2発明に係る液晶表示装置は、請求項1
記載の液晶表示ユニット駆動回路を備えることを特徴と
する。
【0021】本発明に係る液晶表示装置の液晶表示ユニ
ット駆動回路では、計数手段が、垂直同期信号間の水平
同期信号数を計数する。そして、計数手段の計数結果が
奇数であるときは、増加手段又は減少手段が、出力すべ
き映像信号を1走査線分増加又は減少させ、1つのサン
プルホールド回路が抽出保持する信号の極性が常時同一
となるようにする。これにより、1つのサンプルホール
ド回路が抽出保持する信号の電圧変化が小さくなるの
で、保持電圧のばらつきが小さくなり、液晶表示装置の
画面上に縦線状の輝度むらが発生することがない。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を、その実施の形
態を示す図面に基づき説明する。図1は、本発明に係る
液晶表示ユニット駆動回路及び液晶表示装置の実施の形
態である液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
この液晶表示装置は、ビデオ信号に含まれる輝度信号Y
と、赤色信号R及び輝度信号Yの色差信号R−Yと、青
色信号B及び輝度信号Yの色差信号B−Yとが、ビデオ
信号処理回路1により処理され変換された赤色信号R、
緑色信号G及び青色信号Bが、液晶表示ユニット駆動回
路17に与えられる。液晶表示ユニット駆動回路17で
は、A/D変換回路2により赤色信号R、緑色信号G及
び青色信号Bが、それぞれディジタル変換され、ライン
メモリ3に入力される。
【0023】一方、ビデオ信号から抽出された垂直同期
信号Vsync及び水平同期信号Hsyncが、計数手段である
走査変換用カウント回路7に入力され、走査変換用カウ
ント回路7は、図3(a)に示すように、垂直同期信号
Vsyncが入力された時、水平同期信号Hsync(RGB信
号)のカウントを開始し、次の垂直同期信号Vsyncが入
力された時、水平同期信号Hsyncのカウントを停止し、
そのカウント数をCPU8へ与えると共にリセットし
て、次の水平同期信号Hsyncのカウントを開始する。
【0024】水平同期信号Hsyncは、ラインメモリコン
トロール回路6aにも入力されており、ラインメモリコ
ントロール回路6aは、A/D変換回路2と同じクロッ
クをライトクロック及びリードクロックとし、水平同期
信号Hsyncに同期して水平走査線毎に、ディジタル変換
された各色信号R,G,Bをそれぞれラインメモリ3に
書き込み、また、読み出す。ラインメモリ3により映像
信号の走査線毎に区切られ、読み出された赤色信号R
´、緑色信号G´及び青色信号B´は、それぞれ、D/
A変換回路4によりアナログ変換され、液晶表示ユニッ
ト駆動回路17から出力される。
【0025】走査変換用カウント回路7がカウントした
カウント値は、CPU8に与えられ、増加手段であるC
PU8は、このカウント値が奇数であるときは、増加手
段であるラインメモリコントロール回路6aに、映像信
号を1走査線分増加させる信号を与える。CPU8は、
このカウント値が偶数であるときは、ラインメモリコン
トロール回路6aに信号を与えない。
【0026】液晶表示ユニット駆動回路17から出力さ
れた、アナログ信号の各色信号R´、G´、B´は、そ
れぞれ、色信号ドライバ5に入力され、液晶セルに電荷
が溜まらないようにするために、映像信号の走査線毎に
極性反転されて出力される。映像信号の走査線毎に極性
反転された各色信号R´、G´、B´は、液晶表示ユニ
ット12内のそれぞれのソースドライバ14に与えられ
る。
【0027】図2は、ソースドライバ14の回路構成を
示す回路図である。ソースドライバ14は、液晶表示ユ
ニット12(図1)が有する液晶パネル13の液晶セル
11の列毎に、並列接続された2つのサンプルホールド
回路SH1,SH2を備えている。液晶パネル13は、
1フレームの水平走査線数の半数の液晶セル11の行を
有し、液晶セル11の各行は、インターレースにより、
1フレームにおいて第1フィールドと第2フィールドと
の2回作動する。
【0028】サンプルホールド回路SH1は、映像信号
が入力される端子に一方が接続されたスイッチ回路SW
a1と、スイッチ回路SWa1の他方に一方が接続さ
れ、他方が接地されたコンデンサC1と、コンデンサC
1及びスイッチ回路SWa1の接続節点に一方が接続さ
れ、他方がバッファ10の入力端子に接続されたスイッ
チ回路SWb1とで構成されている。
【0029】サンプルホールド回路SH2は、映像信号
が入力される端子に一方が接続されたスイッチ回路SW
a2と、スイッチ回路SWa2の他方に一方が接続さ
れ、他方が接地されたコンデンサC2と、コンデンサC
2及びスイッチ回路SWa2の接続節点に一方が接続さ
れ、他方がバッファ10の入力端子に接続されたスイッ
チ回路SWb2とで構成されている。
【0030】サンプルホールド回路SH1,SH2は、
スイッチ回路SWa1,SWa2が、水平同期信号Hsy
ncと同一周期で、液晶セル11の列の位置に応じた位相
でオン/オフすることによりサンプリングしており、一
方がサンプリングしている時、他方は、スイッチ回路S
Wb1,SWb2をオン/オフすることにより、バッフ
ァ10を介して、液晶セル11の列へ保持電圧を印加す
る。液晶セル11は、TFT(Thin Film Transister)
型液晶であり、バッファ10の出力は、同一列にある全
ての液晶セル11のトランジスタのソース(又はドレイ
ン)へ印加される。
【0031】液晶セル11のトランジスタのドレイン
(又はソース)は液晶に接続され、トランジスタのゲー
トがオンされた時に、液晶にバッファ10の出力電圧が
与えられ、液晶はその電圧に応じた光透過性を示す。液
晶セル11のトランジスタのゲートは、液晶パネル13
(図1)の液晶セル11の行毎にまとめられて、液晶表
示ユニット12内のゲートドライバ15に接続されてい
る。ゲートドライバ15は、水平同期信号Hsyncと垂直
同期信号Vsyncとに合わせて、同一行にある全ての液晶
セル11のゲートをオンして行き、そのとき、その行に
ある液晶セル11は、トランジスタのドレイン(又はソ
ース)に印加されている電圧に応じて光を透過する。
【0032】尚、ソースドライバ14、ゲートドライバ
15及び液晶パネル13は、各色信号R´、G´、B´
毎に1つ(合計3)備えられ、3枚の液晶パネル13で
は、各液晶パネルの同一行、同一列の液晶セル11が重
なって、1つの画素を形成している。
【0033】以下に、このような構成の液晶表示装置の
動作を説明する。ビデオ信号処理回路1により処理され
変換された赤色信号R、緑色信号G及び青色信号Bが、
液晶表示ユニット駆動回路17に与えられる。液晶表示
ユニット駆動回路17では、A/D変換回路2により赤
色信号R、緑色信号G及び青色信号Bが、それぞれディ
ジタル変換され、ラインメモリ3に入力される。
【0034】一方、走査変換用カウント回路7は、図3
(a)に示すように、垂直同期信号Vsyncが入力された
時、水平同期信号Hsync(RGB信号)のカウントを開
始し、次の垂直同期信号Vsyncが入力された時、水平同
期信号Hsyncのカウントを停止し、そのカウント数をC
PU8へ与えると共にリセットして、次の水平同期信号
Hsyncのカウントを開始する。
【0035】ラインメモリコントロール回路6aは、A
/D変換回路2と同じクロックをライトクロック及びリ
ードクロックとし、水平同期信号Hsyncに同期して水平
走査線毎に、ディジタル変換された各色信号R,G,B
をそれぞれラインメモリ3に書き込み、また、読み出
す。ラインメモリ3により映像信号の走査線毎に書き込
まれ、読み出された赤色信号R´、緑色信号G´及び青
色信号B´は、それぞれ、D/A変換回路4によりアナ
ログ変換され、液晶表示ユニット駆動回路17から出力
される。
【0036】走査変換用カウント回路7がカウントした
水平同期信号Hsync(RGB信号)が、図3(a)に示
すように、奇数2n+1のとき、CPU8は、ラインメ
モリコントロール回路6aに、映像信号をそれぞれ1走
査線分増加させる信号を与える。ラインメモリコントロ
ール回路6aは、この信号が与えられると、図3(a)
に示すように、ダミーライン(模擬信号)として、2n
+2番目の映像信号(R´,G´,B´信号)をそれぞ
れ追加出力する。
【0037】走査変換用カウント回路7がカウントした
水平同期信号Hsync(RGB信号)が、図3(b)に示
すように、偶数2nのとき、CPU8は、映像信号を1
走査線分増加させる信号を出力しない。従って、ライン
メモリコントロール回路6aは、図3(b)に示すよう
に、映像信号(R´,G´,B´信号)を追加しない。
【0038】液晶表示ユニット駆動回路17から出力さ
れた、アナログ信号の各色信号R´,G´,B´は、そ
れぞれ、色信号ドライバ5に入力され、液晶セルに電荷
が溜まらないようにするために、映像信号の走査線毎に
極性反転されて出力される。ここで、走査変換用カウン
ト回路7のカウント値が奇数2n+1であって、ライン
メモリコントロール回路6aが、2n+2番目の映像信
号(R´,G´,B´信号)を追加出力したとき、図4
(b)に示すようなフィールド区分において、2n+2
番目の映像信号は、図4(a)に示すように、2n+1
番目の映像信号に対して極性反転される。
【0039】この結果、第1フィールドの次の第2フィ
ールドの本来の1番目の映像信号(2n+2番目の次の
映像信号)は、2n+1番目の映像信号に対して同極性
となる。これに対して、走査変換用カウント回路7のカ
ウント値が偶数2nであって、ラインメモリコントロー
ル回路6aが、映像信号を追加しないとき、第1フィー
ルドの最終ラインである2n番目の映像信号に対して、
第2フィールドの1番目の映像信号(2n番目の次の映
像信号)は極性反転される。
【0040】これにより、第1フィールドの奇数番目の
映像信号と第2フィールドの奇数番目の映像信号とは同
極性となり、また、第1フィールドの偶数番目の映像信
号と第2フィールドの偶数番目の映像信号とは常に同極
性となる。映像信号の走査線毎に極性反転された各色信
号R´、G´、B´は、液晶表示ユニット12内のそれ
ぞれのソースドライバ14に与えられる。
【0041】ソースドライバ14のサンプルホールド回
路SH1は、奇数番目の映像信号を、サンプルホールド
回路SH2は、偶数番目の映像信号をそれぞれサンプリ
ングしており、一方がサンプリングしている時、他方
は、バッファ10を介して、液晶セル11の列へ保持電
圧を印加する。そのため、サンプルホールド回路SH1
は、常に同極性の映像信号をサンプリングすることにな
り、サンプルホールド回路SH2も、サンプルホールド
回路SH1とは逆極性の、常に同極性の映像信号をサン
プリングすることになる。尚、ダミーラインとして追加
された2n+2番目の映像信号は、垂直帰線消去期間内
にあり、対応する水平同期信号Hsyncが存在しないの
で、サンプルホールド回路SH1,SH2には抽出保持
されない。
【0042】バッファ10の出力は、同一列にある全て
の液晶セル11のトランジスタのソース(又はドレイ
ン)へ印加される。液晶セル11では、トランジスタの
ゲートがオンされた時に、液晶にバッファ10の出力電
圧が与えられ、液晶はその電圧に応じた光透過性を示
す。ゲートドライバ15は、水平同期信号Hsyncと垂直
同期信号Vsyncとに合わせて、同一行にある全ての液晶
セル11のトランジスタのゲートをオンして垂直走査し
て行き、そのとき、その行にある液晶セル11は、トラ
ンジスタのドレイン(又はソース)に印加されている電
圧に応じて光を透過する。
【0043】尚、上述した実施の形態では、走査変換用
カウント回路7のカウント値が奇数のとき、増加手段で
あるCPU8が、ラインメモリコントロール回路6a
に、映像信号をそれぞれ1走査線分増加させる信号を与
え場合を記述したが、減少手段であるCPU8が、ライ
ンメモリコントロール回路6aに、映像信号をそれぞれ
1走査線分減少させる信号を与え、ラインメモリコント
ロール回路6aが、この信号により、そのフィールドの
最終ラインをそれぞれ削除して映像信号をそれぞれ1走
査線分減少させるようにしても、同様の結果を得ること
ができる。
【0044】
【発明の効果】本発明に係る液晶表示ユニット駆動回路
によれば、1つのサンプルホールド回路が抽出保持する
信号の電圧変化が小さくなるので、保持電圧のばらつき
が小さくなり、液晶表示装置の画面上に縦線状の輝度む
らが発生することがない。
【0045】本発明に係る液晶表示装置によれば、画面
上に縦線状の輝度むらが発生することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示ユニット駆動回路及び液
晶表示装置の実施の形態である液晶表示装置の構成を示
すブロック図である。
【図2】ソースドライバの回路構成を示す回路図であ
る。
【図3】垂直同期信号及び水平同期信号の関係を示した
タイミングチャートである。
【図4】本発明に係る液晶表示ユニット駆動回路及び液
晶表示装置の映像信号の極性反転を説明するための説明
図である。
【図5】従来の液晶表示装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】従来の液晶表示装置の映像信号の極性反転を説
明するための説明図である。
【符号の説明】
1 ビデオ信号処理回路 3 ラインメモリ 5 色信号ドライバ(極性反転手段) 6a ラインメモリコントロール回路(増加手段) 7 走査変換用カウント回路(計数手段) 8 CPU(増加手段) 11 液晶セル 12 液晶表示ユニット 13 液晶パネル 14 ソースドライバ 17 液晶表示ユニット駆動回路 C1,C2 コンデンサ SH1,SH2 サンプルホールド回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/36 G02F 1/133 505

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオ信号に含まれた映像信号を抽出し
    て、映像信号を走査線毎に極性反転する極性反転手段に
    与えることにより、該極性反転手段が出力した奇数番及
    び偶数番の映像信号からそれぞれ一部を抽出保持し、交
    互に出力する2つのサンプルホールド回路を液晶セルの
    列毎に備えた液晶表示ユニットを、駆動する液晶表示ユ
    ニット駆動回路において、 前記ビデオ信号に含まれた水平同期信号及び垂直同期信
    号が与えられ、該垂直同期信号間の前記水平同期信号数
    を計数する計数手段と、該計数手段の計数結果が奇数で
    あるときは、出力すべき映像信号を1走査線分増加させ
    る増加手段又は1走査線分減少させる減少手段とを備
    え、1つの前記サンプルホールド回路が抽出保持する信
    号の極性を常時同一とすべくなしてあることを特徴とす
    る液晶表示ユニット駆動回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示ユニット駆動回
    路を備えることを特徴とする液晶表示装置。
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