JP3244401B2 - 樹脂成型用金型及び樹脂成型品 - Google Patents

樹脂成型用金型及び樹脂成型品

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JP3244401B2 JP14060195A JP14060195A JP3244401B2 JP 3244401 B2 JP3244401 B2 JP 3244401B2 JP 14060195 A JP14060195 A JP 14060195A JP 14060195 A JP14060195 A JP 14060195A JP 3244401 B2 JP3244401 B2 JP 3244401B2
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智 玉置
真也 内田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器のキャビネッ
トや自動車の内装部品の筐体を構成する樹脂成型用金型
及びその樹脂成型品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂成形品の表面に微細の凹凸形
状のエッチングパターンを施したものは、外観上美観に
優れているという特徴を有している。特に原料を黒色着
色の成形樹脂で成形した場合には、黒色がつや消しとな
って落ち着いた仕上がりとなるため美観上優れたものと
なる。
【0003】この種の微細の凹凸形状のエッチングパタ
ーンを樹脂成形品の表面に施すためには、例えばアヤマ
ダイ株式会社製のAHO−1027AHO−1028や
棚沢八光社製のTH−609TH−611等のエッチン
グ液を成形用の金型の内面に塗布する等して金型の金属
表面を腐食させ、このような処理を施した金型にて樹脂
成形を行うことで達成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上述のよう
な樹脂成型品表面に形成された微細の凹凸形状のエッチ
ングパターンは美観上は優れたものではあるが、エッチ
ングパターンが細かいため、爪等でエッチングパターン
の表面を引っかいた場合に、受遺樹脂成型品の表面に容
易に傷がつき易いという欠点を有している。
【0005】そのため、このような微細の凹凸形状のエ
ッチングパターンを電子機器等のキャビネットを構成す
る樹脂成形品に施すことは稀であり、特に指手で接触す
る操作部品については適用が困難であった。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するために
本発明では、樹脂に接する面に、第1の凹凸形状を有す
る第1凹凸部及び、該第1凹凸部の凹凸形状の上におい
て第1凹凸部より微細の凹凸形状を有する第2凹凸部を
形成した樹脂成形品の金型において、前記樹脂に接する
面にビーズ処理を施したことを特徴とする樹脂成型用金
型を提供せんとするものである。
【0007】
【0008】
【0009】さらに、本発明では、表面に第1の凹凸形
状を有する第1凹凸部を形成した樹脂成形品において、
前記第1凹凸部より微細の凹凸形状を有する第2凹凸部
を前記第1凹凸部の少なくとも凹形状の部分に形成した
樹脂成形品を提供せんとするものである。
【0010】
【作用】上記の如く構成したので、金型の樹脂と接する
表面に施された第1凹凸部及び第2凹凸部によって、樹
脂成型品の表面において、第1凹凸部の上に微細な第2
凹凸部が形成されるので、樹脂成型品の表面に凸凹の激
しい山部及び谷部が形成されることになり、傷が付きに
くくなる。
【0011】さらに金型にビーズ処理を施すことによ
り、樹脂成形品において、前記第1凹凸部の特に凸形状
の部分には微細な第2凹凸部による微細の凹凸形状が少
なくなり、さらに傷が付きにくくなる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の一実施例に
つき詳述する。
【0013】先ず、図1は本発明が適用された金型にて
成形された所謂CDラジカセの外観を示しており、1は
樹脂成型品であるキャビネットである。
【0014】このキャビネット1を成形するための金型
は、表面(樹脂に接する面)において、粗いエッチング
が施せるエッチング液にて前述の如き方法にて粗い第1
凹凸部を施し、さらにその上に微細なエッチングが施せ
るエッチング液にて微細な第2凹凸部を施して成るもの
である。こうして出来た金型を使用し、前記図1に示す
如き樹脂成型品のキャビネットを成形している。
【0015】さらに前記キャビネット1の一部断面を示
したのが図2であり、その表面にはピッチpの粗大山部
2及び粗大谷部3が連続的に形成されて成る粗大な第1
凹凸部のエッチングパターンと共に、その粗大山部2及
び粗大谷部3において、図2のAで示す部分を拡大した
Bで示す部分から明らかなように、さらに細かいピッチ
の微細山部4と微細谷部5からなる微細の第2凹凸部の
エッチングパターンが形成されている。
【0016】このように構成することで、指手等が接触
する部分は粗大山部2に限られるため、上記した如く傷
がつき易いという欠点をある程度改善することが出来
る。
【0017】然し、前記粗大山部2の山の表面において
は、指手等が直接接触することになるので、やはり傷が
つき易い状態にある。これを解消するために、前記金型
の表面(樹脂に接する面)にさらにビーズ処理を施すこ
とにより、粗大山部2の山の表面の微細なエッチングを
除去することができ、さらに傷が付きにくくなる。
【0018】前記ビーズ処理は、細かい砂状のガラス玉
粒を圧搾空気と混合して勢いよく金型の表面に吹き付け
ることによって成されるものであり、ガラス玉粒が金型
の表面に存在する粗大な谷及び山部分(これが樹脂成型
品の表面に粗大山部2及び粗大谷部3を形成する)上に
施された微細な山及び谷部分(これが樹脂成型品の表面
に微細山部4及び微細谷部5を形成する)をなだらかに
する。即ち、ガラス玉粒は粒が大きいので、金型表面の
粗い凹凸の谷部分までは殆ど到達できず、よって主とし
て金型表面の粗い凹凸の山部分にある微細な凹凸をなだ
らかにする。
【0019】従って、樹脂成型品の表面においては、粗
大谷部3には微細山部4及び微細谷部5が残存するが、
粗大山部2の山の表面の微細山部4及び微細谷部5を減
少させることができるので、さらに傷が付きにくくなる
のである。
【0020】
【発明の効果】以上、詳述した如く本発明に依れば、樹
脂に接する面に、第1の凹凸形状を有する第1凹凸部及
び、該第1凹凸部の凹凸形状の上において第1凹凸部よ
り微細の凹凸形状を有する第2凹凸部を形成した樹脂成
形品の金型において、樹脂に接する面にビーズ処理を施
したので、樹脂成形品の表面に傷が付きにくくなる。
【0021】
【0022】
【0023】さらに本発明に依れば、表面に第1の凹凸
形状を有する第1凹凸部を形成した樹脂成形品におい
て、前記第1凹凸部より微細の凹凸形状を有する第2凹
凸部を前記第1凹凸部の少なくとも凹形状の部分に形成
したので、第1凹凸部の特に凸形状の部分には微細な第
2凹凸部による微細の凹凸形状が少なくなり、よりいっ
そう傷が付きにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の樹脂成型品たるキャビネットの外観を
示す正面図。
【図2】本発明の樹脂成型品たるキャビネットのキャビ
ネットの要部断面図。
【符号の説明】
1 キャビネット 2 粗大山部 3 粗大谷部 4 微細山部 5 微細谷部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/42 B29C 45/37

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂に接する面に、第1の凹凸形状を有
    する第1凹凸部及び、該第1凹凸部の凹凸形状の上にお
    いて第1凹凸部より微細の凹凸形状を有する第2凹凸部
    を形成した樹脂成形品の金型において、前記樹脂に接す
    る面にビーズ処理を施したことを特徴とする樹脂成型用
    金型。
  2. 【請求項2】 表面に第1の凹凸形状を有する第1凹凸
    部を形成した樹脂成形品において、前記第1凹凸部より
    微細の凹凸形状を有する第2凹凸部を前記第1凹凸部の
    少なくとも凹形状の部分に形成したことを特徴とする樹
    脂成形品。
JP14060195A 1995-06-07 1995-06-07 樹脂成型用金型及び樹脂成型品 Expired - Fee Related JP3244401B2 (ja)

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JP2007110579A (ja) * 2005-10-17 2007-04-26 Sharp Corp 薄型表示装置の前キャビネット
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