JP3244316B2 - カメラの液晶表示装置 - Google Patents
カメラの液晶表示装置Info
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- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カメラのファインダ
内に於いて背景に重ねて表示パターンを表示させるカメ
ラの液晶表示装置に関するものである。
内に於いて背景に重ねて表示パターンを表示させるカメ
ラの液晶表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、フルサイズ−パノラマ切換えカメ
ラや、フルサイズ−ハーフサイズ切換えカメラ、トリミ
ングカメラ等による、画角や画面のアスペクト比を切換
える機能や、パララックス補正をするために、撮影画面
範囲表示を切り換える機能、及びマルチAF(オートフ
ォーカス)、多分割測光等の画面内の複数のポイントの
測距、測光をを行う機能等が一般化されている。そし
て、これらの機能に伴って、上記機能表示をユーザに認
知させるために、ファインダから見える背景に上記機能
を直接的に重ねて現示させるニーズが高まってきてい
る。
ラや、フルサイズ−ハーフサイズ切換えカメラ、トリミ
ングカメラ等による、画角や画面のアスペクト比を切換
える機能や、パララックス補正をするために、撮影画面
範囲表示を切り換える機能、及びマルチAF(オートフ
ォーカス)、多分割測光等の画面内の複数のポイントの
測距、測光をを行う機能等が一般化されている。そし
て、これらの機能に伴って、上記機能表示をユーザに認
知させるために、ファインダから見える背景に上記機能
を直接的に重ねて現示させるニーズが高まってきてい
る。
【0003】一方、多様化するカメラの機能や、モード
表示、すなわちフラッシュマーク、手ぶれ警告マーク、
マクロ撮影マーク、リモコンモードマーク、バッテリチ
ェックマーク等をファインダ内に集中表示し、ユーザに
カメラの撮影情報を提供するために、従来のファインダ
を、ビデオカメラでは公知の情報ファインダ化するとい
うニーズも高まってきている。
表示、すなわちフラッシュマーク、手ぶれ警告マーク、
マクロ撮影マーク、リモコンモードマーク、バッテリチ
ェックマーク等をファインダ内に集中表示し、ユーザに
カメラの撮影情報を提供するために、従来のファインダ
を、ビデオカメラでは公知の情報ファインダ化するとい
うニーズも高まってきている。
【0004】一般に、画面サイズをファインダ内で切換
える手法としては、ファインダ光路中に遮光部材を挿入
し、ファインダ視野を制限することにより、画角や画面
のアスペクト比を切換える例があり、以下のような例が
開示されている。
える手法としては、ファインダ光路中に遮光部材を挿入
し、ファインダ視野を制限することにより、画角や画面
のアスペクト比を切換える例があり、以下のような例が
開示されている。
【0005】例えば、特開平4−27927号公報には
トリミングカメラの例が開示されており、実開平3−6
9137号公報にはフルサイズ−パノラマサイズの切換
えの例が開示されている。更に、特開昭63−9542
9号公報には、フルサイズ−ハーフサイズの切換えの例
が開示されている。
トリミングカメラの例が開示されており、実開平3−6
9137号公報にはフルサイズ−パノラマサイズの切換
えの例が開示されている。更に、特開昭63−9542
9号公報には、フルサイズ−ハーフサイズの切換えの例
が開示されている。
【0006】これらの公報に開示されているものは、何
れも機械的に遮光部材をファインダ光路中に挿入するも
のである。そして、その利点としては、遮光率、透孔率
が完全であるため、非常に見えの良いファインダを提供
することができる。
れも機械的に遮光部材をファインダ光路中に挿入するも
のである。そして、その利点としては、遮光率、透孔率
が完全であるため、非常に見えの良いファインダを提供
することができる。
【0007】一方、欠点としては、以下のことがあげら
れる。(1)遮光部材の対比場所や、駆動機構を必要と
するため、大きなスペースが必要となり、小型、携帯性
を旨とするカメラには不向きである。(2)特に、フル
サイズ−パノラマサイズ−ハイビジョンサイズ−ハーフ
サイズ等のアスペクト比の異なる画面切換えの必要なカ
メラに於いては、遮光部材、駆動機構がより複雑、巨大
化し、またそれに伴って耐振動やライフによる画面設定
の信頼性、安定性が低下する。(3)パララックス補正
のように、被写体距離に応じて画角切換えを行う等の動
的な画角、画面制御を行おうとすると、モータ等のアク
チュエータを必要とし、また、その制御機構はより複雑
なものとならざるを得ず、上記(1)、(2)の問題は
より大きなものとなる。(4)画面表示のみの単機能に
すぎず、他の表示機能と兼用できない。一方で、ファイ
ンダ光路内に液晶表示装置を配置し、その表示パターン
を背景に重ねて表示する手法が、以下のように開示され
ている。
れる。(1)遮光部材の対比場所や、駆動機構を必要と
するため、大きなスペースが必要となり、小型、携帯性
を旨とするカメラには不向きである。(2)特に、フル
サイズ−パノラマサイズ−ハイビジョンサイズ−ハーフ
サイズ等のアスペクト比の異なる画面切換えの必要なカ
メラに於いては、遮光部材、駆動機構がより複雑、巨大
化し、またそれに伴って耐振動やライフによる画面設定
の信頼性、安定性が低下する。(3)パララックス補正
のように、被写体距離に応じて画角切換えを行う等の動
的な画角、画面制御を行おうとすると、モータ等のアク
チュエータを必要とし、また、その制御機構はより複雑
なものとならざるを得ず、上記(1)、(2)の問題は
より大きなものとなる。(4)画面表示のみの単機能に
すぎず、他の表示機能と兼用できない。一方で、ファイ
ンダ光路内に液晶表示装置を配置し、その表示パターン
を背景に重ねて表示する手法が、以下のように開示され
ている。
【0008】特開昭62−112140号公報には、フ
ルサイズ、縦長トリミング、横長トリミングのプリント
範囲を、液晶表示装置によるマスキングにより示したも
のが開示されている。また、特開昭62−50737号
公報には、画面フレーム枠を切換える案が開示されてい
る。
ルサイズ、縦長トリミング、横長トリミングのプリント
範囲を、液晶表示装置によるマスキングにより示したも
のが開示されている。また、特開昭62−50737号
公報には、画面フレーム枠を切換える案が開示されてい
る。
【0009】特開昭57−173824号公報には、液
晶から成る撮影視野枠を複数個配置し、撮影視野枠の一
部を撮影レンズの繰出しに合わせて選択的に表示するフ
ァインダのパララックス補正装置が開示されている。
晶から成る撮影視野枠を複数個配置し、撮影視野枠の一
部を撮影レンズの繰出しに合わせて選択的に表示するフ
ァインダのパララックス補正装置が開示されている。
【0010】更に、特開平3−85538号公報には、
液晶表示板を用いてノーマルモードとトリミングモード
の画枠並びに測光モードに応じて、平均測光エリア、ス
ポット測光エリアの表示、測距エリアの表示を、背景に
重ねて表示する手法が開示されている。
液晶表示板を用いてノーマルモードとトリミングモード
の画枠並びに測光モードに応じて、平均測光エリア、ス
ポット測光エリアの表示、測距エリアの表示を、背景に
重ねて表示する手法が開示されている。
【0011】以上のように、ファインダ内表示装置とし
て液晶表示装置は撮影画枠表示も含めて多種の撮影情報
を表示することができ、スペースもそれほど必要とせ
ず、カメラの小型、携帯性を損なう虞れもない。また、
基本的に機械的連動、連結がなく画面設定の信頼性、安
定性が高く、パララックス補正のように動的画面制御が
容易であるという利点を有する。
て液晶表示装置は撮影画枠表示も含めて多種の撮影情報
を表示することができ、スペースもそれほど必要とせ
ず、カメラの小型、携帯性を損なう虞れもない。また、
基本的に機械的連動、連結がなく画面設定の信頼性、安
定性が高く、パララックス補正のように動的画面制御が
容易であるという利点を有する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファイ
ンダ内液晶表示装置は、“視認性”に於いて重大な欠点
を有している。すなわち、一般の表示に用いられるTN
(ツイストネマチック)型の液晶は2枚の偏光板が使用
されており、この偏光板によって50%以上の光が遮断
される。したがって、この液晶をファインダ内表示装置
として用いると、ファインダ内画像が暗くなっとしま
う。偏光板の偏光度を下げて透過率を上げると、今度は
コントラストが低下し、撮影情報を撮影者に的確に知ら
せることが難しいという問題が生ずる。
ンダ内液晶表示装置は、“視認性”に於いて重大な欠点
を有している。すなわち、一般の表示に用いられるTN
(ツイストネマチック)型の液晶は2枚の偏光板が使用
されており、この偏光板によって50%以上の光が遮断
される。したがって、この液晶をファインダ内表示装置
として用いると、ファインダ内画像が暗くなっとしま
う。偏光板の偏光度を下げて透過率を上げると、今度は
コントラストが低下し、撮影情報を撮影者に的確に知ら
せることが難しいという問題が生ずる。
【0013】他方、透過率の高い液晶として、公知の偏
光板を使用しない液晶タイプとしてゲストホストタイプ
がある。これは、正の誘電異方性(電圧印加により配向
因子が電極面に垂直になる)を有するネマチック液晶を
ホストに、光吸収異方性を有する2色性色素をゲストと
する液材が一般に用いられた液晶である。これは、配向
因子が電極面に垂直方向に配向(ホメオトロピック配
向)した時に光を透過し、配向因子が電極面に平行に配
向(ホモジニアス配向)した時に光を遮断する性質を有
している。ところが、このタイプの液晶は、偏光板タイ
プに比して透過率が高いが、表示のコントラストが低い
という欠点がある。そして、この欠点を解決するために
は、液晶をスタティック駆動する手法が使用される。
光板を使用しない液晶タイプとしてゲストホストタイプ
がある。これは、正の誘電異方性(電圧印加により配向
因子が電極面に垂直になる)を有するネマチック液晶を
ホストに、光吸収異方性を有する2色性色素をゲストと
する液材が一般に用いられた液晶である。これは、配向
因子が電極面に垂直方向に配向(ホメオトロピック配
向)した時に光を透過し、配向因子が電極面に平行に配
向(ホモジニアス配向)した時に光を遮断する性質を有
している。ところが、このタイプの液晶は、偏光板タイ
プに比して透過率が高いが、表示のコントラストが低い
という欠点がある。そして、この欠点を解決するために
は、液晶をスタティック駆動する手法が使用される。
【0014】しかしながら、スタティック駆動では、表
示セグメント1個について1個の駆動端子を必要とす
る。一方、カメラに於いては、駆動素子、LCD内部の
透明電極や基板の配線の物理的限界により、ファインダ
内情報量が制限される。このため、特開平3−8553
8号公報に於いては、背景視野以外にカメラ情報表示用
のLCDを設け、1/4デューティのダイナミック駆動
を行うように構成して、上記した表示の情報量の問題を
解決しようとしている。しかしながら、上記方式では、
撮影者がカメラ情報を得るために視線を撮影画面外に移
す必要があり、本来の情報ファインダの意図から外れる
ものである。
示セグメント1個について1個の駆動端子を必要とす
る。一方、カメラに於いては、駆動素子、LCD内部の
透明電極や基板の配線の物理的限界により、ファインダ
内情報量が制限される。このため、特開平3−8553
8号公報に於いては、背景視野以外にカメラ情報表示用
のLCDを設け、1/4デューティのダイナミック駆動
を行うように構成して、上記した表示の情報量の問題を
解決しようとしている。しかしながら、上記方式では、
撮影者がカメラ情報を得るために視線を撮影画面外に移
す必要があり、本来の情報ファインダの意図から外れる
ものである。
【0015】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、液晶表示素子を用いた液晶情報ファインダに於い
て、LCD駆動素子の駆動端子数及びLCD内外の配線
のレイアウト等によるスペース上の制限を受けても、視
認性を高めるために高コントラストであって、且つでき
るだけ多くのカメラ情報を提供することのできるカメラ
の液晶表示装置を提供することを目的とする。
で、液晶表示素子を用いた液晶情報ファインダに於い
て、LCD駆動素子の駆動端子数及びLCD内外の配線
のレイアウト等によるスペース上の制限を受けても、視
認性を高めるために高コントラストであって、且つでき
るだけ多くのカメラ情報を提供することのできるカメラ
の液晶表示装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、フ
ァインダと、上記ファインダ視野内に配置されたLCD
と、上記LCDを駆動するLCD駆動手段と、撮影者が
上記ファインダを覗いているか否かを検出するアイセン
サと、上記アイセンサにより撮影者が上記ファインダを
覗いていることを検出した場合は、ファインダを覗いて
いない場合に比べて、上記LCDの表示コントラストを
高くするように上記LCD駆動手段を制御する制御手段
と、を具備することを特徴とする。 またこの発明は、フ
ァインダと、上記ファインダ視野内に配置され、コント
ラストを重視する第1の表示セグメント群とそれとは別
の第2の表示セグメント群とを有するLCDと、上記L
CDの第1の表示セグメント群をスタティック駆動し、
上記LCDの第2の表示セグメント群をダイナミック駆
動するLCD駆動手段と、撮影者が上記ファインダを覗
いているか否かを検出するアイセンサと、上記アイセン
サにより撮影者が上記ファインダを覗いていることを検
出した場合は、ファインダを覗いていない場合に比べ
て、上記LCDの表示コントラストを高くするように上
記LCD駆動手段を制御する制御手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
ァインダと、上記ファインダ視野内に配置されたLCD
と、上記LCDを駆動するLCD駆動手段と、撮影者が
上記ファインダを覗いているか否かを検出するアイセン
サと、上記アイセンサにより撮影者が上記ファインダを
覗いていることを検出した場合は、ファインダを覗いて
いない場合に比べて、上記LCDの表示コントラストを
高くするように上記LCD駆動手段を制御する制御手段
と、を具備することを特徴とする。 またこの発明は、フ
ァインダと、上記ファインダ視野内に配置され、コント
ラストを重視する第1の表示セグメント群とそれとは別
の第2の表示セグメント群とを有するLCDと、上記L
CDの第1の表示セグメント群をスタティック駆動し、
上記LCDの第2の表示セグメント群をダイナミック駆
動するLCD駆動手段と、撮影者が上記ファインダを覗
いているか否かを検出するアイセンサと、上記アイセン
サにより撮影者が上記ファインダを覗いていることを検
出した場合は、ファインダを覗いていない場合に比べ
て、上記LCDの表示コントラストを高くするように上
記LCD駆動手段を制御する制御手段と、を具備するこ
とを特徴とする。
【0017】
【作用】この発明のカメラの液晶表示装置にあっては、
背景に重ねて表示される表示パターンのうち、少くとも
撮影画面を撮影者に視認させる表示パターンはスタティ
ック駆動し、それ以外のカメラの撮影情報を表示させる
表示パターンはダイナミック駆動するよう構成する。こ
れにより、表示情報のうち、最も重要な撮影画面を高コ
ントラストで表示せしめ、撮影者に的確に知らせる。そ
して、他の表示パターンのコントラストは、上記パター
ンのコントラストに準じるレベルにして、多数表示可能
とする。
背景に重ねて表示される表示パターンのうち、少くとも
撮影画面を撮影者に視認させる表示パターンはスタティ
ック駆動し、それ以外のカメラの撮影情報を表示させる
表示パターンはダイナミック駆動するよう構成する。こ
れにより、表示情報のうち、最も重要な撮影画面を高コ
ントラストで表示せしめ、撮影者に的確に知らせる。そ
して、他の表示パターンのコントラストは、上記パター
ンのコントラストに準じるレベルにして、多数表示可能
とする。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
明する。
【0019】図1は、この発明の第1の実施例で、カメ
ラの液晶表示装置の概念を示した図である。同図に於い
て、液晶(LCD)表示装置1は、視野範囲2a及び測
距ポイント2bから成る高コントラストセグメント群2
と、設定されたカメラの機能に応じたモードマークを表
示する低コントラストセグメント群3で構成される。そ
して、これらのセグメント群2及び3は、それぞれLC
Dドライバ4で駆動される。
ラの液晶表示装置の概念を示した図である。同図に於い
て、液晶(LCD)表示装置1は、視野範囲2a及び測
距ポイント2bから成る高コントラストセグメント群2
と、設定されたカメラの機能に応じたモードマークを表
示する低コントラストセグメント群3で構成される。そ
して、これらのセグメント群2及び3は、それぞれLC
Dドライバ4で駆動される。
【0020】このような構成のLCD表示装置1に於い
て、コントラストを重視する表示である高コントラスト
セグメント群2は、LCDドライバ4によってスタティ
ックに駆動される。そして、このスタティック駆動され
るもの以外のセグメント、すなわち低コントラストセグ
メント群3は、LCDドライバ4によってダイナミック
に駆動される。これによって、表示情報のうち、最も重
要である撮影画面の視野範囲2aと、ピントを合わせる
ための測距ポイント2bを高コントラストで表示する。
一方、フラッシュマーク、バッテリチェックマーク等の
カメラの機能や表示パターンのコントラストは、低コン
トラストにして、多数の表示を可能とする。
て、コントラストを重視する表示である高コントラスト
セグメント群2は、LCDドライバ4によってスタティ
ックに駆動される。そして、このスタティック駆動され
るもの以外のセグメント、すなわち低コントラストセグ
メント群3は、LCDドライバ4によってダイナミック
に駆動される。これによって、表示情報のうち、最も重
要である撮影画面の視野範囲2aと、ピントを合わせる
ための測距ポイント2bを高コントラストで表示する。
一方、フラッシュマーク、バッテリチェックマーク等の
カメラの機能や表示パターンのコントラストは、低コン
トラストにして、多数の表示を可能とする。
【0021】図2は、この発明のカメラの液晶表示装置
が適用された第2の実施例で、(a)はカメラの外観斜
視図、(b)はカメラの後方より見た背面図である。図
2(a)に於いて、10はカメラ本体であり、このカメ
ラ本体10の上部には、シャッタレリーズ釦11、撮影
画角・画面サイズ選択スライドスイッチ12、撮影に関
する各種の情報を表示する液晶表示装置LCD1、フラ
ッシュスイッチ13、サブジェクトスイッチ14が設け
られている。
が適用された第2の実施例で、(a)はカメラの外観斜
視図、(b)はカメラの後方より見た背面図である。図
2(a)に於いて、10はカメラ本体であり、このカメ
ラ本体10の上部には、シャッタレリーズ釦11、撮影
画角・画面サイズ選択スライドスイッチ12、撮影に関
する各種の情報を表示する液晶表示装置LCD1、フラ
ッシュスイッチ13、サブジェクトスイッチ14が設け
られている。
【0022】上記撮影画角・画面サイズ選択スライドス
イッチ12は、図示矢印X方向にスライドされると、そ
のスライド位置12a、12b、12c、12dに応じ
て、撮影画面サイズ及びファインダ内表示が変更される
ように構成されいる。この場合、12aの箇所に設定さ
れている場合は、通常のフルサイズの撮影範囲に設定、
表示される。また、12bの箇所に設定された場合は、
縦・横比9:16のハイビジョンサイズの撮影範囲に設
定、表示され、12cの箇所に設定された場合は、パノ
ラマサイズの撮影範囲、そして12dの箇所に設定され
た場合はハーフサイズの撮影範囲に設定、表示される。
イッチ12は、図示矢印X方向にスライドされると、そ
のスライド位置12a、12b、12c、12dに応じ
て、撮影画面サイズ及びファインダ内表示が変更される
ように構成されいる。この場合、12aの箇所に設定さ
れている場合は、通常のフルサイズの撮影範囲に設定、
表示される。また、12bの箇所に設定された場合は、
縦・横比9:16のハイビジョンサイズの撮影範囲に設
定、表示され、12cの箇所に設定された場合は、パノ
ラマサイズの撮影範囲、そして12dの箇所に設定され
た場合はハーフサイズの撮影範囲に設定、表示される。
【0023】上記フラッシュスイッチ13は、その押圧
回数に応じてストロボの各種モードを、AUTO→AU
TO−S→OFF→FILLIN→AUTO→…のよう
に設定を切換えるようになっている。同様に、サブジェ
クトスイッチ14は、その押圧回数に応じて、セルフ→
スポット測距・測光→マクロ→∞モード→ノーマル→セ
ルフ→…のように各種設定を行う。
回数に応じてストロボの各種モードを、AUTO→AU
TO−S→OFF→FILLIN→AUTO→…のよう
に設定を切換えるようになっている。同様に、サブジェ
クトスイッチ14は、その押圧回数に応じて、セルフ→
スポット測距・測光→マクロ→∞モード→ノーマル→セ
ルフ→…のように各種設定を行う。
【0024】また、カメラ本体10の前面には、フラッ
シュ発光部15、ファインダ窓16、ファインダ採光窓
17、測距用の投受光窓18a及び18b、撮影レンズ
19、自動露出制御用の測光窓20、及びカメラグリッ
プ部を撮影者がホールドしたか否かを検知するためのホ
ールド検知窓21が、それぞれ設けられている。
シュ発光部15、ファインダ窓16、ファインダ採光窓
17、測距用の投受光窓18a及び18b、撮影レンズ
19、自動露出制御用の測光窓20、及びカメラグリッ
プ部を撮影者がホールドしたか否かを検知するためのホ
ールド検知窓21が、それぞれ設けられている。
【0025】そして、カメラ本体10の背面には、図2
(b)に示されるように、ファインダ16の下に、撮影
者がファインダ16を覗き込んでいるか否かを検知する
ための投受光窓22a及び22bが配置されている。
(b)に示されるように、ファインダ16の下に、撮影
者がファインダ16を覗き込んでいるか否かを検知する
ための投受光窓22a及び22bが配置されている。
【0026】図3(a)は、このようなカメラのファイ
ンダ光学系、及び測距光学系、更にアイセンサ光学系、
ホールドセンサ光学系を示す断面図であり、図3(b)
は同図(a)に於ける1組のボロミラーを説明する斜視
図である。
ンダ光学系、及び測距光学系、更にアイセンサ光学系、
ホールドセンサ光学系を示す断面図であり、図3(b)
は同図(a)に於ける1組のボロミラーを説明する斜視
図である。
【0027】ファインダ光学系は、対物レンズ23と、
同図(b)に示されるように4枚1組で構成されるボロ
ミラー24、25、26、27と、接眼レンズ28と、
上記対物レンズ23の結像位置付近に配置された液晶表
示装置LCD2と、この液晶表示装置LCD2に近接し
て配置されたコンデンサレンズ29により構成される。
同図(b)に示されるように4枚1組で構成されるボロ
ミラー24、25、26、27と、接眼レンズ28と、
上記対物レンズ23の結像位置付近に配置された液晶表
示装置LCD2と、この液晶表示装置LCD2に近接し
て配置されたコンデンサレンズ29により構成される。
【0028】一方、測距窓18bの後方には、測距用発
光ダイオード30が配置されており、投光レンズ31を
介して図示されない被写体に赤外光を投射するように構
成されている。そして、被写体からの反射光は、測距窓
18aの後方に配置された受光レンズ32を介して測距
用受光素子33に受光され、三角測距原理により被写体
までの距離が測定される。
光ダイオード30が配置されており、投光レンズ31を
介して図示されない被写体に赤外光を投射するように構
成されている。そして、被写体からの反射光は、測距窓
18aの後方に配置された受光レンズ32を介して測距
用受光素子33に受光され、三角測距原理により被写体
までの距離が測定される。
【0029】接眼レンズ28の下部には、赤外発光素子
34aと受光素子34bが配置されている。上記赤外発
光素子34aから投射された赤外光が、撮影者の顔面に
て反射され、更に受光素子34bにて検出されれば、撮
影者がファインダを覗き込んでいると判定し、検出され
なければ、覗き込んでいないと判定するためのアイセン
サ光学系を構成している。
34aと受光素子34bが配置されている。上記赤外発
光素子34aから投射された赤外光が、撮影者の顔面に
て反射され、更に受光素子34bにて検出されれば、撮
影者がファインダを覗き込んでいると判定し、検出され
なければ、覗き込んでいないと判定するためのアイセン
サ光学系を構成している。
【0030】同様に、カメラのグリップ部には、ハーフ
ミラーをサンドイッチしたプリズム21aと投光素子2
1bと受光素子21cで構成されるホールドセンサ光学
系が配置されている。このホールドセンサ光学系は、撮
影者がカメラのグリップをホールドしている場合に、投
光素子21bから投射されて撮影者の手によって反射さ
れた赤外光を受光素子21cによって検知することによ
り、カメラがホールディングされている状態を検知する
ものである。
ミラーをサンドイッチしたプリズム21aと投光素子2
1bと受光素子21cで構成されるホールドセンサ光学
系が配置されている。このホールドセンサ光学系は、撮
影者がカメラのグリップをホールドしている場合に、投
光素子21bから投射されて撮影者の手によって反射さ
れた赤外光を受光素子21cによって検知することによ
り、カメラがホールディングされている状態を検知する
ものである。
【0031】図4は、撮影画角・画面サイズ選択スライ
ドスイッチ12により、画面サイズが選択された場合の
液晶表示装置LCD2によるファインダ視野内の表示態
様を示したものである。尚、同図に於いては、説明のた
めに全ての表示素子が表示された状態で表されている
が、実際にはこのように全ての表示素子が表示されてい
るわけではない。
ドスイッチ12により、画面サイズが選択された場合の
液晶表示装置LCD2によるファインダ視野内の表示態
様を示したものである。尚、同図に於いては、説明のた
めに全ての表示素子が表示された状態で表されている
が、実際にはこのように全ての表示素子が表示されてい
るわけではない。
【0032】液晶表示装置LCD2には、選択された画
面サイズに応じた画面サイズ表示用セグメントS0〜S
13が設けられており、その何れかの組合わせによっ
て、画面サイズが表示されるよう構成されている。
面サイズに応じた画面サイズ表示用セグメントS0〜S
13が設けられており、その何れかの組合わせによっ
て、画面サイズが表示されるよう構成されている。
【0033】すなわち、ファインダ視野内に於いて、通
常撮影モードのフルサイズ(スイッチ12のスライド位
置12a)では、図5(a)に示されるように、フレー
ムF1及びF2が見えるのみである。そして、ハイビジ
ョンサイズ(同スライド位置12b)に設定されると図
5(b)に示されるように表示される。また、パノラマ
サイズ(同スライド位置12c)に設定されると、図5
(c)に示されるようになり、更にハーフサイズ(同ス
ライド位置12b)に設定されると、図5(d)に示さ
れるように表示される。
常撮影モードのフルサイズ(スイッチ12のスライド位
置12a)では、図5(a)に示されるように、フレー
ムF1及びF2が見えるのみである。そして、ハイビジ
ョンサイズ(同スライド位置12b)に設定されると図
5(b)に示されるように表示される。また、パノラマ
サイズ(同スライド位置12c)に設定されると、図5
(c)に示されるようになり、更にハーフサイズ(同ス
ライド位置12b)に設定されると、図5(d)に示さ
れるように表示される。
【0034】図4に於いて、表示用セグメントS14〜
S19はカメラの撮影モードや、バッテリ状態を表す表
示パターンである。表示用セグメントS14はストロボ
チャージ中マーク、表示用セグメントS15はバッテリ
状態表示マーク、表示用セグメントS16はカメラ手ぶ
れ警告マーク、表示用セグメントS17はマクロモード
マーク、表示用セグメントS18は無限モードマーク、
表示用セグメントS19はスポットモードマークであ
る。尚、表示用セグメントS20は、後述する測距ポイ
ントに対応するマークである。次に、同実施例のカメラ
の電気回路について、図6及び図7に示される回路図を
参照して説明する。
S19はカメラの撮影モードや、バッテリ状態を表す表
示パターンである。表示用セグメントS14はストロボ
チャージ中マーク、表示用セグメントS15はバッテリ
状態表示マーク、表示用セグメントS16はカメラ手ぶ
れ警告マーク、表示用セグメントS17はマクロモード
マーク、表示用セグメントS18は無限モードマーク、
表示用セグメントS19はスポットモードマークであ
る。尚、表示用セグメントS20は、後述する測距ポイ
ントに対応するマークである。次に、同実施例のカメラ
の電気回路について、図6及び図7に示される回路図を
参照して説明する。
【0035】図6及び図7に於いて、SW1は図2
(a)に示されるシャッタレリーズ釦11の第1段目の
押圧で閉成される測光スイッチであり、SW2はその第
2段目までの押圧で閉成されるレリーズスイッチであ
る。また、SW3は図2(a)の撮影画角・画面サイズ
選択スライドスイッチ12に連動して閉成されるスライ
ドスイッチ、SW4はシャッタレリーズに応じて閉成さ
れ、フィルム巻上げの完了によって開放される巻上げス
イッチである。SW5はカメラの裏蓋を閉じると開放さ
れ開けると閉成される裏蓋スイッチ、SW6はフィルム
が装填されて巻取られているときに開放され、フィルム
が装填されていないときに閉成されるフィルム検知スイ
ッチ、SW7はシャッタレリーズ動作の最初に閉成さ
れ、シャッタチャージ完了によって開放されるカウント
スイッチである。更に、SW8はサブジェクトスイッチ
14であり、1度押されるとノーマルモードからセルフ
リモコンモードになり、押される毎に、スポット測距・
測光→マクロモード→∞モードと移り変わり、次に押さ
れるとノーマルモードに戻る。そして、SW9は、はフ
ラッシュスイッチ13であり、1度押されるとAUTO
モードから赤目軽減モードになり、押される毎にオフモ
ード→強制発光モードと移り変わり、次に押されるとA
UTOモードに戻る。
(a)に示されるシャッタレリーズ釦11の第1段目の
押圧で閉成される測光スイッチであり、SW2はその第
2段目までの押圧で閉成されるレリーズスイッチであ
る。また、SW3は図2(a)の撮影画角・画面サイズ
選択スライドスイッチ12に連動して閉成されるスライ
ドスイッチ、SW4はシャッタレリーズに応じて閉成さ
れ、フィルム巻上げの完了によって開放される巻上げス
イッチである。SW5はカメラの裏蓋を閉じると開放さ
れ開けると閉成される裏蓋スイッチ、SW6はフィルム
が装填されて巻取られているときに開放され、フィルム
が装填されていないときに閉成されるフィルム検知スイ
ッチ、SW7はシャッタレリーズ動作の最初に閉成さ
れ、シャッタチャージ完了によって開放されるカウント
スイッチである。更に、SW8はサブジェクトスイッチ
14であり、1度押されるとノーマルモードからセルフ
リモコンモードになり、押される毎に、スポット測距・
測光→マクロモード→∞モードと移り変わり、次に押さ
れるとノーマルモードに戻る。そして、SW9は、はフ
ラッシュスイッチ13であり、1度押されるとAUTO
モードから赤目軽減モードになり、押される毎にオフモ
ード→強制発光モードと移り変わり、次に押されるとA
UTOモードに戻る。
【0036】上記スイッチSW1、SW2、SW4は、
それぞれ起動スイッチであり、ナンドゲートNAを介し
てCPU36の割込み端子INTに接続されていると共
に、その入力端子PI1 、PI2 、PI7 にも直接接続
されている。尚、このCPU36には、EEPROM3
7も接続されている。ここで、CPU36への割込み
は、割込み端子INTへの入力が立上がることによって
かけられる。
それぞれ起動スイッチであり、ナンドゲートNAを介し
てCPU36の割込み端子INTに接続されていると共
に、その入力端子PI1 、PI2 、PI7 にも直接接続
されている。尚、このCPU36には、EEPROM3
7も接続されている。ここで、CPU36への割込み
は、割込み端子INTへの入力が立上がることによって
かけられる。
【0037】また、上記スイッチSW3、SW5は、コ
ンデンサと抵抗から成る微分回路を介してナンドゲート
NAに入力されている。上記スイッチSW5〜SW9
は、CPU36の入力端子PI7 〜PI12にそれぞれ接
続されている。LCD1はカメラ本体10の上面に設け
られている液晶表示装置であり、LCD2はファインダ
内液晶表示装置である。
ンデンサと抵抗から成る微分回路を介してナンドゲート
NAに入力されている。上記スイッチSW5〜SW9
は、CPU36の入力端子PI7 〜PI12にそれぞれ接
続されている。LCD1はカメラ本体10の上面に設け
られている液晶表示装置であり、LCD2はファインダ
内液晶表示装置である。
【0038】これらのLCD1とLCD2のうち、画面
表示以外のセグメントはCPU36の液晶表示用ポート
によって駆動され、それ以外は通常ポートによりその出
力がソフトコントロールされて駆動されるように構成さ
れている。
表示以外のセグメントはCPU36の液晶表示用ポート
によって駆動され、それ以外は通常ポートによりその出
力がソフトコントロールされて駆動されるように構成さ
れている。
【0039】液晶表示用電圧VLCDは、インターフェ
ースIC(以下MINKICと記す)38から供給され
る。VLCD電圧は、CPU36からMINKIC38
への通信によって可変とすることが可能であり、撮影者
が覗いているときは高い電圧、覗いていないときは低い
電圧と切換えて、ファインダ内液晶のコントラストを少
しでも高くする工夫をすることも可能である。
ースIC(以下MINKICと記す)38から供給され
る。VLCD電圧は、CPU36からMINKIC38
への通信によって可変とすることが可能であり、撮影者
が覗いているときは高い電圧、覗いていないときは低い
電圧と切換えて、ファインダ内液晶のコントラストを少
しでも高くする工夫をすることも可能である。
【0040】カメラの電源電池Eの出力は、ダイオード
D2及びコンデンサC2から成る安定化回路を介して、
CPU36に入力される。ここで、電圧の変動に対して
誤動作が生じやすい回路には、安定化回路によって安定
化された電源端子E1 から給電がなされ、その他の回路
には電源電池Eから直接給電がなされる。
D2及びコンデンサC2から成る安定化回路を介して、
CPU36に入力される。ここで、電圧の変動に対して
誤動作が生じやすい回路には、安定化回路によって安定
化された電源端子E1 から給電がなされ、その他の回路
には電源電池Eから直接給電がなされる。
【0041】フラッシュ(FL)回路39は、フラッシ
ュ撮影用の閃光放電管及びその制御回路を含むもので、
CPU36からの出力端子PO0 からの信号によって、
トランジスタTr1 をオン、オフさせ、フラッシュ発光
用メインコンデンサに高電圧を印加する昇圧動作を開始
する。それと共に、MINKIC38に通信して、NO
端子出力をオンすることによって、フラッシュを発光さ
せる。
ュ撮影用の閃光放電管及びその制御回路を含むもので、
CPU36からの出力端子PO0 からの信号によって、
トランジスタTr1 をオン、オフさせ、フラッシュ発光
用メインコンデンサに高電圧を印加する昇圧動作を開始
する。それと共に、MINKIC38に通信して、NO
端子出力をオンすることによって、フラッシュを発光さ
せる。
【0042】CPU36とMINKIC38との通信
は、CPU36のPO0 〜PO5 とMINKIC38の
D0 〜D3 の接続された4ビットデータラインとP
O6 、PO3 とALATCH、DLATCHの接続され
たアドレスラッチ制御ラインとデータラッチ制御ライン
を用いて、CPU36がMINKIC38の内蔵された
ラッチメモリに4ビットデータを転送することによって
行う。MINKIC38は、転送されたデータに基いて
内部の各機能を動作させ、MINKIC38の各端子状
態を決定する。
は、CPU36のPO0 〜PO5 とMINKIC38の
D0 〜D3 の接続された4ビットデータラインとP
O6 、PO3 とALATCH、DLATCHの接続され
たアドレスラッチ制御ラインとデータラッチ制御ライン
を用いて、CPU36がMINKIC38の内蔵された
ラッチメモリに4ビットデータを転送することによって
行う。MINKIC38は、転送されたデータに基いて
内部の各機能を動作させ、MINKIC38の各端子状
態を決定する。
【0043】通信プロトコルは、図8に示されるよう
に、先ず4ビットのアドレスデータがD0 〜D4 端子に
出力される。その後、ALATCHがH(ハイレベル)
→L(ローレベル)になり、H→LエッジによってMI
NKIC38のアドレスラッチにラッチされる。
に、先ず4ビットのアドレスデータがD0 〜D4 端子に
出力される。その後、ALATCHがH(ハイレベル)
→L(ローレベル)になり、H→LエッジによってMI
NKIC38のアドレスラッチにラッチされる。
【0044】次に、4ビットの転送データが出力された
後、DLATCHがH→Lになり、そのH→Lエッジに
よってMINKIC38のアドレスラッチによって選択
されたラッチメモリにラッチされる。
後、DLATCHがH→Lになり、そのH→Lエッジに
よってMINKIC38のアドレスラッチによって選択
されたラッチメモリにラッチされる。
【0045】図9(a)に、ラッチメモリの構成の概念
図を示す。このラッチメモリは、図示されるように、ア
ドレスデコーダ44、インバ―タ45、レジスタ46、
アンドゲート47、デコーダ48で構成される。このよ
うな構成をとることにより、CPUは、少ないポート数
にて多くの端子制御を行うことができる。
図を示す。このラッチメモリは、図示されるように、ア
ドレスデコーダ44、インバ―タ45、レジスタ46、
アンドゲート47、デコーダ48で構成される。このよ
うな構成をとることにより、CPUは、少ないポート数
にて多くの端子制御を行うことができる。
【0046】MINKIC38内には、図9(b)に示
されるように、ラッチメモリ49の出力値をD/A変換
するD/Aコンバータ50と、コンパレータ51が内蔵
されている。このコンパレータ51にて、D/Aの値と
ST端子入力値が比較され、その比較結果がCPO端子
を通じてCPU36の入力ポートPI13に入力される。
されるように、ラッチメモリ49の出力値をD/A変換
するD/Aコンバータ50と、コンパレータ51が内蔵
されている。このコンパレータ51にて、D/Aの値と
ST端子入力値が比較され、その比較結果がCPO端子
を通じてCPU36の入力ポートPI13に入力される。
【0047】モータブリッジIC(MD)40は、フィ
ルム巻上げ用のモータM1 と、ピント調整用レンズ駆動
モータM2 と、シャッタ開閉用プランジャSPを駆動す
るものである。CPU36−MINKIC38の通信に
よって、MINKIC38のN1 、N2 、N3 、N4 、
P1 、P2 、P3 、P4 の各出力ポートを制御すること
により、フィルムの巻上げ、巻戻し、ピント調節、並び
にシャッタ開閉が行われる。
ルム巻上げ用のモータM1 と、ピント調整用レンズ駆動
モータM2 と、シャッタ開閉用プランジャSPを駆動す
るものである。CPU36−MINKIC38の通信に
よって、MINKIC38のN1 、N2 、N3 、N4 、
P1 、P2 、P3 、P4 の各出力ポートを制御すること
により、フィルムの巻上げ、巻戻し、ピント調節、並び
にシャッタ開閉が行われる。
【0048】フィルム感度読取り用スイッチSDX1 、
SDX2 、SDX3 、SDX4 は、図示されないフィル
ムのパトローネに予め記憶されたフィルム感度に関する
情報を読取り、その情報に応じて開閉状態を設定するス
イッチである。各スイッチによる4ビットデジタルコー
ド情報は、MINKIC38のDX1 、DX2 、D
X3 、DX4 端子入力される。そして、MINKIC3
8のチップイネーブルに応答して、数100μsec間
だけ、D0 、D1 、D2 、D3 端子に出力される。CP
U36は、その間のみ、PO1 、PO2 、PO3 、PO
4 、PO5 を入力ポートとして上記4ビットコードを読
取り、フィルム感度情報を得る。尚、この間にMINK
IC38では、内部のラッチメモリの内容が全て所定の
値に設定される。
SDX2 、SDX3 、SDX4 は、図示されないフィル
ムのパトローネに予め記憶されたフィルム感度に関する
情報を読取り、その情報に応じて開閉状態を設定するス
イッチである。各スイッチによる4ビットデジタルコー
ド情報は、MINKIC38のDX1 、DX2 、D
X3 、DX4 端子入力される。そして、MINKIC3
8のチップイネーブルに応答して、数100μsec間
だけ、D0 、D1 、D2 、D3 端子に出力される。CP
U36は、その間のみ、PO1 、PO2 、PO3 、PO
4 、PO5 を入力ポートとして上記4ビットコードを読
取り、フィルム感度情報を得る。尚、この間にMINK
IC38では、内部のラッチメモリの内容が全て所定の
値に設定される。
【0049】フォトダイオードD1は、MINKIC3
8からの基準電圧Vref 端子にそのカソードが、SPD
端子にアノードが接続されている。フォトダイオードD
1の出力は、MINKIC38の内部の測光回路によっ
て対数圧縮され、対数圧縮された出力がコンパレータに
よって温度比例DAC出力と比較され、その結果がCP
Oに出力される。CPU36は、CPO出力状態をモニ
タしつつ、通信によって温度比例DACの設定値を変更
し、いわゆる逐次比較型のA/D動作を行うことで測光
値のデジタル値を取込む。尚、SPOは、この他にもい
ろいろなコンパレータ出力のワイアードオアとなってい
るので、CPU36は予め通信によってどのコンパレー
タを使用するかを選択していることは言うまでもない。
このように、ワイアードにすることによって、結果とし
てMINKIC38のピン数及びCPU36の使用ポー
ト数を激減させることができる。以上、CPU36は、
フィルム感度情報、測光情報、更には後述する測距情報
から露出演算を行い、シャッタ制御する。
8からの基準電圧Vref 端子にそのカソードが、SPD
端子にアノードが接続されている。フォトダイオードD
1の出力は、MINKIC38の内部の測光回路によっ
て対数圧縮され、対数圧縮された出力がコンパレータに
よって温度比例DAC出力と比較され、その結果がCP
Oに出力される。CPU36は、CPO出力状態をモニ
タしつつ、通信によって温度比例DACの設定値を変更
し、いわゆる逐次比較型のA/D動作を行うことで測光
値のデジタル値を取込む。尚、SPOは、この他にもい
ろいろなコンパレータ出力のワイアードオアとなってい
るので、CPU36は予め通信によってどのコンパレー
タを使用するかを選択していることは言うまでもない。
このように、ワイアードにすることによって、結果とし
てMINKIC38のピン数及びCPU36の使用ポー
ト数を激減させることができる。以上、CPU36は、
フィルム感度情報、測光情報、更には後述する測距情報
から露出演算を行い、シャッタ制御する。
【0050】PI1 、PI2 及びPI3 は、それぞれ巻
上げ、巻戻し量検出用フォトインタラプタ、ピント調節
レンズ駆動量検出用フォトインタラプタ及び露出タイミ
ング検出用フォトインタラプタである。それぞれのフォ
トトランジスタのコレクタは、ピン数、配線数削減のた
めに1本にまとられ、ワイアードオアの形式になってM
INKIC38のPIIN端子の内に入っている。MI
NKIC38内では、これらの信号をコンパレータで各
PIに対応したスレッシュレベルと比較し、波形整形し
た後にCPO端子より出力する。
上げ、巻戻し量検出用フォトインタラプタ、ピント調節
レンズ駆動量検出用フォトインタラプタ及び露出タイミ
ング検出用フォトインタラプタである。それぞれのフォ
トトランジスタのコレクタは、ピン数、配線数削減のた
めに1本にまとられ、ワイアードオアの形式になってM
INKIC38のPIIN端子の内に入っている。MI
NKIC38内では、これらの信号をコンパレータで各
PIに対応したスレッシュレベルと比較し、波形整形し
た後にCPO端子より出力する。
【0051】各PIの選択は、PL0 、PL1 、PL 2
端子のオン、オフによって行っている。PL0 、PL
1 、PL 2 端子はそれぞれ定電流源ポートであり、各P
Iの赤外発光ダイオードIREDを定電流ドライブする
ことができる。
端子のオン、オフによって行っている。PL0 、PL
1 、PL 2 端子はそれぞれ定電流源ポートであり、各P
Iの赤外発光ダイオードIREDを定電流ドライブする
ことができる。
【0052】このようにして、CPU36は、通信によ
ってPL0 、PL1 、PL 2 端子を順次オン、オフ制御
することにより、各シーケンスに於ける必要な駆動量及
びタイミングを知ることができる。
ってPL0 、PL1 、PL 2 端子を順次オン、オフ制御
することにより、各シーケンスに於ける必要な駆動量及
びタイミングを知ることができる。
【0053】AF部41は、被写体までの距離を測定す
るものであり、位置検出素子PSDが、Vref 端子、P
SD1 、PSD2 端子に接続されており、IRD1 端子
はIREDをドライブするトランジスタTr3 に接続さ
れている。
るものであり、位置検出素子PSDが、Vref 端子、P
SD1 、PSD2 端子に接続されており、IRD1 端子
はIREDをドライブするトランジスタTr3 に接続さ
れている。
【0054】CPU36は、MINKIC38に測距回
数を通信によって指示すると、その回数だけIREDが
パルス発光し、それに同期して得られたPSD光電流出
力PSD1 、PSD2 の比演算結果が、図示されない積
分コンデンサに蓄積される。蓄積されたコンデンサ電荷
は、CPU36からの通信によってディスチャージされ
る。ここで、ディスチャージされてしまうと、CPO端
子がHからLに変化する。CPU36は、ディスチャー
ジのための通信開始から、CPOがH→Lに変化するま
での時間をカウントし、それを測距データとする。
数を通信によって指示すると、その回数だけIREDが
パルス発光し、それに同期して得られたPSD光電流出
力PSD1 、PSD2 の比演算結果が、図示されない積
分コンデンサに蓄積される。蓄積されたコンデンサ電荷
は、CPU36からの通信によってディスチャージされ
る。ここで、ディスチャージされてしまうと、CPO端
子がHからLに変化する。CPU36は、ディスチャー
ジのための通信開始から、CPOがH→Lに変化するま
での時間をカウントし、それを測距データとする。
【0055】EYES42は、カメラのファインダを撮
影者が覗いているか否か検知するためのIREDとフォ
トトランジスタのセットから成る回路である。IRED
から投射された赤外光が、撮影者の顔面にあたって反射
され、その反射光がフォトトランシスタにて検知される
と、ファインダを覗いていると判断する。IREDは、
CPU36がMINKIC38に通信してオン、オフパ
ルスドライブする。また、フォトトランジスタ出力は、
MINKIC38内で波形整形された後にもCPOに出
力される。HLDS43は、上述と同様の動作によっ
て、撮影者の手からの反射光の有無により、カメラがホ
ールドされているか否かの判断をするための回路であ
る。以上のようにして、CPU36はカメラを撮影者が
ホールドしファインダを覗いているか否か知ることがで
きる。
影者が覗いているか否か検知するためのIREDとフォ
トトランジスタのセットから成る回路である。IRED
から投射された赤外光が、撮影者の顔面にあたって反射
され、その反射光がフォトトランシスタにて検知される
と、ファインダを覗いていると判断する。IREDは、
CPU36がMINKIC38に通信してオン、オフパ
ルスドライブする。また、フォトトランジスタ出力は、
MINKIC38内で波形整形された後にもCPOに出
力される。HLDS43は、上述と同様の動作によっ
て、撮影者の手からの反射光の有無により、カメラがホ
ールドされているか否かの判断をするための回路であ
る。以上のようにして、CPU36はカメラを撮影者が
ホールドしファインダを覗いているか否か知ることがで
きる。
【0056】尚、図6及び図7では、AF部41内に一
対のIREDとPSDのみが示されており、またそのM
INKIC38との接続も1つであるが、同実施例では
全部で5セットにIREDとPSDがあり、測距ポイン
トは全部は5つある。そしてそのそれぞれが、図4に示
される表示用セグメントS20に対応している。5つの
測距ポイントは、CPU36が通信を行うことにより、
選択することができる。次に、図11及び図12のフロ
ーチャートを参照して、CPU36による充電制御を説
明する。
対のIREDとPSDのみが示されており、またそのM
INKIC38との接続も1つであるが、同実施例では
全部で5セットにIREDとPSDがあり、測距ポイン
トは全部は5つある。そしてそのそれぞれが、図4に示
される表示用セグメントS20に対応している。5つの
測距ポイントは、CPU36が通信を行うことにより、
選択することができる。次に、図11及び図12のフロ
ーチャートを参照して、CPU36による充電制御を説
明する。
【0057】初めに、ステップS1にて、CPU36
は、トランジスタTr1 のオン時間TONとオフ時間T
OFF を設定する。これはイニシャル値であり、CPU3
6のROMまたはEEPROM37に書込まれた値を参
照して決定する。次いで、ステップS2にて、上記ステ
ップS1で設定されたパルス駆動を行う。
は、トランジスタTr1 のオン時間TONとオフ時間T
OFF を設定する。これはイニシャル値であり、CPU3
6のROMまたはEEPROM37に書込まれた値を参
照して決定する。次いで、ステップS2にて、上記ステ
ップS1で設定されたパルス駆動を行う。
【0058】その後、ステップS3にて、抵抗R2 、R
3 の分圧比をMINKIC38のSTを通してモニタす
ることにより、ストロボ充電電圧が50V以上か否かを
チェックする。MINKIC38内には、D/Aコンバ
ータ50及びコンパレータ51が内蔵されており、D/
A変換された値とST端子入力値をコンパレータ51で
比較し、その比較結果がCPO端子を通じてCPU36
の入力ポートPI13に入力される(図9(b)参照)。
ここで、ストロボ充電電圧が50V以上ならば、ステッ
プS5へ進み、50V以上でないならばステップS4へ
進む。ステップS4では、ストロボ充電電圧が50V以
上でなく、それがPO0 端子駆動後5秒以上経過してい
れば、ストロボ充電回路故障としてステップS17に移
行して充電を終了する。このようにして、発熱、発火の
不具合の招来を防ぐ。一方、ステップS5では、TON時
間、TOFF 時間を変更する。このようにして、ストロボ
チャージ電圧に見合ったデューティ、周波数の駆動を行
うことにより、ストロボチャージスピード及び効率に於
いて、最適の昇圧動作をCPU36にさせることができ
る。設定値はROM固定でも良いし、昇圧トランスやト
ランジスタの種類にマッチングさせるためにEEPRO
M37の値としてもよい。また、バッテリの種類や、消
費量に応じて、上記パラメータを可変にできるよう、ソ
フトウエアを構成するのも好ましい。
3 の分圧比をMINKIC38のSTを通してモニタす
ることにより、ストロボ充電電圧が50V以上か否かを
チェックする。MINKIC38内には、D/Aコンバ
ータ50及びコンパレータ51が内蔵されており、D/
A変換された値とST端子入力値をコンパレータ51で
比較し、その比較結果がCPO端子を通じてCPU36
の入力ポートPI13に入力される(図9(b)参照)。
ここで、ストロボ充電電圧が50V以上ならば、ステッ
プS5へ進み、50V以上でないならばステップS4へ
進む。ステップS4では、ストロボ充電電圧が50V以
上でなく、それがPO0 端子駆動後5秒以上経過してい
れば、ストロボ充電回路故障としてステップS17に移
行して充電を終了する。このようにして、発熱、発火の
不具合の招来を防ぐ。一方、ステップS5では、TON時
間、TOFF 時間を変更する。このようにして、ストロボ
チャージ電圧に見合ったデューティ、周波数の駆動を行
うことにより、ストロボチャージスピード及び効率に於
いて、最適の昇圧動作をCPU36にさせることができ
る。設定値はROM固定でも良いし、昇圧トランスやト
ランジスタの種類にマッチングさせるためにEEPRO
M37の値としてもよい。また、バッテリの種類や、消
費量に応じて、上記パラメータを可変にできるよう、ソ
フトウエアを構成するのも好ましい。
【0059】そして、ステップS6でパルス駆動を行う
と、ステップS7に於いてストロボ充電圧をモニタす
る。ここでは、上述したステップS3と同様にして、ス
トロボ充電電圧が100V以上であるか否かをチェック
する。ストロボ充電電圧が100V以上でない場合は、
ステップS8に進んでストロボチャージ開始より30秒
以上かかっているか否かをチェックする。ここで、30
秒以上経過している場合はS、ステップS17に移行し
てチャージ動作を停止する。
と、ステップS7に於いてストロボ充電圧をモニタす
る。ここでは、上述したステップS3と同様にして、ス
トロボ充電電圧が100V以上であるか否かをチェック
する。ストロボ充電電圧が100V以上でない場合は、
ステップS8に進んでストロボチャージ開始より30秒
以上かかっているか否かをチェックする。ここで、30
秒以上経過している場合はS、ステップS17に移行し
てチャージ動作を停止する。
【0060】一方、上記ステップS7でストロボ充電電
圧が100V以上である場合は、ステップS9に進んで
TON時間、TOFF 時間を再度変更する。次いで、ステッ
プS10で上記ステップS6と同様にパルス駆動を行っ
た後、ステップS11に於いてストロボ充電圧をモニタ
して、ストロボ充電電圧が200V以上であるか否かを
チェックする。ストロボ充電電圧が200V以上でない
場合は、ステップS12に進んでストロボチャージ開始
より30秒以上かかっているか否かをチェックする。こ
こで、30秒以上経過している場合はステップS17に
移行してチャージ動作を停止する。
圧が100V以上である場合は、ステップS9に進んで
TON時間、TOFF 時間を再度変更する。次いで、ステッ
プS10で上記ステップS6と同様にパルス駆動を行っ
た後、ステップS11に於いてストロボ充電圧をモニタ
して、ストロボ充電電圧が200V以上であるか否かを
チェックする。ストロボ充電電圧が200V以上でない
場合は、ステップS12に進んでストロボチャージ開始
より30秒以上かかっているか否かをチェックする。こ
こで、30秒以上経過している場合はステップS17に
移行してチャージ動作を停止する。
【0061】上記ステップS11にて、ストロボ充電電
圧が200V以上である場合は、ステップS13に進ん
でTON時間、TOFF 時間を更に変更する。次いで、ステ
ップS14にてパルス駆動を行った後、ステップS15
に於いてストロボ充電圧をモニタする。ここでは、スト
ロボ充電電圧が300V以上であるか否かをチェックす
る。ストロボ充電電圧が300V以上でない場合は、ス
テップS16に進んでストロボチャージ開始より30秒
以上かかっているか否かをチェックする。ここで、30
秒以上経過している場合はステップS17に移行する。
ステップS17では、PO0 端子をLにして、チャージ
動作を停止する。この後、リターンする。
圧が200V以上である場合は、ステップS13に進ん
でTON時間、TOFF 時間を更に変更する。次いで、ステ
ップS14にてパルス駆動を行った後、ステップS15
に於いてストロボ充電圧をモニタする。ここでは、スト
ロボ充電電圧が300V以上であるか否かをチェックす
る。ストロボ充電電圧が300V以上でない場合は、ス
テップS16に進んでストロボチャージ開始より30秒
以上かかっているか否かをチェックする。ここで、30
秒以上経過している場合はステップS17に移行する。
ステップS17では、PO0 端子をLにして、チャージ
動作を停止する。この後、リターンする。
【0062】次に、図10の測距回路図と図13及び図
14のフローチャート、及び図15のタイミングチャー
トを参照して、CPU36によるAF動作制御を説明す
る。ステップS21〜S27では、各画面サイズに応じ
て、測距の投光、積分回数Nを決定する。一般に、投
光、積分回数が多ければ多い程、測距精度は向上する。
測距精度と投光、積分回数の間には、数1に示される関
係式が成立する。
14のフローチャート、及び図15のタイミングチャー
トを参照して、CPU36によるAF動作制御を説明す
る。ステップS21〜S27では、各画面サイズに応じ
て、測距の投光、積分回数Nを決定する。一般に、投
光、積分回数が多ければ多い程、測距精度は向上する。
測距精度と投光、積分回数の間には、数1に示される関
係式が成立する。
【0063】
【数1】
【0064】パノラマサイズ、ハイビジョンサイズ、ハ
ーフサイズに於いては、フルサイズ撮影時よりも、ネガ
の拡大率が大きいために最大許容錯乱円の大きさは逆に
小さくなる。そのため、フルサイズと同程度の写りにす
るためには、測距精度を向上させる必要が生じる。フル
サイズ撮影時の投光、積分回数をNF とすると、第2の
画面サイズの場合に必要な投光、積分回数N2 は数2に
示される関係式を目安とするのが望ましい。但し、投
光、積分回数が多くなればなる程、レリーズタイムラグ
が大きくなるので、適当なバランスが必要である。
ーフサイズに於いては、フルサイズ撮影時よりも、ネガ
の拡大率が大きいために最大許容錯乱円の大きさは逆に
小さくなる。そのため、フルサイズと同程度の写りにす
るためには、測距精度を向上させる必要が生じる。フル
サイズ撮影時の投光、積分回数をNF とすると、第2の
画面サイズの場合に必要な投光、積分回数N2 は数2に
示される関係式を目安とするのが望ましい。但し、投
光、積分回数が多くなればなる程、レリーズタイムラグ
が大きくなるので、適当なバランスが必要である。
【0065】
【数2】
【0066】あまり大きな数にしすぎると、積分コンデ
ンサがハードウエア上の制約にて飽和してしまうことが
あるが、そのような場合には、同じ測距シーケンスを複
数回行い、その結果の平均をとるようにすれば良い。何
れにしても、ここでは説明をを簡便にするため、積分コ
ンデンサは十分大きなものとし、ハードウエア上の制約
はないものとする。以上の事由により、上記ステップS
21〜S27で、画面サイズに応じた投光、積分回数が
決定される。
ンサがハードウエア上の制約にて飽和してしまうことが
あるが、そのような場合には、同じ測距シーケンスを複
数回行い、その結果の平均をとるようにすれば良い。何
れにしても、ここでは説明をを簡便にするため、積分コ
ンデンサは十分大きなものとし、ハードウエア上の制約
はないものとする。以上の事由により、上記ステップS
21〜S27で、画面サイズに応じた投光、積分回数が
決定される。
【0067】次に、ステップS28にて、CPU36は
MINKIC38と通信し、ラッチメモリ49のビット
LMIを立ててRSW1 をオンする。すると、帰還回路
を構成するオペアンプOP1及びOP2の出力ドライブ
能力が増え、ホールドコンデンサCH1及びCH2を急速に
充放電できるドライブ能力をもつ。これによって、PS
Dからの背景光電流に相当する量を、コンデンサCH1、
CH2に瞬時に記憶し、背景光電流成分を抜取ることがで
きる。そして、所定時間経過後、CPU通信によりLM
1をオフさせて、急速チャージ状態からノーマルチャー
ジ状態にする。これによって、オペアンプOP1、OP
2のドライブ能力は減り、急速なPSD光電流入力には
応答しない状態となる。
MINKIC38と通信し、ラッチメモリ49のビット
LMIを立ててRSW1 をオンする。すると、帰還回路
を構成するオペアンプOP1及びOP2の出力ドライブ
能力が増え、ホールドコンデンサCH1及びCH2を急速に
充放電できるドライブ能力をもつ。これによって、PS
Dからの背景光電流に相当する量を、コンデンサCH1、
CH2に瞬時に記憶し、背景光電流成分を抜取ることがで
きる。そして、所定時間経過後、CPU通信によりLM
1をオフさせて、急速チャージ状態からノーマルチャー
ジ状態にする。これによって、オペアンプOP1、OP
2のドライブ能力は減り、急速なPSD光電流入力には
応答しない状態となる。
【0068】次いで、ステップS29でCPU通信によ
りLM3をオンさせて積分コンデンサをリセットする。
そして、所定時間後LM3をオフする。ステップS30
では、投光、積分カンウンタNC=0とする。こうして
ステップS31でCPU通信し、先ずLM4をオンし、
D0 端子によって直接IRED駆動できるようにする。
りLM3をオンさせて積分コンデンサをリセットする。
そして、所定時間後LM3をオフする。ステップS30
では、投光、積分カンウンタNC=0とする。こうして
ステップS31でCPU通信し、先ずLM4をオンし、
D0 端子によって直接IRED駆動できるようにする。
【0069】ステップS32では、CPU36はD0 端
子をオン、オフ制御し、IREDをパルス駆動する。そ
れに同期してSW14をオン、オフし、更にそれに同期
して積分コンデンサには測距演算出力が積分される。そ
して、ステップS33で1回のIREDパルス駆動で、
NCをインクリメントする。この後、NCが所定回数N
に達するまで、ステップS32〜S34のループを回っ
て積分を行う。このステップS34に於いてNに達する
と、ステップS35に進んで、CPU通信によりLM4
をオフにし、投光不能とする。
子をオン、オフ制御し、IREDをパルス駆動する。そ
れに同期してSW14をオン、オフし、更にそれに同期
して積分コンデンサには測距演算出力が積分される。そ
して、ステップS33で1回のIREDパルス駆動で、
NCをインクリメントする。この後、NCが所定回数N
に達するまで、ステップS32〜S34のループを回っ
て積分を行う。このステップS34に於いてNに達する
と、ステップS35に進んで、CPU通信によりLM4
をオフにし、投光不能とする。
【0070】ステップS36では、CPU通信によりL
M5とし、積分コンデンサのディスチャージを開始す
る。次いで、ステップS37にて、ディスチャージ開始
と共にCPU36はカウントを開始する。そして、ステ
ップS38に於いて、CPOがH→Lに反転するまでカ
ウントを続ける。ここでは、CPOが反転した時点でカ
ウント終了する。
M5とし、積分コンデンサのディスチャージを開始す
る。次いで、ステップS37にて、ディスチャージ開始
と共にCPU36はカウントを開始する。そして、ステ
ップS38に於いて、CPOがH→Lに反転するまでカ
ウントを続ける。ここでは、CPOが反転した時点でカ
ウント終了する。
【0071】こうして、ステップS39にて、上記カウ
ント値に(100/N)をかけることにより、投光回数
によらない測距データAFを計算する。この後、リター
ンする。
ント値に(100/N)をかけることにより、投光回数
によらない測距データAFを計算する。この後、リター
ンする。
【0072】図16は、ファインダ内表示用液晶の配線
を示した図である。同図に於いて、PCOM、PSEG
はCPU36の通常ポートを表し、COM、SEGは液
晶表示用ポートを表している。
を示した図である。同図に於いて、PCOM、PSEG
はCPU36の通常ポートを表し、COM、SEGは液
晶表示用ポートを表している。
【0073】このように配線することにより、画面サイ
ズ等の重要な部分のコントラストは、CPUの通常ポー
トを使用したスタティック駆動、そうでない部分はファ
インダ外の液晶表示と共通に1/3バイアス、1/3デ
ューティ等のダイナミック駆動とすることができる。し
たがって、カメラのスペース上、或いはCPUの数上の
駆動能力の限界内で、最も多くのファインダ内表示を行
うことができる。
ズ等の重要な部分のコントラストは、CPUの通常ポー
トを使用したスタティック駆動、そうでない部分はファ
インダ外の液晶表示と共通に1/3バイアス、1/3デ
ューティ等のダイナミック駆動とすることができる。し
たがって、カメラのスペース上、或いはCPUの数上の
駆動能力の限界内で、最も多くのファインダ内表示を行
うことができる。
【0074】図17は、ハイビジョンモードに於ける一
例を示したもので、同図(a)はファインダ内LCD表
示であり、同図(b)はファインダ内LCD表示波形を
示したものである。次に、図18のフローチャートを参
照して、同実施例のカメラを制御するCPUの動作につ
いて説明する。
例を示したもので、同図(a)はファインダ内LCD表
示であり、同図(b)はファインダ内LCD表示波形を
示したものである。次に、図18のフローチャートを参
照して、同実施例のカメラを制御するCPUの動作につ
いて説明する。
【0075】先ず、電池が装着されることによるパワー
オンリセットによって回路がリセットされ、次にステッ
プS41にてCPU36の入出力ポート及びメモリが全
て初期設定される。次いで、ステップS42にて、4分
及び4時間後に割込みがかかるよう、4分及び4時間後
に割込みをそれぞれ許可し、割込みタイマをそれぞれス
タートさせる。
オンリセットによって回路がリセットされ、次にステッ
プS41にてCPU36の入出力ポート及びメモリが全
て初期設定される。次いで、ステップS42にて、4分
及び4時間後に割込みがかかるよう、4分及び4時間後
に割込みをそれぞれ許可し、割込みタイマをそれぞれス
タートさせる。
【0076】ステップS43では、画面モードをPI3
〜PI6 の各ポート状態から判断し、それに対応した表
示データメモリの書変えを行う。そして、ステップS4
4にて、表示データメモリに従って、表示をLCD1及
びLCD2に対して行う。次いで、ステップS45で
は、フラッシュ回路39の昇圧動作を開始し、所定電圧
値にて停止する。
〜PI6 の各ポート状態から判断し、それに対応した表
示データメモリの書変えを行う。そして、ステップS4
4にて、表示データメモリに従って、表示をLCD1及
びLCD2に対して行う。次いで、ステップS45で
は、フラッシュ回路39の昇圧動作を開始し、所定電圧
値にて停止する。
【0077】ステップS46では、CPU36の割込み
端子(INT)への回部からの割込みを許可する。そし
て、ステップS47に於いて、撮影者がファインダを覗
いていることが検知されると、フラグEYESFをオン
する。ここで検知されないと、オフする。次いで、ステ
ップS48にて、撮影者がカメラをホールドしているこ
とが検知されるとフラグHLDSFをオンし、検知され
ないとオフする。
端子(INT)への回部からの割込みを許可する。そし
て、ステップS47に於いて、撮影者がファインダを覗
いていることが検知されると、フラグEYESFをオン
する。ここで検知されないと、オフする。次いで、ステ
ップS48にて、撮影者がカメラをホールドしているこ
とが検知されるとフラグHLDSFをオンし、検知され
ないとオフする。
【0078】ステップS49では、上記EYESF、H
LDSFの何れかがオンしているかをチェックする。何
れかがオンしていれば、ステップS51及びS52によ
って測距、測光動作を行い、それぞれの値をメモリに記
憶する。次いで、ステップS53にて、最も近距離の測
距ポイントを選択し、このポイントを表示データメモリ
に書込む。
LDSFの何れかがオンしているかをチェックする。何
れかがオンしていれば、ステップS51及びS52によ
って測距、測光動作を行い、それぞれの値をメモリに記
憶する。次いで、ステップS53にて、最も近距離の測
距ポイントを選択し、このポイントを表示データメモリ
に書込む。
【0079】一方、上記ステップS49に於いて、EY
ESF、HLDSFの何れもオンでなければステップS
50へ移行して、T秒待った後ステップS47へ戻る。
ここでは、イニシャライズ値としてT=0.5である。
次に、各割込みについて説明する。図19は、4分間割
込みが入った場合のフローチャートである。
ESF、HLDSFの何れもオンでなければステップS
50へ移行して、T秒待った後ステップS47へ戻る。
ここでは、イニシャライズ値としてT=0.5である。
次に、各割込みについて説明する。図19は、4分間割
込みが入った場合のフローチャートである。
【0080】ステップS61では、LCD1及びLCD
2の表示を、全てオフにする。その後、ステップS62
にて、アイ・センス、ホールド・センスの周期T=1と
し、1秒にする。この後、リターンする。図20は、4
分間割込みが入った場合のフローチャートである。ステ
ップS71にて、メモリ・ポートのイニシャライズがな
されると、ストップモードに入り、低消費電流状態にな
る。また、図21は、外部割込みが入った場合のフロー
チャートである。
2の表示を、全てオフにする。その後、ステップS62
にて、アイ・センス、ホールド・センスの周期T=1と
し、1秒にする。この後、リターンする。図20は、4
分間割込みが入った場合のフローチャートである。ステ
ップS71にて、メモリ・ポートのイニシャライズがな
されると、ストップモードに入り、低消費電流状態にな
る。また、図21は、外部割込みが入った場合のフロー
チャートである。
【0081】シャッタレリーズ釦11の押圧、トリミン
グ釦のスライド、フィルムの巻上げ、及び裏蓋の開閉の
何れかによってCPU36の割込み端子に外部割込みが
かかると、ステップS81にてその他の外部割込みを禁
止する。そして、ステップS82に進んで、巻上げスイ
ッチSW4の開閉状態を検出する。上記スイッチSW4
がオフし、フィルムの巻上げ完了していれば、ステップ
S83に進んでDXコードの情報を入力する。完了して
いなければ巻上げルーチンへ移行して、巻上げ動作を行
う。
グ釦のスライド、フィルムの巻上げ、及び裏蓋の開閉の
何れかによってCPU36の割込み端子に外部割込みが
かかると、ステップS81にてその他の外部割込みを禁
止する。そして、ステップS82に進んで、巻上げスイ
ッチSW4の開閉状態を検出する。上記スイッチSW4
がオフし、フィルムの巻上げ完了していれば、ステップ
S83に進んでDXコードの情報を入力する。完了して
いなければ巻上げルーチンへ移行して、巻上げ動作を行
う。
【0082】次に、ステップS84にて画面サイズ設定
スイッチ位置から設定画面サイズを入力し、その状態を
表示用メモリに書込む。そして、ステップS85にて裏
蓋スイッチSW5の開閉状態を検知し、裏蓋が開放され
ていて該裏ブタスイッチSW5がオンの場合、ステップ
S86に進んでフィルムの撮影枚数をカウントするフィ
ルムカウンタの値を“0”にする。一方、上記ステップ
S85にて、裏蓋が閉成されていて裏蓋スイッチSW5
がオフの場合は、ステップS86をジャンプしてステッ
プS87に進む。
スイッチ位置から設定画面サイズを入力し、その状態を
表示用メモリに書込む。そして、ステップS85にて裏
蓋スイッチSW5の開閉状態を検知し、裏蓋が開放され
ていて該裏ブタスイッチSW5がオンの場合、ステップ
S86に進んでフィルムの撮影枚数をカウントするフィ
ルムカウンタの値を“0”にする。一方、上記ステップ
S85にて、裏蓋が閉成されていて裏蓋スイッチSW5
がオフの場合は、ステップS86をジャンプしてステッ
プS87に進む。
【0083】ステップS87では、シャッタレリーズ釦
11に連動している測光スイッチSW1の開閉状態が検
知される。ここで、測光スイッチSW1がオフであれ
ば、図18のフローチャート中のステップS42に戻
る。また、オンしていれば、ステップS88へ進む。
11に連動している測光スイッチSW1の開閉状態が検
知される。ここで、測光スイッチSW1がオフであれ
ば、図18のフローチャート中のステップS42に戻
る。また、オンしていれば、ステップS88へ進む。
【0084】ステップS88では、アイセンスフラグE
YESF、ホールドフラグHLDSFが共にオンしてい
るかをチェックする。すなわち、撮影者がすでにカメラ
を構えて覗いている状態でないならば、ステップS89
へ進んで5点測距、測光を行い、そうでないならばステ
ップS90へジャンプする。このステップS90では、
測距、測光動作を停止する。
YESF、ホールドフラグHLDSFが共にオンしてい
るかをチェックする。すなわち、撮影者がすでにカメラ
を構えて覗いている状態でないならば、ステップS89
へ進んで5点測距、測光を行い、そうでないならばステ
ップS90へジャンプする。このステップS90では、
測距、測光動作を停止する。
【0085】次いで、ステップS91では、測距ポイン
トを示す表示メモリに測距ポイント情報を書込む。そし
て、ステップS92にて、LCD1及びLCD2に表示
する。こうして、ステップS93にて、レリーズスイッ
チの開閉を検知し、レリーズスイッチSW2がオンして
いればレリーズルーチンに飛び、露出動作に入る。一
方、レリーズスイッチSW2がオフしていれば、ステト
94に進んで再度測光スイッチSW4の状態を検知す
る。ここで、測光スイッチSW1がオンしていればステ
ップS93に戻り、オフしていれば上述した図18のフ
ローチャート中のステップS42にジャンプする。図2
2は、この発明の第3の実施例を示したものである。
トを示す表示メモリに測距ポイント情報を書込む。そし
て、ステップS92にて、LCD1及びLCD2に表示
する。こうして、ステップS93にて、レリーズスイッ
チの開閉を検知し、レリーズスイッチSW2がオンして
いればレリーズルーチンに飛び、露出動作に入る。一
方、レリーズスイッチSW2がオフしていれば、ステト
94に進んで再度測光スイッチSW4の状態を検知す
る。ここで、測光スイッチSW1がオンしていればステ
ップS93に戻り、オフしていれば上述した図18のフ
ローチャート中のステップS42にジャンプする。図2
2は、この発明の第3の実施例を示したものである。
【0086】ここでは、ファインダ液晶専用の表示用C
PU(HCPU)を用いている。HCPU51は、制御
用CPUのMCPU52とMINKIC53と同じよう
に、4ビットパラレル通信を行うことによってファイン
ダ内表示の表示動作を行う。通信によって得られるデー
タは、各点灯セグメントと点灯モードである。
PU(HCPU)を用いている。HCPU51は、制御
用CPUのMCPU52とMINKIC53と同じよう
に、4ビットパラレル通信を行うことによってファイン
ダ内表示の表示動作を行う。通信によって得られるデー
タは、各点灯セグメントと点灯モードである。
【0087】上記HCPU51は、内部に点灯形態(点
灯時間、消灯時間、点滅サイクル)モードがプログラム
されており、上記通信データに従ってファインダ内液晶
表示を行うように構成されている。図22に示される例
では、画面サイズは横線の画面遮光線の組によって表示
される。このような線にすることで、見かけ上のコント
ラストを上げることができ、撮影者に適確に撮影画面範
囲を知らしむることができる。またこの他にも、パララ
ックス補正表示をする際にも上下の表示する組の線の増
減を制御するだけで良く、画面遮光パターンとしては非
常に好都合である。
灯時間、消灯時間、点滅サイクル)モードがプログラム
されており、上記通信データに従ってファインダ内液晶
表示を行うように構成されている。図22に示される例
では、画面サイズは横線の画面遮光線の組によって表示
される。このような線にすることで、見かけ上のコント
ラストを上げることができ、撮影者に適確に撮影画面範
囲を知らしむることができる。またこの他にも、パララ
ックス補正表示をする際にも上下の表示する組の線の増
減を制御するだけで良く、画面遮光パターンとしては非
常に好都合である。
【0088】この第3の実施例では、上述した第2の実
施例と異なり、ここでは測距ターゲットマークもスタテ
ィック表示としてコントラストを高め、スポット測距モ
ード時等、撮影者が意図して測距するのに便利なように
工夫している。このように、ファインダ内でしか確認で
きず、撮影意図に直接関わってくる液晶セグメントはで
きるだけハイコントラストにするのが望ましい。図23
(a)及び(b)は、見かけ上のコントラストを高める
よう工夫した遮光パターンの別の例を表したものであ
る。
施例と異なり、ここでは測距ターゲットマークもスタテ
ィック表示としてコントラストを高め、スポット測距モ
ード時等、撮影者が意図して測距するのに便利なように
工夫している。このように、ファインダ内でしか確認で
きず、撮影意図に直接関わってくる液晶セグメントはで
きるだけハイコントラストにするのが望ましい。図23
(a)及び(b)は、見かけ上のコントラストを高める
よう工夫した遮光パターンの別の例を表したものであ
る。
【0089】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、液晶フ
ァインダ内の表示パターンのうち、撮影者に最も適確に
知らせる必要のある撮影画面を表示する表示パターンを
スタティック駆動し、その他の表示パターンはダイナミ
ック駆動するように構成したので、カメラの小型、携帯
性を損なわずに、必要な箇所は高コントラストで、その
他は高コントラストに準じたコントラストで多量にカメ
ラ情報に提供することが可能となる。
ァインダ内の表示パターンのうち、撮影者に最も適確に
知らせる必要のある撮影画面を表示する表示パターンを
スタティック駆動し、その他の表示パターンはダイナミ
ック駆動するように構成したので、カメラの小型、携帯
性を損なわずに、必要な箇所は高コントラストで、その
他は高コントラストに準じたコントラストで多量にカメ
ラ情報に提供することが可能となる。
【図1】この発明の第1の実施例で、カメラの液晶表示
装置の概念を示した図である。
装置の概念を示した図である。
【図2】この発明のカメラの液晶表示装置が適用された
第2の実施例で、(a)はカメラの外観斜視図、(b)
はカメラの後方より見た背面図である。
第2の実施例で、(a)はカメラの外観斜視図、(b)
はカメラの後方より見た背面図である。
【図3】(a)は第2の実施例のカメラに於けるファイ
ンダ光学系及び測距光学系、更にアイセンサ光学系、ホ
ールドセンサ光学系を示す断面図、(b)は同図(a)
に於ける1組のボロミラーを説明する斜視図である。
ンダ光学系及び測距光学系、更にアイセンサ光学系、ホ
ールドセンサ光学系を示す断面図、(b)は同図(a)
に於ける1組のボロミラーを説明する斜視図である。
【図4】第2の実施例に於けるファインダ液晶表示パタ
ーンを示した図である。
ーンを示した図である。
【図5】(a)はフルサイズ設定時の液晶表示を示した
図、(b)はハイビジョンサイズ設定時の液晶表示を示
した図、(c)はパノラマサイズ設定時の液晶表示を示
した図、(d)はハーフサイズ設定時の液晶表示を示し
た図である。
図、(b)はハイビジョンサイズ設定時の液晶表示を示
した図、(c)はパノラマサイズ設定時の液晶表示を示
した図、(d)はハーフサイズ設定時の液晶表示を示し
た図である。
【図6】第2の実施例のカメラの電気回路図である。
【図7】第2の実施例のカメラの電気回路図である。
【図8】パラレル通信プロトコルを示すタイミングチャ
ートである。
ートである。
【図9】(a)は図7のMINKIC内のラッチメモリ
の構成の概念を示す回路図、(b)はMINKIC内の
A/D変換回路ブロックである。
の構成の概念を示す回路図、(b)はMINKIC内の
A/D変換回路ブロックである。
【図10】図7のMINKIC内の測距回路の回路図で
ある。
ある。
【図11】図6のCPUによる充電制御を説明するフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図12】図6のCPUによる充電制御を説明するフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図13】図6のCPUによるAF動作制御を説明する
フローチャートである。
フローチャートである。
【図14】図6のCPUによるAF動作制御を説明する
フローチャートである。
フローチャートである。
【図15】図6のCPUによるAF動作制御を示すタイ
ミングチャートである。
ミングチャートである。
【図16】ファインダ内表示用液晶の配線を示した図で
ある。
ある。
【図17】ハイビジョンモードに於ける一例を示したも
ので、同図(a)はファインダ内LCD表示であり、同
図(b)はファインダ内LCD表示波形を示したもので
ある。
ので、同図(a)はファインダ内LCD表示であり、同
図(b)はファインダ内LCD表示波形を示したもので
ある。
【図18】第2の実施例のカメラを制御するCPUの動
作について説明するフローチャートである。
作について説明するフローチャートである。
【図19】4分間割込みが入った場合の動作を説明する
フローチャートである。
フローチャートである。
【図20】4分間割込みが入った場合の動作を説明する
フローチャートである。
フローチャートである。
【図21】外部割込みが入った場合の動作を説明するフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図22】この発明の第3の実施例を示したものでカメ
ラの液晶表示装置の概念図である。
ラの液晶表示装置の概念図である。
【図23】(a)及び(b)は見かけ上のコントラスト
を上げる液晶表示パターンの例を示した図である。
を上げる液晶表示パターンの例を示した図である。
1…液晶(LCD)表示装置、2…高コントラストセグ
メント群、2a…視野範囲、2b…測距ポイント、3…
低コントラストセグメント群、4…LCDドライバ、1
0…カメラ本体、11…シャッタレリーズ釦、12…撮
影画角・画面サイズ選択スライドスイッチ、13…フラ
ッシュスイッチ、14…サブジェクトスイッチ、15…
フラッシュ発光部、16…ファインダ窓、17…ファイ
ンダ採光窓、18a、18b…投受光窓、19…撮影レ
ンズ、20…測光窓、21…ホールド検知窓、21a…
プリズム、21b…投光素子、21c…受光素子、22
a、22b…投受光窓、23…対物レンズ、24、2
5、26、27…ボロミラー、28…接眼レンズ、29
…コンデンサレンズ、30…測距用発光ダイオード、3
1…投光レンズ、32…受光レンズ、33…測距用受光
素子、34a…赤外発光素子、34b…受光素子、36
…CPU、37…EEPROM、38…インターフェー
スIC(MINKIC)、39…フラッシュ(FL)回
路、40…モータブリッジIC(MD)、41…AF
部、42…EYES回路、43…HLDS回路、LCD
1、LCD2…液晶表示装置。
メント群、2a…視野範囲、2b…測距ポイント、3…
低コントラストセグメント群、4…LCDドライバ、1
0…カメラ本体、11…シャッタレリーズ釦、12…撮
影画角・画面サイズ選択スライドスイッチ、13…フラ
ッシュスイッチ、14…サブジェクトスイッチ、15…
フラッシュ発光部、16…ファインダ窓、17…ファイ
ンダ採光窓、18a、18b…投受光窓、19…撮影レ
ンズ、20…測光窓、21…ホールド検知窓、21a…
プリズム、21b…投光素子、21c…受光素子、22
a、22b…投受光窓、23…対物レンズ、24、2
5、26、27…ボロミラー、28…接眼レンズ、29
…コンデンサレンズ、30…測距用発光ダイオード、3
1…投光レンズ、32…受光レンズ、33…測距用受光
素子、34a…赤外発光素子、34b…受光素子、36
…CPU、37…EEPROM、38…インターフェー
スIC(MINKIC)、39…フラッシュ(FL)回
路、40…モータブリッジIC(MD)、41…AF
部、42…EYES回路、43…HLDS回路、LCD
1、LCD2…液晶表示装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/18 G02F 1/13 505 G03B 17/20 G09G 3/20 642
Claims (3)
- 【請求項1】 ファインダと、 上記ファインダ視野内に配置されたLCDと、 上記LCDを駆動するLCD駆動手段と、 撮影者が上記ファインダを覗いているか否かを検出する
アイセンサと、 上記アイセンサにより撮影者が上記ファインダを覗いて
いることを検出した場合は、ファインダを覗いていない
場合に比べて、上記LCDの表示コントラストを高くす
るように上記LCD駆動手段を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするカメラの液晶表示装置。 - 【請求項2】 ファインダと、 上記ファインダ視野内に配置され、コントラストを重視
する第1の表示セグメント群とそれとは別の第2の表示
セグメント群とを有するLCDと、 上記LCDの第1の表示セグメント群をスタティック駆
動し、上記LCDの第2の表示セグメント群をダイナミ
ック駆動するLCD駆動手段と、 撮影者が上記ファインダを覗いているか否かを検出する
アイセンサと、 上記アイセンサにより撮影者が上記ファインダを覗いて
いることを検出した場合は、ファインダを覗いていない
場合に比べて、上記LCDの表示コントラストを高くす
るように上記LCD駆動手段を制御する制御手段と、 を具備することを特徴とするカメラの液晶表示装置。 - 【請求項3】 上記LCD駆動手段はコントラストを高
くする際には上記LCDに印加する電圧を高くするよう
にしたことを特徴とする請求項1及び2に記載のカメラ
の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32681792A JP3244316B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | カメラの液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32681792A JP3244316B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | カメラの液晶表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06175602A JPH06175602A (ja) | 1994-06-24 |
JP3244316B2 true JP3244316B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=18192045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32681792A Expired - Fee Related JP3244316B2 (ja) | 1992-12-07 | 1992-12-07 | カメラの液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3244316B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4785536B2 (ja) * | 2006-01-06 | 2011-10-05 | キヤノン株式会社 | 撮像装置 |
-
1992
- 1992-12-07 JP JP32681792A patent/JP3244316B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06175602A (ja) | 1994-06-24 |
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