JP3244243U - イヤホン - Google Patents

Abstract

【課題】小型で快適に使用できるイヤホンを提供すること。【解決手段】ＢＡドライバーを備えたイヤホンを提供する。ＢＡドライバーの外装を1ｍｍから２ｍｍ程度の薄いものとして、外装を含めて小型のものとする。さらに放音のためのノズルを取り付けるが、ノズルの径を外装を含めたＢＡドライバーの外周よりも小さくしてイヤホン全体を外耳に装着できる程度に小型化する。これにより、装着時にイヤホンから耳にかかる圧力が小さなものとなり、抵抗なく快適に使用できるものとなる。【選択図】 図１

Description

本考案は、小型のイヤホンに関する。

従来、イヤホンはその大きさから、耳介に入れるための工夫がなされていた。ＢＡドライバーを使用すれば、対耳珠より内側に収まる寸法に小型化し音響的にも優れたものが提供できるが、具体的な方策は知られていなかった。従来の耳甲介内にフィットする形状で装着感を向上させたイヤホンでは外耳道の奥までノズルを差し込むことができず、鼓膜との距離が大きくなることにより、外耳道の形状や長さの個人差によって聞こえる音に違いがあった。

特開２０２２－７６０７４号公報

特開２０２３－４７３０１号公報

本考案は、小型のイヤホンを製造できるように試みるものである。

ＢＡドライバーを使用することで、小型かつ音響的に優れたイヤホンを提供する。ＢＡドライバー収容部の外装の壁厚を薄くし小型のものとすることで耳甲介内に収めることができ、イヤホン全体を外耳に装着できる程度に小型化することができる。そして、これにより、装着時に外部より耳介を圧迫されたときイヤホンから耳孔にかかる圧力が小さなものとなり、快適に使用できるものとなる。

放音のためのノズルを取り付けるが、ノズルの径を外装を含めたＢＡドライバーの外周よりも小さくするとともに、ノズル先端から後端までの全長（２０ｍｍ程度）を短くすることで対耳珠より飛び出さなくなる。イヤホンの装着にはシリコン製のイヤーピースを用いるが、小径のイヤーピースが使用可能で、これによりノズルを外耳道の第二カーブ付近まで届かせることができ、音の再現性が向上する。

小型のイヤホンであり、装着感のよいものである。多くのユーザーに利得がもたらされる。

図１は、イヤホンの全体図である。 図２は、ノズルを上にしたイヤホンの構造図である。 図３は、イヤホンのケーブルを上方にして装着した状態を示す図である。 図４は、イヤホンのケーブルを下方にして装着した状態を示す図である。

イヤホン１は、ＢＡドライバー２を備える。ＢＡドライバーの外装は薄く、小型を保つ。さらにノズルを取り付けても、全体が小型である。

以下、図面に基づいて実施例を説明する。図１は全体図である。図2はイヤホンの構造を示す。イヤホン１は、ＢＡドライバー２を備える。ＢＡドライバー２は外装を含めて小型である。

さらに、放音のためのノズル３を加えるが、全体として小型である。

図３及び図４は装着状態を示す。図に示すように、耳に不当な圧力を加えることなく装着できる。

１ イヤホン
２ ＢＡドライバー
３ ノズル

Claims (3)

1. ＢＡドライバーを備え、
   直方体形状の前記ＢＡドライバーの外装（ハウジング、シェル又はケース）を有し、前記外装は１～２ｍｍの厚みであることを特徴とするイヤホン。
2. さらに、前記ＢＡドライバーから放音するためのノズルを有することを特徴とする、請求項１に記載のイヤホン。
3. 前記外装及び前記ノズルを合わせた大きさが、耳甲介内に収容できなおかつ対耳珠より内側に収まるものであることを特徴とする、請求項２に記載のイヤホン。

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