JP3244215B2 - カップ式飲料自動販売機 - Google Patents

カップ式飲料自動販売機

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JP3244215B2
JP3244215B2 JP26163995A JP26163995A JP3244215B2 JP 3244215 B2 JP3244215 B2 JP 3244215B2 JP 26163995 A JP26163995 A JP 26163995A JP 26163995 A JP26163995 A JP 26163995A JP 3244215 B2 JP3244215 B2 JP 3244215B2
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孝夫 中林
光雄 鈴木
照夫 庭田
明久 南雲
功 山本
浩之 狩野
巌 右山
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東芝機器株式会社
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  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明はホット飲料やコー
ルド飲料をカップ内に収容して販売するカップ式飲料自
動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の自動販売機として、カップの底
部を支持するカップステージと、このカップステージの
上に配置したカップの上部をその両側からスプリングに
よる付勢力で弾性的に挾持する一対のカップフラッパー
とを有するカップ支持装置を備え、このカップ支持装置
をX軸方向とY軸方向とに移動可能に保持し、このカッ
プ支持装置で支持したカップをそのカップ支持装置と供
にX軸方向とY軸方向とに移動して、飲料の原料や湯、
水等を受け入れる各ポジションに搬送しながらそのポジ
ションでカップ内に原料や湯、水等を受け入れて飲料を
調製し、さらにカップ支持装置と供にそのカップを販売
口の内側のポジションにまで搬送して販売するようにし
たものが知られている。
【0003】複数品種の飲料を販売する自動販売機にお
いては、その飲料の品種に応じた大きさのカップが用意
され、販売される飲料の品種に応じてその各サイズのカ
ップが選択されてカップ支持装置に供給される。カップ
のサイズとしては、大サイズと並サイズとに大別され、
主にコールド飲料の場合には大サイズのカップが、ホッ
ト飲料の場合には並サイズのカップが用いられる。
【0004】そしてカップ支持装置にカップが供給され
ると、そのカップがカップステージの上に支持される。
この際、カップを挾持する一対のカップフラッパーは、
そのカップの外径よりも僅かに大きな間隔に開いてい
て、カップがカップステージの上に支持されたのちに、
両カップフラッパーが互いに閉じる方向に回動してカッ
プの上部をスプリングの付勢力を介して弾性的に挾持す
る。
【0005】そしてこの状態で、カップ支持装置が各ポ
ジションに搬送され、カップ内に原料や湯、水等が順次
注入されてホット飲料やコールド飲料が調製され、さら
にカップ支持装置が販売口の内側のポジションに搬送さ
れ、その販売口内に自動販売機の利用者が手先を差し込
んでカップを取り出すものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、カップ支持
装置にカップが供給される際には、まずカップ収納部か
ら所定の一つのカップが払い出される。そしてこのカッ
プが一対のカップフラッパーの内側を通してカップステ
ージの上に投入される。このとき、一対のカップフラッ
パーはその供給されるカップの上部の外径よりも僅かに
大きく開いていて、このカップフラッパーの内側をカッ
プが通ってカップステージの上に着地する。そしてこの
のち、カップフラッパーが互いに閉じる方向に回動し、
スプリングの付勢力でカップの上部の両側がその両カッ
プフラッパーで弾性的に挾持される。
【0007】ところが、カップは薄い紙やプラスチック
で形成された軽量のものであり、またカップがカップ収
納部から払い出されたときに静電気が発生して帯電する
ことがあり、これらの要因でカップがカップステージの
上に投入されたときにカップが斜めの姿勢でカップステ
ージの上に支持され、この誤った不適正な姿勢のままカ
ップフラッパーで挾持されてしまうことがある。
【0008】あるいは、カップがカップステージの上に
着地する際の衝撃でカップが上方に飛び跳ねたときに、
そのカップがカップフラッパーで挾持されてカップステ
ージから浮き上がった不安定な状態のまま支持されてし
まうことがある。
【0009】そしてこのような状態のまま、カップが各
ポジションに搬送され、この結果、原料や湯、水等の注
入時にそれがカップ内からこぼれ、所定の飲料を調製す
ることができなくなってしまうことがある。
【0010】一方、飲料の調製後にカップ支持装置と供
にカップが販売口の内側に搬送されるが、このカップは
その上部の両側が一対のカップフラッパーにより弾性的
に挾持されており、したがって自動販売機の利用者が販
売口からカップを取り出す際には、そのカップフラッパ
ーをその弾性力に抗して指先で外側に開く操作が必要
で、このためカップの取り出しが面倒で、またカップフ
ラッパーを外側に開く操作を行なわずにそのままカップ
を無理に引き出そうとすると、カップフラッパーの弾性
的な付勢力でカップが傾いて内部の飲料をこぼすような
取り出しミスを招いてしまう。
【0011】この発明はこのような点に着目してなされ
たもので、その目的の一つは、カップステージの上にカ
ップを受け入れる際に、カップを常に傾きや浮き上がり
のない適正な姿勢に保って支持することができるように
し、また他の一つの目的は、販売口からカップを取り出
す際にその取り出しを容易に行なえるようにすることに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に係る発明は、カップの底部を支持
するカップステージと、このカップステージの上方に位
置して左右に互いに対向し、かつ互いに連動して開閉す
ることによりカップをその両側から挾持する一対のカッ
プフラッパーと、これらカップフラッパーを開閉させる
開閉機構と、この開閉機構を制御する制御手段とを具備
し、前記カップフラッパーの上方からその両カップフラ
ッパー間を通して前記カップステージの上にカップを投
入し、このカップ介して飲料を販売するカップ式飲料自
動販売機において、カップステージの上にカップを受け
入れる際には、前記開閉機構により両カップフラッパー
を少なくとも2回以上開閉動作させるようにしたもので
ある。
【0013】請求項2に係る発明は、カップの底部を支
持するカップステージと、このカップステージの上方に
位置して左右に互いに対向し、かつ互いに連動して開閉
することによりカップをその両側から挾持する一対のカ
ップフラッパーと、これらカップフラッパーを開閉させ
る開閉機構と、この開閉機構を制御する制御手段とを具
備し、前記カップフラッパーの上方からその両カップフ
ラッパー間を通して前記カップステージの上にカップを
投入し、このカップを介して飲料を販売するカップ式飲
料自動販売機において、カップステージの上にカップを
受け入れる際には、前記開閉機構により前記カップフラ
ッパーの対向間の幅を、前記カップの中段部の外径の幅
よりも僅かに小さい幅に保つことにより、前記両カップ
フラッパー間にその上方から投入されるカップの中段部
を係止し、この係止後に両カップフラッパーを開いて前
記カップを解放することにより、前記カップを前記カッ
プステージの上に落下させ、この落下後に前記両カップ
フラッパーを閉じて前記カップの上部を前記両カップフ
ラッパーで挾持するようにしたものである。
【0014】請求項3に係る発明は、カップ収納部から
供給されるカップをカップ支持装置で支持し、このカッ
プ支持装置を搬送機構により飲料の原料や湯、水等を供
給する各ポジションに順次搬送して前記カップ内にその
原料や湯、水等を受け入れて飲料を調製し、この調製後
にカップ支持装置を販売口の内側に搬送して販売するカ
ップ式飲料自動販売機において、前記カップ支持装置
は、カップの底部を支持するカップステージと、このカ
ップステージの上方に位置して左右に互いに対向し、か
つ互いに連動して開閉することによりカップをその両側
から挾持する一対のカップフラッパーと、これらカップ
フラッパーを開閉させる開閉機構と、この開閉機構を制
御する制御手段とを具備し、カップステージの上にカッ
プを受け入れる際には、前記開閉機構により前記カップ
フラッパーの対向間の幅を、前記カップの中段部の外径
の幅とほぼ同じに保つことにより、前記両カップフラッ
パー間にその上方から投入されるカップの中段部を係止
し、この係止後に両カップフラッパーを開いて前記カッ
プを解放することにより、前記カップを前記カップステ
ージの上に落下させ、この落下後に前記両カップフラッ
パーを閉じて前記カップの上部を前記両カップフラッパ
ーで挾持するようにしたものである。
【0015】
【0016】請求項に係る発明は、カップ収納部から
供給されるカップをカップ支持装置で支持し、このカッ
プ支持装置を搬送機構により飲料の原料や湯、水等を供
給する各ポジションに順次搬送して前記カップ内にその
原料や湯、水等を受け入れて飲料を調製し、この調製後
にカップ支持装置を販売口の内側に搬送して販売するカ
ップ式飲料自動販売機において、前記カップ支持装置
は、カップの底部を支持するカップステージと、このカ
ップステージの上方に位置して左右に互いに対向し、か
つ互いに連動して開閉することによりカップをその両側
から挾持する一対のカップフラッパーと、これらカップ
フラッパーを開閉させる開閉機構と、この開閉機構を制
御する制御手段とを具備し、カップステージの上にカッ
プを受け入れる際には、前記開閉機構により前記カップ
フラッパーの対向間の幅を、前記カップの中段部の外径
の幅よりも僅かに小さい幅に保つことにより、前記両カ
ップフラッパー間にその上方から投入されるカップの中
段部を係止し、この係止後に両カップフラッパーを開い
て前記カップを解放することにより、前記カップを前記
カップステージの上に落下させ、この落下後に前記両カ
ップフラッパーを閉じて前記カップの上部を前記両カッ
プフラッパーで挾持し、この挾持の状態でカップ支持装
置を飲料の原料や湯、水等を供給する各ポジションに搬
送し、飲料を調製し、カップ支持装置を販売口の内側に
搬送した際に、前記開閉機構によりカップフラッパーを
開いてカップを解放するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。図2にはカップ式飲料自
動販売機の内部の構成を示してあり、1が筐体で、この
筐体1内に例えばコーヒーやココア等の原料粉末を収容
してその原料粉末を所定量ずつ排出口2a,3aから供
給するキャニスター2,3、コーヒーミル5aで粉砕し
た所定量のコーヒー粉を熱湯で煎じてコーヒーを抽出
し、その抽出したコーヒーを排出口5bから供給するコ
ーヒーブルワー5、添加物としての砂糖やミルク等を収
容してそれを所定量ずつ排出口6a,7aから供給する
キャニスター6,7、シロップタンク8a,9a,10
a内の各種のシロップ原液を吸入してノズル8b,9
b,10bから所定量ずつ供給するシロップ供給器8,
9,10、温水器11aで沸かした湯を所定量ずつノズ
ル11bから供給する熱湯供給器11、冷却槽12a内
の冷水を吸入してノズル12bから所定量ずつ供給する
冷水供給器12、製氷器13aで製造した氷片を排出口
13bから所定量ずつ供給する氷供給器13等が設けら
れている。
【0018】また、筐体1内には撹拌装置14が設けら
れ、この撹拌装置14は昇降可能なプロペラ付きの撹拌
棒14aを備え、この撹拌棒14aを下降させ、かつ一
定速度で回転させてカップ内の内容物を撹拌するように
なっている。
【0019】さらに、筐体1内にはカップ支持装置15
が設けられ、このカップ支持装置15は搬送機構16に
より左右のX軸方向と前後のY軸方向とに搬送されるよ
うになっている。すなわち搬送機構16は、図4に示す
ように、筐体1の左右方向に沿う一対の固定レール1
7,17と、これら固定レール17,17間の上に掛け
渡された可動レール18とで構成され、前記可動レール
18の上にカップ支持装置15が取り付けられている。
【0020】可動レール18はDCモータ19による制
御で固定レール17,17の長手方向に沿って移動し、
カップ支持装置15はDCモータ20による制御で可動
レール18の長手方向に沿って移動し、これによりカッ
プ支持装置15がX軸方向とY軸方向とに搬送されるよ
うになっている。
【0021】筐体1の前面の開口部には、図3に示すよ
うに、ヒンジ24を介して前面扉25が回動可能に設け
られている。そしてこの前面扉25に販売口26が形成
され、またこの前面扉25の内側にカップ収納部として
のカップケース27が取り付けられ、このカップケース
27内にサイズの異なる複数種のカップ、例えば大サイ
ズに分類されるカップと、並サイズに分類されるカップ
とがそれぞれ複数ずつ収納されている。
【0022】前面扉25の前面には、コイン投入口3
0、紙幣挿入口31、釣り銭返却口32および飲料の品
種を選択する複数のセレクションボタン33…が設けら
れているとともに、この前面扉25の内側にマイクロコ
ンピュータ(図示せず)を内蔵した制御手段としての制
御部34が設けられている。
【0023】そしてコイン投入口30にコインを投入
し、あるいは紙幣挿入口31に紙幣を挿入して所望のセ
レクションボタン33を操作すると、制御部34を介し
て搬送機構16が制御され、カップ支持装置15がカッ
プケース27の下方に搬送される。この搬送に伴いカッ
プケース27内から所定のカップAがカップ支持装置1
5に送り込まれる。
【0024】こののち、カップ支持装置15は図2に示
すように、搬送機構16を介して飲料の原料等を受け入
れる所定のポジションに順次搬送される。例えば、まず
キャニスタ2の排出口2aの下方のポジションに搬送さ
れ、このポジションでキャニスタ2の排出口2aから供
給されるコーヒーの粉末をカップA内に受け入れる。
【0025】次に、カップ支持装置15が砂糖のキャニ
スタ6の排出口6aの下方のポジションに搬送され、こ
のポジションでキャニスタ6の排出口6aから供給され
る砂糖をカップA内に受け入れる。さらにカップ支持装
置15がミルクのキャニスタ7の排出口7aの下方のポ
ジションに搬送され、このポジションでキャニスタ7の
排出口7aから供給されるミルクをカップA内に受け入
れる。
【0026】こののち、カップ支持装置15が熱湯供給
器11のノズル11bの下方のポジションに搬送され、
このポジションでノズル11bから供給される熱湯をカ
ップA内に受け入れる。
【0027】次に、カップ支持装置15は撹拌装置14
の下方のポジションに搬送され、このポジションにカッ
プAが到達したときに、撹拌装置14が駆動され、撹拌
棒14aが下降してカップA内に挿入されるとともに、
この撹拌棒14aが回転してカップA内の内容物が撹拌
される。
【0028】なお、飲料調製時間を短縮するために、例
えば砂糖のキャニスタ6の排出口6aと、ミルクのキャ
ニスタ7の排出口7aと、熱湯供給器11のノズル11
bと、撹拌装置14とを同一のポジションにまとめて配
設し、その同一のポジションにおいて、砂糖の受け入
れ、ミルクの受け入れ、熱湯の受け入れ、および内容物
の撹拌を順次行なうようにしてもよい。
【0029】内容物の撹拌が完了すると、撹拌棒14が
上昇するとともに、カップ支持装置15が前面扉25に
おける販売口26の内側のポジションに搬送される。そ
して前面扉25の前面側から販売口26を通してカップ
Aを取り出す。
【0030】また他の飲料の場合、例えばシロップ飲料
の場合にはカップA内にシロップ供給器8,9,10を
介してシロップ原液が、冷水供給器12を介して冷水
が、氷供給器13を介して氷片が順次供給されるととも
に、この内容物が撹拌装置14の撹拌棒14aを介して
撹拌される。内容物の撹拌が完了すると、撹拌棒14が
上昇するとともに、カップ支持装置15が前面扉25に
おける販売口26の内側のポジションに搬送される。そ
して前面扉25の前面側から販売口26を通してカップ
Aを取り出す。
【0031】カップ支持装置15からカップAが取り出
されたのちには、カップ支持装置15が所定の待機ポジ
ションにまで搬送され、その待機ポジションで次回の動
作を待機する。
【0032】カップ支持装置15の構造を図5ないし図
11に示してあり、このカップ支持装置15は縦長の機
器ケース40を有し、この機器ケース40の前面にはそ
の内側に一体に凹む凹部41が形成されている。この凹
部41は機器ケース40の前面の材料と一体をなす上面
壁41a、下面壁41b、背面壁41cおよび両側壁4
1d,41dとで構成されている。
【0033】機器ケース40の前方側には一対のカップ
フラッパー43a,43bが図6に示すように、左右に
互いに対向して配置するように設けられている。これら
カップフラッパー43a,43bは、ほぼ半円状に湾曲
しかつその上部側がテーパ状に拡開したハンド部44
と、このハンド部44の一端部から一体に延出したアー
ム部45と、このアーム部45の先端部に設けられたボ
ス部46とからなり、前記ハンド部44の内面の両側部
に上下に長いビード47,47が一体に形成されてい
る。そして両カップフラッパー43a,43bのハンド
部44,44がその湾曲の内側を互いに対向させるよう
に対称的に配置している。
【0034】一方のカップフラッパー43aにおいて
は、図5ないし図7に示すように、ボス部46の上端面
の中央部に比較的深さの深い断面が四角や六角等の多角
形をなす嵌合穴48が形成され、またボス部46の下面
に前記嵌合穴48と同軸的に支軸49が一体に突出形成
されている。また、他方のカップフラッパー43bにお
いては、図8に示すように、ボス部46にその上端面か
ら下端面に亘って貫通する軸孔50が形成されている。
【0035】前記凹部41の下面壁41bの上面は、凹
部41の開口部側に向って斜め下方に僅かに傾斜してい
る。そしてこの下面壁41bの上面に、図9に示すよう
に、左右に並列して一対の断面円形でかつ一定の深さを
有する支持穴51,51が形成されている。さらに下面
壁41bには前記各支持穴51,51内に液体が侵入し
たときにその液体を凹部41の開放側に流出させるスリ
ット状の逃し溝52,52が形成されている。また凹部
41の上面壁41aには、前記各支持穴51,51に対
向して断面円形の貫通孔53,53が形成されている。
【0036】各カップフラッパー43a,43bのボス
部46,46は、機器ケース40の前面側から凹部41
内に挿入されている。そして一方のカップフラッパー4
3aおけるボス部46の下面の支軸49が前記一方の支
持穴51内に回動可能に嵌合されている。
【0037】機器ケース40内には、カップフラッパー
43a,43bを開閉させる開閉機構として、ギアード
モータ55および動力伝達部材56が設けられている。
ギアードモータ55は出力軸55aを有し、この出力軸
55aにカム57が取り付けられ、また前記動力伝達部
材56は、図7に示すように、レバー58と、このレバ
ー58の一端部に回転自在に設けられたローラ59と、
レバー58の他端部に一体的にその長手方向と直角に設
けられた駆動軸60とからなり、前記駆動軸60は断面
が前記嵌合穴48に対応する多角形で、この駆動軸60
の上部に断面が円形をなす嵌合部61が形成されてい
る。
【0038】動力伝達部材56の駆動軸60は、前記凹
部41の貫通孔53を通して前記カップフラッパー43
aのボス部46に形成された断面多角形の嵌合穴48内
に挿入され、これにより駆動軸60とカップフラッパー
43aのボス部46とが互いに連結し、この連結で駆動
軸60の回動に応じてこれと一体にカップフラッパー4
3aがボス部46の支軸49を支点にして回動するよう
になっている。駆動軸60の上部に配置した円形状の嵌
合部61は貫通孔53の内周に嵌合され、この嵌合で駆
動軸60がその軸心を中心にして円滑に回転し得るよう
になっている。
【0039】他方のカップフラッパー43bのボス部4
6は、図8に示すように、凹部41の他方の貫通孔53
に対向して配置している。そして貫通孔53の上方から
この貫通孔53を貫通して前記ボス部46の軸孔50に
シャフト62が挿入され、このシャフト62の下端部が
軸孔50から突出して支持穴51内に嵌合し、このシャ
フト62によりカップフラッパー43bが回動可能に支
持されている。
【0040】そしてカップフラッパー43bとこれを支
持したシャフト62との間にはスプリング63が設けら
れ、このスプリング63によりカップフラッパー43b
がその閉じ方向すなわち図6における反時計方向に弾性
的に付勢されている。
【0041】各カップフラッパー43a,43bにおけ
るボス部46,46の外側部には、アーム部45,45
とほぼ直角の方向に連動片64,64が形成され、これ
ら連動片64,64の先端部が互いに重なり合い、この
重なり合いで前記スプリング63の弾性力がカップフラ
ッパー43aに作用し、この作用でカップフラッパー4
3aが図6における時計方向に弾性的に付勢されてい
る。
【0042】すなわち、両カップフラッパー43a,4
3bはスプリング63を介して互いに閉じ合う方向に弾
性的に付勢されている。そして一方のカップフラッパー
43aがスプリング63の付勢力に抗して反時計方向に
回動したときには、この動作が連動片64,64を介し
て他方のカップフラッパー43bに伝わり、これにより
カップフラッパー43bが時計方向に回動し、両カップ
フラッパー43a,43bが互いに開く方向に移動する
ようになっている。
【0043】カップフラッパー43aのボス部46に連
結された動力伝達部材56は、前記スプリング63を介
してカップフラッパー43aと一体的に時計方向に付勢
され、この付勢力で動力伝達部材56のローラ59がカ
ム57の周面に弾性的に当接し、この当接でカム57の
回動に応じてカップフラッパー43aが回動し、さらに
このカップフラッパー43aに連動してカップフラッパ
ー43bが回動するものである。そして機器ケース40
内に前記カム57の回動角度を検出する検出機構65が
設けられている。
【0044】機器ケース40の前面の下部には昇降可能
にカップステージ68が設けられており、次にこのカッ
プステージ58の支持構造について説明する。機器ケー
ス40の内側には、図5に示すように、上下に一対の支
持板69,69が設けられ、これら支持板69,69間
に、図10に示すように、一対のガイドシャフト70,
70が垂直に取り付けられ、これらガイドシャフト7
0,70に可動体71がスライド可能に装着され、この
可動体71に横長の嵌合孔72が形成されている。
【0045】また、機器ケース40内にはカップステー
ジ68を駆動する駆動機構としてギア−ドモ−タ73が
設けられ、このギア−ドモ−タ73の出力軸73aにク
ランク74が取り付けられ、このクランク74の端部に
ロ−ラ75が回転自在に装着され、このロ−ラ75が前
記可動体71の嵌合孔72内に嵌合している。そしてギ
アードモータ73に駆動されてクランク74が回転する
ことにより前記可動体71がガイドシャフト70,70
に沿って上下に移動するようになっている。そして機器
ケース40内に前記可動体71の上下の位置を検出する
検出機構76が設けられている。
【0046】機器ケース40の前面の下部には、図5お
よび図11に示すように、上下に長い一対の長孔78,
78が形成され、これら長孔78,78の上端縁から両
側縁に沿うように逆U字状をなす突条79,79が機器
ケース40の前面に突出形成されている。そして機器ケ
ース40の前面側から前記長孔78,78を通して前記
可動体71に一対の支持シャフト80,80が挿入固定
され、これら支持シャフト80,80にカップステージ
68が取り付けられ、このカップステージ68が前記可
動体71と一体に上下に移動するようになっている。
【0047】図1(a)には、カップフラッパー43
a,43bを開閉動作させるカム57の平面形状を、
(b)には、そのカム57の各角度と、その各角度にお
けるカム57の回転中心とその周面の各カム面との距離
との関係を示してある。
【0048】カム57の周面には、第1のカム面C1 、
第2のカム面C2 、第3のカム面C3 、第4のカム面C
4 、第5のカム面C5 、第6のカム面C6 がその周方向
に沿って順次形成されている。カム57の回転中心Oと
各カム面C1 〜C6 との距離はそれぞれS1 ,S2 ,S
3 ,S4 ,S5 ,S6 であり、 S1 >S3 >S2 >S5 >S4 >S6 の関係となっている。そしてS3 とS2 の差(S3 −S
2 )、およびS4 とS5の差(S4 −S5 )は、S1 と
S2 の差(S1 −S2 )、S3 とS4 の差(S3−S4
)、S5 とS6 の差(S5 −S6 )に比較してそれぞ
れごく小さな値となっている。
【0049】次に飲料販売時の動作について説明する。
飲料の販売待機時においては、カップ支持装置15が所
定の待機ポジションに配置し、またカム57の第1のカ
ム面C1 が動力伝達部材56のローラ59に接触し、こ
の接触で両カップフラッパー43a,43bのハンド部
44,44間の幅が、カップケース27内に収納された
いずれのサイズのカップの外径幅よりも充分に大きい間
隔となる幅に保持されている。
【0050】この状態において、自動販売機の利用者が
コイン投入口30にコインを投入し、あるいは紙幣挿入
口31に紙幣を挿入して所望のセレクションボタン33
を押すと、制御部34による制御で、まずカップ支持装
置15が待機ポジションからカップケース27の下方の
ポジションにまで搬送される。
【0051】ここで、セレクションボタン33により選
択された飲料の種類が、大サイズのカップを用いるもの
であるときには、ギアードモータ55が制御部34によ
り制御され、カム57の第2のカム面C2 がローラ59
と対向する位置にまでカム57が回転する。
【0052】この回転に応じてローラ59が第2のカム
面C2 に接触するように移動し、この移動で両カップフ
ラッパー43a,43bが互いに閉じる方向に回動し、
ハンド部44,44の対向間の幅が大サイズのカップの
中段部の外径幅よりも僅かに小さな幅に保たれる。
【0053】そしてこの状態で、カップケース27内か
ら大サイズのカップがカップフラッパー43a,43b
のハンド部44,44間にその上方から投入される。カ
ップはその底部側に向って漸次縮径するテーパ状をなし
ているから、その底部側はカップフラッパー43a,4
3bのハンド部44,44間を通過する。しかし、カッ
プフラッパー43a,43bのハンド部44,44間の
幅はカップの中段部の外径幅より狭くなっており、この
ためカップの中段部の両側がカップフラッパー43a,
43bのハンド部44,44に係止されてホールドされ
る。
【0054】この後、制御部34の制御によりカム57
がさらに所定角度回転し、第3のカム面C3 がローラ5
9に接触する。ここで、S3 >S2 の関係にあるから、
第3のカム面C3 がローラ59に接触すると、これに応
じてカップフラッパー43a,43bのハンド部44,
44が互いに外方側に僅かに開き、この開きによりホー
ルドされていた前記カップが解放され、この解放でカッ
プが下方に落下してカップステージ68により受け止め
られ、このカップの上部の両側にカップフラッパー43
a,43bのハンド部44,44が対向して配置する状
態となる。なお、カップステージ68は制御部34の制
御により予めカップのサイズ(大)に応じた高さの位置
に保持されている。
【0055】カップステージ68でカップが受け止めら
れた後には、制御部34の制御によりカム57がさらに
所定角度回転して第6のカム面C6 がローラ59と対向
する位置にまで移行する。
【0056】この移行でカップフラッパー43a,43
bが互いに閉じる方向に回動し、スプリング63の付勢
力に基づいてカップフラッパー43a,43bのハンド
部44,44が前記カップの上部の側面に弾性的に当接
し、この両ハンド部44,44でカップの上部が弾性的
に挾持され、これによりカップの全体が安定した状態に
ホールドされる。
【0057】一方、セレクションボタン33により選択
された飲料の種類が、並サイズのカップを用いるもので
あるときには、第1のカム面C1 がローラ59に接触す
る待機状態から制御部34の制御により第4のカム面C
4 がローラ59と対向する位置にまでカム57が回転す
る。
【0058】この回転に応じてローラ59が第4のカム
面C4 に接触するように移動し、この移動で両カップフ
ラッパー43a,43bが前記大サイズのカップの場合
よりもさらに大きく互いに閉じる方向に回動し、ハンド
部44,44の対向間の幅が並サイズのカップの中段部
の外径幅よりも僅かに小さな幅に保たれる。
【0059】そしてこの状態で、カップケース27内か
ら並サイズのカップがカップフラッパー43a,43b
のハンド部44,44間にその上方から投入される。カ
ップはその底部側に向って漸次縮径するテーパ状をなし
ているから、その底部側はカップフラッパー43a,4
3bのハンド部44,44間を通過する。しかし、カッ
プフラッパー43a,43bのハンド部44,44間の
幅は前記カップの中段部の外径幅より狭くなっており、
このため前記カップの中段部の両側がカップフラッパー
43a,43bのハンド部44,44に係止されてホー
ルドされる。
【0060】この後、制御部34の制御によりカム57
がさらに所定角度回転し、第5のカム面C5 がローラ5
9に接触する。ここで、S5 >S4 の関係にあるから、
第5のカム面C5 がローラ59に接触すると、これに応
じてカップフラッパー43a,43bのハンド部44,
44が互いに外方側に僅かに開き、この開きによりホー
ルドされていた前記カップが解放され、この解放でカッ
プが下方に落下してカップステージ68により受け止め
られ、このカップの上部の両側にカップフラッパー43
a,43bのハンド部44,44が対向して配置する状
態となる。なお、カップステージ68は制御部34の制
御により予めカップのサイズ(並)に応じた高さの位置
に保持されている。
【0061】カップステージ68でカップが受け止めら
れた後には、制御部34の制御によりカム57がさらに
所定角度回転して第6のカム面C6 がローラ59と対向
する位置にまで移行する。
【0062】この移行でカップフラッパー43a,43
bが互いに閉じる方向に回動し、スプリング63の付勢
力に基づいてカップフラッパー43a,43bのハンド
部44,44が前記カップの上部の側面に弾性的に当接
し、この両ハンド部44,44でカップの上部が弾性的
に挾持され、これによりカップの全体が安定した状態に
ホールドされる。
【0063】なお、カップの投入からホールドまでの一
連の動作は、カム57を間欠的に回転させて行なう場合
であっても、連続的に回転させて行なう場合であって
も、いずれでもよい。
【0064】このように、カップ支持装置15にカップ
が供給されたときには、カップがカップステージ68に
接触する前に、一旦カップをカップフラッパー43a,
43で挾持してホールドし、このホールド後にカップフ
ラッパー43a,43bを開いてカップをカップステー
ジ68の上に落下させるから、カップが傾いてカップス
テージ68の上に配置するようなことがなく、常にカッ
プがカップステージ68の上に正立した適正な姿勢に配
置する。
【0065】そしてこの後、カップの上部がカップフラ
ッパー43a,43bで弾性的に挾持されて安定した状
態にホールドされる。この際、カップフラッパー43
a,43bの各ハンド部44,44の内面の両端部には
それぞれ上下に長い一対のビード47,47が突出形成
されており、このためこれらビード47,47によりカ
ップがハンド部44,44の内側の中心部分に的確に配
置するように規制される。
【0066】このような状態でカップ支持装置15が所
定の各ポジションに順次搬送され、その各ポジションに
おいてカップ内に例えばシロップ原液やコーヒー粉、冷
水、氷片あるいは熱湯等が順次供給されて所定の飲料が
調製される。カップは常に傾きのない正立した姿勢に安
定して支持されており、したがってカップ内には飲料の
原料等が周囲にこぼれることなく的確に供給され、常に
所定の量および濃度の飲料が調製される。
【0067】飲料の調製後にはカップ支持装置15が販
売口26の内側のポジションにまで搬送され、カップが
販売口26に対向する。カップ支持装置15が販売口2
6の内側のポジションにまで搬送されたときには、この
タイミングに合わせて制御部34の制御によりカム57
が所定角度回転し、第6のカム面C6 とローラ59とが
対向する状態から、第1のカム面C1 がローラ59に接
触する状態に移行する。
【0068】そしてこの動作により、両カップフラッパ
ー43a,43bが互いに開く方向つまり互いに外方側
に大きく回動し、この回動でカップのホールドが解除さ
れる。この状態において、自動販売機の利用者が販売口
26内に手を差し込み、カップステージ68の上に配置
しているカップを取り出す。この際、カップフラッパー
43a,43bはカップの両側からその外側に大きく開
いており、したがって利用者が指先でカップフラッパー
43a,43bをいちいち外側に開くような面倒な操作
を要することなく、単にカップステージ68の上に配置
しているカップを販売口26からその手前側に引き出す
だけで容易に能率よくカップを取り出すことができる。
そして利用者が指先でカップフラッパー43a,43b
をいちいち外側に開く操作が不要であるから、カップを
掴みそこなってカップを傾けてその内部の飲料をこぼす
ような取り出しミスを招くことがない。
【0069】なお、前記実施形態においては、サイズの
異なる複数種のカップを取り扱う自動販売機を対象とし
たが、一種のサイズのカップのみを取り扱う自動販売機
であってもよく、この場合にはカップステージを昇降可
能に設ける必要はなく、そのカップに応じた一定位置に
保持するだけでよい。
【0070】また、カップ支持装置を搬送機構により各
ポジションに搬送する場合に限らず、カップ支持装置を
販売口の内側に固定して設け、その位置でカップを受け
入れ、そのカップ内に飲料の原料や湯、水等を注入して
販売する構成とすることも可能である。
【0071】
【発明の効果】請求項1に係る発明においては、カップ
ステージの上にカップを受け入れる際に、開閉機構によ
り両カップフラッパーを少なくとも2回以上開閉動作さ
せるようにしたことを特徴とするものであるから、その
受け入れ時にカップの姿勢が崩れても、カップフラッパ
ーの繰り返し開閉動作でその姿勢が修正され、常にカッ
プがカップステージの上に正立した適正な姿勢に保持さ
れる。
【0072】請求項2に係る発明においては、カップス
テージの上にカップを受け入れる際に、開閉機構により
カップフラッパーの対向間の幅を、カップの中段部の外
径の幅よりも僅かに小さい幅に保つことにより、両カッ
プフラッパー間にその上方から投入されるカップの中段
部を係止し、この係止後に両カップフラッパーを開いて
カップを解放することにより、カップをカップステージ
の上に落下させ、この落下後に両カップフラッパーを閉
じてカップの上部を両カップフラッパーで挾持するよう
にしたことを特徴とするものであるから、カップが傾い
てカップステージの上に配置するようなことがなく、常
にカップがカップステージの上に正立した適正な姿勢に
保持される。
【0073】請求項3に係る発明においては、カップス
テージの上にカップを受け入れる際に、開閉機構により
両カップフラッパーの対向間の幅を、カップの中段部の
外径の幅より僅かに小さい幅に保つことにより、前記両
カップフラッパー間にその上方から投入されるカップの
中段部を係止し、この係止後に両カップフラッパーを開
いて前記カップを解放することにより、前記カップを前
記カップステージの上に落下させ、この落下後に前記両
カップフラッパーを閉じて前記カップの上部を前記両カ
ップフラッパーで挾持するようにしたことを特徴とする
ものであるから、カップが傾いてカップステージの上に
配置するようなことがなく、常にカップがカップステー
ジの上に正立した適正な姿勢に配置し、したがってカッ
プ支持装置が所定の各ポジションに順次搬送され、その
各ポジションにおいてカップ内に飲料の原料等を供給す
る際にその原料等が周囲にこぼれるようなことがなく、
常に的確に供給でき、所定の量および濃度の飲料が的確
に調製することができる。
【0074】
【0075】請求項に係る発明においては、カップス
テージの上にカップを受け入れる際には、開閉機構によ
りカップフラッパーの対向間の幅を、カップの中段部の
外径の幅より僅かに小さい幅に保つことにより、両カッ
プフラッパー間にその上方から投入されるカップの中段
部を係止し、この係止後に両カップフラッパーを開いて
カップを解放することにより、カップをカップステージ
の上に落下させ、この落下後に前記両カップフラッパー
を閉じて前記カップの上部を前記両カップフラッパーで
挾持し、この挾持の状態でカップ支持装置を飲料の原料
や湯、水等を供給する各ポジションに搬送し、飲料を調
製し、カップ支持装置を販売口の内側に搬送した際に、
前記開閉機構によりカップフラッパーを開いてカップを
解放することを特徴とするものであるから、カップが傾
いてカップステージの上に配置するようなことがなく、
常にカップがカップステージの上に正立した適正な姿勢
に配置し、したがってカップ支持装置が所定の各ポジシ
ョンに順次搬送され、その各ポジションにおいてカップ
内に飲料の原料等を供給する際にその原料等が周囲にこ
ぼれるようなことがなく、常に的確に供給でき、所定の
量および濃度の飲料が的確に調製することができ、さら
に飲料の調製後に自動販売機の利用者が販売口内に手を
差し込んでカップステージの上に配置しているカップを
取り出す際に、カップフラッパーがカップの両側からそ
の外側に開いているから、利用者が指先でカップフラッ
パーをいちいち外側に開くような面倒な操作を要するこ
となく、単にカップステージの上に配置しているカップ
を販売口からその手前側に引き出すだけで容易に能率よ
くカップを取り出すことができる。そして利用者が指先
でカップフラッパーをいちいち外側に開く操作が不要で
あるから、カップを掴みそこなってカップを傾けてその
内部の飲料をこぼすような取り出しミスを招くことがな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、この発明の一実施形態に係るカップ
式飲料自動販売機に用いられたカップフラッパーを開閉
させるカムの平面図、(B)はそのカムの各角度と、そ
の各角度におけるカムの回転中心とその周面の各カム面
との距離との関係を示すグラフ図。
【図2】そのカップ式飲料自動販売機の内部構成を示す
説明図。
【図3】そのカップ式飲料自動販売機の正面図。
【図4】そのカップ式飲料自動販売機における搬送機構
を示す斜視図。
【図5】そのカップ式飲料自動販売機におけるカップ支
持装置を示す断面図。
【図6】そのカップ式飲料自動販売機におけるカップ支
持装置の平断面図。
【図7】そのカップ支持装置における一方のカップフラ
ッパーの支持部の構造を示す断面図。
【図8】そのカップ支持装置における他方のカップフラ
ッパーの支持部の構造を示す断面図。
【図9】そのカップ支持装置における機器ケースに形成
された凹部を示す断面図。
【図10】そのカップ支持装置におけるカップステージ
の昇降機構部分を示す正面図。
【図11】そのカップ支持装置における機器ケースの前
面の一部を示す正面図。
【符号の説明】
15…カップ支持装置 16…搬送機構 26…販売口 27…カップケース(カップ収納部) 34…制御部(制御手段) 43a,43b…カップフラッパー 55…ギアードモータ(開閉機構) 57…カム(開閉機構) 56…動力伝達部材(開閉機構)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 南雲 明久 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器 株式会社内 (72)発明者 山本 功 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器 株式会社内 (72)発明者 狩野 浩之 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器 株式会社内 (72)発明者 右山 巌 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器 株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−51396(JP,A) 実開 昭62−175384(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 13/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カップの底部を支持するカップステージ
    と、このカップステージの上方に位置して左右に互いに
    対向し、かつ互いに連動して開閉することによりカップ
    をその両側から挾持する一対のカップフラッパーと、こ
    れらカップフラッパーを開閉させる開閉機構と、この開
    閉機構を制御する制御手段とを具備し、前記カップフラ
    ッパーの上方からその両カップフラッパー間を通して前
    記カップステージの上にカップを投入し、このカップ介
    して飲料を販売するカップ式飲料自動販売機において、 カップステージの上にカップを受け入れる際には、前記
    開閉機構により両カップフラッパーを少なくとも2回以
    上開閉動作させることを特徴とするカップ式飲料自動販
    売機。
  2. 【請求項2】カップの底部を支持するカップステージ
    と、このカップステージの上方に位置して左右に互いに
    対向し、かつ互いに連動して開閉することによりカップ
    をその両側から挾持する一対のカップフラッパーと、こ
    れらカップフラッパーを開閉させる開閉機構と、この開
    閉機構を制御する制御手段とを具備し、前記カップフラ
    ッパーの上方からその両カップフラッパー間を通して前
    記カップステージの上にカップを投入し、このカップを
    介して飲料を販売するカップ式飲料自動販売機におい
    て、 カップステージの上にカップを受け入れる際には、前記
    開閉機構により前記カップフラッパーの対向間の幅を、
    前記カップの中段部の外径の幅よりも僅かに小さい幅に
    保つことにより、前記両カップフラッパー間にその上方
    から投入されるカップの中段部を係止し、この係止後に
    両カップフラッパーを開いて前記カップを解放すること
    により、前記カップを前記カップステージの上に落下さ
    せ、この落下後に前記両カップフラッパーを閉じて前記
    カップの上部を前記両カップフラッパーで挾持すること
    を特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  3. 【請求項3】カップ収納部から供給されるカップをカッ
    プ支持装置で支持し、このカップ支持装置を搬送機構に
    より飲料の原料や湯、水等を供給する各ポジションに順
    次搬送して前記カップ内にその原料や湯、水等を受け入
    れて飲料を調製し、この調製後にカップ支持装置を販売
    口の内側に搬送して販売するカップ式飲料自動販売機に
    おいて、 前記カップ支持装置は、カップの底部を支持するカップ
    ステージと、このカップステージの上方に位置して左右
    に互いに対向し、かつ互いに連動して開閉することによ
    りカップをその両側から挾持する一対のカップフラッパ
    ーと、これらカップフラッパーを開閉させる開閉機構
    と、この開閉機構を制御する制御手段とを具備し、 カップステージの上にカップを受け入れる際には、前記
    開閉機構により前記カップフラッパーの対向間の幅を、
    前記カップの中段部の外径の幅よりも僅かに小さい幅に
    保つことにより、前記両カップフラッパー間にその上方
    から投入されるカップの中段部を係止し、この係止後に
    両カップフラッパーを開いて前記カップを解放すること
    により、前記カップを前記カップステージの上に落下さ
    せ、この落下後に前記両カップフラッパーを閉じて前記
    カップの上部を前記両カップフラッパーで挾持すること
    を特徴とするカップ式飲料自動販売機。
  4. 【請求項4】カップ収納部から供給されるカップをカッ
    プ支持装置で支持し、このカップ支持装置を搬送機構に
    より飲料の原料や湯、水等を供給する各ポジションに順
    次搬送して前記カップ内にその原料や湯、水等を受け入
    れて飲料を調製し、この調製後にカップ支持装置を販売
    口の内側に搬送して販売するカップ式飲料自動販売機に
    おいて、 前記カップ支持装置は、カップの底部を支持するカップ
    ステージと、このカップステージの上方に位置して左右
    に互いに対向し、かつ互いに連動して開閉することによ
    りカップをその両側から挾持する一対のカップフラッパ
    ーと、これらカップフラッパーを開閉させる開閉機構
    と、この開閉機構を制御する制御手段とを具備し、 カップステージの上にカップを受け入れる際には、前記
    開閉機構により前記カップフラッパーの対向間の幅を、
    前記カップの中段部の外径の幅よりも僅かに小さい幅に
    保つことにより、前記両カップフラッパー間にその上方
    から投入されるカップの中段部を係止し、この係止後に
    両カップフラッパーを開いて前記カップを解放すること
    により、前記カップを前記カップステージの上に落下さ
    せ、この落下後に前記両カップフラッパーを閉じて前記
    カップの上部を前記両カップフラッパーで挾持し、この
    挾持の状態でカップ支持装置を飲料の原料や湯、水等を
    供給する各ポジションに搬送し、飲料を調製し、カップ
    支持装置を販売口の内側に搬送した際に、前記開閉機構
    によりカップフラッパーを開いてカップを解放すること
    を特徴とするカップ式飲料自動販売機。
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