JP3244069B2 - 電動射出成形機のモータ軸支持構造 - Google Patents

電動射出成形機のモータ軸支持構造

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JP3244069B2
JP3244069B2 JP35983398A JP35983398A JP3244069B2 JP 3244069 B2 JP3244069 B2 JP 3244069B2 JP 35983398 A JP35983398 A JP 35983398A JP 35983398 A JP35983398 A JP 35983398A JP 3244069 B2 JP3244069 B2 JP 3244069B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータでプーリを
回転させることによりベルトを介して駆動力を伝達させ
る電動射出成形機のモータ軸支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電動射出成形機は、サーボモータ等のモ
ータとタイミングベルト等のベルトとを用いて、射出用
ボールネジやスクリュ軸等の回転用の従動軸を駆動する
構造を有している。すなわち、図6および図7に示すよ
うに、モータ軸100に駆動プーリ101が取り付けら
れるモータ102を有し、該モータ102の駆動力を駆
動プ−リ101からベルト103を介して従動プーリ1
04に伝達し、該従動プーリ104を回転させるように
なっている。そして、この従動プーリ104の中心に取
り付けられた図示略のボールネジのナットが回転するこ
とによりボールネジのネジ軸を前進後退させ、このネジ
軸に間接的に連結された図示略の射出用のスクリュ等を
前進後退させるようになっている。ところで、このよう
なベルト103を用いて駆動力を伝達する構造である
と、ベルト103を取り付ける際に、該ベルト103に
適宜の張力を付与する必要がある。このため、従来は、
モータ102のケーシング107にこれと一体移動可能
にモータ取付部材108を設け、これらモータ102お
よびモータ取付部材108をモータ軸100に直交する
方向に位置調整可能となるよう取付部109に支持する
とともに、モータ102およびモータ取付部材108を
取付部109に対し位置調整ボルト110で移動させベ
ルト103に適宜の張力を付与した状態で、モータ10
2およびモータ取付部材108を取付部109に対しボ
ルト111で固定するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような電動射出成
形機においては、従来から、取付時にベルトに付与され
る張力や運転時の負荷でベルトに発生する張力により、
モータ軸にラジアル荷重が大きく作用する結果、モータ
軸の許容ラジアル荷重をオーバーすることがあり、モー
タ軸が撓んだり、モータ軸をケーシング内で支持する軸
受が荷重超過の状態となって破損したり等して、モータ
の寿命が短くなってしまうという問題があった。特にモ
ータとしてサーボモータを用いた場合、定格トルクに対
して最大トルクが大きく、大きな荷重が発生するため、
その寿命が特に短くなってしまう。したがって、本発明
の目的は、モータの寿命を向上させることができる電動
射出成形機のモータ軸支持構造を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ケーシングから突出するモ
ータ軸に駆動プーリが取り付けられるモータを有し、該
モータの駆動力を前記駆動プーリから該駆動プーリのプ
ーリ部に掛けられたベルトを介して従動プーリに伝達す
る電動射出成形機において、前記モータのケーシングに
これと一体移動可能に設けられるモータ取付部材と、前
記モータおよび前記モータ取付部材を一体に、前記モー
タ軸に直交する方向に位置調整可能となるよう支持する
取付部とを有し、前記モータ取付部材で前記モータ軸を
支持してなることを特徴としている。このように、モー
タの位置調整に影響を及ぼさないように、モータのケー
シングと一体移動可能に設けられるモータ取付部材でモ
ータ軸を支持することにより、モータのケーシングの外
側でもモータ軸を支持することができる。よって、取付
時にベルトに付与される張力や運転時の負荷でベルトに
発生する張力により、モータ軸にラジアル荷重が大きく
作用しても、モータ取付部材が、モータ軸の撓みを抑え
るとともにケーシング内部の軸受に作用する荷重を減少
させることになる。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1記載のも
のに関して、前記モータ取付部材は、前記モータ軸に沿
って延出し該モータ軸の前記プーリ部より外側を支持す
ることを特徴としている。このように、モータ取付部材
がモータ軸に沿って延出しモータ軸のプーリ部より外側
を支持することになるため、モータ内の支持と合わせて
プーリ部に対し両持ち構造となる。よって、取付時にベ
ルトに付与される張力や運転時の負荷でベルトに発生す
る張力により、モータ軸にラジアル荷重が大きく作用し
ても、モータ取付部材が、モータ軸の撓みを確実に抑え
るとともにケーシング内部の軸受に作用する荷重を確実
に減少させることになる。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載のものに関して、前記モータ取付部材は、前記モー
タ軸の前記プーリ部より内側を支持することを特徴とし
ている。このように、モータ取付部材がモータ軸のプー
リ部より内側を支持するため、簡単な構造でケーシング
の外側におけるモータ軸の支持を行うことができる。
【0007】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれか一項記載のものに関して、前記モータ取付部材
は、前記駆動プーリを支持することにより該駆動プーリ
を介して前記モータ軸を支持することを特徴としてい
る。このように、モータ取付部材は駆動プーリを介して
モータ軸を支持することになるため、モータ軸を直接支
持する場合に比して、支持部分の組み立てが容易とな
る。
【0008】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれか一項記載のものに関して、前記モータ取付部材
は、前記モータ軸を軸受を介して支持することを特徴と
している。このように、モータ取付部材は、モータ軸を
軸受を介して支持することになるため、モータ軸とモー
タ取付部材との間の摩擦抵抗を低減することができる。
【0009】請求項6記載の発明は、請求項4記載のも
のに関して、前記モータ取付部材は軸受を介して前記駆
動プーリを支持することを特徴としている。このよう
に、モータ取付部材は軸受を介して駆動プーリを支持す
ることになり、該駆動プーリを介してモータ軸を支持す
るため、支持部分の組み立てを容易とした上で、モータ
軸の回転時の摩擦抵抗を効率良く低減することができ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の一の実施の形態を図1〜
図5を参照して以下に説明する。この実施の形態の電動
射出成形機は、駆動部を内蔵するケーシング11および
該ケーシング11から突出するモータ軸12を有する2
台のモータ13と、これらモータ13の各モータ軸12
にそれぞれ固定される駆動プーリ14と、4個の従動プ
ーリ15と、1個の駆動プーリ14と2個の従動プーリ
15とに対し1本が掛けられる2本のベルト16とを有
しており、2台のモータ13の駆動力を駆動プ−リ14
からベルト16を介して各2個、計4個の従動プーリ1
5に伝達する。なお、図示は略すが、各従動プーリ15
の中心には、射出駆動用ボールネジのナットが取り付け
られており、ナットの回転で射出駆動用ボールネジのネ
ジ軸を前進後退させる。これらネジ軸は1個のスライド
プレートに連結されており、このスライドプレートに間
接的に連結された1本の射出用のスクリュを前進後退さ
せるようになっている。
【0011】モータ13は、略中空円柱状のケーシング
11を有しており、該ケーシング11から一側において
は該ケーシング11のいずれの部分よりも突出するよう
にモータ軸12が設けられている。ここで、以下におい
ては、モータ軸12がケーシング11から突出する側を
単にモータ軸12側と称す。
【0012】モータ軸12側には、モータ取付部材18
が、少なくともモータ軸12の軸線に直交する方向に対
して一体移動可能となるように設けられている。このモ
ータ取付部材18は、略平板状の取付部材本体19を有
しており、この取付部材本体19には、モータ軸12側
の端部の嵌合部20を嵌合させる凹部21が形成されて
いる。そして、この凹部21とケーシング11の嵌合部
20とを嵌合させることにより、モータ取付部材18は
ケーシング11に一体的にセットされる。モータ取付部
材18は、取付部材本体19の中央に円筒部22を有し
ている。この円筒部22は、凹部21に対し反対側に突
出するように取付部材本体19に固定されており、凹部
21をケーシング11の嵌合部20に嵌合させる際に、
この円筒部22の内側にモータ軸12が挿通されるよう
になっている。
【0013】モータ取付部材18の凹部21に嵌合部2
0を嵌合させた状態においてモータ13は、モータ取付
部材18と一体に、モータ軸12に直交する方向に位置
調整可能となるよう電動射出成形機の機体側のモータブ
ラケット(取付部)24に支持されている。このモータ
ブラケット24には、モータ取付部材18の円筒部22
を十分な隙間をもって挿通させることにより該円筒部2
2をモータ軸12に直交する方向に移動すなわち位置調
整可能とする穴部25が形成されている。
【0014】また、モータブラケット24には、長穴2
6が4カ所、同じ方向に延在するように形成されてい
る。そして、モータ13をモータ取付部材18に嵌合さ
せた状態で、円筒部22を穴部25に挿通させつつモー
タ取付部材18をモータブラケット24に当接させる。
そして、この状態でモータブラケット24の各長穴26
と、モータ取付部材18およびモータ13のケーシング
11のフランジ28に形成された図示せぬ各取付穴とに
それぞれボルト29を挿通させた後、各ボルト29にナ
ット30を締結させることにより、モータ13およびモ
ータ取付部材18がモータブラケット24に支持される
ことになる。
【0015】モータ取付部材18の取付部材本体19の
側部には、ネジ支持部材32が溶接等により固定されて
おり、該ネジ支持部材32には、モータブラケット24
に取り付けられた状態のモータ軸12に直交しかつ長穴
26の延在方向に沿う方向に位置調整ネジ33が螺合さ
れている。この位置調整ネジ33は、モータブラケット
24の側部に当接可能とされており、各ボルト29およ
びナット30の締結を緩めた状態で、該位置調整ネジ3
3の螺合位置を調整することにより、モータ13および
モータ取付部材18が一体的にモータ軸12に直交する
方向に移動することになり、この方向の位置が調整され
ることになる。
【0016】モータ軸12には、駆動プーリ14が取り
付けられている。駆動プーリ14は、軸線方向における
中間所定位置にベルト16が掛けられる部分であるプー
リ部35が形成されるとともに、該プーリ部35の両側
が該プーリ部35より小径の取付軸部36,37とされ
た略段付き円筒状をなす駆動プーリ本体38を有してい
る。
【0017】この駆動プーリ本体38は、モータ軸12
を所定位置まで挿入させた状態において、その内周側に
モータ軸12のケーシング11側の一部を嵌合させるこ
とになる。駆動プーリ本体38がモータ軸12に嵌合さ
せられた状態で駆動プーリ本体38とモータ軸12との
隙間には、図4に示すように、ケーシング11に近い側
から順に、リング39、二つのパワーロック40、パワ
ーロック押しリング41が挿入される。
【0018】パワーロック押しリング41は、駆動プー
リ本体38から外側に突出する部分において該駆動プー
リ本体38にボルト42の締結で取り付けられることに
なるが、この取り付け状態において、駆動プーリ本体3
8に対してその外周側で嵌合するとともに、その内周側
にモータ軸12の先端側の一部を嵌合させる。ここで、
ボルト42の締結力によってパワーロック押しリング4
1がパワーロック40を加圧し、これにより生じる摩擦
力で駆動プーリ14はモータ軸12に一体化すなわち固
定される。
【0019】なお、リング39は、駆動プーリ本体14
の穴加工時にパワーロックの当たる面の内角にRができ
ることがあり、このRによりパワーロック40が均等に
面に当たらないことがあるため、このような不具合を回
避するよう面とパワーロック40との間に介在させるも
のであるが、内角のRが小さい場合はリング39を入れ
なくてもよい。また、伝達トルク容量によってパワーロ
ック40の数は適宜増減することができる。
【0020】ここで、この実施の形態においては、駆動
プーリ14のプーリ部35より内側(ケーシング11
側)の取付軸部36は、モータ取付部材18の円筒部2
2の内周側に保持された軸受44に回転自在に支持され
ている。これにより、モータ取付部材18は、駆動プー
リ14のプーリ部35より内側を軸受44を介して支持
することにより該駆動プーリ14を介してモータ軸12
のプーリ部35より内側を支持する。
【0021】さらに、この実施の形態においては、モー
タ取付部材18が、取付部材本体19からモータ軸12
に沿って延出し該モータ軸12のプーリ部35より外側
(ケーシング11に対し反対側)を支持する支持部材4
6を有している。この支持部材46は、モータ軸12に
平行に延在するように取付部材本体19に固定される支
柱部材48と、該支柱部材48の取付部材本体19に対
し反対側にボルト47で固定されるとともにモータ軸1
2のプーリ部35より外側を支持する平板状の支持プレ
ート49とを有している。
【0022】支柱部材48は、図5に示すように、直方
板形状の基板部51と、該基板部51の幅方向における
中央に長さ方向(モータ軸12の延在方向)の全長にわ
たって当接配置された角棒状の補強部52とを有してい
る。そして、補強部52が基板部51に対しモータ軸1
2に近い側に配置された状態で、取付部材本体19に当
接する基板部51および補強部52が溶接やボルト締結
等で該取付部材本体19に一体に固定されている。
【0023】支持プレート49は、支柱部材48の基板
部51および補強部52の取付部材本体19に対し反対
側の全面に当接した状態でこれら基板部51および補強
部52にボルト47で締結固定されるもので、中央に穴
部54が形成されている。そして、該穴部54に軸受5
5を保持しており該軸受55を介して駆動プーリ14の
プーリ部35より外側(ケーシング11に対し反対側)
の取付軸部37を回転自在に支持している。これによ
り、モータ取付部材18は、駆動プーリ14のプーリ部
35より外側を軸受55を介して支持することにより該
駆動プーリ14を介してモータ軸12のプーリ部35よ
り外側を支持する。以上により、モータ取付部材18は
軸受44,55を介して駆動プーリ14を支持すること
になり、該駆動プーリ14を介してモータ軸12を支持
することになる。
【0024】上記のような支持部材46を有するモータ
取付部材18をモータ13とともにモータブラケット2
4に取り付けることになるが、その際には、支持部材4
6が、ベルト16に干渉せずかつモータブラケット24
の穴部25内に、モータ軸12に直交する方向に移動可
能となるように十分な隙間をもった状態で配置されるこ
とになる。
【0025】以上によれば、各ボルト29およびナット
30の締結を緩めた状態で、位置調整ネジ33の螺合位
置を調整することにより、モータ取付部材18が押圧さ
れて該モータ取付部材18およびモータ13が、モータ
ブラケット24に対し、一体的にモータ軸12に直交す
る方向に移動することになり、これによって、駆動プー
リ14の位置が調整され、該駆動プーリ14のプーリ部
35に掛けられたベルト16の張力を調整することにな
る。
【0026】ここで、モータ13と一体に移動するモー
タ取付部材18でモータ軸12を支持するため、上記の
調整時においてもモータ取付部材18はモータ軸12と
一体に移動することになり、その結果、モータ軸12を
問題なく支持し続けることができる。最終的に適宜の張
力をベルト16に付与した状態でボルト29およびナッ
ト30を締結させることでモータ13およびモータ取付
部材18がモータブラケット24に固定された状態とな
る。
【0027】そして、上記のように、モータ13の位置
調整に影響を及ぼさないように、モータ13と一体に移
動するモータ取付部材18でモータ軸12を支持するこ
とになり、その結果、モータ13のケーシング11の外
側でもモータ軸12を支持することができる。よって、
取付時にベルト16に付与される張力や運転時の負荷で
ベルト16に発生する張力により、モータ軸12にラジ
アル荷重が大きく作用しても、モータ取付部材18が、
モータ軸12の撓みを抑えるとともにケーシング11の
内部の軸受に作用する荷重を減少させることになる。し
たがって、モータ13の寿命を向上させることができ
る。
【0028】しかも、モータ取付部材18がモータ軸1
2に沿って延出しモータ軸12のプーリ部35より外側
を支持することになるため、モータ13内の支持と合わ
せてプーリ部35に対し両持ち構造となる。よって、取
付時にベルト16に付与される張力や運転時の負荷でベ
ルト16に発生する張力により、モータ軸12にラジア
ル荷重が大きく作用しても、モータ取付部材18が、モ
ータ軸12の撓みを確実に抑えるとともにケーシング1
1の内部の軸受に作用する荷重を確実に減少させること
になる。したがって、モータ13の寿命を確実に向上さ
せることができる。
【0029】さらに、モータ取付部材18は駆動プーリ
14を介して、モータ軸12のプーリ部35より外側を
支持することになるため、モータ軸12を直接支持する
場合に比して、支持部分の組み立てが容易となる。
【0030】また、モータ取付部材18は、駆動プーリ
14のプーリ部35より外側を軸受55を介して支持す
ることになるため、駆動プーリ14とモータ取付部材1
8との間の摩擦抵抗を低減することができる。したがっ
て、モータ13の回転抵抗を低減することができ、その
回転効率を向上させることができる。
【0031】加えて、モータ取付部材18がモータ軸1
2のプーリ部35より内側をも支持するため、モータ軸
12がケーシング11の外側においてプーリ部35より
外側と内側とで支持されることになる。よって、取付時
にベルト16に付与される張力や運転時の負荷でベルト
16に発生する張力により、モータ軸12にラジアル荷
重が大きく作用しても、モータ取付部材18が、モータ
軸12の撓みをさらに確実に抑えるとともにケーシング
11の内部の軸受に作用する荷重をさらに確実に減少さ
せることになる。したがって、モータ13の寿命をさら
に確実に向上させることができる。
【0032】また、モータ取付部材18は駆動プーリ1
4を介して、モータ軸12のプーリ部35より内側を支
持することになるため、モータ軸12を直接支持する場
合に比して、支持部分の組み立てが容易となる。
【0033】加えて、モータ取付部材18は、駆動プー
リ14のプーリ部35より内側を軸受を介して支持する
ことになるため、駆動プーリ14とモータ取付部材18
との間の摩擦抵抗を低減することができる。したがっ
て、モータ13の回転抵抗を低減することができ、その
回転効率を向上させることができる。
【0034】また、特に、上記のように、モータ取付部
材18が軸受44,55を介して駆動プーリ14を支持
するとともに駆動プーリ14を介してモータ軸12を支
持すれば、支持部分の組み立てを容易とした上で、モー
タ軸12の回転時の摩擦抵抗を効率良く低減することが
できる。
【0035】なお、上記構造を採用するのがスペース的
に困難な場合等においては、モータ取付部材18の軸受
にモータ軸12を直接嵌合させてもよく、さらには、モ
ータ取付部材18にモータ軸12を直接支持させるよう
にしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、モータの位置調整に影響を及ぼさないよう
に、モータのケーシングと一体移動可能に設けられるモ
ータ取付部材でモータ軸を支持することにより、モータ
のケーシングの外側でもモータ軸を支持することができ
る。よって、取付時にベルトに付与される張力や運転時
の負荷でベルトに発生する張力により、モータ軸にラジ
アル荷重が大きく作用しても、モータ取付部材が、モー
タ軸の撓みを抑えるとともにケーシング内部の軸受に作
用する荷重を減少させることになる。したがって、モー
タの寿命を向上させることができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、モータ取付
部材がモータ軸に沿って延出しモータ軸のプーリ部より
外側を支持することになるため、モータ内の支持と合わ
せてプーリ部に対し両持ち構造となる。よって、取付時
にベルトに付与される張力や運転時の負荷でベルトに発
生する張力により、モータ軸にラジアル荷重が大きく作
用しても、モータ取付部材が、モータ軸の撓みを確実に
抑えるとともにケーシング内部の軸受に作用する荷重を
確実に減少させることになる。したがって、モータの寿
命を確実に向上させることができる。
【0038】請求項3記載の発明によれば、モータ取付
部材がモータ軸のプーリ部より内側を支持するため、簡
単な構造でケーシングの外側におけるモータ軸の支持を
行うことができる。したがって、コスト増を抑えること
ができる。
【0039】請求項4記載の発明によれば、モータ取付
部材は駆動プーリを介してモータ軸を支持することにな
るため、モータ軸を直接支持する場合に比して、支持部
分の組み立てが容易となる。
【0040】請求項5記載の発明によれば、モータ取付
部材は、モータ軸を軸受を介して支持することになるた
め、モータ軸とモータ取付部材との間の摩擦抵抗を低減
することができる。したがって、モータの回転抵抗を低
減することができ、その回転効率を向上させることがで
きる。
【0041】請求項6記載の発明によれば、モータ取付
部材は軸受を介して駆動プーリを支持することになり、
該駆動プーリを介してモータ軸を支持するため、支持部
分の組み立てを容易とした上で、モータ軸の回転時の摩
擦抵抗を効率良く低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電動射出成形機のモータ軸支持構造
の一の実施の形態を示す正面図である。
【図2】 本発明の電動射出成形機のモータ軸支持構造
の一の実施の形態を示す図1におけるB方向から見た矢
視断面図である。
【図3】 本発明の電動射出成形機のモータ軸支持構造
の一の実施の形態を示す図1におけるC方向から見た図
である。
【図4】 本発明の電動射出成形機のモータ軸支持構造
の一の実施の形態の駆動プーリのモータ軸への取付部分
を示す拡大断面図である。
【図5】 本発明の電動射出成形機のモータ軸支持構造
の一の実施の形態の支柱部材を示す斜視図である。
【図6】 従来の電動射出成形機のモータ軸支持構造の
一例を示す正面図である。
【図7】 従来の電動射出成形機のモータ軸支持構造の
一例を示す図6におけるA方向から見た図である。
【符号の説明】
11 ケーシング 12 モータ軸 13 モータ 14 駆動プーリ 15 従動プーリ 16 ベルト 18 モータ取付部材 24 モータブラケット(取付部) 44,55 軸受

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングから突出するモータ軸に駆動
    プーリが取り付けられるモータを有し、該モータの駆動
    力を前記駆動プーリから該駆動プーリのプーリ部に掛け
    られたベルトを介して従動プーリに伝達する電動射出成
    形機において、 前記モータのケーシングにこれと一体移動可能に設けら
    れるモータ取付部材と、 前記モータおよび前記モータ取付部材を一体に、前記モ
    ータ軸に直交する方向に位置調整可能となるよう支持す
    る取付部とを有し、 前記モータ取付部材で前記モータ軸を支持してなること
    を特徴とする電動射出成形機のモータ軸支持構造。
  2. 【請求項2】 前記モータ取付部材は、前記モータ軸に
    沿って延出し該モータ軸の前記プーリ部より外側を支持
    することを特徴とする請求項1記載の電動射出成形機の
    モータ軸支持構造。
  3. 【請求項3】 前記モータ取付部材は、前記モータ軸の
    前記プーリ部より内側を支持することを特徴とする請求
    項1または2記載の電動射出成形機のモータ軸支持構
    造。
  4. 【請求項4】 前記モータ取付部材は、前記駆動プーリ
    を支持することにより該駆動プーリを介して前記モータ
    軸を支持することを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    か一項記載の電動射出成形機のモータ軸支持構造。
  5. 【請求項5】 前記モータ取付部材は、前記モータ軸を
    軸受を介して支持することを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれか一項記載の電動射出成形機のモータ軸支持構
    造。
  6. 【請求項6】 前記モータ取付部材は軸受を介して前記
    駆動プーリを支持することを特徴とする請求項4記載の
    電動射出成形機のモータ軸支持構造。
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