JP3243950U - 掛け布団 - Google Patents

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宏樹 大野
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大野株式会社
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Abstract

【課題】熟練の技を必要とせず、短時間で簡単に交換を行うことができ、かつ衛生的に使用することができる掛け布団を提供する。【解決手段】本考案の掛け布団1は、両面が起毛したフリース生地を用いて構成される布団本体2と、布団本体2全面を覆うカバー3と、を備える。【選択図】図3

Description

本考案は、何度でも繰り返し洗濯して衛生的に使用することができ、かつ、カバーの取り換えの手間を省いた掛け布団に関する。
ホテルや旅館等の宿泊施設、病院、介護施設等のベッド等の業務用に使用される掛け布団は、一般的に中綿や羽毛で構成される布団本体と、布団本体の全面を覆うカバーとで構成されている。
ここで、業務用に使用される掛け布団は、衛生的な観点から、本来は使用後にクリーニングされることが好ましい。しかし、布団本体を構成する綿や羽毛はクリーニングを繰り返すと、綿や羽毛がちぎれたり、よれたり、塊状になって寝心地が悪くなり使用できなくなる。そのため、布団本体をクリーニングすることはできず、現状では、使用後にカバーのみがクリーニングされて交換されている。
ここで、例えば特許文献1は、洗濯可能な羽毛布団(布団本体)について開示している。この羽毛布団では、キルティングを施して生地を強化した不織布と、しわ加工を施した不織布を2枚重ねて皮生地とし、羽毛を上下から包み四方を縫い閉じた後、羽毛の片寄りを防ぐために皮生地ごと格子状に縫い付けている。
実用新案登録第3149225号
しかしながら、特許文献1の羽毛布団は、羽毛の片寄りを防ぐことはできるが、クリーニングが繰り返されることによって、羽毛がちぎれたり、よれたり、塊状になることは防止できない。そのため、クリーニングを繰り返すと、寝心地の悪い布団となるという根本的な課題を解決することはできない。また、特許文献1の羽毛布団では、不織布を2枚も使用するために、羽毛布団を完全に乾燥するまでには時間がかかり、効率が求められる業務用の掛け布団としての使用には適さない。
加えて、布団本体となる羽毛布団が洗濯できたとしても、布団本体にカバーを取り付ける作業がある。この作業は、長さが2mほどある布団本体をカバーの中に入れ込む必要があり、手間と時間がかかる。宿泊施設、病院、介護施設等では、この作業を何十~何百個のベッドに対して行わねばならず、短時間で効率よく上述した作業を行うには熟練の技が必要となる。しかし、近年、人手不足が深刻化しているホテル業界、医療業界、介護業界において、熟練の技をもつ人材を必要なだけ確保することは困難を極める。
本考案は上述した問題を鑑みて考案されたものであって、何度でも繰り返し洗濯して衛生的に使用することができ、かつ、カバーの取り換えの手間を省いた掛け布団を提供することをその主たる目的とする。
本考案者は鋭意検討を重ねた結果、従来の掛け布団の概念を覆し、掛け布団を全く新しい構成とすることで上記課題を解決することができる知見を得て本考案を完成させるに至った。
すなわち、本考案の掛け布団は、両面が起毛したフリース生地を用いて構成される布団本体と、前記布団本体全面を覆うカバーと、を備える。
本考案の掛け布団は、布団本体に両面が起毛したフリース生地を用いる。フリース生地は、繊維をパイル編みして編地の表裏面に突出するループパイルをカットして起毛することにより構成される。そのため、編地と起毛部分とが一体となっているので、従来の布団本体を構成する羽毛や綿のように、クリーニングによって、ちぎれたり、よれたり、塊状になったりすることがない。これにより、布団本体を使用のたびに何度でもクリーニングすることが可能となり、掛け布団を清潔で衛生的に使用することが可能となる。
本考案の具体的な一実施形態としては、布団本体と、布団本体を挟んで配置されるカバーの表面及び裏面とが、一体に縫合されているものを挙げることができる。
この構成により、布団本体とカバーとが一体となっているため、布団本体にカバーが装着された状態でクリーニングを行い、クリーニングしたものをそのままベッドメイキングに使用することができる。そのため、布団本体からカバーを取り外したり、布団本体にカバーを装着したりする作業が必要なくなり、誰でも簡単に掛け布団の交換をすることが可能となる。これにより、熟練の技が必要なくなるので、人手不足の解消にもつなげることができる。
加えて、布団本体からカバーを取り外してクリーニングを行う場合には、洗濯したカバーをロールに通すことで皺伸ばしを行う必要があった。しかし、本考案の掛け布団では、布団本体とカバーとが一体となっているために、カバーの皺伸ばし工程が必要なくなり、クリーニング工程を短縮化することが可能となる。
本考案では、使用のたびにクリーニングを行い衛生管理に優れた掛け布団を提供することができ、加えて、誰でも簡便にベッドメイキングを行うことができる掛け布団を提供することができるという格別の効果を奏する。
本実施形態の掛け布団の使用状態を示す概略図。 本実施形態の掛け布団を示す概略図。 図2におけるAA線における断面図。
本考案の掛け布団について、以下図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態の掛け布団1は、図1に示すように、例えばホテルや旅館等の宿泊施設、病院、介護施設等のベッドで使用されるものである。
掛け布団1は、図2及び図3に示すように、布団本体2と布団本体2全面を覆うカバー3とで構成されて、布団本体2と布団本体2を挟んで配置されるカバー3の表面3a及び裏面3bとが一体に縫合されている。
布団本体2は、一対の長辺と一対の短辺とを有するフリース生地で構成される。このフリース生地は、ポリエステル繊維をパイル編みして編地の表裏面に突出するループパイルをカットして起毛することで構成され、両面が起毛した状態になっている。本実施形態のフリース生地は、ポリエステル繊維100%で構成されているが、ポリエステル繊維と他繊維とが混合されたものであってもよいし、ポリエステル繊維以外の繊維を使用してもよい。
カバー3は、布団本体2の全面を覆うとともに布団本体2を内部に収容する袋体であって、布団本体2と同様にポリエステル繊維を用いて構成されるものである。カバー3は、型崩れがしにくく、皺になりにくい経編もしくは丸編のニット生地が用いられることが好ましい。また、用いられる繊維としては、ポリエステル繊維100%が好ましいが、ポリエステル繊維と他繊維とが混合されたものであってもよいし、ポリエステル繊維以外の繊維を使用してもよい。
カバー3は、図3に示すように図2のAA線で切断した断面において、布団本体2を挟んで対向して配置される表面3aと裏面3bとを備える。表面3aと裏面3bとは、それぞれの端縁において互いに接合されており、これにより、カバー3は、一対の長辺と一対の短辺とを有する袋体を構成し、この袋体の内部に布団本体2が配置される。
布団本体2、表面3a及び裏面3bは、それぞれの端縁部において縫合されて一体化されている。本実施形態においては、布団本体2と、布団本体2を挟んで配置されるカバー3の表面3a及び裏面3bとが、それぞれの周縁を囲むように縫合された略矩形状の縫合部4が設けられている。なお、この縫合部4は、キルト縫合や四隅のみの縫合であってもよく、適宜変更することができる。
上述したように構成した本実施形態の掛け布団1は、布団本体2がフリース生地で構成されている。フリース生地は、パイル編みした編地と起毛部分とが一体となっているので、クリーニングによって、偏ったり、ちぎれたり、塊状になったりすることがない。これにより、本実施形態の掛け布団1は、使用のたびにクリーニングが可能であるため、常に清潔な状態で使用することができ、衛生的に優れた掛け布団1を提供できる。
加えて、布団本体2には両面が起毛したフリース生地が使用されるので、風合いを柔らかくして、使用者の肌に触れたときの質感を高めることができる。また、起毛によって、保温性を高めて使用者がより快適に掛け布団1を使用することができる。
さらに、本実施形態の掛け布団1は、フリース生地を使用した布団本体2とカバー3とで構成することで、その重さを1平米あたり約300g程度とすることができる。この重さであれば、複数の使用済の掛け布団1をクリーニングのために運搬することが可能となり、また家庭用の洗濯機等でもクリーニングが可能であるため、使用者は、掛け布団1を容易にクリーニングすることができる。
また、布団本体2と布団本体2を挟んで配置されるカバー3の表面3a及び裏面3bとが一体に縫合されているので、布団本体2からカバー3を取り外したりカバー3を取り付けたりする必要がない。そのため、ベッド使用後は使用済の掛け布団1をクリーニング後の掛け布団1に交換するだけで、誰でも簡単に短時間で掛け布団1の交換作業(ベッドメイキング)を行うことができる。これにより、一人の作業者が作業可能なベッド数を増やして、人手不足の解消にもつなげることができる。
さらに、布団本体2及びカバー3の周縁を囲むように縫合部4が設けられているので、布団本体2の四隅部をカバー3の四隅部に対して確実に固定することができ、布団本体2がカバー3の中で偏って配置されることを防止できる。
加えて、布団本体2からカバー3を取り外してクリーニングを行う従来の掛け布団の場合、洗濯したカバー3をロールに通して皺伸ばしを行う必要があった。しかし、本実施形態の掛け布団1では、布団本体2とカバー3とが一体となっており、カバー3の皺伸ばしを行う工程も必要がなくなり、クリーニング工程の短縮化を図ることが可能となる。
また、布団本体2及びカバー3にポリエステル繊維を用いている。ポリエステル繊維は水を吸いにくく乾燥が早いため、本実施形態の掛け布団1は、クリーニング後の乾燥時間を従来のものに比べて短縮することができる。そのため、さらなるクリーニング工程の短縮化を図ることができる。
併せて、布団本体2及びカバー3をポリエステル繊維のみで構成した場合、ポリエステル繊維は再生可能であるため、環境に配慮した掛け布団1を提供することができる。
本考案は、その趣旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づいて種々なる改良、修正、又は変形を加えた態様でも実施することができる。
1・・・掛け布団
2・・・布団本体
3・・・カバー
3a・・表面
3b・・裏面
4・・・縫合部

Claims (3)

  1. 両面が起毛したフリース生地を用いて構成される布団本体と、
    前記布団本体全面を覆うカバーと、を備える掛け布団。
  2. 前記布団本体と、前記布団本体を挟んで配置される前記カバーの表面及び裏面とが、一体に縫合されていることを特徴とする請求項1記載の掛け布団。
  3. 前記カバーが、ポリエステル繊維を用いて構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の掛け布団。
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