JP3243896B2 - 圧延機の水切り装置 - Google Patents
圧延機の水切り装置Info
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Description
給されてロールギャップ開放部から圧延機出側へ通過し
てくるクーラント水を除去するための水切り装置に関す
るものである。
する圧延機においては、図2の(イ)(ロ)に示す如
く、上下のバックアップロール1,2でバックアップさ
れた上下のワークロール3,4の入側で、クーラント水
(水をベーストとした圧延油)5をノズル6により上下
のワークロール3,4の圧延部及び表面部に噴射供給し
て、圧延部の潤滑、及びロールを冷却するようにしてい
る。7は板材、8はハウジングを示す。
たクーラント水は、板材7のない上下ワークロール3,
4間のロールギャップ開放部GO から上下ワークロール
3,4の出側に回り込んで板材7の幅端部に付着した
り、更には、ハウジング8に当った後に跳ね返って板材
7上に付着する問題がある。
線で示す如く、上下ワークロール3,4の出側に、吸引
ダクト9を、板幅方向へ移動可能として板材7の幅端部
に吸引口9aが近接するように配置し、ロールギャップ
開放部GO を通過してきたクーラント水5を吸引ダクト
9で吸引させるようにした方式の水切り装置が採用され
ている。
装置では、吸引ダクト9の吸引力を相当強めないと、ロ
ールギャップ開放部GO を直接通過してくるクーラント
水5を吸引しきれるものではなく、やはり板材7の幅端
部へのクーラント水5の付着は防止できないのが実情で
ある。
延機の場合、板材7の表面に水分が付着していると、ウ
ォーターステンと呼ばれる白錆等の原因となるため、水
切り効果の高い水切り装置が要望されている。
から出側へ通過したクーラント水を効果的に排除して板
材への付着を防止することができるような圧延機の水切
り装置を提供しようとするものである。
決するために、上下ワークロールに入側よりクーラント
水を噴射供給するようにしてある圧延機における上記上
下ワークロールの出側の板幅方向両側位置に、複数の導
流板をパスライン方向の上流側から下流側へ向けて斜め
外方へ傾斜させて配列してなる仕切り壁を、上下ワーク
ロールのロールギャップ開放部に対応するように板幅方
向へ位置調整可能に対峙させ、且つ該仕切り壁の内側へ
進入してきたクーラント水を仕切り壁側へ変向させるた
めのエアを噴き付けるエア噴射ノズルを、上記上下ワー
クロールの出側に変位可能に設置した構成とする。
ラント水の衝突力を吸収するための跳ね返り防止部材を
張り付けた構成とするとよい。
ト水は仕切り壁の存在により仕切り壁の内外側に振り分
けられ、外側に導かれたクーラント水はそのまま排除さ
れることになる。一方、内側に導かれたクーラント水
は、エア噴射ノズルからのエアにより仕切り壁側に変向
させられて、各導流板の傾斜に沿って排出されることに
なる。
張り付けておくと、クーラント水が衝突しても、その衝
突力が吸収されることにより板材側への跳ね返りが防止
されることになる。
する。
示すもので、図2の(イ)(ロ)に示したと同様に、上
下のバックアップロール1,2に支持される上下のワー
クロール3,4の表面に、上下ワークロール3,4の入
側からノズル6によってクーラント水5が噴射供給され
るようにしてある圧延機において、上下ワークロール
3,4の出側に、パスラインL方向の下流外側へ向けて
傾斜するよう適宜間隔にてルーバー状に配置した複数の
導流板10と、該各導流板10の上端間及び下端間を連
結する連結部材11とからなる仕切り壁12を、板材7
の両幅端部に対応させるようにパスラインLを挟んで板
幅方向で対峙させ、且つ該両仕切り壁12の下部に固定
ブロック13を設けると共に、該両固定ブロック13間
に、一端をモータ15に連結した逆ねじスクリュー14
を貫通螺合し、上記モータ15の駆動で逆ねじスクリュ
ー14を回転させることで両仕切り壁12を板幅方向へ
近接、離反させられるようにし、両仕切り壁12を板材
7の幅端に近接配置することにより、ロールギャップ開
放部GO を通過してきたクーラント水5を仕切り壁12
で内外側に振り分けて外側のクーラント水5を直接排除
させられるようにする。
上下位置に、仕切り壁12の内側へ導かれたクーラント
水5にエア16を噴射して仕切り壁12側へ変向させる
ためのエア噴射ノズル17を、板材7の幅寸法に対応さ
せられるように変位可能に設け、該各エア噴射ノズル1
7から噴射したエア16により、上記仕切り壁12の内
側に進入してきたクーラント水5を仕切り壁12側へ変
向させて、導流板10の傾斜に沿わせて導流板10の間
から外側へ排出させられるようにする。
により変向させたクーラント水5の仕切り壁12への衝
突による跳ね返りを防止するため、仕切り壁12の各導
流板10の内側面に、跳ね返り防止部材として金網18
を張り付け、クーラント水5の衝突力を金網18によっ
て吸収させられるようにする。
15の駆動で逆ねじスクリュー14を回転させ、仕切り
壁12の位置を、圧延される板材7の幅端面に近接設定
する。
れることに伴って、ノズル6からワークロール3,4へ
向けてクーラント水5が噴射供給されると、ワークロー
ル3,4の出側に仕切り壁12が配してあるため、ロー
ルギャップ開放部GO を通過したクーラント水5は上記
仕切り壁12の外側(反板材側)と内側(板材側)とに
振り分けられ、仕切り壁12の外側に導かれたクーラン
ト水5は、矢印5aに示し、そのまま排除されることに
なる。
クーラント水5はそのまま進むと板材7の幅端部に付着
してしまうので、ワークロール3,4の出側に配置した
エア噴射ノズル17より板材7の幅端部へ向けて斜めに
エア16を噴き付けて、上記仕切り壁12の内側に進入
してきたクーラント水5を外側へ変向させるようにす
る。この際、上記仕切り壁12を構成する各導流板10
はパスラインL方向の下流へ向けて外側に傾斜配置して
あるため、エア噴射ノズル17のエア16によって変向
させられた上記クーラント水5は、矢印5bに示す如
く、各導流板10の傾斜に沿い導流板10の間から外側
へ排出されることになる。
ント水5がエア16の噴き付けにより外側へ変向されて
導流板10に沿わされるとき、導流板10に衝突してそ
の一部が板材7側へ跳ね返ってくる虞があるが、本発明
では、各導流板10の内側面に跳ね返り防止部材として
金網18が張り付けてあるので、たとえ、クーラント水
5が導流板10の内側面に衝突したとしても、その衝突
力が金網18によって吸収されるため、板材7上へ跳ね
返って付着してしまうようなことはない。なお、金網1
8によって吸収されたクーラント水5は下方へ落下する
ことになる。又、仕切り壁12の外側へ導かれたクーラ
ント水5がハウジングや軸箱内面に衝突し跳ね返って板
材7側に飛散しても、導流板10間にわずかなラップ
(重なり)を与えることにより、仕切り壁12を越えて
板材7に付着することはない。
ャップ開放部GO を通過してきたクーラント水5を仕切
り壁12より内外側に振り分け、外側のクーラント水5
を仕切り壁12により直接排除し、内側のクーラント水
5をエア噴射ノズル17からのエア16により仕切り壁
12の導流板10の傾斜に沿わせて排出させるようにし
たので、従来のエア吸引ダクトを用いる場合に比して板
材7の幅端部近傍でのクーラント水5の処理量を減少さ
せることができて、水切り効果を増大させることができ
る。因に、上記仕切り壁12の位置設定は、板材7の幅
端面に近い方が仕切り壁12の内側へのクーラント水5
の進入量を少なくできて有利であるが、板材7が何らか
の理由で蛇行した場合を考慮して、板材7と当接しない
間隔で位置設定するようにしてある。
成する導流板10の内側面に、クーラント水5の跳ね返
り防止部材として金網18を張り付けた場合を例示した
が、金網18に限らず、フェルトやスポンジ等を用いる
ようにしてもよいこと、その他本発明の要旨を逸脱しな
い範囲内で種々変更を加え得ることは勿論である。
り装置によれば、複数の導流板を傾斜配列してなる仕切
り壁を、上下ワークロールの出側にロールギャップ開放
部に対応させて配置し、ロールギャップ開放部を通過し
てきたクーラント水を、仕切り壁を境界に内外側に振り
分けられるようにして、外側に導いたクーラント水を直
接排除し、且つ内側に導いたクーラント水を、エア噴射
ノズルから噴射されるエアによって仕切り壁側へ変向さ
せ各導流板の傾斜に沿わせて排出させることができるよ
うにしたので、高い水切り効果が得られて板材へのクー
ラント水の付着を効果的に防止することができ、又、上
記仕切り壁を構成する各導流板の内側面に跳ね返り防止
部材を張り付けることにより、導流板からのクーラント
水の跳ね返りを確実に抑えることができて、板材へのク
ーラント水の付着防止効果をより一層高めることができ
る、という優れた効果を発揮する。
を示すもので、(イ)は切断側面図、(ロ)は(イ)の
中央平面図である。
図、(ロ)は概略側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 上下ワークロールに入側よりクーラント
水を噴射供給するようにしてある圧延機における上記上
下ワークロールの出側の板幅方向両側位置に、複数の導
流板をパスライン方向の上流側から下流側へ向けて斜め
外方へ傾斜させて配列してなる仕切り壁を、上下ワーク
ロールのロールギャップ開放部に対応するように板幅方
向へ位置調整可能に対峙させ、且つ該仕切り壁の内側へ
進入してきたクーラント水を仕切り壁側へ変向させるた
めのエアを噴き付けるエア噴射ノズルを、上記上下ワー
クロールの出側に変位可能に設置した構成を有すること
を特徴とする圧延機の水切り装置。 - 【請求項2】 仕切り壁の各導流板の内側面に、クーラ
ント水の衝突力を吸収するための跳ね返り防止部材を張
り付けた請求項1記載の圧延機の水切り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17862293A JP3243896B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 圧延機の水切り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17862293A JP3243896B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 圧延機の水切り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH079018A JPH079018A (ja) | 1995-01-13 |
JP3243896B2 true JP3243896B2 (ja) | 2002-01-07 |
Family
ID=16051672
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17862293A Expired - Fee Related JP3243896B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 圧延機の水切り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3243896B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1210993B2 (en) | 2000-03-01 | 2016-07-06 | JFE Steel Corporation | Device and method for cooling hot rolled steel band and method of manufacturing the hot rolled steel band |
JP5948847B2 (ja) * | 2011-12-15 | 2016-07-06 | Jfeスチール株式会社 | 圧延装置 |
-
1993
- 1993-06-28 JP JP17862293A patent/JP3243896B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH079018A (ja) | 1995-01-13 |
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