JP3243584U - クリアファイル - Google Patents

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勇雄 今村
一成 斉木
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有限会社コムネット
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Abstract

【課題】半透明性の紙素材のクリアファイルの背割れを防止し、強度、耐久性を向上するクリアファイルを提供する。【解決手段】半透明の紙素材からなる矩形形状の台紙101を二つ折りし、二つ折りの裏側の対向する面の下辺を接着して構成されるクリアファイル10であって、前記台紙の二つ折りの表側の折り目となる線分105aを含み前記線分の一端から他端まで所定の幅で延在された領域108に柔軟剤109が塗布されている。【選択図】図3

Description

本考案は、書類等を指し込むホルダーであるクリアファイルに関する。
近時、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の動きの中で、企業、官公庁等をはじめ民間でも脱プラスチック化に向けて具体的行動が求められている。
書類の管理等に多用されているクリアファイルも脱プラスチック化の対象の一つであるといえる。
プラスチック以外の他の素材として、透明性を考慮し半透明の紙素材を用いたクリアファイルでは、二つ折り(山折り)の折り目に割れが生じやすいことを知見した。
そこで、本考案は、半透明の紙素材のクリアファイルの背割れを防止し、強度、耐久性を向上するクリアファイルを提供することを目的とする。
本考案によれば、半透明の紙素材からなる矩形形状の台紙を二つ折りし、二つ折りの裏側の対向する面の下辺を接着して構成されるクリアファイルであって、
前記台紙の二つ折りの表側の折り目となる線分を含み前記線分の一端から他端まで所定の幅で延在された領域に柔軟剤が塗布されている、クリアファイルが提供される。
本考案によれば、半透明性の紙素材のクリアファイルの背割れを防止し、強度、耐久性を向上することができる。
(A)と(B)は本考案の実施形態を説明する平面図と断面図である。 本考案の実施形態を説明する平面図である。 本考案の実施形態を説明する平面図である。 (A)と(B)は柔軟剤の作用機構を説明する模式図である。
本考案の一実施形態について説明する。図1(A)は、二つ折りされたクリアファイル10を展開した表面側を示す平面模式図である。図1(B)は、図1(A)のA―A線の断面を模式的に示す図である。本考案の一実施形態に係るクリアファイル10の台紙101は、半透明の紙素材であるトレーシングペーパー101aからなる。トレーシングペーパーは、原料となるパルプを叩解しロールを通して圧縮したり薬剤等を用いて紙の中の空気の隙間を減らし半透明にした紙である。
矩形形状の台紙101の二つ折りしたときに表側(外側)となる面において、二つ折りの折り目となる線分(山折り線105a)を幅の中心として該山折り線105aの長手方向の一端から他端まで所定の幅で延在される領域108を除く領域は、水性防止ニス等の防水材107aでコーティングされている。領域108は、柔軟剤109が塗布される領域であるため、防水材107aは塗布されない。
図2は、二つ折りされたクリアファイル10を展開した裏側を示す平面模式図である。矩形形状の台紙101を二つ折りしたときに裏側(内側)となる面において、下辺の接着部103を除く領域は、水性防止ニス等の防水材107bでコーティングされている。接着部103は、台紙101を二つ折りしたときに内側(裏側)となる下辺の対向部同士を接着剤で接着させる領域であり、この例では、台紙101の左端から右端まで延在されている。接着部103は、接着剤による接着性の確保のため、防水材107bは塗布されない。
図3は、台紙101を二つ折りしたときに裏側(内側)となる面の下辺の接着部103を接着剤で接着させたクリアファイル10を模式的に示す模式平面図である。台紙101の表の二つ折りの折り目(山折り線105a)を幅の中心に長手方向の一端から他端まで所定の幅で延在される領域108に柔軟剤109が塗布され、裁断された後、二つ折りされ台紙101の裏面の接着部103同士が接着され、二つ折り状態に固定される。なお、柔軟剤109を塗布した後、所定時間(例えば30分程度)内に、台紙101の接着部103には、接着剤(のり)が塗布(例えばシルクスクリーン印刷)され、ロール紙から台紙101を裁断し、二つ折りする工程で、台紙101の裏面の相対する面(二つ折りの内側の相対する面)の接着部103同士が接着剤で接着され、二つ折り状態に固定される。
半透明の紙素材である台紙101を二つ折りして製造されるクリアファイル10の背割れ対策について各種実験した結果、柔軟剤の塗布が効果的であることを見出した。一般に、紙は、繊維同士の機械的な絡みあい等に加えて水素結合により形を維持している。水素結合は、図4(A)に示すように、セルロース分子内の水酸基(OH基)と近くの水酸基(OH基)間で相互に水素を介した酸素の結合からなる。図4(B)に示すように、水分子(H2O)は水素結合しやすく、セルロース中の水酸基(OH基)と結びつき、外力に対してずれやすくなり、紙をやわらかくするとされている(家庭紙用柔軟剤の作用機構:https://www.nissin-kk.co.jp/product/juunan.html)。このため、クリアファイル10の背割れ防止に有効であるといえる。
図3において、102で示す半円形の切り抜きは指かけ(指ぬき)である。角丸部(角R加工部)104は、二つ折りの折り目(谷折り線105b)と反対側の上辺角部に設けられている。切り込み106は、ファイルを開いたときに加わる力が接着部103に集中して接着が剥がれてしまうことを回避し耐久性を高めるためのものである。
クリアファイル10は、二つ折りの折り目となる領域に柔軟剤109を塗布し、その後二つ折にすることにより、背割れを防止するとともに、山折り線105aでの手触りを滑らかとしている。さらに、防水加工により、耐水性を高めたことに加え、硬くなり、丸まり難くなったことで強度が増し、クリアファイルとしての形状を維持する耐久性を高めている。
また、通常、トレーシングペーパーは裏面がザラザラした手触りとされているが、本考案によれば、両面とも全面防水加工したことにより、裏面(谷折り線105b)で二つ折りした場合の内側面)も、表面と同様のツルツルの手触りとなり、クリアファイル10への書類の出し入れ等、扱い易さを増している。
台紙101において、二つ折りしたときに表側(外側)となる面に塗布された防水材107aの表面に、アンカー樹脂(不図示)をコーティングしてもよい。アンカー樹脂は、レーザプリンタの印刷用にトレーシングペーパーに耐熱性、耐水性を持たせ、レーザプリンタのトナーの接着性を向上させる。台紙101の印刷面をアンカーコティングすることで、例えばユーザ側で任意の情報(カラーイメージ、情報)をレーザプリンタ等で印刷した場合の色の定着性を高め、印刷の耐久性を高めている。
10 クリアファイル
101 台紙
101a トレーシングペーパー
102 指かけ(指ぬき)
103 接着部
104 角丸部(角R加工部)
105a 二つ折の折り目(山折り線)
105b 二つ折の折り目(谷折り線)
106 切り込み
107a、107b 防水材
108 領域
109 柔軟剤

Claims (4)

  1. 半透明の紙素材からなる矩形形状の台紙を二つ折りし、二つ折りの裏側の対向する面の下辺を接着して構成されるクリアファイルであって、
    前記台紙の二つ折りの表側の折り目となる線分を含み前記線分の一端から他端まで所定の幅で延在された領域に柔軟剤が塗布されている、クリアファイル。
  2. 前記台紙は、前記柔軟剤の塗布後、前記二つ折りの折り目となる前記線分で二つ折りされ、二つ折りの裏側の対向する面の前記下辺の接着部同士を接着してなる、請求項1記載のクリアファイル。
  3. 前記二つ折りの折り目となる前記線分の一端から他端まで延在された前記領域と前記下辺の接着部以外の領域は、防水加工されている、請求項1記載のクリアファイル。
  4. 前記台紙は、トレーシングペーパーからなる、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のクリアファイル。
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