JP3243356U - 米タンパク質及びその副産物の製造システム - Google Patents

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Abstract

【課題】米タンパク質及びその副産物の製造システムを提供することを課題とする。【解決手段】米タンパク質及びその副産物の製造システム10は、米穀原料を受け取ると共に米ペーストに粉砕するための前処理部20と、前処理部の後に設けられ、米ペースト及び澱粉液化酵素を受け取り、米ペーストを酵素液化反応させて液化混合物を得るための酵素処理部30と、酵素処理部の後に設けられ、液化混合物を受け取ると共に固液分離して、水飴及びタンパク質ゲルを得るための分離部40と、分離部の後に設けられ、タンパク質ゲルを受け取り、その中の水分を除去することで、米タンパク質を得るための後処理部と、を含む。【選択図】図1

Description

本考案は、植物抽出物の製造システムに関し、特に、米タンパク質及びその副産物の製造システムに関する。
米は、世界の重要な主食用作物で、統計によれば、世界人口の60%以上が米を食べている。米の主成分は、でんぷんのほか、植物性タンパク質、食物繊維、脂質、ビタミンB及びミネラルなどの多くの栄養素が含まれており、この中でも米タンパク質の含有量は一般的な乳製品よりも多くなっている。
米は、低アレルギー食料であると考えられており、近年の研究により米から得られる米タンパク質には抗炎症、血圧降下、抗疲労、スポーツパフォーマンス向上等の様々な生理活性があることが見出されたので現在、機能性食品市場において米たんぱく質が新たな注目を集めており、これにより各メーカが相次いで米タンパク質の活性及び抽出効率を向上させる方法の研究に取り組んでいる。
本考案の主な目的は、活性成分を豊富に含み、品質が安定した米タンパク質を標準化されたプロセスで製造できるだけではなく、同時に米タンパク質副産物も製造できることで、米穀の利用率向上及び製造コスト削減の効果を奏する米タンパク質及びその副産物の製造システムを提供することである。
そこで、上記目的を達成するため、本考案で開示する米タンパク質及びその副産物の製造システムは、米穀原料を、粉砕、澱粉液化、分離、乾燥等の工程を経て米タンパク質及び米タンパク質副産物を製造するために用いられる。
具体的には、前記米タンパク質及びその副産物の製造システムは、前処理部と、酵素処理部と、分離部と、後処理部とを含み、前記前処理部は米穀原料を米ペーストに粉砕するために用いられ、前記酵素処理部は前記前処理部の後に設けられ、前記米ペーストと澱粉液化酵素を酵素液化反応させて液化混合物を得るために用いられ、前記分離部は前記酵素処理部の後に設けられ、前記液化混合物を固液分離して、水飴及びタンパク質ゲルを得るために用いられ、前記後処理部は前記分離部の後に設けられ、前記タンパク質ゲルを受け取り、その中の水分を除去することで、米タンパク質を得るために用いられる。
本考案の一実施形態において、前記米タンパク質及びその副産物の製造システムは、前記分離部の後に設けられ、前記分離部からの前記水飴を受け取り、糖化工程を実施して、発酵水飴を製造するための糖化部をさらに備える。
本考案の一実施形態において、前記前処理部は、前記米穀原料中の不純物を除去するための選別ユニットと、前記選別ユニットの後に設けられ、前記米穀原料を洗浄して軟化させるための軟化ユニットと、前記選別ユニットの後に設けられ、前記米穀原料を前記米ペーストに粉砕するための粉砕ユニットとを備える。
本考案の別の実施形態において、前記酵素処理部は、前記米ペースト及び澱粉液化酵素を受け取り、酵素液化反応を行うことで、前記液化混合物を生成するために用いられる。
本考案の別の実施例形態において、前記分離部は、前記液化混合物内の前記水飴及び前記タンパク質ゲルを分離するためのろ過ユニットを備え、またさらに言えば、前記分離部は、前記ろ過ユニットの後に設けられ、前記タンパク質ゲルを洗浄するための水洗ユニットをさらに含む。
本考案の更なる実施形態において、前記後処理部は、それぞれタンパク質ゲル中の水分を順次除去するための脱水ユニット及び乾燥ユニットを備える。
前記後処理部は、前記乾燥ユニットの後に設けられ、水分を除去した前記タンパク質ゲルを受け取り、再度粉砕及び篩別を行うための加工ユニットをさらに含む。
本考案の一実施例で開示する米タンパク質及びその副産物の製造システムを示す概略図である。
本考案により提供される米タンパク質及びその副産物の製造システムは、前処理部と、酵素処理部と、分離部と、後処理部とを含み、米穀原料から酵素液化反応、分離処理などの工程を経て米タンパク質及び米タンパク質副産物を分離することができる。したがって、本考案で開示する米タンパク質及びその副産物の製造システムを介して標準化されたプロセスで活性が高く品質が安定した米タンパク質を製造できるだけでなく、同時に米タンパク質副産物も製造できることで、米穀の利用率向上及び製造コスト削減の効果を奏する。
さらに言えば、本考案で開示する米タンパク質及びその副産物の製造システムで製造される米タンパク質を動物実験に供し、本考案で開示する米タンパク質の筋力向上及び抗疲労の効果を分析した。実験の結果から分かるように、本考案で開示する米タンパク質の筋力向上及び抗疲労の効果は、ロイシンと同等であり、ロイシンはスポーツパフォーマンスの向上及びサルコペニアの改善に使用される周知の有効成分である。上記から分かるように、本考案で開示する米タンパク質及びその副産物の製造システムは、米タンパク質中の筋肉量の増加に関する活性成分の含有量を増加させて、個体の筋力及び持久力を高め、運動後の疲労物質の蓄積を軽減し、スポーツパフォーマンスを向上させる効果を確実に奏することができる。
換言すれば、本考案で開示する米タンパク質及びその副産物の製造システムで製造された米タンパク質を個体に投与することにより、サルコペニアの治療又は予防、或いはスポーツパフォーマンスの向上といった効果を奏することができる。換言すれば、本考案で開示する米タンパク質及びその副産物の製造システムで製造された米タンパク質は、栄養補助食品、機能性食品、食品、補助医薬品などの組成物の成分として応用することができる。
用語「ユニット」は、所定のタスク、工程又は作業を実行するハードウェア、設備或いは装置を意味する。
用語「米穀」は、米とも呼ばれ、籾殻を取り除いた玄米の表面から糠層の部分を削り取った白米を意味する。本考案において、米穀は、整粒米又は砕米であり得る。
用語「液化混合物」は、原料と澱粉液化酵素を反応させて、原料内の澱粉が分解されて水溶性生成物を形成するものを意味し、本考案の場合、前記液化混合物は澱粉水溶液及びタンパク質ゲルで構成されるものである。
以下、本考案の技術的特徴及び効果を説明するため、好ましい実施例を挙げ、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1を参照すると、本考案の一実施例で開示する米タンパク質及びその副産物の製造システム10は、主に前処理部20と、酵素処理部30と、分離部40と、後処理部50と、糖化部60とを含み、各構成要素は独立して存在し且つ互いに接続され、或いは本体内に組み付けられる。
前記前処理部20は、米穀原料を受け取り、不純物の除去、洗浄、浸漬などの前処理工程を実施するために用いられる。具体的に前記前処理部20は、前記米穀原料中の不純物を分離除去するための選別ユニット21と、前記選別ユニット21の後に設けられ、前記米穀原料の洗浄及び軟化工程を実行するための軟化ユニット22と、前記選別ユニット21の後に設けられ、軟化後の前記米穀原料を米ペーストに粉砕するための粉砕ユニット23とを備える。
前記酵素処理部30は、前処理部20の後に設けられ、前記米ペースト及び澱粉液化酵素を受け取り、両者を混合させて酵素液化反応を行わせ、前記米ペースト内の澱粉が液化されて、液化混合物を生成するために用いられる。
前記分離部40は、前記酵素処理部30の後に設けられ、前記液化混合物を受け取り、ろ過するためのろ過ユニット41と、前記ろ過ユニット41の後に設けられることで前記ろ過ユニット41と双方向に連通でき、前記タンパク質ゲルに洗浄工程を施すための水洗ユニット42とを備える。具体的に前記ろ過ユニット41は、1回以上のろ過工程を実行することができ、すなわち、前記ろ過ユニット41は前記液化混合物を受け取った後で、1回目のろ過工程を実行し、第1水飴とゲル混合物を分離し、前記水洗ユニット42で前記ゲル混合物を洗浄してから前記ろ過ユニット41で洗浄後の前記ゲル混合物に2回目のろ過工程を施すことで、第2水飴及びタンパク質ゲルが得られる。
前記後処理部50は、前記分離部40の後に設けられ、前記タンパク質ゲルを受け取り、後処理工程を実行して米タンパク質を製造するために用いられる。具体的に前記後処理部50は、脱水ユニット51と、乾燥ユニット52と、加工ユニット53とを備え、前記脱水ユニット51及び前記乾燥ユニット52は前記タンパク質ゲル内の水分を順次除去するために用いられ、前記加工ユニット53は前記乾燥ユニットの後に設けられ、乾燥後のタンパク質ゲルに粉砕及び篩別工程を施して粉末状の米タンパク質を得るために用いられる。
前記糖化部60は、前記分離部40の後に設けられ、前記分離部40からの前記第1水飴及び第2水飴を受け取ると共に糖化工程を実行して発酵水飴を製造し、これが米タンパク質の副産物である。
上述の構成要素の構成により本考案で開示する米タンパク質及びその副産物の製造システム10は、米穀原料を標準化されたプロセスシステムで米タンパク質及びその副産物に効果的に変換し、且つ得られた米タンパク質内に有効成分を多く含有させることができるので、本考案で開示する米タンパク質及びその副産物の製造システム10は高品質で高生理活性を有する米タンパク質を製造して、様々な食品又は機能性食品の成分として使用できると同時に前記発酵水飴を製造できることで、米穀原料の利用効率を最大限に高め、製造コストの削減及び利用率向上の効果を奏する。
10 米タンパク質及びその副産物の製造システム
20 前処理部
21 選別ユニット
22 軟化ユニット
23 粉砕ユニット
30 酵素処理部
40 分離部
41 ろ過ユニット
42 水洗ユニット
50 後処理部
51 脱水ユニット
52 乾燥ユニット
53 加工ユニット
60 糖化部

Claims (7)

  1. 米穀原料を受け取ると共に米ペーストに粉砕するための前処理部と、
    前記前処理部の後に設けられ、前記米ペースト及び澱粉液化酵素を受け取り、前記米ペーストを酵素液化反応させて液化混合物を得るための酵素処理部と、
    前記酵素処理部の後に設けられ、前記液化混合物を受け取ると共に固液分離して、水飴及びタンパク質ゲルを得るための分離部と、
    前記分離部の後に設けられ、前記タンパク質ゲルを受け取り、その中の水分を除去することで、米タンパク質を得るための後処理部と
    を含む米タンパク質及びその副産物の製造システム。
  2. 前記前処理部は、前記米穀原料中の不純物を除去するための選別ユニットと、前記選別ユニットの後に設けられ、前記米穀原料を軟化させるための軟化ユニットと、前記選別ユニットの後に設けられ、前記米穀原料を前記米ペーストに粉砕するための粉砕ユニットとをさらに含む請求項1に記載の米タンパク質及びその副産物の製造システム。
  3. 前記分離部は、前記液化混合物内の前記水飴及び前記タンパク質ゲルを分離するためのろ過ユニットをさらに含む請求項1に記載の米タンパク質及びその副産物の製造システム。
  4. 前記分離部は、前記ろ過ユニットの後に設けられ、前記タンパク質ゲルに洗浄工程を施すための水洗ユニットをさらに含む請求項3に記載の米タンパク質及びその副産物の製造システム。
  5. 前記分離部の後に設けられ、前記分離部からの前記水飴を受け取り、糖化工程を実施して、発酵水飴を製造するための糖化部をさらに含む請求項1に記載の米タンパク質及びその副産物の製造システム。
  6. 前記後処理部は、それぞれ前記タンパク質ゲル中の水分を順次除去するための脱水ユニット及び乾燥ユニットをさらに含む請求項1に記載の米タンパク質及びその副産物の製造システム。
  7. 前記後処理部は、前記乾燥ユニットの後に設けられ、水分を除去した前記タンパク質ゲルを受け取り、再度粉砕及び篩別を行うための加工ユニットをさらに含む請求項6に記載の米タンパク質及びその副産物の製造システム。
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