JP3243338B2 - 低圧空気入りタイヤ - Google Patents

低圧空気入りタイヤ

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JP3243338B2
JP3243338B2 JP18159193A JP18159193A JP3243338B2 JP 3243338 B2 JP3243338 B2 JP 3243338B2 JP 18159193 A JP18159193 A JP 18159193A JP 18159193 A JP18159193 A JP 18159193A JP 3243338 B2 JP3243338 B2 JP 3243338B2
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景行 有村
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オーツタイヤ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バギー車、農機等に利
用される不整地走行に適した低圧空気入りタイヤに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種タイヤとして、図6、図7
に例示するものが知られている(特公平4−50201
号公報参照)。このタイヤTは、中央部に位置するトレ
ッド21がショルダ22を介して両サイドウオール23
へトロイダル状に連なり、断面台形状を呈しかつトレッ
ド幅方向に延びる多数のラグ24が、前記トレッド21
及び両ショルダ22の外表面に、タイヤ周方向に間隔を
もって配設されている。
【0003】前記ラグ24は、左右交互に配された中央
ラグ要素24Aと、側部長ラグ要素24B及び側部短ラ
グ要素24Cから成り、トレッドセンタラインL上の重
合部分において、平面視でタイヤ回転方向FにV字状に
なるように、45〜70度の角度で傾斜して振分けられ
ている第1屈曲部25と、左右のショルダ22近傍で左
右対称位置において平面視で反タイヤ回転方向RにV字
状になるように傾斜して振分けられている第2屈曲部2
6を備え、中央ラグ要素24Aと側部長・短ラグ要素2
4B,24C間に排土部27,28が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、コ
ード入り又はコードレスのいずれのタイヤにおいても、
ラグ24がトレッドセンタラインLに対し45〜70°
の角度をもって傾斜し、かつ第2屈曲部26を有するの
で排土が不十分であり、タイヤのフラツキによる振動が
大きいという問題がある。
【0005】本発明は、上述のような実状に鑑みてなさ
れたもので、その目的とするところは、排土性能及び操
縦安定性の向上、振動の減少を図りうる低圧空気入りタ
イヤを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明は、トレッド外周面にトレッドセンタの両側でかつ周
方向等間隔に多数のラグを交互に配設し、各ラグに周方
向へ屈曲する屈曲部を備えている低圧空気入りタイヤに
おいて、前記各ラグは夫々2つの屈曲部を備え、第1屈
曲部をトレッドセンタの近傍に位置させ、第1屈曲部と
第2屈曲部の間をトレッドセンタラインと略直角な中央
ラグ平行部とし、第2屈曲部から幅方向外端側をトレッ
ドセンタラインに対して傾斜して側部ラグ傾斜部とし、
第1屈曲部からタイヤ回転方向に延びる振動防止部を設
けたことを特徴としている。
【0007】また、本発明は、前記各ラグの第1屈曲部
から中央ラグ平行部の反対側にタイヤ回転方向に傾斜す
る中央ラグ傾斜部を設けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】本発明によれば、タイヤの前進回転によって、
常時2〜3個のラグが接地し、各ラグの第1及び第2屈
曲部間の中央ラグ平行部で路面をけり、大きな牽引力を
発揮する。そして、タイヤ内圧が低いため、接地時と反
接地時でトレッド部の動きが大きく、この作用により泥
土が容易に落ち、各ラグのショルダに近い動きが少ない
側部ラグ傾斜部は、中央ラグ平行部に対して傾斜してい
るので、泥土の排出が良好に行われる。
【0009】また、トレッドセンタの振動防止部と前記
側部ラグ傾斜部との共働によって、タイヤのフラツキ及
び振動が防止され、良好な作業能力を発揮し、操縦安定
性が良くなる。さらに、各ラグの第1屈曲部から延びる
中央ラグ傾斜部を設けかつ適当に長くすることによっ
て、タイヤの振動が大幅に減少する。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図4は本発明の実施例を示し、タイヤ1はゴ
ムその他の弾性材料から成り、必要に応じて補強コード
が周方向に埋入され、外周の中央部に位置するトレッド
2がショルダ3を介して両サイドウオール4へトロイダ
ル状に連なっている。
【0011】前記サイドウオール4は、径内方向に延び
てビード部5を有し、各ビード部5にはビード6が埋設
されている。なお、補強コード(例えばボデイプライ)
を埋入する場合は、該コードの両端がビード6の内側か
ら外側に巻かれ、該コードによってビード6が互いに連
結される。そして、各ビード部5は、車輪7のリム8に
嵌合され、バルブ手段9によって、0.15kgf/c
2 前後(0.4kg/cm2 以下)の低圧のタイヤ内
圧が封入されている。
【0012】トレッド2と両ショルダ3の外周面には、
ラグ10が周方向に所定間隔でかつトレッドセンタライ
ンLの両側に交互に配設され、該ラグ10は図4に示す
ように、蹴面部11と反蹴面部12とにより断面台形と
され、トレッドセンタの近傍(真上を含む)に第1屈曲
部13が、トレッド2のセンタとショルダ3との中間部
分に第2屈曲部14が夫々設けられている。
【0013】そして、ラグ10は、第1屈曲部13と第
2屈曲部14の間が、トレッドセンタラインLと略直角
に延びかつ相互に略平行な中央ラグ平行部10Aとさ
れ、第1屈曲部13の該ラグ平行部10Aの反対側が、
トレッドセンタラインLに対して約75°の角度βでし
かもタイヤ回転方向Fに傾斜する中央ラグ傾斜部10B
とされ、第2屈曲部14から幅方向外端側が、トレッド
センタラインLに対して45〜70°の角度αでタイヤ
回転方向と逆方向Rに傾斜する側部ラグ傾斜部10Cと
されている。
【0014】さらに、ラグ10の第1屈曲部13からタ
イヤ回転方向後方に、振動防止部10Dが設けられ、該
振動防止部10Dとタイヤ回転方向後方側の隣接第1屈
曲部13との間には、ラグ10の高さの約半分の高さの
排土部15が設けられている(図3参照)。なお、ラグ
パターン上に占める中央ラグ平行部10Aの範囲WR
は、全トレッド幅WTの30〜60%とするのが好まし
い。即ち、中央ラグ平行部10Aの範囲WRは、30%
未満では牽引力が小さく、60%を超えると牽引力が強
過ぎて泥土の付着が多くなるからである。
【0015】そして、前記ラグ10は、所定荷重(例え
ば50kg)負荷時において、常に2〜3個が接地する
ように設計されており、タイヤ1が左右(軸方向)に傾
かないようになっている。また、前記振動防止部10D
は、タイヤ回転方向前側に連設することにより、振動防
止効果を発揮するが、蹴面部11に凹凸が形成されるこ
とになるため、泥土の付着が多くなり牽引力が低下する
ので好ましくない。
【0016】上記実施例によれば、常に2〜3個のラグ
10が接地し、中央ラグ平行部10A及び中央ラグ傾斜
部10Bを備えているので、十分な牽引力を確保するこ
とができ、良好な作業能力を保持できるうえ、中央ラグ
平行部10Aの範囲WR内のトレッド2が、タイヤ内圧
が低い(0.4kgf/cm2 以下)ので、接地時と反
接地時での動きが大きく、したがって、泥土の付着が少
なく、仮に付着しても容易に剥離する。
【0017】また、タイヤ1の接地時と反接地時で動き
の少ないショルダ3及びこれに近い部分は、側部ラグ傾
斜部10Cであるから、泥土の排出が良好で、しかも、
振動防止部10Dと前記傾斜部10Cが同時に接地する
うえ、常に2〜3個のラグ10が接地するため、左右の
フラツキが生起せず、大幅に振動を減少することができ
る。したがって、操縦安定性が向上する。
【0018】上記実施例において、各ラグ10の中央ラ
グ傾斜部10Bを、図1に2点鎖線10Eで示すよう
に、中央ラグ平行部10Aの範囲WR内で可及的に長く
することにより、振動をさらに減少することができる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、適宜
設計変更することができる。例えば、タイヤ回転方向は
前後逆であっても良く、側部ラグ傾斜部10Cをタイヤ
回転方向Fに傾斜させたり、中央ラグ傾斜部10Bを逆
方向Rに傾斜っせたり、振動防止部10Dをタイヤ回転
方向Fに延ばしたりしても良い。
【0019】
【発明の効果】本発明は、上述のように、トレッド外周
面にトレッドセンタの両側でかつ周方向等間隔に多数の
ラグを交互に配設し、各ラグに周方向へ屈曲する屈曲部
を備えている低圧空気入りタイヤにおいて、前記各ラグ
は夫々2つの屈曲部を備え、第1屈曲部をトレッドセン
タの近傍に位置させ、第1屈曲部と第2屈曲部の間をト
レッドセンタラインと略直角な中央ラグ平行部とし、第
2屈曲部から幅方向外端側をトレッドセンタラインに対
して傾斜して側部ラグ傾斜部とし、第1屈曲部からタイ
ヤ回転方向に延びる振動防止部を設けたことを特徴とす
るものであるから、中央ラグ平行部によって十分な牽引
力を確保でき、かつ泥土付着を防止でき、良好な作業能
力を保持でき、側部ラグ傾斜部によって排土を良好にし
うると共に振動防止部との共働によりフラツキを防止し
て大幅に振動を減少し、操縦の安定性を向上することが
できる。
【0020】また、本発明は、前記各ラグの第1屈曲部
から中央ラグ平行部の反対側にタイヤ回転方向に傾斜す
る中央ラグ傾斜部を設けたことを特徴とするものである
から、牽引力をより強力にしうると共に、振動をさらに
減少することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のラグパターンを示す要部の平面
図である。
【図2】図1のA−A線に沿うタイヤ断面図である。
【図3】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図4】図1のC−C線に沿う断面図である。
【図5】図1のD−D線に沿う断面図である。
【図6】従来例のラグパターンを示す要部の平面図であ
る。
【図7】図6のE−E線に沿うタイヤ断面図である。
【符号の説明】
1 タイヤ 2 トレッド 10 ラグ 10A 中央ラグ平行部 10B 中央ラグ傾斜部 10C 側部ラグ傾斜部 10D 振動防止部 13 第1屈曲部 14 第2屈曲部 F タイヤ回転方向 L トレッドセンタライン R タイヤ回転逆方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60B 15/00 - 15/14 B60C 11/00 - 11/24

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレッド外周面にトレッドセンタの両側
    でかつ周方向等間隔に多数のラグを交互に配設し、各ラ
    グに周方向へ屈曲する屈曲部を備えている低圧空気入り
    タイヤにおいて、 前記各ラグは夫々2つの屈曲部を備え、第1屈曲部をト
    レッドセンタの近傍に位置させ、第1屈曲部と第2屈曲
    部の間をトレッドセンタラインと略直角な中央ラグ平行
    部とし、第2屈曲部から幅方向外端側をトレッドセンタ
    ラインに対して傾斜して側部ラグ傾斜部とし、第1屈曲
    部からタイヤ回転方向に延びる振動防止部を設けたこと
    を特徴とする低圧空気入りタイヤ。
  2. 【請求項2】 前記各ラグの第1屈曲部から中央ラグ平
    行部の反対側にタイヤ回転方向に傾斜する中央ラグ傾斜
    部を設けたことを特徴とする請求項1の低圧空気入りタ
    イヤ。
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