JP3242877U - 絵 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の片を寄せ集めて成る絵であって、表裏が略同一の絵を提供する。【解決手段】シートを所望の形状に加工した複数の片を寄せ集めて構成された1枚の絵1であって、各片が重ね合されること無く、端又は縁同士が当接した状態になっており、一方の面側で、前記端又は縁同士の当接部分を跨ぐように接着剤10が塗布されており、前記接着剤が、片同士を接着し得るもので、乾燥すると透明となり、同時に、塗布箇所の形状を保つように縮まらずに硬化する性質の接着剤である、ことを特徴とする。当該構成を採用することによって絵の表裏を同一とすることができる。【選択図】図1

Description

本考案は、複数のシートの片を寄せ集めて構成された絵に関する。
紙、プラスチックシート、金属シート等、ある特性のシート(1種類又は複数種混合)を所望の形状に加工した複数の片を寄せ集めて構成された1枚の絵、例えば、矩形の色紙の上に様々な色形の紙片を貼り付け1つの絵を描いたものが知られている。このうち、図7に示すように、透明なシート100に透明な雄型面ファスナー101を取り付け、その上に所望の形状に切り抜き着色された繊維や布帛等102~105を係合させることによって、表裏両面から同一模様を視認できる1つの絵を成す技術が提案されている(特許文献1を参照)
特開2018-126875号公報
特許文献1に記載されているように、透明な面ファスナーを用いる場合、透明度の違いから、表裏で見え方に違いがあった。
本考案は、上記従来例の問題を解決するためになされたものであり、表裏が略同一視できる1枚の絵を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本考案の絵は、シートを所望の形状に加工した複数の片を寄せ集めて構成された1枚の絵であって、各片が重ね合されること無く、端又は縁同士が当接した状態になっており、前記端又は縁同士の当接部分を跨ぐように接着剤が塗布されており、前記接着剤が、片同士を接着し得るもので、乾燥すると透明となり、同時に、塗布箇所の形状を保つように縮まらずに硬化する性質の接着剤である、ことを特徴とする。
前記接着剤が、硬化後、柔軟性を有し、テープ状になることが好ましい。
更には、前記接着剤が酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤(木工用接着剤)であることが好ましい。
本考案によれば、絵の表裏を略同一のものとすることができる。
本考案の一実施の形態に係る、紙片を寄せ集めて作った絵(接着剤が乾燥した状態)を示す 寄せ集めた紙片の当接部分に接着剤をライン状に塗布した(接着剤が乾燥前の状態)状態を示す。 (a)(b)は紙片の接着剤塗布部分の断面を示す。 寄せ集めた紙片に接着剤を塗布して絵を構成した際の裏面の様子を示す。 実際に複数の紙片を重ね合わせることなくその当接部分に接着剤を塗布して作った絵の写真 図5の絵の裏面を示す写真 色紙サイズの透明な雄型面ファスナーの上に布帛を係合させて作った従来の絵を示す。
本考案の絵は、ある特性のシートを所望の形状に加工した複数の片を寄せ集めて構成された1枚の絵であって、各紙片が重ね合されること無く、端又は縁同士が当接した状態になっており、前記端又は縁同士の当接部分を跨ぐように接着剤が塗布されており、前記接着剤が、前記片同士を接着し得るもので、乾燥すると透明となり、同時に、塗布箇所の形状を保つように縮まらずに硬化する性質の接着剤である、ことを特徴とする。接着剤を曲線状の接続部分に貼り付けた透明なテープとして使用したことによって、極めて簡易な構成で絵の表裏を略同一とすることができる。
なお、本明細書において、「絵」は、厚さ0.1mm~0.2mm程のシート状の片を寄せ集めて構成されるもので、はがきサイズから全紙サイズの範囲を主に想定しているが、技術的要件を満たす限りにおいて、全紙サイズを超えるサイズの絵も実施可能である。
以下、ある特性のシートとして紙を用いた本考案の一実施の形態に係る絵1について、添付の図面を参照しつつ説明する。図1に示すように、絵1は、紙(例えば色付きのケント紙、和紙等)を所望の形状に切り抜いて用意した、顔部分2、胴体部分3、脚部分4、尾部分5の紙片で構成されている。各部分の紙片は、重ね合されること無く、端又は縁同士がその形状に沿って当接した状態になっている。例えば、図1に示す側のみ、前記端又は縁同士の当接している部分を跨ぐように、当接する端又は縁同士に沿って、その一部または全部にライン状に接着剤10が塗布されている。なお、接着剤10を塗布は、本実施形態では、1つの側の面に行ったが、これに限定する必要は無く、両方の面の内、ある部分は、ある一方の面、他の部分は、その逆の面から、というように、接着剤10を塗布しても良い。
接着剤10は、紙同士を接着し得るもので、乾燥すると透明となり、同時に、塗布箇所の形状を保つように縮まらずに硬化する性質のものを使用する。接着剤の「塗布箇所の形状を保つように縮まらず」という性質は、乾燥しても全く縮まない、という場合以外に、視覚上許容できる程度の僅かな縮みを生じるものであっても、例えば、絵1が透明なガラス板で挟まれた状態で鑑賞に供されるような場合等、許容誤差レベルの場合には、「塗布箇所の形状を保つように縮まらず」という性質のものとして使用可能である。
好ましくは、接着剤10は、硬化後、柔軟性を有し、テープ状になる性質のもの、例えば、酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤(木工用接着剤)を使用する。図1は、木工用接着剤を使用した場合で、接着剤が乾燥して透明になった状態を示す。
点線で囲んで示す部分11を拡大して示す、同じく点線で囲んで示す部分12には、顔部分2と胴体部分3の当接部分に沿う形で接着剤10が塗布された直後の様子を示す。部分12では、2つの紙片を明確に示すために隙間を開けて描いてあるが、実際には、「当接」の文字通り、端又は縁の殆んどの部分で接している。点線で囲んで示す部分13には、接着剤が乾燥して透明になった様子を示す。
図2は、顔部分2、胴体部分3、脚部分4、尾部分5の紙片を並べ、当接している各端又は縁の部分に沿ってライン状に接着剤10を塗布した直後の様子を示す。接着剤10を塗布した領域を網掛けで示す。
図3は、図2に示すA-A’線断面図を示す。図3(a)は、図1に点線で囲んで示す部分12、13に示したように、当接している顔部分2と胴体部分3に僅かに隙間があった場合に、接着剤10を塗布した時の断面図を示す。図示するように、隙間の部分にも接着剤10が入り込んでいる。図3(b)は、当接している顔部分2と胴体部分3に全く隙間が無い場合に、接着剤10を塗布した時の断面図を示す。接着剤10は紙に貼り付く性質のものを使用しており、且つ、塗布箇所の形状を保つように縮まらずに硬化する性質、好ましくは硬化後、柔軟性を有し、テープ状になる性質のものを使用するので、この図3(b)の状態の接着時、顔部分2と胴体部分3を幅の狭いテープで貼り付けたような状態となっている。
図4は、接着剤10が乾燥した後の絵1の裏面の様子を示す。表面に塗布した接着剤10がテープのような働きをして各紙片2~5を接続しているので、裏面側には、特に何らの接着剤の跡は無い。
図5は、前記手法で作った縦15cm×横10cm程のサイズの絵20の写真を示す。絵20は、紙片の形状、色の情報を有している絵のデータに基づいて、複数の色紙から該当箇所の紙片を切り抜き、大小50以上の紙片を、重ね合わせること無く、端又は縁を当接させた状態に寄せ集め、各端又は縁に沿って接着剤をライン状に塗布して作られている。絵20では、接着剤に酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤(木工用接着剤)21を使用した。
接着剤21に関し、具体的には、コニシ株式会社のボンドGクリヤー(用途:皮革、布、合成ゴム、硬質プラスチック)、ヘンケルジャパン株式会社のロックライト ピンポインター(用途:硬質プラスチック、陶磁器、合成ゴム、金属、厚紙、木材、特徴:硬化後の収縮が少ない強力瞬間接着剤)、スリーエム ジャパン株式会社のスコッチ接着剤(用途:多用途、木・金属はもちろん、通常の接着剤ではつきにくいポリプロピレンやポリエチレン素材に使える)、セメダイン株式会社の木工用速乾接着剤(用途:木,厚紙,布,皮用)が好結果を生じた。
図示するように、乾燥後、接着剤21は、目視確認し難い程、透明になった。念のため、図6に示すように、絵20の裏面を確認すると、接着剤21の使用跡は全く確認でき無かった。更に、乾燥後の酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤(木工用接着剤)21は、ビニールテープのような柔らかさを有しており、絵20の取扱い時に硬化した状態の接着剤21が割れる等の事象は生じなかった。接着剤21の塗布量であるが、絵20の1つの紙片は、5mm四方のサイズのものなどがあり、かつ、軽量であるので、約1mm程の幅で、厚み約0.3mm程のライン状となる塗布量で十分であった。
以上説明したように、乾燥すると透明となり、同時に、塗布箇所の形状を保つように縮まらずに硬化する性質の接着剤10を、幅が狭く、方向自在に貼り付けることのできるテープのように用いることによって、複数の紙片を寄せ集めて成る表裏同一の絵を、極めて簡易な工程で作ることができた。出来上がった絵は、テープとして機能する接着剤10が目立たず、表裏同一の絵として用いることができる。比較検証事例として、仮に一般に流通している幅1cm程の透明粘着テープを用いて行えば、より幅の狭いテープにカットして用いる必要が生じたり、事実上非常に難しい作業となった。更には、図5、6に示したように細かな紙片を用いる場合は事実上実施できなかった。
本考案は、上記各種実施形態の構成に限られず、考案の趣旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、絵1は紙片を寄せ集めて構成したが、紙片の代わりに布、薄板状の木、プラスチックシート、ゴムシート、ガラスシート、金属シート等を、1種類のみ、又は、複数種混合の状態で用いても良い。この場合、接着剤は、ぞれぞれ端又は縁で当接し得る、布、木、プラスチック、ゴム、ガラス、金属を接着し得るもので、乾燥すると透明となり、同時に、塗布箇所の形状を保つように縮まらずに硬化する性質のもの、例えば化学接着剤(合成ゴム、塩化ビニル、エポキシ等系の接着剤)を使用する。なお、この場合の接着剤の塗布量であるが、使用するシートの片のサイズ及び重さ、接着剤の接着力、接着剤硬化後の絵の用途等によって変わるが、特別な知識が必要となる事項では無く、常識の範囲内で当業者が設定すべき事項である。故に、例えば数Kgあるような厚いシート状の片が接着剤で接続できない事例を根拠に、本考案の実施可能要件が否定されることは無い。
本考案の絵についての技術は、例えば、複数の色の紙を貼り合わせて1枚の色紙を作り、その上に別の絵を貼り付ける場合にも用いることができる。
1、100 絵
2、102 顔部分
3、103 胴体部分
4、104 脚部分
5、105 尾部分
10、21 接着剤

Claims (3)

  1. シートを所望の形状に加工した複数の片を寄せ集めて構成された1枚の絵であって、
    各片が重ね合されること無く、端又は縁同士が当接した状態になっており、
    前記端又は縁同士の当接部分を跨ぐように接着剤が塗布されており、
    前記接着剤が、片同士を接着し得るもので、乾燥すると透明となり、同時に、塗布箇所の形状を保つように縮まらずに硬化する性質の接着剤である、ことを特徴とする絵。
  2. 前記接着剤が、硬化後、柔軟性を有し、テープ状になる、請求項1に記載の絵。
  3. 前記接着剤が酢酸ビニル樹脂系エマルジョン形接着剤である、請求項2に記載の絵。


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