JP3242628U - 物干し具 - Google Patents

Abstract

【課題】 洗濯物の内側に隙間を設け通気性を高めることで、乾燥時間の短縮を実現するとともに、洗濯物の形くずれを防止でき、さらには洗濯物以外のものを乾燥させることができる物干し具を提供すること。【解決手段】 本考案の洗濯物干し用ハンガー１は、フック部２０と、フック部２０の下方に装着された肩部２と、肩部２の一端部３に装着された、上端５を回動自在に装着された一対の第一アーム部４，４´と、肩部２の他端部６に装着された、上端を回動自在に装着された一対の第ニアーム部７，７´と、前記第一アーム部４，４´の下端８，８´と第ニアーム部７，７´の下端同士を連結する一対の連結軸１０，１０´と、連結軸１０，１０´間に装着された、前記第一アーム部４，４´と第ニアーム部７，７´とを開閉状態に保持する開閉アーム部１１と、を具備することを特徴とする。また前記一対の連結軸１０，１０´間に、網部材３０を装着させることが好ましい。【選択図】図１

Description

本考案は、洗濯物の内側に隙間を設け通気性を高めることで、乾燥時間の短縮を実現するとともに、洗濯物の形くずれを防止でき、さらには洗濯物以外のものを乾燥させることができる物干し具に関する。

Ｔシャツやシャツ等の洗濯物を干す場合、ハンガー形状の物干し具を用いる。かかる物干し具はフック部と肩部からなり、かかる物干し具を洗濯物の内側に配置させ、物干し竿にフック部を掛けて使用される。

また上記技術に関連する先行技術として、衣服が形崩れしにくく、洗濯物の乾燥効率に優れた衣類洗濯物干し用ハンガーがある（例えば特許文献１参照）。

上掲特許文献１の衣類洗濯物干し用ハンガーは、適所に空気の注排出口装置を設け、中央に窓口を備えた左右対称的なやや五角形輪郭形状の袋状のハンガー主体と該ハンガー主体の上縁中央部に連通させて突設した円柱状突出部で成り、該円柱状突出部に物干し竿などに掛止するフックを設けると共に、前記ハンガー主体の内側の周縁に、該ハンガー主体を構成する合成樹脂シート同士の溶着継目を配設した、ことを特徴とするものである。

実用新案登録第３１４５０３７号公報

しかしながら上掲特許文献１の衣類洗濯物干し用ハンガーは、洗濯物と袋状のハンガー主体との接触面が多くなり、通気性の効果が低減されるという問題が生じた。また洗濯物以外のものを乾燥させることはできなかった。

そこで本考案は上記の点に鑑み、優れた通気性を発揮することで、乾燥時間の短縮を実現するとともに、洗濯物の形くずれを防止することができ、さらには洗濯物以外のものを乾燥させることができる物干し具を提供することを特徴とする。

上記課題を解決するために、本考案の物干し具は、フック部と、フック部の下方に装着された肩部と、肩部の一端部に装着された、上端を回動自在に装着された一対の第一アーム部と、肩部の他端部に装着された、上端を回動自在に装着された一対の第ニアーム部と、前記第一アーム部の下端と第ニアーム部の下端同士を連結する一対の連結軸と、連結軸間に装着された、前記第一アーム部と第ニアーム部とを開閉状態に保持する開閉アーム部と、を具備することを特徴とする。

また前記一対の連結軸間に、網部材を装着させることが好ましい。

本考案の洗濯物干し用ハンガーは、肩部の一端部に装着された、上端を回動自在に装着された一対の第一アーム部と、肩部の他端部に装着された、上端を回動自在に装着された一対の第ニアーム部と、前記第一アーム部の下端と第ニアーム部の下端同士を連結する一対の連結軸と、連結軸間に装着された、前記第一アーム部と第ニアーム部とを開閉状態に保持する開閉アーム部と、を具備することにより、優れた通気性が得られ、乾燥時間の短縮を実現するとともに、洗濯物の形くずれを防止することができる。

また前記一対の連結軸間に、網部材を装着させることにより、洗濯物以外のもの、例えば野菜等を乾燥させることができる。

物干し具の全体斜視図である。 前記物干し具を折り畳んだ状態を示す斜視図である。 網部材を装着した状態の斜視図である。 網部材の他の好適例を示す斜視図である。 使用状態の側面図である。 履物を干す状態の斜視図である。 タオルを干す状態の斜視図である。

本考案の物干し具は、洗濯物の内側に隙間を設け通気性を高めることで、乾燥時間の短縮を実現するとともに、洗濯物の形くずれ防止することができ、さらには洗濯物以外のものを乾燥させることができることを特徴とする。
以下、本考案の物干し具の実施の形態を図面に基づいて説明する。

図示する物干し具１は、フック部２０と、フック部２０の下方に装着された肩部２と、肩部２の一端部３に装着された、上端５を回動自在に装着された一対の第一アーム部４，４´と、肩部４の他端部６に装着された、上端を回動自在に装着された一対の第ニアーム部７，７´と、前記第一アーム部４，４´の下端８，８´と、第ニアーム部７，７´の下端９，９´同士を連結する一対の連結軸１０，１０´と、連結軸１０，１０´間に装着された、前記第一アーム部４，４´と第ニアーム部７，７´とを開閉状態に保持する開閉アーム部１１と、を具備する。

フック部２０は、摘２１を操作し開口状態に維持することにより、物干し竿に掛けることができ、摘２１を操作し元の状態に戻すことで、開口状態を抑止することができる。そのことにより、強風が吹く状況下でも物干し具１が物干し竿から外れることがない。

またフック部２０の下部には、肩部２と連結される連結具２２が具備されている。なお、フック部２０は連結具２２に回転自在に装着される構造とすることが望ましい。

肩部２は、洗濯物を干した場合、衣類の肩部分が配置されるもので、やや湾曲状に形成されている。また前記肩部２と前記フック部２０とは、加工面で優れ、軽量で耐候性に優れた樹脂で形成することがこのましい。

また前記肩部２の一端部３には、一対の第一アーム部４，４´の上端５が回動自在に装着されている。また前記肩部２の他端部６には、一対の第ニアーム部７，７´の上端６が回動自在に装着されている。

また前記第一アーム部４，４´の下端８，８´と、前記第ニアーム部７，７´の下端９，９´のとには、それぞれの下端同士を連結する連結軸１０，１０´がそれぞれ架設されている。

また前記連結軸１０，１０´間には、前記第一アーム部４，４´と第ニアーム部７，７´とを開閉状態に保持する開閉アーム部１１が装着されている。該開閉アーム部１１は、中央部の連結部１２にて折曲自在に連結されている。

開閉アーム部１１の中央部分が連結部１２にて折曲自在に連結されているので、図２に示すように、前記第一アーム部４，４´と第ニアーム部７，７´とを閉じた場合、開閉アーム部１１が上方へ移行される。なお、前記開閉アーム１１の両端部１３，１３´は、前記第一アーム部４，４´と第ニアーム部７，７´とを開状態とした場合、その状態を保持するストッパ（図示せず）が形成されている。

本考案の物干し具を上述の構造とすることにより、図５に示すように、洗濯物ａの内側に空間ｂを設けることができ、通気性を高めて乾燥時間の短縮を実現するとともに、洗濯物の形くずれ防止することができる。

次に、本考案の物干し具の他の実施例を図３及び図４に基づいて説明する。
図３においては、本考案の物干し具１の一対の連結軸１０，１０´間に、網部材３０を装着させた状態を示す。

前記網部材３０は、連結軸１０，１０´間に固定状態、もしくは着脱自在に装着されることが望ましい。そのことにより、洗濯物以外でも、例えば野菜や魚介類を天日干しすることができる。

また前記網部材３０は、図４に示すように、網部材３０の周囲に縁部材３１を装着する構造でもよい。この場合も、物干し具１の底部に固定装着、もしくは着脱自在に設置することが望ましい。

またその他の使用例として、図６及び図７に示すように、前記第一アーム部４，４´と第ニアーム部７，７´との間に保持紐３２を装着してもよい。なお該装着紐３２は市販の紐であっても、伸縮性を有するゴム紐であってもよい。

前記保持紐３２を装着することで、例えば図６に示すように、スリッパ等の履物ｃを保持紐３２で押さえて干すことができる。また図７に示すように、タオル等の大き目の布材ｄを保持紐３２で押さえて干すことが可能となる。

１ 物干し具
２ 肩部
３ 一端部
４，４´ 第一アーム部
５ 上端
６ 他端部
７，７´ 第二アーム部
８，８´ 下端
９，９´ 下端
１０，１０´ 連結軸
１１ 開閉アーム
１２ 連結部
１３，１３´ 両端部
２０ フック部
２１ 摘
２２ 連結具
３０ 網部材
３１ 縁部
３２ 保持紐
ａ 洗濯物
ｂ 空間
ｃ 履物
ｄ 布材

Claims (2)

1. フック部と、フック部の下方に装着された肩部と、肩部の一端部に装着された、上端を回動自在に装着された一対の第一アーム部と、肩部の他端部に装着された、上端を回動自在に装着された一対の第ニアーム部と、前記第一アーム部の下端と第ニアーム部の下端同士を連結する一対の連結軸と、連結軸間に装着された、前記第一アーム部と第ニアーム部とを開閉状態に保持する開閉アーム部と、を具備することを特徴とする物干し具。
2. 前記一対の連結軸間に、網部材を装着させた請求項１記載の物干し具。

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