JP3139001U - 二重ハンガー - Google Patents

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Abstract

【課題】2個のハンガーでなる二重ハンガーにおいて、それぞれに、衣類を掛け外すのに使い易くし、更に双方を着脱自在に分離し、個別にハンガーとして使える二重ハンガーの提供。
【解決手段】フック体1付き第1ハンガーAと、其れに係合する第2ハンガーBとでなる、二重ハンガーにおいて、第1ハンガーAの中央部に設けた突状の引っ掛け部2と其れに着脱自在に軸支回動係合する第2ハンガーBに設けた軸部3とで、双方が分離と結合自在でなる二重構造ハンガーにし、更には、第1ハンガーAの中央部に設けたロック部4と、其れに係止自在に設けた第2ハンガーBのロック係合部5とからなり、これらの相互関係の基で、第2ハンガーBが前記する第1ハンガーAの軸支回動係合の基で、所定の開き角度での開成体にて双方がロックと、解除を可能な構成にする。
【選択図】図1

Description

この考案は、衣類を掛けるハンガーに関し、詳しくは、個別で成る2個のハンガーを畳む様に、重ね合わせ着脱自在の連結手段と、これらの連結の基で、双方が所定の角度に開閉自在で、且つ、開いたままにロックと解除を可能にした、二重ハンガーに関する。尚、本明細書では、合成樹脂製での枠状(第1ハンガー)と棒状(第2ハンガー)で成るハンガーを実施例にあげるが、材質、形状は特定するものでない。
この種の従来の技術として、知られる二重ハンガーは、例えば特開2003−299900に開示されている。即ち、衣類を掛ける際に、2個の掛け部材を手で以て隔離させる必要のない二重ハンガーで、これらの二重ハンガーは第1及び第2掛け枠からなり、開閉部を備えて、互いに開閉可能に接続している。又第1掛け枠の中央に管状部材を垂直に固定し、管状部材に対して摺動する棒状部材とフックとを互いに接続する。更に、開閉部と棒状部材とを連結部により互いに回動可能に連結する。この開閉部は蝶番と板状部材とから成り、開閉部の蝶番側の一端を第1掛け枠の上枠の中央に、板状部材側の他端を第2掛け枠の中央部にそれぞれ固定した構成である。
そして、連結部は、軸により上記棒状部材と上記板状部材とを互いに回動可能に連結する。なお、連結部の一端は管状部材に設けた長孔を通じて棒状部材の下端に接続され、他端は板状部材の略中央に固定される構成である。
これらの二重ハンガは、使わないときは畳み込んで収納出来、衣類をかけるのに第1及び第2掛け枠を互いに離隔した状態で、衣類を掛けた後に、据え付けのフックに引っ掛けた時に、第2掛け枠に掛けた衣類の重量を受けて開脚部が開脚し、第1及び第2掛け枠が自動的に開きそれぞれに掛けた衣服はそれぞれ離れて掛けられる構成としている。
このように、これらの二重ハンガーに衣類を掛ける場合、掛けた衣類の重量によって第1及び第2掛け部材が自動的に開脚する為、これら2個の掛け部材を手で以って離隔させる必要が無く、例えば特に洗濯物を干す場合に有効で、使用していない時は、第1及び第2掛け部材を畳むようにすると、収納等の際にスペースを取らない等の効果を奏する。
しかしながら、上記する従来技術の場合は、第1及び第2掛け枠の双方が一体化での、折り畳みの自在構成のため、第1掛け枠を使っての衣服の掛け外しは第2掛け枠が邪魔になり、また、先に第2掛け枠を使って衣服を掛けた後での第1掛け枠への衣服の掛け外しは、重なる第2掛け枠が邪魔になる等の課題が有る。
また、丸首のセーター等はこれらの二重ハンガーでは、第1及び第2掛け枠のそれぞれの端をセーターの丸首に差し込んで、袖口に向けて無理に入れなければならず、使い勝手に難が有る等で、家庭での洋服ハンガーとして使うのに幾つかの課題が残る。
更に又、第1と第2掛け枠を開閉自在に連係するのに、数々の複数のパーツを使っての連結構成に出来ている為、コスト高になるなどの課題が有る。
この考案は、かかる課題を解決する為に、請求項1での考案は、図1、図2、図3で述べる様に、フック体付き第1ハンガーAと、其れに係合する第2ハンガーBとでなる二重ハンガーにおいて、第1ハンガーAに設けた突状の引つ掛け部2と、其れに着脱自在に軸支回動係合する第2ハンガーBに設けた軸部3とで、分離と結合自在でなる二重構造でなるハンガーにし、更には、第1ハンガーAの中央部に設けたロック部4と、其れに係止自在に設けた第2ハンガーBのロック係合部5とからなり、これらの相互関係の基で、第2ハンガーBが前記する第1ハンガーAの軸支回動係合し、所定の開き角度での開成体にて双方がロックし、且つ、ロック解除にて閉成体可能な構成とする。
次ぎに、請求項2での考案は、図4で述べる様に、前記する第2ハンガーBの頂部の軸部3に係止軸3aを介し、回動自在でなるフック体101を設けた構成とする
本考案は、上述の通り構成作用するので、次ぎの優れた効果を奏する。即ち、請求項1での効果は、衣服を掛けない場合は、第1、第2ハンガーを重ね合わせ収納出来、出先から帰ってハンガーに脱いだ衣服を掛けるに、クールビーズでの服装では、先ず、上着を第1ハンガーに掛けるのに、第2ハンガーを開成体にしロックし、上着を掛け次ぎに脱いだワイシャツは、ロックを外して第2ハンガーにかけ、ズボンは第2ハンガーのズボン掛けに引っ掛けることの出来る3点セットの二重ハンガーを提供出来る、
また、前開きの出来ない被り着のセーターやTシャツの引っ掛けは、着脱式でなる双方のハンガーを分割して、ハンガーのフック体或いは頂部を持って、捲くり上げた裾口から差し込み丸首から引き出して、ハンガーの肩当部を袖口に向けて、もっていける二重ハンガーを提供出来る。
次ぎに、請求項2での効果は、第2ハンガーの頂部にフック体を設けることで、2つのハンガーを分割して、個別にハンガーを据え付けのハンガーに引っ掛けて利用の出来る二重ハンガーを提供出来る。
以下に図示の実施例に基づいて本考案を更に詳しく説明する。即ち、図1は本考案での第1実施例の全体を示しての斜視図で、図2は一部断面での分解斜視図で、図3は使用例を示しての全体斜視図で、合成樹脂材で枠状でなる第1ハンガーAの中央部側面に、据え付けのフックに引っ掛ける、フック体1付きの第1ハンガーAの片面の中央部の下部に位置して、突状の略Uの字形状でなる2個の並列する引っ掛け部2を一体化構成とする。
そして、個別でなるフック体1無しでの棒状でなる合成樹脂材の第2ハンガーBの中央部に位置して形成する丸棒状の軸部3が前記する第1ハンガーAに設けた引っ掛け部2に係合し程良い固さで回動自在に着脱を自在にしている。(図2)
次ぎに、また、第1ハンガーAの中央部側面に設けた引っ掛け部2に近接し、其の下部に位置して開口するロック部4を配置し、これらのロック部4は、個別で構成する第2ハンガーBの中央部に位置して形成する、突状で略Uの字形状でなるロック係合部5が、双方のハンガ−A/Bが引っ掛け部2と其れに着脱自在に軸支回動係合してなる、軸部3と勘合した状態の基で、第2ハンガーBが矢印方向に開き程良い固さで、ロック部4とロック係合部5が結合し、ロックと解除が可能でなる構成で、これらの所定の開きは第1ハンガーAに衣服を掛け取りする操作時に有用である。
本第1実施例では、第1ハンガーAに設けたロック部4の穴に第2ハンガーBの突起状でのロック係合部5が差し込まれる構成とするが、これらのロック構成はその限りでなく、他のロック手段でも良い。
例えば、第1ハンガーAに備するロック部4を鍵状の突起にし、これに着脱する引っ掛けはリング状体のロック係合部5を第2ハンガーBに備する等で、双方の開閉手段にしても良く、目的は、双方のハンガーA/Bが開閉状態でロックし第1ハンガーAに衣服の着脱を容易にする手段を講ずることとで有る。尚、本実施例での形態は第2ハンガーBに設けた略Uの字形状でなるロック係合部5は帽子や小物を掛けるに利用出来る有用性を配慮した構成としている。
次ぎに、図4は本考案での第2実施例を示しての斜視図で、第1ハンガーAから分割した第2ハンガーBを示すもので、棒状でなるこれらの第2ハンガーBの中央部で頂部に位置して、フック体101を回動自在に係止軸3aを介して程よい固さで一体化した構成とし、必要時にこれらの回動するフック体101を矢印方向に回し、単体で第2ハンガーBが通常ハンガーと同等に使える構成を狙いとし、第1ハンガーAと結合して、二重ハンガーとして使う時はこれらのフック体101を下部に回して、収納しこれまた小物等の引っ掛けにする等の有用性を配慮した構成とする。
次ぎに、図5は第1実施例での本考案での二重ハンガーを使っての、上着、ワイシャツ、ズボン、或いは帽子を掛けた形態での外観図を示し、図6は、本考案での第2実施例での第2ハンガーBを第1ハンガーAから分割し、洋服タンス或いは、据え付けのフックに掛けた状態での正面図を示したもので、二重ハンガーを分割して、2個のハンガーとして有効に活用される。
本考案に係わる第1実施例での全体を示す斜視図である。 本考案に係わる第1実施例での分解要部での斜視図である。 本考案に係わる第1実施例での使用例を示しての斜視図である。 本考案に係わる第2実施例での分割を示しての斜視図である。 本考案に係わる第1実施例での衣類を掛けた使用例である。 本考案に係わる第2実施例での分割してフックに掛けた正面図である。
符合の説明
A 第1ハンガー
B 第2ハンガー
1、(101) フック体
2 引っ掛け部
3 軸部
3a 係止部
4 ロック部
5 ロック係合部

Claims (2)

  1. フック体1付き第1ハンガーAと、其れに係合する第2ハンガーBとでなる、二重ハンガーにおいて、第1ハンガーAの中央部に設けた突状の引っ掛け部2と其れに着脱自在に軸支回動係合する第2ハンガーBに設けた軸部3とで、双方が分離と結合自在でなる二重構造ハンガーにし、更には、第1ハンガーAの中央部に設けたロック部4と、其れに係止自在に設けた第2ハンガーBのロック係合部5とからなり、これらの相互関係の基で、第2ハンガーBが前記する第1ハンガーAと軸支回動係合し、所定の開き角度での開成体にて双方がロックしと解除を、可能にしたことを特徴とする二重ハンガー。
  2. 前記する第2ハンガーBの頂部の軸体3に係止軸3aを介し、回動自在でなるフック体101を設けたことを特徴とする請求項1記載の二重ハンガー。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011019544A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Niigata Kikai Kk 上着掛け付スラックスハンガー
CN111576009A (zh) * 2020-05-12 2020-08-25 宁波奥达智能家居有限公司 一种滚轮方式取挂衣架的装置

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