JP4002779B2 - 二重ハンガー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハンガー、特に2個の掛け部材を利用して衣類を掛けるためのハンガー(以下、二重ハンガーと呼ぶ)に関する。なお、本明細書における掛け部材とは、衣類を掛けるための棒状或いは枠状の部材のことである。
【0002】
【従来の技術】
洗濯物をハンガーに掛けて干す場合、身頃や袖が密着していると通気性が悪いため、乾燥するまでに時間を要してしまう。この点、身頃や袖を開いて通気性を良好にするための仕組みを備えたハンガーは既に提案されていて、例えば特開2001−162093に記載されている。
【0003】
この特開2001−162093に開示されたハンガーは二重ハンガーであり、離隔した2個の掛け部材に洗濯物を掛けることで、干した際に身頃や袖が開くようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
二重ハンガーにおいては、使用しない間は2個の掛け部材を畳み、嵩張らないようにするのが望ましい。一方で、2個の掛け部材を畳んだ場合には、二重ハンガーに洗濯物を掛けて干す際に、これら2個の掛け部材を離隔させることが求められる。しかし、この場合、2個の掛け部材を離隔させた後洗濯物を掛けるか、或いは、洗濯物を掛けた後2個の掛け部材を離隔させるかに関わらず、これら2個の掛け部材を手で以て離隔させなければならないことに変わりはない。そのため、洗濯物が大量にあるような場合には、干し終えるまでに時間を要してしまう。
【0005】
本発明はこのような課題を解決するために成されたものであり、その目的とするところは、衣類を掛ける際に、2個の掛け部材を手で以て離隔させる必要のない二重ハンガーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために成された本発明に係るハンガーは、
a)第1及び第2掛け部材と、
b)上記第1及び第2掛け部材を互いに開閉可能に接続する接続手段と、
c)上記第1掛け部材に設けられた固定部材と、
d)上記固定部材に対して摺動する摺動部材と、
e)上記接続手段と上記摺動部材とを互いに回動可能に連結する連結手段と、
f)上記摺動部材に接続されたフック部と、
を備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
まず、本発明に係るハンガーへの衣類の掛け方について説明する。本発明のハンガーは、使用しない間は第1及び第2掛け部材を畳み、嵩張らないようにすることができる。従って、被り式の衣類(Tシャツやセーター等)については、裾口からハンガーを中に入れて第1及び第2掛け部材に衣類を掛けた後、ハンガーをフック部を利用して物干し竿等に吊すようにするとよい。
これに対し、前開き式の衣類(カーディガン等)については、上記のような掛け方でもよいし、ハンガーを物干し竿等に吊してから第1及び第2掛け部材に掛けるようにしてもよい。
【0008】
こうして衣類を掛けると、掛けた衣類の重量によって摺動部材が固定部材に対して摺動し、摺動部材に接続された連結手段が回動する。その結果、連結手段に接続された接続手段が第2掛け部材を開き、第1及び第2掛け部材は互いに離隔した状態に至る。
【0009】
【発明の効果】
本発明に係るハンガーに衣類を掛ける場合、掛けた衣類の重量によって第1及び第2掛け部材が自動的に開脚するため、これら2個の掛け部材を手で以て離隔させる必要がない。従って、例えば本発明のハンガーを使用して洗濯物を干す場合には、従来の二重ハンガーを使用して干す場合よりも短い時間で洗濯物を干し終えることが可能となる。
又、ハンガーを使用しない時には、物干し竿等から外して第1及び第2掛け部材を畳むようにすると、収納等の際に嵩張らず便利である。
【0010】
【実施例】
図1に本発明に係るハンガーの一実施例を示す。図1は、本実施例に係るハンガー10の衣類を掛けていない状態を示す正面図(a)及び機構図(b)である。
【0011】
図1のハンガー10は第1及び第2掛け枠12/13を備えており、これら第1及び第2掛け枠12/13を開閉部17により互いに開閉可能に接続する。又、第1掛け枠12の中央に管状部材15を垂直に固定し、管状部材15に対して摺動する棒状部材14とフック11とを互いに接続する。更に、開閉部17と棒状部材14とを連結部16により互いに回動可能に連結する。ここで、連結部16及び開閉部17を拡大したものを図2に示す。
【0012】
開閉部17は蝶番171と板状部材172とから成り、開閉部17の蝶番171側の一端を上記第1掛け枠12の上枠の中央に、板状部材172側の他端を上記第2掛け枠13の上枠の中央にそれぞれ固定する。
【0013】
連結部16は、軸161により上記棒状部材14と上記板状部材172とを互いに回動可能に連結する。なお、連結部16の一端は管状部材15に設けた長孔151(図4参照)を通じて棒状部材14の下端に接続され、他端は板状部材172の略中央に固定される。
【0014】
続いて、図1及び図2に示した衣類を掛けていない状態から図3及び図4に示した衣類を掛けた状態へと移行する際のハンガー10の動きを、洗濯物を干す作業を通じて説明する。図3は本実施例のハンガー10の衣類を掛けた状態を示す正面図(a)及び機構図(b)であり、図4は図3のハンガー10を構成する連結部16及び開閉部17の正面図(a)及び側面図(b)である。なお、図3及び図4に示したハンガー10の構成部分については、図1及び図2に示したハンガー10の対応部分とその構成並びに機能とも同一であるため、説明を省略する。
【0015】
まず、洗濯物(図示しない)の裾口からハンガー10を中に入れて第1及び第2掛け枠12/13に掛けた後、ハンガー10をフック11を利用して物干し竿(図示しない)に吊す。なお、カーディガン等前開き式のものについては、ハンガー10を物干し竿に吊してから第1及び第2掛け枠12/13に掛けるようにしてもよい。
【0016】
こうして洗濯物を掛けると、掛けた洗濯物の重量によって棒状部材14が管状部材15に対して摺動し、長孔151を通じて棒状部材14に接続された連結部16が軸161を回転軸として回動する。その結果、連結部16に接続された板状部材172が蝶番171の作用によって第2掛け枠13を開き、第1及び第2掛け枠12/13は互いに離隔した状態に至る。
【0017】
以上の通り、本実施例のハンガー10を使用して洗濯物を干す場合、掛けた洗濯物の重量によって第1及び第2掛け枠12/13が自動的に開脚するため、これら2個の掛け枠12/13を手で以て離隔させる必要がない。従って、従来の二重ハンガーを使用して干す場合よりも短い時間で洗濯物を干し終えること可能となる。
又、洗濯物が乾燥した後は、ハンガー10を物干し竿から外して第1及び第2掛け枠12/13を畳むようにすると、使用しない間も嵩張らず便利である。
【0018】
本実施例のハンガー10については、例えば長孔151の上端をストッパ18としてもよい。この場合、ストッパ18によって、開脚した上記第1及び第2掛け枠12/13を30〜60度、特に好ましくは45度(角度α)で固定できるようにするのが望ましい。このような角度で第1及び第2掛け枠12/13が開脚した場合、洗濯物のシルエットが人間の体型に近似するため、乾燥後の衣類に型崩れが生じず、胸元付近(着衣した際に目立つ部分である)に皺が寄ることもない。更に、乾燥し難い袖ぐりも十分に開くため好ましい。
【0019】
なお、本実施例のハンガー10においては、第1掛け枠12と第2掛け枠13との間に段差Dが設けられている。これにより、ハンガー10に掛けた洗濯物のシルエットがより一層人間の体型に近似するため、好適である。従ってまた、例えばブティックにおける衣類の展示の際に本実施例のハンガー10を使用すると、店の利用客に着衣した時の様子が客観的にわかるため便利である。
【0020】
以上、本発明の一実施例について説明したが、実施例は上記のものに限られない。例えば、上記ハンガー10において、棒状部材14をフック11に接続せず、管状部材15と螺合させるだけでもよい。この場合は、棒状部材14をその上端を手で摘みながら管状部材15に対して回転させると、第1及び第2掛け枠12/13は互いに離隔した状態に至る。従って、第1及び第2掛け枠12/13を手で以て離隔させる必要があるものの、特に手間を要しない以上、上記のような効果が得られることに変わりはない。
【0021】
また、上記のような構成とは異なるが、図5に示すハンガー50とすることもできる。
ハンガー50は第1及び第2掛け枠52/53を備えており、これら第1及び第2掛け枠52/53を互いに回動可能に接続する。又、第1掛け枠52の下枠に針金51の一端511を回動可能に取り付け、第2掛け枠53の下枠に他端512を回動可能に取り付ける。更に、第1及び第2掛け枠52/53の略中央に、それぞれ屈曲521/531を設ける。
【0022】
ハンガー50を使用しない時には、図5(a)に示すように、上記針金51の両端511/512の少なくとも一方を屈曲521或いは531から外して、第1及び第2掛け枠52/53を畳むことができる。一方で、第1及び第2掛け枠52/53を畳んだ場合には、洗濯物を干す際に次の方法で第1及び第2掛け枠52/53を離隔させる。まず、針金51の両端511/512のいずれか一方を屈曲521又は531に嵌め込む。両端511/512のいずれか一方が既に嵌め込まれている場合には、この作業は不要である。そして、例えば他端512を屈曲531に嵌め込んだ場合には、引き続き一端511を第1掛け枠52に対して摺動させ、屈曲521に嵌め込む。その結果、図5(b)に示すように、針金51が第1及び第2掛け枠52/53に対して略垂直となり、第1及び第2掛け枠52/53は互いに離隔した状態に至る。
【0023】
このハンガー50についても、上記の通り、第1及び第2掛け枠52/53を手で以て離隔させる必要があるが、特に手間を要しないので好適である。
この他にも、本発明の精神及び範囲内で様々な実施例を考えることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る衣類を掛けていない状態のハンガーの正面図(a)及び機構図(b)。
【図2】 図1のハンガーを構成する連結部及び開閉部の正面図(a)及び側面図(b)。
【図3】 本発明の一実施例に係る衣類を掛けた状態のハンガーの正面図(a)及び機構図(b)。
【図4】 図4のハンガーを構成する連結部及び開閉部の正面図(a)及び側面図(b)。
【図5】 本発明の別の実施例に係る使用しない時のハンガーの斜視図(a)及び使用する時のハンガーの斜視図(b)。
【符号の説明】
10、50…ハンガー
11…フック
12…第1掛け枠
13…第2掛け枠
14…棒状部材
15…管状部材
151…長孔
16…連結部
161…軸
17…開閉部
171…蝶番
172…板状部材
18…ストッパ
51…針金
511…一端
512…他端
52…第1掛け枠
521…屈曲
53…第2掛け枠
531…屈曲

Claims (3)

  1. a)第1及び第2掛け部材と、
    b)上記第1及び第2掛け部材を互いに開閉可能に接続する接続手段と、
    c)上記第1掛け部材に取り付けられた固定部材と、
    d)上記固定部材に対して上下に摺動する摺動部材と、
    e)上記摺動部材に接続されたフック部と、
    f)上記接続手段と上記摺動部材とを互いに回動可能に連結すると共に、上記摺動部材が引き上げられたときに上記第1掛け部材と第2掛け部材が開くよう上記接続手段を下方から押し上げる連結手段と、
    を備えることを特徴とするハンガー。
  2. 開脚した上記第1及び第2掛け部材を所定の角度で固定するためのストッパを備えることを特徴とする請求項1に記載のハンガー。
  3. 上記第1及び第2掛け部材の間に段差が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のハンガー。
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