JP3242585U - 空気送受システム及びそれを備える建築物 - Google Patents

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Abstract

【課題】エネルギー消費を抑えつつ、区画内の寒暖を緩和する空気送受システムを提供する。【解決手段】建築物X内の区画間で空気を送受させる、空気送受システム1であって、区画間を連通させることで空気送受流路を形成するダクト11と、ダクト11に設けられる送風機12と、制御手段13と、を備え、制御手段13は、送風機12の運転を制御し、空気送受流路には、二個の区画を結ぶ流路の少なくとも一部において、第一の区画の上部と第二の区画の下部を結ぶ第一流路と、第一の区画の下部と第二の区画の上部を結ぶ第二流路と、のうち少なくとも一方が含まれる。【選択図】図2

Description

本考案は、建築物内の区画間で空気を送受させるシステムに関するものである。
近年、断熱技術の進歩により、建物の熱効率が向上しているものの、依然として冷暖房は必須である。特に、気候変動や季節変化による温度差が大きい地域では、冷暖房が快適な居住環境を維持する上で不可欠となっている。しかし、冷暖房の使用にはいくつかの問題が伴っている。
冷暖房の使用は、個人規模では電気代の上昇に、世界規模ではエネルギー消費の増大につながっている。すなわち、家庭や事業所の経済的負担だけでなく、化石燃料の消費や温室効果ガスの排出量の増加などといった環境への悪影響も懸念される。
現状の冷暖房技術では、上記のような問題を解決するための効果的な手段がまだ不十分であることから、冷暖房の使用を抑えるような、さらなる技術が望まれている。これにより、個人規模での電気代の軽減や、世界規模でのエネルギー消費の削減が可能となり、持続可能な社会の実現に貢献することが期待されている。
ところで、特許文献1には、居室とは別に、複数の空調機が設けられる空調室を用意し、空調室の空気を搬送ファンで居室に搬送する技術が開示されている。
特開2020-165632号公報
このような技術は、全館空調システムを実現しようとするものである。しかし、有限の住宅空間において、空調室によって居住空間が狭くなるという問題がある。また、空調室で調整された空気が、居室への搬送中に住宅壁面と熱交換することで、システム全体でエネルギーをロスするという懸念もある。
このような事情に鑑み、本考案は、エネルギー消費を抑えつつ、区画内の寒暖を緩和することを課題とし、これを達成しようとするものである。
本考案の実施形態の一つは、建築物内の区画間で空気を送受させる、空気送受システムであって、上記課題を達成するため、
前記区画間を連通させることで空気送受流路を形成するダクトと、前記ダクトに設けられる送風機と、制御手段と、を備え、
前記制御手段は、前記送風機の運転を制御し、
前記空気送受流路には、二個の前記区画を結ぶ流路の少なくとも一部において、第一の前記区画の上部と第二の前記区画の下部を結ぶ第一流路と、前記第一の区画の下部と前記第二の区画の上部を結ぶ第二流路と、のうち少なくとも一方が含まれる。
このような形態では、第一の区画と第二の区画とで空気を送受する場合、一方の区画の上部に滞留する温度が高い空気と、他方の区画の下部に滞留する温度が低い空気と、を第一流路又は第二流路で送受できるため、区画内の寒暖を効率良く緩和することができる。
上記の本実施形態及びその好ましい形態において、さらに好ましい形態では、
前記空気送受流路には、二個の前記区画を結ぶ流路のすべてにおいて、前記第一流路と、前記第二流路と、のうち少なくとも一方が含まれる。
このような形態では、すべての区画が、状況に応じて最適な区画と空気を送受することができる。
上記の本実施形態及びその好ましい形態において、さらに好ましい形態では、
前記空気送受流路には、前記第一流路と、前記第二流路と、の両方が含まれる。
このような形態では、朝夕の温度変化や、夏冬の温度変化など、区画間の温度関係が逆転し得る場合にも対応することができる。
上記の本実施形態及びその好ましい形態において、さらに好ましい形態では、
前記ダクトを開閉可能なダクト開閉手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記ダクト開閉手段をさらに制御する。
このような形態では、特定の流路のみを開放することができるため、特定の流路に絡まない区画の温度を維持することができる。
上記の本実施形態及びその好ましい形態において、さらに好ましい形態では、
前記区画の温度測定手段をさらに備え、
前記制御手段は、操作パネルを有するとともに、前記操作パネルへの入力に基づき制御し、
前記操作パネルは、前記温度測定手段で測定された温度データを表示可能である。
このような形態では、使用者は、エアコンを操作する要領で、空気送受システムを使用することができる。
上記の本実施形態及びその好ましい形態において、さらに好ましい形態は、
前記区画の温度測定手段をさらに備え、
前記制御手段は、前記温度測定手段で測定された温度データに基づき自動制御する。
このような形態では、エネルギー消費を抑えつつ、自動で区画内の寒暖を緩和することができる。
上記の本実施形態及びその好ましい形態において、さらに好ましい形態は、
空気清浄手段をさらに備える。
このような形態では、空気を清浄しながら、その空気を送受させることができる。
また、本考案の実施形態の一つは、上記課題を達成するため、
複数の区画と、前記区画間で空気を送受させる、上記の本実施形態及びその好ましい形態の何れかの空気送受システムと、を備える、建築物である。
このような形態では、区画内の寒暖を効率良く緩和することができることから、日当たりの条件や冷暖房設備の条件などによる区画の設計の縛りを緩和することができ、建築物全体の設計の選択肢を広げることができる。
上記の本実施形態及びその好ましい形態において、さらに好ましい形態では、
前記複数の区画の少なくとも一つは、サンルームとテラス囲いの少なくとも一方を備える。
このような形態では、空気送受システムを用いて、サンルームやテラス囲いで暖まった空気を移動させることで、温度が低い傾向にある区画を暖めることができる。
上記の本実施形態及びその好ましい形態において、さらに好ましい形態では、
前記複数の区画の少なくとも一つは、暖炉と薪ストーブの少なくとも一方を備える。
このような形態では、空気送受システムを用いて、暖炉や薪ストーブで暖まった空気を移動させることで、温度が低い傾向にある区画を暖めることができる。
本考案は、エネルギー消費を抑えつつ、区画内の寒暖を緩和することができる。
本考案の実施形態の一つである建築物の概略断面図である。 図1に記載の建築物が備える空気送受システムの概略配置図である。 図2に記載の空気送受システムの第一の変更例の概略配置図である。 図2に記載の空気送受システムの第二の変更例の概略配置図である。
本考案を実施するためには、例えば、以下に開示される形態を採用する。以下に開示されない他の形態を採用することもできる。
本考案の実施形態の一つは、建築物(以下、建築物X)内の区画(以下、区画2)間で空気を送受させる、空気送受システム(以下、空気送受システム1)である。
区画2は、建築物X内の空間を形成する、あらゆる区画であってよい。建築物Xが住宅である場合、区画2になり得るものとして、部屋の他に、玄関、廊下、階段などが挙げられる。建築物Xがビルである場合、区画2になり得るものとして、部屋の他に、エントランスホール、廊下、エレベーターホールなどが挙げられる。
区画2には、温度が高い傾向にある区画や、温度が低い傾向にある区画が含まれることが望ましい。
例えば、このような区画は構造上の理由で生じ得る。建築物Xが二階層以上のものである場合、上の階層の区画は下の階層の区画よりも温度が高い傾向にある。建築物Xが地下階層を含むものである場合、地下階層の区画は地上階層の区画よりも温度変化が小さいことから、夏は温度が低く、冬は温度が高い傾向にある。また、日当たりの良い区画は、日中に温度が高くなり、夜間に温度が低くなるといえる。
また例えば、このような区画は設備上の理由で生じ得る。区画に備えられている冷暖房設備の種類や性能などにより、冷暖房設備の運転時に、温度が過剰に高くなる区画や、温度が過剰に低くなる区画が生じ得る。このような冷暖房設備としては、エアコン、冷風扇、ストーブ、ヒーター、暖炉、薪ストーブ、床暖房、ホットカーペットなどが挙げられる。また、サンルームやテラス囲いを備える区画は、日中に温度が高くなり、夜間に温度が低くなるといえる。
空気送受システム1が適用される区画2の個数は、少なくとも二個であればよい。すなわち、建築物Xが備えるすべての区画でなくてよい。建築物Xが住宅である場合、区画2から積極的に除外され得るものとして、トイレ、浴室、キッチンなどが挙げられる。建築物Xがビルである場合、区画2から積極的に除外され得るものとして、トイレ、喫煙室などが挙げられる。ただし、空気清浄手段(消臭手段、集塵手段、除湿手段を含む。)が用意されるなどの設計要求に基づき、このような区画を区画2に含めてもよい。
図1及び図2には、空気送受システム1の基本的な構成が開示される。
本実施形態では、一例として、建築物Xは、四つの区画2を備える住宅であるとする。区画2として、一号室21と、二号室22と、三号室23と、四号室24と、があるとし、一号室21から三号室23までが一階、四号室24が二階に配置されているとする。
空気送受システム1は、ダクト11と、送風機12と、制御手段13と、を備える。図2では、壁中などに設けられるダクト11の記載のため、四つの区画2が破線で記載される。
ダクト11は、区画2間を連通させるようにして設けられ、空気を送受するための流路(以下、空気送受流路A)を形成する。ダクト11は、壁中に設けられるが、区画2内を通過してもよい。図面では、ダクト11と空気送受流路Aを兼ねて実線で描画される。
空気送受流路Aには、二個の区画2を結ぶ流路のすべてが含まれてもよく、一部のみが含まれてもよい。
空気送受流路Aには、二個の区画2を結ぶ流路の少なくとも一部において、第一の区画2の上部と第二の区画2の下部を結ぶ第一流路A1と、第一の区画2の下部と第二の区画2の上部を結ぶ第二流路A2と、のうち少なくとも一方が含まれる。区画2の上部を結ぶ場合、ダクト11の通気口は、区画2の天井面近傍(天井面、壁面を含む。)に設けられる。区画2の下部を結ぶ場合、ダクト11の通気口は、区画2の床面近傍(床面、壁面を含む。)に設けられる。
なお、第一流路A1と第二流路A2は、二個の区画2のうちどちらを第一の区画2とするかで入れ替わるため、構成上等価である。
本実施形態では、ダクト11は、二個の区画2を選ぶすべての組合せ(一号室21と二号室22、一号室21と三号室23、一号室21と四号室24、二号室22と三号室23、二号室22と四号室24、三号室23と四号室24、の六組)における第一流路A1及び第二流路A2に対し、それぞれ設けられる。
ダクト11は、複数の第一流路A1と複数の第二流路A2のうち複数の流路を同時に形成するように設けられてもよい。
図3及び図4には、ダクト11の形態の変更例が開示される。
図3に開示される形態の場合、ダクト11の一つは、一号室21の上部と四号室24の下部を結ぶ第一流路A1、二号室22の上部と四号室24の下部を結ぶ第一流路A1、三号室23の上部と四号室24の下部を結ぶ第一流路A1、の三個の流路を同時に形成するように設けられる。また、ダクト11の一つは、一号室21の下部と四号室24の上部を結ぶ第二流路A2、二号室22の下部と四号室24の上部を結ぶ第二流路A2、三号室23の下部と四号室24の上部を結ぶ第二流路A2、の三個の流路を同時に形成するように設けられる。
図4に開示される形態の場合、ダクト11は、すべての第一流路A1及び第二流路A2を同時に形成するように、一個設けられる。
また、二個の区画2を結ぶ流路の少なくとも一部において、順方向の流路と逆方向の流路が分離するように、ダクト11が設けられてもよい。このとき、順方向の流路と逆方向の流路に対して、図示されない熱交換器が設けられることが好ましい。
送風機12は、ダクト11に設けられる。送風機12は、空気送受流路Aに含まれる、二個の区画2を結ぶ流路のそれぞれに対し、少なくとも一個配置されるように設けられる。ただし、一個の送風機12が、複数の流路の共通部分に設けられることで、当該複数の流路に対して配置される送風機12を兼ねてもよい。
本実施形態では、送風機12は、各区画2におけるダクト11の通気口の位置に一個設けられる。
送風機12は、区画2内の空気をダクト11に排気可能なもの(排気機)、ダクト11内の空気を区画2に吸気可能なもの(吸気機)、の何れであってもよい。また、このような排気と吸気が両方可能なものであってもよい。
送風機12の運転は、図示されない制御手段13によって制御される。具体的には、操作パネル131が設けられ、使用者の操作パネル131への入力に基づき制御してもよい。また、自動制御可能であってもよい。
制御手段13が操作パネル131を備える場合、操作パネル131は、特定の区画2に設けられてもよく、すべての区画2に設けられてもよく、区画2外に設けられてもよい。操作パネル131は、区画2の壁面などに固定されたものであってもよく、無線式のもの(いわゆる、リモコン)であってもよい。操作パネル131は、特定の送風機12のみを制御可能としてもよく、すべての送風機12を制御可能としてもよい。
空気送受システム1は、ダクト開閉手段14をさらに備えることが好ましい。図面では、仕切弁の記号でダクト11上に描画される。
ダクト開閉手段14は、ダクト11に設けられる。ダクト開閉手段14は、ダクト11を通過する空気を堰止可能な構成であり、例えば、仕切弁であってよい。ダクト開閉手段14は、空気送受流路Aに含まれる、二個の区画2を結ぶ流路のそれぞれに対し、少なくとも一個配置されるように設けられることが好ましい。ただし、一個のダクト開閉手段14が、複数の流路の共通部分に設けられることで、当該複数の流路に対して配置されるダクト開閉手段14を兼ねてもよい。
本実施形態では、ダクト開閉手段14は、二個の区画2を結ぶ流路を形成する各ダクト11の両端に一個ずつ設けられる。
ダクト開閉手段14の開閉は、制御手段13によって制御される。これによって、ダクト11の形態によらず、特定の一本以上の流路のみを開放することができる。制御手段13が操作パネル131を備える場合、操作パネル131は、特定のダクト開閉手段14のみを制御可能としてもよく、すべてのダクト開閉手段14を制御可能としてもよい。
空気送受システム1は、図示されない温度測定手段15をさらに備えることが好ましい。
温度測定手段15は、区画2に設けられる。温度測定手段15は、区画2内の空気の温度を測定可能な構成であり、例えば、気温測定のための温度計であってよい。温度測定手段15は、区画2の上部と下部のそれぞれに対し、空気の温度を測定可能に構成されることが好ましく、例えば、温度計を区画2の上部と下部に配置すればよい。
制御手段13が操作パネル131を備える場合、操作パネル131は、温度測定手段15で測定された温度データを表示可能であることが好ましい。操作パネル131は、特定の区画2の温度データを表示可能であってもよく、すべての区画2の温度データを表示可能であってもよく、また、操作パネル131と別に、温度測定手段15で測定された温度データの表示手段が設けられてもよい。
制御手段13が自動制御可能である場合、温度測定手段15で測定された温度データに基づき自動制御することが好ましい。このとき、区画2全体で略一定の温度になるように自動制御してもよい。操作パネル131が区画2に設けられる場合、操作パネル131は、当該区画2の目標温度を設定可能であり、制御手段13は、当該区画2が当該目標温度となるように制御可能であることが好ましい。このとき、操作パネル131は、区画2のそれぞれに対して目標温度を設定可能であってもよい。
空気送受システム1は、図示されない空気清浄手段をさらに備えることが好ましい。空気清浄手段には、消臭手段が含まれてもよく、集塵手段が含まれてもよく、除湿手段が含まれてもよい。空気清浄手段は、送風機12と一体に構成されてもよく、別体に構成されダクト11に設けられてもよい。
空気送受システム1は、例えば、次のようにして使用される。
四号室24は、他の区画2に対して上階層にあり、温度が高い傾向にある。ここで、四号室24の上部には、温度が比較的高い空気塊が滞留し、一号室21から三号室23までの下部には、温度が比較的低い空気塊が滞留する。この場合、制御手段13は、一号室21の下部と四号室24の上部を結ぶ第二流路A2、二号室22の下部と四号室24の上部を結ぶ第二流路A2、三号室23の下部と四号室24の上部を結ぶ第二流路A2、の三個の流路を開放し、当該流路上の送風機12を運転させることで、区画2間で空気を送受させる。このとき、一号室21と四号室24を結ぶ第一流路A1であれば、一号室21の下部の空気塊を四号室24の上部に送ってもよいし、四号室24の上部の空気塊を一号室21の下部に送ってもよい。
また、一号室21が西側、三号室23が東側にある場合、朝方は熱輻射により、三号室23の温度が高くなり、一号室21の温度が低くなる。ここで、三号室23の上部には、温度が比較的高い空気塊が滞留し、一号室21の下部には、温度が比較的低い空気塊が滞留する。この場合、制御手段13は、一号室21の下部と三号室23の上部を結ぶ第二流路A2を開放し、当該流路上の送風機12を運転させることで、区画2間で空気を送受させる。逆に夕方は、温度関係が逆になるため、制御手段13は、一号室21の上部と三号室23の下部を結ぶ第一流路A1を開放することとなる。
また、二号室22に薪ストーブが設けられる場合、冬の時期には、二号室22の温度が過剰に高くなり、一号室21、三号室23、四号室24の温度が過剰に低くなる。この場合、制御手段13は、二号室22と一号室21を結ぶ流路(第一流路A1、第二流路A2であってもよい。)、二号室22と三号室23を結ぶ流路(第一流路A1、第二流路A2であってもよい。)、二号室22と四号室24を結ぶ流路(第一流路A1、第二流路A2であってもよい。)、を開放し、当該流路上の送風機12を運転させることで、区画2間で空気を送受させる。
以上のような使用により、空気送受システム1は、冷暖房でのエネルギー消費を抑えつつ、区画内の寒暖を緩和することができる。
以上の開示において、本考案の実施形態の各構成及びその寸法、形状、配置などの各要素は一例である。これらが設計要求などに基づいて変更された場合であっても、そのような形態は、本考案の技術的範囲に自明に属するものである。
X :建築物
1 :空気送受システム
11 :ダクト
12 :送風機
13 :制御手段
131 :操作パネル
14 :ダクト開閉手段
15 :温度測定手段
2 :区画
A :空気送受流路
A1 :第一流路
A2 :第二流路

Claims (10)

  1. 建築物内の区画間で空気を送受させる、空気送受システムであって、
    前記区画間を連通させることで空気送受流路を形成するダクトと、前記ダクトに設けられる送風機と、制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記送風機の運転を制御し、
    前記空気送受流路には、二個の前記区画を結ぶ流路の少なくとも一部において、第一の前記区画の上部と第二の前記区画の下部を結ぶ第一流路と、前記第一の区画の下部と前記第二の区画の上部を結ぶ第二流路と、のうち少なくとも一方が含まれる、空気送受システム。
  2. 前記空気送受流路には、二個の前記区画を結ぶ流路のすべてにおいて、前記第一流路と、前記第二流路と、のうち少なくとも一方が含まれる、請求項1に記載の空気送受システム。
  3. 前記空気送受流路には、前記第一流路と、前記第二流路と、の両方が含まれる、請求項1に記載の空気送受システム。
  4. 前記ダクトを開閉可能なダクト開閉手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記ダクト開閉手段をさらに制御する、請求項1~3の何れかに記載の空気送受システム。
  5. 前記区画の温度測定手段をさらに備え、
    前記制御手段は、操作パネルを有するとともに、前記操作パネルへの入力に基づき制御し、
    前記操作パネルは、前記温度測定手段で測定された温度データを表示可能である、請求項1~3の何れかに記載の空気送受システム。
  6. 前記区画の温度測定手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記温度測定手段で測定された温度データに基づき自動制御する、請求項1~3の何れかに記載の空気送受システム。
  7. 空気清浄手段をさらに備える、請求項1~3の何れかに記載の空気送受システム。
  8. 複数の区画と、前記区画間で空気を送受させる、請求項1~3の何れかに記載の空気送受システムと、を備える、建築物。
  9. 前記複数の区画の少なくとも一つは、サンルームとテラス囲いの少なくとも一方を備える、請求項8に記載の建築物。
  10. 前記複数の区画の少なくとも一つは、暖炉と薪ストーブの少なくとも一方を備える、請求項8に記載の建築物。
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