JP2017083097A - 換気空調システム - Google Patents

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Hiroshi Nakagawa
中川  浩
和典 西尾
Kazunori Nishio
和典 西尾
佐藤 寛
Hiroshi Sato
佐藤  寛
創史 田所
Soji Tadokoro
創史 田所
拓 甲田
Hiroshi Koda
拓 甲田
大輔 梅本
Daisuke Umemoto
大輔 梅本
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【課題】 快適に、建物の居室を換気しながら空調しうる換気空調システムを提供する。【解決手段】 建物2の居室4A〜4Cを換気しながら空調するための換気空調システム1である。換気空調システム1は、居室4A〜4Cに空調空気Acを供給するための空気調和機8と、空気調和機8の室内機8Aを覆うチャンバーボックス11と、少なくとも空気調和機8を制御する制御手段Cmとを含んでいる。制御手段Cmは、空気調和機8の運転時、室内機8の空気吸込口8iが連通されたチャンバーボックス11の第1室11aに外気Aoを供給させ、空気調和機8の停止時、供給ダクト20が連通されたチャンバーボックス11の第2室11bに外気Aoを供給させる。【選択図】図1

Description

本発明は、建物の居室を快適に換気しながら空調しうる換気空調システムに関する。
近年、高気密化、高断熱化された工業化住宅の開発が進んでいる。このような住宅では、空気調和機(エアコン)の負荷を低減し、省エネルギー化を実現することができる。一方、高気密化された工業化住宅等では、通常、室内空気の汚染を防ぐために、換気設備による強制的な換気が必要とされている。
強制的な換気として、例えば、換気用のファンによって、居室内に外気が導入される換気システムが知られている(例えば、下記特許文献1乃至2参照)。しかしながら、このような換気システムでは、水蒸気を多く含んだ外気が居室空間に直接導入されてしまうため、夏期等に空調温度を少し下げたい場合などにおいて、居室内の湿度の低下が小さく、居住者の空調時の満足感が小さくなり、さらに空調の設定温度を下げてしまうという悪循環に陥るという問題があった。
特開2015−121366号公報 特開2015−068585号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑み案出なされたもので、快適に、建物の居室を換気しながら空調しうる換気空調システムを提供することを主たる課題としている。
本発明は、建物の居室を換気しながら空調するための換気空調システムであって、
前記居室に空調空気を供給するための空気調和機と、前記空気調和機の室内機を覆うチャンバーボックスと、少なくとも前記空気調和機を制御する制御手段とを含み、前記チャンバーボックスの内部空間は、第1室と第2室とに区画されており、前記第1室に、前記室内機の空気吸込口と、前記空気吸込口に外気を供給する第1ダクトとが連通されており、前記第2室に、前記室内機の空気吐出口と、外気を供給する第2ダクトと、前記第2室の空気を前記居室に供給する供給ダクトとが連通されており、前記制御手段は、前記空気調和機の運転時、前記チャンバーボックスの前記第1室に、前記第1ダクトから前記外気を供給させ、前記空気調和機の停止時、前記チャンバーボックスの前記第2室に、前記第2ダクトから前記外気を供給させることを特徴とする。
本発明に係る前記換気空調システムにおいて、前記建物は、床下空間を有し、前記外気は、前記床下空間で地中の熱と熱交換された空気を含むのが望ましい。
本発明に係る前記換気空調システムにおいて、前記建物は、床下空間を有し、前記第2室の少なくとも一部が、前記床下空間内に位置するとともに、前記第1室の少なくとも一部が、前記居室内に突出しているのが望ましい。
本発明に係る前記換気空調システムにおいて、前記第1室には、前記居室内の空気を取り込むための第1開口部が設けられるのが望ましい。
本発明の換気空調システムによれば、制御手段は、空気調和機の運転時、チャンバーボックスの第1室に、第1ダクトから外気を供給させる。これにより、チャンバーボックスの第1室において、外気が室内機の空気吸込口に速やかに供給され、かつ、空調される。空調された空気は、チャンバーボックスの第2室において、室内機の空気吹出口から吹き出され、供給ダクトを介して居室へと供給される。従って、本発明の換気空調システムによれば、居室を、換気しながら空調することができる。
また、例えば、夏期において、空気調和機が冷房運転されている場合、外気は、第1ダクト及びチャンバーボックスの第1室を介して室内機の空気吸込口に直接的に供給され、その水蒸気の一部は、室内機の熱交換器との熱交換で冷却されて結露し得る。従って、本発明によれば、夏の冷房時、外気が直接居室に供給される場合に比べて、居室に供給される水蒸気量を減らすことができ、ひいては、快適な換気空調を行うことができる。
さらに、本発明の換気空調システムによれば、制御手段は、空気調和機の停止時、チャンバーボックスの第2室に、第2ダクトから外気を供給させる。これにより、外気は、供給ダクトを介して居室へと供給される。従って、本発明の換気空調システムによれば、例えば、空気調和機の運転を必要としない季節において、空調せずに居室を換気することができる。
本発明の一実施形態の換気空調システムを説明するための建物の断面図である。 図1の部分拡大図である。 図2の部分斜視図である。 制御手段の一例を示す概念図である。 空気調和機の停止時の換気を説明する部分断面図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1には、本発明の一実施形態の換気空調システム1が適用された建物2の断面図が概念的に示されている。図1に示されるように、本実施形態の建物2は、優れた断熱性能、遮光性能及び気密性能を具えた工業化住宅が示されている。建物2は、床下空間3と、床上空間4とを有している。
床下空間3は、基礎5と地面6と床7とで囲まれた非居住空間である。基礎5には、屋外27の外気Aoを取り入れるための開口部5oが設けられている。開口部5oから取り入れられた外気Aoは、地面6を介して、1年を通じて温度変化の少ない地中の熱と熱交換される。これにより、床下空間3は、屋外27の外気Aoに比べて、夏期は比較的涼しく、冬期は比較的暖かい空気Auを蓄えることができる。また、基礎5には、床下空間3の空気Auの温度変化を効果的に小さくするために、断熱材17が設けられるのが望ましい。本実施形態の地面6は、例えば、土間コンクリート等で仕上げられている。
床上空間4は、床下空間3の上方に設けられた空間である。本実施形態の床上空間4は、複数の居室4A〜4Cと、洗面室、トイレ等の非居室4Dとに区画されている。非居室4Dには、例えば、建物内部の空気Aiを強制的に外部に排出する排気用ファン10が設けられている。
本実施形態の換気空調システム1は、建物2の居室4A乃至4Cの少なくとも一つを換気しながら空調するためのものである。換気空調システム1は、空気調和機8と、チャンバーボックス11と、制御手段Cmとを含んでいる。図2は、図1に示した換気空調システム1の部分拡大図である。図3は、図2の部分斜視図である。
空気調和機8は、居室4A乃至4C等に空調された空気(以下、単に「空調空気」ということがある。)Acを供給するためのものである。図1に示されるように、空気調和機8は、例えば、一般的な家庭用のセパレート型エアコンであり、建物2の内部に設置された室内機8Aと、建物2の外部に設置された室外機8Bとをセットとして含んでいる。
図2に示されるように、室内機8Aは、例えば、内部の熱交換器(図示省略)に空気を取り込むための空気吸込口8iと、熱交換器で空調された空気(即ち、「空調空気」)Acを吐出するための空気吐出口8oとを具えている。本実施形態では、空気調和機8は、制御手段Cm(図1に示す)によって制御される。
チャンバーボックス11は、内部に空間が区画された例えば箱体状で構成されている。チャンバーボックス11の内部には、空気調和機8の室内機8Aが収容されている。これにより、室内機8Aは、チャンバーボックス11によって覆われる。
また、チャンバーボックス11の内部の空間は、例えば、仕切り版11cにより、上側の第1室11aと、下側の第2室11bとに区画されている。本実施形態の仕切り版11cは、第1室11aと第2室11bとの間で、空気が互いに混合しないよう気密に配置されている。
本実施形態のチャンバーボックス11は、建物2の内部に設置されている。好ましい態様では、チャンバーボックス11は、第2室11bの少なくとも一部が、床下空間3内に位置するとともに、第1室11aの少なくとも一部が、居室4A内に突出している。このようなチャンバーボックス11は、床下空間3の一部を、室内機8Aの設置場所として活用することで、居室4Aをより広く利用することができる。
第1室11aには、室内機8Aの空気吸込口8iと、空気吸込口8iに外気Aoを供給する第1ダクト12とが連通されている。さらに、本実施形態の第1室11aには、居室4A内の空気Aiを取り込むための第1開口部14が設けられている。第1開口部14は、チャンバーボックス11の居室4A内に突出する第1の面にガラリ状に設けられている。
第2室11bには、室内機8Aの空気吐出口8oと、外気Aoを供給する第2ダクト32と、第2室11bの空気を居室4A乃至4C等に供給する供給ダクト20とが連通されている。また、第2室11bは、空気吐出口8oから空調空気Acが供給されるため、外部と断熱可能な断熱材13で覆われるのが望ましい。
本実施形態の第1ダクト12は、例えば、両端が開口した筒状に形成されている。第1ダクト12の一端12a側は、床下空間3に連通している。第1ダクト12の他端12b側は、チャンバーボックス11の第1室11aの第2開口部15に連通している。本実施形態の第2開口部15は、上記第1の面とは反対側(背面側)の第2の面に設けられている。第2開口部15と第1ダクト12との間には、隙間を埋めるためのシーリング材(図示省略)が配置されるのが望ましい。また、本実施形態の第2開口部15は、通気可能なカバー15b(図3に示す)で覆われている。
本実施形態の第1ダクト12は、床下空間3に設けられた第1ファン16に接続されている。第1ファン16は、制御手段Cmによって制御される。第1ダクト12は、第1ファン16の運転により、床下空間3で地中の熱と熱交換された空気Au(外気Ao)を、室内機8Aの空気吸込口8iに供給することができる。図3に示されるように、本実施形態では、複数本の第1ダクト12が設けられている。このため、第1ダクト12は、室内機8Aの空気吸込口8iに、多くの床下空間3の空気Auを供給することができる。各第1ダクト12の外面には、例えば、結露を防ぐための断熱材(図示省略)が配置されるのが望ましい。
図2に示されるように、本実施形態の第1ダクト12には、第1ダンパー25が設けられている。第1ダンパー25は、第1ダクト12を開閉するためのものである。第1ダンパー25の開閉は、制御手段Cm(図1に示す)によって制御される。このような第1ダンパー25により、室内機8Aの空気吸込口8iへの外気Ao(本実施形態では、床下空間3の空気Au)の供給及び供給停止が切り替えらえる。
第2ダクト32は、第1ダクト12と同様に、例えば、両端が開口した筒状に形成されている。第2ダクト32の一端32a側は、第1ダクト12に連通している。第2ダクト32の他端32b側は、チャンバーボックス11の第2室11bの第3開口部18に連通している。第3開口部18は、チャンバーボックス11の下面側に設けられている。このような第2ダクト32は、第1ファン16の運転により、床下空間3で地中の熱と熱交換された空気Auを、第2室11bに供給することができる。また、第2ダクト32の外面には、結露を防ぐための断熱材(図示省略)が配置されているのが望ましい。
本実施形態の第2ダクト32には、第2ダンパー26が設けられている。第2ダンパー26は、第2ダクト32を開閉するためのものである。第2ダンパー26の開閉は、制御手段Cm(図1に示す)によって制御される。このような第2ダンパー26により、第2室11bへの外気Ao(本実施形態では、床下空間3の空気Au)の供給及び停止が切り替えらえる。
供給ダクト20は、第1ダクト12及び第2ダクト32と同様に、例えば、両端が開口した筒状に形成されている。供給ダクト20の一端側は、チャンバーボックス11の第2室11bの排気口19に連通する。供給ダクト20の他端側は、図1に示されるように、各居室4A〜4C及び非居室4Dにそれぞれ設けられた空気吹出口22A〜22Dに接続されている。
本実施形態の供給ダクト20は、1階の居室4A及び非居室4Dの空気吹出口22A、22Dに接続される1階側ダクト20Aと、2階の居室4B、4Cの空気吹出口22B、22Cに接続される2階側ダクト20Bとに分岐されているが、このような態様に限定されるものではない。
本実施形態では、供給ダクト20の経路途中に、清浄化フィルター23と、第2ファン24とが設けられている。第2ファン24は、制御手段Cmによって制御される。供給ダクト20は、第2ファン24の運転により、第2室11bに供給された空調空気Ac、又は外気(本実施形態では、床下空間3の空気Au)を、図1に示した各居室4A〜4C及び非居室4Dに供給することができる。また、供給ダクト20の外面には、結露を防ぐための断熱材(図示省略)が配置されているのが望ましい。
図4は、制御手段Cmの一例を示す概念図である。制御手段Cmは、CPU(中央演算装置)からなる演算部33と、制御手順が予め記憶されている記憶部34と、記憶部34から制御手順を読み込む作業用メモリ35とを含んで構成されている。
演算部33には、空気調和機8が接続されている。これにより、制御手段Cmは、例えば、空気調和機8に信号を伝達して、空気調和機8の温度設定や風量等の運転を制御することができる。また、演算部33には、第1ダクト12の第1ファン16、及び、供給ダクト20の第2ファン24が接続されている。これにより、制御手段Cmは、各第1ファン16及び第2ファン24に信号を伝達して、各第1ファン16及び第2ファン24の運転をそれぞれ制御することができる。
さらに、演算部33には、第1ダクト12の第1ダンパー25、及び、第2ダクト32の第2ダンパー26が接続されている。これにより、制御手段Cmは、第1ダンパー25及び第2ダンパー26に信号を伝達して、第1ダンパー25及び第2ダンパー26の開閉をそれぞれ制御することができる。
制御手段Cmは、図2に示されるように、空気調和機8の運転時、チャンバーボックス11の第1室11aに、第1ダクト12から外気Ao(本実施形態では、床下空間3の空気Au)を供給させている。第1室11aへの外気Aoの供給は、制御手段Cmが、第1ダンパー25及び第2ダンパー26のうち、第1ダンパー25のみを開かせ、かつ、第1ファン16を運転させることによって行われる。これにより、チャンバーボックス11の第1室11aにおいて、外気Aoが室内機8Aの空気吸込口8iに速やかに供給され、かつ、外気Aoが空調される。また、本実施形態では、空気調和機8の運転により、居室4Aの空気Aiが、第1開口部14から第1室11aへと供給される。居室4Aの空気Aiは、外気Aoとともに、居室4Aの空気Aiも空気吸込口8iに速やかに供給されて空調される。
空気調和機8によって空調された空気Acは、チャンバーボックス11の第2室11bにおいて、室内機8Aの空気吐出口8oから吹き出される。第2室11b内に吹き出された空調空気Acは、制御手段Cmが第2ファン24を運転させることにより、供給ダクト20を介して各居室4A〜4C及び非居室4D(図1に示す)へと供給される。
このように、本実施形態の換気空調システムによれば、外気Ao(本実施形態では、床下空間3の空気Au)を空調した空気Acが、各居室4A〜4C及び非居室4D(図1に示す)に供給されるため、各居室4A〜4C及び非居室4Dを、換気しながら空調することができる。
例えば、夏期において、空気調和機8が冷房運転されている場合、外気Ao(本実施形態では、床下空間3の空気Au)は、第1ダクト12及びチャンバーボックス11の第1室11aを介して、室内機8Aの空気吸込口8iに直接的に供給される。外気Aoの水蒸気の一部は、室内機8Aの熱交換器との熱交換で冷却されて結露し、水となって建物2の外部に排出される。従って、本実施形態の換気空調システムは、夏の冷房時、外気Aoが各居室4A〜4C及び非居室4D(図1に示す)に直接供給される場合に比べて、各居室4A〜4C及び非居室4Dに供給される水蒸気量を減らすことができ、ひいては、快適な換気空調を行うことができる。
また、本実施形態の換気空調システムによれば、居室4Aの空気Aiを空調した空気Acが、各居室4A〜4C等に供給される。このため、本実施形態の換気空調システムは、各居室4A〜4Cの空気を循環させて空調することができるため、空気調和機8の負荷を小さくすることができる。
本実施形態において、第1室11aの室内機8Aの空気吸込口8iに供給される外気Aoは、床下空間3で地中の熱と熱交換された空気Auである。上述したように、床下空間3の空気Auは、屋外27の外気Aoの温度に比べて、夏期は比較的涼しい。従って、本実施形態では、屋外27の外気Aoが第1室11aに直接供給される場合に比べて、空気調和機8の負荷を小さくすることができる。
図5は、空気調和機8の停止時の換気を説明する部分断面図である。制御手段Cm(図4に示す)は、空気調和機8の停止時、チャンバーボックス11の第2室11bに、第2ダクト32から外気Ao(本実施形態では、床下空間3の空気Au)を供給させる。第2室11bへの外気Aoの供給は、制御手段Cmが、第1ダンパー25及び第2ダンパー26のうち、第2ダンパー26のみを開かせ、かつ、第1ファン16を運転させることによって行われる。さらに、制御手段Cmは、第2ファン24を運転させている。これにより、外気Aoは、供給ダクト20を介して各居室4A〜4C及び非居室4D(図1に示す)へと供給される。従って、本発明の換気空調システムによれば、例えば、空気調和機8の運転を必要としない季節において、空調せずに居室4A〜4C及び非居室4Dを換気することができる。
本実施形態で第2室11bに供給される外気Aoは、床下空間3で地中の熱と熱交換された空気Auを含んでいる。床下空間3の空気Auは、屋外27の外気Aoに比べて、1年を通じて温度変化が少ない。従って、本実施形態では、屋外27の外気Aoが第2室11bに直接供給される場合に比べて、居室4A〜4C及び非居室4D(図1に示す)を快適に換気することができる。
空気調和機8、第1ファン16、第2ファン24、第1ダンパー25及び第2ダンパー26の運転は、各居室4A〜4C及び非居室4D(図1に示す)の温度や湿度等に基づいて制御されるのが望ましい。これにより、各居室4A〜4C及び非居室4Dを、快適に換気空調を行うことができる。このような制御を行うために、演算部33には、例えば、各居室4A〜4C及び非居室4Dに設けられた温度センサー等(図示省略)が接続されるのが望ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1及び図2に示した基本構造を有する換気空調システムが、住宅に設置された(実施例)。実施例の換気空調システムは、空気調和機と、チャンバーボックスと、制御手段とが含まれており、空気調和機の運転時、室内機の空気吸込口に外気が供給された。また、空気調和機の停止時には、チャンバーボックスの第2室に外気を供給し、各居室の換気が行われた。
また、比較のために、換気用のファンによって、屋外の外気が居室内に供給される換気システムが住宅に設置された(比較例)。比較例の換気システムでは、空気調和機の運転時において、屋外の外気が、居室内に直接導入された。
そして、実施例の換気空調システム及び比較例の換気システムが、下記期間中に運転され、居室の平均相対湿度が測定された。共通仕様は、次のとおりである。
住宅:滋賀県東近江市
測定期間:2015年8月5日〜8月18日
測定時間:午後11時から午前7時
空気調和機に設定温度:27℃
第1ファン、第2ファンの風量:250〜450m3/h
実施例の外気:床下空間の空気
テストの結果、実施例の平均相対湿度は、比較例の平均相対湿度よりも約15%RHの低下が見られた。以上のように、本実施形態の換気空調方法では、居室内の湿度を効果的に低下させながら、換気と空調とを行うことが確認できた。
しかも、実施例では、床下空間の空気が、チャンバーボックスの第1室に供給されたため、屋外の外気が居室に直接供給される比較例に比べて、空気調和機の負荷を小さくすることができた。さらに、実施例では、空気調和機の運転を必要としない時間において、空調せずに居室を換気することができた。
1 換気空調システム
2 建物
4A、4B、4C 居室
8 空気調和機
11 チャンバーボックス
Cm 制御手段

Claims (4)

  1. 建物の居室を換気しながら空調するための換気空調システムであって、
    前記居室に空調空気を供給するための空気調和機と、
    前記空気調和機の室内機を覆うチャンバーボックスと、
    少なくとも前記空気調和機を制御する制御手段とを含み、
    前記チャンバーボックスの内部空間は、第1室と第2室とに区画されており、
    前記第1室に、前記室内機の空気吸込口と、前記空気吸込口に外気を供給する第1ダクトとが連通されており、
    前記第2室に、前記室内機の空気吐出口と、外気を供給する第2ダクトと、前記第2室の空気を前記居室に供給する供給ダクトとが連通されており、
    前記制御手段は、前記空気調和機の運転時、前記チャンバーボックスの前記第1室に、前記第1ダクトから前記外気を供給させ、
    前記空気調和機の停止時、前記チャンバーボックスの前記第2室に、前記第2ダクトから前記外気を供給させることを特徴とする換気空調システム。
  2. 前記建物は、床下空間を有し、
    前記外気は、前記床下空間で地中の熱と熱交換された空気を含む請求項1記載の換気空調システム。
  3. 前記建物は、床下空間を有し、
    前記第2室の少なくとも一部が、前記床下空間内に位置するとともに、
    前記第1室の少なくとも一部が、前記居室内に突出している請求項1又は2記載の換気空調システム。
  4. 前記第1室には、前記居室内の空気を取り込むための第1開口部が設けられる請求項1乃至3のいずれかに記載の換気空調システム。
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