JP3242538B2 - 被処理体の緩衝装置 - Google Patents

被処理体の緩衝装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体ウエハ等
を処理する処理装置の前段に設けられる被処理体の緩衝
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体集積回路の製造工程にお
いては、被処理体である半導体ウエハへの酸化膜の形
成、熱CVD(Chemical Vapor Dep
osition)法による薄膜形成、熱拡散法による不
純物注入領域の形成、ウエハ表面に付着するパーティク
ルや自然酸化膜を除去する洗浄処理等を行なう各種の処
理装置が使用されている。
【0003】一連の処理をウエハに対して施す場合に
は、対応する一連の処理装置を並設しておき、自動搬送
移動体を用いて上記各処理装置間に亘ってウエハを順次
搬送し、所定の処理を行なうのが一般的である。
【0004】この場合、ウエハは所定枚数、例えば25
枚単位でウエハカセットに収容され、カセット毎に25
枚単位で搬送される。ところで、上述のように処理装置
間に亘ってウエハを搬送する自動搬送移動体は例えば一
台で複数の処理装置をカバーしなければならないことか
ら各処理装置の処理の進行状況に従って処理が滞らない
ようにタイムリーにウエハを搬送することは比較的困難
である。
【0005】そのために、各処理装置の前段には、前工
程にて処理済みをウエハを収容したカセットを複数個、
例えば最大4つ程度一時的に待機させて貯蔵するための
緩衝装置が設けられており、この緩衝装置に不足気味に
ならないようにウエハカセットを常時一時待機させてお
くことにより、空き時間がなく、連続的な処理を行なっ
て処理効果を高めるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に緩衝装置を設けることにより処理装置の待ち時間がな
くなって効率的な処理は可能になるが、逆に、ウエハの
待機時間が長くなると、ウエハに対して悪影響を及ぼす
場合が生ずる。例えば、CVD装置によりウエハに成膜
処理を施す場合を例にとると、ウエハ表面に自然酸化膜
ができた状態でこの上に成膜処理を施すと、この自然酸
化膜が回路の電気的特性に悪影響を与えることから、成
膜処理の前工程では洗浄装置にてウエハの表面を塩酸や
フッ酸等で洗浄してこれに付着するパーティクルや自然
酸化膜を除去することが行なわれている。
【0007】ここで洗浄されたウエハは上記した自動搬
送移動体によりCVD装置の緩衝装置まで搬送されてい
るのであるが、搬送後にその緩衝装置にて待機する時間
が長くなりすぎると、ウエハは清浄雰囲気に常時晒され
ていることから、前工程にて除去した自然酸化膜がウエ
ハ表面に再度形成してしまい、製品の歩留まりを低下さ
せる原因となっていた。特に、待機時間が2時間以上に
もなるとウエハ表面に形成された自然酸化膜の影響が顕
著となり、しかも、集積回路の高集積化、微細化傾向が
進むに従って、従来ではそれほど問題とはならなかった
厚さの自然酸化膜でも特性上大きな影響を与えることに
なり、早期の解決が望まれている。
【0008】本発明は、以上のような問題点に着目し、
これを有効に解決すべく創案されたものである。本発明
の目的は、待機中の被処理体を不活性ガス雰囲気で被う
ようにした被処理体の緩衝装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するために、清浄空気中を自動搬送移動体によって
搬送されてきた被処理体を一時的に待機させるために処
理装置の前段に設けられる被処理体の緩衝装置におい
て、単数或いは複数の被処理体を収容し得る大きさの待
機用容器と、前記単数或いは複数の被処理体を前記清浄
空気に晒された状態で載置するために前記待機用容器内
に昇降可能に設けられた載置台と、前記待機用容器の
開口部を開閉可能に被う蓋体と、前記待機用容器内に
不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、前記載置
台が上昇されて前記待機用容器外にある時に前記載置台
と前記処理装置との間で被処理体の受け渡しを前記清浄
空気の雰囲気中で搬送可能な機構とを備えるように構成
したものである。
【0010】
【作用】本発明は、以上のように構成したので、搬送さ
れてきた単数或いは複数の被処理体は載置台上に載置さ
れ、この載置台を降下させることにより複処理体を待機
用容器内に取り込む。取込が完了したならば、この待機
用容器の上端開口部を蓋体で閉塞し、不活性ガス供給手
段により容器内部に窒素ガス等の不活性ガスを供給して
内部雰囲気を不活性ガス雰囲気で置換する。
【0011】これにより被処理体を不活性ガス雰囲気中
に晒した状態で待機させる。そして、待機中の被処理体
の処理を開始するときには、蓋体を退避させた後に、載
置台を上昇させて被処理体を待機用容器から取出し、こ
れを搬送機構により処理装置内へ搬入する。これによ
り、待機中に被処理体に過度に不要な酸化膜が形成され
ることを防止することが可能となる。
【0012】
【実施例】以下に、本発明に係る被処理体の緩衝装置の
一実施例を添付図面に基づいて説明する。図1は本発明
に係る被処理体の緩衝装置を示す断面図、図2は本発明
の緩衝装置を示す部分破断斜視図、図3は本発明の緩衝
装置の待機用容器を示す斜視図、図4は待機用容器を示
す断面図である。
【0013】図示するようにこの緩衝装置2は、被処理
体としての例えば半導体ウエハWに所定の処理を施すた
めの処理装置4の前段に設けられる。処理装置4として
はどのようなものでもよく、例えばCVD成膜装置、プ
ラズマ成膜装置、熱拡散装置、エッチング装置等を適用
することができる。
【0014】また、この緩衝装置2のウエハ受け入れ
側、すなわち図1中の左側には、ウエハを他の処理装置
との間で搬送する自動搬送移動体6が接近可能になされ
ている。この自動搬送移動体6は、例えばコンピュータ
等により自動でコントロールされるものであり、ウエハ
受け入れ側に設けた案内溝8内に沿って走行する駆動車
輪10を有すると共にウエハを多数枚収容するウエハカ
セットCを移載する屈曲可能になされたカセットアーム
12を有している。
【0015】本発明の緩衝装置2は、全体が略箱状にな
された例えばステンレススチール製のケーシング14を
有しており、自動搬送移動体6が発着する搬出入ステー
ジ16と、処理装置4側と接する移載ステージ18とに
段部で区画されている。上記搬出入ステージ16には、
複数、図示例にあっては載置台として4つのカセット載
置台20が搬出入側に臨ませて並設されている。各載置
台20は、所定枚数、例えば25枚のウエハWを収容可
能なウエハカセットCを載置し得る大きさに設定されて
いる。また4つの各載置台20の構造は同一なので、そ
の内の右端の載置台を例にとって説明する。
【0016】載置台20の下部には、昇降用モータ22
のボールネジ24よりなるウエハカセット昇降機構26
が設けられており、このモータ22を正逆回転させるこ
とにより、上記カセット載置台20を昇降可能としてい
る。また、この搬出入ステージ16には、上記ウエハカ
セットCをカセット載置台20に載置した状態で収容す
るための上端が開口された箱状の待機用容器28が設け
られており、この容器28の底部28Aを貫通させて上
記ボールネジ24を容器内に導入し、この先端を容器内
に収容した上記載置台20の下面に接続している。従っ
て、載置台20上にウエハカセットCを載置した状態で
これを降下させることにより、ウエハカセットCを待機
用容器28内に完全に収容できる。
【0017】図3及び図4にも示すように上記待機用容
器28の上端開口部30には、ここを被って容器28内
を緩やかに密閉するための蓋体32が設けられており、
この蓋体32は、待機用容器28の上端部に沿って、ま
た、これより側部水平方向へ延びる案内レール34に沿
って水平方向へスライド可能になされている。そして、
この蓋体32の側部には、開閉シリンダ36が設けられ
ており、このシリンダ36の伸縮ロッド38を上記蓋体
32の連結部材40に接続しており、シリンダ36を伸
縮駆動することにより、上記蓋体32により、上端開口
部を開閉するようになっている。この場合、蓋体32の
両端と容器上端との摺動部のシール性は高くする必要は
なく、後述するように容器内部に導入する不活性ガスが
外部へ漏れ得る程度の気密性の低いシール性にしておけ
ばよい。
【0018】また、待機用容器28には、これに例えば
窒素ガス等の不活性ガスを必要に応じて供給するための
不活性ガス供給手段42が設けられる。具体的には、こ
の不活性ガス供給手段42は、待機用容器28の側壁上
部に設けた噴射ノズル44と、このノズル44に接続さ
れるガス通路46と、このガス通路46の端部に接続さ
れるガス源としての窒素ガスボンベ48とにより主に構
成されている。このガス通路46の途中には、不活性ガ
スの流量を制御する流量制御弁50が介設されており、
必要に応じて容器内へ導入するガス流量を制御するよう
になっている。
【0019】また、上記ノズル44の位置は、前述のよ
うに容器内の上部が好ましく、特に、容器内へ収容され
たときのウエハカセットCの搬出入口に臨ませて設ける
ことにより、カセットC内の雰囲気を早期に窒素ガスに
置換することが可能となる。更に、待機用容器28の底
部28Aには、容器内の雰囲気を自然排気するための排
気ポート52が設けられており、噴射ノズル44から窒
素ガスを噴射した時に容器内に下降流を形成し得るよう
になっている。
【0020】一方、前記移載ステージ18には、カセッ
ト載置台20と処理装置4との間でウエハの受け渡しを
行なうために前記カセット載置台20のならび方向に沿
って移動可能になされた搬送機構54が設けられてい
る。具体的には、この搬送機構54は屈曲乃至伸縮可能
になされた多関節アーム56を有しており、このアーム
の基台58は、移載ステージ18の下面に平行に設けた
ボールネジ60に螺合され、このボールネジ60を回転
駆動することにより上記多関節アーム56を移載ステー
ジ18に沿って水平移動し得るようになっている。
【0021】次に、以上のように構成された本実施例の
動作について説明する。本実施例では、処理装置4とし
てCVD成膜処理を行なうCVD成膜装置を例にとって
説明する。CVD成膜処理を行なう前に、ウエハ表面に
形成されている自然酸化膜を除去するために前工程で洗
浄処理が行なわれる。洗浄処理が終了したウエハは例え
ば25枚単位でウエハカセットC内に収容され、自動搬
送移動体6によってこの緩衝装置2まで搬送されてき
て、カセットアーム12により、搬出入ステージ16の
空いているカセット載置台20上に載置する。
【0022】ここで、このウエハカセットC内のウエハ
Wを直ちに処理する場合には、搬送機構54を駆動して
このカセットC内のウエハWを処理装置4側へ移載すれ
ばよいが、処理装置4にて他のウエハカセット内のウエ
ハを処理中であれば、他のウエハカセット内のウエハの
処理が全て完了するまで、新たに搬入したカセット内の
ウエハを待機させなければならない。
【0023】そこで、待機させるべきウエハの収容され
たウエハカセットCを載置したカセット載置台20を、
ウエハカセット昇降機構26の昇降用モータ22を駆動
させることにより降下させ、これによりウエハカセット
Cを搬出入ステージ16上から完全に沈み込ませてカセ
ットCを待機用容器28内に収容する。
【0024】次に、蓋体32の側部に設けた開閉シリン
ダ36を駆動して伸縮ロッド38を伸ばすことによって
蓋体32をスライド移動させ、ウエハカセットCを収容
した状態で待機用容器28の上端開口部30を閉じて内
部を緩く密閉する。このように、待機用容器28を閉じ
た状態で不活性ガス供給手段42を作動させて、窒素ガ
スボンベ48内の窒素ガスを噴射ノズル44から待機用
容器28内に供給し、容器内の清浄空気を不活性ガスで
ある窒素ガスにより置換する。この場合、窒素ガスの供
給当初は、カセット内を含む待機用容器28内の清浄空
気を早く置換するために例えば20リットル/分程度の
多量の窒素ガスを流し、略容器内の清浄空気が置換され
たならば例えば5リットル/分程度の微量なガス供給量
に切り替える。
【0025】待機用容器28内へ導入された不活性ガス
は、容器底部28Aに設けた排気ポート52や容器上端
と蓋体32との摺動部の隙間を介して容器28外へ徐々
に漏出することになる。
【0026】このように、待機用容器28内の雰囲気を
不活性ガスである例えば窒素ガスにより置換するように
したのでこの容器内に収容されるウエハ表面は空気では
なく、窒素ガスに晒された状態で待機することになり、
待機中にウエハ表面に自然酸化膜が形成されるのを略完
全に防止することができる。特に、噴射ノズル44を容
器内に収容されたウエハカセットCの開口部側に臨ませ
て設けることにより、その分だけ早くカセットC内の雰
囲気を窒素ガスにより置換することができるので、自然
酸化膜の形成を一層抑制することが可能となる。
【0027】また、待機用容器28内の雰囲気を排気す
る排気ポート52を容器底部28Aに設けるようにした
ので、容器内には窒素ガスのダウンフローが形成される
ことになり、従って、容器内のパーティクルがガス導入
によって巻き上げられて飛散することなく、迅速に排気
ポート52から排出されるので、ウエハ表面にパーティ
クルが付着することを防止することができる。この場
合、排気ポート52に排気ポンプ等を設けて容器内雰囲
気を強制的に排気する用にすれば、窒素ガスの置換を迅
速に行なうことができ、しかも強制的にダウンフローも
形成することができるので、置換を迅速に行なうことが
でき、自然酸化膜の形成やパーティクルの影響を一層抑
制することができる。
【0028】このようにして、ウエハの待機が終了した
ならば、窒素ガスの供給を停止すると共に蓋体32を開
方向へスライド移動させることにより待機用容器28の
上部を開放し、次いで、カセット載置台20を上昇させ
ることによりウエハカセットCを、図1中において2点
鎖線にて示すように搬出入ステージ16上に再度位置さ
せる。そして、搬送機構54を駆動させることにより、
このカセットC内の未処理のウエハWを処理装置4側へ
移載することになる。尚、処理済みのウエハは、前記と
逆の操作をして処理装置4からカセット側へ搬送され
る。
【0029】尚、上記実施例にあっては、不活性ガス供
給手段42の噴射ノズル44は1つしか設けなかった
が、これを容器上部の周縁に複数個設けてもよく、これ
によれば全体のガス供給量を一定と仮定した場合には1
つの噴射ノズルからのガス噴射量を少なくでき、その
分、ガス噴出勢いを低減できるので、パーティクルの巻
き上げも少なく済ますことができる。また、パーティク
ルの巻き上げを少なくするためには、図5に示すよう
に、ウエハカセットCと干渉しないような大きさのガス
噴射ヘッダ62を四角形状に形成し、これに全周に亘っ
て多数の噴射孔64を形成して噴射ノズル44を構成す
るようにしてもよい。これによれば、各噴射孔64から
のガス噴射勢いを一層小さくでき、その分パーティクル
の巻き上げも更に抑制することができる。
【0030】更には、上記実施例では、待機用容器28
の上端部及びこれに連結された案内レール34に沿って
蓋体32を摺動させる構造としたが、この摺動部から発
生するパーティクルが待機用容器28内に侵入すること
を防止するために、例えば図6に示すように待機用容器
28の外側壁に断面凹部状の案内レール66を設け、蓋
体32を断面コ字状に成形して両下端部を上記案内レー
ル66に摺動可能に嵌装させるようにしてもよい。これ
によれば、摺動部は容器の外側に位置されて容器上端が
蓋体32と摺接せず、従って、蓋体32の移動に伴って
発生するパーティクルが容器28内に侵入することを一
層抑制することができる。尚、パーティクルの発生を更
に抑制するために蓋体32の摺動部に転動するコロ部材
等を設けるようにしてもよい。
【0031】また、上記実施例では待機用容器28の底
部28Aをその側壁と一体的に形成したが、この底部2
8Aを設けないで、容器底部をカセット載置台20によ
り代用するようにしてもよい。更には、不活性ガスとし
ては、窒素ガスに限定されず、ヘリウムガス、アルゴン
ガス等の他の不活性ガスも用いることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の被処理体
の緩衝装置によれば、次のように優れた作用効果を発揮
することができる。処理前の被処理体を待機用容器内に
収容して不活性ガス雰囲気中で待機させるようにしたの
で、待機中に被処理体の表面に自然酸化膜が形成される
ことを大幅に抑制することができ、製品の歩留まりを向
上させることができる。また、待機用容器内の上部に噴
射ノズルを設け、下部に排気ポートを設けることによ
り、不活性ガスのダウンフローを形成してパーティクル
の巻き上げを防止できる。 また、蓋体を待機用容器の外
側壁に設けた案内レールに摺動可能に支持させることに
より、蓋体の摺動移動に伴って発生するパーティクルが
待機用容器内に侵入することを抑制できる。 更に、不活
性ガス供給手段の噴射ヘッドを四角形状にして多数の噴
射孔を形成することにより、ガス噴射勢いを小さくして
パーティクルの巻き上げを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る被処理体の緩衝装置を示す断面図
である。
【図2】本発明の緩衝装置を示す部分破断斜視図であ
る。
【図3】本発明の緩衝装置の待機用容器を示す斜視図で
ある。
【図4】待機用容器を示す断面図である。
【図5】待機用容器に設ける噴射ノズルの変形例を示す
平面図である。
【図6】待機用容器の蓋体の変形例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
2 緩衝装置 4 処理装置 6 自動搬送移動体 14 ケーシング 16 搬出入ステージ 18 移載ステージ 20 カセット載置台(載置台) 22 昇降用モータ 26 ウエハカセット昇降機構 28 待機用容器 32 蓋体 36 開閉シリンダ 42 不活性ガス供給手段 44 噴射ノズル 48 窒素ガスボンベ 52 排気ポート 54 搬送機構 62 ガス噴射ヘッダ 64 噴射孔 C ウエハカセット W 半導体ウエハ(被処理体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−20040(JP,A) 特開 平2−69955(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/68 H01L 21/205 B65G 49/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 清浄空気中を自動搬送移動体によって搬
    送されてきた被処理体を一時的に待機させるために処理
    装置の前段に設けられる被処理体の緩衝装置において、
    単数或いは複数の被処理体を収容し得る大きさの待機用
    容器と、前記単数或いは複数の被処理体を前記清浄空気
    に晒された状態で載置するために前記待機用容器内に昇
    降可能に設けられた載置台と、前記待機用容器の前記
    口部を開閉可能に被う蓋体と、前記待機用容器内に不活
    性ガスを供給する不活性ガス供給手段と、前記載置台が
    上昇されて前記待機用容器外にある時に前記載置台と前
    記処理装置との間で被処理体の受け渡しを前記清浄空気
    の雰囲気中で搬送可能な機構とを備えるように構成した
    ことを特徴とする被処理体の緩衝装置。
  2. 【請求項2】 前記載置台は、複数の被処理体を収容す
    るカセット容器を載置するカセット載置台であることを
    特徴とする請求項1記載の被処理体の緩衝装置。
  3. 【請求項3】 前記不活性ガス供給手段は、前記待機用
    容器内の上部に噴射ノズルを有することを特徴とする請
    求項1または2記載の被処理体の緩衝装置
  4. 【請求項4】 前記待機用容器内の下部には、排気ポー
    トが形成されていることを特徴とする請求項1乃至3記
    載の被処理体の緩衝装置。
  5. 【請求項5】 前記待機用容器は、前記被処理体が通過
    可能な開口部を1つだけ持つことを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載の被処理体の緩衝装置。
  6. 【請求項6】 前記開口部は、前記待機用容器の上端に
    設けられており、前記蓋体は前記開口部に対して水平方
    向へスライド移動可能になされていることを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれかに記載の被処理体の緩衝装
    置。
  7. 【請求項7】 前記蓋体は、前記待機用容器の上端と接
    触しないように前記待機用容器の外側壁に設けた案内レ
    ールに摺動可能に支持されていることを特徴とする請求
    項1乃至6のいずれかに記載の被処理体の緩衝装置。
  8. 【請求項8】 前記不活性ガス供給手段は、前記待機用
    容器内の上部に四角形状に形成されて、且つ多数の噴射
    孔が形成された噴射ヘッダを有することを特徴とする請
    求項1乃至7のいずれかに記載の被処理体の緩衝装置。
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