JPH06316305A - ウエハ処理工程に用いられるウエハ保管装置 - Google Patents

ウエハ処理工程に用いられるウエハ保管装置

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JPH06316305A
JPH06316305A JP13112593A JP13112593A JPH06316305A JP H06316305 A JPH06316305 A JP H06316305A JP 13112593 A JP13112593 A JP 13112593A JP 13112593 A JP13112593 A JP 13112593A JP H06316305 A JPH06316305 A JP H06316305A
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JP
Japan
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wafer
vacuum
chamber
wafer storage
storage chamber
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Pending
Application number
JP13112593A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Kaneda
嘉行 金田
Akira Kojima
明 小島
Toshirou Kizakihara
稔郎 木崎原
Takayuki Fukunaga
孝之 福永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 保管中のウエハ表面の汚染を防止できるとと
もに、装置全体の小型化を可能としたウエハ保管装置を
提供する。 【構成】 装置本体1の内部に真空状態のウエハ保管室
2を設けた。また、ウエハ搬送装置5、6との間でウエ
ハの受け渡しを行うための入出庫部7、8を設けた。さ
らに、ウエハ搬送装置5、6とウエハ保管室2との間で
ウエハの出し入れを行いながらウエハ保管室2の真空状
態を維持する真空予備室16を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被処理物となるウエハ
を処理装置間で一時的に保管するウエハ保管装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、一連のウエハ処理工程の中で
は、処理装置前後の処理能力の違いや突発的なトラブル
の発生などによって処理装置間にウエハを一時的に保管
する必要があり、そのための装置としてウエハ保管装置
が用いられる。図2は従来のウエハ保管装置を説明する
図であり、図中(a)はその全体斜視図、(b)はその
模式図である。図示したウエハ保管装置において、1は
装置本体であり、この装置本体1の内部にはウエハ保管
室2が設けられている。ウエハ保管室2には複数の棚板
3が設けられており、これらの棚板3に、ウエハ(不図
示)を収納したウエハキャリア4が載置されるようにな
っている。
【0003】また装置本体1には、処理装置間でウエハ
の搬送を行う搬送レール5や処理装置内でウエハの搬送
を行う搬送機6との間でウエハの受け渡しを行うための
入出庫部7、8が設けられている。そして、装置本体1
に対するウエハの入出庫は図示せぬホストコンピュータ
からの指令に基づいて生産管理用端末9により管理され
るようになっている。
【0004】さらに、装置本体1内の下部にはファン1
0が設置されており、このファン10の駆動によってダ
クト11に送られた空気がフィルタ12を通してウエハ
保管室2内に送風されることにより、ウエハ保管室2の
清浄度が維持されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のウエハ保管装置においては、フィルタ12を通して送
風される清浄空気と保管中のウエハとの接触によりウエ
ハ表面に自然酸化膜が生成されたり、フィルタ12によ
って除去されない塵埃がウエハ表面に付着したりして、
保管中にウエハ表面が汚染されてしまうという問題があ
った。この対策として従来では、ウエハ保管室2に高純
度の窒素(N2 )ガスを連続的に供給してウエハ表面の
汚染を抑制することも行われているが、この場合は高純
度窒素ガス等のランニングコストが膨大なものとなり、
またウエハの出し入れの際にクリーンルーム内に窒素ガ
スが放出して安全性が損なわれることもあって必ずしも
得策とはいえなかった。
【0006】さらに上記従来装置では、ファン10やフ
ィルタ12さらにはダクト11といった、ウエハ保管室
2の清浄度を維持するためのクリーン化設備がウエハ保
管装置全体を大型化してしまい、これによってクリーン
ルーム内に占めるウエハ保管装置の設置面積が大きくな
り、高価なクリーンスペースを有効に活用できないとい
った問題も抱えていた。
【0007】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、保管中のウエハ表面の汚染を防止できると
ともに、装置全体の小型化を可能としたウエハ保管装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、ウエハ処理工程のウエハ
処理装置間に設置され、ウエハ搬送装置により搬送され
るウエハを一時的に保管するウエハ保管装置において、
装置本体の内部に設けられた真空状態のウエハ保管室
と、ウエハ搬送装置との間でウエハの受け渡しを行うた
めの入出庫部と、ウエハ搬送装置とウエハ保管室との間
でウエハの出し入れを行いながらウエハ保管室の真空状
態を維持する真空予備室とを具備したものである。
【0009】
【作用】本発明のウエハ保管装置においては、真空予備
室によって常に真空状態に維持されたウエハ保管室にウ
エハが保管されるようになるため、保管中のウエハ表面
に酸化膜が形成されることがない。また、真空状態のウ
エハ保管室は常に高レベルのクリーン状態に保持される
ことから、ウエハ表面への塵埃の付着が低減する。さら
に、ファンやフィルタさらにはダクトといったクリーン
化設備が不要となるため、装置全体の小型化が図られ
る。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明に係わるウエハ保
管装置の実施例を説明する図であり、図中(a)はその
全体斜視図、(b)はその模式図である。図示したウエ
ハ保管装置において、1は装置本体であり、この装置本
体1の内部にはウエハ保管室2が設けられている。ウエ
ハ保管室2には複数の棚板3が設けられており、これら
の棚板3に、ウエハ(不図示)を収納したウエハキャリ
ア4が載置されるようになっている。
【0011】また装置本体1には、処理装置間でウエハ
の搬送を行う搬送レール5や処理装置内でウエハの搬送
を行う搬送機6との間でウエハの受け渡しを行うための
入出庫部7、8が設けられている。そして、装置本体1
に対するウエハの入出庫は図示せぬホストコンピュータ
からの指令に基づいて生産管理用端末9により管理され
るようになっている。
【0012】ここで本実施例のウエハ保管装置において
は、装置本体1内に設けられたウエハ保管室2が真空引
きによって真空状態となっている。すなわち、装置本体
1の底部にはウエハ保管室2に連通した状態で真空配管
13が接続されており、この真空配管13の他端は図示
せぬ真空ポンプに接続されている。そして、バルブ14
を開放した状態で図示せぬ真空ポンプを作動させ、真空
配管13を介してウエハ保管室2内の空気を強制排気す
ることでウエハ保管室2が真空状態となっている。
【0013】また本実施例では、入出庫部7、8とウエ
ハ保管室2との間にそれぞれゲートバルブ15a、15
bを介して真空予備室16が配置されている。そして、
この真空予備室16に対しても上述したウエハ保管室2
と同様に真空配管17が接続され、図示せぬ真空ポンプ
の作動により真空配管17を介して強制排気を行うこと
で真空予備室16が真空状態となるように構成されてい
る。
【0014】加えて、ウエハ保管室2と真空予備室16
には、停電時におけるウエハ表面の汚染を防止するた
め、個々に窒素(N2 )ガス供給用(N2 パージ用)の
配管18、19が接続されている。さらに真空予備室1
6の内壁部分には、ウエハ表面のクリーン化や静電対策
用として、ヒータ20とイオンブロア21とが設けられ
ている。
【0015】続いて、上記構成からなるウエハ保管装置
の動作について説明する。まず、ウエハキャリア4に収
納されたウエハを入出庫部7、8から真空予備室16に
取り入れる場合は、ゲートバルブ15aを開いて図示せ
ぬ移載装置により入出庫部7、8から真空予備室16に
ウエハ(本例ではウエハキャリア4に収納されたウエ
ハ)を取り入れ、ここで再びゲートバルブ15aを閉じ
る。このとき、真空予備室16の真空度はゲートバルブ
15aの開閉によって低下してしまうため、真空配管1
7からの強制排気により真空予備室16の真空度を所定
のレベルまで上げておく。
【0016】続いて、真空予備室16に取り入れられた
ウエハをウエハ保管室2に取り入れる場合は、真空予備
室16の真空度が所定のレベルに達した状態でゲートバ
ルブ15bを開き、図示せぬ移載装置により真空予備室
16からウエハ保管室2にウエハを取り入れる。その
際、真空予備室16の真空度は所定のレベルに達してい
るので、ゲートバルブ15bの開閉によってウエハ保管
室2の真空度が低下することはない。つまり、ウエハ保
管室2の真空状態は真空予備室16によって維持される
ようになっている。
【0017】一方、ウエハ保管室2から真空予備室16
にウエハを取り出す場合は、真空予備室16の真空度が
所定レベルに達した状態でゲートバルブ15bを開い
て、図示せぬ移載装置によりウエハ保管室2から真空予
備室16にウエハを取り出し、ここで再びゲートバルブ
15bを閉じる。この場合も、上記同様に真空予備室1
6の真空度が所定のレベルに達しているので、ゲートバ
ルブ15bの開閉によってウエハ保管室2の真空度が低
下することはなく、ウエハ保管室2の真空状態は真空予
備室16によって維持される。
【0018】また、真空予備室16から入出庫部7、8
にウエハを取り出す場合は、ゲートバルブ15aを開い
て図示せぬ移載装置により真空予備室16から入出庫部
7、8にウエハを取り出し、ここで再びゲートバルブ1
5aを閉じる。このとき、真空予備室16の真空度はゲ
ートバルブ15aの開閉によって低下してしまうため、
真空配管17からの強制排気により真空予備室16の真
空度を所定のレベルまで上げておく。
【0019】このように本実施例のウエハ保管装置にお
いては、真空予備室16によって真空状態に維持された
ウエハ保管室2にウエハが保管されるようにため、保管
中のウエハ表面に酸化膜が形成されることがない。ま
た、ウエハ保管室2に浮遊する塵埃は真空配管13を通
して室外に排出されるため、真空状態のウエハ保管室2
は常に高レベルのクリーン状態に保持され、これにより
ウエハ表面への塵埃の付着が低減する。
【0020】さらに本実施例のウエハ保管装置では、フ
ァンやフィルタさらにはダクトといったクリーン化設備
を設ける必要がないので、従来よりも装置全体を小型化
することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のウエハ保管
装置によれば、真空予備室によって常に真空状態に維持
されたウエハ保管室にウエハが保管されるようにため、
保管中のウエハ表面に酸化膜が形成されることがなく、
加えて真空状態のウエハ保管室は常に高レベルのクリー
ン状態に保持されることから、ウエハ表面への塵埃の付
着も低減する。これにより、ウエハ保管室に保管された
ウエハ表面の汚染が確実に防止されるため、ウエハ処理
工程での歩留り並びに品質の向上が期待できる。
【0022】また本発明によれば、従来装置に設けられ
ていたクリーン化設備(ファン、フィルタ、ダクト等)
が不要となるため、従来に比べて装置全体を小型化する
ことができる。これにより、クリーンルームにおけるウ
エハ保管装置の占有面積が小さくなり、高価なクリーン
スペースをより有効に活用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるウエハ保管装置の一実施例を説
明する図である。
【図2】従来のウエハ保管装置を説明する図である。
【符号の説明】 1 装置本体 2 ウエハ保管室 4 ウエハキャリア 7、8 入出庫部 13 真空配管 16 真空予備室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福永 孝之 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウエハ処理工程の処理装置間に設置さ
    れ、ウエハ搬送装置により搬送されるウエハを一時的に
    保管するウエハ保管装置において、 装置本体の内部に設けられた真空状態のウエハ保管室
    と、 前記ウエハ搬送装置との間でウエハの受け渡しを行うた
    めの入出庫部と、 前記ウエハ搬送装置と前記ウエハ保管室との間でウエハ
    の出し入れを行いながら前記ウエハ保管室の真空状態を
    維持する真空予備室とを具備したことを特徴とするウエ
    ハ処理工程に用いられるウエハ保管装置。
JP13112593A 1993-05-07 1993-05-07 ウエハ処理工程に用いられるウエハ保管装置 Pending JPH06316305A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13112593A JPH06316305A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 ウエハ処理工程に用いられるウエハ保管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13112593A JPH06316305A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 ウエハ処理工程に用いられるウエハ保管装置

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Publication Number Publication Date
JPH06316305A true JPH06316305A (ja) 1994-11-15

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ID=15050574

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JP13112593A Pending JPH06316305A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 ウエハ処理工程に用いられるウエハ保管装置

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JP (1) JPH06316305A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100576814B1 (ko) * 1999-11-12 2006-05-10 삼성전자주식회사 웨이퍼 캐리어 운반 시스템

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100576814B1 (ko) * 1999-11-12 2006-05-10 삼성전자주식회사 웨이퍼 캐리어 운반 시스템

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