JP3242441U - 線香着火器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 屋外での線香への着火を確実かつ容易にする線香着火器を提供する。【解決手段】 開閉自在の扉11を備え内部に着火空間12を有するハウジング10と、その着火空間にあってガスボンベ30から可燃ガスが供給されて点火するバーナー14と、そのバーナーに点火させる点火スイッチ18と、ハウジングを貫通し着火空間と外空間を繋ぐ線香挿入口20と、を有し、バーナーは、点火スイッチを押圧すると電池40からの電力供給により連続する火花を発生する点火プラグ15によって点火する線香着火器1とする。【選択図】 図2
Description
本考案は、線香に着火するために用いられる線香着火器に関し、特に、屋外で使用されるものに関する。
墓参りにおいて線香による焼香を行う際に、線香の着火に苦労することがある。特に、結束された線香に着火する場合には時間がかかり、強風のときにはマッチやライターなどの火がすぐに消えてしまうということになる。
特許文献1に記載された線香着火器は、そのような問題を解決するために考案されたものであり、風を遮るためのハウジングや、火力の強いバーナーを備えている。図4は、従来の線香着火器の使用図であり、図5は、従来の線香着火器の内部構造図である。
従来の線香着火器101は、風を遮るハウジング110を備え、扉111の中に着火空間112が設けられている。着火空間112には、バーナー115が備えられており、点火したバーナー115に線香200をかざして着火する構造となっている。
バーナー115の点火方法は、レバー160を下げることでガスボンベ130から可燃ガスが供給され、また同時に、スイッチ118が押されて点火プラグ114に加圧による放電電圧が供給されることで火花が発生し、可燃ガスが燃焼する仕組みとなっている。
このような従来の線香着火器101を用いると、概ね風を遮ることができ、火力の強いバーナー115を用いることから、マッチなどと比べると線香200への着火を容易かつ迅速に行うことができる。しかし、点火方法が圧電素子を用いた放電によるものなので、スイッチ118を1回押す毎に火花が1回しか発生せず、バーナー115に点火するまで、何度もレバー160を上げ下げしなければならなかったり、点火していると勘違いしてしばらく線香200をかざし続けてしまったりすることがある。
また、扉111を開けて正面から線香200を火にかざす構造なので、線香200の先端側が見えにくく、着火したかどうかの判断が難しい。さらに、扉111を開けて着火空間112の掃除をするのは煩雑であり、また、線香200の着火位置がバーナー115の真上にあるので、線香200の灰がバーナー115の上に貯まりやすく、灰が湿気を含んで固まったりすると、点火の妨げになることもある。また、線香着火器101にもかかわらず、ロウソクの着火に使用されたりすると、バーナー115に蝋が垂れて、故障の原因になることもある。
上記のような事情に鑑み、本考案は、屋外での線香への着火を確実かつ容易にする線香着火器を提供することを目的とし、特に、バーナーの点火をより確実にし、線香への着火を容易に視認できるものとする。
本考案の線香着火器は、開閉自在の扉を備え内部に着火空間を有するハウジングと、その着火空間にあってガスボンベから可燃ガスが供給されて点火するバーナーと、そのバーナーに点火させる点火スイッチと、ハウジングを貫通し着火空間と外空間を繋ぐ線香挿入口と、を有し、バーナーは、点火スイッチを押圧すると電池からの電力供給により連続する火花を発生する点火プラグによって点火するものであることとする。
ここで、線香挿入口が筒形状であって、バーナーの点火位置が、線香挿入口から挿入された線香の真下からずれていることにするとよい。さらに、線香挿入口が扉に対し横方向からハウジングを貫通し、点火スイッチが着火空間のバーナーの手前側に設けられていることにするとよい。
また、着火空間の床面上に灰受け皿を備え、その灰受け皿はハウジングを貫通して外側へ引き出し可能であることにするとよい。
本考案の線香着火器は、屋外での線香への着火を確実かつ容易にすることができるという効果を奏する。
以下、本考案の実施の形態を添付図面を参照して説明する。図1は、本考案の線香着火器の外観斜視図であり、図2は、本考案の線香着火器の構造を説明する簡易説明図である。
本考案の線香着火器1は、墓前などの屋外に設置されて用いられるものなので、着火の際に風雨の影響を受けにくいように、ハウジング10の中に着火空間12を設けている。着火空間12には、バーナー14と、そのバーナー14に点火させるための点火スイッチ18と、点火のために火花を発生する点火プラグ15と、が設けられている。なお、ハウジング10には、開閉自在の扉11が取り付けてあって、着火作業は、扉11を開けた開口13からハウジング10内部の着火空間12を見ながら行われる。扉11を閉じたとき、ハウジング10の本体と扉11とは磁石などで止められ、風などで容易に開かない構造となっている。また、ハウジング10は、地面上に設置されている柱80を土台として設けられており、柱80に対して水平方向に回動可能とする。また、ハウジング10にはバーナー14の点火を妨げない程度の通気口16が何カ所かあけられているものとする。このような通気口16を設けておくことで、着火空間12が線香100の煙で充満されることを防ぐことができる。
着火空間12の最も開口側、つまり、バーナー15の手前側に点火スイッチ18が設けられている。その点火スイッチ18を押圧すると、ガスボンベ30から可燃ガスがバーナー15に供給され、それと同時に、電池40から電力供給されて点火プラグ15に火花が連続して発生して、バーナー15が点火する。これは、連続スパーク式とも呼ばれ、従来の圧電式とは異なり、火花が連続して発生するので、バーナー15の点火をより確実に行うことができる。なお、ガスボンベ30や電池40は、火の影響を直接受けないように、着火空間12とは別の空間を形成する第2のハウジング60などの中に設置するとよい。第2のハウジング60は、ハウジング10と柱80の間などに設けることで、ガスボンベ30や電池40を容易に交換できる構成となる。
線香100は、ハウジング10を貫通し着火空間12と外空間とを繋いでいる線香挿入口20を通して、先端が着火空間12に挿し込まれる。線香挿入口20の形状は、ハウジング10に孔をあけただけのものでもよいが、より風雨を防ぐために、筒形状にするとよい。つまり、ハウジング10に筒形状の線香挿入口20が刺さっているような構造とする。なお、線香挿入口20を筒形状にするもう一つの理由としては、この線香着火器1をロウソクの着火に用いられないようにするためでもある。
線香挿入口20は、結束された線香100を挿入できる大きさの孔があいていなければならない。そして、線香挿入口20の位置や向きは、線香挿入口20に線香100を挿入したときに、線香100の先端がバーナー15から出る火に届くことを条件とする。なお、お墓で一般的に使われるロウソクではバーナー15の火に届かないようにしておけば、この線香着火器1でロウソクに着火することを未然に防止することができる。
また、バーナー15の点火位置は、線香挿入口20から挿入された線香100の真下ではなく、少しずれた位置に設けることにするとよい。図2では、バーナー14の位置と線香100の位置を二点鎖線で表しているが、ここでは、バーナー14が線香100の真下よりも少し着火空間12の手前側に設けられている。これは、線香100から灰が落ちて、バーナー15の点火位置の上に積もるのを抑制するためである。なお、バーナー15の向きを傾けて設置することで、可燃ガスの排出口に灰がかぶらないようにしてもよい。
また、着火空間12の床面上に灰受け皿50を備え、その灰受け皿50はハウジング10を貫通して外側へ引き出し可能であることにするとよい。このような灰受け皿50を設けることで、着火空間12の掃除を容易に行うことができるからである。
次に、線香着火器1の使用方法を説明する。図3は、本考案の線香着火器の使用図である。線香着火器1を使用する場合は、まず風向きを考慮し、開口13を通して着火空間12に風が吹き込まないようにハウジング10の向きを定める。そして、扉11を開け、線香挿入口20から線香100を挿入する。そして、点火スイッチ18を押圧して、バーナー15に点火し、線香100の先端が火Fに当たるように線香100の位置を調節する。そして、線香100に着火したら、点火スイッチ18から手を離し、線香挿入口20から線香を引き出して、扉11を閉じれば終了である。
以上のような着火手順を踏むとすれば、線香挿入口20が扉11に対して横方向からハウジング10を貫通していると都合がよい。線香100の先端位置を視認しやすく、また、片方の手で線香100を持って線香挿入口20から挿入しつつ、もう一方の手でバーナー15の手前側に設けられている点火スイッチ18を押圧することができるからである。
なお、扉11を開けた開口13から線香100を差し入れて着火することは、できなくはないが、そうすると線香100に着火しているかどうかを視認し難く、また、線香100を持つ手と点火スイッチ18を押圧する手が重なるので、着火させるのに不自由さを感じることになる。そこで、ハウジング10を貫通している線香挿入口20を設けた構造にすることによって、使用者を線香挿入口20から線香100を挿し込むという正しい使用方法に導くことができる。なお、点火スイッチ18を押圧できる空間を残して、開口13を金網やガラスなどで塞いでもよい。そうすることで、視界を確保しつつ、開口13からの線香100の挿入やロウソクの使用を防止することができる。
以上のような線香着火器であれば、風が強い場合でも、誰でも容易に線香に着火させることができる。
1 線香着火器
10 ハウジング
11 扉
12 着火空間
13 開口
14 点火プラグ
15 バーナー
16 通気口
18 点火スイッチ
20 線香挿入口
30 ガスボンベ
40 電池
50 灰受け皿
60 第2のハウジング
80 柱
100 線香
10 ハウジング
11 扉
12 着火空間
13 開口
14 点火プラグ
15 バーナー
16 通気口
18 点火スイッチ
20 線香挿入口
30 ガスボンベ
40 電池
50 灰受け皿
60 第2のハウジング
80 柱
100 線香
Claims (4)
- 開閉自在の扉を備え内部に着火空間を有するハウジングと、
前記着火空間にあってガスボンベから可燃ガスが供給されて点火するバーナーと、
前記バーナーに点火させる点火スイッチと、
前記ハウジングを貫通し前記着火空間と外空間を繋ぐ線香挿入口と、を有し、
前記バーナーは、前記点火スイッチを押圧すると電池からの電力供給により連続する火花を発生する点火プラグによって点火するものであることを特徴とする線香着火器。 - 前記線香挿入口が筒形状であって、
前記バーナーの点火位置が、前記線香挿入口から挿入された線香の真下からずれていることを特徴とする請求項1に記載の線香着火器。 - 前記線香挿入口が前記扉に対し横方向から前記ハウジングを貫通し、
前記点火スイッチが前記着火空間の前記バーナーの手前側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の線香着火器。 - 前記着火空間の床面上に灰受け皿を備え、前記灰受け皿は前記ハウジングを貫通して外側へ引き出し可能であることを特徴とする請求項1に記載の線香着火器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001290U JP3242441U (ja) | 2023-04-17 | 2023-04-17 | 線香着火器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2023001290U JP3242441U (ja) | 2023-04-17 | 2023-04-17 | 線香着火器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3242441U true JP3242441U (ja) | 2023-06-15 |
Family
ID=86720827
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2023001290U Active JP3242441U (ja) | 2023-04-17 | 2023-04-17 | 線香着火器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3242441U (ja) |
-
2023
- 2023-04-17 JP JP2023001290U patent/JP3242441U/ja active Active
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