JP3241663U - 電動仮設ゲート - Google Patents

電動仮設ゲート Download PDF

Info

Publication number
JP3241663U
JP3241663U JP2023000527U JP2023000527U JP3241663U JP 3241663 U JP3241663 U JP 3241663U JP 2023000527 U JP2023000527 U JP 2023000527U JP 2023000527 U JP2023000527 U JP 2023000527U JP 3241663 U JP3241663 U JP 3241663U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
gate
electric
pulley
gate frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023000527U
Other languages
English (en)
Inventor
淳 久保田
Original Assignee
株式会社アステイ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社アステイ filed Critical 株式会社アステイ
Priority to JP2023000527U priority Critical patent/JP3241663U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3241663U publication Critical patent/JP3241663U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Gates (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Abstract

【課題】どのような場所からでも遠隔操作によって出入口を電動によって開閉することができる利便性の高い電動仮設ゲートを提供すること。【解決手段】門型のゲートフレーム2の水平な梁部2Bに沿って移動可能に吊下支持された扉3L,3Rと、ゲートフレーム2の間口開口部2aを扉3l,3Rによって開閉する開閉機構20と、を備え、前記開閉機構20は、電動モータ21と、該電動モータ21によって回転駆動される駆動プーリ22と、該駆動プーリ22から水平方向に離間した位置に設けられた回転可能な従動プーリ24と、該従動プーリ24と前記駆動プーリ22との間に巻き掛けられた無端状のベルト(索条)25とで構成される電動仮設ゲート1において、遠隔操作によって指令信号を発信して前記開閉機構20を駆動制御し、ゲートフレーム2の間口開口部2aを扉3L,3Rによって開閉するための無電源セルフパワータイプの発信機80を設ける。【選択図】図6

Description

本考案は、発信機による遠隔操作によってゲートフレームの間口開口部を電動で開閉することができる電動仮設ゲートに関する。
仮設パネルなどで仮囲いされた建築工事現場などにおいては、大型トラックなどが出入りする出入口を開閉するための仮設ゲートが設けられている。この仮設ゲートは、仮囲いされた工事現場などの出入口に設置された門型のゲートフレームの間口開口部を折り畳み及び展開可能な蛇腹状(或いはアコーディオン状)の扉によって開閉するものである。ここで、門型のゲートフレームは、垂直に立設された左右の支柱部の各上端間に水平な梁部を架設して構成されるものであって、該ゲートフレームの梁部には、扉が当該梁部に沿って移動可能に吊下支持されている。
上記のような架設ゲートにおいて、扉をゲートフレームに沿って移動させれば、該扉が折り畳まれてゲートフレームの間口開口部が開かれて大型トラックなどの出入りが可能となり、扉を逆方向に移動させれば該扉が展開されてゲートフレームの間口開口部が閉じられて建築工事現場などへの人やトラック等の侵入が不可能となる。
ところで、仮設ゲートの扉を手動で移動させてゲートフレームの間口開口部を開閉するには作業員に大きな肉体的負担を強いることになる。
そこで、例えば、特許文献1には、扉を電動で移動させてゲートフレームの間口開口部を開閉する電動仮設ゲートが提案されている。この電動仮設ゲートは、電動によって扉を移動させる開閉機構を備えており、開閉機構は、駆動源である電動モータと、該電動モータによって回転駆動される駆動プーリと、該駆動プーリから水平方向に離間した位置に設けられた回転可能な従動プーリと、該従動プーリと前記駆動プーリとの間に巻き掛けられたベルトやチェーンなどの無端状の索条とで構成されている。
上記電動仮設ゲートとして、ゲートフレームの幅方向中央を境として左右2つの扉を備える両開き式のものが使用される場合には、左右の各扉をそれぞれ開閉するための開閉機構が左右にそれぞれ計2つ設けられていた。このため、駆動源である電動モータも左右2つ必要であり、このことが電動仮設ゲートのコストアップを招く原因となっていた。
そこで、特許文献2には、1つの電動モータで左右の扉を同時に移動させてゲートフレームの間口開口部を開閉する両開き式の電動仮設ゲートが提案されている。具体的には、この電動仮設ゲートは、ゲートフレームの梁部の幅方向中央を境としてこれの左右何れか一方に開閉機構を設け、他方に駆動プーリと従動プーリ及びこれらの駆動プーリと従動プーリとの間に巻き掛けられた無端状の索条によって構成される駆動機構を設け、前記開閉機構と前記駆動機構のゲートフレームの梁部の幅方向中央側に位置する従動プーリと駆動プーリ同士を互いに噛合する同径及び同一歯数のギヤによって連結することによって構成されている。
実開平5-006097号公報 実用新案登録第3220376号公報
しかしながら、特許文献1,2において提案された電動仮設ゲートにおいては、開閉機構の駆動・停止を現場の所定箇所に設置された操作盤に設けられた動作スイッチの操作によって行っているため、門扉の開閉には作業員が操作盤が設置されている所定の場所までその都度出向く必要がある。しかも現場出入口の常時閉鎖された門扉付近は概して車道や歩道に面しているため、車両の監視、歩行者の監視など安全誘導員を常に必要とする現場では、限られた員数の作業員の中から門扉開閉の都度に操作盤に出向いていると、開閉の必要が生じた門扉の開閉を迅速に実行するという現場の要請に応えることができないという問題になっていた。
本考案は、上記問題に鑑みてなされたもので、その目的は、どのような場所からでも遠隔操作によって出入口を電動によって開閉操作することができる利便性の高い電動仮設ゲートを提供することにある。
上記目的を達成するため、本考案は、門型のゲートフレームの水平な梁部に沿って移動可能に吊下支持された折り畳み及び展開可能な扉と、前記扉を電動で移動させることによって前記ゲートフレームの間口開口部を該扉によって開閉する開閉機構と、を備え、前記開閉機構は、駆動源である電動モータと、該電動モータによって回転駆動される駆動プーリと、該駆動プーリから水平方向に離間した位置に設けられた回転可能な従動プーリと、該従動プーリと前記駆動プーリとの間に巻き掛けられた無端状の索条とで構成される電動仮設ゲートであって、遠隔操作によって指令信号を発信して前記開閉機構を駆動制御し、前記ゲートフレームの間口開口部を前記扉によって開閉するための無電源の発信機を設けたことを特徴とする。発信機の指令信号は、操作盤の操作による指令信号と同じ制御モードとすることができる。
本考案によれば、例えば、作業員が発信機を携帯してスイッチ操作を遠隔からでも行うことができるため、仮囲いの出入口の開閉を所定の場所にその都度出向く必要がなくなり、この結果、電動仮設ゲートの利便性が高められる。
ここで、電動仮設ゲートは、前記扉を左右に2つ備える両開き式のものであってもよく、この両開き式の電動仮設ゲートは、前記ゲートフレームの梁部の幅方向中央を境としてこれの左右に前記開閉機構をそれぞれ配置して構成されるものであってもよい。
また、両開き式の電動仮設ゲートは、前記ゲートフレームの梁部の幅方向中央を境としてこれの左右何れか一方に前記開閉機構を設け、他方に駆動プーリと従動プーリ及びこれらの駆動プーリと従動プーリとの間に巻き掛けられた無端状の索条によって構成される駆動機構を設け、前記開閉機構と前記駆動機構の前記ゲートフレームの梁部の幅方向中央側に位置する従動プーリと駆動プーリ同士を同径及び同一歯数のギヤによって連結して構成されるものであってもよい。このような両開き式の電動仮設ゲートによれば、1つの電動モータによって左右2つの扉を同時に移動させて出入口を開閉することができるため、当該電動仮設ゲートの部品点数を削減して構造の単純化とコストダウンを図ることができる。
また、前記発信機は、スイッチ操作によって電磁誘導発電される電力か、又は圧電素子発電される電力を電源として発信する機構を有する無電源セルフパワー式発信機であることが好ましい。このような発信機を用いることによって、当該発信機に電池などの電源が不要となり、電池切れなどによって電動仮設ゲートが動作しなくなるなどの不具合の発生が防止できる。
そして、前記発信機には、「開き/停止」と「閉じ/停止」の操作が可能な2つのシーソースイッチが設けられていてもよい。このような構成によれば、発信機の「開き/停止」スイッチの「開き(OPEN)」を押せばそのスイッチ操作で発電される電力を電源として発信機が「開き」の指令信号を出力して出入口を開き、途中で「停止(STOP)」を押せば扉の移動が停止して出入口は半開きの状態となる。同様に、発信機の「閉じ/停止」スイッチの「閉じ(CLOSE)」を押せばその操作で発電される電力で「停止」の指令信号が出力されて出入口が閉じ、途中で「停止(STOP)」を押せば前記「開き」や「停止」の機序と同様に扉の移動が停止して出入口は半閉じの状態となる。
本考案によれば、どのような場所からでも遠隔操作によって出入口を電動によって開閉操作することができ、電動仮設ゲートの利便性が高められるという効果が得られる。また発信機を操作する指令信号を、既設の操作盤を操作する指令信号と同じ制御モードの信号にすると、既設の電動仮設ゲートを無線操作タイプに改良できる。また発信機は、スイッチ操作で発電される電力を指令信号の出力に利用する無電源セルフパワータイプであるから、電源電池が消耗して操作ができなくなるといった不都合は一切ない。
本考案の実施の形態1に係る電動仮設ゲートの正面図である。 本考案の実施の形態1に係る電動仮設ゲート要部の正面図である。 本考案の実施の形態1に係る電動仮設ゲートの平面図である。 図2のA-A線断面図である。 図2のB-B線断面図である。 本考案の実施の形態1に係る電動仮設ゲートの開閉システムの構成を示すブロック図である。 本考案の実施の形態2に係る電動仮設ゲート要部の正面図である。 本考案の実施の形態2に係る電動仮設ゲートの平面図である。 本考案の実施の形態2に係る電動仮設ゲートの開閉システムの構成を示すブロック図である。
以下に本考案の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
<実施の形態1>
図1は本考案の実施の形態1に係る電動仮設ゲートの正面図、図2は同電動仮設ゲート要部の正面図、図3は同電動仮設ゲートの平面図、図4は図2のA-A線断面図、図5は図2のB-B線断面図である。
本実施の形態に係る電動仮設ゲート1は、単一の駆動源によって仮囲いの出入口を電動で開閉する両開き式のものであって、図1に示すように、門型のゲートフレーム2の水平な梁部2Bに沿って移動可能に吊下支持された折り畳み及び展開可能な蛇腹状(或いはアコーディオン状)の左右の扉3L,3Rと、これらの扉3L,3Rを電動で移動させることによってゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aを該扉3L,3Rによって開閉する開閉機構20と駆動機構30を備えている。
上記ゲートフレーム2は、建築現場などに設置された仮囲いの出入口の周囲に配置されるものであって、垂直に立設された左右の支柱部2Aと、これらの支柱部2Aの各上端間に水平に架設された梁部2Bとで門型に構成されている。なお、左右の支柱部2Aと水平な梁部2Bは、共に鋼製の角パイプによって構成されている(図4及び図5参照)。
そして、ゲートフレーム2の水平な梁部2Bの下面には、図4及び図5に示すように、角パイプ状の上部レール4が梁部2Bに沿って左右方向(図4及び図5の紙面垂直方向)に水平に取り付けられている。なお、この上部レール4の下面には、スリット4a(図5参照)が左右方向に沿って形成されている。
また、左右の各扉3L,3Rは、幅方向に等間隔で配置された複数(図示例では、各4本)の垂直な吊り材5によって前記上部レール4に移動可能にそれぞれ吊下支持されている。すなわち、図4及び図5に示すように、上部レール4の内部には、複数の上部ローラ6が転動可能に収容されており、各上部ローラ6の回転軸6aから垂直下方に延びるネジロッド7には、左右の扉3L,3Rにそれぞれ設けられた吊り材5の各上端部がボルト8によって螺着されている。より詳細には、図4に示すように、各吊り材5の上端には、L字状に屈曲するブラケット9が溶着されており、このブラケット9の水平部にネジロッド7の下端ネジ部が上方から挿通しており、これらのグラケット9とネジロッド7とが2つのボルト8によって螺着されることによって、各吊り材5の上端部が上部ローラ6を介して上部レール4に沿って移動可能に支持されている。これによって左右の扉3L,3Rが複数の吊り材5と上部ローラ6を介して上部レール4に沿って移動可能に支持されている。
なお、各上部ローラ6の回転軸6aから下方に延びるネジロッド7は、上部レール4の下面に左右方向に沿って形成されたスリット4a(図5参照)を貫通して該上部レール4の下方へと延出している。また、図1に示すように、左右の扉3L,3Rの下端部は、下部ローラ10がそれぞれ取り付けられており、これらの下部ローラ10は、地面上に左右方向に敷設された下部レール11に沿って転動可能に支持されている。したがって、左右の扉3L,3Rは、上部ローラ6と下部ローラ10が転動することによって上部レール4と下部レール11に沿って左右にスムーズに移動して折り畳まれ或いは展開することによってゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aを開閉する。
前記開閉機構20と駆動機構30は、ゲートフレーム2の梁部2Bの幅方向中央を境としてこれの左側と右側にそれぞれ配置されている。
開閉機構20は、図2~図4に示すように、ゲートフレーム2の梁部2Bの左端部正面にブラケット19によって取り付けられた駆動源としての電動モータ21を備えており、この電動モータ21の出力軸(駆動軸)21a(図4参照)には駆動プーリ22が結着されている。また、ゲートフレーム2の梁部2Bの中央部には、図2に示すように、従動軸23が配置されており、この従動軸23には、駆動プーリ22と同径の従動プーリ24が結着されている。そして、駆動プーリ22と従動プーリ24との間には、無端状のベルト25が巻き掛けられている。なお、駆動プーリ22と従動プーリ24との間には、チェーンやロープなどの他の索条を巻き掛けてもよい。
ところで、図4に示すように、駆動プーリ22と従動プーリ24との間に巻き掛けられたベルト25の一部には、左側の扉3Lに設けられた4本の吊り材5のうち中央側に位置する1本(最右端の1本)が2つのL字状ブラケット13,14によって連結されている。したがって、ベルト25の移動によって最右端の1本の吊り材5が上部レール4と下部レール11に沿って左右に移動することによって、左側の扉3Lが折り畳まれ或いは展開されてゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aの左半分を開閉する。
他方、ゲートフレーム2の梁部2Bの幅方向中央を境としてこれの右側に配置された駆動機構30は、駆動源を有しておらず、図2に示すように、ゲートフレーム2の梁部2Bの幅方向中央部に配置された駆動軸31に結着された駆動プーリ32と、図5に示すように、ゲートフレーム2の梁部2Bの右端部にブラケット15によって水平に支持された従動軸33に回転可能に支持された従動プーリ34と、該従動プーリ34と駆動プーリ32との間に巻き掛けられて無端状のベルト35を備えている。なお、駆動プーリ32と従動プーリ34の径は、開閉機構20に設けられた駆動プーリ22と従動プーリ24の径と同じである。
そして、この駆動機構30においても、ベルト35の一部は、右側の扉3Rに設けられた4本の吊り材5のうち中央側に位置する1本(最左端の1本)が図5に示す2つのL字状ブラケット13,14によって連結されている。
ところで、この両開き式の電動仮設ゲート1においては、図2及び図3に示すように、ゲートフレーム2の幅方向中央部に配置された従動プーリ24の従動軸23と駆動プーリ32の駆動軸31には、同径で歯数が同一のギヤ36,37がそれぞれ結着されており、これらのギヤ36,37同士は互いに噛合している。
したがって、従動プーリ24が回転すると、その回転は従動軸23からギヤ36,37を経て駆動軸31と駆動プーリ32に伝達されるため、駆動プーリ32とベルト35が従動プーリ24とベルト25と同速度で逆方向に回転する。この結果、右側の扉3Rの最左端の1本の吊り材5が上部レール4と下部レール11に沿って左右に移動するため、右側の扉3Rが左側の扉3Lと同様に折り畳まれ或いは展開されてゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aの右半分を開閉する。このため、電動モータ21を起動すれば、左右の扉3L,3Rがゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aを同時に開閉することができる。
ところで、図2及び図3に示すように、ゲートフレーム2の梁部2Bの左端部付近と幅方向中央には、左の扉3Lのオープンエンドとクローズエンドをそれぞれ検出して電動モータ21の駆動を停止させる信号(停止信号)を出力するためのリミットスイッチ16,17がそれぞれ配置されている。
次に、以上のように構成された両開き式の電動仮設ゲート1の開閉システムを図6に基づいて以下に説明する。
図6は本考案の実施の形態1に係る電動仮設ゲート1の開閉システムの構成を示すブロック図であり、開閉機構20の駆動源である正逆転可能な電動モータ(DCモータ)21は、モータドライバ40によって駆動される。このモータドライバ40には、AC/DC電源50とドライバ制御モジュール60が電気的に接続されている。
上記AC/DC電源50は、非常停止スイッチ18を介して不図示のブレーカに接続されている。また、前記ドライバ制御モジュール60には、所定の場所に設置された制御盤に設けられた動作スイッチ70が接続されるとともに、2つのリミットスイッチ16,17が電気的に接続されている。
ここで、動作スイッチ70には、ゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aを閉じていた左右の扉3L,3Rを開く際に電動モータ21を逆転させるための「開」スイッチと、開いていたゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aを左右の扉3L,3Rによって閉じる際に電動モータ21を正転させるための「閉」スイッチと、左右の扉3L,3Rの開閉動作中の途中で電動モータ21の駆動を停止して扉3L,3Rの開閉動作を停止させるための「停止」スイッチが設けられている。
上記動作スイッチ70を作業員が操作すると、その操作に応じた指令信号がドライバ制御モジュール60へと送信される。すると、動作スイッチ70からの指令信号を受信したドライバ制御モジュール60は、その指令信号に応じた制御信号をモータドライバ40へと送信し、制御信号を受信したモータドライバ40は、電動モータ21を正転または逆転或いは停止させる。また、ドライバ制御モジュール60は、左側の扉3Lがオープンエンドまたはクローズエンドに到達したためにリミットスイッチ16または17から信号を受信すると、電動モータ21の駆動を停止させる。さらに、非常事態が発生したような場合に作業員が非常停止スイッチ18を押すと、不図示のブレーカが切断されてAC/DC電源50への電力の供給が遮断されてシステムがダウンする。
ところで、本実施の形態では、遠隔操作によって指令信号を発信して開閉機構20(電動モータ21)を駆動制御することによってゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aを開閉するための発信機80が動作スイッチ70とは別に設けられている。この発信機80は、作業員が携帯して遠隔で操作することができるものであって、本実施の形態では、これを操作することによって電磁誘導発電又は圧電素子発電をして発信する機構を有するセルフパワー式のものである。そして、この発信機80には、「開き(OPEN)/停止(STOP)」と「閉じ(CLOSE)/停止(STOP)」の操作が可能な2つのシーソースイッチ81,82が設けられている。前記シーソースイッチの81,82の操作で発電される電力によって指令信号が出力される。
したがって、作業員が携帯した発信機80を遠隔でスイッチ操作して開閉機構20の電動モータ21を駆動制御することによって、ゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aを電動で開閉することができる。
例えば、作業員が発信機80の一方のシーソースイッチ81の「開き(OPEN)」を押すと、その無線信号がドライバ制御モジュール60に向けて発信され、この無線信号を受信したドライバ制御モジュール60は、モータドライバ40に制御信号を送信する。すると、ドライバ制御モジュール60からの制御信号を受信したモータドライバ40は、開閉機構20の電動モータ21を逆転させて扉3L,3Rによって閉じられていたゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aを開く。
すなわち、電動モータ21が逆転すれば、駆動プーリ22と従動プーリ24及びベルト25も逆転する。そして、従動プーリ24の回転は、互いに噛合するギヤ36,37を経て駆動機構30の駆動プーリ32へと伝達されて該駆動プーリ32が従動プーリ24とは反対方向に同一速度で回転し、その回転は従動プーリ34とベルト35へと伝達されてこれらが駆動プーリ32と同一方向に回転する。すると、開閉機構20におけるベルト25の回転と駆動機構30におけるベルト35の回転によって、これらのベルト25,35に連結された左右の扉3L,3Rの各吊り材5が上部レール4に沿って互いに遠ざかる方向に移動するため、左右の扉3L,3Rが同時に折り畳まれ、閉じていたゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aが次第に開かれる。そして、左側の扉3Lがオープンエンドに達したためにリミットスイッチ17がそれを検知すると、該リミットスイッチ17からドライバ制御モジュール60に対して停止信号が送信されるため、この停止信号を受信したドライバモジュール60は、モータドライバ40に制御信号を送信して電動モータ21の駆動を停止させる。すると、左右の扉3L,3Rの開き動作が終了し、ゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aが全開状態となる。
なお、左右の扉3L,3Rの開き動作中に作業員が発信機80のシーソースイッチ81の「停止(STOP)」を押すと、その操作によって発電される電力により指令信号は、ドライバ制御モジュール60へと発信され、この指令信号を受信したドライバ制御モジュール60は、モータドライバ40に向けて制御信号(停止信号)を送信する。すると、ドライバ制御モジュール60からの制御信号を受信したモータドライバ40は、電動モータ21の駆動を停止させるため、左右の扉3L,3Rの開き動作が途中で停止され、ゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aは半開き状態となる。
他方、作業員が発信機80の他方のシーソースイッチ82の「閉じ(CLOSE)」を押すと、その操作によって発電される電力により指令信号がドライバ制御モジュール60に向けて発信され、この指令信号を受信したドライバ制御モジュール60は、モータドライバ40に制御信号を送信する。すると、ドライバ制御モジュール60からの制御信号を受信したモータドライバ40は、開閉機構20の電動モータ21を正転させ、開かれていたゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aを左右の扉3L,3Rによって閉じる。
すなわち、電動モータ21が正転すれば、開閉機構20の駆動プーリ22と従動プーリ24及びベルト25も正転する。そして、従動プーリ24の回転は、互いに噛合するギヤ36,37を経て駆動機構30の駆動プーリ32へと伝達されて該駆動プーリ32が従動プーリ24とは反対方向に同一速度で回転し、その回転は従動プーリ34とベルト35へと伝達されてこれらが駆動プーリ32と同一方向に回転する。すると、開閉機構20におけるベルト25の回転と駆動機構30におけるベルト35の回転によって、これらのベルト25,35に連結された左右の扉3L,3Rの各吊り材5が上部レール4に沿って互いに近づく方向に移動するため、左右の扉3L,3Rが同時に展開し、開かれていたゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aが次第に閉じられる。
そして、左側の扉3Lがクローズエンドに達したためにリミットスイッチ16がそれを検知すると、リミットスイッチ16からドライバ制御モジュール60に対して停止信号が送信されるため、この停止信号を受信したドライバモジュール60は、モータドライバ40に制御信号(停止信号)を送信して電動モータ21の駆動を停止させる。すると、左右の扉3L,3Rの閉じ動作が終了し、ゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aが全閉状態となる。なお、扉の全閉状態を確実に保持するため、左右の扉3L,3Rの閉じたとき対向する扉枠に磁力が大きくない磁石を設け、閉じた両扉3L,3Rの前記磁石を備える扉枠を軽い磁力で密着させることができる。
なお、左右の扉3L,3Rの閉じ動作中に作業員が発信機80のシーソースイッチ82の「停止(STOP)」を押すと、その無線信号は、ドライバ制御モジュール60へと発信され、この無線信号を受信したドライバ制御モジュール60は、モータドライバ40に向けて制御信号(停止信号)を送信する。すると、ドライバ制御モジュール60からの制御信号(停止信号)を受信したモータドライバ40は、電動モータ21の駆動を停止させるため、左右の扉3L,3Rの閉じ動作が途中で停止され、ゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aは半閉じ状態となる。
以上のように、本実施の形態に係る両開き式の電動仮設ゲート1においては、作業員が発信機80を携帯してスイッチ操作を遠隔からでも行うことができるため、ゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aの開閉をどの場所からでも行うことができる。このため、作業員は、ゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aの開閉を行うために所定の場所にその都度いちいち出向く必要がなく、当該電動仮設ゲート1の利便性が高められるという効果が得られる。
そして、本実施の形態では、発信機80として、スイッチ操作によって電磁誘導発電又は圧電素子発電をして発信する機構を有する無電源セルフパワー式のものを用いたため、当該発信機80に電池などの電源が不要となり、電池切れなどによって電動仮設ゲート1が動作しなくなるなどの不具合の発生が防がれる。
また、本実施の形態に係る両開き式の電動仮設ゲート1は、単一の電動モータ21によって左右の扉3L,3Rを同時に開閉動作することができるため、構成部品点数を削減して構造の単純化とコストダウンを図ることができる。
<実施の形態2>
次に、本考案の実施の形態2を図7~図9に基づいて以下に説明する。
図7は本考案の実施の形態2に係る電動仮設ゲート要部の正面図、図8は同電動仮設ゲートの平面図、図9は同電動仮設ゲートの開閉システムの構成を示すブロック図であり、これらの図においては図1~図6において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
本実施の形態に係る電動仮設ゲート1Aは、前記実施の形態1に係る電動仮設ゲート1と同様の両開き式のものであるが、ゲートフレーム2の梁部2Bの幅方向中央を境としてこれの左右に開閉機構20L,20Rがそれぞれ配置されている。したがって、本実施の形態に係る電動仮設ゲート1Aには、駆動源として2つの電動モータ21L,21Rが設けられており、左右の扉3L,3Rは、各開閉機構20L,20Rによってそれぞれ開閉動作する。
また、本実施の形態に係る電動仮設ゲート1Aにおいては、図7及び図8に示すように、ゲートフレーム2の梁部2Bの右端部付近と幅方向中央には、右側の扉3Rのオープンエンドとクローズエンドをそれぞれ検出して電動モータ21Rの駆動を停止させる信号を出力するためのリミットスイッチ16R,17Rがそれぞれ配置されている。その他の構成は、前記実施の形態1に係る電動仮設ゲート1の構成と同じである。
また、本実施の形態に係る電動仮設ゲート1Aの開閉システムにおいては、発信機80と動作スイッチ70及び非常停止スイッチ18以外の機器は、左右2つの開閉機構20L,20Rについてそれぞれ設けられている。すなわち、左右の電動モータ21L,21R、モータドライバ40L,40R、AC/DC電源50L,50R、ドライバ制御モジュール60L,60R及び各2つのリミットスイッチ16L,16Rと17L,17Rがそれぞれ設けられている。
そして、本実施の形態に係る電動仮設ゲート1Aにおいても、作業員が発信機80を携帯してスイッチ操作を遠隔から行うことによって左右の開閉機構20L,20Rの電動モータ21L,21Rをそれぞれ逆転または正転或いは停止させることができ、左右の扉3L,3Rを開閉動作させ或いは開閉動作を中止させることができる。このため、ゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aの開閉をどの場所からでも行うことができ、作業員は、ゲートフレーム2の間口開口部(仮囲いの出入口)2aの開閉を行うために所定の場所にその都度いちいち出向く必要がなく、したがって、当該電動仮設ゲート1Aの利便性が高められるという前記実施の形態1と同様の効果が得られる。
なお、本考案は、以上説明した実施の形態に適用が限定されるものではなく、特許請求の範囲及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内で種々の変形が可能であることは勿論である。
1,1A 電動仮設ゲート
2 ゲートフレーム
2A ゲートフレームの支柱部
2B ゲートフレームの梁部
2a ゲートフレームの間口開口部(仮囲いの出入口)
3L,3R 扉
4 上部レール
5 吊り材
6 上部ローラ
10 下部ローラ
11 下部レール
16,17 リミットスイッチ
18 非常停止スイッチ
20 開閉機構
21 電動モータ
22 駆動プーリ
24 従動プーリ
25 ベルト(索条)
30 駆動機構
32 駆動プーリ
34 従動プーリ
35 ベルト(索条)
36,37 ギヤ
40 モータドライバ
50 AC/DC電源
60 ドライバ制御モジュール
70 動作スイッチ
80 発信機
81,82 シーソースイッチ























Claims (5)

  1. 門型のゲートフレームの水平な梁部に沿って移動可能に吊下支持された折り畳み及び展開可能な扉と、
    前記扉を電動で移動させることによって前記ゲートフレームの間口開口部を該扉によって開閉する開閉機構と、
    を備え、
    前記開閉機構は、駆動源である電動モータと、該電動モータによって回転駆動される駆動プーリと、該駆動プーリから水平方向に離間した位置に設けられた回転可能な従動プーリと、該従動プーリと前記駆動プーリとの間に巻き掛けられた無端状の索条と、前記電動モータの駆動を制御するモータドライバ、ドライバ制御モジュール、及び動作スイッチを含む制御盤と、を備えて構成される電動仮設ゲートであって、
    遠隔操作によって指令信号を発信して前記開閉機構を駆動制御し、前記ゲートフレームの間口開口部を前記扉によって開閉するために、前記制御盤の動作スイッチと同じ制御モードの指令信号を前記ドライバ制御モジュールに発信するスイッチを備え、該スイッチのスイッチ操作で発信用の電力を発電する機構を備える発信機を設けたことを特徴とする電動仮設ゲート。
  2. 前記扉を左右に2つ備える両開き式の電動仮設ゲートであって、
    前記ゲートフレームの梁部の幅方向中央を境としてこれの左右に前記開閉機構をそれぞれ配置したことを特徴とする請求項1に記載の電動仮設ゲート。
  3. 前記扉を左右に2つ備える両開き式の電動仮設ゲートであって、
    前記ゲートフレームの梁部の幅方向中央を境としてこれの左右何れか一方に前記開閉機構を設け、他方に駆動プーリと従動プーリ及びこれらの駆動プーリと従動プーリとの間に巻き掛けられた無端状の索条によって構成される駆動機構を設け、
    前記開閉機構と前記駆動機構の前記ゲートフレームの梁部の幅方向中央側に位置する従動プーリと駆動プーリ同士を同径及び同一歯数のギヤによって連結したことを特徴とする請求項1に記載の電動仮設ゲート。
  4. 前記発信機は、スイッチ操作によって電磁誘導発電又は圧電素子発電をして発信する機構を有するセルフパワー式発信機であることを特徴とする請求項1~3の何れかに記載の電動仮設ゲート。
  5. 前記発信機には、「開き/停止」と「閉じ/停止」の操作が可能な2つのシーソースイッチが設けられていることを特徴とする請求項1~4の何れかに記載の電動仮設ゲート。
JP2023000527U 2023-02-22 2023-02-22 電動仮設ゲート Active JP3241663U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023000527U JP3241663U (ja) 2023-02-22 2023-02-22 電動仮設ゲート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023000527U JP3241663U (ja) 2023-02-22 2023-02-22 電動仮設ゲート

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019229172A Continuation JP2021095814A (ja) 2019-12-19 2019-12-19 電動仮設ゲート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3241663U true JP3241663U (ja) 2023-04-20

Family

ID=85986061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023000527U Active JP3241663U (ja) 2023-02-22 2023-02-22 電動仮設ゲート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3241663U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2686776A1 (en) Carriage with a drive device and separation device
KR101351329B1 (ko) 차량 차단기용 게이트 바의 구동장치
JP3241663U (ja) 電動仮設ゲート
KR100704451B1 (ko) 문 자동개폐장치
CN100545409C (zh) 检票设备通道单驱动机构
US2619346A (en) Door operating device
JP2021095814A (ja) 電動仮設ゲート
CN204282254U (zh) 一种具有新型机械机构的道闸
KR20070010429A (ko) 전동 도어 수동 조작 장치 및 이를 구비한 전동 도어
US3763594A (en) Doors with electro-mechanical operating means
JP5687086B2 (ja) 庇兼用電動扉
US3565216A (en) Cable-propelled vehicle-inclined track system
KR100873175B1 (ko) 주차장치
CN204002928U (zh) 地铁区间防护密闭隔断门中的汇流排密闭装置
JP2020169063A (ja) 工事用扉
JP2616643B2 (ja) エレベータのドア開閉装置
US3353299A (en) Overhead door and operating means therefor
CN216239269U (zh) 一种活动屋顶驱动装置
JP2003239622A (ja) 自動開閉門扉における手動切り替え機構
JPH0616143Y2 (ja) 門扉装置
JP2578201Y2 (ja) 扉の電動装置
CN2163221Y (zh) 安全平开电动门
JP2021110211A (ja) スライド式ゲートの開閉駆動装置
CN2250976Y (zh) 伸缩式铁链门障
CN117612308A (zh) 线路带电无人机安装位置可调型全屏蔽高空警示灯

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230330

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3241663

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150