JP3241266B2 - 3次元cadシステム - Google Patents

3次元cadシステム

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JP3241266B2
JP3241266B2 JP14038196A JP14038196A JP3241266B2 JP 3241266 B2 JP3241266 B2 JP 3241266B2 JP 14038196 A JP14038196 A JP 14038196A JP 14038196 A JP14038196 A JP 14038196A JP 3241266 B2 JP3241266 B2 JP 3241266B2
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    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10S715/00Data processing: presentation processing of document, operator interface processing, and screen saver display processing
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CAD(Computer
Aided Design :コンピュータ援用設計)システム、C
ADシステムを用いた3次元モデルの作成方法、及び3
次元モデル作成用のプログラムが格納された記憶媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
特開平7−249133号公報に開示されたものが知ら
れている。この公報には、複数種類が存在するような特
定の物品で、立体モデルの作成を容易にするための3次
元CADシステムが記載されている。
【0003】この技術においては、形状が類似した物品
を、複数の代表部分に分割する手段と、その部分形状を
定性的な形状に分類する手段と、分類した定性的形状を
標準化して登録するデータベース手段と、分類した定性
的な形状の寸法関係をパラメータとして定義し、寸法を
付与していく手段とを有することによって、3次元の物
品の形状モデルの作成を容易に行うものである。
【0004】当該公報には、図22に示すようなコンロ
ット400を、大端部401、さお部402および小端
部403の3つの部分に分割し、それぞれに十数種類の
定性形状を設け、これらの定型形状のパラメータとして
定義された相関寸法値を入力することによって、新しい
コンロッドの3次元モデルを生成する手法について開示
されている。
【0005】同様にパラメトリック設計に関して開示し
たものとして、特開平7−254075号公報や特開平
7−296039号公報などがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この技術で
は、登録された定性的形状があれば、相関寸法値のみを
パラメータ入力すれば、任意の部分形状が得られ、部分
形状を組み合わることにより任意の3次元モデルを得る
ことができる。しかしながら、登録されていない形状に
ついては、形状の入力作業を一から行ってから、データ
ベースへの登録を実行し、3次元モデルを生成しなけれ
ばならず、古い形状を再利用して類似の形状を得る以外
は、容易に3次元モデルを生成できるものではない。
【0007】また、登録済みの形状の微細部分の形状差
についても、形状データを構成する所定の曲線を修正し
た場合には、この曲線と交わる他の曲線やこの曲線を境
界線とする曲面などへの修正も行わねばならず、修正作
業が煩雑になり問題であった。
【0008】本発明は、このような問題を解決し、3次
元モデルを容易に生成できる3次元CADシステム、3
次元モデル作成方法、及び3次元モデル作成用記憶媒体
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の3次元CADシステムは、設計対象物の幾
何構造を示す複数のキットモデルを記憶する記憶手段
と、記憶手段に記憶されたキットモデルを読み出してデ
ィスプレイに表示させる表示手段と、ディスプレイに表
示されたキットモデルを基本とした変形情報を、キット
モデルの修正情報として受け付ける入力手段と、入力手
段によって受け付けられた修正情報に基づいて、キット
モデルを修正する修正手段とを備え、キットモデルは、
このキットモデルを構成する点・曲線・曲面などの幾何
形状データと、この幾何形状データの相関関係を示す相
関関係データとを有することを特徴とする。
【0010】このような構成を有する本発明の3次元C
ADシステムによれば、記憶手段に記憶されたキットモ
デルが、表示手段によってディスプレイ上に表示され
る。ここで表示されるキットモデルは、このキットモデ
ルを構成する点・曲線・曲面などの幾何形状データと、
この幾何形状データの相関関係を示す相関関係データと
を有している。次に、ディスプレイ上に表示されたキッ
トモデルを自分が発想した図形に近付けるために、デザ
イナーによって修正情報が入力されると、修正情報は入
力手段で受け付けられ、修正手段に与えられる。修正手
段では、この修正情報に基づいてキットモデルの修正が
行われ、所望の3次元モデルが完成する。
【0011】このように、幾何形状データと相関関係デ
ータとを有するキットモデルを修正してデザインするこ
とにより、デザイン作業の効率が大幅に向上する。即
ち、例えば幾何形状データを構成する所定の曲線を修正
した場合、この曲線と交わる他の曲線やこの曲線を境界
線とする曲面などが、相関関係データによって容易に検
出される。その結果、修正した曲線と相関関係を有する
他の曲線等の修正を容易に行うことができる。
【0012】ここで、入力手段で受け付ける修正情報
は、キットモデルを構成する曲線の中から選択された修
正対象線を移動或いは変形させるための情報であり、修
正手段では、修正情報に基づいて、修正対象線を移動或
いは変形させると共に、この修正対象線に対して交点を
持つ全ての点・曲線・曲面を、修正対象線に連動して修
正させることが好ましい。
【0013】また、入力手段で受け付ける修正情報は、
キットモデルに対して修正対象線を追加或いは削除させ
るための情報であり、修正手段では、修正情報に基づい
て、キットモデルに対して修正対象線を追加或いは削除
させると共に、この修正対象線と交点を持つ全ての点・
曲線・曲面を、修正対象線に連動して修正させることが
好ましい。
【0014】さらに、相関関係データは、キットモデル
を構成する曲面とこの曲面の境界線である曲線との利用
関係・被利用関係を示すデータ、及び境界線である曲線
とこの曲線上の点との利用関係・被利用関係を示すデー
タであり、修正手段では、相関関係データに基づいて、
キットモデルを修正することが好ましい。
【0015】次に、本発明の3次元モデル作成方法は、
点・曲線・曲面などの幾何形状データとこの幾何形状デ
ータの相関関係を示す相関関係データとを有し、設計対
象物の幾何構造を示すキットモデルをディスプレイに表
示させる第1のステップと、ディスプレイに表示された
キットモデルを基本とした変形情報を、キットモデルの
修正情報として受け付ける第2のステップと、修正情報
に基づいて、キットモデルを修正する第3のステップと
を備えたことを特徴とする。
【0016】ここで、第2のステップで受け付ける修正
情報は、キットモデルを構成する曲線の中から選択され
た修正対象線を移動或いは変形させるための情報であ
り、第3のステップでは、修正情報に基づいて、キット
モデルに修正対象線を追加或いは削除させると共に、こ
の修正対象線に対して交点を持つ全ての点・曲線・曲面
を、修正対象線に連動して修正させることが好ましい。
【0017】また、第2のステップで受け付ける修正情
報は、キットモデルに対して修正対象線を追加或いは削
除させるための情報であり、第3のステップでは、修正
情報に基づいて、キットモデルに対して修正対象線を追
加或いは削除させると共に、この修正対象線に対して交
点を持つ全ての点・曲線・曲面を、修正対象線に連動し
て修正させることが好ましい。
【0018】さらに、相関関係データは、キットモデル
を構成する曲面とこの曲面の境界線である曲線との利用
関係・被利用関係を示すデータ、及び境界線である曲線
とこの曲線上の点との利用関係・被利用関係を示すデー
タであり、第3のステップでは、相関関係データに基づ
いて、キットモデルを修正することが好ましい。
【0019】次に、本発明の3次元モデル作成用記憶媒
体は、データを格納するデータエリアと、プログラムを
格納するプログラムエリアとを有し、所定の情報処理装
置を用いてデータ及びプログラムを読み取ることによ
り、データを参照しつつプログラムを情報処理装置で実
行させることのできる記憶媒体であって、データエリア
には、点・曲線・曲面などの幾何形状データとこの幾何
形状データの相関関係を示す相関関係データとを有し、
設計対象物の幾何構造を示すキットモデルが格納され、
プログラムエリアには、キットモデルをディスプレイに
表示させる表示ルーチンと、ディスプレイに表示された
キットモデルを基本とした変形情報を、キットモデルの
修正情報として受け付ける入力ルーチンと、入力ルーチ
ンによって受け付けられた修正情報に基づいて、キット
モデルを修正する修正ルーチンとを有する3次元モデル
作成プログラムが格納されたことを特徴とする。
【0020】このような構成を有する本発明の3次元モ
デル作成用記憶媒体を所定の情報処理装置に収容して、
データエリアに格納されたキットモデルとプログラムエ
リアに格納された3次元モデル作成プログラムとをそれ
ぞれ読み取ることにより、3次元モデル作成プログラム
を情報処理装置で実行させることができる。
【0021】即ち、表示ルーチンの実行によって、キッ
トモデルはディスプレイに表示される。ここで表示され
るキットモデルは、このキットモデルを構成する点・曲
線・曲面などの幾何形状データと、この幾何形状データ
の相関関係を示す相関関係データとを有している。次
に、ディスプレイ上に表示されたキットモデルを自分が
発想した図形に近付けるために、デザイナーによって修
正情報が入力されると、修正情報は入力ルーチンで受け
付けられ、修正ルーチンに与えられる。修正手段では、
この修正情報に基づいてキットモデルの修正が行われ、
所望の3次元モデルが完成する。
【0022】このように、幾何形状データと相関関係デ
ータとを有するキットモデルを修正してデザインするこ
とにより、デザイン作業の効率が大幅に向上する。例え
ば、幾何形状データを構成する所定の曲線を修正した場
合、この曲線と交わる他の曲線やこの曲線を境界線とす
る曲面などが、相関関係データによって容易に検出され
る。その結果、修正した曲線と相関関係を有する他の曲
線等の修正を容易に行うことができる。
【0023】ここで、入力ルーチンで受け付ける修正情
報は、キットモデルを構成する曲線の中から選択された
修正対象線を移動或いは変形させるための情報であり、
修正ルーチンでは、修正情報に基づいて、キットモデル
に修正対象線を追加或いは削除させると共に、この修正
対象線に対して交点を持つ全ての点・曲線・曲面を、修
正対象線に連動して修正させることが好ましい。
【0024】また、入力ルーチンで受け付ける修正情報
は、キットモデルに対して修正対象線を追加或いは削除
させるための情報であり、修正ルーチンでは、修正情報
に基づいて、キットモデルに対して修正対象線を追加或
いは削除させると共に、この修正対象線に対して交点を
持つ全ての点・曲線・曲面を、修正対象線に連動して修
正させることが好ましい。
【0025】さらに、相関関係データは、キットモデル
を構成する曲面とこの曲面の境界線である曲線との利用
関係・被利用関係を示すデータ、及び境界線である曲線
とこの曲線上の点との利用関係・被利用関係を示すデー
タであり、修正ルーチンでは、相関関係データに基づい
て、キットモデルを修正することが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて添付図面を参照して説明する。なお、説明におい
て同一要素には同一符号を用い、重複する説明は省略す
る。
【0027】1 3次元CADシステム 図1は、本実施形態である3次元CADシステム1を示
すブロック図である。図1に示すように、3次元CAD
システム1は、オペレーティングシステム11及び3次
元モデル作成プログラム12が記憶された主記憶装置1
0と、設計対象物の幾何構造を示すキットモデル21が
記録されたハードディスク装置(記憶手段)20と、キ
ットモデル21を表示するディスプレイ30とを備えて
いる。また、3次元CADシステム1は、キットモデル
21の修正情報15aをディスプレイ30上で入力させ
るマウス40と、キットモデル21の寸法数値データを
入力させるキーボード50と、3次元モデル作成プログ
ラム12の実行等を制御するCPU60とを備えてい
る。
【0028】3次元モデル作成プログラム12は、処理
を統括するメインルーチン13と、キットモデル21を
ハードディスク装置20から読み出してディスプレイ3
0に表示させるキットモデル表示ルーチン(表示手段)
14とを備えている。また、3次元モデル作成プログラ
ム12は、デザイナーによって入力されたキットモデル
21についての修正情報15aを受け付ける修正情報入
力ルーチン(入力手段)15と、修正情報15aに基づ
いて、キットモデル21を修正するキットモデル修正ル
ーチン(修正手段)16とを備えている。
【0029】ここで、キットモデル21とは、その形状
において、最も大きな特徴を表す基本骨格の線群で構成
された3次元ワイヤーフレームモデルをいう。そして、
キットモデル21の基本骨格線同士は、各々交点を持っ
ていて、交わっている4辺により各部位の曲面が直ちに
生成される。自動車におけるキットモデル21の例とし
て、図2にセダン形状モデル21aを、図3にワゴン形
状モデル21bをそれぞれ示す。なお、キットモデル2
1によるデザイン対象には、自動車以外にも机、椅子と
いった家具や、コンピュータ、電話機といったOA機器
などがある。
【0030】2 3次元モデル作成方法 次に、3次元CADシステム1を用いた3次元モデルの
作成方法について図4を参照して説明する。ここでは、
自動車のデサイン作業を例にして説明する。図4に示す
ように、まず、OS11の制御の下、メインルーチン1
3が起動されて、デザイン対象に最も類似したキットモ
デル21をハードディスク装置20から読み出す(ステ
ップ100)。そして、キットモデル表示ルーチン14
によって、読み出されたキットモデル21をディスプレ
イ30に表示させる(ステップ101)。
【0031】次に、ステップ102からステップ106
までの処理を行い、キットモデル21を構成する基本骨
格線全体を大まかに修正する。基本骨格線はデザイン特
徴を最も表した重要線である。その線のデザイン上の味
付け(形状の傾向)を修正することにより、ねらいとす
るデザイン線を作り出しながら、適宜、曲面化と形状評
価を行い、モデル全体のプロポーションをデザインす
る。従来手法における、紙の上でのイメージスケッチ、
あるいは種々の定規を用いて線形状を決めることに相当
するところである。
【0032】基本骨格線全体の修正処理は、まず、ディ
スプレイ30に表示されたキットモデル21を観察した
デザイナーがマウス40を用いて修正情報15aを入力
すると、この修正情報15aは、修正情報入力ルーチン
15によって受け付けられる(ステップ102)。具体
的には、デザイナーがマウス40を用いてカーソルを移
動させて、キットモデル21を構成する基本骨格線に曲
線を引くことにより、この曲線が追加対象の線(修正対
象線)として特定される。また、デザイナーがマウス4
0を用いてカーソルを移動させて、キットモデル21を
構成する基本骨格線の中から所定の基本骨格線をクリッ
クすることにより、この基本骨格線が削除対象の線(修
正対象線)として特定される。さらに、デザイナーがマ
ウス40を用いてカーソルを移動させて、キットモデル
21を構成する基本骨格線の中から所定の基本骨格線を
クリックすることにより、この基本骨格線が形状変更対
象の線(修正対象線)として特定される。
【0033】次に、修正情報入力ルーチン15で受け付
けられた修正情報15aに基づいて、キットモデル修正
ルーチン16による修正対象線の追加・削除を行う(ス
テップ103)。そして、キットモデル21についての
レイアウトフィッティングを行い、基本骨格線の交点を
レイアウト図を満たす位置に動かす(ステップ10
4)。即ち、キットモデルの持つ基本骨格線の交点の位
置を変更すると、その交点に関連しているすべての基本
骨格線は、交点の動きに連動して変形する。基本骨格線
の交点は、デザイン上の基本的なハードポイント設定で
あり、全長・全幅、エンジンルームや室内スペース等の
パッケージング検討を経て決定した車の基本レイアウト
図より定められる。
【0034】さらに、修正情報入力ルーチン15で受け
付けられた修正情報15aに基づいて、キットモデル修
正ルーチン16による修正対象線の形状変更を行う(ス
テップ105)。その後、曲面化と形状評価を行いなが
らモデル全体のプロポーションをデザインする(ステッ
プ106)。即ち、キットモデル21は基本骨格線と交
点で構成され、常に曲面が生成できるように、交わった
4辺(境界曲線)を保持している。このため、交点と基
本骨格線の関係をトレースすることにより、曲面生成可
能な閉じた領域をシステムが把握でき、曲面が自動的に
生成される。また、同時に境界曲線と曲面の生成関係デ
ータ(生成関係情報)も作成される。曲面化後、曲面の
評価機能であるシェーディングやリフレクションマッピ
ング等の機能により、曲面モデルとしてのデザイン評価
が行われる。
【0035】以上の、ステップ102からステップ10
6までのデザイン作業をシステム上で行うことにより、
自動車の外形デザインにおいて、寸法上の基本的な要件
とデザイン意図とを具現化した基本骨格線モデルが作成
される。このようにして作成された基本骨格線モデル
は、ディスプレイ30に表示される。
【0036】次に、ステップ107,108の処理を行
い、キットモデル21を構成する基本骨格線の細部を修
正する。即ち、この段階では、基本骨格モデルのデザイ
ンがある程度進んでおり、必要な箇所に新たに形状の特
徴を規定する曲線(以下、特徴線という)を追加等する
ことによって、キットモデル21の形状を緻密化するこ
とができる。なお、追加、削除したデータを新たなキッ
トモデルとしてハードディスク装置20に記録させてお
けば、次回、構造上似たモデルをデザインする場合にデ
ザイン作業がより容易になる。
【0037】基本骨格線細部の修正処理は、まず、ディ
スプレイ30に表示されたキットモデル21を観察した
デザイナーがマウス40を用いて修正情報15aを入力
すると、この修正情報15aは、修正情報入力ルーチン
15によって受け付けられる(ステップ102)。次
に、修正情報入力ルーチン15で受け付けられた修正情
報15aに基づいて、キットモデル修正ルーチン16に
よる特徴線の追加・削除を行う(ステップ107)。さ
らに、修正情報入力ルーチン15で受け付けられた修正
情報15aに基づいて、キットモデル修正ルーチン16
による特徴線の形状変更を行う(ステップ108)。そ
の後、曲面化と形状評価を行いながらモデル全体のデザ
インを詳細化し、データを高品質化する(ステップ10
6)。
【0038】以上の、ステップ107,108のデザイ
ン作業をシステム上で行うことにより、デザインが十分
に熟成されたデータモデルが作成される。このようにし
て作成されたデータモデルは、ディスプレイ30に表示
される。
【0039】なお、ステップ101が第1のステップに
対応し、ステップ102が第2のステップに対応する。
さらに、ステップ103及びステップ105と、ステッ
プ107及びステップ108とが第3のステップに対応
する。
【0040】3 モデル再生成機能 次に、キットモデル修正ルーチン16が備えるモデル再
生成機能について説明する。上述したように、キットモ
デル修正ルーチン16の実行によって形状又は構造の変
更処理が行われるが、これらの処理では、対象となる要
素が変更されると共に、この要素の影響を受ける全ての
要素が変更される。影響を受ける要素の抽出は、上述し
たデータネットワーク26を参照して行われる。即ち、
データネットワーク26に基づいて、ある要素を変更し
た際のUsedリスト24cを追跡することにより、そ
れらが影響を及ぼす全ての要素を取得することができ
る。そして、取得した全て要素を変更することによっ
て、キットモデル21を再生成することができる。この
ように、キットモデル21を再生成する機能をモデル再
生成機能と呼ぶ。
【0041】ここで、モデル再生成機能とは、キットモ
デル21を構成する点・曲線・曲面を移動、変形させた
場合に、この図形要素と関係のある他の図形要素を連動
して修正させる機能であり、各図形要素の生成関係と生
成手段を保持することにより、必要に応じて自動的にモ
デルを再生成することができる。具体的には、・曲線の
構成点を動かせば、それに関連する曲線が変更される。
・曲線を変更すれば、それに関連する曲線・曲面が変更
される。等の「連動モデリング」を可能にする技術であ
る。デザイナーが、デザイン上変更したい点・線・面を
移動させれば、それに応じて必要箇所が連動して移動
し、全体モデルの形状を変えることができる。
【0042】このモデル再生成機能を利用すれば、「全
体のボリューム感・バランスはどうか」「この線をこう
変えたら面はどうなるのだろうか」などのデザイン作業
の試行と評価をレスポンスよく行うことができ、「3次
元スケッチ」とでも言えるような、紙と画材に変わるシ
ステムとなり得る。
【0043】以下、モデル再生成機能を実現させるため
のデータ構造と、このデータ構造を用いたモデル再生成
処理とについて説明する。
【0044】3.1 データ構造 まず、各要素のデータ構造について図5〜図7を参照し
て説明する。図5に示すように、キットモデル21は、
識別子であるヘッダ22と、ヘッダ22の下位に設けら
れた幾何形状データ23、生成関係データ(相関関係デ
ータ)24及び関数テーブル25とを備えている。ここ
で、幾何形状データ23は、図形要素を特定するデータ
で、例えば、点ならば座標値が用いられ、基本骨格線・
曲面ならばNURBS(Non Rational Bspline)等が用
いられる。
【0045】また、生成関係データ24は、その図形要
素を生成するのに必要な他の要素(以下、材料要素とい
う)と、パラメータを示すポインタと、生成手法である
関数(以下、生成関数という)の名前とを備えている。
即ち、生成関係データ24は、その図形要素の幾何形状
が、何を用いてどのように生成されたかについての情報
を保持している。その結果、生成関係データ24の各情
報を用いて、その図形要素の幾何形状を再計算すること
ができるようになる。さらに、関数テーブル25は、生
成関数名と生成関数との対照テーブルであり、関数テー
ブル25は、基本骨格線生成関数や可変オフセット変更
関数などの関数を保持している。
【0046】図6に示すように、生成関係データ24
は、ヘッダ22から指示されて生成関係の中心となるF
ノード24aと、Fノード24aの下位に設けられたU
seリスト24b、Usedリスト24c及びメンバリ
スト24dとを備えている。ここで、Fノード24a
は、ロックされているか否かを示すロックフラグ、再生
成完了か否かを示すステータスフラグ、生成関数名、及
びUseリスト24bへのポインタ等を保持している。
また、Useリスト24bは、幾何形状データ23を再
生成するために必要な材料要素のヘッダを指示する要素
参照子(以下、Rヘッダという)を保持している。さら
に、Usedリスト24cは、ヘッダ22を材料要素と
している要素を指示するRヘッダを保持している。さら
にまた、メンバリスト24dは、参照する要素の再生成
に必要なパラメータを保持している。
【0047】生成関係データ24が備えるFノード24
a、Useリスト24bなどのデータは、幾何形状デー
タ23を再生成させるためのデータネットワーク26を
構成している。即ち、図7に示すように、キットモデル
21が複数の要素A、要素B、要素C、…を有している
場合、要素AのUseリスト24b及びUsedリスト
24cには、他の要素B〜Eのヘッダ22b〜22eを
ポインティングするRヘッダがリスティングされてい
る。また、要素AのFノード24aには関数テーブル2
5にある関数の名前を生成関数として保持している。さ
らに、メンバリスト24dにはパラメータリスト27の
中のパラメータをポインティングするメンバがリスティ
ングされている。さらに、要素B〜Eの各データについ
ても同様にリスティングされている。
【0048】このようにして、各データが関係づけられ
ることによって、生成関係を示すデータネットワーク2
6が構築される。そして、このデータネットワーク26
を参照することによって、幾何形状データ23を再生成
させることができる。即ち、要素B、要素C、…の幾何
形状データ23と、パラメータリスト27のパラメータ
I、パラメータJ、…とをデータネットワーク26から
取得すると共に、要素AのFノード24a中の生成関数
名に対応した生成関数アドレスを、関数テーブル25か
ら取得すれば、要素Aの幾何形状データ23は、 要素Aの幾何形状データ23=生成関数A(要素Bの幾
何形状データ23、要素Cの幾何形状データ23、…、
パラメータI、パラメータJ、…) の式を実行することにより再生成される。
【0049】図7の要素関係では、要素AのUseリス
ト24bが要素B,Cをポインティングし、要素AのU
sedリスト24cが要素D,Eをポインティングして
いる。このことより、生成の順序関係は、要素B,C→
要素A→要素D,Eとなる。従って、要素Bもしくは要
素Cを変更すると、要素A,D,Eが再生成される。ま
た、要素Aを変更すると、要素D,Eが再生成される。
再生成は自動的に行われる。そのメカニズムについては
後述する。さらに、要素Aは、パラメータI,Jを参照
しているので、パラメータI,Jを変更しても要素Aが
再生成される。
【0050】3.2 再生成メカニズム 次に、キットモデル修正ルーチン16による再生成メカ
ニズムについて説明する。図8に示すように、キットモ
デル修正ルーチン16は、再生成実行待ちキュー(以
下、Fノードキューという)161aを管理するFノー
ドキュー管理部161と、図形要素を抽出する生成関係
抽出部162とを備えている。また、キットモデル修正
ルーチン16は、Fノードから特定される生成関数を実
行する再生成処理実行部163と、関数テーブル25を
管理する関数テーブル管理部164とを備えている。
【0051】そして、キットモデル修正ルーチン16
は、以下のように動作する。まず、ユーザ(デザイナ
ー)の操作によってキットモデル21の修正情報15a
が入力されると、この修正情報15aは、修正情報入力
ルーチン15を介してキットモデル修正ルーチン16の
生成関係抽出部162に与えられる。操作者が与えた修
正情報15aには、基本骨格線の構成点を移動させるた
めの情報や、基本骨格線を変更させるための情報などが
ある。生成関係抽出部162は、修正情報15aに関係
した要素(例えば、要素X)を抽出して、この要素Xの
Fノード24aをFノードキュー161aにチェックイ
ンする。
【0052】Fノードキュー管理部161は、Fノード
キュー161aにFノード24aがチェックインした場
合に、Fノードキュー161aが空になるまで、所定の
タイミングでFノード24aをチェックアウトする。チ
ェックアウトされたFノード24aは再生成処理実行部
163に与えられて、再生成処理実行部163では、こ
のFノードが有する生成関数名に対応した生成関数を関
数テーブル25から取得する。
【0053】さらに、この生成関数を実行して、自らの
幾何形状データ23を再生成させて、その後に変更メッ
セージを生成関数抽出部162に送る。変更メッセージ
を受けた生成関数抽出部162は、要素Xを材料として
いる要素(例えば、要素Y及び要素Z)を要素XのUs
edリスト24cより取り出して、要素YのFノード2
4aと要素ZのFノード24aとを、Fノードキュー1
61aにチェックインする。以降、Fノードキュー管理
部161、生成関係抽出部162、及び再生成処理実行
部163の処理を順次繰り返して、要素Xの変更に伴っ
て影響を受ける全ての要素(要素Y、要素Z,…)を再
生成する。
【0054】そして、Fノードキュー161aが空にな
った時には、ユーザによる要素の変更と、その変更に伴
って変更されるべき要素の再生成がすべて終了したこと
になる。ユーザから見れば、ある要素の形状変更、或い
はパラメータ値の変更により、生成関係を持つ要素が連
動して自動的に変更され、線・面・パラメータ等からな
るモデル全体のデザイン形状の内、適切な個所が変更さ
れたことになる。これにより、ユーザはその結果を評価
しながらデザインすることができる。
【0055】なお、生成関数の実行は以下のように行
う。例えば、要素Xの生成関数を実行する場合には、ま
ず要素XのFノード24aから生成関数名を取得する。
そして、生成関数名に対応する生成関数のアドレスを関
数テーブル25から抽出する。生成関数は、 終了コード=生成関数(Fノード) という呼出し形式をとっている。このため、要素XのF
ノード24aをパラメータとして生成関数を実行するこ
とにより、Fノード24aが有するUseリスト24b
及びメンバリスト24dから必要な材料要素及びパラメ
ータを取り出すことができる。そして、これらの材料要
素及びパラメータに基づいて、要素Xの幾何形状データ
の再生成が行われ、その後に生成関係抽出部162に対
して変更メッセージが送られる。
【0056】生成関数は、各要素(構成点、構成点群、
曲線、境界線群、曲面)ごとに作成されている。以下、
各生成関数について説明する。
【0057】構成点の生成関数は、まず、メンバリス
トから取り出す変更量データより、自己(構成点)の座
標値を変更して、自己(構成点)のFノードが保持する
ステータスフラグを「再生成済み」とする。次に、生
成関係抽出部162に対して変更メッセージを送る。
【0058】また、構成点群の生成関数は、まず、U
seリストから取り出す構成点がすべて変更されていな
いならば、変更されていない構成点のFノードを順次F
ノードキュー161aにチェックインし、自己(構成点
群)のステータスフラグを「再生成待ち」とする。チェ
ックインするFノードのメンバには、可変オフセット計
算から決定した移動量と移動方向(ΔX,ΔY,ΔZ)
とをセットしておく。次に、自己(構成点群)のステ
ータスフラグが「再生成待ち」であると共に、各構成点
のステータスフラグがすべて再生成済みならば、自己
(構成点群)のステータスフラグを「再生成済み」に変
更して、生成関係抽出部162に対して変更メッセージ
を送る。
【0059】さらに、曲線の生成関数は、まず、Us
eリストから取り出す構成点群と、接線ベクトルとから
補間曲線を作成し、自己(曲線)のステータスフラグを
「再生成済み」とする。次に、生成関係抽出部162
に対して変更メッセージを送る。
【0060】さらにまた、境界線群の生成関数は、ま
ず、Useリストから取り出す曲線がすべて変更され
ていないならば、変更されていない曲線のFノードを順
次Fノードキュー161aにチェックインし、自己(境
界線群)のステータスフラグを「再生成待ち」とする。
次に、自己(境界線群)のステータスフラグが「再生
成待ち」であると共に、各曲線のステータスフラグがす
べて「再生成済み」ならば、自己(境界線群)のステー
タスフラグを「再生成済み」に変更し、生成関係抽出部
162に対して変更メッセージを送る。
【0061】さらにまた、曲面の生成関数は、まず、
Useリストから取り出す境界線群より、曲面を作成
し、自己(曲面)のステータスフラグを「再生成済み」
とする。そして、生成関数抽出部162に対して変更
メッセージを送る。
【0062】4 適用具体例 以降、実際の線・面データについての適用事例を基に、
上述したモデル再生成機能がどのように働くか詳細に説
明する。図9に、曲面200とその境界曲線201を示
す。ユーザが境界曲線201の形状変更を行うと、キッ
トモデル修正ルーチン16は、各境界曲線201の接続
関係を維持させつつ自動的に曲面200を再生成させ
る。
【0063】即ち、図10に示すように、曲線202a
上の点203aを点203bの位置に移動させると、曲
線202a上の他の点204a〜206aは点204b
〜206bの位置にそれぞれ移動し、曲線202a全体
が曲線202bの位置に移動する。このように3次元C
ADシステム1では、ユーザが曲線上のある一点を移動
させると、移動した一点に応じて曲線全体が変更され、
さらにこの曲線を境界として用いた曲面が変更(可変オ
フセット変更)される。
【0064】以降は、この曲面の変更がどのように行わ
れるかについて、曲線及び曲面のデータ構造と、このデ
ータ構造を用いた再生成メカニズムとに基づいて説明す
る。
【0065】4.1 曲線のデータ構造 次に、曲線のデータ構造について説明する。図11
(a)に示すように、3次元の曲線は端末条件と補間す
る点群とによって生成される。この補間点のことを曲線
の構成点と呼ぶ。図11(b)に示す基本骨格線210
の場合、材料要素は構成点群211と接線ベクトル21
2,213とであり、生成関数は「点群補間による曲線
生成」である。本例の場合は、曲線の一般的補間を扱う
が、もし、曲線が曲面への投影によって生成されたもの
ならば、材料要素は投影に用いた曲線と曲面、生成関数
は「曲面への投影」となる。
【0066】図12に、基本骨格線210と構成点群2
11との生成関係(Use)データ構造を示す。基本骨
格線210のヘッダ210aが指示するFノード210
bのUseリスト210cには、材料要素である構成点
群211のヘッダ211aを指示するRヘッダ210d
と、接線ベクトル212,213のヘッダ212a,2
13aを指示するRヘッダ210e,210fとがリス
ティングされている。構成点群211のヘッダ211a
が指示するFノード211bのUseリスト211cに
は、材料要素である各構成点214〜216のヘッダ2
14a〜216aを指示するRヘッダ211d〜211
fがリスティングされている。
【0067】さらに、基本骨格線210のFノード21
0bには、生成関数名として「点群補間による曲線生
成」がセットされている。また、構成点群211のFノ
ード211bには、生成関数名として「点群のオフセッ
ト配置」がセットされている。そして、Fノード210
b,211bが保持する生成関数名に基づいて、図13
に示す関数テーブル25から生成関数を取得することに
よって、生成関数を実行させることができる。
【0068】図12において、構成点群211は、各構
成点214〜216を材料要素とし、基本骨格線210
を生成要素とする位置付けにある。各構成点214〜2
16が互いに関係を持って変更される場合、この構成点
群211の生成関数により調整されることになる。図1
0に示した構成点の移動による曲線の「可変オフセット
変更」は、この好例である。
【0069】なお、図12では従属(Use)関係を図
示したが、従属(Use)関係が存在する場合は必ず被
従属(Used)関係が存在する。図12に対応する被
従属(Used)関係を図14に示す。図14に示すよ
うに、構成点214〜216のヘッダ214a〜216
aが指示するFノード214b〜216bのUsedリ
スト214c〜216cには、ヘッダ214a〜216
aを材料要素とする構成点群211のヘッダ211aを
指示するRヘッダ214d〜216dがリスティングさ
れている。
【0070】また、構成点群211のヘッダ211aが
指示するFノード211bのUsedリスト211c、
及び接線ベクトル212,213のヘッダ212a,2
13aが指示するFノード212b,213bのUse
dリスト212c,213cには、ヘッダ211a〜2
13aを材料要素とする基本骨格線210のヘッダ21
0aを指示するRヘッダ211d〜213dがリスティ
ングされている。以上のような被利用(Used)関係
は、連動して変更すべき要素を取り出す際に用いられ
る。
【0071】4.2 曲面のデータ構造 次に、曲面のデータ構造について説明する。図15に示
すように、接続曲面ペア220のヘッダ220aが指示
するFノード220bのUseリスト220cには、接
続曲面ペア220を構成する一方の曲面である曲面22
1のヘッダ221aを指示するRヘッダ220dと、接
続曲面ペア220を構成する他方の曲面である曲面22
2のヘッダ222aを指示するRヘッダ220eとがリ
スティングされている。また、曲面221のヘッダ22
1aが指示するFノード221bのUseリスト221
cには、曲面221を生成する境界曲線もしくは参照す
る曲線の集合である曲線群223のヘッダ223aを指
示するRヘッダ221dがリスティングされている。さ
らに、曲線群223のヘッダ223aが指示するFノー
ド223bのUseリスト223cには、材料要素であ
る各曲線224のヘッダ224aを指示するRヘッダ2
23d〜223eと、曲面221,222が共有する共
有曲線227のヘッダ227aを指示するRヘッダ22
3fとがリスティングされている。
【0072】同様に、曲面222のヘッダ222aが指
示するFノード222bのUseリスト222cには、
曲面222を生成する境界曲線もしくは参照する曲線の
集合である曲線群225のヘッダ225aを指示するR
ヘッダ223dがリスティングされている。さらに、曲
線群225のヘッダ225aが指示するFノード225
bのUseリスト225cには、共有曲線227のヘッ
ダ227aを指示するRヘッダ225dと、材料要素で
ある各曲線226のヘッダ226aを指示するRヘッダ
225e〜225fとがリスティングされている。
【0073】そして、曲面221,222のFノード2
21b,222bには、生成関数名として「境界4辺に
よる曲面生成」がセットされている。また、曲線群22
3,225のFノード223b,225bには、生成関
数名として「境界曲線の配置」がセットされている。
【0074】4.3 曲面の再生成メカニズム 次に、曲面の再生成メカニズムについて説明する。図1
6は、構成点群についてのオフセット移動の例を示す図
である。なお、曲線Caの構成点群はPGaであり、構
成点群PGaの各構成点は{Pa1,…,Pab,…,
Pad,…,Pak}である。ここで、構成点Pabは
曲線Caと曲線Cbとの交点であり、構成点Padは曲
線Caと曲線Cdとの交点である。同様に、構成点群P
Gbの各構成点は{Pb1,…,Pab,…,Pbc,
…,Pbl}、構成点群PGcの各構成点は{Pc1,
…,Pbc,…,Pcd,…,Pcm}、及び構成点群
PGdの各構成点は{Pd1,…,Pad,…,Pc
d,…,Pcn}である。ここで、構成点Pbcは曲線
Cbと曲線Ccとの交点であり、構成点Pcdは曲線C
cと曲線Cdとの交点である。
【0075】図16に示すように、曲線Ca上の構成点
Paiを移動させると、曲線Ca,Cb,Cc,Cdで
囲まれた曲面は、構成点Paの移動に合わせて再生成さ
れる。以降、この再生成の処理の経緯とメカニズムとに
ついて図17及び図18を参照して説明する。
【0076】まず、構成点Paiをユーザが移動させる
と、修正情報入力ルーチン15が実行されて、構成点P
aiの移動量である座標値(X,Y,Z)を生成関係抽
出部162に与える。生成関係抽出部162は、構成点
PaiのFノード230が示すメンバリスト中のメンバ
がポインティングするパラメータに座標値(X,Y,
Z)をセットすると共に、構成点PaiのFノード23
0が保持する生成関数名を「座標値の変更」とする。そ
して、構成点PaiのFノード230をFノードキュー
161aにチェックインする(状態A参照)。
【0077】次に、Fノードキュー管理部161によっ
て、構成点PaiのFノード230はチェックアウトさ
れ、再生成処理実行部163に与えられる。再生成処理
実行部163では、構成点PaiのFノード230が保
持する生成関数名に対応した生成関数(生成関数名は
「構成点群のオフセット移動」)を関数テーブル25か
ら取得して、この生成関数を実行する。生成関数の実行
によって、構成点Paiの座標値が変更されると共に、
構成点PaiのFノード230が保持するステータスフ
ラグが「再生成済み」となる。そして、生成関数抽出部
162に対して、自らの座標を変更したというメッセー
ジが送られる。
【0078】ここで、ステータスフラグは、各要素につ
いて再生成の動的な状況を表すフラグであり、生成関数
によって管理される。フラグが示す状態には、「再生成
待ち」、「再生成済み」、及び「何もなし」がある。
【0079】再生成処理実行部163からのメッセージ
を受けた生成関数抽出部162は、構成点PaiのFノ
ード230が備えるUsedリストより構成点群PGa
のFノード231を取り出して、Fノードキュー161
aにチェックインする(状態B参照)。次に、Fノード
キュー管理部161によって、構成点群PGaのFノー
ド231はチェックアウトされ、再生成処理実行部16
3に与えられる。再生成処理実行部163では、構成点
群PGaのFノード231が保持する生成関数を実行す
る。
【0080】生成関数の実行によって、構成点群PGa
のFノード231のUseリスト中のRヘッダがポイン
ティングする各構成点Pa1〜Pakについて、これら
の構成点Pa1〜PakのFノード232〜235が保
持するステータスフラグが調べられる。この段階では、
構成点Pa1〜Pakのステータスフラグは「何もな
し」なので、これらの構成点Pa1〜PakのFノード
232〜235が備えるメンバリストに、可変オフセッ
ト計算から決定した移動量と移動方向(ΔX,ΔY,Δ
Z)とをセットする。そして、移動量等をセットした構
成点Pa1〜PakのFノード232〜235を順次F
ノードキュー161aにチェックインし(状態C参
照)、構成点群PGaのFノード231が保持するステ
ータスフラグを「再生成待ち」とする。
【0081】このようにして、Fノードキュー161a
にチェックインしたFノード232〜235は、再生成
処理実行部163に与えられて、構成点Pa1〜Pak
の生成関数が実行される。この実行によって、構成点P
a1〜Pakの座標値が変更されると共に、構成点Pa
1〜PakのFノード232〜235が保持するステー
タスフラグが「再生成済み」となる。そして、生成関数
抽出部162に対して、自らの座標を変更したというメ
ッセージを送る。
【0082】再生成処理実行部163からのメッセージ
を受けた生成関数抽出部162は、構成点Pa1のFノ
ード232が備えるUsedリストより構成点群PGa
のFノード231を取り出して、Fノードキュー161
aにチェックインする。上述したように、構成点Pab
は曲線Caと曲線Cbとの交点なので、構成点Pabの
Fノード233のUsedリスト中のRヘッダは、構成
点群PGbもポインティングしている。そこで、構成点
PabのUsedリストより構成点群PGbのFノード
236を取り出して、Fノードキュー161aにチェッ
クインする。同様に、構成点Padは曲線Caと曲線C
dとの交点なので、構成点PadのUsedリストより
構成点群PGdのFノード237を取り出して、Fノー
ドキュー161aにチェックインする。以上のチェック
イン処理によって、Fノードキュー161aには、構成
点群PGaのFノード231、構成点群PGbのFノー
ド236、及び構成点群PGdのFノード237が格納
される(状態D参照)。
【0083】次に、Fノードキュー管理部161によっ
て、構成点群PGaのFノード231がチェックアウト
されて、再生成処理実行部163に与えられる。再生成
処理実行部163では、構成点群PGaのFノード23
1が保持する生成関数を実行する。この段階では、各構
成点Pa1,Pa2,…,Pakのステータスフラグが
全て「再生成済み」であると共に、構成点群PGaのス
テータスフラグが「再生成待ち」であるので、構成点群
PGaのステータスフラグを「再生成済み」に変更し、
構成点群PGaのFノード231が備えるUsedリス
トから曲線CaのFノード238を取り出して、Fノー
ドキュー161aにチェックインする(状態E参照)。
【0084】同様に、Fノードキュー管理部161によ
って、構成点群PGb,PGdのFノード236,23
7がチェックアウトされて、再生成処理実行部163に
与えられる。再生成処理実行部163では、構成点群P
Gb,PGdのFノード236,237が保持する生成
関数を実行する。生成関数の実行によって、構成点群P
Gb,PGdのFノード236,237のUseリスト
中のRヘッダがポインティングする各構成点Pb1〜P
bl,Pd1〜Pdnについて、これらの構成点Pb1
〜Pbl,Pd1〜Pdnのステータスフラグが調べら
れる。
【0085】この段階では、構成点Pb1〜Pbl,P
d1〜Pdnのステータスフラグは「再生成済み」でな
いので、これらの構成点Pb1〜Pbl,Pd1〜Pd
nのFノード239〜246が備えるメンバリストに、
可変オフセット計算から決定した移動量と移動方向(Δ
X,ΔY,ΔZ)をセットする。そして、移動量等をセ
ットしたFノード239〜246を順次Fノードキュー
161aにチェックインして(状態E参照)、構成点群
PGb,PGdのFノード236,237が保持するス
テータスフラグを「再生成待ち」とする。
【0086】以降、同様の処理を続けて、構成点→構成
点群→曲線→境界線群→曲面といった順番で各要素の変
更を行うことによって、曲面が再生成される。なお、本
例では曲面を材料としている要素が存在しないので、こ
れ以上の処理は行われない。
【0087】ここで、一対の曲面が隣接しており相互に
接続関係を持っている場合には、曲面の変更を行った後
に、更に接続制約を満たす必要がある。この場合にも、
図17,図18に示した処理と同様の処理を行うことに
より、曲面同士の接続関係を容易に維持した状態で、2
つの曲面を再生成することができる。この例を図19に
示す。図19に示すように、接続曲面ペアのFノード2
50をFノードキュー管理部161にチェックインし、
接続曲面ペアの生成関数を実行する。この実行によっ
て、相互の曲面の接続が調整され、滑らかな曲面と曲面
との接続が図られる。
【0088】5 3次元モデル作成用記憶媒体 次に、3次元モデル作成用記憶媒体について説明する。
図20は、3次元モデル作成用記憶媒体2のデータ構成
を示すブロック図である。3次元モデル作成用記憶媒体
2は、設計対象物の幾何構造について複数本の基本骨格
線を用いて表現したキットモデル21を格納したデータ
エリア300と、3次元モデル作成プログラム12を格
納したプログラムエリア301と、ブロック数データや
エリア管理データなどを格納したヘッダエリア302と
を備えている。
【0089】そして、3次元モデル作成プログラム12
は、処理を統括するメインルーチン13と、キットモデ
ル21をディスプレイに表示させるキットモデル表示ル
ーチン(表示ルーチン)14と、ディスプレイに表示さ
れたキットモデル21に基づいて入力された修正情報1
5aを受け付ける修正情報入力ルーチン(入力ルーチ
ン)15と、修正情報15aに基づいてキットモデル2
1を修正するキットモデル修正ルーチン(修正ルーチ
ン)16とを備えている。なお、3次元モデル作成用記
憶媒体2としては、フレキシブルディスク、CD−RO
M、MDなどの光学的又は磁気的に情報を記録すること
が可能ないずれの情報媒体であってもよい。
【0090】3次元モデル作成用記憶媒体2に格納され
た3次元モデル作成プログラム12は、所定の情報処理
装置で実行させることができる。この情報処理装置の例
を図21に示す。
【0091】図21は、情報処理装置3の構成を示すブ
ロック図である。図21に示すように、情報処理装置3
は、3次元モデル作成用記憶媒体2に格納されたキット
モデル21及び3次元モデル作成プログラム12を読み
取る記憶媒体読取装置70と、オペレーティングシステ
ム11が記憶された主記憶装置10とを備えている。ま
た、情報処理装置3は、キットモデル21を記録するハ
ードディスク装置20と、キットモデル21を表示する
ディスプレイ30と、キットモデル21の修正情報15
aをディスプレイ30上で入力させるマウス40とを備
えている。さらに、情報処理装置3は、キットモデル2
1の寸法数値データを入力させるキーボード50と、3
次元モデル作成プログラム12の実行等を制御するCP
U60とを備えている。
【0092】そして、記憶媒体読取装置70に3次元モ
デル作成用記憶媒体2が挿入されると、3次元モデル作
成用記憶媒体2のデータエリア300に格納されたキッ
トモデル21が、記憶媒体読取装置70によって読み出
されて、ハードディスク装置20に記録される。また、
3次元モデル作成用記憶媒体2のプログラムエリア30
1に格納された3次元モデル作成プログラム12が、記
憶媒体読取装置70によって読み出されて、主記憶装置
10に記憶される。
【0093】その結果、情報処理装置3の構成は、図1
に示した3次元CADシステム1の構成とほぼ同一にな
る。このため、3次元モデル作成プログラム12を情報
処理装置3で実行させた場合の処理内容は、上述した3
次元CADシステム1の処理内容と同一となる。よっ
て、3次元モデル作成プログラム12の処理内容につい
ては、説明を省略する。
【0094】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
3次元CADシステム及び3次元モデル作成方法であれ
ば、ディスプレイ上に表示されたキットモデルを自分が
発想した図形に近付けるために、デザイナーによって、
キットモデルについて修正情報が入力されると、この修
正情報に基づいてキットモデルの修正が行われる。この
ように、キットモデルと呼ばれる3次元図形をあらかじ
め用意して、このキットモデルを修正してデザインを行
うことにより、デザインを発想し、具現化する初期段階
から3次元図形を用いたデザインが可能になる。その結
果、3次元モデルのデザイン作業の効率が大幅に向上す
る。
【0095】また、本発明の3次元モデル作成用記憶媒
体であれば、プログラムエリアに格納された3次元モデ
ル作成プログラムの実行によって、キットモデルの修正
が行われる。即ち、ディスプレイ上に表示されたキット
モデルを自分が発想した図形に近付けるために、デザイ
ナーによって、キットモデルについて修正情報が入力さ
れると、この修正情報に基づいてキットモデルの修正が
行われる。このように、キットモデルと呼ばれる3次元
図形をあらかじめ用意して、このキットモデルを修正し
てデザインを行うことにより、デザインを発想し、具現
化する初期段階から3次元図形を用いたデザインが可能
になる。その結果、3次元モデルのデザイン作業の効率
が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る3次元CADシステムの一実施形
態を示すブロック図である。
【図2】キットモデルとしてのセダン形状モデルを示す
図である。
【図3】キットモデルとしてのワゴン形状モデルを示す
図である。
【図4】本発明に係る3次元モデル作成方法の一実施形
態を示すフロー図である。
【図5】キットモデルが有する各要素のデータ構造を示
すブロック図である。
【図6】キットモデルが有する各要素のデータ構造を示
すブロック図である。
【図7】キットモデルが有する各要素のデータネックワ
ークを示すブロック図である。
【図8】キットモデル修正ルーチンによる再生成メカニ
ズムを示すブロック図である。
【図9】曲面とその境界曲線との関係を示す図である。
【図10】曲線を可変オフセット変更した状態を示す図
である。
【図11】(a)は、3次元の曲線と補間する点群との
関係を示す図である。(b)は、基本骨格線、構成点群
及び接線ベクトルの関係を示すブロック図である。
【図12】基本骨格線と構成点群との従属(Use)関
係を示すデータ構造図である。
【図13】関数テーブルの詳細を示す図である。
【図14】基本骨格線と構成点群との被従属(Use
d)関係を示すデータ構造図である。
【図15】曲面と曲線群との従属(Use)関係を示す
データ構造図である。
【図16】構成点群についてのオフセット移動を示す図
である。
【図17】曲面の再生成におけるFノードキューの状態
遷移を示す図である。
【図18】曲面の再生成におけるFノードキューの状態
遷移を示す図である。
【図19】曲面の接続におけるFノードキューの状態遷
移を示す図である。
【図20】本発明に係る3次元モデル作成用記憶媒体の
一実施形態を示すブロック図である。
【図21】3次元モデル作成用記憶媒体を収容できる情
報処理装置の構成を示すブロック図である。
【図22】一般的なコンロットを示す平面図である。
【符号の説明】
1…3次元CADシステム、2…3次元モデル作成用記
憶媒体、3…情報処理装置、10…主記憶装置、11…
オペレーティングシステム、12…3次元モデル作成プ
ログラム、13…メインルーチン、14…キットモデル
表示ルーチン(表示手段、表示ルーチン)、15…修正
情報入力ルーチン(入力手段、入力ルーチン)、15a
…修正情報、16…キットモデル修正ルーチン(修正手
段、修正ルーチン)、20…ハードディスク装置(記憶
手段)、21…キットモデル、23…幾何形状データ、
24…生成関係データ(相関関係データ)、30…ディ
スプレイ、300…データエリア、301…プログラム
エリア。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 設計対象物の設計モデルを、その車両の
    基本骨格を構成する点・曲線・曲面などの図形要素を特
    定する幾何形状データ、および図形要素ごとの生成関係
    データで構成して記憶する記憶手段を備え、前記生成関
    係データは、図形要素ごとに該図形要素が利用する図形
    要素のリストである利用リスト、該図形要素を利用する
    図形要素のリストである被利用リスト、およびその図形
    要素の生成関数を含んでおり、 前記記憶手段から前記幾何形状データを読み出して前記
    基本骨格をディスプレイに表示させる表示手段と、 前記表示された基本骨格の図形要素に加える修正を示す
    修正情報を入力するための入力手段と、 前記修正情報により修正される図形要素の前記被利用リ
    ストを参照して該図形要素を利用する図形要素を検出
    し、該検出された図形要素を該図形要素についての前記
    生成関数に基づいて修正し、図形要素を再生成する再生
    成手段と、を備え、 生成対象の図形要素の前記利用リストを参照して該図形
    要素が利用する図形要素を検出し、該利用する図形要素
    が修正済みであるかまたは修正不要であるとき、該生成
    対象の図形要素の生成関数に基づいて該生成対象の図形
    要素を生成するようにした、3次元CADシステム。
  2. 【請求項2】 前記修正情報は、前記基本骨格を構成す
    る曲線の中から選択された修正対象線を移動或いは変形
    させるための情報であり、 前記修正手段は、前記修正情報に基づいて、前記修正対
    象線を移動或いは変形させ、この修正対象線に対して交
    点を持つ全ての前記点・曲線・曲面を、前記修正対象線
    に連動して修正させる請求項1記載の3次元CADシス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記修正情報は、前記基本骨格に対して
    修正対象線を追加或いは削除させるための情報であり、 前記修正手段は、前記修正情報に基づいて、前記基本骨
    格に対して前記修正対象線を追加或いは削除させ、この
    修正対象線と交点を持つ全ての前記点・曲線・曲面を、
    前記修正対象線に連動して修正させる請求項1又は請求
    項2記載の3次元CADシステム。
  4. 【請求項4】 前記相関関係データは、前記基本骨格を
    構成する前記曲面とこの曲面の境界線である前記曲線と
    の利用関係・被利用関係を示すデータ、及び境界線であ
    る前記曲線とこの曲線上の前記点との利用関係・被利用
    関係を示すデータであり、 前記修正手段は、前記相関関係データに基づいて、前記
    基本骨格を修正する請求項1から請求項3のいずれかに
    記載の3次元CADシステム。
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