JP3240944U - 装身具 - Google Patents
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Abstract
Description
本考案は、指輪をペンダントやネックレスなどの用途にも利用できる装身具に関する。
従来、この種の装身具としては、特許文献1及び特許文献2に開示のものが知られている。特許文献1に開示されている指輪兼ネックレスは、装飾部とリング部とを有する指輪において、リング部に装飾部を回転自在に軸着し、基本的には指輪として、また所望に応じてペンダントして使用できるものである。また、特許文献2に開示されている装飾用接続部材は、装飾品のデザイン部本体を回転させ、任意の面で係止させる機構を設けるもので、部品として、板バネと回転軸棒とを用い、回転軸棒の両側面を一対の板バネで押えることで、回転軸棒が任意の面で係止ができるようにしたものである。
しかしながら、特許文献1に開示されている指輪兼ネックレスにあっては、リング部に装飾部を回転自在に軸着させているため、装飾部の回転を何回も繰り返す間に軸着部分に弛みが生じてしまい、装飾部を所定位置に保持できないといった問題があった。また、特許文献2に開示されている装飾用接続部品あっては、回転軸棒の両側面を湾曲状の板バネで挟み込む構造となっているため、板バネを含む回転機構全体が大きくなってしまう。また、各板バネは回転軸棒の軸方向に沿って配置されているために、板バネの幅を広くすることができず、回転軸棒を任意の面で係止するためのバネ力が十分に得られないおそれがあった。
そこで、本考案が解決しようとする課題は、装飾部を回転させる機構を有する装身具において、回転させる機構を薄型化すると共に、装飾部を任意の回転位置で確実に係止できるようにすることである。
上記課題を解決するために、本考案に係る装身具は、リング部と、リング部に回転機構を介して支持される装飾部と、を備え、前記回転機構が前記リング部に両端が固定される多角柱状の支持軸と、支持軸と直交する方向に配置され支持軸の側面を両側から弾性的に挟持する一対の弾性部材と、を有し、前記一対の弾性部材は、その両端部を合わせた状態で前記装飾部に固定され、支持軸に対して相対的に回転すると共に支持軸の任意の側面に係止するものである。
本考案に係る装身具によれば、リング部に両端が固定される多角柱状の支持軸の側面を、装飾部に固定された一対の弾性部材によって両側から弾性的に挟持すると共に、一対の弾性部材の両端部を合わせた状態で前記装飾部に固定しているので、回転機構全体を薄型化することができる。
また、本考案に係る装身具によれば、弾性部材が支持軸と直交する方向に配置されて支持軸の側面を両側から弾性的に挟持するので、弾性部材の幅を広く確保することができ、支持軸の側面に適度のバネ圧を加えることで、弾性部材を支持軸の任意の側面に確実に係止させることができる。
以下、本考案に係る装身具の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、図面は、本考案の装身具を模式的に表したものである。これらの実物の寸法および寸法比は、図面上の寸法および寸法比と必ずしも一致していない。また、重複説明は適宜省略させることがあり、同一部材には同一符号を付与することがある。さらに、本考案の技術的範囲は以下で説明する実施形態には限定されず、特許請求の範囲に記載された考案とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
図1には本考案の一実施形態に係る装身具1が示されている。この装身具1は、リング部2と、リング部2に回転機構3を介して支持される装飾部4と、を備えている。前記リング部2には、前記装飾部4が配置される位置とは反対側の位置に一対の円孔2aが設けられている。この装身具1は、指輪として利用することができると共に、リング部2の円孔2aにチェーンを挿通することによって、ぺンダントとして利用することもできる。
図1及び図2に示されるように、回転機構3は、前記リング部2に両端が固定される四角柱状の支持軸6と、支持軸6と直交する方向に配置され支持軸6の対向する一方の両側面6aを弾性的に挟持する一対の弾性部材7と、を有する。本実施形態の支持軸6は正四角形の柱状体からなり、リング部2に固定される両端部に小径の円柱部6bを有する。また、前記支持軸6は、例えばステンレスなどの金属材又は硬質プラスチック材によって形成されている。なお、上記支持軸6は、四角柱状に限定されるものではなく、例えば八角柱状であってもよい。角数を増やすことによって、回転時の抵抗が小さくなり、弾性部材7をスムーズに回転させることができる。
本実施形態において、前記一対の弾性部材7は矩形状の板バネからなり、例えばステンレスなどの弾性金属材によって形成されている。一対の弾性部材7は同一形状からなり、両端部に対して中央部が互いに外側に膨らみ7aを持った形状に形成されている。そして、一対の弾性部材7は両端部がぴったり合わさった状態で、後述するように、装飾部4に固定される。一対の弾性部材7には、両者の膨らみ7aの内側に支持軸6の両側面6aの両側から弾性的に挟持する空間部7bが形成される。なお、一対の弾性部材7の両端部には板厚を薄くした薄肉部7cが形成され、装飾部4に溶接される。
図3には前記回転機構3の作用が示される。図3aに示したように、一対の弾性部材7は、空間部7bに挿入された支持軸6の対向する一方の両側面6aを両側から弾性的に挟持することで、支持軸6の一方の側面6aに係止される。そのため、弾性部材7は水平状態が保持される第1の係止位置を確保することができる。一方、図3bに示したように、支持軸6に対して弾性部材7を回転させた時には、支持軸6の角部6cによって弾性部材7の膨らみ7aが弾性的に広がることで、弾性部材7の回転を可能としている。そして、図3cに示したように、弾性部材7を90度回転させた時には、弾性部材7は、支持軸6の対向する他方の両側面6dを両側から弾性的に挟持することで、支持軸6の他方の両側面6dに係止される。そのため、弾性部材7は垂直状態が保持される第2の係止位置を確保することができる。
上記の回転機構3では、弾性部材7は矩形状の板バネからなり、板バネの長辺方向が支持軸6の軸方向と直交するように配置されている。そのため、板バネの幅を広く確保することができる。板バネの幅を適宜選択することで、支持軸6の側面に適度のバネ圧を加えることでき、支持軸6の任意の側面に確実に係止させることができる。
図1及び図4には前記回転機構3をリング部2及び装飾部4に取付けるための手段が示されている。この実施形態において、前記装飾部4は、楕円形状のフレーム4aと、フレーム4aの表面側に装飾された宝石類4b(図6を参照)と、を有している。表面側の装飾は様々な態様を取り得る。フレーム4aは裏面側が開放され、内部が楕円形の空洞4cになっている。そして、この空洞4cに前記回転機構3が収容されている。回転機構3は、空洞4cの長円方向と弾性部材7の長辺方向が平行となるように配置され、一対の弾性部材7の両端の薄肉部7cが二枚合わさった状態で、空洞4cの長円方向の両端部に設けられた一対の平板部4dに溶接されている。各平板部4dは略三角形状の平板であり、楕円形状からなるフレーム4aの両端部に配置されている。
また、フレーム4aの左右側にはほぼ中間部に一対の円形孔4eが設けられている。この円形孔4eには前記回転機構3の支持軸6の両端部に設けられた小径の円柱部6bが挿通される。円柱部6bは円形孔4eに対して回転フリーである。円柱部6bの先端部はフレーム4aから突出している。
一方、装身具1のリング部2は、円形リングの一部が開口され、この開口部2bに前記装飾部4が配置される。開口部2bの開口幅は装飾部4の横幅がぴったり収まる寸法になっている。リング部2の開口端部2cは平坦面になっており、その中心部に円形のくぼみ2dを有している。このくぼみ2dに装飾部4のフレーム4aから突出する円柱部6bの先端部が位置決めされる。くぼみ2dに位置決めされた円柱部6bの先端部はリング部2の開口端部2cに固定される。
上述したように、回転機構3は弾性部材7の両端部が装飾部4に固定され、支持軸6の両端部がリング部2に固定されたものとなる。そのため、装飾部4は、弾性部材7と一体となって支持軸6の回りを回転し、弾性部材7が第1の係止位置にある場合には、図5aに示されるように、リング部2に対して直角の姿勢で保持される。また、装飾部4を90度回転させて、弾性部材7が第2の係止位置にある場合には、図5bに示されるように、リング部2と平行な姿勢で保持される。すなわち、本考案の装身具1は、図6に示したように、装飾部4をリング部2に対して直角に起こした状態で保持させることで、指輪として利用することができる。一方、装飾部4を90度回転させて、図7に示したように、装飾部4をリング部2と平行に保ち、リング部2の円孔2aにチェーン5を挿通することによって、ぺンダントとして利用することができる。
1 装身具
2 リング部
2a 円孔
2b 開口部
2c 開口端部
2d くぼみ
3 回転機構
4 装飾部
4a フレーム
4b 宝石類
4c 空洞
4d 平板部
4e 円形孔
5 チェ-ン
6 支持軸
6a 一方の両側面
6b 円柱部
6c 角部
6d 他方の両側面
7 弾性部材(板バネ)
7a 膨らみ
7b 空間部
7c 薄肉部
2 リング部
2a 円孔
2b 開口部
2c 開口端部
2d くぼみ
3 回転機構
4 装飾部
4a フレーム
4b 宝石類
4c 空洞
4d 平板部
4e 円形孔
5 チェ-ン
6 支持軸
6a 一方の両側面
6b 円柱部
6c 角部
6d 他方の両側面
7 弾性部材(板バネ)
7a 膨らみ
7b 空間部
7c 薄肉部
Claims (6)
- リング部と、リング部に回転機構を介して支持される装飾部と、を備え、
前記回転機構が前記リング部に両端が固定される多角柱状の支持軸と、支持軸と直交する方向に配置され支持軸の側面を両側から弾性的に挟持する一対の弾性部材と、を有し、
前記一対の弾性部材は、その両端部を合わせた状態で前記装飾部に固定され、支持軸に対して相対的に回転すると共に支持軸の任意の側面に係止する装身具。 - 前記リング部は、円形リングの一部が開口され、この開口部に前記装飾部が配置される請求項1に記載の装身具。
- 前記装飾部は内部が空洞のフレームを備え、この空洞に前記回転機構が収容されている請求項1に記載の装身具。
- 前記支持軸は、四角柱状又は八角柱状である請求項1に記載の装身具。
- 前記一対の弾性部材は各板バネからなり、中央部が外側に膨らみ、膨らみの内側に支持軸が挿通される空間部を形成する請求項1に記載の装身具。
- 前記各板バネは矩形形状をしており、その長辺方向が支持軸の軸方向と直交するように配置される請求項5に記載の装身具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022004197U JP3240944U (ja) | 2022-12-21 | 2022-12-21 | 装身具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022004197U JP3240944U (ja) | 2022-12-21 | 2022-12-21 | 装身具 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019007403A Continuation JP2020115946A (ja) | 2019-01-20 | 2019-01-20 | 装身具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3240944U true JP3240944U (ja) | 2023-02-16 |
Family
ID=85197887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022004197U Active JP3240944U (ja) | 2022-12-21 | 2022-12-21 | 装身具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3240944U (ja) |
-
2022
- 2022-12-21 JP JP2022004197U patent/JP3240944U/ja active Active
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