JP3240919B2 - 耐欠損性のすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具 - Google Patents

耐欠損性のすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、硬質被覆層を構
成する酸化アルミニウム(以下、Al23で示す)を主
成分とするAl23系化合物層が、これを厚膜化しても
その層厚が均一化し、かつすぐれた層間密着性を有し、
したがって例えば鋼や鋳鉄などの連続切削は勿論のこ
と、特に断続切削に用いた場合にも切刃に欠けやチッピ
ング(微小欠け)などの欠損の発生なく、長期に亘って
すぐれた切削性能を発揮する表面被覆超硬合金製切削工
具(以下、被覆超硬工具という)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、炭化タングステン基超硬合金基体
(以下、超硬基体という)の表面に、Tiの炭化物(以
下、TiCで示す)層、窒化物(以下、同じくTiNで
示す)層、炭窒化物(以下、TiCNで示す)層、酸化
物(以下、TiO2で示す)層、炭酸化物(以下、Ti
COで示す)層、窒酸化物(以下、TiNOで示す)
層、および炭窒酸化物(以下、TiCNOで示す)層
(以下、これらを総称して「Ti炭・窒・酸化物層」と
いう)のうちの1種または2種以上と、Al23層とか
らなる硬質被覆層を3〜20μmの平均層厚で化学蒸着
および/または物理蒸着してなる被覆超硬工具が知られ
ている。また、特に上記被覆超硬工具の硬質被覆層を構
成するAl23層が、反応ガスとして、容量%で、 三塩化アルミニウム(以下、AlCl3で示す):1〜
20%、 二酸化炭素(以下、CO2示す):0.5〜30%、 [必要に応じて一酸化炭素(CO)または塩化水素(H
Cl):1〜30%]、 水素(以下、H2示す):残り、 からなる組成を有する水素系反応ガスを用い、 反応温度:950〜1100℃、 雰囲気圧力:20〜200torr、 の条件で形成されることも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年の切削加工
のFA化はめざましく、かつ省力化に対する要求も強
く、これに伴い、被覆超硬工具には使用寿命のさらなる
延命化が求められ、これに対応する手段として、これを
構成する硬質被覆層のうち、特に耐酸化性と熱的安定性
にすぐれ、さらに高硬度を有するAl23層の厚膜化が
広く検討されているが、前記Al23層は、これを厚く
すると、上記の従来Al23層形成手段では層厚が局部
的に不均一になり、切刃の逃げ面、すくい面、および前
記逃げ面とすくい面の交わるエッジ部の間には層厚に著
しいバラツキが発生するようになり、さらに同じく硬質
被覆層を構成するTi炭・窒・酸化物層との層間密着性
が十分でないことと相まって、これを、例えば鋼や鋳鉄
などの断続切削に用いた場合に切刃に欠けやチッピング
などの欠損が発生し易く、これが原因で比較的短時間で
使用寿命に至るのが現状である。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、被覆超硬工具の硬質被覆層を構
成するAl23層に着目し、厚膜化した場合の層厚の局
部的バラツキの減少と、Ti炭・窒・酸化物層に対する
層間密着性の向上を図るべく研究を行った結果、化学蒸
着法によるAl23層の形成に際して、反応ガスとし
て、上記の従来水素系反応ガスに代って、容量%で、基
本的に、 AlCl3:1〜10%、 H2:1〜5%、 窒素酸化物(以下、NOで示す):16〜30%、 四塩化ジルコニウム(以下、ZrCl4で示す)および
/または四塩化ハフニウム(以下、HfCl4で示
す):0.1〜0.6%、 Ar:残り、 からなる組成を有するAr系反応ガスを用い、反応温度
および雰囲気圧力は以下の条件、すなわち、 反応温度:850〜1100℃、 雰囲気圧力:20〜200torr、 の条件で層形成を行うと、形成された層中にZrおよび
/またはHfと、Cl(塩素)と、N(窒素)が含有す
るようになり、このZrおよび/またはHfとClの含
有割合を、主に上記Ar系反応ガスの組成および反応雰
囲気を調整することにより、重量%(重量%と質量%は
実質的に同じ割合を示すので、以下の重量%の表示は質
量%でも同じ表示となる)で、Zrおよび/またはH
f:0.5〜10%、Cl:0.005〜0.1%とな
るようにすると、この結果のAl23を主成分とし、か
つZrおよび/またはHfと、Clを含有するAl23
系化合物層は、これを厚膜化しても、その層厚に局部的
バラツキが著しく少なくなり、切刃の逃げ面、すくい
面、および前記逃げ面とすくい面の交わるエッジ部の層
厚が相互に均一化するようになり、加えてNの含有割合
を同じく0.001〜0.1%となるように調整する
と、Zrおよび/またはHfとの共存で硬質被覆層を構
成するTi炭・窒・酸化物層との層間密着性が著しく向
上し、したがって、このAl23系化合物層と上記Ti
炭・窒・酸化物層からなる硬質被覆層を形成した被覆超
硬工具は、前記Al23系化合物層がAl23を主成分
とするので、すぐれた耐酸化性と熱的安定性、および高
硬度を具備することと相俟って、例えば鋼や鋳鉄などの
連続切削は勿論のこと、断続切削に用いた場合にも切刃
に欠けやチッピングなどの欠損の発生なく、長期に亘っ
てすぐれた切削性能を示すという研究結果を得たのであ
る。
【0005】この発明は、上記の研究結果に基づいてな
されたものであって、超硬基体の表面に、 (a)化学蒸着または物理蒸着形成された、Ti炭・窒
・酸化物層のうちの1種または2種以上と、 (b)容量%で、AlCl3:1〜10%、H2:1〜5
%、NO:16〜30%、ZrCl4および/またはH
fCl4:0.1〜0.6%、Ar:残り、からなる組
成を有するAr系反応ガスを用いて化学蒸着形成され、
Al23を主成分とし、かつ重量%(質量%)で、 Zrおよび/またはHf:0.5〜10%、 Cl:0.005〜0.1%、 N:0.001〜0.1%、 を含有するAl23系化合物層、以上(a)および
(b)からなる平均層厚:3〜20μmの硬質被覆層を
形成してなる、耐欠損性のすぐれた被覆超硬工具に特徴
を有するものである。
【0006】なお、この発明の被覆超硬工具の硬質被覆
層を構成するAl23系化合物層におけるZrおよび/
またはHfとClは、上記の通り、これらの成分が共存
して層厚の均一化に作用するものであり、したがって、
これらの成分のうちのZrおよび/またはHfの含有量
が0.5%未満でも、またClの含有量が0.005%
未満でも前記作用に所望の効果が得られず、一方これら
の成分のうちのZrおよび/またはHfの含有量が10
%を越えても、またClの含有量が0.1%を越えて
も、Al23系化合物層のもつ特性が損なわれるように
なるものであり、これらの結果から、その含有量を、そ
れぞれZrおよび/またはHf:0.5〜10%、、C
l:0.005〜0.1%%と定めた。また、同じくN
成分には、上記の通りAl23系化合物層の上記Ti炭
・窒・酸化物層に対する層間密着性をZrおよび/また
はHfとの共存下で向上させる作用があり、したがって
その含有量が0.001%未満では、所望の層間密着性
向上効果が得られず、一方その含有量が0.1%を越え
るとAl23系化合物層のもつ特性が損なわれるように
なることから、その含有量を0.001〜0.1%と定
めた。さらに、硬質被覆層の平均層厚を3〜20μmと
したのは、その層厚が3μm未満では所望のすぐれた耐
摩耗性を確保することができず、一方その層厚が20μ
mを越えると、耐欠損性が低下するようになるという理
由からである。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の被覆超硬工具
を実施例により具体的に説明する。原料粉末として、平
均粒径:2.8μmを有する中粒WC粉末、同4.9μ
mの粗粒WC粉末、同1.5μmの(Ti,W)C[重
量比で(質量比に同じ)、以下同じ、TiC/WC=3
0/70]粉末、同1.2μmの(Ti,W)CN(T
iC/TiN/WC=24/20/56)粉末、同1.
2μmの(Ta,Nb)C(TaC/NbC=90/1
0)粉末、および同1.1μmのCo粉末を用意し、こ
れら原料粉末を表1に示される配合組成に配合し、ボー
ルミルで72時間湿式混合し、乾燥した後、ISO・C
NMG120408(超硬基体A〜D用)および同SE
EN42AFTN1(超硬基体E用)に定める形状の圧
粉体にプレス成形し、この圧粉体を同じく表1に示され
る条件で真空焼結することにより超硬基体A〜Eをそれ
ぞれ製造した。さらに、上記超硬基体Bに対して、10
0torrのCH4ガス雰囲気中、温度:1400℃に
1時間保持後、徐冷の滲炭処理を施し、処理後、超硬基
体表面に付着するカーボンとCoを酸およびバレル研磨
で除去することにより、表面から11μmの位置で最大
Co含有量:15.9重量%、深さ:42μmのCo富
化帯域を基体表面部に形成した。また、上記超硬基体A
およびDには、焼結したままで、表面部に表面から17
μmの位置で最大Co含有量:9.1重量%、深さ:2
3μmのCo富化帯域が形成されており、残りの超硬基
体CおよびEには、前記Co富化帯域の形成がなく、全
体的に均質な組織をもつものであった。なお、表1に
は、上記超硬基体A〜Eの内部硬さ(ロックウエル硬さ
Aスケール)をそれぞれ示した。
【0008】ついで、これらの超硬基体A〜Eの表面
に、ホーニングを施した状態で、通常の化学蒸着装置を
用い、表2(表中のl−TiCNは特開平6−8010
号公報に記載される縦長成長結晶組織をもつものであ
り、また同p−TiCNは通常の粒状結晶組織をもつも
のである)および表3[表中のAl23(a)〜(k)
はAl23系化合物層を示し、Al23(l)は通常の
Al23層を示す。これは表4、5においても同じ]に
示される条件にて、表4、5に示される組成および目標
層厚(切刃の逃げ面での層厚)の硬質被覆層を形成する
ことにより本発明被覆超硬工具1〜13および従来被覆
超硬工具1〜10をそれぞれ製造した。この結果得られ
た各種の被覆超硬工具の硬質被覆層を構成するAl23
系化合物層およびAl23層(なお、表6、7には、こ
れらを総称してAl23層で示す)について、切刃の逃
げ面とすくい面の交わるエッジ部の最大層厚を測定し、
さらに前記エッジ部からそれぞれ1mm内側の箇所の逃
げ面とすくい面における層厚を測定した。この測定結果
を表6、7に示した。なお、硬質被覆層を構成するAl
23系化合物層およびAl23層以外のその他の層の層
厚には、いずれも局部的バラツキがほとんどなく、目標
層厚とほぼ同じ値を示すものであった。
【0009】さらに、いずれも切刃の耐欠損性を評価す
る目的で、上記本発明被覆超硬工具1〜4および従来被
覆超硬工具1、2については、 被削材:JIS・SCM440の丸棒、 切削速度:350m/min.、 切込み:1.5mm、 送り:0.3mm/rev.、 切削時間:10分、 の条件での合金鋼の乾式連続切削試験、並びに、 被削材:JIS・SCM440の長さ方向等間隔4本縦
溝入り丸棒、 切削速度:150m/min.、 切込み:2mm.、 送り:0.3mm/rev.、 切削時間:5分、 の条件での合金鋼の乾式断続切削試験を行い、いずれの
切削試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。
【0010】また、同じく本発明被覆超硬工具5、6お
よび従来被覆超硬工具3、4については、 被削材:JIS・SCr420の丸棒、 切削速度:350m/min.、 切込み:1.5mm、 送り:0.3mm/rev.、 切削時間:10分、 の条件での合金鋼の乾式連続切削試験、並びに、 被削材:JIS・SCr420の長さ方向等間隔4本縦
溝入り丸棒、 切削速度:150m/min.、 切込み:2mm.、 送り:0.3mm/rev.、 切削時間:5分、 の条件での合金鋼の乾式断続切削試験を行い、いずれの
切削試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。
【0011】同じく本発明被覆超硬工具7、8および従
来被覆超硬工具5、6については、 被削材:JIS・S45Cの丸棒、 切削速度:350m/min.、 切込み:1.5mm.、 送り:0.3mm/rev.、 切削時間:10分、 の条件での炭素鋼の乾式連続切削試験、並びに、 被削材:JIS・S45Cの長さ方向等間隔4本縦溝入
り丸棒、 切削速度:150m/min.、 切込み:2mm.、 送り:0.3mm/rev.、 切削時間:5分、 の条件での炭素鋼の乾式断続切削試験を行い、いずれの
切削試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。
【0012】同じく本発明被覆超硬工具9〜11および
従来被覆超硬工具7、8については、 被削材:JIS・FC200の丸棒、 切削速度:450m/min.、 切込み:1.5mm.、 送り:0.3mm/rev.、 切削時間:10分、 の条件での鋳鉄の乾式連続切削試験、並びに、 被削材:JIS・FC200の長さ方向等間隔4本縦溝
入り丸棒、 切削速度:150m/min.、 切込み:2mm.、 送り:0.3mm/rev.、 切削時間:5分、 の条件での鋳鉄の乾式断続切削試験を行い、いずれの切
削試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。
【0013】さらに同じく本発明被覆超硬工具12、1
3および従来被覆超硬工具9、10については、 被削材:幅100mm×長さ500mmの寸法をもった
JIS・SCM440の角材、 使用条件:直径125mmのカッターに単刃取り付け、 回転数:510r.p.m.、 切削速度:200m/min.、 切込み:2mm.、 送り:0.2mm/刃、 切削時間:3パス(1パスの切削時間:5.3分)、 の条件での合金鋼の乾式フライス切削(断続切削)試験
をおこない、切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。これらの
測定結果を表6、7に示した。
【0014】
【表1】
【0015】
【表2】
【0016】
【表3】
【0017】
【表4】
【0018】
【表5】
【0019】
【表6】
【0020】
【表7】
【0021】
【発明の効果】表6、7に示される結果から、いずれも
Ar系反応ガスを用いて、積極的にZrおよび/または
Hfと、Clと、Nを含有させたAl23系化合物層と
Ti炭・窒・酸化物層からなる硬質被覆層を形成してな
る本発明被覆超硬工具1〜13は、前記Al23系化合
物層の層厚に、これを厚膜化してもZrおよび/または
HfとClの作用で局部的バラツキがきわめて少なく、
切刃の逃げ面、すくい面、および逃げ面とすくい面の交
わるエッジ部の層厚が均一化しているのに対して、硬質
被覆層を構成するAl23層の形成に水素系反応ガスを
用いて製造された従来被覆超硬工具1〜10において
は、逃げ面、すくい面、およびエッジ部における層厚の
バラツキが著しく、この結果として本発明被覆超硬工具
1〜13は、前記Al23系化合物層がZrおよび/ま
たはHfとNの作用で硬質被覆層を構成するTi炭・窒
・酸化物層に対してすぐれた密着性を示すと共に、Al
23層と同等のすぐれた耐酸化性と熱的安定性、および
高硬度を有することと相まって、鋼および鋳鉄の連続切
削ですぐれた耐摩耗性を示すほか、特に断続切削で、従
来被覆超硬工具1〜10に比して一段とすぐれた耐欠損
性を示すことが明らかである。上述のように、この発明
の被覆超硬工具は、これの硬質被覆層を構成するAl2
3系化合物層に、これを厚膜化しても、局部的バラツ
キがきわめて少なく、かつ他の構成層であるTi炭・窒
・酸化物層に対する層間密着性にもすぐれていることか
ら、例えば鋼や鋳鉄などの連続切削は勿論のこと、特に
断続切削においてもすぐれた耐欠損性を示し、長期に亘
ってすぐれた切削性能を発揮するので、切削加工のFA
化および省力化に満足に対応することができるものであ
る。
フロントページの続き (72)発明者 大鹿 高歳 埼玉県大宮市北袋町1−297 三菱マテ リアル株式会社 総合研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−162270(JP,A) INTERNATIONAL JOU RNAL OF Refractry& HardMetals VOL5[4 ](1986−12)(英)p222−228 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23B 27/14 B23P 15/28 C23C 16/30 - 16/40 C23C 14/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭化タングステン基超硬合金基体の表面
    に、 (a)化学蒸着または物理蒸着形成された、Tiの炭化
    物層、窒化物層、炭窒化物層、酸化物層、炭酸化物層、
    窒酸化物層、および炭窒酸化物層のうちの1種または2
    種以上と、 (b)容量%で、三塩化アルミニウム:1〜10%、水
    素:1〜5%、窒素酸化物:16〜30%、四塩化ジル
    コニウムおよび/または四塩化ハフニウム:0.1〜
    0.6%、Ar:残り、からなる組成を有するAr系反
    応ガスを用いて化学蒸着形成され、酸化アルミニウムを
    主成分とし、かつ重量%(質量%)で、 Zrおよび/またはHf:0.5〜10%、 Cl:0.005〜0.1%、 N:0.001〜0.1%、 を含有する酸化アルミニウム系化合物層、以上(a)お
    よび(b)からなる平均層厚:3〜20μmの硬質被覆
    層を形成してなる、耐欠損性のすぐれた表面被覆超硬合
    金製切削工具。
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