JP3240665U - メガネフレームの智とテンプルの結合構造 - Google Patents

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仙太郎 松本
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Abstract

【課題】透明または半透明材料でなるテンプルを用いた場合に、意匠性を向上させた智とテンプルの結合構造を、テンプルの厚みを増大させることなく実現する。【解決手段】メガネフレームの智とテンプル4の結合構造は、透明または半透明材料でなるテンプル4の長手方向に溝20が設けられる。溝20は、第1の溝部20aと、上下幅が狭い第2の溝部20bとを有する。第2の溝部20bの一部に、第2の溝部20bより上下幅が拡大された拡大溝部20cを有する。テンプル側ヒンジ部材11の取付板部11aは、裏面側に付加部11cを有する。取付板部11aに、付加部11cからめくらのねじ孔13が設けられる。固定ねじ15を、拡大溝部20cに嵌着された座金16のねじ挿入孔16aに挿入して、めくらのねじ孔13に螺合することにより、テンプル側ヒンジ部材11がテンプル4に固定される。【選択図】図3

Description

本考案は、メガネフレームの智とテンプルの結合構造に関し、特に智と透明又は半透明材料を有するテンプルの結合構造に関する。
べっ甲や動物の角等の生物由来のメガネの材料は、優れた意匠性と希少性から、重宝されている素材である。メガネフレームにべっ甲等の生物由来の材料を採用したメガネは、高級品として市場に流通しており、例えば引用文献1に記載されたものがある。メガネフレームの智とテンプルの結合構造の従来例として、図7及び図8に示すものがある。メガネ100は、前方のリム30と、リム30に取り付けられたレンズ29と、リム30の両側に取り付けられたテンプル40と、リム30とテンプル40を回動可能に結合するヒンジ50を備える。リム30の側部30aには、凹部30bが形成され、智側ヒンジ部材51の取付部51aがリムの凹部30bに嵌め込まれ、固定されている。リム30において、智側ヒンジ部材51が取付けられている部分であるリム30の側部30aが智60である。なお、メガネフレーム28は、リム30が存在しないタイプもある。そのような場合は、智側ヒンジ部材が図示の構造と異なり、智側ヒンジ部材のガラス29に取付けられる部分である、例えば曲成された金具の部分が智となる。
図8及び図9(A)、(B)に示すように、テンプル側ヒンジ部材52は、テンプル40への取付板部52aと、その一端に設けられた可動駒52bを有し、可動駒52bが、智側ヒンジ部材51の受駒51bとヒンジ軸53によって回動可能に連結される。テンプル40には、テンプル40の智側端部40aからテンプルの長手方向に、テンプル側ヒンジ部材52の取付板部挿着用の溝41を備える。
テンプル側ヒンジ部材52は、テンプル40に設けられた取付板部挿着用の溝41に取付板部52aを挿入し、固定ねじ70を、取付板部52aに設けたねじ挿通孔52cに挿通し、テンプル40に設けたねじ孔40bに螺合して取付けられる。
実用新案登録第3207909号公報
しかし、上述した従来の智とテンプルとの結合構造において、テンプル40が、透明または半透明材料としてべっ甲を用いた場合、図9(B)に示すように、観察者90が側方からテンプル40を見ると、固定ねじ70の端部が、透明または半透明のテンプル40を通して目視されるため、意匠性が低下するという問題点があった。
本考案は、上記問題点に鑑み、透明または半透明材料を含むテンプルを用いた場合に、意匠性を向上させた智とテンプルの結合構造を、テンプルの厚みを増大させることなく実現することを目的とする。
本考案の第一の態様は、メガネフレームの智と、前記智にヒンジを介して取付けられるテンプルとを有する、智とテンプルの結合構造において、
透明または半透明材料を有するテンプルと、前記テンプルの内部に智側端部からテンプルの長手方向に設けられた取付板部挿着用の溝とを備え、
前記取付板部挿着用の溝は、テンプルの内部に位置する第1の溝部と、前記第1の溝部をテンプル裏面側に開口させ、かつ上下幅が前記第1の溝部の上下幅より狭い第2の溝部とを有し、
前記第2の溝部は、その一部に、上下幅が前記第2の溝部の上下幅より拡大された拡大溝部を有し、
前記テンプル側ヒンジ部材の取付板部は、そのテンプルの裏面側に、取付板部と一体に突出して設けられた厚み増大のための付加部を有すると共に、前記取付板部に、前記付加部から取付板部のテンプル表面側に向けて、めくらのねじ孔が設けられ、
前記テンプル側ヒンジ部材の取付け用部品として、固定ねじを挿入するねじ挿入孔が設けられた座金を備え、
前記拡大溝部に前記座金が嵌着され、前記固定ねじが前記座金の前記ねじ挿入孔に挿入されて、前記取付板部の前記めくらのねじ孔に螺合されることにより、前記テンプル側ヒンジ部材が前記テンプルに固定されるものである。
この態様においては、透明または半透明材料を有するテンプルに用いたメガネであっても、不透明材料が使用されるテンプル側ヒンジ部材をテンプルに固定する固定ねじが、メガネの側方(テンプルの表面側)から目視されなくなるので、意匠性が向上する。また、本考案のこの構成ではテンプルの厚みを大きくする必要がないので、べっ甲等の高価な材料をテンプルに用いた場合であっても、テンプルの厚みを大きくする必要がなく、省資源にも寄与する。
(2)また、本考案の第二の態様は、前記テンプル側ヒンジ部材の前記取付板部は、その智側端部に、智側ヒンジ部材に連結する可動駒を有するものである。
(3)また、本考案の第三の態様は、前記付加部と一部が一体をなし、かつ智側に延出するアーム部を有し、
前記アーム部の智側先端に、智側ヒンジ部材に連結する可動駒を有するものである。
(4)また、本考案の第四の態様は、前記アーム部が弾性材でなるものである。
本考案によれば、透明または半透明材料をテンプルに用い、テンプル側ヒンジ部材をテンプルに固定する固定ねじがメガネの側方(メガネを装着したときの頭部の反対側)から目視されなくなるので、意匠性が向上する。また、テンプルの厚みを大きくする必要がないので、べっ甲等の高価な材料をテンプルに用いた場合であっても、テンプルの厚みを大きくする必要がなく、省資源にも寄与する。
本考案による第一の実施の形態のメガネフレームの智とテンプルの結合構造を有するメガネを、一部を分解した状態で示す全体図である。 本考案の第一の実施の形態のメガネフレームの智とテンプルの結合構造を示す拡大分解斜視図である。 (A)は第一の実施の形態の智とテンプルの結合構造を示す側面図、(B)は(A)のE-E拡大断面図である。 本考案による第二の実施の形態のメガネフレームの智とテンプルの結合構造を有するメガネを、一部を分解した状態で示す全体図である。 本考案の第二の実施の形態のメガネフレームの智とテンプルの結合構造を示す拡大分解斜視図である。 (A)は本考案の第二の実施の形態の智とテンプルの結合構造を示す側面図、(B)は(A)のF-F拡大断面図である。 従来のメガネフレームの智とテンプルの結合構造を有するメガネを、一部を分解した状態で示す全体図である。 従来のメガネフレームの智とテンプルの結合構造を示す拡大分解斜視図である。 (A)は従来の智とテンプルとの結合構造を示す側面図、(B)は(A)のG-G拡大断面図である。
<第一の実施の形態>
図1は、本考案による第一の実施の形態のメガネフレームの智とテンプルの結合構造を備えたメガネの全体図である。メガネ1は、前方のリム2と、リム2に取り付けられたレンズ9と、リム2の両側に取り付けられたテンプル4と、リム2とテンプル4を回動可能に結合するヒンジ5とを備える。テンプル4はべっ甲、動物の角、又は樹脂等から製作される透明または半透明材料でなる。
図2に示すように、ヒンジ5は、智側ヒンジ部材10と、テンプル側ヒンジ部材11と、ヒンジ軸12を有する。これらの部材10~12は不透明の金属材料でなる。図1に示すリム2の側部2aには、ヒンジ5の智側ヒンジ部材10を固定するための凹部2bが設けられている。智側ヒンジ部材10は、取付板部10aと、受駒10b、10cを有する。智側ヒンジ部材10は、取付板部10aを、リム2の側部2aの凹部2bに嵌め込むことによって、リム2に取付けられる。また、智側ヒンジ部材10は、固定金具を用いる等の嵌め込み以外の取付方法によりリム2に取り付けてもよい。
なお、リム2において、ヒンジ5が取付けられている部分の周辺部である側部2aが智3である。また、メガネ1において、レンズ9以外の強度のある部分をまとめてメガネフレーム8と称することがある。この構造の代わりに、取付板部10aを図示と異なる曲成された構造とし、その取付板部10aをねじにより側部2aに固定する構造としてもよい。
テンプル側ヒンジ部材11は取付板部11aと可動駒11bを有する。智側ヒンジ部材10とテンプル側ヒンジ部材11は、智側ヒンジ部材10の受駒10bと10cの間に、テンプル側ヒンジ部材11の可動駒11bを嵌め、ヒンジ軸12を、受駒10bのねじ挿通孔10dおよび可動駒11bのねじ挿通孔11dに挿通し、受駒10cのねじ孔10eに螺合することによって回動可能に連結される。
図2に示すように、テンプル4には、その智側端部4aから、テンプル4の長手方向に沿って、取付板部挿着用の溝20が設けられる。取付板部挿着用の溝20は、テンプル4の内部に位置する第1の溝部20aと、第1の溝部20aをテンプル4の裏面4bに開口させる第2の溝部20bとを有する。第2の溝部20bの上下幅t2は、第1の溝部20aの上下幅t1より狭く形成されている。この取付板部挿着用の溝20は、例えばルーター等の工具で削ることにより形成される。すなわち、まず小径t2の直径の円盤形のこぎりで第2の溝部20bを形成した後、軸がt2より小径でかつ直径がt1の円盤形のこぎりで第1の溝部20aを形成する。第2の溝部20bは、その一部に、第2の溝部20bの上下幅t2より上下幅t3が拡大された拡大溝部20cを有する。この拡大溝部20cは、切削により形成することができる。
テンプル側ヒンジ部材11は、第1の溝部20aにテンプル側が挿着される取付板部11aとその智側端部に設けられた可動駒11bとからなる。取付板部11aの裏面、すなわちテンプル4の裏面4b側には、付加部11cが一体に突出して設けられる。この付加部11cは、取付板部11aにめくらのねじ孔を得るために必要な厚さを確保するために設けられるものである。
図示のように上下幅t4が、第2の溝部20bの上下幅t2より小さい例えば矩形の板を、取付板部11aにろう付け等により固着して設けることができる。この付加部11cは、取付板部11aに固着する代わりに、取付板部11aや可動駒11bと共に一体成形によって形成してもよい。
図2および図3(B)に示すように、テンプル側ヒンジ部材11に、付加部11cからテンプル4の表面4c側に向けてめくらのねじ孔13が設けられる。めくらのねじ孔とは、テンプル側ヒンジ部材11の取付板部11aを貫通しないねじ孔をいう。すなわち、図3(B)に示すように、付加部11cのねじ孔13aと取付板部11aのねじ孔13bとが、連続しためくらのねじ孔13として形成される。また、テンプル側ヒンジ部材11のテンプル4への取付け用部品として座金16を備える。この座金16は、テンプル4に設けられた拡大溝部20cに緊密を嵌まるサイズを有する矩形をなす。この座金16は、テンプル側ヒンジ部材11を固定するための固定ねじ15を挿入するねじ挿入孔16aを有する。
テンプル側ヒンジ部材11のテンプル4への取付けは、取付板部11aを第1の溝部20aに挿入し、かつ付加部11cを第2の溝部20bに嵌め、付加部11cが拡大溝部20cに対応する箇所までテンプル側ヒンジ部材11を移動させる。そして、拡大溝部20cに座金16を嵌める。その後、固定ねじ15を、拡大溝部20cに嵌着された座金16のねじ挿入孔16aに挿入して、テンプル側ヒンジ部材11に設けられためくらのねじ孔13に螺合する。これにより、テンプル側ヒンジ部材11をテンプル4に固定することができる。すなわち、拡大溝部20cに座金16が嵌着され、固定ねじ15でテンプル4に固定されることにより、テンプル側ヒンジ部材11のテンプル4の長手方向の移動が阻まれる。
なお、この実施の形態における各構成部品、部位の寸法例を、図3(B)に示す。この例においては、テンプル4の表面4cから第1の溝部20aの底部までの幅aは1.6mm、取付板部11aの幅(すなわち第1の溝部20aの幅)bは1.2mm、付加部cの幅は0.5mm、座金16の幅dは1.2mmである。テンプル4におけるテンプル側ヒンジ部材11の取付け部の厚みT1は、約4.5mmである。
この例において、従来のように、付加部11cを有しない場合は、取付板部11aの厚みbが1.2mmとなり、仮に取付板部11aに0.3mmのピッチのねじ溝を有するねじ孔を穿設し、しかもめくらのねじ孔を形成しようとすると、めくら孔とするため(すなわち貫通孔にしないため)の非穿設部11a1に必要な厚みを0.2mm(=e)と仮定すると、
b-e=1.2mm-0.2mm=1.0mm
がめくらのねじ孔の深さとなる。そして仮にそのねじ孔のねじ溝のピッチを0.3mmと仮定すると、1.0/0.3≒3.3、すなわち実現可能はねじ孔のピッチ数は約3.3ピッチとなり、固定ねじ15との結合強度を確保する上では十分なピッチ数が得られない。
一方、図3(B)の例のように、取付板部11aの厚みbに、付加部11cの厚み0.5mmが加われば、付加部11cを加えた取付板部11aの厚みは、b+cとなり、めくらのねじ孔13の形成可能な深さは、
b+c-e=1.7mm-0.2mm=1.5mm
となる。このため、実現可能なねじ孔のピッチ数は、1.5/0.3=5、すなわち5ピッチとなり、固定ねじ15との結合強度を確保する上では十分なピッチ数が得られる。即ち、めくらのねじ孔13bは、従来の貫通する場合のねじ孔に比べて短くなるところ、ねじ孔13aを有する付加部11cを設けたことにより、ねじ孔13bにねじ孔13aの長さが加えられて、ねじ孔13が構成されて固定のための強度が足りる長さのねじ溝が確保できる。なお、上記の寸法例は一例にすぎず、本考案はこの寸法に限定されない。
この構成によれば、不透明材料が使用されるテンプル側ヒンジ部材11に設けるねじ孔13がめくらのねじ孔とすることができるので、図3(B)に示すように、観察者90がテンプルの表面側(メガネの側方)から透明または半透明のテンプル4を観察しても、固定ねじ15の先端は目視できない。このため、メガネの意匠性が向上する。
また、テンプル側ヒンジ部材11の取付板部11aに付加部11cを設けて、その付加部11cからねじ孔13を設けたので、テンプル側ヒンジ部材11を固定するめくらのねじ孔として、十分な結合強度が得られるピッチを確保することができる。このため、図3(B)に示すテンプル4の厚さT1を厚くする必要がない。そのため、べっ甲その他の高価な材料をテンプルに用いた場合であっても、テンプルの厚みを大きくする必要がなく、省資源にも寄与する。
また、ねじ孔13aをめくらとしたため、取付板部11aの側面に固定ねじ15の先端が現れない外観となることから、取付板部11aの側面がフラットな面となるため、取付板部11aの表面に模様や文字等の何らかのデザインを追加することにより、外観上さらに優れたテンプル4が実現できる。
<第二の実施の形態>
図4、図5、図6は本考案の第二の実施の形態を示す。図4~図6において、図1~図3と同じ符号は同じまたは等価の機能を有する部品または部分を示して重複する説明を省略する。この第二の実施の形態においても、テンプル4に設ける第2の溝部20bの上下幅t2は、第1の溝部t1より狭い。また、第2の溝部20bには、上下幅t3が第2の溝部t2より拡大された拡大溝部20cを有する。
第二の実施の形態が第一の実施の形態と異なる点は、テンプル側ヒンジ部材11Xがアーム部11fを有することである。アーム部11fの先端に可動駒11bが設けられ、この可動駒11bに、受駒10b、10cに前記同様の構造でヒンジ軸12により連結される。すなわち、可動駒11bが智側ヒンジ部材10に連結される。
この第二の実施の形態においては、アーム部11fのテンプル側先端に設けられた付加部11eが、テンプル側ヒンジ部材11Xの取付板部11aにろう付け等により固着される。そして、このアーム部11fの付加部11eが、第一の実施の形態の付加部11cの役目を果たす。図5および図6(A)に示すように、アーム部11fは、付加部11eを含めて、第2の溝部20bの上下幅t2よりやや狭い上下幅t4を有する。
この実施の形態においては、アーム部11fは、取付板部11aとの間隔が、智側の方がより大きくなる傾斜した形状を有する。そして、前記上下幅が、t2>t4の関係を有することにより、アーム部11fとして弾性材を用いた場合には、弾性変形することが可能である。
この実施の形態においては、図6(B)に示すように、付加部11eのねじ孔13cと取付板部11aのねじ孔13dとが、連続しためくらのねじ孔13xとして形成される。そして、固定ねじ15を、拡大溝部20cに嵌着された座金16のねじ挿入孔16aに挿入して、テンプル側ヒンジ部材11Xに設けられためくらのねじ孔13xに螺合する。これにより、テンプル側ヒンジ部材11Xをテンプル4に固定することができる。すなわち、拡大溝部20cに座金16が嵌着され、固定ねじ15でテンプル4に固定されることにより、テンプル側ヒンジ部材11Xのテンプル4の長手方向の移動が阻まれる。
この第二の実施の形態においても、不透明材料が使用されるテンプル側ヒンジ部材11Xに設けるねじ孔13xがめくらのねじ孔でなるので、図6(B)に示すように、観察者90がメガネの外側から透明または半透明のテンプル4を観察しても、固定ねじ15の先端は目視できない。このため、メガネの意匠性が向上する。
また、テンプル側ヒンジ部材11の取付板部11aに付加部11eを設けて、その付加部11eからねじ孔13xを設けたので、テンプル側ヒンジ部材11を固定するねじ孔として、十分な結合強度が得られるピッチを確保することができる。このため、図3(B)に示すテンプル4の厚さT2を厚くする必要がない。そのため、べっ甲その他の高価な材料をテンプルに用いた場合であっても、テンプルの厚みを大きくする必要がなく、省資源にも寄与する。
また、取付板部11aの表面に模様等の何らかの描かれたデザインを施すことにより、固定ねじ15による外観への影響が出ない外観上さらに優れたテンプル4が実現できる。
また、テンプル側ヒンジ部材11Xがアーム部11fを有する構造としたので、アーム部11fの構造を選択することでメガネフレーム8とテンプル4との位置関係の自由度があがり、設計の自由度があがる。さらに、アーム部11fの材質に弾性材を用いれば、リム2やテンプル4に衝撃を受けた場合に、両者間での衝撃が緩和され、破損しにくくなる。
以上本考案を実施の形態により説明したが、テンプル4は、透明または半透明材料を有するテンプルとして、バラフ(透明材料又は半透明材料に不透明な部分がまだらに含まれるもの)のべっ甲を採用してもよい。また、本考案を実施する場合、本考案の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変更、付加を行なうことが可能であり、本考案は上記実施の形態で示した例に限定されないことはいうまでもない。
2 リム
3 智
4 テンプル
5 ヒンジ
10 智側ヒンジ部材
11、11X テンプル側ヒンジ部材
11a 取付板部
11b 可動駒
11c、11e 付加部
11f アーム部
13、13x めくらのねじ孔
15 固定ねじ
16 座金
16a ねじ挿入孔
20 取付板部挿着用の溝
20a 第1の溝部
20b 第2の溝部
20c 拡大溝部

Claims (4)

  1. メガネフレームの智と、前記智にヒンジを介して取付けられるテンプルとを有する、智とテンプルの結合構造において、
    透明または半透明材料を有するテンプルと、前記テンプルの内部に智側端部からテンプルの長手方向に設けられた取付板部挿着用の溝とを備え、
    前記取付板部挿着用の溝は、テンプルの内部に位置する第1の溝部と、前記第1の溝部をテンプルの裏面側に開口させ、かつ上下幅が前記第1の溝部の上下幅より狭い第2の溝部とを有し、
    前記第2の溝部は、その一部に、上下幅が前記第2の溝部の上下幅より拡大された拡大溝部を有し、
    前記テンプル側ヒンジ部材の取付板部は、そのテンプルの裏面側に、取付板部と一体に突出して設けられた厚み増大のための付加部を有すると共に、前記取付板部に、前記付加部から取付板部のテンプルの表面側に向けて、めくらのねじ孔が設けられ、
    前記テンプル側ヒンジ部材の取付け用部品として、固定ねじを挿入するねじ挿入孔が設けられた座金を備え、
    前記拡大溝部に前記座金が嵌着され、前記固定ねじが前記座金の前記ねじ挿入孔に挿入されて、前記取付板部の前記めくらのねじ孔に螺合されることにより、前記テンプル側ヒンジ部材が前記テンプルに固定される
    ことを特徴とする智とテンプルの結合構造。
  2. 請求項1に記載の智とテンプルの結合構造において、
    前記テンプル側ヒンジ部材の前記取付板部は、その智側端部に、智側ヒンジ部材に連結する可動駒を有する
    ことを特徴とする智とテンプルの結合構造。
  3. 請求項1に記載の智とテンプルの結合構造において、
    前記付加部と一部が一体をなし、かつ智側に延出するアーム部を有し、
    前記アーム部の智側先端に、智側ヒンジ部材に連結する可動駒を有する
    ことを特徴とする智とテンプルの結合構造。
  4. 請求項3に記載の智とテンプルの結合構造において、
    前記アーム部は弾性材でなる
    ことを特徴とする智とテンプルの結合構造。
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