JP3239642B2 - フレキシブルプリント配線板の接続端子押圧装置 - Google Patents

フレキシブルプリント配線板の接続端子押圧装置

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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/325Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by abutting or pinching, i.e. without alloying process; mechanical auxiliary parts therefor
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    • H05K3/36Assembling printed circuits with other printed circuits
    • H05K3/361Assembling flexible printed circuits with other printed circuits

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電気部品等に所定
のピッチで配列されている複数の接続端子に、フレキシ
ブルプリント配線板に同様にして配列されている複数の
接続端子を重ね、フレキシブルプリント配線板の接続端
子側を押圧することによって、両者を電気的に接続させ
るようにした押圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、回路の集積化等に伴い、各種電気
部品の接続端子の数も急激に増え、且つ端子間のピッチ
も微細化されてきたが、このような接続端子に、フレキ
シブルプリント配線板に設けられた接続端子を、押圧装
置によって接離可能に接続する技術が知られている。こ
のような接続技術は、勿論、電気製品,測定器等におい
て通常のコネクタとしても利用できるが、電気部品等の
検査段階や試作品の製作,試験段階における重要な技術
とされている。
【0003】例えば、特開平2−78969号公報に
は、液晶表示装置の電気的特性検査に使用される検査装
置が示されている。この例からも分かるように、液晶表
示装置のガラス基板には複数の外部接続端子が微細なピ
ッチで設けられているため、フレキシブルプリント配線
板に設けられた接続端子も同様なピッチで配列されてい
る。そして、これらの接続端子を電気的に接続させるた
めには、フレキシブルプリント配線板側から押圧装置に
よって押し付けるようにするが、複数の接続端子を一度
に押し付けるため、いくら柔軟なフレキシブルプリント
配線板側から押しているとはいえ、各配線端子ごとに掛
かる接触圧を一定化させることが極めて難しい。また、
それだからということで、全体の押圧力を大きくする
と、ガラス基板の各領域における応力に差異が生じ、表
示部の色調に影響を及ぼしてしまう。そのため、接触圧
を一定化できる簡単で有効な改良技術の出現が望まれて
いる。
【0004】また、特開平6−112373号公報に
は、ICパッケージ等の電気部品を着脱可能に装着し、
その電気部品を各種プリント配線板に電気的に接続し得
るようにしたICソケットが示されている。ICパッケ
ージには種々のタイプがあり、その接続端子は、ICを
一体的に載置した硬質の基板に設けられているものや、
この公報に記載されているQFPタイプのように、硬質
のリード端子が本体から四方へ突き出している形式のも
のもある。そして、この公報においては、ICソケット
側に設けられたフレキシブルプリント配線板の上にIC
パッケージを載せ、その硬質の接続端子を上方からパッ
ドで押さえることにより、ICパッケージとICソケッ
トとの電気的接続ができるようになされている。しかし
ながら、このように硬質の接続端子側から押圧部材(パ
ッド)で押圧するのは、単に接触させるだけであるなら
ば良いとしても、上記したように各配線端子に掛かる接
触圧を一定化させるためには適当とは言えない。従っ
て、この種の装置においてもフレキシブルプリント配線
板側から押圧するのに適した押圧装置の出現が望まれて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来、上記
のようなフレキシブルプリント配線板の押圧部材として
は、金属製の平板やシリコンゴム製のものを用いること
が多かった。しかしながら、金属製の平板の場合には、
図15に示すように硬質の基板側における端子面の高さ
が均一でないと、両端子間に接触しなかったり接触圧の
不十分な所ができ、均一な接触圧(即ち、接触抵抗)が
得られないという問題点があった。また、シリコンゴム
製の場合には、シリコンゴム自体が柔軟な材質であるこ
とと、押圧部材は通常細長く形成されることから、その
長手方向の両端部における押圧力が、中央部分における
押圧力よりも小さくなってしまうという問題点があっ
た。更に、シリコンゴム製の押圧部材の形状を図16に
示すようにしたものもある。しかし、このようにすると
上記のように端子面の高さの不均一性に対しては、金属
製平板の場合より良くなるが、シリコンゴムに上方から
加えられる押圧力は、シリコンゴムの各部において、実
線矢印で示すように下方のみならずその膨らみ方向へ分
散され、実際に端子間に加わる接触圧が小さくなってし
まうため、必要以上に大きな押圧力が必要になるという
問題点があった。
【0006】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的とするところは、各
種電気部品等に所定のピッチで配列されている複数の接
続端子に、フレキシブルプリント配線板に同様にして配
列されている複数の接続端子を重ね、フレキシブルプリ
ント配線板の裏面から所定の力で押圧し、それらの端子
間に略均等の接触圧が得られるようにした簡単な構成の
押圧部材を備えている押圧装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明の押圧装置は、弾性体に、所定形
状の複数の剛性体を、間隔をもった分布で、それらの一
部が同一面において略同一量だけ露出するようにして埋
設した押圧部材を備え、前記押圧部材は上記露出部によ
って、前記フレキシブルプリント配線板を裏面側から押
圧することにより該フレキシブルプリント配線板の接続
端子に押圧力を与えるように構成されている。
【0008】また、好ましくは、本発明の押圧装置は、
前記フレキシブルプリント配線板の各接続端子が、細長
い端子面を有しており且つそれらが並行的に配列されて
おり、また前記押圧部材の剛性体が略球体をしており、
それらは複数列に且つ並行的に配列されていて、前記剛
性体の配列を前記端子面の配列に対し所定角度傾斜させ
て押圧するように構成されている。
【0009】
【実施例】本発明の実施例を、図1乃至図7を用いて、
液晶表示板の検査装置に適用した場合で説明する。図1
は本実施例の押圧装置を用いた液晶表示板用検査装置の
分解斜視図である。図2は押圧装置を被押圧側から視た
底面図であり、図3は押圧状態を示す要部断面図であ
る。図4は本実施例における押圧部材の斜視拡大断面図
である。図5は押圧部材の製作方法の一例を示す説明図
であり、図6は押圧部材がフレキシブルプリント配線板
を押圧している状態を示す説明図である。図7は本実施
例と従来の他の例との実験比較データを示す図である。
【0010】先ず、図1乃至図3によって、液晶表示板
用検査装置の全体の構成を説明する。図1において、液
晶表示板1は、ガラス等からなる透明な絶縁基板2を有
し、その上に液晶表示部3が形成されている。絶縁基板
2の表面周囲には、液晶表示部3内に配置された各表示
素子に接続されている複数の接続端子4が、極めて微細
な間隔で配列されている。この接続端子4は、通常、酸
化インジウム膜(ITO)の電極膜で形成されている。
液晶表示板1は、基台5の上に、位置決めされて、載置
される。液晶表示板1が透過型であるときは、基台5内
に照明装置が配置される。
【0011】押圧装置6は、絶縁基板2の周辺部に形成
されている接続端子4に、その上部からフレキシブルプ
リント配線板8を押し当てるためのものであって、この
押圧装置6は、押圧板7と、複数枚のフレキシブルプリ
ント配線板8と、複数個の押圧部材9とから構成されて
いる。フレキシブルプリント配線板8と押圧部材9と
は、夫々接着剤12によって押圧板7に取り付けられて
おり、フレキシブルプリント配線板8はその先端部にお
いて絶縁フイルム10上に銀ペーストが施されて接続端
子11を形成している。接続端子4の数と接続端子11
の数とは同じであり、それらの端子間のピッチも同じで
ある。押圧部材9は、図2に示すように押圧板7に千鳥
状に配設されている。
【0012】図1に示しているように、フレキシブルプ
リント配線板8の一端部にはコネクタ13が取り付けら
れており、基板14に設けられているコネクタ15に接
続可能となされている。コネクタ15は、液晶表示板1
の駆動回路に接続されており、この駆動回路によって液
晶表示部3に表示された状態を、目視等によって検査す
ることになる。また、押圧装置6の上部には、押圧装置
6を押すための重量体16と、その位置決め調整をする
ことが可能な支持枠17が設けられている。
【0013】上記の押圧部材9は、図4に示すように、
板状の弾性体9aの中に複数個の球形の剛性体9bが各
々の間に間隔をもたせて、概ね均一な分布で埋設されて
いる。弾性体9aは、シリコンゴムが好ましいが、耐候
性があり且つ弾力性のあるものであればどの様な材質の
ものでもよく、勿論普通のゴムであってもよい。また、
球形の剛性体9bは、鋼球であることが好ましいが、特
にそれにはこだわらず、ガラスビーズ,セラミック球等
であってもよい。
【0014】そこで、このような押圧部材9をシリコン
ゴムと鋼球で製作する場合の一例を、図5を用いて簡単
に説明しておく。所定の形状をもたせたトレイ18の底
面に複数のディンプル18aを形成し、そのディンプル
18a内に夫々鋼球9bを配置する。次に、そこへシリ
コンゴム9aを流し込み、完全に固まったあと、トレイ
18から取り出す。このようにして製作された押圧部材
9は、.図4に示すように剛性体9bの一部が、板状の
弾性体9aの一方の面からだけ突き出た構成となる。勿
論、流し込むシリコンゴムの量を少なくすれば、剛性体
9bが板状の弾性体9aの両面から突き出た構成にする
こともできる。尚、押圧部材9の各剛性体9b間の全て
に弾性体9aが介在しないと、各剛性体9bがスムーズ
に動けないことがあるので、各ディンプル18aの間隔
はそれに応じてある程度以上空けて形成することが望ま
しい。また、ディンプル18aは、各剛性体9bの大き
さが、先に述べた接続端子4及び11の長さに比べて非
常に小さい場合は、完全に均一な分布状態に設ける必要
はなく、押圧部材9全体に、概ね均一に各剛性体9bが
埋設されるように形成すればよい。
【0015】液晶表示板1を検査する場合には、図3に
示されているように、このような押圧部材9を、フレキ
シブルプリント配線板8側から押し付けることによっ
て、接続端子4と接続端子11を電気的に接続する。そ
の際、例えば図6に示すように、基板2に形成されてい
る接続端子4の高さが全て均一でなかったとしても、押
圧板7の下降によって加えられる押圧力は、弾性体9a
の弾力性を利用して全ての接続端子間を接触させること
ができる。しかも、フレキシブルプリント配線板8に対
する押圧は、直接には剛性体9bによって行われるの
で、下方向への力の伝達効率が良く、また上記のように
接続端子4の高さに多少の差があっても、各剛性体9b
の間に介在する弾性体9aの作用で、各剛性体9bは独
立して上下動できるので、略均一な接触圧を得ることが
できる。
【0016】図7には、上記の構成の実施例に沿って製
作された鋼球入りシリコンゴムの押圧部材9でフレキシ
ブルプリント配線板8を押圧した場合と、殆ど弾性変形
しない剛体の金属平板で同じフレキシブルプリント配線
板8を押圧した場合と、弾性変形可能なシリコンゴム製
のブロックでやはり同じフレキシブルプリント配線板8
を押圧した場合との、各接続端子4での抵抗値のバラツ
キ幅を測定した結果を示したものである。尚、この場合
の押圧部材9に用いられた鋼球の直径は0.5ミリであ
る。抵抗値の測定は、テスターの一端をフレキシブルプ
リント配線板8に接続し、触子を液晶表示板1の接続端
子4を形成する酸化インジウム膜(ITO)の一つ一つ
に接触させて行った。この図7を視れば一目瞭然であ
り、本発明の効果は明白である。即ち、良い押圧部材の
条件は、全接続端子が確実に接触されること、低抵抗値
が得られるように接続されること、各端子間における抵
抗値にバラツキが小さいことであるが、鋼球入りシリコ
ンゴムは明らかに優れた効果を発揮している。
【0017】本発明における押圧部材の構成は、上記の
実施例に限定されるものではない。従って、その他の例
を図8乃至図14を用いて以下に説明する。先ず、図8
に断面図で示した例は、剛性体9bを棒状に形成したも
のである。材質は上記の球形のものと略同様に種々のも
のが適用できるが、加工上,コスト上,強度等のことを
考慮すると、鉄,燐青銅等が好適である。また形状は丸
棒であっても角棒であっても構わない。更に、各棒の配
置関係は、図4に球形の剛性体9bの場合で示したよう
に、縦と横をきちんと整列させるようにしてもよいし、
また以下に説明する球形の剛性体9bに代えて、各種の
構成、各種の配列方法を採用しても構わない。本発明に
おける剛性体の形状をこのように棒状にすると、球形の
ものに比べて接続端子間のピッチが微細なものに対応す
るのに有利となる。
【0018】図9は、他の押圧部材9の例を示す部分平
面図であり、球形の剛性体9bを透視的に示したもので
ある。前記したように、剛性体を図4に示すような配列
にした場合、接続端子間が微細なピッチのものに対応さ
せるようにするためには、球形の剛性体は棒状のものに
比較して明らかに不利となる。図9に示すものは、その
点を少しでも改善するようにしたものである。この例に
よれば、配列された剛性体9bの球心を縦・横に結ぶ直
線間を、何れも狭くできることが分かる。従って、この
場合、接続端子の長手方向に沿って縦方向を合わせるよ
りも、横方向を合わせる方が、より微細なピッチに対応
させることができることになる。
【0019】図10は、図9に示したものと同様に、球
形の剛性体9bの配列方法の一例を示した説明図であ
る。この図においては、二列に並べられている剛性体9
bの球 心を結ぶ直線が、フレキシブルプリント配線板
8の接続端子11の長手方向に対 して斜めとなるよう
になされている。尚、図において、剛性体9bの中心部
に描 かれた小さい丸は、剛性体9bがフレキシブルプ
リント配線板8を押圧する有効面積を示している。図を
見て分かるように、各接続端子11は何れもどれかの剛
性体9bによって押圧されている。従って、剛性体9b
の形状が球形であっても、このようにすることによって
可成り微細なピッチの接続端子構成に対しても対応が可
能となる。
【0020】図9及び図10では、フレキシブルプリン
ト配線板8に対する球形剛性体9bの配置例について説
明したが、以下、押圧部材9の異なる構成について、説
明する。図11(a)には、図4に示されているような
球状の剛性体9bの一部が板状の弾性体9aの一方の面
からのみ露出している押圧部材9を、それらの露出部が
両面となるようにして、接着剤で二枚重ね合わせたもの
が示されている。このような構成の押圧部材は、図11
(b)のようにして使用される。即ち、この場合には、
一枚のフレキシブルプリント配線板8を屈曲させて押圧
部材の両面に接触させ、更にそれらの両側から二枚の基
板2,2を押し付けて、各基板2の接続端子とフレキシ
ブルプリント配線板8の接続端子との電気的接続を行わ
せるようにするものである。
【0021】図12には、上記とは異なる構成の押圧部
材が示されている。個々に示されたものは、球状の剛性
体9bがその一部を板状の弾性体9aの両面に露出させ
ている。従って、これを押圧板7で直接押圧した場合に
は、図15に示したものと実質的に同じとなってしま
う。そこで、図12(a)に示すものは、もう一枚の板
状の弾性体9a′を介して押すことにし、所定の効果を
得るようにしている。図12(b)に示すものは、剛性
体9b相互の間隔を空けることにより、同じものを二
枚、両者の剛性体が干渉し合わないようにして重ね合わ
せたものである。即ち、剛性体9bを両面から露出させ
ている二枚の板状の弾性体9aを、該剛性体9bの露出
部の位置を両者間でずらした状態にして重ね合わせたも
のである。図12(c)は、図12(b)に示したもの
を図11(b)に示したようにして使用する場合を示し
ている。
【0022】図13(a)は、押圧部材9を円柱状に形
成した場合を示している。この場合においても、剛性体
9bはその一部だけを円周面から露出させている。この
ような構成の押圧部材9は、図13(b)に示されてい
るように、押圧板7に設けられた凹部7aに接着剤12
等で適宜固定されて使用される。また、図14には、押
圧部材9を円筒状に形成した場合が示されている。この
場合にも、円柱状にしたものと同様に図13(b)に示
されたようにして使用される。但し、円筒状のものの場
合には、剛性体9bは、弾性体9aの外周面のみなら
ず、内周面にもその一部を露出させるようにして構わな
い。更に、これらの円柱形及び円筒形の押圧部材9は、
接着剤12を用いず凹部7a内に嵌め込むだけにし、そ
の弾性力を利用して着脱可能としてもよい。そのように
することによって、その都度、最善の外周面を選択する
ことができる。
【0023】上記のように、図11乃至図14において
は、押圧部材9の各構成のみについて説明したが、これ
らの構成においても図9及び図10に関連して述べたよ
うに、剛性体9bの配列を種々選択することが可能であ
り、また剛性体9b形状も球状に限定されず、棒状であ
ってもその他の形状であっても構わない。また、図2に
おいては、押圧部材9を千鳥状に配置しているが、押圧
部材9の大きさを大きくすることによって、数を少なく
することが可能であるし、場合によっては液晶表示板1
の各辺に1個ずつ配置するだけで済むようにすることも
可能である。更に、先にも述べたように、本発明は、液
晶表示板の検査装置以外に、ICソケットやコネクタ
等、種々の電気部品,種々の回路との電気的接続にも用
いることができるものである。また、実開平6−211
60号公報に記載されているようなタイプの、フレキシ
ブルプリント配線板相互の接続用押圧装置としても使用
することが可能である。要するに、本発明による押圧装
置は、フレキシブルプリント配線板を直接押圧できるよ
うに配置されていればよく、また上記したように、押圧
装置を移動させずに、硬質の基板側を移動させて押圧す
るようにすることを妨げるものではない。
【0024】
【発明の効果】上記のように、本発明の押圧部材は、弾
性体に、所定形状の複数の剛性体を、間隔をもった分布
で、それらの一部が同一面において略同一量だけ露出す
るようにして埋設した構成にしたので、電気部品等の接
続端子とフレキシブルプリント配線板の接続端子との間
に、フレキシブルプリント配線板側から各接点間に略均
等な接触圧をあたえることができ、しかも構成が簡単で
あるため、製作が容易であり、コストメリットも大きい
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の押圧装置を用いた液晶表示板用検査
装置の分解斜視図である。
【図2】押圧装置を被押圧側から視た底面図である。
【図3】押圧装置の押圧状態を示す要部断面図である。
【図4】本実施例における押圧部材の斜視拡大断面図で
ある。
【図5】本実施例における押圧部材の製作方法の一例を
示す説明図である。
【図6】本実施例の押圧部材がフレキシブルプリント配
線板を押圧している状態を示す説明図である。
【図7】本実施例と他の例との実験比較データを示す図
である。
【図8】剛性体の形状を棒状に形成した場合における押
圧部材の部分断面図である。
【図9】球状剛性体の異なる配列状態を透視的に示した
押圧部材の部分平面図である。
【図10】フレキシブルプリント配線板の接続端子に対
する球状剛性体の更に異なる配列例を示す説明図であ
る。
【図11】本発明における押圧部材の他の構成例を示す
説明図であり、(a)は押圧部材の構成を、(b)は押
圧状態を示している。
【図12】押圧部材の更に他の構成例を示す説明図であ
り、(a)は片面で押圧する場合の第1の例を、(b)
は片面で押圧する場合の第2の例を、(c)は両面で押
圧する場合の例を示している。
【図13】(a)は押圧部材を円柱形に構成した場合の
説明図であり、(b)はその使用形態を示す説明図であ
る。
【図14】押圧部材を円筒形に構成した場合の説明図で
ある。
【図15】殆ど弾性変形しない金属平板の押圧部材によ
る押圧状態を示す説明図である。
【図16】弾性変形可能なシリコンゴム製の押圧部材に
よる押圧状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 液晶表示板 2 絶縁基板 3 液晶表示部 4,11 接続端子 5 基台 6 押圧装置 7 押圧板 8 フレキシブルプリント配線板 9 押圧部材 9a 弾性体 9b 剛性体 10 絶縁フイルム

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気部品等に所定のピッチで配列されて
    いる複数の接続端子に、フレキシブルプリント配線板に
    同様のピッチで配列されている複数の接続端子を重ね、
    フレキシブルプリント配線板の裏面側から接続端子に押
    圧力が加わるようにすることにより該電気部品等と該フ
    レキシブルプリント配線板とを電気的に接続するように
    した押圧装置において、弾性体に、所定形状の複数の剛
    性体を、間隔をもった分布で、それらの一部が同一面に
    おいて略同一量だけ露出するようにして埋設した押圧部
    材を備え、前記押圧部材は上記露出部によって、前記フ
    レキシブルプリント配線板を裏面側から押圧することに
    より該フレキシブルプリント配線板の接続端子に押圧力
    を与えるようにしたことを特徴とするフレキシブルプリ
    ント配線板の接続端子押圧装置。
  2. 【請求項2】 前記フレキシブルプリント配線板の各接
    続端子は細長い端子面を有し且つそれらが並行的に配列
    されており、また前記押圧部材の剛性体は複数列且つ並
    行的に配列されていて、前記剛性体の配列を前記端子面
    の配列に対し所定角度傾斜させて押圧するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルプリント
    配線板の接続端子押圧装置。
  3. 【請求項3】 前記弾性体が板状をしており、前記剛性
    体は一方の面からのみ一部露出するようにしたことを特
    徴とする請求項1又は2に記載のフレキシブルプリント
    配線板の接続端子押圧装置。
  4. 【請求項4】 前記押圧部材は、前記弾性体が板状をし
    ており、前記剛性体はその両面から露出し、その一方の
    露出面に他の弾性体を重ねて構成されていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載のフレキシブルプリント配
    線板の接続端子押圧装置。
  5. 【請求項5】 前記押圧部材は、前記弾性体が前記剛性
    体を一方の面からだけ露出させた板状をしており、その
    ような二枚の弾性体が夫々の剛性体露出面を両面とする
    ようにして重ね合わされて構成されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載のフレキシブルプリント配線
    板の接続端子押圧装置。
  6. 【請求項6】 前記押圧部材は、前記剛性体を両面から
    露出させている二枚の板状の弾性体を、該剛性体の露出
    部の位置を両者間でずらした状態にして重ね合わせるこ
    とにより構成されていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載のフレキシブルプリント配線板の接続端子押圧
    装置。
  7. 【請求項7】 前記弾性体が円柱形をしており、前記剛
    性体の露出面がその円周面であることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のフレキシブルプリント配線板の接続
    端子押圧装置。
  8. 【請求項8】 前記弾性体が円筒形をしており、前記剛
    性体の露出面がその外周面であることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のフレキシブルプリント配線板の接続
    端子押圧装置。
  9. 【請求項9】 前記剛性体が略球形をしていることを特
    徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のフレキシブル
    プリント配線板の接続端子押圧装置。
  10. 【請求項10】 前記剛性体が略棒状をしていることを
    特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載のフレキシブ
    ルプリント配線板の接続端子押圧装置。
  11. 【請求項11】 前記弾性体がシリコンゴムであること
    を特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載のフレキ
    シブルプリント配線板の接続端子押圧装置。
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