JP2003066101A - 接点シートおよびそれを用いた測定用治具 - Google Patents

接点シートおよびそれを用いた測定用治具

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JP2003066101A
JP2003066101A JP2001250517A JP2001250517A JP2003066101A JP 2003066101 A JP2003066101 A JP 2003066101A JP 2001250517 A JP2001250517 A JP 2001250517A JP 2001250517 A JP2001250517 A JP 2001250517A JP 2003066101 A JP2003066101 A JP 2003066101A
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Satoshi Hayakawa
聡 早川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分なストロークを確保して被測定デバイス
の全ての端子と回路基板上の対応する端子との間の導通
をより確実なものにする。 【解決手段】 接点シート1Aの各接点部11Bと、回
路基板4上の対応する各端子4aとが接触するように回
路基板4に接点シート1Aを固定する。被測定デバイス
2の各端子2aが接点シート1Aの各接点部11Aと一
致するように接点シート1Aの上から被測定デバイス2
を押圧する。この押圧により、2枚の絶縁シート8A,
8Bの弾性部材9に密着し、各接点部11A,11Bが
弾性部材9の貫通穴12内の金属球10A,10Bを押
圧し、金属球10A,10Bが互いに弾性部材9の横方
向に逃げて貫通穴12を横に押し広げ、被測定デバイス
2の各端子2aが金属球10A,10Bを介して回路基
板4上の各端子4aと導通接続される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアンプ、ミ
キサ、フィルタやこれらの複合デバイスの他、CPU、
メモリ等の電子部品の各種特性測定を行う際の電気的接
続に用いられる接点シートおよびそれを用いた測定用治
具に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばアンプ、ミキサ、フィルタやこれ
らの複合デバイスの他、CPU、メモリ等の電子部品
は、製品を組み立てるにあたって、回路基板上の所定位
置にハンダ付けされる。
【0003】この種の電子部品は、実際に回路基板上に
ハンダ付けする前に各種特性測定が行われる。そして、
この種の電子部品を被測定デバイス(被試験デバイス:
DUT(device under test))として各種特性測定を行
う場合、テストフィクスチャと称する測定用治具が用い
られる。テストフィクスチャは、特性測定装置に予め電
気的に配線接続された治具であり、自動交換装置等を用
いて被測定デバイスが簡単に交換できるように構成され
ている。
【0004】ところで、被測定デバイスを順次交換して
測定を行う際には、この被測定デバイスに対応した各種
構造の接点シートをテストフィクスチャに装着し、この
接点シートを介して被測定デバイスの各端子とテストフ
ィクスチャに設けられる回路基板上の各端子との間の導
通接続がなされる。
【0005】図10乃至図12は従来の接点シートの構
成を示す図である。図10および図11に示す接点シー
ト31は、本体がシート状のゴムからなる弾性部材32
で構成される。弾性部材32の内部には、導電部材とし
ての多数の導電粒子33が被測定デバイス34の端子3
4aの位置に対応して分散されている。
【0006】図10および図11の接点シート31を用
いた構成では、被測定デバイス34が接点シート31の
上方から押圧されると、接点シート31の弾性部材32
が撓んで厚さ方向に微小に変位する。この弾性部材32
の微小の変位により、接点シート31内部の導電粒子3
3同士が接触し、被測定デバイス34の各端子34aと
回路基板35上の対応する各端子35aとの間が接点シ
ート31の導電粒子33を介して導通接続される。
【0007】図12に示す接点シート41は、本体が図
10および図11の接点シート31と同様のシート状の
ゴムからなる弾性部材42で構成される。弾性部材42
の内部には、導電部材としての導電性ワイヤ43が所定
間隔(例えば被測定デバイス34の端子34aのピッチ
よりも細かいピッチ)毎に表面および裏面に露出して設
けられている。
【0008】図12の接点シート41を用いた構成で
は、被測定デバイス34が接点シート41の上方から押
圧されると、接点シート41の弾性部材42が撓んで厚
さ方向に微小に変位する。この弾性部材42の微小の変
位により、接点シート41内部の導電性ワイヤ43を介
して被測定デバイス34の各端子34aと回路基板35
上の対応する各端子35aとの間が導通接続される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た図10乃至図12に示す従来の接点シート31,41
では、被測定デバイス34と接点シート31,41の間
にゴミが混入すると、ゴミ自体が邪魔となり、接点シー
ト31,41の導電部材(導電粒子33又は導電性ワイ
ヤ43)を介して被測定デバイス34の各端子34aを
測定用治具の回路基板35上の対応する端子35aと確
実に導通できないおそれがあった。
【0010】更に説明すると、図13に示すように、端
子34aとして外部にリード端子が導出された被測定デ
バイス34の場合では、リード端子34a部分がバネ性
を有するため、被測定デバイス34を接点シート31,
41に押圧した際のリード端子34aにかかる圧力が高
く、ゴミからリード端子34aが逃げてくれ、例えば1
00万回くらいの寿命を得ることができる。なお、図1
3では接点シート31の場合を図示しているが、接点シ
ート41の場合でも同様である。
【0011】これに対し、図11や図12に示すよう
に、端子34aを本体の裏面に複数備えた被測定デバイ
ス34の場合には、被測定デバイス34を接点シート3
1,41に押圧した際に電極34aにかかる圧力が低
く、ゴミから電極が逃げてくれないため、接点シート3
1,41の寿命が例えば数千〜数万回程度となり、寿命
の低下を招くという問題があった。
【0012】ところで、被測定デバイス34としての電
子部品は、電子部品を側面視したときに本体が弓なりに
反っていたり、端子の高さが異なっていたりしており、
個々にバラツキを有している。
【0013】この種のバラツキを有する電子部品を被測
定デバイスとして各種特性測定を行う場合、図11や図
12に示す従来の接点シート31,41では、被測定デ
バイス34を弾性部材32,42に押圧したときの弾性
部材32,42の撓みによる微小の変位量のみでストロ
ークを得ているため、被測定デバイス34の端子34a
の高さ方向に十分なストロークを確保することができな
い。このため、被測定デバイス34の各端子34aに高
さ方向にバラツキがある場合、そのバラツキを吸収する
ことができず、接点シート31,41を介して被測定デ
バイス34の全ての端子34aを回路基板35上の対応
する端子35aに導通させることができなかった。
【0014】また、被測定デバイス34の端子34aの
高さ方向のバラツキだけでなく、図14に示すように、
被測定デバイス34を側面視したときにデバイス本体が
弓なりに反っている場合でも、図11や図12の従来の
接点シート31,41では、十分なストロークが得られ
ないため、接点シート31,41を介して被測定デバイ
ス34の全ての端子34aを回路基板35上の対応する
端子35aに導通させることができなかった。
【0015】その結果、被測定デバイス34の端子34
aの一部と、回路基板35上の対応する端子35aとの
間に導通不良が生じ、正確な特性測定を行うことができ
なかった。
【0016】さらに、図12に示す従来の接点シート4
1では、被測定デバイス35を高い周波数で測定する場
合、被測定デバイス34の端子34aと回路基板35上
の対応する端子35aとの間を導通接続した際に、隣接
する導電性ワイヤ43との間が容量結合してしまい、被
測定デバイス34の高周波数測定を正確に行うことがで
きないという問題があった。
【0017】そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてな
されたものであり、十分なストロークを確保して被測定
デバイスの全ての端子と回路基板上の対応する端子との
間の導通をより確実に行うことができる接点シートおよ
びそれを用いた測定用治具を提供することを目的として
いる。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、被測定デバイス2の端子2a
と、該被測定デバイスの端子と対応して検査用の回路基
板4上に設けられる端子4aとの間を導通接続するため
に用いられる接点シート1において、前記被測定デバイ
スの端子と対応する位置および前記回路基板上の端子と
対応する位置のそれぞれに導通性を有する接点部11が
表裏に設けられた2枚のシート状からなる絶縁部材8
と、前記それぞれの接点部と対応する位置に貫通穴12
が形成され、前記2枚の絶縁部材の間に設けられ、前記
被測定デバイスの押圧により変形可能な可撓性を有する
弾性部材9と、前記弾性部材の前記貫通穴内に設けら
れ、少なくとも表面に導電性を有する2個以上の導通部
材10とを備えたことを特徴とする。
【0019】請求項2の発明は、被測定デバイス2の端
子2aと、該被測定デバイスの端子と対応して検査用の
回路基板4上に設けられる端子4aとの間を導通接続す
るために用いられる接点シート1において、前記被測定
デバイスの端子と対応する位置および前記回路基板上の
端子と対応する位置のそれぞれに導通性を有する接点部
11が表裏に設けられた2枚のシート状からなる絶縁部
材8と、前記それぞれの接点部と対応する位置に貫通穴
12が形成され、前記2枚の絶縁部材の間に設けられ、
前記被測定デバイスの押圧により変形可能な可撓性を有
する弾性部材9と、前記弾性部材の前記貫通穴内で前記
接点部の対面する面に互いに摺動可能にされ、前記絶縁
部材に形成された少なくとも表面に導電性を有する導通
部材10とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項3の発明は、被測定デバイス2の端
子2aと、該被測定デバイスの端子と対応して検査用の
回路基板4上に設けられる端子4aとの間を導通接続す
るために用いられる接点シート1において、前記被測定
デバイスの端子と対応する位置および前記回路基板上の
端子と対応して位置する導電性を有する導通部材10
と、前記導通部材の一部が表裏面から露出するように該
導通部材と一体に設けられ、前記被測定デバイスの押圧
により変形可能な可撓性を有する弾性部材9とを備えた
ことを特徴とする。
【0021】請求項4の発明は、請求項1又は3の接点
シートにおいて、前記導通部材10は、少なくとも表面
に導電性を有する球状部材からなることを特徴とする。
【0022】請求項5の発明は、請求項1又は3の接点
シートにおいて、前記導通部材10は、少なくとも表面
に導電性を有し、かつ径が異なる2個又は3個の球状部
材からなることを特徴とする。
【0023】請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか
に記載の接点シート1と、前記被測定デバイス2に前記
接点シートを押圧したときに該接点シートの接点部11
を介して前記被測定デバイスのそれぞれの端子2aと導
通接続される複数の端子4aを有する回路基板4が搭載
された治具本体3aと、前記回路基板の各端子と前記被
測定デバイスの各種測定を行うための特性測定装置との
間を前記回路基板上の配線パターンを介して電気的に接
続するために前記治具本体に設けられたコネクタ部5と
を備えたことを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明による接点シートが
装着された測定用治具の斜視図、図2は本発明による第
1実施の形態の接点シートの平面図、図3および図4は
図2の接点シートの部分拡大断面図であり、被測定デバ
イスの各端子と回路基板上の対応する各端子との間を導
通させるときの動作図、図5乃至図9は本発明による接
点シートの他の実施の形態を示す部分拡大断面図であ
る。
【0025】以下に説明する本例の接点シート1(1A
〜1D)は、図1に示すように、被測定デバイス(被測
定物)2の各種特性測定を行う際に、被測定デバイス2
と不図示の特性測定装置との間を電気的に接続して導通
を図るための測定用治具3に装着して使用されるもので
ある。なお、図1では、測定用治具3として、図3に示
す構成の接点シート1Aが装着されたものを代表して図
示している。
【0026】測定用治具3は、図1に示すように、被測
定デバイス2の各種特性測定を行うための検査用の回路
基板4が矩形状の本体3a上に搭載される。回路基板4
上には、被測定デバイス2の各端子2aに対応して複数
の端子4aが形成されている。また、各端子4aは、回
路基板4上に形成された所定の回路パターンにそれぞれ
配線接続されている。
【0027】なお、図3および図4には被測定デバイス
2の端子2aを2つのみ図示したが、本例の接点シート
1を装着した測定用治具3は、電極が格子状に配置され
た高周波デバイス(例えば0.3mmのピッチで縦4×
横4の格子状に配置された被測定デバイス2)の各種特
性測定に使用可能なものである。
【0028】回路基板4上の各端子4aは、本体3aの
両側面に対向して設けられるコネクタ部5に不図示の配
線パターンを介して電気的に接続されている。コネクタ
部5には、被測定デバイス2の各種特性を測定するため
の不図示の特性測定装置が電気的に配線接続される。ま
た、回路基板4上には、後述する接点シート1の位置決
め穴13が挿通されて接点シート1を位置決めするため
の位置決めピン6が設けられている。さらに、位置決め
ピン6の形成位置と対称に位置する回路基板4上の角隅
部分の対角位置には、接点シート1を回路基板4にネジ
止めにより固定するためのネジ挿通用の取付穴7が形成
されている。
【0029】次に、図2乃至図9に基づいて本例の接点
シート1の各実施の形態の構成について説明する。
【0030】第1実施の形態の接点シート1(1A)
は、図2乃至図4に示すように、絶縁部材8、弾性部材
9、導通部材10を備えて概略構成される。
【0031】絶縁部材8は、2枚の絶縁シート8A,8
Bで形成される。絶縁シート8A,8Bは、弾性部材9
を上下から挟み込むように所定の間隙をおいて対向配置
される。各絶縁シート8A,8Bには、導通性を有する
コンタクトポイントとしての接点部11が設けられてい
る。接点部11は、例えば円柱形状に形成され、被測定
デバイス2の各端子2aに対応した位置にそれぞれ設け
られる。また、被測定デバイス2側に位置する接点部1
1Aは、先端部分が三角錘形状をなしており、ゴミが混
入したときにゴミを接点部11Aの先端部分に止まりに
くくさせている。
【0032】なお、図2乃至図4に示す接点シート1A
では、回路基板4側に位置する接点部11Bの先端部分
を平坦面としているが、接点部11Aと同様に三角錘形
状としてもよい。また、接点シート1A内等の導通部材
10と接する接点部11A,11Bの先端部分を三角錘
形状としてもよい。
【0033】弾性部材9は、ゴムや樹脂などの可撓性を
有する部材で形成され、2枚の絶縁シート8A,8Bの
間に設けられる。この弾性部材9には、絶縁シート8
A,8Bの接点部11A,11Bと対応する位置に貫通
穴12が形成されている。
【0034】導通部材10は、少なくとも表面に導電性
を有する部材、例えば電気特性に優れた金属、導電性ゴ
ムなどで形成され、弾性部材9の貫通穴12内に2個以
上設けられる。
【0035】図2乃至図4に示す接点シート1Aでは、
径の異なる大小2個の金属球10A,10Bで導通部材
10が構成される。具体的数値を示すと、例えば金属球
10Aが120μmの径で形成され、金属球10Bが8
0μmの径で形成される。
【0036】そして、径の異なる大小2個の金属球10
A,10Bで導通部材10を構成した場合、2個の金属
球10A,10Bの径の差が大きい方が接点シート1A
を元の位置(被測定デイバス2を接点シート1Aに押圧
する前の位置)に戻す復帰力が強く、小さい金属球10
Bの径によって接点シート1Aのストローク(移動量)
が決まる。
【0037】接点シート1Aには、回路基板4の2箇所
の位置決めピン6にそれぞれ対応して位置決め穴13が
形成されている。接点シート1Aは、各位置決め穴13
が回路基板4の対応する位置決めピン6に挿通される
と、接点シート1Aの各接点部11Bが回路基板4上の
対応する各端子4aと接触して位置決めされる。
【0038】また、接点シート1Aは、各位置決め穴1
3を回路基板4の対応する位置決めピン6に挿通して位
置決めした状態で回路基板4の取付穴7にネジを締着す
ることにより回路基板4に固定される。
【0039】次に、第2実施の形態の接点シート1B
(1)は、図5および図6に示すように、貫通穴12内
に設けられる導通部材10が径の異なる大小3個の金属
球10A,10B,10Cで構成され、金属球10Bと
金属球10Cが金属球10Aよりも小径の同一径で形成
される。具体的数値を示すと、例えば金属球10Aが1
20μmの径で形成され、金属球10B,10Cが80
μmの径で形成される。その他の構成については、上述
した第1実施の形態の接点シート1Aと同一である。
【0040】図5および図6に示す接点シート1Bを採
用した構成では、被測定デバイス2により接点シート1
Bが上方から押圧されると、被測定デバイス2の各端子
2aを回路基板4上の対応する端子4aに導通接続させ
るための経路が複数存在する。具体的には、接点部11
A→金属球10A→金属球10B→接点部11Bの経
路、接点部11A→金属球10A→金属球10C→接点
部11Bの経路、接点部11A→金属球10A→金属球
10A,10B→接点部11Bの経路が存在する。これ
により、被測定デバイス2により接点シート1Bが上方
から押圧された際、被測定デバイス2の各端子2aと回
路基板4上の対応する端子4aとの間の導電性の安定を
増すことができる。
【0041】また、接点シート1Bを採用した構成で
は、被測定デバイス2の各種特性測定が終了して被測定
デバイス2による押圧が解除されると、貫通穴12内の
小さい径の2つの金属球10B,10Cが元の位置に戻
ろうとして同等の復帰力が働く。そして、大きい径の金
属球10Aが金属球10B,10Cの復元力により両側
から上方に押し上げられるので、接点シート1Bを元の
位置までより確実に復帰させることができる。
【0042】次に、第3実施の形態の接点シート1C
(1)は、図7および図8に示すように、接点部11
A,11Bに導通部材10が一体形成されたものであ
る。図7および図8の例の導通部材10は、一つの端子
につき、2個の円錐形状の導電性部材で構成される。こ
の2個の導通部材10は、弾性部材9の貫通穴12内で
絶縁シート8A,8Bの接点部11A,11Bの対面す
る面に例えばメッキにより一体に形成されており、円錐
形状の頂点(中心位置)がずれて位置し、接点シート1
Cに対して被測定デバイス2が押圧されたときに、絶縁
部材8の押圧によって貫通穴12内で摺動するようにな
っている。
【0043】図7および図8に示す接点シート1Cを採
用した構成では、仮に導通部材10が接点部11から取
れてしまっても、対向する導通部材10との間の斜面同
士が貫通穴12内で摺動して動作させることができる。
【0044】次に、第4実施の形態の接点シート1D
(1)は、第1実施の形態の接点シート1Aにおける接
点部11A,11Bを有する絶縁シート8A,8Bが無
い構造である。この接点シート1Dは、図9(a),
(b)に示すように、導電性を有する導通部材10の一
部が表裏面から露出するように導通部材10が可撓性を
有する弾性部材9に一体に設けられ、被測定デバイス2
の各端子2aおよび回路基板4上の各端子4aと対応し
て導通部材10が位置している。
【0045】具体的に、図9(a),(b)の例では、
シリコンゴムを弾性部材9として用い、導通部材10と
して径の異なる大小2個の金属球10A.10Bが弾性
部材9内に一括成形され、金属球10A,10Bの一部
が弾性部材9の表裏面から露出している。この構成によ
れば、被測定デバイス2が上方から接点シート1Dに押
し付けられると、被測定デバイス2の押圧により接点シ
ート1Dが横方向に摺動しつつ厚さ方向に変位する。こ
れにより、大小2個の金属球10A,10Bが相反する
方向に移動し、被測定デバイス2の各端子2aと回路基
板4上の対応する端子4aとの間が接点シート1Dの導
通部材10(10A,10B)を介して導通する。
【0046】なお、図9(a),(b)の接点シート1
Dでは、導通部材10として径の異なる大小2個の金属
球10A,10Bが弾性部材9としてのシリコンゴムに
設けられているが、導通部材10として同径の金属球を
用いてもよい。また、導通部材10としては、少なくと
も表面に導電性を有していればよく、金属球に限定され
ず、導電性ゴム(球状)を用いてもよい。さらに、導通
部材10は、2個に限らず、1個又は3個用いてもよ
い。
【0047】次に、上述した接点シート1を測定用治具
3に装着して被測定デバイス2の各端子2aと回路基板
4上の対応する各端子4aとの間を導通接続し、被測定
デバイス2の測定を行う場合の動作について説明する。
ここでは、第1実施の形態の接点シート1Aを用いた場
合を例にとって説明する。
【0048】まず、測定用治具3の回路基板4上の位置
決めピン6に接点シート1Aの位置決め穴13を挿通し
て位置決めする。その後、回路基板4の取付穴7からネ
ジ止めし、回路基板4に接点シート1Aを固定する。こ
の状態で、接点シート1Aの裏面側の各接点部11B
は、回路基板4の対応する各端子4aに押圧接触してい
る。
【0049】次に、被測定デバイス2の各端子2aが接
点シート1Aの表面側の各接点部11Aと一致するよう
に接点シート1Aの上から被測定デバイス2を押圧す
る。この接点シート1Aに対する被測定デバイス2の押
圧により、2枚の絶縁シート8A,8Bの弾性部材9に
密着した後、接点シート1Aが厚さ方向に微小に変位す
る。
【0050】すなわち、接点シート1Aの各接点部11
A,11Bが弾性部材9の貫通穴12内に設けられた2
個の金属球10A,10Bを押圧し、2個の金属球10
A,10Bが互いに弾性部材9の横方向(幅方向、長さ
方向)に逃げて貫通穴12を横に押し広げる。これによ
り、弾性部材9が厚さ方向に変位する。
【0051】なお、図面上では表現されていないが、本
例の接点シート1Aの変位量の具体的数値例を示すと、
弾性部材9が撓む前の上下接点間の厚さ(図3のL)を
0.5mmとすると、弾性部材9の撓み後は0.4mm
となる。
【0052】そして、以上の動作により、被測定デバイ
ス2の各端子2aが接点シート1Aの2個の金属球10
A,10Bを介して回路基板4上の対応する各端子4a
と導通接続される。
【0053】被測定デバイス2の特性測定が終了し、接
点シート1Aに対する被測定デバイス2の押圧が解除さ
れると、貫通穴12を横に押し広げた金属球10A,1
0Bが元の位置に戻ろうとする復帰力が働く。その際、
径の小さい金属球10Bの中心が径の大きい金属球10
Aの中心よりも低い位置にあるため、金属球10Bの復
帰力によって金属球10Aが上方に押し上げられる。そ
の結果、図3に示すように、弾性部材9および2枚の絶
縁シート8A,8Bが元の位置に戻る。
【0054】このように、本例の接点シート1(1A〜
1D)およびそれを用いた測定用治具3によれば、被測
定デバイスの各端子と検査用の回路基板上の対応する各
端子との間を導通接続させるにあたって、従来の構成よ
りも安定した接圧で大きなストロークが得られるので、
被測定デバイス2のばらつき(端子高さのばらつき、本
体の反りなど)が生じていても、被測定デバイス2の全
ての端子2aと回路基板4上の対応する端子4aとの間
の導通をより確実なものとすることができる。これによ
り、被測定デバイス2の各種特性測定を正確に行うこと
ができる。
【0055】特に、第1又は第2実施の形態の接点シー
ト1A(又は1B)を採用した構成では、接点シート1
A(又は1B)が被測定デバイス2により押圧される
と、弾性部材9の貫通穴12内で金属球10A,10B
(又は10A〜10C)が貫通穴12を横方向に押し広
げるように逃げるので、被測定デバイス2の各端子2a
に対する接点部11の接圧をより安定させることができ
る。
【0056】また、被測定デバイス2として、電極が細
かいピッチで格子状に配置された高周波デバイスの測定
も可能となる。
【0057】各実施の形態の接点シート1(1A〜1
C)は、被測定デバイス2の各端子2aが接触する接点
部11Aの先端部分を錘形状としたので、被測定デバイ
ス2と接点シート1との間にゴミが混入した場合、接点
部11Aにゴミが止まるのを低減することができる。
【0058】特に、第1又は第3実施の形態の接点シー
ト1A又は1Dを採用した構成では、被測定デバイス2
の押圧により接点シート1が横方向に摺動しつつ厚さ方
向に変位するので、被測定デバイス2と接点シート1と
の間にゴミが混入した場合、接点部11Aの先端形状
(錘形状)との相乗効果により、ゴミがより除去されや
すくなり、ゴミに対して強くすることができる。
【0059】導通部材10として大小径の異なる2個又
は3個の球部材(金属球や導電性ゴム球)を使用した場
合、被測定デバイス2の押圧により球部材が完全に押し
込まれたとき、貫通穴12内において径の小さい球部材
が径の大きい球部材の下に潜り込み、径の小さい球部材
が径の大きい球部材を押し上げる関係になるので、接点
シートを安定して元の位置まで復帰させることができ
る。
【0060】ところで、上述した各実施の形態では、接
点シートの接点部が円柱形状であるものとして説明した
が、円柱形状に限らず、角柱形状でもよい。
【0061】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、従来の構成よりも安定した接圧で大きなストロ
ークが得られるので、被測定デバイスのばらつき(端子
高さのばらつき、本体の反りなど)が生じていても、被
測定デバイスの全ての端子と回路基板上の対応する端子
との間の導通をより確実なものとすることができる。こ
れにより、被試験デバイスの各種特性測定を正確に行う
ことができる。
【0062】また、被測定デバイスとして、電極が細か
いピッチで格子状に配置された高周波デバイスの測定も
可能となる。
【0063】被測定デバイスの押圧により接点シートが
横方向に摺動しつつ厚さ方向に変位構成によれば、被測
定デバイスと接点シートとの間にゴミが混入しても、ゴ
ミが除去されやすくなり、ゴミに対して強くすることが
できる。
【0064】導通部材として大小径の異なる2個又は3
個の球部材(金属球や導電性ゴム球)を使用した構成に
よれば、被測定デバイスの押圧により球部材が完全に押
し込まれたとき、貫通穴内において径の小さい球部材が
径の大きい球部材の下に潜り込み、径の小さい球部材が
径の大きい球部材を押し上げる関係になるので、接点シ
ートを安定して元の位置まで復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による接点シートが装着された測定用治
具の斜視図、図2は、図3および図4は図2の、図4乃
至図9は本発明による接点シートの他の実施の形態を示
す部分拡大断面図
【図2】本発明による第1実施の形態の接点シートの平
面図
【図3】図2の接点シートの部分拡大断面図であり、被
測定デバイスの各端子と回路基板上の対応する端子との
間を導通させる前の状態を示す図
【図4】図2の接点シートの部分拡大断面図であり、被
測定デバイスの各端子と回路基板上の対応する端子との
間を導通させた状態を示す図
【図5】本発明による第2実施の形態の接点シートの部
分拡大断面図であり、被測定デバイスの各端子と回路基
板上の対応する端子との間を導通させる前の状態を示す
【図6】本発明による第2実施の形態の接点シートの部
分拡大断面図であり、被測定デバイスの各端子と回路基
板上の対応する端子との間を導通させた状態を示す図
【図7】本発明による第3実施の形態の接点シートの部
分拡大断面図であり、被測定デバイスの各端子と回路基
板上の対応する端子との間を導通させる前の状態を示す
【図8】本発明による第3実施の形態の接点シートの部
分拡大断面図であり、被測定デバイスの各端子と回路基
板上の対応する端子との間を導通させた状態を示す図
【図9】(a)本発明による第4実施の形態の接点シー
トの部分拡大断面図であり、被測定デバイスの各端子と
回路基板上の対応する端子との間を導通させる前の状態
を示す図 (b)被測定デバイスの各端子と回路基板上の対応する
端子との間を導通させた状態を示す図
【図10】従来の接点シートの構成を示す図であり、被
測定デバイスの各端子と回路基板上の対応する端子との
間を導通させる前の状態を示す図
【図11】図10の接点シートであって、被測定デバイ
スの各端子と回路基板上の対応する端子との間を導通さ
せた状態を示す図
【図12】従来の接点シートの他の構成を示す図であっ
て、被測定デバイスの各端子と回路基板上の対応する端
子との間を導通させた状態を示す図
【図13】被測定デバイスの端子がリード端子の場合の
従来の接点シートによる導通状態を示す図
【図14】従来の接点シートを採用した際に、被測定デ
バイスの本体が反っている場合の問題を説明するための
【符号の説明】
1(1A〜1D)…接点シート、2…被測定デバイス、
2a…端子、3…測定用治具、4…検査用の回路基板、
4a…端子、5…コネクタ部、8…絶縁部材、8A,8
B…絶縁シート、9…弾性部材、10…導通部材、10
A,10B,10C…金属球、11(11A,11B)
…接点部、12…貫通穴。
フロントページの続き Fターム(参考) 2G003 AA07 AG03 AG12 AG16 AH05 AH07 2G011 AA09 AA15 AA21 AB02 AB06 AB08 AC13 AC14 AC32 AE22 AF06 AF07 2G132 AF07 AL03 AL11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定デバイス(2)の端子(2a)
    と、該被測定デバイスの端子と対応して検査用の回路基
    板(4)上に設けられる端子(4a)との間を導通接続
    するために用いられる接点シート(1)において、 前記被測定デバイスの端子と対応する位置および前記回
    路基板上の端子と対応する位置のそれぞれに導通性を有
    する接点部(11)が表裏に設けられた2枚のシート状
    からなる絶縁部材(8)と、 前記それぞれの接点部と対応する位置に貫通穴(12)
    が形成され、前記2枚の絶縁部材の間に設けられ、前記
    被測定デバイスの押圧により変形可能な可撓性を有する
    弾性部材(9)と、 前記弾性部材の前記貫通穴内に設けられ、少なくとも表
    面に導電性を有する2個以上の導通部材(10)とを備
    えたことを特徴とする接点シート。
  2. 【請求項2】 被測定デバイス(2)の端子(2a)
    と、該被測定デバイスの端子と対応して検査用の回路基
    板(4)上に設けられる端子(4a)との間を導通接続
    するために用いられる接点シート(1)において、 前記被測定デバイスの端子と対応する位置および前記回
    路基板上の端子と対応する位置のそれぞれに導通性を有
    する接点部(11)が表裏に設けられた2枚のシート状
    からなる絶縁部材(8)と、 前記それぞれの接点部と対応する位置に貫通穴(12)
    が形成され、前記2枚の絶縁部材の間に設けられ、前記
    被測定デバイスの押圧により変形可能な可撓性を有する
    弾性部材(9)と、 前記弾性部材の前記貫通穴内で前記接点部の対面する面
    に互いに摺動可能にされ、前記絶縁部材に形成された少
    なくとも表面に導電性を有する導通部材(10)とを備
    えたことを特徴とする接点シート。
  3. 【請求項3】 被測定デバイス(2)の端子(2a)
    と、該被測定デバイスの端子と対応して検査用の回路基
    板(4)上に設けられる端子(4a)との間を導通接続
    するために用いられる接点シート(1)において、 前記被測定デバイスの端子と対応する位置および前記回
    路基板上の端子と対応して位置する導電性を有する導通
    部材(10)と、 前記導通部材の一部が表裏面から露出するように該導通
    部材と一体に設けられ、前記被測定デバイスの押圧によ
    り変形可能な可撓性を有する弾性部材(9)とを備えた
    ことを特徴とする接点シート。
  4. 【請求項4】 前記導通部材(10)は、少なくとも表
    面に導電性を有する球状部材からなることを特徴とする
    請求項1又は3記載の接点シート。
  5. 【請求項5】 前記導通部材(10)は、少なくとも表
    面に導電性を有し、かつ径が異なる2個又は3個の球状
    部材からなることを特徴とする請求項1又は3記載の接
    点シート。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れかに記載の接点シー
    ト(1)と、前記被測定デバイス(2)に前記接点シー
    トを押圧したときに該接点シートの接点部(11)を介
    して前記被測定デバイスのそれぞれの端子(2a)と導
    通接続される複数の端子(4a)を有する回路基板
    (4)が搭載された治具本体(3a)と、 前記回路基板の各端子と前記被測定デバイスの各種測定
    を行うための特性測定装置との間を前記回路基板上の配
    線パターンを介して電気的に接続するために前記治具本
    体に設けられたコネクタ部(5)とを備えたことを特徴
    とする測定用治具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011252773A (ja) * 2010-06-01 2011-12-15 Shinko Electric Ind Co Ltd 半導体検査装置及びその製造方法
JP2012520461A (ja) * 2009-03-10 2012-09-06 ジョンステック インターナショナル コーポレーション マイクロ回路テスタ用の導電ピン
US10073117B2 (en) 2010-03-10 2018-09-11 Johnstech International Corporation Resilient interposer with electrically conductive slide-by pins as part of a microcircuit tester
US10877090B2 (en) 2010-09-07 2020-12-29 Johnstech International Corporation Electrically conductive pins for microcircuit tester

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